JP6187260B2 - 情報収集装置、システム、方法、及び、プログラム - Google Patents

情報収集装置、システム、方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は情報収集装置、システム、方法、及び、プログラムに関する。
ユーザの行動を表す行動情報に基づいて配信情報を選択し、選択した配信情報を当該ユーザのユーザ端末へ送信する情報配信システムが知られている(例えば、特開2003−256713号公報を参照)。行動情報は、例えば、ユーザ端末の位置を表す位置情報、又は、ユーザが購入した商品を表す購買情報等である。
特開2003−256713号公報に記載の情報配信システムが含むサーバ装置は、ユーザ端末を保有するユーザを登録する登録者ファイルと、購買履歴を収集した購買履歴ファイルと、登録者の行動をGPS(Global Positioning System)を用いて収集した位置情報ファイル(行動パターンファイル)と、広告を表す配信情報を含む広告依頼ファイルと、を有する。このサーバ装置は、購買履歴ファイル、行動パターンファイル、及び、広告依頼ファイルに基づいて、広告を表す配信情報を送信する対象となる登録者を抽出する。
この情報配信システムによれば、ユーザの購買履歴、及び、ユーザの行動に基づいて、適切に選択された配信情報をユーザ端末へ送信(即ち、「パーソナライズドサービス」を提供)することができる。特開2003−256713号公報に記載された情報配信システムによれば、ユーザの行動情報を収集することにより、ユーザの嗜好情報を詳細に分析することが可能になる。
嗜好情報とはユーザの行動の傾向であり、嗜好情報の分析とは、たとえば行動情報としてユーザの商品購買記録が得られた場合、ユーザが好む商品のジャンル(ファッション、インテリア、コンピュータ、ゲームなど)の分析である。
また、行動情報が長期にわたり収集され続けることで、嗜好情報の分析精度はより高くなる。たとえば、あるユーザの1週間の行動情報の収集によって、当該ユーザが“サッカー”に興味があると分析でき、さらに1ヶ月間の行動情報の収集によって、“特定のサッカーチーム”に興味があると分析できることがありうる。このように、情報配信システム等は、ユーザの行動情報を収集し、嗜好分析を行なうことによって配信情報等の改善など、サービスの質の向上が可能となる。
しかし、ユーザは長期的な行動情報の蓄積に対して不快感を抱くことが多い。これを解消するためには、システムがユーザの行動情報をトレースできなくするようなプライバシ保護の仕組みが必要となる。
上記の問題を解決するための1つの方法は、行動情報の収集の際にユーザごとに固定したID(IDentification)を用いないようにすることである。たとえば、システムは、ユーザが任意に発行できる一時的なIDである仮IDを行動情報収集のためのIDとして用い、ユーザが仮IDを適宜変更することで、ユーザの意思によって、システムによるユーザの行動情報のトレースを断ち切ることができる。
しかし、ユーザが仮IDを変更することにより行動情報のトレースを断ち切ってしまった場合、システムは、以前までに蓄積されたユーザの行動情報を利用することはできなくなってしまい、嗜好分析の精度が低下し、嗜好分析によって精度を向上していたパーソナライズドサービスの質が低下してしまう。
すなわち、ユーザがユーザの行動情報のトレースを断ち切ることでプライバシ性を高めることができる一方で、システムは蓄積された行動情報を利用できなくなることにより嗜好分析の精度を低下させてしまう。
このように、行動情報の収集におけるプライバシ性の向上と、嗜好分析の精度の低下の防止を両立ができないという課題がある。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、行動情報の収集において、プライバシを保護しながら嗜好分析の精度の低下を防止する情報収集装置、システム、方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の一形態は、情報収集装置であって、ユーザ端末から取得した、ユーザのグループIDと、行動情報と、ユーザが変更可能な仮IDと、を対応付けて格納する行動情報格納手段と、前記グループIDと第1の嗜好情報とを対応付けて格納するグループ情報格納手段と、前記行動情報と第2の嗜好情報とを対応付けて格納する嗜好情報格納手段と、前記行動情報格納手段に格納された前記グループIDと対応する前記第1の嗜好情報と、前記行動情報格納手段に格納された前記行動情報と対応する前記第2の嗜好情報と、からなる前記仮IDごとの嗜好情報の集合を生成し、当該集合間の類似度を基に、前記行動情報格納手段に格納された前記仮IDをグループ分けし、当該グループごとにグループIDを生成して前記グループ情報格納手段に格納するグループ情報更新手段と、前記ユーザ端末から取得した前記仮IDを含む前記グループの前記グループIDを包含するグループリストを生成して前記ユーザ端末へ送信するグループリスト生成・送信手段と、を備える。
また、本発明は、ユーザ端末から取得した、ユーザのグループIDと、行動情報と、ユーザが変更可能な仮IDと、を対応付けて格納する行動情報格納手段と、前記グループIDと第1の嗜好情報とを対応付けて格納するグループ情報格納手段と、前記行動情報と第2の嗜好情報とを対応付けて格納する嗜好情報格納手段と、を備えるコンピュータに、前記行動情報格納手段に格納された前記グループIDと対応する前記第1の嗜好情報と、前記行動情報格納手段に格納された前記行動情報と対応する前記第2の嗜好情報と、からなる前記仮IDごとの嗜好情報の集合を生成し、当該集合間の類似度を基に、前記行動情報格納手段に格納された前記仮IDをグループ分けし、当該グループごとにグループIDを生成して前記グループ情報格納手段に格納するグループ情報更新ステップと、前記ユーザ端末から取得した前記仮IDを含む前記グループの前記グループIDを包含するグループリストを生成して前記ユーザ端末へ送信するグループリスト生成・送信ステップと、を実行させる情報収集プログラムを提供する。
また、本発明は、ユーザ端末から取得した、ユーザのグループIDと、行動情報と、ユーザが変更可能な仮IDと、を対応付けて行動情報格納手段に格納し、前記グループIDと第1の嗜好情報とを対応付けてグループ情報格納手段に格納し、前記行動情報と第2の嗜好情報とを対応付けて嗜好情報格納手段に格納し、前記行動情報格納手段に格納された前記グループIDと対応する前記第1の嗜好情報と、前記行動情報格納手段に格納された前記行動情報と対応する前記第2の嗜好情報と、からなる前記仮IDごとの嗜好情報の集合を生成し、当該集合間の類似度を基に、前記行動情報格納手段に格納された前記仮IDをグループ分けし、当該グループごとにグループIDを生成して前記グループ情報格納手段に格納し、前記ユーザ端末から取得した前記仮IDを含む前記グループの前記グループIDを包含するグループリストを生成して前記ユーザ端末へ送信する情報収集方法を提供する。
本発明は、行動情報の収集において、プライバシを保護しながら嗜好分析の精度の低下を防止する情報収集装置、システム、方法、及び、プログラムを提供する。
第1の実施の形態の構成の一例を示すブロック図である。 全体の動作の一例を示す流れ図である。 グループ情報更新部1130の動作の一例を示す流れ図である。 嗜好情報分析部の動作の一例を示す流れ図である。 グループリスト作成部の動作の一例を示す流れ図である。 グループ選択部の動作の一例を示す流れ図である。 ID格納部の一例を示す図である。 行動情報格納部の一例を示す図である。 グループ情報格納部の一例を示す図である。 嗜好情報格納部の一例を示す図である。 行動情報格納部の一例を示す図である。 クラスタリング部が仮IDのクラスタリングに利用する情報の一例を示す図である。 クラスタリング部の動作の一例を示す流れ図である。 クラスタリング部が仮IDのクラスタリングに利用する情報の一例を示す図である。 クラスタリング部による仮IDのクラスタリング結果の一例を示す図である。 嗜好情報分析部が一つのグループIDに対して嗜好分析する際に利用する情報の一例を示す図である。 嗜好情報分析部が一つのグループIDに対して嗜好分析する際に利用する情報の一例を示す図である。 グループ情報更新部により更新された後のグループ情報格納部の一例を示す図である。 グループリストの一例を示す図である。 グループ選択部によって選択後のID格納部の一例を示す図である。 第2の実施の形態の構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、各実施形態の装置等を構成する各部は、論理回路等のハードウェアで構成される。また、各部は、コンピュータの制御部、メモリ、メモリにロードされたプログラム、プログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェースなどからなり、ハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現されてもよい。そして特に断りのない限り、その実現方法、装置は限定されない。
また、制御部はCPU(Central Processing Unit)などからなり、OS(Operating system)を動作させて装置等の全体を制御するとともに、例えばドライブ装置などに装着された記録媒体からメモリにプログラムやデータを読み出し、これに従って各種の処理を実行する。記録媒体は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、半導体メモリ等であって、コンピュータプログラムをコンピュータが読み取り可能に記録する。また、コンピュータプログラムは、通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからダウンロードされても良い。
<実施形態1>
[概要]
実施形態1の概要について説明する。
図1に示すように、情報収集システム1は、サーバ1100と複数のユーザ端末(そのうちの1つをユーザ端末1000として図示)から構成される。
ユーザ端末1000は、グループIDと、ユーザによって変更可能な仮IDと、行動情報とをサーバ1100に送信する。なお、グループIDはサーバ1100によって生成され、1以上のグループIDを包含するグループリストとしてサーバ1100からユーザ端末1000に送信される。ユーザ端末1000は、受信したグループリストからグループIDを選択して保持している。
サーバ1100の行動情報格納部1100は、ユーザ端末1000を含む複数のユーザ端末から送信されたグループIDと、仮IDと、ユーザの行動情報とを対応付けて管理する(図11参照)。また、本実施の形態におけるサーバ1100のグループ情報格納部1140は、グループIDと、嗜好情報と、仮IDとを対応付けて記憶している(図9参照)。また、サーバ1100の嗜好情報格納部1131は、例えば管理者等によって予め設定され、行動情報と嗜好情報とを対応付けて記憶している(図10参照)。
サーバ1100は、ユーザ端末1000から取得した行動情報に対応する嗜好情報(「行動情報による嗜好情報」)を嗜好情報格納部1131から抽出する。また、サーバ1100は、ユーザ端末1000から取得したグループIDに対応する嗜好情報(「グループIDによる嗜好情報」)をグループ情報格納部1140から抽出する。そして、サーバ1100は、抽出した「行動情報による嗜好情報」と「グループIDによる嗜好情報」とを用いて仮IDのクラスタリングを行い、クラスタリングされた仮IDのグループに新規グループのグループIDを付与する。
サーバ1100は、ユーザ端末1000から送信された仮IDを包含する新規グループに付与されたグループIDをグループリストとしてユーザ端末1000に送信する。
ユーザ端末1000は、受信したグループリストから自分に適したグループIDを選択する。
このような構成により、サーバ1100は長期的に行動情報をトレースすることはできないものの、過去の行動情報を反映したグループの嗜好情報と、最新の行動情報を利用した仮IDのクラスタリングにより、ユーザの嗜好情報をより高い精度で表すグループIDをユーザに選択させることができ、ユーザの行動情報の分析精度を向上することができる。
また、ユーザ端末側でグループIDの選択を行うことにより、サーバ側にユーザのグループIDの遷移を明確に知られることが無いためプライバシ保護に優れている。
[構成]
次に、発明を実施するための第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、ユーザ端末1000は、行動情報格納部1010と、ID格納部1020と、行動情報送信部1030と、グループリスト要求部1040と、グループ選択部1050とを備える。
行動情報格納部1010は、ユーザの行動情報を格納する(図8参照)。行動情報は、例えば、図示しない行動情報収集部によって適宜取得されて、行動情報格納部1010に格納される。なお、行動情報は、ユーザが直接入力しても良い。
ID格納部1020は、ユーザが決定する一時的なIDである仮IDと、ユーザが所属するグループを識別するグループIDとを格納する(図7参照)。ID格納部1020が格納するグループID、仮IDはユーザごとに1つずつでなくとも構わないが、以下の説明ではID格納部1020がグループIDと仮IDとを1つずつ格納する例を説明する。
行動情報送信部1030は、仮IDとグループIDと行動情報とをサーバ1100へ送信する。
グループリスト要求部1040は、仮IDとグループIDの集合を包含するグループリストをサーバ1100へ要求し、サーバ1100から送信されたグループリストを受信する。
グループ選択部1050は、グループリスト要求部1040がサーバ1100から受信したグループリストに含まれるグループIDの中から、ID格納部1020に格納された仮IDを含んでいる仮IDの集合と対応付けられたグループIDを選択し、当該グループIDをID格納部1020に格納する。
サーバ1100は、行動情報格納部1110と、グループ情報格納部1140と、行動情報受信部1120と、グループ情報更新部1130と、グループリスト生成・送信部1150とを備える。
行動情報受信部1120は、ユーザ端末1000から送信された仮ID、グループID、行動情報を受信し、行動情報格納部1110に格納する。
行動情報格納部1110は、前記仮ID、前記グループID、前記行動情報を格納する(図11参照)。
グループ情報格納部1140は、グループIDと、嗜好情報と、仮IDとを対応付けて格納する(図9参照)。グループ情報格納部1140に格納される情報は後述のように更新されていく。
グループ情報更新部1130は、クラスタリング部1132と、嗜好情報格納部1131と、嗜好情報分析部1133とを備える。
クラスタリング部1132は、行動情報格納部1110に格納された仮ID、グループID、行動情報と、グループ情報格納部1140に格納されたグループID、嗜好情報とを用いて、仮IDのクラスタリングを行い、新規のグループIDを生成する。詳細動作は後述する。
嗜好情報格納部1131は、行動情報と、嗜好情報とを対応付けて格納する(図10参照)。嗜好情報格納部1131は、例えば、管理者等によって予め構築される。
嗜好情報分析部1133は、行動情報格納部1110に格納された行動情報と、グループ情報格納部1140に格納された嗜好情報と、嗜好情報格納部1131に格納された嗜好情報とを用いて新規のグループIDで識別されるグループの嗜好情報を分析する。詳細動作は後述する。
グループリスト生成・送信部1150は、グループリスト生成部1151と、グループリスト送信部1152とを備える。
グループリスト生成部1151は、ユーザ端末1000から送信されたグループIDを基に、行動情報格納部1110に格納された情報と、グループ情報格納部1140に格納された情報とを基に、グループIDと仮IDの集合からなるグループリストを生成する(図19)。グループリストの詳細については後述する。
グループリスト送信部1152は、当該グループリストをユーザ端末1000へ送信する。
[全体動作]
次に、図1及び図2のフローチャートを参照して第1の実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
まず、ユーザ端末1000の行動情報送信部1030がID格納部1020から仮ID、グループIDを取得し、行動情報格納部1010から行動情報を取得し、当該仮ID、グループID、行動情報をサーバ1100に対して送信する(ステップA1)。
次に、サーバ1100の行動情報受信部1120が、行動情報送信部1030から送信された仮ID、グループID、行動情報を受信し、行動情報格納部1110に格納する(ステップA2)。
次に、グループ情報更新部1130のクラスタリング部1132が行動情報を用いてクラスタリングを行い、グループ情報格納部1140を更新する(ステップA3)。ステップA3の詳細動作は図3を用いて後述する。
次に、ユーザ端末1000のグループリスト要求部1040がサーバ1100に対してグループIDを送信しグループリストを要求する(ステップA4)。
次に、サーバ1100のグループリスト生成部1151がユーザ端末1000から送信されたグループIDと、グループ情報格納部1140に格納されたグループIDと仮IDと、を用いてグループリストを生成する(ステップA5)。グループリスト生成の方法については図5を用いて後述する。
次に、グループリスト送信部1152がグループリストをユーザ端末1000へ送信する(ステップA6)。
次に、グループリスト要求部1040がグループリストを受信する(ステップA7)。
次に、グループ選択部1050が受信したグループリストの中からID格納部1020に格納された仮IDを用いてグループIDを選択し、ID格納部1020を更新する(ステップA8)。グループIDの選択方法については図6を用いて後述する。
最後に再度ユーザ端末1000の行動情報送信部1030が仮ID、グループID、行動情報をサーバ1100へ送信する(ステップA9)。このような動作を繰り返すことにより、サーバ1100はユーザから情報を収集することができ、ユーザは自己に適したサービスを受けることができる。
[グループ情報更新部1130の動作]
次に図3のフローチャートを参照して図2のステップA3におけるグループ情報更新部1130のクラスタリング部1132の動作を詳細に述べる。
まず、クラスタリング部1132は行動情報格納部1110(図11参照)から集合{仮ID、グループID、{行動情報}}を取得する(ステップB1)。
次に、クラスタリング部1132は、仮IDのクラスタリングを行なう(ステップB2)。具体的には、クラスタリング部1132は、グループIDに対応する嗜好情報をグループ情報格納部1140(図9参照)から取得し、集合{仮ID、グループID、{行動情報}}のグループIDを嗜好情報へ変形し、{仮ID、嗜好情報、{行動情報}}を構築する(図12参照)。
次に、クラスタリング部1132は、行動情報に対応する嗜好情報を嗜好情報格納部1131(図10参照)から取得し、集合{仮ID、嗜好情報、{行動情報}}の行動情報を嗜好情報へ変形し、{仮ID、嗜好情報、{嗜好情報}}を構築する(図14参照)。
そして、クラスタリング部1132は、仮IDに対応づけられた嗜好情報間の類似度に基づいて、既存の方法により仮IDのクラスタリングを行う。なお、クラスタリングの方法は、既存のどのような方法でも良く、たとえば階層型クラスタリング手法なども良い。具体的なクラスタリングの一例は図13を用いて後述する。
次に、クラスタリング部1132は、同一のクラスタに属する仮IDのグループに対して新規のグループIDを付与する(ステップB3)。
次に、嗜好情報分析部1133は新規の各グループIDに対応付けられた仮IDに対応付けられた嗜好情報を基に、新規のグループIDごとの嗜好情報を算出する(ステップB4)。嗜好情報の算出方法については図4を用いて後述する。
最後に、クラスタリング部1132は、新規グループIDと、仮IDの集合と、嗜好情報とをグループ情報格納部1140に格納する(ステップB5)。これにより、図18に示すようにグループ情報格納部1140が更新される。
[嗜好情報分析部1133の動作]
次に、図4のフローチャートを参照して図3のステップB4の嗜好情報分析部1133が新規のグループIDごとに嗜好情報を算出する動作について詳細に説明する。
嗜好情報分析部1133は、すべての新規のグループIDに対してステップC2〜C5を行う(ステップC1)。
嗜好情報分析部1133は、図3のステップB3で得られた新規のグループIDに対応付けられた仮ID(図15参照)の各々について、行動情報格納部1110から当該各々の仮IDに対応するグループIDと行動情報を取得し、グループ嗜好情報={仮ID、グループID、{行動情報}}を構築する(図16参照)(ステップC2)。図16は、グループID=グループ5に対応付けられた各々の仮IDに対応するグループIDと行動情報を行動情報格納部1110から取得した様子が示されている。
次に、嗜好情報分析部1133は、ステップC2で得られたグループ嗜好情報={仮ID、グループID、{行動情報}}において、行動情報に対応する嗜好情報を嗜好情報格納部1131(図10参照)から取得し、行動情報を嗜好情報に変形してグループ嗜好情報={仮ID、グループID、{嗜好情報}}を構築する(ステップC3)。
次に、嗜好情報分析部1133は、グループIDによる嗜好情報と、行動情報による嗜好情報とをあわせて仮IDと嗜好情報とを対応付ける。すなわち、嗜好情報分析部1133は、グループIDに対応する嗜好情報をグループ情報格納部1140(図9参照)から取得し、前記グループ嗜好情報のグループIDを嗜好情報へと変形し、グループ嗜好情報’={仮ID、{嗜好情報}}を構築する(図17参照)。これにより、仮IDと嗜好情報とが対応付けられる(ステップC4)。
最後に、嗜好情報分析部1133は、グループ嗜好情報’={仮ID、{嗜好情報}}に対して、嗜好情報の出現個数を計算し、例えば、出現個数が多い上位所定個の嗜好情報、あるいは、ユーザ数が所定の割合より多い嗜好情報を抽出し、新規のグループIDの嗜好情報とする(ステップC5)。
[グループリスト生成部1151の動作]
次に、図5のフローチャートを参照して図2のステップA5におけるグループリスト生成部1151によるグループリストの生成の動作について詳細に述べる。
まず、サーバ1100は、ユーザ端末1000からグループIDを受信する(ステップD1)。
次に、グループリスト生成部1151は、受信したグループIDに対応する仮IDの集合Sidを行動情報格納部1110から取得する(ステップD2)。
次に、グループリスト生成部1151は、あるグループID Gidに対応する仮IDの集合をSa(Gid)としたときに、|Sid∩Sa(Gid)|>0(すなわち、積集合が空でない)を満たす全てのグループID Gidをグループ情報格納部1140から取得し、それを遷移グループ集合とする(ステップD3)。
最後に、グループリスト生成部1151は、遷移グループ集合に含まれるグループIDに対応する仮IDの集合をグループ情報格納部1140から取得し、遷移グループ集合に含まれるグループIDと、当該グループIDに対応する前記仮IDとをまとめてグループリストとして生成する(図19参照)(ステップD4)。
[グループ選択部1050の動作]
次に、図6のフローチャートを用いて、図2のステップA8のグループ選択部1050がグループリストからグループIDを選択する動作について詳細に述べる。
まず、グループ選択部1050は、ID格納部1020に格納されている仮IDを取得する(ステップE1)。
次に、グループ選択部1050は、受信したグループリストの中から前記仮IDを含む仮ID集合と対応付けられているグループIDを選択する(ステップE2)。ここでは、グループIDが一つである必要はなく、複数ある場合にはその中からランダム、あるいは、ユーザによる入力により選択がされてもよい。
最後にグループ選択部1050は、元のグループIDの代わりに選択したグループIDをID格納部1020に格納する(図20参照)(ステップE2)。
なお、ID格納部1020に格納された仮IDを更新する仮ID更新部などが追加されても良い。グループIDが更新されたタイミングで仮ID更新部が仮IDを更新することにより、行動情報のトレースを断つことができる。
[具体例]
次に、具体例を用いて本発明の第1の実施の形態の動作を説明する。
ここでは、行動情報として商品の購買情報(購入商品)を基に、サーバ1100がユーザの嗜好分析を行う例を説明する。
まず、図7に示すようにユーザ端末1000のID格納部1020が、グループIDと仮IDとを格納している。仮IDはどのようなものでも良いが、本例では仮IDをランダムな4文字の文字列(AbcD)で表している。仮IDは、ユーザ間での一意性を保つために、GUID(Global Unique IDentifier)などでも良い。
また、図8に示すようにユーザ端末1000の行動情報格納部1010には行動情報が格納されている。
また、サーバ1100のグループ情報格納部1140は図9のように、グループIDと、嗜好情報と、仮IDとを対応付けて格納している。
また、サーバ1100の嗜好情報格納部1131は図10のように行動情報(購入商品)と嗜好情報とを対応付けて格納している。
ユーザ端末1000の行動情報送信部1030は、グループID、仮ID、行動情報として、{グループ1、AbcD、サッカーチームAユニフォーム}をサーバ1100へ送信する(図2のステップA1)。
次に、サーバ1100の行動情報受信部1120が、送信されてきた{グループ1、AbcD、サッカーチームAユニフォーム}を受信し、行動情報格納部1110に格納する(ステップA2)。行動情報格納部1110に格納される情報はたとえば図11のようになる。
次に、グループ情報更新部1130は、仮IDのクラスタリングを行い、新規グループを生成する(ステップA3)。
図3を用いて、クラスタリングの具体的な手順について説明する。まず、クラスタリング部1132は行動情報格納部1110から、図11に示された情報を取得する(ステップB1)。
次に、クラスタリング部1132は、仮IDのクラスタリングを行う(ステップB2)。
クラスタリング部1132は、図13のフローチャートで説明するステップK1〜K5で実行される方法を用いて仮IDのクラスタリングを行なう。なお、クラスタリングの方法はこれに限らない。
まず、クラスタリング部1132はグループ情報格納部1140(図9参照)から、グループIDと嗜好情報とを取得する(図13のステップK1)。
次に、クラスタリング部1132は、嗜好情報格納部1131(図10参照)から行動情報と嗜好情報とを取得する(ステップK2)。
次に、クラスタリング部1132は、ステップK1で得た情報を基に、図11の左端列に示されたグループIDを、図9に示されたグループIDに対応する嗜好情報に置き換える(図12の中央列参照)。次に、クラスタリング部1132は、ステップK2で取得した情報を基に、図12の右端列に示された行動情報を、図10に示された行動情報に対応する嗜好情報に置き換える(図14参照)。すなわち、クラスタリング部1132は、仮IDと嗜好情報とを対応付ける(ステップK3)。図14のテーブルには、グループIDに対応する嗜好情報と、行動情報に対応する嗜好情報とがあるため、これらを区別するために、前者を「嗜好情報(←グループ)」と記載し、後者を「嗜好情報(←行動情報)」と記載している。なお、前者を「グループIDによる嗜好情報」、後者を「行動情報による嗜好情報」とも呼ぶ。
次に、クラスタリング部1132は、「嗜好情報(←グループ)」が一致する仮IDを一つのグループとしてまとめる(ステップK4)。たとえば、「嗜好情報(←グループ)」のうちの「スポーツ」と対応する仮IDの集合は{AbcD、Aemk、Iike、Rnis、Impx、Ejdk、Ewql、Bclp}となるので、クラスタリング部1132は、この仮IDの集合を1つのグループとしてまとめる。
次に、クラスタリング部1132は、各グループの中で「嗜好情報(←行動情報)」同士の類似度を既存の方法で測定し、類似度の高い「嗜好情報(←行動情報)」に対応付けられた仮IDを1つのグループとしてまとめる。例えば、クラスタリング部1132は、「嗜好情報(←行動情報)」が一致する数が最大になるようにグループを2つに分割する(ステップK5)。例えば、ステップK5で得られたグループは、「スポーツ」、「サッカー」が共通する{AbcD、Aemk、Impx、Ejdk}と、「スポーツ」、「野球」が共通する{Iike、Rnis、Ewql、Bclp}とに分割される。クラスタリング部1132は、これら2つのグループを新規のグループとし、図15に示すような仮IDの集合に新たなグループIDを付す。
次に、嗜好情報分析部1133は、新規のグループの嗜好情報を算出する(図3のステップB4)。
まず、嗜好情報分析部1133は、新規の各グループIDに対してステップC2〜C5を行う(ステップC1)。ここではグループIDが“グループ5”のグループについての動作例を示す。
嗜好情報分析部1133は、新規のグループID(図15参照)を参照し、“グループ5”に対応する仮IDの集合{AbcD、Aemk、Impx、Ejdk}を取得する。次に、嗜好情報分析部1133は、各々の仮IDに対応するグループIDと行動情報を、行動情報格納部1110(図11参照)から取得して、グループ嗜好情報={仮ID、グループID、{行動情報}}を構築する(図16参照)(ステップC2)。
次に、嗜好情報分析部1133は、図16に示す行動情報に対応する嗜好情報を嗜好情報格納部1131(図10参照)から取得し、行動情報を嗜好情報に置換することによりグループ嗜好情報を変形する(ステップC3)。
次に、嗜好情報分析部1133は、図16に示すグループIDに対応する嗜好情報をグループ情報格納部1140(図9参照)から取得し、図17のような情報を得る。すなわち、嗜好情報分析部1133は、グループIDによる嗜好情報と、行動情報による嗜好情報とをあわせて仮IDと嗜好情報とを対応付けた情報を得る(ステップC4)。
最後に、嗜好情報分析部1133は、図17に示す嗜好情報のうち、出現数が多い(所定数以上、あるいは、全体に対して所定割合以上である)嗜好情報を抽出し、当該嗜好情報をグループIDの嗜好情報として算出する(ステップC5)。この例では、嗜好情報分析部1133は、出現数が4つの(“スポーツ”、“サッカー”)をグループ5の嗜好情報として算出する。
クラスタリング部1132は、得られた新規のグループID、嗜好情報、仮IDをグループ情報格納部1140に格納する。結果として、グループ情報格納部1140に格納された情報は図18のようになる(図3のステップB5)。
次に、ユーザ端末1000のグループリスト要求部1040は、現在のユーザ端末1000のID格納部1020に格納されているグループID=“グループ1”をサーバ1100に送信し、グループリストを要求する(図2のステップA4)。
次に、グループリスト生成部1151は、グループリストを生成する(ステップA5)。
グループリストの生成フローについて図5を用いて説明する。
まず、グループリスト生成部1151は、ユーザから送信されたグループID=“グループ1”を入力として受け取る(ステップD1)。
次に、グループリスト生成部1151は、受信したグループID=“グループ1”に対応する仮IDの集合Sid={AbcD、Aemk、Iike、Rnis}を行動情報格納部1110(図11参照)から取得する(ステップD2)。
次に、グループリスト生成部1151は、あるグループID Gidに対応する仮IDの集合をSa(Gid)としたときに、|Sid∩Sa(Gid)|>0(すなわち、積集合が空でない)を満たす全てのグループID Gidをグループ情報格納部1140(図18参照)から取得し、遷移グループ集合として生成する(ステップD3)。これは、グループIDに対応づけられた仮IDの一致度により、グループID Gidと類似するグループIDを抽出することに相当する。本例では遷移グループIDは“グループ5”、“グループ6”となる。なぜなら、グループ情報格納部1140(図18参照)をみると、グループ5は仮ID{AbcD、Aemk、lmpx、Ejdk}と対応付けられており、集合Sid={AbcD、Aemk、Iike、Rnis}との共通部分として{AbcD、Aemk}が存在するからである。また、グループ6は仮ID{Iike、Rnis、Ewql、Bclp}と対応付けられており、集合Sid={AbcD、Aemk、Iike、Rnis}との共通部分として{Iike、Rnis}が存在するからである。
次に、グループリスト生成部1151は、グループ情報格納部1140に格納されている嗜好情報を用いて、遷移グループIDとそれに対応する仮IDとをまとめてグループリストとして生成する(ステップD4)。グループリストは図19のようになる。
次にグループリスト送信部1152は、グループリストをユーザ端末1000へ送信する(図2のステップA6)。
次に、グループリスト要求部1040は、グループリストを受信する(ステップA7)。
次に、グループ選択部1050は、グループリストの中から、ID格納部1020に格納された仮IDを用いて、グループIDを選択する(ステップA8)。
グループ選択部1050がグループIDを選択する方法について図6を用いて説明する。
まず、グループ選択部1050は、ID格納部1020(図7参照)に格納されている仮ID=“AbcD”を取得する(図6のステップE1)。
次に、グループ選択部1050は、受信したグループリストの中から、前記仮IDに対応付けられているグループIDを選択する(ステップE2)。ここでは仮ID=“AbcD”に対応付けられたグループID=“グループ5”が選択される。
最後に、グループ選択部1050は、選択したグループIDを用いてID格納部1020を更新する(図20参照)(ステップE3)。
なお、サーバ1100が仮ID=“AbcD”を包含する仮IDの集合と対応付けられたグループID=グループ5をユーザ端末1000に送信することとしても良い。この場合には、グループ選択部1050はグループIDを選択する必要がない。
本実施の形態では、サーバ1100のクラスタリング部1132が仮IDのクラスタリングを行うことで過去の行動情報に基づく嗜好情報と最新の行動情報を反映した新規のグループIDを生成し、グループリスト生成部1151がクラスタリングによる仮IDの分類結果を利用して、ユーザが保持すべきグループIDの集合であるグループリストを生成する。また、ユーザ端末1000のグループ選択部1050が仮IDを用いて、当該グループリストからユーザに適したグループを選択する。
以上のような構成によれば、サーバ1100が長期的に特定ユーザの行動情報をトレースすることを防止できる。なぜなら、ユーザが仮IDを変更することにより、サーバ1100が該ユーザの行動情報をトレースできなくなるためである。
一方、サーバ1100は、ユーザの行動情報の分析精度を向上できる。なぜなら、サーバ1100は、過去の行動情報と最新の行動情報を反映したグループIDをユーザ端末1000に保持させることができるためである。すなわち、本実施の形態によれば、自己と同一のグループに属していたユーザの仮IDが、グループ情報格納部1140の更新によって新たなグループIDと対応付けられた場合に、当該新たなグループIDが、自己が新たに保持するグループIDとなるように構成されている。そのため、自己の嗜好と類似する嗜好をもったユーザと同一のグループに自己が所属することになり、自己の嗜好をより高い精度で表すグループIDを自己が保持することができる。
また、ユーザ端末1000がグループIDの選択を行うことにより、サーバ1100にはユーザのグループIDの遷移を明確に知られることが無いため、プライバシ保護に優れている。
<変形例>
次に、本発明の第1の実施の形態の変形例について説明する。
本変形例では、グループリスト生成部1151が作成するグループリストに、グループIDと対応する嗜好情報が含まれる。すなわち、本変形例におけるグループリストは、第1の実施の形態で示した図19に示すグループリストにおいて、グループ5に対しては(スポーツ、サッカー)、グループ6に対しては(スポーツ、野球)という嗜好情報がさらに加わった構成を有する。なお、グループリスト生成部1151は、図18に示すグループ情報格納部1140を参照することにより、これらの情報を収集してグループリストを生成することができる。
また、本変形例では、ユーザ端末1000がユーザ許諾決定部(不図示)を含む。ユーザ許諾決定部は、グループ選択部1050によって選択されたグループIDにユーザが所属しても良いか否か(選択されたグループIDをユーザ端末1000が保持しても良いか否か)をユーザに確認し、ユーザの許諾があった場合にのみ、グループ選択部1050によって選択されたグループIDをユーザ端末1000が保持することを決定する。この際、ユーザは、グループリストに含まれる嗜好情報を参照することによって許諾の可否を決定する。
ユーザ許諾決定部1051は、ユーザからの許諾可否の入力を求める。ユーザ許諾決定部1051は、ユーザからの許諾が無い場合には、元々ユーザ端末1000が保持していた元のグループIDを選択し、グループ選択部1050によって選択されたグループIDは選択しない。
このように、ユーザにグループIDの変更に対する可否を決定させることで、サーバ1100に過剰にユーザの嗜好情報の精度を向上させることを防止することができる。その理由は、グループリストを取得後、グループ選択部1050によって選択されたグループIDに対応する嗜好情報をユーザが参照してグループIDを保持するか否かを決定することによって、ユーザが外部に知られたくない嗜好情報か否かを判断した上でユーザ端末1000がグループIDを保持することができるからである。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を用いて説明する。
本実施の形態の情報収集装置1100は、行動情報格納部1110と、グループ情報格納部1140と、嗜好情報格納部1131と、グループ情報更新部1130と、グループリスト生成・送信部1150と、を備える。これらの各部の構成、動作は第1の実施の形態と同様であるから詳細説明は省略する。
行動情報格納部1110は、ユーザ端末1000から取得した、仮IDと、グループIDと、行動情報と、を対応付けて格納する。
グループ情報格納部1140は、グループIDと第1の嗜好情報とを対応付けて格納する。
嗜好情報格納部1131は、行動情報と第2の嗜好情報とを対応付けて格納する。
グループ情報更新部1130は、行動情報格納部1110に格納されたグループIDと対応する、グループ情報格納部1140に格納された第1の嗜好情報と、行動情報格納部1110に格納された行動情報と対応する、嗜好情報格納部1131に格納された第2の嗜好情報と、からなる嗜好情報の集合間の類似度を計算し、当該類似度に基づいて行動情報格納部1110に格納された仮IDをクラスタリングし、クラスタリングされた仮IDのグループごとに新たなグループIDを付与する。
グループリスト生成・送信手段1150は、ユーザ端末1000から取得した仮IDを含むグループのグループIDを包含するグループリストを生成してユーザ端末1000へ送信する。
本実施の形態によれば、行動情報の収集において、プライバシを保護しながら嗜好分析の精度の低下を防止する情報収集装置、システム、方法、及び、プログラムが提供される。なぜなら、ユーザが仮IDを変更することにより、情報収集装置1100が該ユーザの行動情報をトレースできなくなるためプライバシの保護が保たれる一方、情報収集装置1100は、過去の行動情報と最新の行動情報を反映した仮IDと対応付けられた、ユーザの嗜好情報をより高い精度で表すグループIDをユーザ端末1000に保持させることができるためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
この出願は、2011年12月1日に出願された日本出願特願2011−263759を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取組む。
1000 ユーザ端末
1010 行動情報格納部
1020 ID格納部
1030 行動情報送信部
1040 グループリスト要求部
1050 グループ選択部
1100 サーバ
1110 行動情報格納部
1120 行動情報受信部
1130 グループ情報更新部
1131 嗜好情報格納部
1132 クラスタリング部
1133 嗜好情報分析部
1140 グループ情報格納部
1150 グループリスト生成・送信部
1151 グループリスト生成部
1152 グループリスト送信部

Claims (9)

  1. ユーザ端末から取得した、ユーザのグループIDと、行動情報と、ユーザが変更可能な仮IDと、を対応付けて格納する行動情報格納手段と、
    前記グループIDと第1の嗜好情報とを対応付けて格納するグループ情報格納手段と、
    前記行動情報と第2の嗜好情報とを対応付けて格納する嗜好情報格納手段と、
    前記行動情報格納手段に格納された前記グループIDと対応する前記第1の嗜好情報と、
    前記行動情報格納手段に格納された前記行動情報と対応する前記第2の嗜好情報と、からなる前記仮IDごとの嗜好情報の集合を生成し、当該集合間の類似度を基に、前記行動情報格納手段に格納された前記仮IDをグループ分けし、当該グループごとにグループIDを生成して前記グループ情報格納手段に格納するグループ情報更新手段と、
    前記ユーザ端末から取得した前記仮IDを含む前記グループの前記グループIDを包含するグループリストを生成して前記ユーザ端末へ送信するグループリスト生成・送信手段と、
    を備える情報収集装置。
  2. 前記グループリスト生成・送信手段は、前記ユーザ端末から取得した前記仮IDと前記グループ情報格納手段に格納された前記仮IDとを比較し、共通する仮IDと対応付けられたグループIDを抽出し、当該グループIDと、前記グループ格納手段に格納された当該グループIDに対応付けられた前記仮IDとの集合を、前記グループリストとして生成する請求項1に記載の情報収集装置。
  3. 前記仮IDと、前記グループIDと、前記行動情報と、を送信する行動情報送信手段と、
    前記グループリストを要求するグループリスト要求手段と、
    取得した前記グループリストの中からグループIDを選択するグループ選択手段と、を備える前記ユーザ端末と、
    請求項2に記載の情報収集装置と、を含む情報収集システム。
  4. 前記ユーザ端末は、
    前記仮IDを格納するID格納手段を備え、
    前記グループ選択手段は、取得した前記グループリストに含まれる前記仮IDの中から、前記ID格納手段に格納された仮IDと一致する仮IDと対応するグループIDを選択する請求項3に記載の情報収集システム。
  5. 前記ユーザ端末は、
    前記グループ選択手段によって選択されたグループIDを前記ユーザ端末が保持しても良いか否かをユーザに決定させ、許諾の決定があった場合に、前記選択されたグループIDを選択するユーザ許諾決定手段を更に備える請求項3乃至4のいずれかに記載の情報収集システム。
  6. ユーザ端末から取得した、ユーザのグループIDと、行動情報と、ユーザが変更可能な仮IDと、を対応付けて格納する行動情報格納手段と、
    前記グループIDと第1の嗜好情報とを対応付けて格納するグループ情報格納手段と、
    前記行動情報と第2の嗜好情報とを対応付けて格納する嗜好情報格納手段と、
    を備えるコンピュータに、前記行動情報格納手段に格納された前記グループIDと対応する前記第1の嗜好情報と、
    前記行動情報格納手段に格納された前記行動情報と対応する前記第2の嗜好情報と、からなる前記仮IDごとの嗜好情報の集合を生成し、当該集合間の類似度を基に、前記行動情報格納手段に格納された前記仮IDをグループ分けし、当該グループごとにグループIDを生成して前記グループ情報格納手段に格納するグループ情報更新ステップと、
    前記ユーザ端末から取得した前記仮IDを含む前記グループの前記グループIDを包含するグループリストを生成して前記ユーザ端末へ送信するグループリスト生成・送信ステップと、を実行させる情報収集プログラム。
  7. 前記ユーザ端末から取得した前記仮IDと前記グループ情報格納手段に格納された前記仮IDとを比較し、共通する仮IDと対応付けられたグループIDを抽出し、当該グループIDと、前記グループ格納手段に格納された当該グループIDに対応付けられた前記仮IDとの集合を、前記グループリストとして生成する前記グループリスト生成・送信ステップを前記コンピュータに実行させる請求項6に記載の情報収集プログラム。
  8. ユーザ端末から取得した、ユーザのグループIDと、行動情報と、ユーザが変更可能な仮IDと、を対応付けて行動情報格納手段に格納し、
    前記グループIDと第1の嗜好情報とを対応付けてグループ情報格納手段に格納し、
    前記行動情報と第2の嗜好情報とを対応付けて嗜好情報格納手段に格納し、
    前記行動情報格納手段に格納された前記グループIDと対応する前記第1の嗜好情報と、
    前記行動情報格納手段に格納された前記行動情報と対応する前記第2の嗜好情報と、からなる前記仮IDごとの嗜好情報の集合を生成し、当該集合間の類似度を基に、前記行動情報格納手段に格納された前記仮IDをグループ分けし、当該グループごとにグループIDを生成して前記グループ情報格納手段に格納し、
    前記ユーザ端末から取得した前記仮IDを含む前記グループの前記グループIDを包含するグループリストを生成して前記ユーザ端末へ送信する情報収集方法。
  9. 前記ユーザ端末から取得した前記仮IDと前記グループ情報格納手段に格納された前記仮IDとを比較し、共通する仮IDと対応付けられたグループIDを抽出し、当該グループIDと、前記グループ格納手段に格納された当該グループIDに対応付けられた前記仮IDとの集合を、前記グループリストとして生成する請求項8に記載の情報収集方法。
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