JP6187038B2 - 熱交換器及び熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器及び熱交換器の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、低温冷媒と高温冷媒とを熱交換させて高温冷媒から低温冷媒に熱を伝える熱交換器及び熱交換器の製造方法に関するものである。
一般的な熱交換器は、第1冷媒が流れる複数の第1の冷媒流路と、第1冷媒と温度の異なる第2冷媒が流れる複数の第2の冷媒流路とが並列に形成された導管を備え、第1冷媒と第2冷媒との間で熱交換させる。
このような熱交換器の製造方法として、従来、第1冷媒が流れる複数の貫通穴を第1の冷媒流路として備えた第1扁平管と、第2冷媒が流れる複数の貫通穴を第2の冷媒流路として備えた第2扁平管とを形成し、第1の冷媒流路と第2の冷媒流路との流路方向が並列になるようにして、それぞれの扁平な面同士をロウ付けなどで接着積層して導管を形成する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−340485号公報
従来の方法で製造された熱交換器の導管は、第1の冷媒流路を備えた第1扁平管と、第2の冷媒流路を備えた第2扁平管とを接合するため、第1の冷媒流路と第2の冷媒流路とに挟まれた伝熱領域に接合層が存在する。接合層には、接合時にボイド(気泡)が発生したり、接合バラつきが生じたりするため、熱伝導率が低下してしまう。つまり、第1冷媒と第2冷媒とが熱交換を行う伝熱領域において、熱伝導率が低い接合層が存在するので、伝熱領域の熱伝導率が局所的に低下し、熱交換性能が低下するという問題があった。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、熱交換性能が高い熱交換器および熱交換器の製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る熱交換器は、第1冷媒が流れる複数の第1の冷媒流路と、第1の冷媒流路と伝熱領域を介して並列に設けられ、第1冷媒と熱交換を行う第2冷媒が流れる複数の第2の冷媒流路とが形成された導管を備え、第1冷媒が流れる流路方向と垂直な断面において、伝熱領域は、断面内で一定の熱伝導率を有し、導管は、第1の冷媒流路及び第2の冷媒流路を構成する複数の貫通穴が設けられたプレートを、流路方向に複数積層して形成する
この発明に係る熱交換器によれば、第1冷媒が流れる複数の第1の冷媒流路と、第1の冷媒流路と伝熱領域を介して並列に設けられ、第1冷媒と熱交換を行う第2冷媒が流れる複数の第2の冷媒流路とが形成された導管を備え、第1冷媒が流れる流路方向と垂直な断面において、伝熱領域は断面内で一定の熱伝導率を有するため、熱伝導率が局所的に低下せず、熱交換性能の高い熱交換器が得られる。
この発明の実施の形態1に係る熱交換器を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る熱交換器を上面側から見た平面図である。 この発明の実施の形態1に係る熱交換器を底面側から見た平面図である。 この発明の実施の形態1に係る熱交換器の側面図である。 この発明の実施の形態1に係る熱交換器における導管の、流路方向と垂直な断面図である。 この発明の実施の形態1に係る熱交換器の製造方法を説明するための、熱交換器の斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る熱交換器の製造方法を説明するための、熱交換器の斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る熱交換器の導管の、流路方向と垂直な断面図である。 この発明の本実施の形態3に係る熱交換器の第1の冷媒流路の一部を示す断面図 この発明の実施の形態3に係る熱交換器における第1の冷媒流路の流路断面の模式図である。 この発明の実施の形態3に係る熱交換器における第1の冷媒流路の凸部付近を拡大した図である。 この発明の実施の形態3に係る熱交換器における第1の冷媒流路の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る熱交換器における第1の冷媒流路の2つ目の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る熱交換器における第1の冷媒流路の凸部による熱伝達率の向上を示すための模式図である。 この発明の実施の形態3に係る熱交換器における第1の冷媒流路の凸部による熱伝達率の向上を示すための凸部付近を示す模式図である。 この発明の実施の形態3に係る熱交換器における第1の冷媒流路の3つ目の変形例を示す斜視図である。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1における熱交換器の構成を説明する。図1は、この発明の実施の形態1における熱交換器を示す斜視図であり、図2は、この発明の実施の形態1における熱交換器を上面側から見た平面図である。図1に示すように、熱交換器は、第1冷媒が流れる複数の第1の冷媒流路1aを一列に並べて構成した第1冷媒パス1と、第2冷媒が流れる複数の第2の冷媒流路2aを一列に並べて構成した第2冷媒パス2と、が導管12に形成されている場合について説明する。第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとの間の領域を伝熱領域13(図4で示す)と呼ぶ。
なお、導管12には、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aが並列に配置されており、すなわち、第1冷媒パス1と第2冷媒パス2が並列に配置されている。
本実施の形態では、第1冷媒パス1は図1の点線で囲まれるように、複数の第1の冷媒流路1aから構成される。また、本実施の形態では、第2冷媒パス2は図1の一点鎖線で囲まれるように、複数の第2の冷媒流路2aから構成される。このように、第1冷媒パス1及び第2冷媒パス2を複数の流路から構成することによって伝熱面積が増加する分、熱交換性能が向上する。
また、本実施の形態の図1においては、第1冷媒パス1は7つの第1の冷媒流路1aからなり、第2冷媒パス2は8つの第2の冷媒流路2aからなるが、それぞれの数はこれに限定されない。第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aの数は同一であっても良いし、第2の冷媒流路2aの方が少なくても多くても良い。つまり、熱交換器に、第1の冷媒流路1aを流れる第1冷媒と第2の冷媒流路2aを流れる第2冷媒とが、熱交換可能なように構成されていれば良く、それぞれの数に制限はない。
尚、熱交換器のそれぞれの冷媒の動作条件や物性値にあわせて各冷媒流路数を決定することで、伝熱性能が高く、圧力損失が低い、好適な熱交換器が作成できる。
図1では、第1の冷媒流路1aの断面の外形は円形であり、第2の冷媒流路2aの断面の外形は正方形であるが、それぞれこれらに限定されない。第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aは導管12に形成された貫通穴であれば良く、その断面の外形は円形や楕円形であっても多角形等であっても良い。
第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとを構成する熱交換器は、アルミ、アルミニウム合金、銅、銅合金、鉄鋼、ステンレス合金鋼などの金属で構成される。例えば、アルミの場合、A10系やA30系の純アルミ系材料が挙げられる。
図1において、第1冷媒パス1内を第1冷媒が流れる向きである流路方向20の上流側に、熱交換器の内部と外部を接続する第1入口接続管3が設けられている。また、流路方向20の下流側に、熱交換器の内部と外部を接続する第1出口接続管4が設けられている。
図1の第1冷媒パス1の両端部である上流側と下流側には、図2に示すように、全ての第1の冷媒流路1aを連通させる第1入口連通穴3a、及び第1出口連通穴4aが形成されている。つまり、流路方向20の上流側に第1入口連通穴3aが設けられ、流路方向20の下流側に第1出口連通穴4aが設けられている。
図2における熱交換器の平面図では、分かりやすくするために、第1入口接続管3、第1入口連通穴3a、第1の冷媒流路1a、第1出口連通穴4a、第1出口接続管4の配置を示している。
図2のように、第1入口連通穴3aは流路方向20の上流側において第1冷媒パス1の全ての第1の冷媒流路1aと連通するように配置され、かつ、第1入口接続管3に接続されている。同様に、第1出口連通穴4aは流路方向20の下流側において第1冷媒パス1の全ての第1の冷媒流路1aと連通するように配置され、かつ、第1出口接続管4に接続されている。
図2に示すように、第1入口連通穴3a及び第1出口連通穴4aの一端はそれぞれ第1入口接続管3及び第1出口接続管4と接続され、他端は、封止穴となっているか、もしくは封止部材により封止されている。また、導管12に第1冷媒流路1aとして形成された貫通穴は、第1入口連通穴3a及び第1出口連通穴4aより側面側で両端が封止される。
第1冷媒パス1を流れる第1冷媒は、外部から第1入口接続管3を通って導入され、第1入口連通穴3aの内部を導入方向21に沿って流れる。第1入口連通穴3aを流れる第1冷媒は、第1入口連通穴3aと各第1の冷媒流路1aとの連通部を通って第1の冷媒流路1aに流れ込み、第1の冷媒流路1aの内部を流路方向20に沿って流れる。第1の冷媒流路1aの下流側まで流れた第1冷媒は、第1の冷媒流路1aと第1出口連通穴4aとの連通部を通って第1出口連通穴4aに流れ出し、出口方向22に沿って流れ、第1出口接続管4を通って外部に流れ出す。
図1で示す導入方向21、流路方向20、出口方向22は、第1冷媒パス1を流れる第1冷媒の流れの向きを示している。後述するように、第2冷媒パス2を流れる第2冷媒の向きは、図1で示す第1冷媒の流れと対向する向きとなる。
図3に、本実施の形態に係る熱交換器を底面側から見た平面図を示す。分かりやすくするために、第2入口接続管5、第2入口連通穴5a、第2の冷媒流路2a、第2出口連通穴6a、第2出口接続管6の配置を示している。
図3のように、第2入口連通穴5aは第2冷媒の流路方向20の上流側において、第2冷媒パス2の全ての第2の冷媒流路2aと連通するように配置され、かつ、第2入口接続管5に接続されている。同様に、第2出口連通穴6aは流路方向20の下流側において第2冷媒パス2の全ての第2の冷媒流路2aと連通するように配置され、かつ、第2出口接続管6に接続されている。
図3に示すように、第2入口連通穴5a及び第5出口連通穴6aの一端はそれぞれ第2入口接続管5及び第2出口接続管6と接続され、他端は、封止穴となっているか、もしくは封止部材により封止されている。また、導管12に第2冷媒流路2aとして形成された貫通穴は、第2入口連通穴5a及び第2出口連通穴6aより側面側で両端が封止される。
本実施の形態では、図2及び図3で示すように、冷媒が流れる流路方向20は、第1の冷媒流路1aを流れる第1冷媒と第2の冷媒流路2aを流れる第2冷媒とで対向の向きになっている。このように、熱交換を行う冷媒同士の流れる向きが対向となっていることで、熱交換効率が向上する。ただし、熱交換効率は低下するが、対向でなく同じ向きであっても良く、本実施の形態の効果は得られる。
また、本実施の形態では第1入口接続管3、第1出口接続管4、第2入口接続管5、第2出口接続管6は熱交換器の1つの側面に設けられているが、これに限らず、上面、底面などに別れて設けられていても良い。また、側面のうちどの側面に設けられていても良い。
図4に、図1の熱交換器において第1入口接続管3、第1出口接続管4、第2入口接続管5、第2出口接続管6が設けられた側面側から見た側面図を示す。図4における流路方向20は第1冷媒の流れる向きを示している。本実施の形態では、図4において点線で囲まれた領域を伝熱領域13と呼び、第1冷媒流路1aと第2冷媒流路2aとに挟まれた領域に相当する。つまり、第2冷媒流路2aは第1冷媒流路1aと伝熱領域13を介して並列に設けられている。
図4に示すように、第1入口接続管3と第2出口接続管6、及び第1出口接続管4と第2入口接続管5は、熱交換器の流路方向20に少しずらして形成されている。このようにすれば、各接続管の断面積、つまり各接続管の直径が大きくても、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aの間の伝熱領域13の幅を縮めることができるので、熱交換効率を向上することが出来る。すなわち、第1出口接続管4の中心部から第2入口接続管5の中心部間における流路方向20と垂直な方向の距離(伝熱領域13の幅)は、第1出口接続管4の半径と第2入口接続管5の半径とを足した距離より小さくできるので、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとの距離に相当する伝熱領域13の幅を縮めることができ、熱交換性能を向上することができる。
図5に、導管12の流路方向20と垂直な断面視を示す。図5の断面視において、点線で囲まれる領域が伝熱領域13であり第1冷媒流路1aと第2冷媒流路2aとが、伝熱領域13を介して配置されている。
以上述べたように、図1から図5で説明した本実施の形態に係る熱交換器において、第1冷媒パス1と第2冷媒パス2の伝熱領域13を介して、第1冷媒と第2冷媒との両流体が対向流で熱交換されている。
次に、本実施の形態における熱交換器の製造方法を説明する。図6は、本実施の形態に係る熱交換器の製造方法を説明するための、熱交換器の斜視図である。
本実施の形態では、図6に示されるように、流路方向20に分割された複数のプレート8を、流路方向に積層し、ロウ付けなどにより接合することによって、導管12を製造する。
つまり、本実施の形態では第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aを構成する複数の貫通穴を形成した一体型のプレート8を、流路方向20に複数積層することによって導管12を形成する。
すなわち、1つのプレート8に、第1の冷媒流路1aを構成する貫通穴と、第2の冷媒流路1bを構成する貫通穴を設ける。このようにして形成した複数のプレート8を、第1の冷媒流路1aとなる貫通穴の中心部同士の位置及び第2の冷媒流路1bとなる貫通穴の中心部同士の位置をそれぞれ合わせて流路方向20に積層し、接合する。
従来、流路方向20の上流から下流まで一体となった第1扁平管に複数の第1の冷媒流路1aを形成するための穴開け加工を行い、同じようにして複数の第2の冷媒流路2aを形成した第2扁平管を接着することで導管を作成していた。このように、上流から下流まで一体となった1つの導管に、複数の第1の冷媒流路1aと並列に複数の第2の冷媒流路2aを形成することは製造上困難であるため、第1の冷媒流路1aを形成する第1扁平管と第2の冷媒流路2aを形成する第2扁平管を別々に作成した後、接着して接合する方法が用いられていた。
伝熱経路は主に、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aの間の伝熱領域13にあり、流路方向20と垂直な断面視上の第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとの間となる。そのため、第1冷媒と第2冷媒が熱交換を行う、流路方向20と垂直な断面視に接合層が発生することが、熱交換性能の低下に最も大きく影響する。
従来は、流路方向20と垂直な断面視において、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとの間に接合層が生じ、当該箇所の熱伝導率が局所的に低下し、熱交換性能が劣化するという問題があった。接合バラつきやボイドなどが要因であるが、特に、ロウ付けの際には接合層にボイドが発生しやすく、接合層の熱伝導率が小さくなって、熱伝達率が低下してしまう問題があった。
本実施の形態では、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとを構成する貫通穴が設けられたプレートを流路方向20に積層する。流路方向20に複数に分割されたプレート8に貫通加工を行うので、貫通距離が短いため、第1の冷媒流路1aとなる貫通穴と第2の冷媒流路1bとなる貫通穴とを一つのプレート8に形成することが可能となる。そのため、伝熱交換を行う第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとの間の伝熱領域13に接合面ができない。すなわち、伝熱経路上に接合面がないため、局所的な熱伝導率の低下を抑制でき、熱交換性能の高い導管12を製造することが可能となる。
すなわち、本実施の形態では図5に示す流路方向20と垂直な断面において、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとの間の伝熱領域13の熱伝導率が第1の冷媒流路1a側から第2の冷媒流路2a側まで一定であるため、熱交換性能の高い熱交換器が得られる。尚、伝熱領域13における熱伝導率は、ほぼ一定であればよく、例えば、同じ材料内で発生するようなバラつき程度の差があっても良い。
また、本実施の形態のプレート8間の接着面は、従来方法の接着面に比べて面積が小さいので、接合時に比較的小さな荷重で大きな面圧が得られ、流路方向20に平行に積層されるプレート8間の接合ばらつきが生じにくく、また、ボイドも発生しにくい。
ロウ付けの材料としては、シート状またはペースト状のアルミシリコン系のロウ材が挙げられる。その場合、ロウ付け温度は600℃前後である。また、表面にロウ材を予めクラッド法で合金化させたプレート8を用いると、プレート8をスタッキング(積層)するだけで良くなるため、製造性が向上する。
上述のように、ロウ付けの際には、プレート8の接着面にペースト状のロウ材を塗ったり、シート状のものを挟んだりする方法の他に、ロウ材を塗布したものを予め熱処理して合金層を形成させるクラッド法を利用できる。クラッド法では、プレート8を接合する際に、ペースト状のロウ材をプレート8間に塗ったり、シート状のものを挟んだりせずに、直接プレート8を張り合わせて加圧熱処理するだけで接合することができるので、接合バラつきやロウ材の流れを抑制することができ、容易に接合することが可能となり、製造性が向上する。
尚、プレートの積層方法としては、ロウ付けの他に、プレートの金属を結合させる拡散結合などを用いても良い。
また、プレート8の厚みは、薄いと微細な凹凸形状を形成できるために、より大きな伝熱特性が得られるが、同じ流路長さの熱交換器を作成するには積層枚数が増大するため、製造コストが増加する。従って、例えば0.1〜2mm程度の厚みであることが望ましい。
図6のようにプレート8を積層し、接着した後は、第1入口連通穴3a及び第1入口接続管3、第1出口連通穴4a及び第1出口接続管4、第2入口連通穴5a及び第2入口接続管5、第2出口連通穴6a及び第2出口接続管6を作成すれば、図1で示される熱交換器が得られる。
第1入口接続管3及び第1入口連通穴3aは、流路方向20の下流側の方向のみ開口するようにスリットなどの開口部が形成されたパイプを挿入し、その開口部が第1の冷媒流路1aに連通するようにして構成してもよい。また、第1出口接続管4及び第1出口連通穴4aも同様に、流路方向20の上流側の方向のみ開口するようにスリットなどの開口部が形成されたパイプを挿入して構成してもよい。このようにすれば、ロウ付け等で冷媒流路を外部に対して封止する際に、余分なロウ材が第1入口連通穴3aに侵入して流路を狭まることを抑制でき、製造ばらつきを抑制することができる。
尚、第2入口接続管5及び第2入口連通穴5a、第2出口接続管6及び第2出口連通穴6aにおいても、同様の構成にすれば同様の効果を奏することができる。
第1の冷媒流路1a及び第2の冷媒流路2aの径の大きさは、粘性係数の小さい流体の場合は小さく、粘性係数の大きい流体の場合は大きいことが望ましい。熱交換器の第1冷媒パス1や第2冷媒パス2の腐食や圧力損失などの観点から、一般的に冷媒の流速は0.5〜1m/sが望ましいとされている。冷媒の速度及び粘性、流路の長さから定まるレイノルズ数は、圧力損失と伝熱特性の観点から2000〜10000が望ましいとされている。例えば粘性係数が10−7/sと小さいフロンやCOなどの場合、上記範囲の流速及びレイノルズ数から、流路の径は0.5〜2mmの範囲が望ましい。また、粘性係数が10−6/sと大きい水などの場合、同様にして求めた望ましい流路の径は4〜12mmとなる。
本実施の形態では、第1冷媒パス1と第2冷媒パス2を一列ずつ配置した熱交換器を示したが、第1冷媒パス1と第2冷媒パス2を交互に複数列配置してもよい。つまり、第1冷媒パスと第2冷媒パス2の配列数を増加しても良い。熱交換器のそれぞれの冷媒の動作条件や物性値に合わせて配列数を選択することで、伝熱性能が高く、圧力損失が低い、好適な熱交換器を作成できる。
実施の形態2.
図7は、本実施の形態2に係る熱交換器を示す斜視図である。本実施の形態における熱交換器においては、第1の冷媒流路1aを流路方向20と平行に分割した半分を一つの側面に備えた第1の金属板9aと、第1の冷媒流路1aを流路方向20と平行に分割した残り半分と第2の冷媒流路2aを流路方向20と平行に分割した半分とを対向する二つの側面に備えた第2の金属板9bと、第2の冷媒流路2aを流路方向20と平行に分割した残り半分を一つの側面に備えた第3の金属板9cとを、流路方向20に垂直な方向に順に積層した構造を有する。その他の構造は実施の形態1と同様である。
図8に、本実施の形態に係る熱交換器の導管12の、流路方向20と垂直な断面図を示す。本実施の形態では、第1の金属板9aの第1の側面14aに、第1冷媒の流路方向20と平行に半分割した複数の第1の冷媒流路1aを形成し、第2の金属板9bの第2の側面14bに、流路方向20と平行に半分割した複数の第1の冷媒流路1aの残りを形成し、第2の金属板9bの第2の側面14bと対向する第3の側面14cに、流路方向20と平行に半分割した複数の第2の冷媒流路2aを形成し、さらに、第3の金属板9cの第4の側面14dに、流路方向20と平行に半分割した複数の第2の冷媒流路2aの残りを形成する。次に、第1の金属板9aの第1の側面14aと第2の金属板9bの第2の側面14bを接合して複数の第1の冷媒流路1aを形成し、さらに、第2の金属板9bの第3の側面14cと第3の金属板9cの第4の側面14dを接合して、第1の冷媒流路1aと並列に複数の第2の冷媒流路2aを形成する。以上の工程によって、図7で示す導管12の構造が得られる。図8において、点線で囲まれた領域が伝熱領域13である。
本実施の形態によれば、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aに挟まれた伝熱領域13が、第2の金属板9bのみで構成されるので、実施の形態1に比べて少ない部品数で、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとの間に接合面がなく、第1の冷媒流路1aと第2の冷媒流路2aとの間の伝熱領域13の断面における熱伝導率がほぼ一定である熱交換器が得られる。
また、本実施の形態を用いれば、接合面は第1の金属板9aと第2の金属板9b間及び第2の金属板9bと第3の金属板9cの二面となり、接合面の数を少なくして、実施の形態1と同様の効果を得ることが出来る。そのため、製造プロセスが簡易化できる。
尚、本発明の実施の形態2では本発明の実施の形態1と相違する部分について説明し、同一または対応する部分についての説明は省略した。
実施の形態3.
図9は、本実施の形態3に係る熱交換器の第1の冷媒流路1aの一部を示す断面図である。尚、図9は、図4で示されるAA断面図に相当する。本実施の形態に係る熱交換器においては、第1の冷媒流路1a内に、第1冷媒が衝突する凸部10を備えたことを特徴とする。本実施の形態を用いれば、凸部において冷媒の流速が増加し、熱伝達率が向上して熱交換性能が高くなる効果が得られる。
本実施の形態では第1の冷媒流路1aを例として説明するが、第2の冷媒流路2aについても、第1の冷媒流路1aの場合と同様に本実施の形態を適用できることは言うまでもない。また、第1冷媒は第2冷媒より高温であっても良いし、低温であっても良い。
で示されるように、第1の冷媒流路1aは流路方向20に複数の凸部を有する。つまり、流路方向20の上流側と下流側で、異なる流路断面形状を有する。このような構造は、第1の冷媒流路1aの内壁に、凸部10となる突起(フィン)を流路方向20に断続的に設けることによって形成できる。
10に、図におけるBB断面と、CC断面を重ねあわせた流路断面の模式図を示す。BB断面である上流側流路25と、CC断面である下流側流路26とは流路断面の直径が異なる円となり、流路断面積、つまり流路断面の形状が異なる。
このように、第1の冷媒流路1aの内壁に、流路方向20に断続的に凸部を有する場合、つまり、流路方向20の上流側から下流側に向けて異なる流路断面形状を有する場合、第1の冷媒流路1aに第1冷媒が流れる際に、凸部10に第1冷媒の流れが衝突し、流れの乱れによって流速が増加し、伝熱性能が促進される。
また、凸部10の形成によって伝熱面積が増加し、熱交換性能が高くなる効果も得られる。
このように、流路方向20に断続的に凸部10を形成するのは、アルミや銅等の押出や引抜加工、及びブロック体からの後加工で第1の冷媒流路を形成する従来の扁平管では形成することが困難であったが、実施の形態1や2で述べた製造方法を用いれば、容易に実現可能である。
つまり、従来のように流路方向20の上流から下流まで一体となった扁平管に貫通穴を開けなければならない場合、貫通穴の流路断面形状を図9のような流路方向20に異なる形状とするのは困難であった。
本実施の形態では、図6のように流路方向20に複数に分割されたプレート8を用いる場合、直径の異なる貫通穴を設けたプレート8を交互に積層すれば図9で示される第1の冷媒流路1aが容易に形成できる。また、図7のように、第1の冷媒流路1aを半分割した第1の金属板9aと第2の金属板9bとを合わせて第1の冷媒流路1aを構成する方法では、導管の内部に貫通穴を開ける必要がなく、第1の金属板9aの1つの側面に、流路方向20と平行に分割した第1の冷媒流路1aの半分を形成すれば良いので、加工が容易に行える。
なお、凸部10はアルミ、アルミニウム合金、銅、銅合金、鉄鋼、ステンレス合金鋼などで構成される扁平板に、例えばプレス加工、機械加工又は放電加工等で形成することができる。
尚、上記の様な方法で凸部10を形成する際、凸部10の周期を最適な周期とすることも可能である。つまり、凸部10の設ける箇所を、最も熱伝達率が高くなる箇所に容易に形成することが出来る。
図11に、本実施の形態の効果を示すための、第1の冷媒流路1aの一部を示す。凸部10の流路方向20の下流側、つまり、凸部10が設けられ、流路断面積が小さくなっている上流側の流路断面と、凸部10がなく、流路断面積が大きくなっている下流側の流路断面との境界付近には第1冷媒の流れが滞る止水域27が発生するため、熱伝達率が低下してしまう。止水域27を超えた下流側は、熱伝達率が高い再付着域となる。したがって、凸部10の流路方向20の間隔である断続距離(図11中、距離Lで示される)は長い方が望ましいが、伝熱面積の拡大率が小さくなる。一方、距離Lが短いと伝熱面積の拡大率は大きいが、止水域27が増加するため、平均熱伝達率が低下する。さらに、圧力損失は距離Lに伴ってほぼ単調減少することもあることから、凸部10の間隔には最適な距離が存在する。
例えば、凸部10の高さHと厚みTを等しくする場合、止水域27の流路方向20の長さがおよそ凸部の厚みTのオーダーになるので、凸部の厚みTとフィン間隔Lの比率は、例えば1:3〜5程度が望ましい。
図12は、本実施の形態に係る熱交換器における第1の冷媒流路1aに設けられる凸部10の変形例を示す斜視図である。本実施の形態では図9のような第1の冷媒流路1aの凸部10の例を述べたが、図12のように、流路方向20に垂直な方向に対して、複数の凸部を同じ方向に傾けて角度を設け、螺旋形状にすることも出来る。図10の構造の場合、第1冷媒の流れに螺旋状の2次流れを誘起することができ、より流速が増加して伝熱性能が高くなる。
図13は、本実施の形態に係る熱交換器における第1の冷媒流路1aに設けられた凸部10の2つ目の変形例を示す斜視図である。図13のように、第1の冷媒流路1aは、内周方向の一部に内壁が突出した第1凸部11a及び第2凸部11bが流路方向20に断続的に設けられている。図中、矢印で示される方向が内周方向である。第1の冷媒流路1aの流路断面には、内壁の4箇所に第1凸部11aもしくは第2凸部11bが形成された形状となる。尚、第2凸部11bは第1凸部11aより上流側もしくは下流側に、第1凸部11aを流路断面の内周方向に45度回転させた配置で設けられている。
このように、第1の冷媒流路1aは、第1凸部1aが設けられた流路断面と第2凸部1bが設けられた流路断面とを有する。
第1の冷媒流路1aにおいて、第1凸部11aが設けられた流路断面と第2凸部11bが設けられた流路断面とが交互に配置されることで、流路方向20の上流側、すなわち図13においては下側から流れてくる第1冷媒が、第1凸部11aと第2凸部11bに順番に衝突しながら流路方向20の下流側、すなわち図13では上側に向けて流れていく。
図13の構成は、例えば図6で説明された製造方法を用いる場合、第1凸部11aを備えたプレート8と、第2凸部11bを備えたプレート8を交互に積層することによって容易に製造できる。また、図7で説明された方法によっても容易に製造可能である。
図13の構造によれば、第1の冷媒流路1aの流路方向20に第1凸部11a及び第2凸部11bが設けられているため、第1の冷媒流路1aの伝熱面積が拡大されるとともに、第1冷媒の温度境界層の分断を誘起し、温度境界層が薄くなるため、伝熱性能(熱交換性能)が向上する効果も得られる。
ここで、温度境界層とは、第1冷媒中の温度の急変領域のことである。第1冷媒の温度と第1冷媒に接する第1の冷媒流路1aの内壁の温度との間に温度差があるとき、第1冷媒の温度は、第1の冷媒流路1aの内壁から離れたところではほぼ一定の主流温度を保っているが、第1の冷媒流路1aに近付くにつれて急激に温度が変わり、第1の冷媒流路1aの内壁に接する部分では第1の冷媒流路1aの内壁の温度と等しくなる。
温度境界層は伝熱性能に密接に関連している。温度境界層が薄くなれば、第1冷媒から第1の冷媒流路1aの内壁への熱伝達率が増加し、第1冷媒と第2冷媒との間の熱交換における熱交換性能が向上する。
図14に、温度境界層の分断メカニズムを説明する模式図を示す。図14(a)及び(b)は、本実施の形態を用いない場合の温度境界層の模式図及び熱伝達率を示す図である。つまり、第1の冷媒流路1aに凸部を備えていない場合を示す図である。図14(a)において、第1冷媒が導入される位置xからyまで実線で示される第1の冷媒流路1aの内壁付近には、厚さdの温度境界層が発生する。図中、温度境界層は2点鎖線で示される。流路方向20の下流側に向けて温度境界層は徐々に厚くなる。そのため、図14(b)に示されるように、熱伝達率は位置xから流路方向20の下流側に向かって低下する。図14(b)において、位置xから位置yまでの熱伝達率の平均値を点線で示す。
図14(c)及び(d)に本実施の形態を用いた場合を示す。図14(c)において、位置xから導入された第1冷媒には、第1凸部11aの内壁面に沿って厚さdの温度境界層が発生する。しかし、第1冷媒が第2凸部11bに衝突する位置zから第2凸部11bに沿って厚さdの温度境界層が新たに発生する。さらに、下流側の位置zで第1凸部11aに衝突し、第1凸部11aの内壁面に沿って新たな温度境界層が発生する。さらに、下流側の位置zで第2凸部11bに衝突し、第2凸部11bの内壁面に沿って新たに温度境界層が発生する。
このようにして、冷媒が凸部に衝突する度に温度境界層が分断され、温度境界層の厚みが薄くなる効果が得られる。図14(c)の場合の熱伝達率は、位置xから第1凸部11aを通過する際に低下するが、位置Zで第2凸部11bに衝突するときに初期値化される。このようにして、凸部に衝突する度に熱伝達率がほぼ初期値化されることを温度境界層の分断効果という。この効果により、図14(d)のように、本実施の形態の熱伝達率の平均値は1点鎖線の値となり、本実施の形態を用いない場合よりΔρ向上する。
温度境界層の分断効果は、凸部が第1の冷媒流路1aの内壁において内周方向の一部に形成されていることによって得られる。また、凸部が多いほどその効果は大きく、流路断面の内周方向に回転させて設ける、つまり内周方向に複数設けることで、冷媒流路内の温度境界層を満遍なく薄層化する効果が得られ、伝熱性を大きく向上できる。このように、本実施の形態を用いれば、温度境界層の分断効果により、伝熱性を向上することが可能となる。
また、凸部により、凸部付近を流れる冷媒の速度が増加する。冷媒の速度が増加すると、温度境界層が薄くなるため、熱伝達率が向上し、伝熱性が促進される効果が得られる。
本実施の形態を用いれば、第1の冷媒流路1aに凸部がない場合に比べて伝熱面積が拡大するので、熱交換性能を向上する効果も得られる。
冷媒が気液2相流体である場合、液膜の部分が温度境界層に相当する。図15に冷媒が気液2層流体である場合の、第1凸部11a周辺の拡大図を示す。気液2相流体の場合、図15のように、毛管力で角部に液膜15が吸引されるため、他の部分の液膜15が薄くなり、温度境界層が薄くなる効果が得られて熱伝達率が向上する。つまり、本実施の形態では、液膜流の蒸発では凸部11aでの液膜流れの乱れによる伝熱促進が、凝縮では表面張力等による液膜排除による凸部11a先端での伝熱促進効果が得られる。
また、図13において、第1凸部11aと第2凸部11bが形成されるプレート8の厚みは同じであっても異なっていてもよい。
また、第1凸部11aと第2凸部11bは流路断面においてそれぞれ4ヶ所設けられていたが、4ヶ所である必要はなく、1ヶ所以上設けられていれば良い。
図13では、第1凸部11aと第2凸部11bの形状は流路断面の中心部へ向けて狭まるテーパ形状である台形型で構成されていたが、これに限られるものでない。例えば、第1凸部11aや第2凸部11bが円状であっても良いし、流路断面の中心部へ向けて拡がるテーパ形状であっても良いし、その他多角形などであっても良い。
また、図13では、第1凸部11aと第2凸部11bとを備えたが、第1凸部11aのみであっても良いし、位置、形状が異なる2種類以上の凸部を備えても良い。つまり、第1冷媒が流れる流路方向20に断続的に、第1の冷媒流路1aの内壁に内周方向の一部に第1冷媒が衝突する凸部が形成されていれば、温度境界層の分断効果が得られる。
図16は、本実施の形態に係る熱交換器における第1の冷媒流路1aに設けられる凸部10の3つ目の変形例を示す斜視図である。
図16に示されるように、凸部10として、第1凸部11a、第2凸部11b、第3凸部11c、第4凸部11d、第5凸部11e、第6凸部11fが流路方向20にずらして、かつ、流路断面の内周方向にずらして配置されている。つまり、各凸部が流路方向20の上流側から下流側に向けて内周方向の一方向に回転させながら設けられており、その結果、流路方向20の上流側から下流側に向けて螺旋状に配置されている。
本実施の形態では、各凸部による伝熱面積拡大効果が得られるとともに、第1冷媒が各凸部に衝突しながら、螺旋状に流れる。つまり、螺旋状の旋回流れ等の2次流れが発生することにより、第1冷媒の流れの増速効果と、温度境界層の分断効果とが得られ、温度境界層がより薄くなって伝熱を促進し、熱伝達率が向上する。
尚、本発明の実施の形態3では本発明の実施の形態1と相違する部分について説明し、同一または対応する部分についての説明は省略した。
1 第1冷媒パス、1a 第1の冷媒流路、2 第2冷媒パス、2a 第2の冷媒流路、3 第1入口接続管、3a 第1入口連通穴3a、4 第1出口接続管、4a 第1出口連通穴、5 第2入口接続管、5a 第2入口連通穴、6 第2出口接続管、6a 第2出口連通穴、8 プレート、9a 第1の金属板、9b 第2の金属板、9c 第3の金属板、10 凸部、 11a 第1凸部、11b 第2凸部、11c 第3凸部、11d 第4凸部、11e 第5凸部、11f 第6凸部、12 導管、13 伝熱領域、14a 第1の側面、14b 第2の側面、14c 第3の側面、14d 第4の側面、15 液膜、20 流路方向、21 導入方向、22 出口方向、25 上流側流路、26 下流側流路、27 止水域。

Claims (7)

  1. 第1冷媒が流れる複数の第1の冷媒流路と、前記第1の冷媒流路と伝熱領域を介して並列に設けられ、前記第1冷媒と熱交換を行う第2冷媒が流れる複数の第2の冷媒流路とが形成された導管を備え、
    前記第1冷媒が流れる流路方向と垂直な断面において、前記伝熱領域は前記断面内で一定の熱伝導率を有し、
    前記導管は、前記第1の冷媒流路及び前記第2の冷媒流路を構成する複数の貫通穴が設けられたプレートを、前記流路方向に複数積層して形成された熱交換器。
  2. 前記第1の冷媒流路が、前記流路方向に沿って異なる複数の流路断面形状を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第1の冷媒流路は、内周方向の一部が突出した凸部が内壁に形成されており、前記凸部が前記流路方向に断続的に形成されたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 第1冷媒が流れる複数の第1の冷媒流路と、前記第1の冷媒流路と伝熱領域を介して並列に設けられ、前記第1冷媒と熱交換を行う第2冷媒が流れる複数の第2の冷媒流路とが形成された導管を備え、
    前記第1冷媒が流れる流路方向と垂直な断面において、前記伝熱領域は前記断面内で一定の熱伝導率を有し、
    前記導管は、第1の金属板と、前記第1の金属板と第1の接合面で接合された第2の金属板と、前記第2の金属板の前記第1の接合面と対向する第2の接合面で接合された第3の金属板とを備え、
    前記第1の冷媒流路が前記第1の接合面に形成され、
    前記第2の冷媒流路が前記第2の接合面に形成され、
    前記第1の冷媒流路は、前記第1の冷媒流路の内壁から突出して先端が前記第1の冷媒流路内に位置する凸部を前記流路方向に断続的に有し、
    前記凸部が、前記第1の冷媒流路の内周方向の全周に連続的に設けられた熱交換器。
  5. 第1冷媒が流れる複数の第1の冷媒流路と、前記第1の冷媒流路と伝熱領域を介して並列に設けられ、前記第1冷媒と熱交換を行う第2冷媒が流れる複数の第2の冷媒流路とが形成された導管を備え、
    前記第1冷媒が流れる流路方向と垂直な断面において、前記伝熱領域は前記断面内で一定の熱伝導率を有し、
    前記導管は、第1の金属板と、前記第1の金属板と第1の接合面で接合された第2の金属板と、前記第2の金属板の前記第1の接合面と対向する第2の接合面で接合された第3の金属板とを備え、
    前記第1の冷媒流路が前記第1の接合面に形成され、
    前記第2の冷媒流路が前記第2の接合面に形成され、
    前記第1の冷媒流路は、前記第1の冷媒流路の内壁から突出して先端が前記第1の冷媒流路内に位置する凸部を前記流路方向に断続的に有し、
    複数の前記凸部が、前記第1の冷媒流路の内周方向に断続的に設けられた熱交換器。
  6. 前記凸部が、前記流路方向の上流側から下流側に向けて、螺旋状に設けられていること
    を特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の熱交換器。
  7. 第1の金属板の第1の側面に、第1冷媒の流路方向と平行に分割した、第1冷媒が流れる複数の第1の冷媒流路の半分を形成する工程と、
    第2の金属板の第2の側面に、前記流路方向と平行に分割した複数の前記第1の冷媒流路の残りの半分を形成する工程と、
    前記第2の金属板の前記第2の側面と対向する第3の側面に、前記流路方向と平行に分割した、前記第1冷媒と熱交換する第2冷媒が流れる第2の冷媒流路の半分を形成する工程と、
    第3の金属板の第4の側面に、前記流路方向と平行に分割した複数の前記第2の冷媒流路の残りの半分を形成する工程と、
    前記第1の側面と前記第2の側面を接合し、複数の前記第1の冷媒流路を形成する工程と、
    前記第3の側面と前記第4の側面を接合し、前記第1の冷媒流路と並列に複数の前記第2の冷媒流路を形成する工程と、
    を備え、
    前記第1の冷媒流路の半分を形成する工程または前記第1の冷媒流路の残りの半分を形成する工程では、前記第1の冷媒流路の内壁から突出し、先端が前記第1の冷媒流路内に位置する凸部を、前記流路方向に断続的に形成すること
    を特徴とする熱交換器の製造方法。
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