JP6190019B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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    • G06V10/44Local feature extraction by analysis of parts of the pattern, e.g. by detecting edges, contours, loops, corners, strokes or intersections; Connectivity analysis, e.g. of connected components

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、物品を撮像した画像データから当該物品の特徴量を抽出し、予め用意された照合用物品の特徴量を示すデータと比較することで、当該物品の種別等を認識する技術が存在する。また、この技術を青果品等の商品の認識(識別)に用いることで、認識された商品を売上登録する店舗システムが提案されている。係る店舗システムでは、商品との類似度が閾値以上となるデータ(照合用商品)を、当該商品の候補として認識する。また、例えば、閾値以上のデータが1つの場合には商品に該当するデータとして自動的に確定する。
ところで、種々の商品の中には、その特性等によっては誤認識が生じ易い商品が存在する。この場合、閾値以上のデータが1つであり、その1つが誤認識されたデータであったとすると、誤認識された商品が自動的に確定されることになるため、処理の妨げとなる可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、商品の認識に係る処理を効率的に行うことが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することである。
実施の形態の情報処理装置は、抽出手段と、第1算出手段と、認識手段と、確定手段と、操作受付手段と、記録手段とを備える。抽出手段は、撮像手段が撮像した商品の画像から特徴量を抽出する。第1算出手段は、辞書登録された商品各々の特徴量と、前記抽出手段が抽出した特徴量とを比較し、その類似度を算出する。認識手段は、辞書登録された商品の中から、前記類似度が閾値以上の商品を商品候補として認識する。確定手段は、前記認識手段が認識した前記商品候補のうち前記類似度が最大の商品候補を、前記撮像手段が撮像した商品として確定する。操作受付手段は、前記確定手段が確定した前記商品候補について、誤認識の発生を指示するための操作を受け付ける。記録手段は、前記操作受付手段が前記操作を受け付けたことを条件に、前記確定手段が確定した前記商品候補について誤認識が発生したことを記録する。
図1は、実施形態に係るチェックアウトシステムの外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示したPOS端末及び商品読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示したPLUファイルのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図4は、図2に示したグループ設定ファイルのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図5は、図1に示したPOS端末及び商品読取装置の機能構成を示すブロック図である。 図6は、確認画面の表示例を示す図である。 図7は、商品候補画面の表示例を示す図である。 図8は、商品読取装置が実行する商品認識処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、POS端末が実行する売上登録処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係るセルフPOSの構成を示す斜視図である。 図11は、図10に示したセルフPOSのハードウェア構成を示すブロック図である。
以下では、チェックアウトシステムを例に本実施形態に係る情報処理装置及びプログラムについて、図面を参照して説明する。店舗システムは、一取引に係る商品の登録、精算を行うPOS端末を備えるチェックアウトシステム(POSシステム)等である。本実施形態は、スーパーマーケット等の店舗に導入されたチェックアウトシステムへの適用例である。
図1は、チェックアウトシステム1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、チェックアウトシステム1は、POS端末11と、情報処理装置としての商品読取装置101とを備える。
POS端末11は、チェックアウト台51上のドロワ21上面に載置する。ドロワ21は、POS端末11によって開放動作の制御を受ける。オペレータ(店員等)によって押下操作されるキーボード22は、POS端末11の上面に配置する。キーボード22を操作するオペレータから見てキーボード22よりも奥側には、オペレータに向けて情報を表示する表示デバイス23を備える。表示デバイス23は、その表示面23aに情報を表示する。タッチパネル26は、表示面23aに積層される。顧客用表示デバイス24は、表示デバイス23よりもさらに奥側に回転自在に立設される。顧客用表示デバイス24は、その表示面24aに情報を表示する。
なお、図1に示す顧客用表示デバイス24は、表示面24aを図1中手前側に向いた状態であるが、表示面24aが図1中奥側に向くように顧客用表示デバイス24を回転させることによって、顧客用表示デバイス24は顧客に向けて情報を表示する。
POS端末11が載置されるチェックアウト台51とL字を形成するようにして、横長テーブル状のカウンタ台151が配置される。カウンタ台151の上面には、荷受け面152が形成される。荷受け面152には、商品Gを収納する買物カゴ153が載置される。買物カゴ153は、顧客によって持ち込まれる第1の買物カゴ153aと、第1の買物カゴ153aから商品読取装置101を挟んだ位置に載置される第2の買物カゴ153bとに分けて考えることができる。
カウンタ台151の荷受け面152には、POS端末11とデータ送受信可能に接続された商品読取装置101が設置される。商品読取装置101は、薄型矩形形状のハウジング102を備える。
ハウジング102の正面には、読取窓103が配置される。ハウジング102の上部には、表示・操作部104が取り付けられる。表示・操作部104には、タッチパネル105が表面に積層された液晶表示器等の表示デバイス106が設けられる。表示デバイス106の右隣にはキーボード107が配設される。キーボード107の右隣には、図示しないカードリーダのカード読取溝108が設けられる。オペレータから見て表示・操作部104の裏面左奥側には、顧客に情報を提供するための顧客用表示デバイス109が設置される。
顧客によって持ち込まれた第1の買物カゴ153aには、一取引に係る商品Gが収納される。第1の買物カゴ153a内の商品Gは、商品読取装置101を操作するオペレータにより第2の買物カゴ153bへと移動される。この移動過程で、商品Gが商品読取装置101の読取窓103に向けられる。この際、読取窓103内に配置された撮像部164(図2参照)は商品Gを撮像する。
図2は、POS端末11及び商品読取装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。
POS端末11は、情報処理を実行する情報処理部としてのマイクロコンピュータ60を備える。マイクロコンピュータ60は、各種演算処理を実行し各部を制御するCPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Read Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)63とを備える。ROM62は、CPU61が実行するプログラムを記憶する。
POS端末11のCPU61には、ドロワ21、キーボード22、表示デバイス23、顧客用表示デバイス24、通信インターフェース25、タッチパネル26、HDD(Hard Disk Drive)64、接続インターフェース65及びプリンタ66が何れも各種の入出力回路(何れも図示せず)を介して接続される。
キーボード22は、「1」、「2」、「3」…等の数字や「×」という乗算の演算子が上面に表示されているテンキー22d、仮締めキー22e、及び締めキー22fを含む。
HDD64は、各種プログラムや各種ファイルを記憶する。CPU61は、POS端末11の起動時等に、HDD64に記憶されたプログラムの全部又は一部をRAM63にコピーし、実行する。
また、HDD64は、PLUファイルF1、グループ設定ファイルF2等のデータファイルを記憶する。PLUファイルF1及びグループ設定ファイルF2は、接続インターフェース65を介し、商品読取装置101から読み出し可能である。
PLUファイルF1は、店舗内で販売される商品Gと、その商品Gの売上登録等に関する情報との関連付けが設定されたデータファイルである。図3は、PLUファイルF1のデータ構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、PLUファイルF1には、商品G毎に、ユニークに割り当てられた商品IDと、商品名や単価等の商品に関する情報と、その商品Gを撮像した商品画像とが関連付けて登録される。また、PLUファイルF1には、商品G毎に、その商品Gの外観の特徴量(辞書登録された商品の特徴量データ)が関連付けられて登録される。さらに、PLUファイルF1には、商品G毎に、認識の自動確定を行うか否かを指示する指示情報としての第1フラグが関連付けて登録される。
本実施形態において、PLUファイルF1の特徴量データは、商品Gの外観の特徴量を記憶する辞書(辞書データ)として機能する。なお、辞書データは、この実施形態に限らず、商品ID、商品名、単価等の商品に関する情報を記憶するPLUファイルF1とは別体に設けられていてもよい。この場合、同一の商品について、辞書データとPLUファイル中の他のデータとの関連付けが行われているものとする。
商品画像は、後述する類似度判定の際に、比較の対象とされる辞書登録された商品の各々を撮像した画像である。商品画像は、後述する商品候補の提示の際に、その商品候補を表す画像として提示される。また、各商品Gの撮像画像(例えば、商品画像)から予め抽出された、その商品Gの特徴量が、対応する商品IDに関連付けて登録される。ここで、特徴量とは、商品G表面の色合いや模様、凹凸状況、形状等、商品Gの特徴を表した情報である。
なお、本実施形態では、各商品Gの特徴量をPLUファイルF1に予め登録しておく形態としているが、これに限らず、特徴量を登録しない形態としてもよい。この場合、後述する特徴量抽出部1613により、各商品画像から特徴量を抽出することで、その都度特徴量を取得する形態としてもよい。また、商品画像の代わりに提示用の画像を登録する形態としてもよい。以下、PLUファイルF1に登録された商品を「登録商品」という。
第1フラグは、商品G毎に設定され、商品Gの各々について、認識の自動確定を行うか否かを個別に定めるためのものである。「認識の自動確定」は、後述する類似度判定部1614の類似度判定において、閾値以上の登録商品が1つの場合に、当該商品を確定商品として自動的に確定することを意味する。第1フラグでは、この類似度判定部1614により認識の自動確定を行うか否かを、例えば“ON”及び“OFF”等の二値の設定値で設定することができる。なお、認識の成功率が所定値以上の登録商品については、自動確定を実行(ON)に設定することが好ましい。ここで、認識の成功率に係る閾値は、特に問わないものとするが、例えば8割以上等、高確度を示す値であることが好ましい。
グループ設定ファイルF2は、所定の関係性を有する登録商品を、同一のグループに所属するメンバとして管理するためのデータファイルである。図4は、グループ設定ファイルF2のデータ構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、グループ設定ファイルF2には、グループ毎にユニークに割り当てられたグループIDと、当該グループに所属する登録商品の商品IDが関連付けて登録される。また、グループ設定ファイルF2には、グループ毎に、認識の自動確定を行うか否かを指示する指示情報としての第2フラグが関連付けて登録される。
このグループ設定ファイルF2において、同一のグループとする登録商品の組み合わせは特に問わないものとする。例えば、同一の商品について、複数の販売形態が存在する場合には、各販売形態に割り当てられた商品IDを同一グループとしてもよい。この場合、例えば、1株単位や、1/2又は1/4にカットされた状態で販売される同一の商品を、同一のグループに所属させることができる。また、同一のカテゴリや種別に属する登録商品の商品IDを同一グループとしてもよい。この場合、例えば、種別名“リンゴ”にカテゴライズされる各品種を、同一のグループに所属させることができる。また、互いに異なる登録商品であっても、その外観の特徴が類似する登録商品を同一グループとしてもよい。この場合、例えば、後述する商品候補の認識時において誤認識が生じる可能性のある登録商品を、同一のグループに所属させることができる。
第2フラグは、グループ毎に設定され、当該グループに属する登録商品の各々について、認識の自動確定を行うか否かを一括して定めるためのものである。なお、認識の成功率が所定値以上(例えば8割以上)の登録商品で構成されるグループについては、自動確定を実行(ON)に設定することが好ましい。
図2に戻り、POS端末11のCPU61には、ストアコンピュータSCとデータ通信を実行するための通信インターフェース25が入出力回路(図示せず)を介して接続される。ストアコンピュータSCは、店舗のバックヤード等に設置される。ストアコンピュータSCのHDD(図示せず)は、POS端末11に配信されるPLUファイルF1やグループ設定ファイルF2、PLUファイルF1に登録された各登録商品の在庫状態を管理するための在庫管理ファイル等を記憶する。
接続インターフェース65は、商品読取装置101との間でデータ送受信を可能にする。接続インターフェース65には、商品読取装置101が接続される。また、プリンタ66は、レシート等に印字を行う。POS端末11は、CPU61の制御の下、プリンタ66にて、一取引の取引内容をレシートに印字する。
商品読取装置101は、商品読取部110と、表示・操作部104とを備える。商品読取部110は、マイクロコンピュータ160を備える。マイクロコンピュータ160は、CPU161と、ROM162と、RAM163とを備える。ROM162は、CPU161が実行するプログラムを記憶する。
CPU161には、撮像部164、音声出力部165及び接続インターフェース175が各種の入出力回路(何れも図示せず)を介して接続される。撮像部164、音声出力部165及び接続インターフェース175は、CPU161によって動作が制御される。
撮像部164は、カラーCCDセンサやカラーCMOSセンサ等であり、読取窓103からの撮像を行う撮像手段である。例えば撮像部164では30fpsの動画像の撮像を行う。撮像部164が所定のフレームレートで順次撮像したフレーム画像(撮像画像)はRAM163に保存される。音声出力部165は、予め設定された警告音等を発生するための音声回路とスピーカ等である。音声出力部165は、CPU161の制御の下で警告音等の音声による報知を行う。
表示・操作部104は、タッチパネル105、表示デバイス106、キーボード107、顧客用表示デバイス109及び接続インターフェース176を備える。商品読取部110の接続インターフェース175は、POS端末11の接続インターフェース65に接続して、POS端末11との間でデータ送受信を可能にする。接続インターフェース175は、接続インターフェース176を介して、表示・操作部104と接続し、CPU161は、接続インターフェース175を介して、商品読取部110と表示・操作部104との間でデータ送受信を行う。
次に、CPU161、CPU61がプログラムを実行することで実現されるCPU161、CPU61の機能構成について、図5を参照して説明する。
図5は、POS端末11及び商品読取装置101の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、商品読取装置101のCPU161は、プログラムを順次実行することにより、画像取込部1611、商品検出部1612、特徴量抽出部1613、類似度判定部1614、商品候補提示部1615、入力受付部1616及び情報出力部1617としての機能を備える。
画像取込部1611は、取込手段に対応する機能部である。画像取込部1611は、撮像部164に撮像オン信号を出力して撮像部164に撮像動作を開始させる。画像取込部1611は、撮像動作開始後に撮像部164が撮像してRAM163に保存された撮像画像を順次取り込む。画像取込部1611による撮像画像の取り込みは、RAM163に保存された順に行う。
商品検出部1612は、画像取込部1611により取り込まれた撮像画像に含まれる商品Gの全部又は一部の輪郭線を、公知のパターンマッチング技術等を用いて検出する。次いで、前回の撮像画像(フレーム画像)から抽出された輪郭線と、今回のフレーム画像から抽出された輪郭線とを比較し、変化のあった部分、すなわち、読取窓103に向けられた商品Gの写り込み領域を検出する。
商品Gを検出する別の方法としては、撮像画像から肌色領域が検出されたか否かを判定し、肌色領域が検出された場合、つまり店員の手の写り込みが検出された場合は、この肌色領域の近傍において上述した輪郭線の検出を行うことで、店員の手が把持していると想定される商品Gの輪郭抽出を試みる。この時、手の形状を示す輪郭と、手の輪郭の近傍にそれ以外の物体の輪郭とが検出された場合には、この物体の輪郭から商品Gを検出する。
特徴量抽出部1613は、抽出手段に対応する機能部である。特徴量抽出部1613は、画像取込部1611により取り込まれた撮像画像から、商品検出部1612で検出された商品Gの表面の状態(表面の色合い、模様、凸凹状況、形状等)を特徴量として抽出する。
類似度判定部1614は、算出手段、認識手段及び判別手段に対応する機能部である。類似度判定部1614は、POS端末11のPLUファイルF1に登録された各登録商品の特徴量と、特徴量抽出部1613で抽出された特徴量とを比較し、その類似度をそれぞれ算出する。また、類似度判定部1614は、算出した類似度のうち、その値が所定の閾値以上となる登録商品(商品ID)を、撮像部164で撮像された商品Gの候補(商品候補)として認識する。
ここで、類似度は、商品Gの特徴量と、PLUファイルF1に登録された商品の特徴量とを比較し、両特徴量がどの程度類似しているかを示す値(類似度)であればよい。なお、類似度の概念は、この例に限らず、PLUファイルF1に登録された各登録商品の特徴量との一致度を示す値や、商品Gの特徴量とPLUファイルF1に登録された各登録商品の特徴量とがどの程度相関するかを示す値であってもよい。
上記のように画像中に含まれる物体を認識することは、一般物体認識(generic object recognition)と呼ばれている。このような一般物体認識については、下記の文献において各種認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16 [平成25年1月24日検索],インターネット<URL: http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf >
また、画像を物品(オブジェクト)毎に領域分割することによって一般物体認識を行う技術が、下記の文献において解説されている。
Jamie Shottonら,“Semantic Texton Forests for Image Categorization and Segmentation”,[平成25年1月24日検索],インターネット<URL: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.145.3036&rep=rep1&type=pdf >
なお、類似度の算出方法は特に問わないものとする。例えば、類似度を絶対評価として算出してもよいし、相対評価として算出してもよい。類似度を絶対評価として算出する場合、撮像された商品Gの画像と、登録商品とを1対1で比較し、この比較の結果導出される類似度をそのまま採用すればよい。また、類似度を相対評価として算出する場合、撮像された商品Gと、各登録商品との類似度の総和が1.0(100%)となるように算出すればよい。
また、類似度判定部1614は、認識した商品候補のうち、類似度が最大の商品候補について、PLUファイルF1を参照し、当該商品候補の第1フラグを判別する。ここで、第1フラグに自動確定の実行(ON)が設定されている場合、類似度判定部1614は、類似度が最大の商品候補を、商品Gに対応する商品(確定商品)として確定する。また、自動確定の非実行(OFF)が設定されている場合、類似度判定部1614は、グループ設定ファイルF2を参照し、類似度が最大の商品候補が属するグループの第2フラグを判別する。ここで、第2フラグに自動確定の実行(ON)が設定されている場合、類似度判定部1614は、類似度が最大の商品候補を、商品Gに対応する商品(確定商品)として確定する。
本実施形態において、「類似度が最大の商品候補」は、認識された複数の商品候補のうちの1つに限らず、商品候補が1つ認識された場合の当該商品候補をも想定している。なお、類似度が最大の商品候補が複数個存在する場合には、何れか一方を確定商品としてもよいし、認識した全ての商品候補を商品候補提示部1615に通知することで、自動認識を行わない形態としてもよい。
また、本実施形態では、類似度が最大の商品候補について、第1フラグ及び第2フラグを判別する形態としたが、これに限らないものとする。例えば、類似度が最大の商品候補と、当該商品候補以外の他の商品候補との類似度の差が所定値以上であることを条件に、第1フラグ及び第2フラグの判別を行う形態としてもよい。
類似度判定部1614は、確定商品を確定すると、その確定商品をオペレータに通知するための確認画面を表示デバイス106に表示する。ここで、図6は、確認画面の表示例を示す図である。同図に示すように、確認画面A1は、確定商品の商品名等を表示するための確定商品提示領域A11を含む。また、確認画面A1は、確定商品の許諾を確認するための確認ボタンB11と、再認識を指示するための再認識ボタンB12とを含む。
ここで、オペレータは、確定商品提示領域A11に表示された確定商品を確認し、その内容が正しい場合、確認ボタンB11を操作することで認証成功を通知する。類似度判定部1614は、確認ボタンB11の操作を受け付けると、その確定商品(商品ID)について認識が成功したことを記録する。
また、オペレータは、確定商品提示領域A11に表示された確定商品に誤りがある場合、再認識ボタンB12を操作することで誤認識の発生を通知する。類似度判定部1614は、再認識ボタンB12の操作を受け付けると、その確定商品(商品ID)について誤認識が発生したことを記録する。そして、類似度判定部1614は、類似度判定を再開することで商品候補の再認識を行う。なお、再認識の際には、第1フラグ及び第2フラグに自動確定の非実行が設定されているとして処理する形態としてもよい。また、新たな商品Gの読み込みを確認した場合や、所定の時間(例えば2秒等)が経過した場合には、確認ボタンB11が操作されたものとして処理する形態としてもよい。
なお、第1フラグ及び第2フラグに自動確定の非実行(OFF)が設定されている場合には、類似度判定部1614は確定処理を行わず、認識した全ての商品候補を類似度判定部1614に通知する。
商品候補提示部1615は、表示制御手段に対応する機能部である。商品候補提示部1615は、類似度判定部1614から商品候補として通知された登録商品に関する情報を、表示デバイス106に表示する。より詳細には、商品候補提示部1615は、商品候補に対応する登録商品のレコードをPOS端末11のPLUファイルF1から読み出し、表示デバイス106に表示する。
図7は、商品候補画面の表示例を示す図である。同図に示すように、商品候補画面A2は、撮像画像領域A21と、商品候補提示領域A22とを含む。
撮像画像領域A21は、画像取込部1611が取り込んだ撮像画像を表示するための領域である。商品候補提示領域A22は、商品候補として認識された各登録商品の商品画像や商品名等を表示するための領域である。この商品候補提示領域A22には、類似度判定部1614で認識された商品候補の商品画像(G1〜G3)が商品名等とともに表示される。なお、商品候補提示領域A12には、類似度判定部1614で認識された商品候補の商品画像を表示せず、商品名を表示するようにしてもよい。
撮像画像領域A21の下部には、部門コードや商品リスト等から手動で商品を選択(確定)するための手動確定ボタンB21が設けられる。CPU161は、手動確定ボタンB21の操作に応じて、商品の確定を手動で行うための手動確定画面(図示せず)を表示デバイス106に表示する。手動確定画面から選択された商品(登録商品)は、確定商品として処理される。
なお、商品候補提示領域A22に表示される商品候補は、類似度判定部1614から通知されたものに限らないものとする。例えば、類似度判定部1614から通知された商品候補が何れかのグループに属する場合に、このグループに属する他の登録商品を商品候補として商品候補提示領域A22に表示してもよい。この場合、商品候補提示部1615は、通知された商品候補の商品IDが属するグループをグループ設定ファイルF2から特定する。そして、商品候補提示部1615は、特定したグループに属する登録商品のレコードをPLUファイルF1から読み出し、商品候補として商品候補提示領域A22に表示する。
図5に戻り、入力受付部1616は、タッチパネル105又はキーボード107を介して表示デバイス106の表示に対応する各種入力操作を受け付ける。例えば、入力受付部1616は、表示デバイス106に表示された商品候補の中から何れか1つの商品候補に対する選択操作を受け付ける。入力受付部1616は、選択された商品候補を、商品Gに対応する商品(確定商品)として確定する。なお、商品検出部1612が複数の商品Gを検出可能である場合には、入力受付部1616は商品候補の中から、複数の商品候補の選択操作を受け付けてもよい。
情報出力部1617は、上述のように確定された確定商品について、その商品を示す情報(例えば、商品IDや商品名等)を、接続インターフェース175を介してPOS端末11に出力する。
なお、情報出力部1617は、タッチパネル105又はキーボード107を介して別途入力された販売個数を、商品ID等とともにPOS端末11に出力してもよい。また、情報出力部1617がPOS端末11に出力する情報としては、情報出力部1617がPLUファイルF1から読み出した商品IDを直接通知してもよいし、商品IDを特定することが可能な商品名、商品画像のファイル名を通知してもよいし、その商品IDの格納場所(PLUファイルF1での格納アドレス)を通知してもよい。
一方、POS端末11のCPU61は、プログラムを実行することにより、売上登録部611としての機能を備える。売上登録部611は、商品読取装置101の情報出力部1617から出力された商品IDと販売個数とに基づいて、対応する商品の売上登録を行う。具体的に、売上登録部611は、PLUファイルF1を参照し、通知された商品ID及び当該商品IDに対応する商品分類、商品名、単価等を、販売個数とともに売上マスタファイル等に記録することで売上登録を行う。
以下、チェックアウトシステム1の動作について説明する。まず、図8を参照して、商品読取装置101の動作について説明する。ここで、図8は、商品読取装置101が実行する商品認識処理の手順を示すフローチャートである。
POS端末11による商品登録の開始等に応じて本処理が開始されると、画像取込部1611は、撮像部164に撮像オン信号を出力して撮像部164による撮像を開始する(ステップS11)。
画像取込部1611は、撮像部164が撮像してRAM163に保存されたフレーム画像(撮像画像)を取り込む(ステップS12)。次いで、商品検出部1612は、ステップS12で取り込まれた撮像画像から商品Gの全部又は一部の検出を行う(ステップS13)。ここで、商品Gが検出されない場合には(ステップS13;No)、ステップS12に戻る。
ステップS13において商品Gが検出された場合(ステップS13;Yes)、特徴量抽出部1613は、ステップS12で取り込まれた撮像画像から、ステップS13で検出された商品Gの特徴量を抽出する(ステップS14)。次いで、類似度判定部1614は、ステップS14で抽出された特徴量と、PLUファイルF1に登録された各登録商品の特徴量とを比較し、その類似度をそれぞれ算出する(ステップS15)。
類似度判定部1614は、算出した類似度が所定の閾値以上となった登録商品の商品IDを商品候補として認識する(ステップS16)。なお、商品候補の個数が0の場合には、ステップS12に戻る。
次いで、類似度判定部1614は、認識した商品候補のうち、類似度が最大の商品候補に関連付けられた第1フラグの設定値を判別する(ステップS17)。第1フラグに自動確定の実行(ON)が設定されている場合(ステップS17;Yes)、類似度判定部1614は、類似度が最大の商品候補を確定商品として確定し(ステップS19)、ステップS20に移行する。なお、第1フラグに自動確定の実行(ON)が設定されている場合(ステップS17;Yes)、類似度判定部1614は、類似度が最大の商品候補を確定商品として確定するというものに限らない。第1フラグに自動確定の実行(ON)が設定されている場合(ステップS17;Yes)、類似度判定部1614は、類似度の閾値に応じて、自動確定または、商品候補の表示をするようにしてもよい。例えば類似度が90%以上であれば自動確定とし、類似度が90%よりも小さければ商品候補を表示するようにする。
また、第1フラグに非実行(OFF)が設定されている場合(ステップS17;No)、類似度判定部1614は、その商品候補が属するグループに関連付けられた第2フラグの設定値を判別する(ステップS18)。
第2フラグに自動確定の実行(ON)が設定されている場合(ステップS18;Yes)、類似度判定部1614は、その商品候補を確定商品として確定し(ステップS19)、ステップS20に移行する。また、第2フラグに自動確定の非実行(OFF)が設定されている場合(ステップS18;No)、類似度判定部1614は、この商品候補を商品候補提示部1615に通知し、ステップS22に移行する。
ステップS20では、類似度判定部1614は、確定商品の確認画面を表示する(ステップS20)。ここで、確認ボタンB11が操作された場合(ステップS21;Yes)、類似度判定部1614は、認識が成功したことを記録し、ステップS24に移行する。また、再認識ボタンB12が操作された場合(ステップS21;No)、類似度判定部1614は、誤認識が発生したことを記録し、ステップS12に戻る。
ステップS22において、商品候補提示部1615は、通知された商品候補のレコードをPLUファイルF1から読み出し、表示デバイス106に表示する。第2フラグがOFFに設定されている商品を、商品候補として表示デバイス106に表示する際、候補の商品画像(例えば図7のG1〜G3)の背景色を変更するようにしてもよい。例えば、第2フラグがOFFに設定されている商品の商品画像の背景色を青色とし、第2フラグがOFFに設定されていない商品の商品画像の背景色を白色として、区別できるように表示する。
続いて、入力受付部1616は、タッチパネル105又はキーボード107を介して、商品候補の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS23)。選択操作が行われると(ステップS23;Yes)、入力受付部1616は、選択された商品候補を、商品Gに対応する確定商品として受け付け、ステップS24に移行する。また、ステップS23において、商品候補の選択を受け付けない場合には(ステップS23;No)、ステップS12に再び戻る。
ステップS24において、情報出力部1617は、確定商品を示す商品ID等の情報を、POS端末11に出力し(ステップS24)、ステップS25に移行する。ここで、タッチパネル105等を介して販売個数が別途入力された場合には、ステップS24において、確定商品を示す情報とともに、その販売個数をPOS端末11に出力する。なお、販売個数の入力が行われない場合には、デフォルト値として販売個数“1”を出力する形態としてもよい。
続くステップS25において、CPU161は、POS端末11から商品登録の終了通知等による業務終了の有無を判定する(ステップS25)。業務を継続する場合(ステップS25;No)、CPU161は、ステップS12に処理を戻して処理を継続させる。また、業務を終了する場合(ステップS25;Yes)、画像取込部1611は、撮像部164に撮像オフ信号を出力することで、撮像部164による撮像を終了し(ステップS26)、商品認識処理を終了する。
次に、POS端末11の処理動作について説明する。図9は、POS端末11が実行する売上登録処理の手順を示すフローチャートである。
まず、キーボード22の操作指示による商品登録の開始等に応じて処理が開始されると、CPU61は、商品読取装置101が図8のステップS24で出力した、確定商品の商品IDと、その販売個数とを受信する(ステップS31)。次いで、売上登録部611は、ステップS31で受信した商品ID及び販売個数に基づいて、PLUファイルF1から商品種別や単価等を読み出し、商品読取装置101で読み取られた商品Gの売上を売上マスタファイルに登録する(ステップS32)。
続いて、CPU61は、キーボード22の操作指示による売上登録の終了等による業務終了の有無を判定する(ステップS33)。業務を継続する場合(ステップS33;No)、CPU61は、ステップS31へ戻り処理を継続させる。業務を終了する場合(ステップS33;Yes)、CPU61は売上登録処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、認識率等に応じて設定された第1フラグ及び第2フラグの設定値に基づき、商品Gに対応する登録商品(確定商品)の自動確定を実行する。これにより、自動確定の実行が指示された登録商品を認識した場合に、確定商品の確定を自動で行うことができるため、商品の認識に係る処理を効率的に行うことができる。また、例えば、認識の誤認識の発生率が高い登録商品を自動確定の非実行とし、それ以外の登録商品を自動認識の実行とすることで、自動確定の確度を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。また、上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、第1フラグ及び第2フラグの設定値は固定値としてもよいし、動的に変更する構成としてもよい。後者の構成を採用する場合、CPU161又はCPU61は設定変更手段として機能し、類似度判定部1614の認識率に基づいて、第1フラグ及び第2フラグの設定値を変更する。具体的に、設定変更手段は、ステップS21で得られた商品候補(確定商品)各々の認識成功及び誤認識の記録(履歴)に基づき、各商品候補についての誤認識の発生率を算出する。そして、設定変更手段は、認識の成功率が所定値以上(例えば8割以上)の商品候補(登録商品)に係る第1フラグ又は第2フラグをONに設定(変更)する。また、設定変更手段は、認識の成功率が所定値未満(例えば8割未満)の商品候補(登録商品)に係る第1フラグ又は第2フラグをOFFに設定(変更)する。
また、上記実施形態では、第1フラグ及び第2フラグの両方を設ける形態としたが、何れか一方のみを設ける形態としてもよい。
また、上記実施形態では、POS端末11が、PLUファイルF1及びグループ設定ファイルF2を備える形態としたが、これに限らず、商品読取装置101が、PLUファイルF1及びグループ設定ファイルF2の一部又は全てを備える形態としてもよい。
また、上記実施形態では、判別手段(類似度判定部1614)により、各々の商品で、自動確定の非実行を指示する指示情報が対応付けられていると判別された場合に、認識手段(類似度判定部1614)が認識した各商品候補を選択可能に表示する形態としたが、これに限らない。例えば、自動確定の実行の指示がされている商品について、自動確定実行モード又は自動確定非実行モードで動作する動作モードを有してもよい。
ここで、自動確定実行モードは、自動確定の実行の指示がされている商品について、自動確定を実行する動作モードである。この自動確定実行モードで動作する場合、認識手段(類似度判定部1614)は、上記実施形態と同様、自動確定の実行の指示がされている商品について自動確定を行う。
また、自動確定非実行モードは、自動確定の実行の指示がされている商品について、自動確定を非実行とする動作モードである。この自動確定非実行モードで動作する場合、認識手段(類似度判定部1614)は、自動確定の実行の指示がされている商品について自動確定を行わず、商品候補として表示制御部(商品候補提示部1615)に通知する。また、表示制御部(商品候補提示部1615)は、認識手段(類似度判定部1614)が認識した各商品候補を選択可能に表示する。
なお、自動確定の実行又は非実行を指示する指示情報の有無に関わらず、商品読取装置101(類似度判定部1614)自体が、自動確定実行モードと自動確定非実行モードとの両動作モードを備えてもよい。この場合、例えば、自動確定実行モードにおいて、類似度が第1の閾値以上であれば、商品を自動確定させ、類似度が第1の閾値未満で第2の閾値以上(第1の閾値>第2の閾値)であれば、認識した各商品候補を選択可能に表示させる。一方、自動確定非実行モードにおいて、類似度が商品を確定させる閾値である第1の閾値以上であったとしても、商品を自動確定せずに、認識した各商品候補を選択可能に表示させる。これにより、誤認識が生じ易い商品や、辞書登録したばかりの商品などがある場合に、自動確定非実行モードを設定することで、商品の認識に係る処理を効率的に行うことができる。なお、自動確定実行モードと自動確定非実行モードとを適宜変更(切り替え)可能な設定変更手段を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、商品読取装置101において、商品候補の識別を行う形態としたが、商品読取装置101が備える機能部の一部又は全てをPOS端末11が備える形態としてもよい。
例えば、POS端末11が、特徴量抽出部1613及び類似度判定部1614を備え、商品読取装置101が、画像取込部1611、商品検出部1612、商品候補提示部1615、入力受付部1616及び情報出力部1617を備える形態としてもよい。この場合、商品読取装置101側では、画像取込部1611により取り込まれ、商品検出部1612で商品を検出した撮像画像をPOS端末11に送信する。また、商品読取装置101は、POS端末11側で認識された商品(登録商品)の結果を受信し、この受信した結果を商品候補提示部1615が商品候補として提示する構成とする。また、商品読取装置101の機能部の全てをPOS端末11が備える場合、商品読取装置101は撮像装置として機能し、POS端末11では、商品読取装置101から送信された撮像画像に基づき商品候補の表示と選択を行う。
また、上記実施形態では、据置型のスキャナ装置(商品読取装置101)を用いた例を説明したが、これに限らず、いわゆるハンディタイプのスキャナ装置がPOS端末11に接続された形態であってもよい。
また、上記実施形態では、POS端末11と商品読取装置101とで構成されるチェックアウトシステム1のうち、商品読取装置101に本発明の実施形態を適用したが、これに限るものではなく、POS端末11及び商品読取装置101の機能を備えた1台構成の装置又は、例えば、図1に示す商品読取装置101及びPOS端末11が有線又は無線にて接続されて構成されるチェックアウトシステムに適用するようにしてもよい。POS端末11及び商品読取装置101の機能を備えた1台構成の装置としては、スーパーマーケット等の店舗に設置されて用いられるセルフチェックアウト装置(以降、単にセルフPOSと称する)が挙げられる。
ここで、図10は、セルフPOS200の外観構成を示す斜視図、図11は、セルフPOS200のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、以下では、図1及び図2に示される同様の構成については同一の符号を付して示し、その重複する説明を省略する。
図10及び図11に示すように、セルフPOS200の本体202は、タッチパネル105が表面に配設された表示デバイス106や、商品の種別等を認識(検出)するために商品画像を読み取る商品読取部110を備える。
表示デバイス106は、客にセルフPOS200の操作方法を知らせるための案内画面や、各種の入力画面や、商品読取部110で読み込んだ商品情報を表示する登録画面、商品の合計金額や預かり金額、釣銭額等を表示し、支払い方法の選択をする精算画面等を表示する。
商品読取部110は、客が商品に付されたコードシンボルを商品読取部110の読取窓103にかざすことで商品画像を撮像部164により読み取るものである。
また、本体202の右側には、かごに入った未精算の商品を置くための商品載置台203を設け、本体202の左側には、精算済みの商品を置くための商品載置台204を設ける。また、精算済みの商品を入れるための袋を掛けるための袋掛けフック205や、精算済みの商品を袋に入れる前に一時的に置いておくための一時置き台206を設ける。商品載置台203及び204は、計量器207,208をそれぞれ備えており、精算の前後で商品の重量が同じであることを確認する機能を有する。
また、セルフPOS200の本体202には、精算用の紙幣の入金や釣り紙幣の受け取りを行うための釣り銭器201を設ける。
このような構成のセルフPOS200に本発明の実施形態を適用した場合、セルフPOS200が情報処理装置として機能する。なお、POS端末11と商品読取装置101との機能を備えた1台構成の装置は、上述した構成のセルフPOS200に限らず、計量器207及び208を除いて構成された装置であってもよい。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らないものとする。例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることで提供する構成してもよい。また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で配布する構成してもよい。
また、上記実施形態のプログラムを、通信機能を有する携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末に組み込んで、その機能を実現させる形態としてもよい。
1 チェックアウトシステム
11 POS端末
611 売上登録部
101 商品読取装置
1611 画像取込部
1612 商品検出部
1613 特徴量抽出部
1614 類似度判定部
1615 商品候補提示部
1616 入力受付部
1617 情報出力部
F1 PLUファイル
F2 グループ設定ファイル
SC ストアコンピュータ
特開2013−89085号公報

Claims (6)

  1. 撮像手段が撮像した商品の画像から特徴量を抽出する抽出手段と、
    辞書登録された商品各々の特徴量と、前記抽出手段が抽出した特徴量とを比較し、その類似度を算出する第1算出手段と、
    辞書登録された商品の中から、前記類似度が閾値以上の商品を商品候補として認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識した前記商品候補のうち前記類似度が最大の商品候補を、前記撮像手段が撮像した商品として確定する確定手段と、
    前記確定手段が確定した前記商品候補について、誤認識の発生を指示するための操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段が前記操作を受け付けたことを条件に、前記確定手段が確定した前記商品候補について誤認識が発生したことを記録する記録手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記記録手段の記録結果に基づいて、前記辞書登録された商品各々の誤認識の発生率を算出する第2算出手段を更に備え、
    前記確定手段は、前記類似度が最大の商品候補についての誤認識の発生率が所定値以上であることを条件に、前記確定を非実行とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記確定手段の動作について、前記確定を実行する自動確定実行モードと、前記確定を非実行とする自動確定非実行モードとを有し、
    前記確定手段は、前記自動確定実行モードで動作する場合に前記確定を実行し、前記自動確定非実行モードで動作する場合に前記確定を非実行とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記認識手段は、前記操作受付手段が前記操作を受け付けたことを条件に、前記商品候補の再認識を実行し、
    前記確定手段は、前記操作受付手段が前記操作を受け付けたことを条件に、前記認識手段で再認識された前記商品候補に対する前記確定を非実行とする請求項1〜3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記確定手段が前記確定を非実行とすることを条件に、前記認識手段が認識した各商品候補を選択可能に表示する表示制御手段を更に備える請求項1〜4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    撮像手段が撮像した商品の画像から特徴量を抽出する抽出手段と、
    辞書登録された商品各々の特徴量と、前記抽出手段が抽出した特徴量とを比較し、その類似度を算出する第1算出手段と、
    辞書登録された商品の中から、前記類似度が閾値以上の商品を商品候補として認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識した前記商品候補のうち前記類似度が最大の商品候補を、前記撮像手段が撮像した商品として確定する確定手段と、
    前記確定手段が確定した前記商品候補について、誤認識の発生を指示するための操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段が前記操作を受け付けたことを条件に、前記確定手段が確定した前記商品候補について誤認識が発生したことを記録する記録手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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