JP6193125B2 - リトラクションシステム - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に、人間医学、獣医学又は歯科医学においてアクセス路を構成するためのリトラクションシステムに関する。
外科的なアクセス路の開放を維持するために、種々のリトラクション器具が使用されるが、これら器具では、張力によって手術用アクセス路を生成するために、リトラクタ要素、例えば開創器が、切開部に挿入される。リトラクタ要素としては、例えば、開放したアクセス路の向かい合う側面を引き離すホフマンフックが知られている。この場合、特に、患者の恒常的な固定を十分に保証することに問題がある。このため、開放部をホフマンフックによって引き離す少なくとも一人のアシスタントが必要になる。
別の問題は、手術が長く続いた場合に、継続時間の増加と共に、アシスタントによる不随意運動のリスクが高まり、これが、更にまた新たな固定を必要としたり、場合によっては手術経過への作用をも有したりすることがあることによって、生じる。加えて、別の本質的な欠点は、執刀医に対して時々手術の場へのアクセス性と視界と照明を制限し、これが、手術の進行を本質的に妨害することから、生じる。
この理由から、既に、リトラクタ要素と関係してリトラクションシステムを構成する種々の、部分的に非常に費用をかけるべき保持システムが知られている。種々のリンケージによってリトラクタ要素を保持固定する非常に複雑なリトラクションシステムが知られている。しかしながら、これらリトラクションシステムは、いずれにしても使用可能でなく、時々手術の場を望ましくないことに制限する。
国際公開第94/06354号パンフレット(特許文献1)には、四肢用のリトラクションシステムが記載されているが、この四肢用のリトラクションシステムは、その一端にそれぞれ1つのリトラクションのためのフックを備える2つのベルトから成る。この場合、両ベルトは、脚部を有し、それぞれ1つのベルトが切開部から出発して脚部の周囲を環状に案内されるようになっている。脚部の下側に、両ベルトは、締付け装置を介して互いに係合している。これにより、開放された組織を広げる環状に作用する張力がもたらされ、張力の段階的な適合が、締付け装置によって行なわれる。
前記リトラクションシステムの欠点は、金属材料の使用により手術中のレントゲンが著しく困難にされ、これが、特に手術領域では望ましくない。
更に、前記リトラクタは、例えば手術中のレントゲン撮影又は脚部の運動マニピュレーションを可能にするために、手術下で取り外し、再び取り付けなければならない。従って、規則的に新たな固定が必要である。これにより、一方では、手術時間が延び、患者に対する感染の危険も高まる。更に、取付けを繰り返す時に組織が傷つけられることもある。
加えて、公知のシステムは、その使用後には、別の手術のために使用できるように、清掃及び殺菌プロセスを受けなければならない。これによっても、このようなシステムを使用する場合は感染の残されたリスクがあるが、それは、この場合、生じ得る問題が生じることがあるからである。加えて、システムを費用をかけて構成した場合、システム全体を殺菌するとの問題があり、これが、形状と、しばしば大きさとに基づいて問題になる。
国際公開第94/06354号パンフレット
従って、本発明の課題は、種々の手術の場に対して適応可能に使用可能で、前記欠点を克服するリトラクションシステムを提供することにある。
この課題は、請求項1によるリトラクションシステムによって解決される。有利な形成は、従属請求項に記載されている。
本発明により、X線透過性の材料から形成され、自己支持的に又は少なくとも部分的に可撓性に形成されているか、自己支持的で少なくとも部分的に可撓性に形成されている、それぞれの体の部分に配設され、少なくともフック状のリトラクタ要素と、このリトラクタ要素を体の部分に固定するための保持手段とを有するリトラクションシステムを提案する。可撓性は、可撓性の要素又は可撓性の部分が、リトラクションによって、リトラクションさせるべき組織に密着するように作用することを生じさせる。
提案したリトラクションシステムは、自己支持的な患者への固定と、可撓特性の両方に関係して、X線透過性の材料の使用を許容するので、手術中に、レントゲン検査が実施可能である。更に、本発明によるリトラクションシステムによって与えられる手術の場の固定を、手術下でのレントゲン中に行なうことができ、従って、さもなければ必要な新たな固定が不要になる。
ここで、実現したリトラクションシステムの安定化と、リトラクションのために現在加えるべき保持力とが、外部介入なしで実現され、これが、インサイチュで、適用分野にとっては一般的な、個人的に特別な実状に応じた体で実現されることを、自己支持的であると理解すべきである。リトラクションシステムが受ける力は、リトラクションのために必要な張力を担い、システム自体を安定化させるために十分な大きさである。これに応じて、このように自主的に作用するリトラクションシステムは、種々の体の部分の要求にも、患者の特別な体の条件及び手術における要求にも、適合させることができる。更に、取り扱うべき体の部分での固定は、解剖学的な実状にインサイチュで適合させて、行なうことができる。
自己支持的な機能方式は、体の部分と手術条件によって制限されない、又は、僅かな範囲でリトラクションシステムによって制限された体の部分の運動の自由を許容するので、例えば、リトラクション状態での可動性テストを行なうことができる。
それぞれの体の部分とその寸法への自主的な適合は、リトラクションシステムが自己支持的であるので、異なるように行なうことができる。多くの場合、体の部分は、環状に把持することができ、システム自身によって加えられる保持力は、また、環状の把持から生じる半径方向の力の成分に基づいて、強化することができる。補足的に、特別な形成により、隣接する体の部分への結合も可能である。更に、リトラクションシステムは、係合の形式が必要とされる場合に協働を達成するために外部構造物への結合も許容する。
自己支持的な特性に対して補足的又は選択的に、リトラクションシステムは、少なくとも部分的に可撓性に形成されており、しかも、少なくとも該当するリトラクタ要素と、使用される機能要素に応じて更にその部分とが、リトラクションによって、リトラクションさせるべき組織に密着するようになっている。X線透過性の材料と自己支持的及び/又は可撓特性との結合は、リトラクションシステムが既存のシステムよりも多く体の部分に付設されることによって、手術の経過中の取扱い性も改善する。
該当する要素及び部分の適当な形態によって、これら要素及び部分は、インサイチュで手術の場と解剖学的な実状に自ら密着するように使用することができる。X線透過性の材料の使用と関係して、可撓特性は、それぞれの適用例とこれに結び付いた力の状況に非常に適切に適合可能である。これは、材料の選択及び/又は要素又は部分の形状により、手術の場における所望の密着と、異なった手術の場のための自ら最適化をするリトラクションとが、例えば大きさ、広げるべき組織及び患者、例えばたくましい患者及びそれほどたくましくない患者に関して、達成可能であるように、行なうことができる。
加えて、前記要素の可撓密着特性は、公知の剛性を有するリトラクタと比べて、手術の場の良好な開放を生じさせる。組織を広げる以外に、可撓性及び密着性の要素によって、取り囲んでいる組織が押さえられる。加えて、リトラクタ要素の使用に応じて、手術の場の体の部分も、例えば骨を持ち上げるように、良好に位置決め及び/又は固定することができる。その結果、執刀医のためのアクセス路は、明らかに改善することができる。
更に、リトラクションシステムの密着性の特性とそれぞれの状況への適合能力は、組織に対するストレスを回避できるとのことを生じさせる。可撓性の要素によって、組織に作用する負荷が仲介されることによって、例えば、押潰し又は引裂きを防止することができる。
形成に応じて、リトラクションシステムは、モジュール式に、互いに最も異なるように組合せ可能な種々の要素から構成されている。リトラクションシステムは、機能要素を有し、これら機能要素は、非常に異なるように互いに組合せ可能で、最も異なる体の部分に対する手術の場への適合を許容し、必要なリトラクションを担う。加えて、リトラクションシステムは、機能要素の互いの結合を自己支持的に実現するロック要素及び閉鎖要素を有する。このため、各機能要素は、少なくとも1つのロック要素又は閉鎖要素を備える。機能要素と、ロック要素及び閉鎖要素(これらの内の少なくとも一方を各機能要素が備える)とから成るこの基本的なシステムは、大きな範囲で変化する解剖学的な実状に応じてシステムの可変性が最大に可能であるものにおいて個々の部品の最小化を許容する。
従って、リトラクションシステムの本質的な要素は、アクセス路の開放を保証する基本的な機能要素であるリトラクタ要素と、ロック要素及び閉鎖要素であり、ロック部材に直接係合する、ロック要素に対する相手部材が、閉鎖要素と称される。少なくともロック要素は、場合によっては両方とも、自己支持的に形成され、システム全体の重なり合う種々の要素の、例えば重なり合うリトラクタ要素の又は他の要素との、摩擦係合式の結合を可能にする。
リトラクタ要素のロック要素又は閉鎖要素との結合は、実施例で以下で詳細に説明するように、リトラクタ要素の組立て時の、その作用方向の、即ちリトラクション方向の変位能力を生じさせる。これは、特にモジュール式に組み立てられたリトラクションシステムと関係して、インサイチュでの解剖学的な実状に応じたリトラクションの調整能力を明らかに改善する。
ホフマンに似たフック、全ての長さ及び幅がランゲンベックに似たフック、シャープな、尖った、切頭型のフック及びロウクスフックのような普通に知られたリトラクタ以外のリトラクタ要素として、その形態及び作用方式が専用の適用のために設計されたフックも、モジュール式のシステムによって支援を受けて使用することができる。リトラクタ要素は、例えば照明の支援を有するように形成することもできる。
モジュール式コンセプトのシステム全体の別の機能要素は、以下のものがある:
−手術下での必要に応じてリトラクションシステムの広範囲の長さ適合を可能にする延長要素と、
−安定化及び位置固定のために、隣接して配設される機能要素間、特に隣接したリトラクタ要素間に使用される横方向結合要素と、
−アクセス路の非対称の開放時の角度補正もしくは長さ補正を可能にする補正要素と、
−解剖学的に適合させた機能要素として、アクセス路の領域内の解剖学的な実状へのリトラクションシステムの適合を可能にする特殊な成形要素と、
−他の器具及び装置との組合せを保証するアダプタ要素と、
である。
別の機能要素が統合可能である。統合した及び/又は別個のロック要素及び閉鎖要素によって、機能要素は、種々の機能を実現するために互いに組合せ可能である。
従って、安定化及び位置固定のために、隣接して配設されるリトラクタ間に使用される横方向結合要素が、ロック要素及び/又は閉鎖要素を、延長要素に関して既に説明したように、種々の可能な組合せで備える。これは、隣接するリトラクタ間の共通の引張り方向でのコーディネートしたリトラクションを保証するために、特に有利である。
例えばジョイント領域にリトラクションシステムを使用する際の角度及び長さに関して、例えば弾性的な機能要素によるシステム全体又は個々の構成要素の形状的な適合を達成するために、補正要素が使用される。これにより、リトラクションシステムの手術領域への最適な適合が保証され、これが、患者の負荷を軽減しつつ改善されたリトラクション作用を可能にする。リトラクションシステムの隣接する機能要素に対する結合も、ロック要素及び閉鎖要素を介して行なうことができる。
前記リトラクションシステムを付加的に支援するために、解剖学又はアクセス路に適合させた特殊な要素が使用される。この場合、例えば手首関節支持台のようなシャーレ状の機能要素又は例えば指の上に差し込まれる装置のような別個の保持要素が設けられている。これは、隣接する四肢の固定を行なう又はこれをリトラクションシステムの保持装置に統合するために、特に有利である。成形要素の形成を許容する限り、その、リトラクションシステムの隣接する機能要素に対する結合も、ロック要素及び閉鎖要素を介して、選択的に例えば補正要素又は延長要素を挿入して行なうことができる。
前記のように、リトラクションシステムを、吸引用の装置、内視鏡器具、プローブ、点滴チューブ、レントゲンマーキング、光学システム、照明手段、ナビゲーション補助具、ガイド又はゲージもしくはそれ以外の用具のような他の器具の保持及び案内のために利用する、又は、他の固定システムと連結するアダプタ要素が設けられている。この場合、本発明によるリトラクションシステムは、別の器具のための保持装置として機能するために、アダプタ要素によって利用される。これにより、手術領域における器具の適切なガイドを保証することができ、これが、最終的に、開放した手術領域の改善されたアクセス性を可能にする。アダプタ要素も、オプションで、ロック要素及び閉鎖要素を介してシステムと結合することができる。
モジュール式のリトラクションシステムの別の利点は、公知のシステムとは違って、無菌の要素と無菌でない要素間を分離できることによって生じるが、それは、手術フィールドと接触しているシステムの要素しか無菌に保つ必要がないからである。これは、規則的に少なくともリトラクタ要素となる。例えばアダプタ要素又は延長要素や、付属の又は付設すべきロック要素及び閉鎖要素のような他のものは、無菌でない範囲に入っていてもよい。無菌に要素と無菌でない要素間の分離は、手術範囲に応じてほぼ自由に選択可能である。従って、システムの完成は、時間的にも、無菌性や、別の手術装備との結合の可能性に関しても要求に柔軟に適合させることができる。
加えて、閉鎖要素、ロック要素又は種々の機能要素が可撓性に形成されている限り、手術中の種々の要素の良好な結合の可能性が生じるが、これは、特にモジュール式のリトラクションシステムにとって有利である。
本発明の別の形成では、前記可撓性の要素又は要素部分が、弾性を有するように形成されている。1つ又は複数の要素又はその部分の弾性特性は、この要素及び部分が、除荷後に再びその初期形態を占め、リトラクションのために必要な力と自己支持システムを支援する予荷重を備えることができるとのことを生じさせる。更に、弾性的な要素の予荷重が利用可能で、手術フィールド内での力の状況への、従って露出させるべき体の部分へのアクセス性への適合が、前記のように更に改善されるとのことが加わる。
どのような要素が、可撓特性又はオプションの弾性特性を備えるべきかは、本質的に手術フィールドに依存する。前記、広げること以外の別の可能な効果のどれを達成すべきかに応じて、それは、1つ又は複数のリトラクタ要素又は1つ又は複数の機能要素もしくはその部分だけであるか、これらを種々に組み合わせたものであるかのいずれかである。リトラクタ要素が可撓性もしくは弾性を有する場合、その使用時に、組織及び骨に対する力の状況に良好に適合させた形態が得られる。改善されたリトラクション効果を達成するフック形態及び/又はレバー形態が得られる。リトラクションシステムがモジュール式に構成されている場合、与えられた状況へのリトラクションシステムの適合は、その時に行なうことができる。
本発明の別の実施形態では、リトラクションシステムの機能要素、特にリトラクタ要素が、ベルト状の端部を備え、このベルト状の端部が、閉鎖要素として使用され、自己支持的なロック部分によって摩擦係合式に結合される。
ベルト状の端部は、ロック要素と関係して、手術条件下での簡単な取扱い、ロック要素に対する種々の結合の可能性、加えて、殺菌に関する簡素化も可能にする構造的に簡単な構造物を許容する。加えて、ベルト状の端部は、本発明の形成に応じて、自由に選択可能な大きい範囲にわたる無段階の長さ調整を許容する。この無段階の調整は、ロック要素内でのベルトの締付けを介して得ることができる。
ロック要素及び閉鎖要素は、前記のように自己支持的に形成されており、以下で詳細に説明する種々の構成形態が可能である。挿入した閉鎖要素を締め付けるウェブ状の締付け要素の以下の説明は、単に模範的に、両機能要素の互いの無段階の変位を保証するロック要素と閉鎖要素間のこのような摩擦係合式の結合を示す。
本発明の別の実施形態では、ロック要素及び/又は閉鎖要素が、複数の他の機能要素を連結するための別個の部品である。これは、手術領域内の解剖学的な条件に応じたリトラクションシステムの柔軟な形成を保証するために特に有利である。
機能要素の結合の位置決めを簡素化する又は手術下での迅速な完成の提供をするため、閉鎖要素は、別個のロック要素を位置決め可能にする位置決め手段を備える。
選択的又は補足的に、ロック要素及び/又は閉鎖要素は、機能的に一体的にリトラクタ要素と結合されている又は他の機能要素に統合されているので、リトラクタ要素又は他の機能要素は、種々の数及び配設でロック要素及び/又は閉鎖要素を備えることができる。これは、種々の要素の迅速な固定及び解離を保証するために有利である。従って、要素を共に機能的に不動に又は標準的に統合したロック要素及び/又は閉鎖要素を、手術領域の解剖学的な条件がわずかな違いしか示さないような手術時に使用することも可能である。
例えば、通常はベルト状に形成された延長要素は、1つ又は2つのロック要素又は閉鎖要素を備えることができる。1つの延長要素での1つ又は複数のロック要素及び閉鎖要素の組合せも可能である。この場合、ロック要素及び閉鎖要素は、延長要素がリトラクションシステムの前記機能要素の全てのために使用可能であるように形成及び互いに組み合わされている。有利なことに、延長要素は、特に、患者が著しく肥満症である場合に使用される。
機能要素の種々の組合せの可能性に基づいて、リトラクションシステムの形成においてロック要素が2つ以上の閉鎖要素を収容できる場合が有利である。これにより、複数の機能要素は、一点で交わり、機能性を制限することなく要素数を最適化することができる。従って、ロック要素と、1つの閉鎖要素又はロック要素において交わる2つ以上の閉鎖要素の間に、0〜180°の角度範囲の解剖学的な実状に応じた角度の結合も可能である。
閉鎖要素の形成に依存して簡単かつ迅速なロック要素との結合を可能にするため、ロック要素は、種々の形成で異なった結合手段を備えることができる。従って、閉鎖要素を差し込むための手段が可能であり、これにより、大きい範囲にわたるベルト状の閉鎖要素の差し込む深さを介した長さ調整が簡単に可能である。結合の提供も、閉鎖要素をまずゆるく差込み、保持すべき機能要素の最終的な位置決めをした後に初めて最終的に結合することによって可能である。
まず機能要素を規則通り位置決めし、次に移動の必要なしに固定することを許容する装入のための手段も可能である。この場合又は他の結合形式で、位置決め又は固定をスナップ音によって音響的に信号化するために、予備位置又は最終的な位置での閉鎖要素のスナップ留めが有効である。
前記結合の可能性では、少なくとも閉鎖要素が弾性材料から成る場合が有利である。特に機能要素の解剖学的な適合のために、更に、閉鎖要素も、場合によってはロック要素も、弾性変形可能である場合が有利である。
別の実施形態では、X線透過性の材料の表面が、少なくとも、リトラクションシステムの要素、即ちロック要素及び閉鎖要素並びに機能要素の結合を行なう部分的に、リトラクションシステムの自己支持作用を強化する微小構造化部を備える。X線透過性の材料の表面の微小構造化部は、リトラクションシステムの保持作用を改善する粗い表面粗さであると理解すべきである。
この構造は、使用される材料に依存して、例えば構造化された組織の使用時の材料自身によって生じさせるか、該当する部分の表面の加工又はコーティングによって生成することができる。選択的に、要素の製造プロセスも、例えばその造形も、完成した要素が所望の表面構造を備えるように構想することができる。
無段階の調整能力を支援するために、表面構造は、最大2mmまでの範囲の、特に0.1mm〜1mmの範囲のサイズを備え、規則的に例えば表面テクスチャとして又は偶然に形成することができる。
X線ビーム透過性の材料の使用から、別の利点が得られる。例えば高性能樹脂のポリエーテルエーテルケトン(PEEK)又はPEのような例えば耐高温性の熱可塑性の合成樹脂が使用される場合、この合成樹脂は、熱的及び機械的強度以外に、前記弾性的な変形能力も、解剖学的な状況への要素の自己適応のために備えることができる。
合成樹脂を使用する別の利点は、リトラクションシステムを、しかしながら少なくとも無菌に保つべき要素を、使い捨て要素として形成するとの可能性にある。これにより、さもなければ必要な手術の開始前の殺菌が必要なくなり、これが、更にまた、手術準備のための時間消費を短縮させるが、それは、これら使い捨て要素は、製造後に既に殺菌及び包装することができるからである。
以下で、図及び実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
本発明によるリトラクションシステムの個々の構成要素の概略図 四肢での使用状態の弾性的な要素を有するリトラクションシステム(断面図) 四肢での使用状態の弾性的な要素を有するリトラクションシステム(断面図) ロック要素と閉鎖要素 ロック要素と閉鎖要素 ロック要素と閉鎖要素 ロック要素と閉鎖要素 ロック要素と閉鎖要素 ロック要素と閉鎖要素の断面図 ロック要素と閉鎖要素の断面図 機能要素に統合されたロック要素 機能要素に統合されたロック要素 機能要素に統合されたロック要素 機能要素に統合されたロック要素 機能要素に統合されたロック要素 差込み部を組んだロック要素 ベルト状の端部のスナップ留め可能な閉鎖要素の概略図 ベルト状の端部のスナップ留め可能な閉鎖要素の概略図 ロック要素と閉鎖要素及び閉鎖要素の表面の微小構造化部 手の領域のための模範的な本発明によるリトラクションシステムの概略図
図1には、まず模範的にリトラクションシステムの個々の構成要素が図示されている。
外科的なアクセス路のリトラクションをするために、複数のリトラクタ要素1が使用されるが、これらリトラクタ要素の形態は、手術フィールド内の要求に適合させられている。この場合、ホフマンに似たフック、全ての長さ及び幅がランゲンベックに似たフック、シャープな、尖った、切頭型のフック、ロウクスフック並びにその形態及び作用形式が専用の適用のために設計されたフック及び他の形態のようなリトラクタ要素1を使用することができる。リトラクタ要素1は、図示した実施形態では、ベルト状の要素の一端に形成されていることによって、模範的にそれぞれ閉鎖要素3と結合されている。ベルトの他端は、閉鎖要素3として役立つ。適当に別の機能要素の一つと結合可能な別個のリトラクタ要素1も可能である。
更に、リトラクションシステムは、ベルト状の機能要素の一端に配設される、図1に図示されているように別個の要素として形成されたロック要素4を有する。ロック要素4は、自己支持的に形成され、閉鎖要素3との摩擦係合式の結合のために役立つ。この場合、以下で詳細に説明するように、閉鎖要素3は、ロック要素4内に導入、例えば差し込まれ、これにより、ロック要素4の自己支持作用が得られる。無段階のリトラクションは、リトラクタ要素1の端部に配設された閉鎖要素3をロック要素4内に差し込むことによって可能である。例えば、その大きさに応じて体の要素を環状に把持する際に、大抵は、閉鎖要素3からロック要素4への半径方向の力成分が生じ、この力成分が、横方向の締付け作用を強化する。
更に、図1に図示したリトラクションシステムは、特にベルト状に形成された延長要素5を有する。これら延長要素5は、特に、リトラクションシステムを、リトラクタ要素1に配設されたベルトによって包囲することができない大きい周囲の四肢又は体の部分で使用する際に有利である。この場合、延長要素5は、個々の要素間の自己支持的な結合を保証するために、同様にロック要素4と閉鎖要素3を備えることができるが、これが、更にまた無段階の結合部を簡単に調整することによってリトラクションのための張力を可能にする。図1による延長要素5は、ベルト状の端部の形態の2つの閉鎖要素3を備える。
リトラクションシステムを更なる安定化のために、更に、個々のリトラクタ要素1間の結合を可能にし、これによりリトラクタ要素1の改善された固定を生じさせる横方向結合要素6が設けられている。横方向結合要素6は、延長要素5と比較可能に、特にベルト状に形成されている。横方向結合要素6と延長要素5は、図1では、種々に可能なロック要素及び閉鎖要素3,4を備えている。これらロック要素及び閉鎖要素は、ベルトとして形成され、一端にベルト状の閉鎖要素3を、他端にロック要素4を備えるか、両端に閉鎖要素3を備える。更に、図1は、別個のロック要素4の可能な形態を示す。この閉鎖要素は、詳細に図5に図示及び説明されている。
これまでに説明した要素以外に、リトラクションシステムは、更に解剖学又はアクセス路に適合させた特殊な成形要素7を有する。これら成形要素7は、今の解剖学的な実状に応じて四肢等に配設される。例えば、成形要素7は、図1に図示したように指に嵌めるための機能要素として形成することができる。又は、成形要素は、面状の体の部分、例えば四肢又は背中に当てるための種々に形成可能な大きいプレートから形成されている。いずれにしても、成形要素7も、付加的なリトラクタ要素1の収容又は別の機能要素との結合を可能にする閉鎖要素又はロック要素3,4を備える。選択的に、閉鎖要素3を有する他の機能要素も、例えば照明手段等のような特殊な解剖学的な成形要素7に配設することができる。
更に、リトラクションシステムは、プローブ、吸引装置、内視鏡器具等のような他の器具の保持及び案内をするために使用されるアダプタ要素8を有する。選択的に、アダプタ要素8は、外部システム18(即ちリトラクションシステムに付属してない)である他の固定システムと結合するために設けることができる。アダプタ要素8の使用により、リトラクションシステムの拡大させたモジュール構造が、従って執刀医の要求への特殊な適合が可能である。図1による種々の機能要素は、機能要素のそれぞれが少なくともロック要素4又は閉鎖要素3を備えることに基づいて、種々の組合せで互いに結合することができる。
図2Aには、模範的に、本発明によるリトラクションシステムの概略図が再現されている。この場合、2つのリトラクタ要素1による外科的なアクセス路のリトラクションを行なうが、その形態は、ベルト状の各リトラクタ要素1の一端が、公知のフックの形態にならっている。リトラクタ要素1と、これらに接続するベルト状の延長部が、閉鎖要素3まで弾性的に形成され、リトラクタ要素1の予め曲げられたフック状の端部は、その形態を維持しつつ高い力を吸収することを許容するような弾性を備える。必要であれば、リトラクタ要素は、高剛性に形成することもできる。図示したリトラクションシステムは、弾性的な閉鎖要素3を有するリトラクタ要素1以外に、別個のロック要素4を有し、このロック要素内に、両閉鎖要素3を反対方向に挿入することができる。
リトラクションシステムの個々のリトラクタ要素1間の結合は、前記のようにロック要素4と閉鎖要素3によって行なわれる。図示した構成に対して選択的に、ロック要素と閉鎖要素は、リトラクタ要素1において互いに組み合わせることができる。このため、図3〜図8に図示した以下で詳細に説明する種々の構成形態が可能である。
図2Aには、位置決め中のリトラクションシステムが図示されている閉鎖要素3の一方が、既にロック要素4と結合されている。この場合、その地涌端に閉鎖要素3を備える図2Aの右側のリトラクタ要素1のベルト状の延長部は、手術すべき四肢を半周にわたり包囲するので、閉鎖要素3は、ロック要素4と係合している。閉鎖要素3をロック要素4内に差し込むことにより、ロック要素及び閉鎖要素3,4間で自己支持的な結合が行なわれる。
左側のリトラクタ要素1は、同様に、骨20の下に位置決めされている。しかしながら、その閉鎖要素3は、未だロック要素4と結合されていないので、その予め成形された端部だけが、最終的な挿入状態で同様の形態を備える。ベルト状の延長部は、図示した状態で、組織21を未だ把持しないので、組織に対するその造形作用が、挿入された右側の要素に比べて明らかになる。
リトラクタ要素1の予備成形された自由端の弾性に基づいて、これらリトラクタ要素は、骨20の下に良好に挿入することができる。残りの部分の弾性は、ロック要素4との簡単な結合を許容する。
図2Bでは、右側と同じ構造の機能要素を有する左側のリトラクタ要素1の閉鎖要素3も、ロック要素4と結合されているので、両閉鎖要素3がオーバーラップしている。リトラクションは、ロック要素4内の閉鎖要素3の延長部を介したリトラクタ要素1の張力の無段階の適合によって行なわれる。この例では、調整方向とリトラクション方向の一致が認められる。リトラクション中に、機能要素の弾性的なベルト状の部分が、組織形状に密着し、この組織形状を、力をバランスさせるように容易に再成形する。
リトラクタ要素1の自由端の弾性に基づいて、露出させられる骨20の下へのリトラクタ要素の挿入時、骨の上に位置する、機能要素によって包囲された組織21を介して、レバー作用が骨20に加えられるので、骨20は、容易に開放部の方向に持ち上げられる(図示してない)。同時に包囲された組織21は、骨20と組織21に密着するリトラクタ要素1によって広げられて、横に保持され、この場合、容易に押さえられる。その結果、弾性的なリトラクタ要素1は、例えば骨20への良好なアクセスを可能にする。
以下の形成は、モジュール式のリトラクションシステムのために使用可能な種々のロック要素及び閉鎖要素3,4を示す。図3Aによる形成では、ロック要素4が、ウェブ状の締付け要素9を、使用時に特にロック要素4の体とは反対側に位置する、以下では上部領域と呼ぶ領域に備える。締付け要素9内には、これに適合する閉鎖要素3、例えば他の機能要素(図示してない)のベルト状の端部を差し込むことができるので、この機能要素は保持される。
選択的に、ロック要素4において、ウェブ状の締付け要素9は、部分的に切欠きを設けることができるので、閉鎖要素3(図示してない)をスナップ留めすることができる。図3Bは、締付け要素9のウェブの長辺側の切欠きを示す。
ロック要素4の別の形成では、ウェブ状の締付け要素9が横の切欠き10を備え(図3C)、この切欠きを通して、閉鎖要素3(図示してない)は、挿入及び係止することができ、使用時に作用する力によってその位置に保持される。
ウェブ状の締付け要素9の切欠き10への閉鎖要素3の導入は、閉鎖要素3の適合する形状によって支援することができる。図3Dには、模範的にベルト状の閉鎖要素3の部分的な先細り部11が図示されている。切欠き10通して導入した後、閉鎖要素3は、正しい位置まで移動させ、そこで固定することができる。
ロック要素4の別の形成では、ウェブ状の締付け要素9が、傾斜した切欠き10を備え(図3E)、この切欠きを通して閉鎖要素3(図示してない)が挿入され、場合によっては長さ調整のために移動させることができ、使用時に作用する力によってその位置に保持される。
締付け要素9としてのロック要素9の選択的な形成は、図4Aに図示したような、ロック要素4と閉鎖要素3間の結合の簡単な解離を許容する。締付け要素9のウェブに力を加えることにより(図4Bに矢印によってその作用方向が図示されている)、ウェブによって構成される通路が広がるので、閉鎖要素3、例えばリトラクタ要素1のベルト状の端部の横の縁部が解放される(図4B)。この位置で、閉鎖要素3を移動させ、力作用を終了することによって再び締め付けることができる。このような作用方式は、簡単に適用可能であり、特に要素を合成樹脂から製造することによって、組織等を、良好に殺菌すべき、安価に製造すべき一体的なコンポーネントとして支援する。
図5A〜図5Eには、ロック要素4の種々の形成が図示されているが、これらは、機能要素の一つに配設され、これにより、閉鎖要素3を挿入することによる他の機能要素との無段階に調整可能な結合部を生成可能である。
図5A及び5Bによる形成は、バックルと比較可能に形成され、弾性変形可能なベルト状の閉鎖要素3(図示してない)のために適している。図5Aによる形成においてロック要素は、少なくともこの部分がベルト状の機能要素の端部に配設されているが、図5Bでは、少なくとも部分的にベルト状の機能要素の中央部分に存在する。同様にベルト状の閉鎖要素3の収容は、相並んで配設された2つの切欠き10を介して行なわれる。
図5Cによるロック要素4は、機能要素のベルト状の部分の段差によって構成されており、ベルトのオーバーラップする部分にベルト表面に対して平行に延在する通路12を有する。
第1の機能要素、例えばリトラクタ要素1のベルト状の端部に形成された図5Dによるロック要素4は、別の機能要素、例えば別のリトラクタ要素1又は延長要素5のベルト状の端部を、その閉鎖要素3として、両機能要素が、例えば図2同様のリトラクタ要素1の延長のため又は重なり合って延在する2つのリトラクタ要素1の直接的な結合のために同じ方向に延在するように、収容するために適している。このため、機能要素の端部のロック要素4は、ベルト表面に対して平行で、ベルトの方向に延在する通路12を備える。ここでも、選択的に通路とベルト間を違う角度にすることが可能である。
選択的に、通路12は、別個のロック要素4に形成し、平行に延在する2つ以上の閉鎖要素3(図5E)の挿入及び締付けを許容する通路高さを備えることができる。
図6による実施例では、ロック要素が、例えば別個の部品として、2つの閉鎖要素3の収容を可能にするように形成されており、図5Eの形成と比較可能である。しかしながら、図示した形成は、個々の機能要素の横方向の結合を可能にする。このため、ロック要素4は、図6に図示したように、閉鎖要素3(図示してない)のための収容の可能性として第1の通路12を備え、別の閉鎖要素3(図示してない)の収容の可能性として第2の通路12を備え、第2の通路12は、第1の通路12とは違う角度で配設されている。図6には、模範的に閉鎖要素3のための両通路12の直交配置が図示されている。これとは違って、角度は、手術フィールドにおける要求に応じて形成することができ、0°〜180°とすることができる。
図7A及び7Bには、例えば延長要素5又は横方向結合要素6等に配設することができる閉鎖要素3の選択的な形成が図示されている。ベルト状の閉鎖要素3は、端部に、ベルトの平坦な肥大部15を備え、この肥大部は、ベルト長手方向軸上のスリット14に対応する。スリット14に基づいて、閉鎖要素3は、ロック要素4、ここでは模範的に図6の一方に、肥大部15の後でスナップ留めされるまで挿入することができる。このようにして、種々の機能要素の結合が提供でき、使用の瞬間に簡単かつ迅速に相応の長さに決定するために固定することができる。図7Aで使用されるロック要素4は、ロック要素4を支持する閉鎖要素3のベルト長手方向軸に沿った又はこれに対して垂直な別の機能要素との結合を実現する。
図7Bによる形成は、スリットがないこと及び別の肥大部15を補足したことによって図7Aによるものと異なるが、この別の肥大部は、鏡面対称に、ベルト端部の第1の肥大部に対して間隔を置いて形成されており、これにより、第1の肥大部15の上に挿入されたロック要素4は、極僅かにだけ、しかも第2の肥大部15までベルト状を移動させることができ、第2の肥大部15を超える挿入は、全く可能でないか、非常に困難にしか可能でない。これによっても、機能要素間の結合は、後からの使用のために提供可能であるが、しかしながら、図7Bによれば、ロック要素4の所定の位置に限定される。図7Bにも、図6によるロック要素が図示されている。選択的に、他にも、別個に、又は機能要素に形成して使用可能である。
図8に図示した機能要素は、例えばベルト状の延長要素5であるが、その一端には閉鎖要素3が、他端にはロック要素4が、例えば図3Aに従って形成されている。自己支持的な保持力を強化するため、閉鎖要素3は、その表面に微小構造化部17を備える。これは、例えばテクスチャとして、即ち規則的に繰り返される10分の数ミリメートルのオーダーの幾何学構造から形成されている。選択的に、例えばブラスティングプロセスによって形成可能な不規則な構造も使用可能である。選択的又は補足的に、微小構造化部は、閉鎖要素3と摩擦係合式に結合しているロック要素4の接触面に形成することもできる。
別の実施例では、図9に、模範的に手首関節領域で使用するための本発明によるリトラクションシステムが概略的に図示されている。図9によるリトラクションシステムは、体の部分、ここでは手首関節を、間隔を置いた2つの位置で環状に把持し、システム全体のリトラクション及び固定のために、1連の異なった機能要素を備える。
この場合、システムは、手首関節の開放すべき領域の反対側に配設され、手首関節の部分周囲に適合するプレート状の成形要素7を有する。リトラクションは、異なるように形成することができる4つのリトラクタ要素1を介して行なわれる。リトラクタ要素1の端部には、ベルト状の端部の形態の閉鎖要素3が配設され、それぞれの体の部分を把持するために必要な長さ調整を許容する。他方で、執刀医に対しては、加えて、長さ調整をいつでも修正する又は手術経過に応じて適合させることも可能である。
第1のリトラクタ位置の両リトラクタ要素1のベルト状の閉鎖要素3は、成形要素7のそれぞれ1つのロック要素内に差し込まれており、締付け作用によって図4Aに関して説明したように締め付けられる。これにより、自己支持的な無段階のリトラクションが行なわれる。
加えて、これら両リトラクタ要素1以外に、2つのリトラクタ位置間の安定した横方向の結合を実現する横方向結合要素6が、成形要素7に結合されている。この場合、横方向結合要素6のベルト状の閉鎖要素3は、成形要素7の別のロック要素4内に保持されている。このロック要素4は、前記両ロック要素4に対して直角に配設されているので、横方向結合要素6は、手首関節に沿って配設されている。横方向結合要素6の他端において、横方向結合要素6の閉鎖要素3の直交するように収容する可能性を有する別個のロック要素4を介したリトラクタ要素1との結合が行なわれる。この場合、ロック要素4は、図5のものと同様に形成されている。
別個のロック要素4は、第2の平面内で、第2のリトラクタ位置のリトラクタ要素1のベルトを収容するので、このリトラクタ位置も、横方向結合要素6に対して直角に位置する。第2のリトラクタ位置には、別のリトラクタ要素1が付属している。第2の位置の両リトラクタ要素1は、ロック要素4と閉鎖要素3を介して互いに結合されており、そのそれぞれが、両リトラクタ要素1のそれぞれ1つに統合されている。
更に、リトラクションシステムは、フィンガーアタッチメントの形態の特殊な解剖学的な成形要素7を有する。このリング状の成形要素7は、一本の指に嵌められ、この場合、手首関節の方向に延在する別のリトラクタ要素1の閉鎖要素3を収容するためのロック要素4を備える。
この形成でも、種々の機能要素、その部分、又は閉鎖要素3を弾性的形成することができる。例えば手首関節を環状に包囲し、場合によっては指にまで延在するリトラクタ要素1及び成形要素7の弾性は、図示したシステムの手首関節の種々の大きさ及び強さへの適応を許容する。
1 リトラクタ要素
3 閉鎖要素
4 ロック要素
5 延長要素
6 横方向結合要素
7 成形要素
8 アダプタ要素
9 ウェブ状の締付け要素
10 切欠き
11 先細り部
12 通路
13 補正要素
14 スリット
15 肥大部
17 微小構造化部
18 外部システム
20 骨
21 組織

Claims (19)

  1. 少なくとも二つの第一の機能要素と、ロック要素を備えた少なくとも一つの第二の機能要素とを有するモジュール式リトラクションシステムにおいて、
    第一の機能要素が、それぞれ
    弾力変形するベルト状の要素と、
    弾力変形するベルト状の要素の第一の端部に配置された弾力変形するリトラクタ要素と、
    を備え、この弾力変形するリトラクタ要素が、リトラクション時に手術フィールドの切開部の端又は切開部の内部においてリトラクションさせるべき組織に密着できるか、或いは組織に深く挿入できるように、この弾力変形するリトラクタ要素が弾力変形するように形成されており、
    前記の少なくとも二つの第一の機能要素の中の少なくとも一つが、更に、弾力変形するベルト状の要素の第一の端部と逆側の第二の端部に配置された閉鎖要素を有し、
    前記の少なくとも一つの第二の機能要素の中の少なくとも一つがリトラクタ要素を備えず、
    この閉鎖要素が、ロック要素に取り外し可能に挿入されて、前記の少なくとも一つの第二の機能要素に対して前記の少なくとも二つの第一の機能要素の中の少なくとも一つを所望の相対的な位置に選択的に固定するように構成されている、
    ことを特徴とするモジュール式リトラクションシステム。
  2. 弾力変形するリトラクタ要素が弾力変形するベルト状の要素と統合されていること、を特徴とする請求項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  3. 第一の機能要素が、それぞれ弾力変形するベルト状の要素と弾力変形するリトラクタ要素の間の旋回結合を備えていないこと、を特徴とする請求項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  4. 第一の機能要素がそれぞれ一つの部材であること、を特徴とする請求項のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  5. 弾力変形するベルト状の要素が第一の弾力変形するベルト状の要素であり、当該の少なくとも一つの第二の機能要素が、更に、第二の弾力変形するベルト状の要素を有し、ロック要素が、この第二の弾力変形するベルト状の要素の一方の端部に配置されていること、を特徴とする請求項のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  6. 当該の少なくとも一つの第二の機能要素が、更に、特定の身体部分に適用されるように構成された特定の成形要素を備え、ロック要素が、この特定の成形要素に配置されていること、を特徴とする請求項〜5のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  7. 当該の少なくとも一つの第二の機能要素が、特定の身体部分の周りを部分的に包囲するように構成された部分的なカフを有し、当該の少なくとも一つの第二の機能要素が、この部分的なカフの第一の端部に沿って配置された第一のサブセットとこの部分的なカフの第二の端部に沿って配置された第二のサブセットとから成る複数のロック要素を有すること、を特徴とする請求項のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  8. ベルト状の要素が第一のベルト状の要素であり、閉鎖要素が第一の閉鎖要素であり、リトラクションシステムが、更に、
    第二のベルト状の要素及びこの第二のベルト状の要素の第一の端部に配置された第二の閉鎖要素を備えた少なくとも一つの第三の機能要素と、
    この第二のベルト状の要素の第一の端部と逆側の第二のベルト状の要素の第二の端部に配置された第三の閉鎖要素と、
    を有し、
    この少なくとも一つの第三の機能要素がリトラクタ要素を備えていない、
    こと、を特徴とする請求項のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  9. 弾力変形するリトラクタ要素が、リトラクションさせるべき組織に適合するとともに、その組織をリトラクションのために保持するのに十分に弾力変形すること、を特徴とする請求項のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  10. 当該の少なくとも二つの第一の機能要素と当該の少なくとも一つの第二の機能要素が、X線透過性の材料から構成されること、を特徴とする請求項のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  11. 当該の少なくとも一つの第二の機能要素が、特定の身体部分のリトラクション用のリトラクションシステムをカスタマイズするための複数の第二の機能要素を備えていること、を特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  12. 当該の少なくとも一つの第二の機能要素が、複数の閉鎖要素を受け入れるように構成されたロック要素を備えていること、を特徴とする請求項11のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  13. リトラクションシステムが、ベルト状の端部を備えたリトラクタ要素(1)を第一の機能要素として有すること、を特徴とする請求項10に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  14. リトラクションシステムが、ロック要素及び閉鎖要素(3,4)によって互いに結合可能な機能要素を有し、各機能要素が、少なくとも1つのロック要素(4)又は閉鎖要素(3)を保持手段として備えることによって、リトラクションシステムが、モジュール式に形成されていること、を特徴とする請求項13に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  15. ロック要素(4)及び/又は閉鎖要素(3)が、別個の部品として形成されていること、を特徴とする請求項14に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  16. 閉鎖要素(3)が、別個のロック要素(4)を位置決めするための位置決め手段を備えること、を特徴とする請求項1に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  17. ロック要素(4)が、複数の閉鎖要素(3)を保持するように形成されていること、を特徴とする請求項1416のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  18. ロック要素(4)が、2つの閉鎖要素(3)又は1つの閉鎖要素(3)を1つの機能要素と0〜180°の範囲の角度で結合するように形成されていること、を特徴とする請求項1417のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
  19. ロック要素(4)が、閉鎖要素の差込み及び/又は挿入及び/又はスナップ留めをするための手段を備えること、を特徴とする請求項1418のいずれか1項に記載のモジュール式リトラクションシステム。
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