JP6190123B2 - 燃料油分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料油の簡易分析に適した燃料油分析装置に関する。
従来、燃料油に関しては規格によって分類されており、例えば、重油の場合は動粘度によりA重油、B重油、C重油に分類されている。また、A重油はさらに硫黄分により1号及び2号に細分され、C重油は動粘度により1号、2号及び3号に細分されている。しかし、その細分化された燃料油であっても、精油の仕方や製造者によって混合物などが異なり、燃焼性が異なる燃料油が流通している。
そのため、例えば、船舶を例にすると、船舶は航海中に寄港地において燃料油を積み込むが、自船に適さない燃焼性の悪い燃料油もあり、燃料油に起因するトラブルが発生している。このトラブルとしては、例えば、着火性が悪く、連続した燃焼が難しいなどの燃焼トラブルや、燃料油中の混合物が機関に悪影響を及ぼす等のトラブルがある。
一方、例えば、船舶の場合は主機関の仕様によって使用可能な燃料油の動粘度が設定されているが、燃料油の適否は、主機の種類、大きさ等によって様々である。また、同一仕様の主機であっても、その個体差により燃料油の適否が異なる場合がある。そのため、同じ動粘度の燃料を使用する船舶であっても、ある船舶に適した燃料油が他の船舶に対して適した燃料油とは限らない。つまり、同じ分類の燃料油で同じ仕様であったとしても、全ての船舶に対して適した燃料油であるとは限らない。
燃料油の燃焼性としては、一般的に英国規格(IP541/06)に基づいた推定セタン価(Estimated Cetane Number:以下、「ECN」ともいう)で表される。一般に、ECNが低いほど燃料油の難燃性の度合いが強くなる。そして、ECNが20以下の場合は、燃焼トラブルを発生する可能性があるといわれている。
このようなことから、船舶の乗組員は、燃料油の積み込み時に燃料油業者から燃料油の仕様書を提出させると共に、確認のためにサンプルを採取して専門業者に分析を依頼している。
しかし、専門業者による分析結果を入手するには早くても3日〜5日程度を要するため、乗組員は、その分析結果がでるまでタンク内に積み込んだ燃料油を使わないという対応などで、トラブル防止に努めなければならない状況にある。
そのため、種々の燃料油の燃焼性を容易に且つ短時間で推定できる燃料油分析装置が切望されている。
例えば、この種の先行技術として、燃料油の15℃における密度と50℃における動粘度を使用してCCAI値を算出することで、燃料油の着火性を判定しようとした品質分析装置がある(例えば、特許文献1参照)。この品質分析装置では、他に、燃料油に含まれる高分子成分の割合を分析、不溶解微粒子の割合を分析、硫黄の割合を分析することで、燃料油の品質が適したものか否かを判定するようにしている。
また、他の先行技術として、装置内をサンプルが燃焼しない温度に維持し、サンプルの重量変化から揮発性物質含有量を測定するようにした揮発性物質含有量を測定する装置や(例えば、特許文献2参照)、試料中のアスファルト成分を燃焼させて重量減少分でアスファルト含有量を算出するようにしたアスファルト含有量の測定装置などがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−112362号公報 特開2011−7809号公報 特開2002−71541号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された発明では、燃料油の密度を計測する密度測定部が必要であるとともに、50℃に加熱した状態で動粘度を計測する粘度測定部が必要であり、装置の構成が複雑になるとともに大きくなる。
また、燃料油に含まれる高分子成分の割合を分析、不溶解微粒子の割合を分析、硫黄の割合を分析することで、燃料油の品質が適したものか否かを判定しようとしても、これらの分析を行うための装置は構成が複雑になる。しかも、燃料油に含まれる高分子成分の割合を分析するためには、低分子成分を燃焼させる温度管理が必要となる。さらに、不溶解微粒子の割合を分析するためには、トルエンなどの溶媒を添加した混合液を濾過して不溶解微粒子を得る必要がある。また、硫黄の割合を分析するためには、試料容器内にX線を照射して硫黄の重量割合と対応するX線量を測定する必要がある。そのため、これらを実現するためには装置の構成が複雑になるとともに、使用者が取扱い方法を熟知する必要があり、使用方法が難しい。
なお、上記特許文献2,3に記載された発明では、サンプルの重量変化から揮発性物質含有量を測定したり、試料中のアスファルト成分を燃焼させて重量減少分でアスファルト含有量を算出するものであり、燃料油の燃焼性に関する分析ができるものではない。
そこで、本発明は、簡易な装置構成でもって燃料油の燃焼性を容易に且つ短時間で推定することができる燃料油分析装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料油の試料を入れる試料容器と、前記試料容器を収容する内部空間を有する本体ケースと、前記本体ケース内で前記試料容器を加熱する加熱部と、前記本体ケース内の温度を所定温度範囲に制御する温度制御部と、前記本体ケース内の温度変化を測定する温度測定部と、前記試料容器内の燃料油の重量変化を測定する重量測定部と、前記温度測定部で測定した温度変化と前記重量測定部で測定した重量変化とを記録する記録部と、前記記録部に記録した温度変化と重量変化とから燃料油の燃焼性を推定する分析部と、を備えている。
この構成により、本体ケース内において試料容器内の燃料油を所定温度範囲で加熱することで燃料油の重量が徐々に減少するのを記録部に記録し、その重量変化と本体ケース内の温度変化との関係から燃料油の燃焼性を推定することができる。従って、船舶の場合には、乗組員は燃料油の積込み時に、その燃料油の燃焼性を容易に且つ短時間で推定することができ、その燃料油の使用適否を迅速に判断することができる。そのため、専門業者による分析結果を待つことなく、速やかに積込んだ燃料油の使用開始や、場合によっては積込みを拒否することが可能となる。
また、前記分析部は、前記記録部に記録した温度変化と重量変化とから燃料油の発火温度を推定し、該発火温度から燃料油の推定セタン価を推定するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、燃料油の重量変化と本体ケース内の温度変化を基に推定した燃料油の発火温度から、その燃料油の推定セタン価を推定して燃焼性を推定することができる。
また、前記分析部は、前記記録部に記録した所定の温度域における重量変化に基づいて推定セタン価を推定するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、本体ケース内における所定の温度域において、加熱した試料容器内の燃料油の重量変化から、燃料油の推定セタン価を推定して燃焼性を推定することができる。
また、前記分析部は、前記記録部に記録した温度変化と重量変化とから加熱温度に対する重量変化の曲線を燃料油の燃焼特性曲線として作成するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、燃料油の重量変化と本体ケース内の温度変化とから燃料油の燃焼特性曲線を得ることができ、この燃焼特性曲線に基づいて燃料油の燃焼性を推定することができる。
また、前記記録部は、前記燃焼特性曲線を保存する保存部を有していてもよい。
このように構成すれば、燃焼特性曲線を保存部に保存し、必要に応じて過去の燃焼特性曲線を参照することが容易にできる。
また、前記分析部は、作成した燃焼特性曲線と過去の燃焼特性曲線とを比較する比較部を有していてもよい。
このように構成すれば、新たに作成した燃焼特性曲線と過去の燃焼特性曲線とを比較部で比較し、過去の燃焼特性曲線から新たに作成した燃焼特性曲線の燃料油の燃焼性が適しているか否かを推定することができる。
また、前記分析部は、過去の燃焼特性曲線を表示部に複数表示して比較することができるように構成されていてもよい。
このように構成すれば、過去の複数の燃焼特性曲線と新たに作成した燃焼特性曲線とを比較し、過去の燃焼性適否のデータから新たな燃料油の燃焼性が適しているか否かを推定することができる。
また、前記温度測定部は、前記試料容器の周囲の複数箇所で温度を測定するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、本体ケース内の温度変化を複数箇所で測定し、燃料油に重量変化が生じる時の温度をより正確に測定することができる。
本発明によれば、簡易な装置構成でもって燃料油の燃焼性を容易に且つ短時間で推定することができるので、燃料油によるトラブルの発生を未然に回避することができ、燃料油の積込み可否などを迅速に判断することが可能となる。
図1は本発明の一実施形態に係る燃料油分析装置を示す縦断面図である。 図2は図1に示す燃料油分析装置の制御装置における機能を示すブロック図である。 図3は図1に示す燃料油分析装置によってA重油の温度変化と重量変化とを測定した結果を示すグラフである。 図4は図1に示す燃料油分析装置によってC重油(180cSt)の温度変化と重量変化とを測定した結果を示すグラフである。 図5は図1に示す燃料油分析装置によってC重油(380cSt)の温度変化と重量変化とを測定した結果を示すグラフである。 図6は図1に示す燃料油分析装置によってC重油(500cSt)の温度変化と重量変化とを測定した結果を示すグラフである。 図7は燃料油のECNと燃料油分析装置において発火した時の発火温度との関係を示すグラフである。 図8は燃料油のECNと発火温度との関係を粘度ごとの傾向で示すグラフである。 図9は図3〜図6に示す温度変化と重量変化とを測定した結果の一部を所定の温度域における重量変化の関係で示すグラフである。 図10は重量減少値からECN推定式を用いて算出したECN推定値と実際のECNとの関係をプロットして傾向を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、船舶の燃料油である重油を分析する燃料油分析装置を例に説明する。
図1に示すように、この実施形態の燃料油分析装置1は、燃料油の試料を入れる試料容器20と、この試料容器20を内部に収容する本体ケース2と、本体ケース2内で試料容器20を加熱する加熱部たるヒータ3と、本体ケース2内の温度を測定する温度測定部たる複数の温度センサ5〜8と、本体ケース2内の温度を所定温度範囲に制御する温度制御部9と、試料容器20内の燃料油の重量変化を測定する重量測定部たる秤15とを備えている。
上記試料容器20は、中央に凹部22が形成された皿状の容器であり、周囲に鍔部21が設けられている。凹部22は、所定量の燃料油試料25を入れる容量を有している。
上記本体ケース2は、上記試料容器20を内部に配置する内部空間12を有している。本体ケース2は、縦型として内部空間12を円柱状とすることにより、試料容器20の周囲で均等に温度上昇するようにしている。
本体ケース2の上部には、開閉可能な蓋体10が設けられている。この蓋体10は、本体ケース2の上面に密着させることができるようになっているが、図では密着前の少し隙間を空けた状態を示している。
試料容器20は、重量測定部たる秤15に支持された支持部材16の上部に載せられ、この時の重量を「ゼロ」に設定することで、その後の燃料油の重量変化のみを秤15で測定することができるようになっている。
さらに、蓋体10の中央部には、本体ケース2の中央部分に形成された内部空間12の空気を逃がす排気口13を有する筒状部14が設けられている。
上記ヒータ3は、上記試料容器20を配置する内部空間12を全周から加熱するように周囲に設けられている。ヒータ3は、そのヒータ線が相互に接触しないように断熱材4に埋設されている。このヒータ3は、温度制御部9によって制御されており、本体ケース2の内部を所定温度で加熱できるようになっている。
上記温度センサ5〜8は、本体ケース2の内部空間12の上下位置に複数個が設けられている。この実施形態では、試料容器20の上方に設けられた温度センサ5,7と、試料容器20の下方に設けられた温度センサ6,8によって、本体ケース2の内部空間12における温度変化を測定している。試料容器20の上方と下方位置に比較的近接して温度センサ5,6が設けられ、離れた位置に温度センサ7,8が設けられている。温度センサ5〜8は、少なくとも試料容器20の上下に設けられている温度センサ5,6があればよいが、本体ケース2内の温度を正確に測定するために温度センサ7,8を設けている。これらの温度センサ5〜8は、熱電対を用いることができる。
上記温度制御部9は、上記ヒータ3の温度を制御するように構成されている。この温度制御部9により、上記内部空間12の温度を所定温度範囲に制御するようにヒータ3の加熱温度が制御される。
上記秤15は、この実施形態では、上記試料容器20を載置する支持部材16を下方から支持する構造となっている。この秤15により、燃料油の試料25を入れた試料容器20の重量減少変化を測定するようになっている。
また、この実施形態では、上記内部空間12に外部から空気を供給する空気ポンプ17が設けられている。この空気ポンプ17は、モータ18によって駆動されている。この空気ポンプ17により、配管19を介して内部空間12に空気を送っている。この空気ポンプ17は、必要に応じて設けられる。
この実施形態では、上記したように本体ケース2を縦型とし、内部空間12を円柱状とすることで、空気ポンプ17によって内部空間12に供給された空気が試料容器20の周囲で均等な対流を生じさせながら蓋体10の排気口13に流れるようになっている。
図2に示すように、上記燃料油分析装置1には、上記温度センサ(温度測定部)5〜8で測定した温度と、上記秤(重量測定部)15で測定した重量とが、入力部31を介して記録される温度・重量記録部(記録部)32と、この温度・重量記録部32に記録された温度変化と重量変化とから燃料油の燃焼性を推定する分析部33とを有する制御装置30が設けられている。
上記分析部33は、後述するように上記温度・重量記録部32に記録した温度変化と重量変化とから燃料油のECNを推定し、その燃焼性を推定できるよう構成されている。この分析部33は、例えば、数値計算ができるCPUなどである。
また、温度・重量記録部32は、この燃焼特性曲線を保存する保存部36を有している。この保存部36は、作成した燃焼特性曲線を保存しておくことにより、その燃焼特性曲線を過去の燃焼特性曲線として容易に参照することができるようになっている。そして、この実施形態の分析部33は比較部34を有し、後述するように、得られた燃料油の燃焼特性曲線を過去の燃焼特性曲線と比較することができるようになっている。
また、この実施形態では、分析部33で分析した結果を表示する表示部35が設けられている。この表示部35としては、モニタなどである。この表示部35には、例えば、図7、図8に示すグラフや後述するECNの推定式から得られるECNの推定値や後述する図3〜6に示すような燃焼特性曲線を表示するようにしてもよい。
この実施形態では、温度・重量記録部(記録部)32を1つの構成で示しているが、温度記録部と重量記録部とを別々な構成としてもよい。また、上記温度・重量記録部32及び分析部33は、例えば、パーソナルコンピュータとしてもよい。この場合、パーソナルコンピュータに温度及び重量の測定結果を送り、パーソナルコンピュータで分析して結果を表示するように構成すればよい。
以上のように構成された燃料油分析装置1によれば、以下のようにして燃料油の燃焼性を分析することができる。
まず、所定量の燃料油試料25を試料容器20に入れ、その試料容器20を秤15の支持部材16に載置し、蓋体10を閉じる。
次に、ヒータ3に通電し、本体ケース2の内部空間12が加熱される。この加熱によって本体ケース2の内部温度が変化すると、その温度変化は温度測定部である温度センサ5〜8によって測定される。この測定された温度は、入力部31を介して温度・重量記録部32にそれぞれ記録される。
また、本体ケース2の内部温度上昇によって試料容器20に入れらた燃料油試料25が蒸発又は発火することで重量が減少すると、この重量減少は重量測定部である秤15によって測定される。この測定された重量減少は、入力部31を介して温度・重量記録部32に記録される。
そして、本体ケース2の内部温度を所定の温度まで上昇させることで得られた温度変化と、その温度変化の過程で得られた燃料油の重量変化から、分析部33によって以下に述べる通り燃料油試料25の燃焼性が推定される。
まず、上記分析部33において、燃料油の重量が大きく減少し、本体ケース2の内部温度が大きく上昇した温度が、その燃料油の発火温度と推定し、その発火温度から燃料油のECNを推定することで、その燃料油の燃焼性を推定してもよい。この推定としては、ECNが、例えば、20を超えるか否かを同時に表示して推定できるようにしてもよい。
さらに、上記分析部33において、本体ケース2の内部温度変化と、その温度域における燃料油の重量減少量とを測定する。そして、その重量減少量から後述するECN推定式を用いてその燃料油のECNを推定することで、その燃料油の燃焼性を推定してもよい。この推定としても、ECNが、例えば、20を超えるか否かを同時に表示して推定できるようにしてもよい。
また、上記分析部33において、温度・重量記録部32に記録した温度変化と重量変化とから、加熱温度に対する重量変化の曲線を燃料油の燃焼特性曲線として作成し、その燃焼特性曲線から燃料油の燃焼性を推定してもよい。この推定としては、例えば、良い燃料油は低い温度から重量が減少するが、悪い燃料油は緩やかに重量が減少し、高い温度で一気に重量が減少する、というような過去の経験などに基づく推定ができる。
しかも、この燃焼特性曲線による燃焼性の推定として、上記分析部33の比較部34において、今試験をした燃料油の燃焼特性曲線と過去の同一分類の燃料油における燃焼特性曲線とを表示部35に表示させ、それらの燃焼特性曲線を比較して燃焼性を推定するようにしてもよい。この燃焼性の推定としては、例えば、今試験をした燃料油の燃焼特性曲線と、過去に問題がなかった燃料油と、問題があった燃焼特性曲線と、を同時に表示部35に表示させる。そして、今試験をした燃料油の燃焼特性曲線が過去のどちらの燃焼特性曲線に近似しているかを比較することで、今試験をした燃料油の燃焼性を推定する。
次に、上記燃料油分析装置1による燃料油の燃焼性を推定する方法をそれぞれ詳細に説明する。
まず、図3〜図6に基づいて、上記燃料油分析装置1で測定した燃料油の温度変化と重量変化とを示すグラフについて説明する。以下の例のグラフでは、A重油とC重油の動粘度の異なる各3種類の試料について、温度変化と重量変化との関係の燃焼特性曲線を示している。A重油の各試料には数字1〜3を付し、C重油の試料には動粘度と数字1〜3を付して説明する。なお、図3〜図6では、各線の差が見えるようにそれぞれ3種類の燃料油について示すが、更に多くの種類を示すようにしてもよい。
図3〜図6のグラフは、あらかじめ燃焼性が判っている26種類の燃料油に対して上記燃料油分析装置で実施した試験結果に基づいて作成されている。この試験では、A重油が3種類(A−1〜A−3)、C重油(180cSt)が9種類(180−1〜180−9)、C重油(380cSt)が8種類(380−1〜380−8)、C重油(500cSt)が6種類(500−1〜500−6)の合計26種類を試験しているが、更に種類を増やせばそれだけ推定の精度が向上する。
試験に用いた26種類の燃料油のECNは、専用の測定機器によって実測されており、、後述するようにして得られたECNの推定値と比較できる。また、上記燃料油分析装置1によって試験をした結果の発火温度と蒸発又は発火による重量減少量も実測されている。
図3は、上記燃料油分析装置1で測定したA重油の温度変化と重量変化とを示すグラフである。図4に示すように、二点鎖線で示す燃焼特性曲線A−1の燃料油、破線で示す燃焼特性曲線A−2の燃料油、実線で示す燃焼特性曲線A−3の燃料油共に、成分が異なっていてもほぼ同じ燃焼特性曲線となり、温度上昇に伴って約390℃付近まで徐々に重量が減少した後は、温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。
図4は、上記燃料油分析装置1で測定したC重油(180cSt)の温度変化と重量変化とを示すグラフである。図4に示すように、二点鎖線で示す燃焼特性曲線180−1の燃料油、破線で示す燃焼特性曲線180−5の燃料油の場合、成分が異なることで少し異なった曲線となっているが、温度上昇にともなって除々に重量が減少し、約400℃を超えた付近から少し大きく重量が減少して約500℃付近で大きく重量が減少した後は、温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。一方、実線で示す燃焼特性曲線180−9の燃料油の場合、温度上昇にともなって約500℃付近まで除々に重量が減少し、約500℃を超えた温度で大きく重量が減少した後は、温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。
図5は、上記燃料油分析装置1で測定したC重油(380cSt)の温度変化と重量変化とを示すグラフである。図5に示すように、二点鎖線で示す燃焼特性曲線380−1の燃料油の場合、温度上昇にともなって除々に重量が減少し、約400℃を超えた付近から少し大きく重量が減少して約500℃付近で大きく重量が減少した後は、温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。また、破線で示す燃焼特性曲線380−4の燃料油の場合、温度上昇にともなって約500℃付近まで除々に重量が減少し、約500℃において大きく重量が減少を生じた後は、温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。一方、実線で示す燃焼特性曲線380−8の燃料油の場合、温度上昇に伴って他の燃料油に比べて大きく重量が減少し、約500℃を超えたところで大きく重量が減少した後は、、温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。
図6は、上記燃料油分析装置1で測定したC重油(500cSt)の温度変化と重量変化とを示すグラフである。図6に示すように、二点鎖線で示す燃焼特性曲線500−1の燃料油の場合、温度上昇にともなって除々に重量が減少し、約400℃を超えた付近から少し大きく重量が減少し、約500℃付近を越えると温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。また、破線で示す燃焼特性曲線500−3の燃料油の場合、温度上昇にともなって約500℃付近まで除々に重量が減少し、約500℃付近を越えると温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。一方、実線で示す燃焼特性曲線500−6の燃料油の場合、約500℃を超える温度まで緩やかに重量が減少し、約500℃を超えて大きく重量が減少した後は、温度上昇に伴って緩やかに重量が減少している。
このように、上記燃料油分析装置1によれば、図3〜図6に示されるように、同じ分類に細分された燃料油であっても、異なる供給元によって異なる燃料油の温度変化と重量変化の関係を示す燃焼特性曲線を得ることができる。
この温度上昇に伴う試料油重量の変化である燃焼特性曲線は、A重油とC重油とで明らかに特性が異なる。
A重油では400℃に至るまでに試料油の全てが蒸発する。一方、C重油の場合は、ECNの値が比較的大きい燃焼性の良い燃料と、ECNの値が比較的小さい燃焼性の悪い燃料とで、燃焼特性曲線が異なってくる。燃焼性の良い燃料であるほど400℃付近から急勾配で燃料が蒸発し始め、そのまま蒸発し続けるか、あるいは約480℃〜520℃の範囲で発火が生じている。発火が生じた場合、発熱の影響により、試料油重量は急激に減少している。
180cStと380cStのC重油の場合、燃焼性が悪い試料油(実線で示す)は、300℃程度のかなり早い段階から目立った蒸発が生じ、蒸発曲線の勾配が緩い状態で発火となる。逆に、燃焼性の良い試料油の蒸発曲線は、それまで緩やかだったものが、400℃付近から急に勾配が大きくなり、発火となっている。
500cStのC重油の場合、燃焼性が悪い試料油(実線で示す)は全般的に蒸発曲線の勾配が緩く、燃焼性の良い試料油(発火しない試料油)は400℃付近から急勾配となっている。
以上のような分析・知見を基に使用対象(分析対象)の燃料油の燃焼性を燃焼特性曲線から推定することができる。
また、このようにして得られた燃料油の燃焼特性曲線は、例えば、制御装置30の保存部36に「寄港地」、「名称」、「業者」等の情報とともに記録してデータベースとして保存しておくことが容易にできる。この燃焼特性曲線をデータベースとして保存しておくことにより、後に他の燃料油の燃焼特性曲線と比較して燃料油の良否を推定する試料として利用することができる。この利用方法としては、表示部35に表示する燃焼特性曲線として、過去のデータベースから同じ分類の燃料油における燃焼特性曲線を選択的に表示し、今試験をした燃料油の燃焼特性曲線と比較することで、今試験をした燃料油の燃焼性適否を推定することができる。例えば、表示部35に、過去に問題のあった燃料油の燃焼特性曲線と、全く問題のなかった燃料油の燃焼特性曲線を表示する。そして、今試験をした燃料油の燃焼特性曲線がどちらの燃焼特性曲線に近似しているかを確認する。これにより、今試験をした燃料油の燃焼特性曲線が、過去に問題があった燃料油の燃焼特性曲線に近似していれば問題があり、問題がなかった燃料油の燃焼特性曲線に近似していれば問題はないだろう、と今試験をした燃料油の燃焼性について推定することができる。
図7は、上記燃料油分析装置1で実施の試験結果から得られた発火温度とECNとの関係を示すグラフである。このグラフから、発火温度とECNとの関係を実線で示す線形50の関係に推定することができる。
従って、図7に示すような関係を予め導き出しておけば、この例ではC重油について上記燃料油分析装置1によって試料25を加熱し、その温度変化と重量変化とから発火温度を推定することにより、その発火温度から図7の関係に基づいて、その燃料油のECNを容易に推定することが可能となる。このECNの推定は、上述した図2に示す分析部33によって行われ、表示部35に表示させることができる。
図8に示すグラフは、上記図7に示す発火温度とECNとの関係を、C重油の動粘度ごとにデータ整理したものである。このグラフは、C重油の動粘度ごとにプロットした結果を示しており、C重油(180cSt)については「○」で示し、その線形を実線51で示している。C重油(380cSt)については「□」で示し、その線形を破線52で示している。C重油(500cSt)については「△」で示し、その線形を二点鎖線53で示している。
このように、C重油の動粘度ごとにデータを整理することで、C重油について上記燃料油分析装置1によって試料25を加熱し、その温度変化と重量変化とから発火温度を推定すれば、その発火温度から図8の関係に基づいて、動粘度ごとにその燃料油のECNをより正確に推定することが可能となる。このECNの推定は、上述した図2に示す分析部33によって行われ、表示部35に表示させることができる。
以上は、燃料油が試験中に発火した場合に、その発火温度から燃料油のECNを推定するものである。しかし、燃料油によっては蒸発のみで発火しない場合もある。
次に、発火せずに蒸発のみで重量が変化した場合にも適用できる、蒸発特性を用いた燃料油のECNを推定する燃料油分析装置について説明する。この燃料油分析装置は、燃料油の燃焼性は、その燃料油に固有の蒸発特性から求めることができると考えられるが、燃料油が発火する場合もあれば、発火しない場合もあり、この発火しない場合に用いることができる。
図9は、蒸発特性を得るために、燃料油の重量変化から燃焼性パラメータを定めるための所定の温度域を設定している。所定の温度域としては、T1〜T2の低温域と、T2〜T3の高温域とを設定している。この所定の温度域は、蒸発又は発火によって重量変化の大きい部分に設定しており、低温域における重量減少量をW1、高温域における重量減少量をW2、としている。
この設定の場合、燃料油が発火したとしても、T3においては発火後の重量カーブは蒸発のみのときのカーブとほぼ一致すると考えられるので、発火の影響を無視することができる。W1は、燃料が主燃焼となる前の蒸発量を示すものである。呼び水的な効果により、この数値が大きいほど一般に燃焼性が良い。W2は主燃焼による燃料の減少に対応する。
そして、上記C重油はすべてECNが実測値として得られているので、そのECN実測値を基に上記W1及びW2をパラメータとする重回帰分析を燃料油の動粘度ごとに行い、ECNの推定式を作成することができる。
重回帰分析はECN推定の精度を向上させるため燃料油の動粘度ごとに行い、動粘度ごとのECN推定式を作成する。ECN推定式は、例えば、「ECN(推定値)=A+B×W1+C×W2」のような形となる。ここで、A,B.Cは重回帰分析によって算出された係数を示す。
図10はECN実測値と上記ECN推定式によるECN推定値との関係を動粘度ごとに示したものである。この図から、ECN実測値とECN推定値との間には、線形60のような関係があると考えることができる。そして、この方法でECNを推定したときの相関係数を算出してみると、発火温度によるECN推定とほぼ同じ推定精度となっていることがわかった。
このように、上記燃料油分析装置1によれば、燃料油の所定の温度域における重量減少量を計測し、その重量減少量からECN推定式を用いて計算すれば、試料の燃料油のECNを推定することが可能となる。
以上のように、上記燃料油分析装置1によれば、所定量の燃料油を試料容器20に入れ、その試料容器20を本体ケース2の内部空間12で所定温度まで加熱して、その内部空間12の温度変化と、その温度変化の過程で得られた燃料油の重量低減変化とを測定し、それらの測定結果を分析することで、燃焼特性曲線を作成する。そして、その燃焼特性曲線から、既に燃焼性の評価がなされている燃料の燃焼特性曲線と比較することで燃料油の燃焼性を推定することができる。
また、燃料油の発火温度からECNを推定することで、その推定したECNから燃料油の燃焼性を容易に推定することができる。
さらに、加熱した燃料油の重量減少量からECNを推定し、その推定したECNから燃料油の燃焼性を容易に推定することができる。
このように、いずれかの手法で燃料油の燃焼性を容易に且つ短時間で推定することが可能であるが、更に、これらの手法を組み合わせれば、推定精度が向上できる。
そのため、船舶の乗組員などは、燃料油サンプルを専門業者に送って分析結果を待つことなく、速やかに積込んだ燃料油の使用開始や、場合によっては積込みを拒否することが可能となる。
なお、上記実施形態の燃料油分析装置1は一例であり、本体ケース2に分析部(パーソナルコンピュータ等)33を備えた構成であってもよく、燃料油分析装置1の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、燃料油として主にC重油を例に説明したが、同様に燃焼性を推定する必要がある燃料油であれば分析することはでき、燃料油はC重油に限定されるものではない。
さらに、上述した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明に係る燃料油分析装置は、重油などの燃料油について、適した燃焼性を有している燃料油か否かを容易に且つ短時間で分析したい簡易的な燃料油分析装置として使用できる。
1 燃料油分析装置
2 本体ケース
3 ヒータ(加熱部)
4 断熱材
5 温度センサ(温度測定部)
6 温度センサ(温度測定部)
7 温度センサ(温度測定部)
8 温度センサ(温度測定部)
9 温度制御部
10 蓋体
12 内部空間
13 排気口
14 筒状部
15 秤(重量測定部)
16 支持部材
17 空気ポンプ
18 モータ
19 配管
20 試料容器
21 鍔部
22 凹部
25 燃料油試料
30 制御装置
31 入力部
32 温度・重量制御部
33 分析部
34 比較部
35 表示部
36 保存部
50 線形
51 線形
52 線形
53 線形
60 線形
A−1〜A−3 燃焼特性曲線
180−1 燃焼特性曲線
180−5 燃焼特性曲線
180−9 燃焼特性曲線
380−1 燃焼特性曲線
380−4 燃焼特性曲線
380−8 燃焼特性曲線
500−1 燃焼特性曲線
500−3 燃焼特性曲線
500−6 燃焼特性曲線

Claims (3)

  1. 燃料油の試料を入れる試料容器と、
    前記試料容器を収容する内部空間を有する本体ケースと、
    前記本体ケース内で前記試料容器を加熱する加熱部と、
    前記本体ケース内の温度を所定温度範囲に制御する温度制御部と、
    前記本体ケース内の温度変化を測定する温度測定部と、
    前記試料容器内の燃料油の重量変化を測定する重量測定部と、
    前記温度測定部で測定した温度変化と前記重量測定部で測定した重量変化とを記録する記録部と、
    前記記録部に記録した温度変化と重量変化とから燃料油の燃焼性を推定する分析部と、を備え、
    前記分析部は、前記記録部に記録した温度変化と重量変化とから燃料油の発火温度を推定し、該発火温度から動粘度ごとに整理された燃料油の発火温度と推定セタン価との関係に基づいて燃料油の推定セタン価を推定するように構成されている燃料油分析装置。
  2. 燃料油の試料を入れる試料容器と、
    前記試料容器を収容する内部空間を有する本体ケースと、
    前記本体ケース内で前記試料容器を加熱する加熱部と、
    前記本体ケース内の温度を所定温度範囲に制御する温度制御部と、
    前記本体ケース内の温度変化を測定する温度測定部と、
    前記試料容器内の燃料油の重量変化を測定する重量測定部と、
    前記温度測定部で測定した温度変化と前記重量測定部で測定した重量変化とを記録する記録部と、
    前記記録部に記録した温度変化と重量変化とから燃料油の燃焼性を推定する分析部と、を備え、
    前記分析部は、前記記録部に記録した所定の温度域における重量変化に基づいて推定セタン価を推定するように構成されている燃料油分析装置。
  3. 前記温度測定部は、前記試料容器の周囲の複数箇所で温度を測定するように構成されている請求項1又は2に記載の燃料油分析装置。
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