JP6185450B2 - チタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットの連続鋳造における湯面入熱量の規定方法、およびそれを用いた連続鋳造方法 - Google Patents

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本発明は、プラズマアークを溶湯の湯面の加熱源とする、チタンまたはチタン合金からなる断面が丸型の円柱形状のインゴットの連続鋳造における湯面入熱量の規定方法に関する。
チタンまたはチタン合金からなるインゴットの鋳造においては、プラズマアーク、電子ビームなどで溶湯の湯面を加熱しながらインゴットの連続鋳造を行う。
特許文献1には、チタンからなるインゴットの連続鋳造に関する技術が記載されており、チタン(溶湯)の加熱源として電子ビームを用いている。特許文献1に記載の連続鋳造方法は、鋳型の引抜き方向の長さを鋳型の径の1〜3倍にし、鋳型内プールに照射する加熱源のエネルギー密度を0.05〜0.10kW/cm2とし、且つ溶製速度を0.1〜3.0Kg/hr・cm2とすることを特徴とする。この方法により、インゴットが鋳型を出た後にその表面が膨らむような熱変形(バルジング)の少ないインゴットを高速で効率よく溶製できると特許文献1に記載されている。
特開2012−176427号公報
ここで、チタンまたはチタン合金からなるインゴットの鋳造においては、溶湯の湯面への入熱が過多の場合には、凝固シェルの成長が不十分ととなり、インゴットの引抜きの際にシェルが強度不足により引きちぎられ湯漏れ等の事故につながる。一方、溶湯の湯面への入熱が過少の場合には、必要以上に凝固シェルが発達し、その上に湯が被ることにより大きな表面欠陥が生じたり、場合によっては十分な溶湯プールが確保できずに連続鋳造そのものが不可能となったりする。
そのため、溶湯の湯面への入熱量には適正な範囲が存在し、その範囲は鋳造する鋳塊のサイズに応じて異なる。しかしながら、プラズマアークを溶湯の湯面の加熱源とするチタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットの鋳造においては、各種鋳塊サイズに応じたプラズマトーチによる溶湯の湯面への入熱量の適正範囲は不明確である。
一方、特許文献1には、丸型や矩形の鋳型内プールに照射する加熱源のエネルギー密度を0.05〜0.10kW/cm2とすることが好ましい旨記載されている。しかしながら、特許文献1の明細書の段落0022には、溶湯の加熱源としては電子ビームだけでなくプラズマアークでもよいことが記載されているものの、発明を実施するための形態欄でプラズマアークに触れられているのはここだけであり、実施例は全て電子ビーム溶解によるものである。
ここで、プラズマアークによる溶解では、電子ビームによる溶解の場合と異なり、アーク中心からの距離によって照射されるエネルギー密度が大きく異なるので、その影響を考慮して溶湯の湯面への適正な入熱量の範囲を決める必要がある。
本発明の目的は、プラズマアークを溶湯の湯面の加熱源とするチタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットの連続鋳造において、各種鋳塊サイズに応じた溶湯の湯面への適正な入熱量を明確にすることである。
本発明は、チタンまたはチタン合金を溶解させた溶湯を断面円形で無底の鋳型に注入して凝固させながら下方に引抜くことでチタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットを連続的に鋳造するプラズマアークを前記溶湯の湯面の加熱源とする連続鋳造における前記溶湯の湯面への入熱量の規定方法である。鋳造する前記丸型インゴットの径から、下記の(1)式を用いて、前記入熱量を決定することを特徴とする。
0.0006D2+0.2D−90≦入熱量(kW)≦0.0015D2−0.8D+470 ・・・(1
:鋳造する丸型インゴットの径(mm)但し、500≦D
本発明によれば、各種鋳塊サイズに応じた溶湯の湯面への適正な入熱量が明確になる。
連続鋳造装置の側断面図である。 鋳型と丸型インゴットとの完全接触領域のモデル図である。 丸型インゴットの表面写真である。 丸型インゴットの表面写真である。 鋳塊表面温度の抽出位置を示す平面図である。 鋳塊径がφD2(mm)の場合の平均鋳塊表面温度の変化の第1解析結果を示すグラフである。 鋳塊径がφD2(mm)の場合の平均鋳塊表面温度の変化の第2解析結果を示すグラフである。 鋳塊径がφD1(mm)の場合の湯面入熱量(n・α・Q)と鋳塊表面温度との関係を示すグラフである。 鋳塊径がφD2(mm)の場合の湯面入熱量(n・α・Q)と鋳塊表面温度との関係を示すグラフである。 鋳塊径がφD3(mm)の場合の湯面入熱量(n・α・Q)と鋳塊表面温度との関係を示すグラフである。 鋳塊径がφD4(mm)の場合の湯面入熱量(n・α・Q)と鋳塊表面温度との関係を示すグラフである。 鋳塊径(鋳造する丸型インゴットの径)と湯面入熱量(n・α・Q)との関係を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。
(鋳造装置の構成)
本発明は、チタンまたはチタン合金を溶解させた溶湯を断面円形で無底の鋳型に注入して凝固させながら下方に引抜くことでチタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットを連続的に鋳造する連続鋳造に関するものである。これを行うための一例である連続鋳造装置1を図1に示した。
図1に示すように、連続鋳造装置1は、断面円形で無底の鋳型2、鋳型2内に溶湯12を供給する注湯部3、鋳型2の上方に配置され溶湯12の湯面をプラズマアークで加熱するプラズマトーチ5、鋳型2の下方に配置され丸型インゴット11を下方に引抜くためのスターティングブロック4などを備えている。なお、連続鋳造装置1は、原料投入装置、原料を溶解させるためのコールドハースなども備えるが、これら機器の図示は省略している。連続鋳造装置1のまわりは、アルゴンガス、ヘリウムガスなどの不活性ガス雰囲気とされる。原料となるチタンまたはチタン合金は、例えばスポンジチタン、スクラップといった形態のものである。鋳型2は、例えば水冷式の鋳型とされる。
鋳型2に注入された溶湯12は、鋳型2との接触面から凝固していく。そして、鋳型2の下端開口部を塞いでいたスターティングブロック4を所定の速度で下方に引き下ろしていくことで、溶湯12が凝固した丸型インゴット11(断面が丸型の円柱形状のインゴット)が連続的に鋳造される。
(鋳肌性状欠陥について)
ところで、チタンまたはチタン合金からなる丸型インゴット11を連続鋳造した際に、丸型インゴット11の表面(鋳肌)に凹凸や傷があると、その後の圧延で表面欠陥となる。そのため、圧延する前に丸型インゴット11の表面の凹凸や傷を切削等にて取り除く必要がある。これは、歩留まりの低下、作業工程の増加になり、すなわち、コストアップの要因となる。そのため、鋳肌に極力凹凸や傷が無い丸型インゴット11を鋳造することが求められる。
丸型インゴット11の連続鋳造においては、図2に示すように、プラズマアークにより加熱される溶湯12の湯面近傍(湯面から湯面下10mm程度までの領域)においてのみ鋳型2と丸型インゴット11(凝固シェル13)とが接触している。これより深い領域では丸型インゴット11が熱収縮することで、鋳型2と丸型インゴット11との間にエアギャップ14が発生する。湯面から湯面下10mm程度までの領域のことを完全接触領域16という(図2中にハッチングを付して示す領域)。この完全接触領域16では、丸型インゴット11から鋳型2への通過熱流束qが生じる。図2中の符号Tは、凝固シェル13の厚みである。
ここで、溶湯12の湯面への入熱が過多の場合、凝固シェル13の成長が不十分となり薄くなりすぎるため強度不足により凝固シェル13の表面が引きちぎられる。これは、「ちぎれ欠陥」と呼ばれる。一方、溶湯12の湯面への入熱が過少の場合、必要以上に成長した(厚くなった)凝固シェル13の上に溶湯12が被り大きな表面欠陥が生じる。これは、「湯被り欠陥」と呼ばれる。「湯被り欠陥」が発生した丸型インゴット11の表面写真を図3Aに、「ちぎれ欠陥」が発生した丸型インゴット11の表面写真を図3Bに、それぞれ示している。
(鋳肌凹凸量が許容範囲に収まる鋳塊表面温度)
本発明者らは、様々な条件での実験、およびこれに対応する数値解析(流動凝固シミュレーション)を行った。その結果、鋳型2と丸型インゴット11(凝固シェル13)との完全接触領域16における平均鋳塊表面温度と平均通過熱流束との間に相関関係があることを見出し、そして、上記平均鋳塊表面温度が450〜1300℃の範囲内にあれば、鋳肌凹凸量、ちぎれ欠陥が許容範囲内に収まることを確認した。
(各種サイズの丸型インゴット鋳造に関する流動凝固シミュレーション)
次に、本発明者らは、各種サイズの丸型インゴット11を鋳造するに際し、上記平均鋳塊表面温度を450〜1300℃の範囲内にするための、溶湯12の湯面への適正な入熱量を検討した。
検討条件(シミュレーション条件)について説明する。鋳造する丸型インゴット11の径、すなわち、鋳塊径(mm)は、φD1、φD2、φD3、φD4の計4サイズとし、それぞれ解析を行った。なお、上記した鋳造する丸型インゴット11の径、すなわち、鋳塊径は、鋳型2の内径でもある。また、500<D1<D2<D3<D4<1200である。
プラズマトーチ5による湯面の加熱は、プラズマトーチ5を、鋳型2の内壁面に沿って移動させる。すなわち、アーク中心(プラズマトーチ5からのプラズマアークの中心)は、鋳型2の内壁面に沿って湯面上を移動し、鋳型2が円形であるので、アーク中心の移動軌道は円形となる。アーク中心の移動軌道の直径をトーチ移動軌道の直径Dtと呼ぶとすると、トーチ移動軌道の直径Dt(mm)は、鋳塊径(鋳型2の内径)よりも小さな値となる。
プラズマトーチ5の移動速度は、50mm/秒で、且つ一定とした。また、溶解速度(鋳造速度)は、650kg/時とした。なお、実際の連続鋳造において、プラズマトーチ5の移動速度を50mm/秒とする必要は必ずしもない。溶解速度(鋳造速度)についても同様である。
図4は、鋳塊径(mm)がφD2の場合の鋳塊表面温度の抽出位置を示す平面図である。鋳塊径、プラズマトーチ5の出力を変化させて、図4に示す注湯部近傍、反注湯側、注湯部近傍と反注湯側との間の鋳型2内壁面に沿う3箇所、計5箇所の鋳塊表面温度を流動凝固シミュレーションにより求めた。
<解析結果>
図5A、Bは、鋳塊径(mm)がφD2の場合の平均鋳塊表面温度の変化の様子を示すグラフである。ここで、図5Aは、出力1000kWのプラズマトーチ5が1本、当該プラズマトーチ5による湯面への入熱効率が0.75の場合のグラフであり、図5Bは、出力800kWのプラズマトーチ5が1本、当該プラズマトーチ5による湯面への入熱効率が0.75の場合のグラフである。平均鋳塊表面温度とは、完全接触領域16(湯面から湯面下10mmまでの領域)における各位置の鋳塊表面温度の平均のことである。なお、時間が経過するとともに、各測定点(温度の抽出位置)の温度が周期的に波打っているのは、鋳型2の内壁面に沿ってプラズマトーチ5を移動させているからである。プラズマトーチ5が近づくと、すなわちアーク中心が近づくとその部分の温度が高くなり、プラズマトーチ5が離れると、すなわちアーク中心が離れると温度は低くなる。
図5Aからわかるように、鋳塊径(mm)がφD2の場合、出力1000kWのプラズマトーチ5が1本、当該プラズマトーチ5による湯面への入熱効率が0.75という条件では、抽出点1、2において(図4参照)平均鋳塊表面温度が上限の1300℃を超える。すなわち、鋳塊径(mm)がφD2の場合、出力1000kWのプラズマトーチ5が1本、当該プラズマトーチ5による湯面への入熱効率が0.75という条件は丸型インゴット11の鋳造に不適である。
これに対して、図5Bからわかるように、鋳塊径(mm)がφD2の場合、出力800kWのプラズマトーチ5が1本、当該プラズマトーチ5による湯面への入熱効率が0.75という条件では、計5箇所の抽出点全てにおいて、平均鋳塊表面温度は、450〜1300℃の範囲内に収まっている。すなわち、鋳塊径(mm)がφD2の場合、出力800kWのプラズマトーチ5が1本、当該プラズマトーチ5による湯面への入熱効率が0.75という条件は、丸型インゴット11の鋳造に適している。
次に、図6A〜図7Bは、鋳塊径毎の湯面入熱量(n・α・Q)と鋳塊表面温度との関係を示すグラフである。図6A〜図7Bは、それぞれ鋳塊径が、φD1、φD2、φD3、φD4の場合の結果である。なお、nは、プラズマトーチの本数であり、αは、プラズマトーチによる湯面への入熱効率であり、Qは、プラズマトーチの出力(kW)である。図6A中にのみ、450〜1300℃の範囲が鋳造可能であることを明示しているが、これは図6B〜図7Bでも同じである。
図6A〜図7Bの各グラフのデータを表1〜4としてそれぞれ以下に示していく。
(鋳塊径:φD1)
(鋳塊径:φD2)
(鋳塊径:φD3)
(鋳塊径:φD4)
図6B(鋳塊径:φD2)を例にとり、図6A〜図7Bに示す各グラフの見方を記載しておく。グラフ中の縦に延びる湯面入熱量毎の各棒線は、湯面入熱量毎の図4に示す鋳塊表面温度の抽出位置、計5箇所のそれぞれの平均鋳塊表面温度の最大値と最小値とを結ぶ線である。白抜きの菱形マークは、上記計5箇所のそれぞれの平均鋳塊表面温度の平均値である。図6Bにおいて、湯面入熱量が750kWの場合、鋳型2の周方向のいずれかの位置で、完全接触領域16における平均鋳塊表面温度が1300℃を超えるので、湯面入熱量を750kWとすることは鋳造に適さないということである。
<適正な湯面入熱量(n・α・Q)の範囲>
図6A〜図7Bの各グラフ(表1〜4の各データ)をまとめたのが、図8に示すグラフである。各鋳塊径において鋳造可否の判定で○と判定された(前記の各表を参照)上限、下限のそれぞれの4点のプロット値を用いて、湯面入熱量(n・α・Q)の上限、下限について、それぞれ2次関数で近似した。近似式の各係数は最小二乗法を用いて算出した。
図8からわかるように、下記の(1)式を満たす少なくとも1本のプラズマトーチを用いて前記溶湯の湯面を加熱することにより、丸型インゴット11の鋳肌凹凸量、ちぎれ欠陥を許容範囲内に収めることができる。
0.0006D2+0.2D−90≦n・α・Q(入熱量)≦0.0015D2−0.8D+470 ・・・(1)
Q:プラズマトーチの出力(kW)
n:プラズマトーチの本数
α:プラズマトーチによる入熱効率
D:鋳造する丸型インゴットの径(mm)
なお、上記(1)式において、鋳塊径、すなわちDの下限をφ500mm、上限をφ1200mmとすることが好ましい。
(発明の作用・効果)
本発明では、適正な湯面入熱量(n・α・Q)を、鋳造する丸型インゴットの径で規定している。そのため、各種鋳塊サイズに応じた溶湯の湯面への適正な入熱量が明確となっている。そして、上記(1)式を満たす少なくとも1本のプラズマトーチを用いて前記溶湯の湯面を加熱することにより、丸型インゴット11の鋳肌凹凸量、ちぎれ欠陥を許容範囲内に収めることができる。
また、本発明を用いてチタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットを連続鋳造するには、鋳型の内壁面に沿ってプラズマトーチを移動させることが好ましい。この構成によると、アーク中心(プラズマトーチからのプラズマアークの中心)は、鋳型と同じ円形の軌道で当該鋳型の内壁面に沿って湯面上を移動する。加熱のむらが抑えられるので、鋳肌凹凸量、ちぎれ欠陥をより確実に許容範囲内に収めることができる。
1:連続鋳造装置
2:鋳型
3:注湯部
4:スターティングブロック
5:プラズマトーチ
11:丸型インゴット
12:溶湯
13:凝固シェル
14:エアギャップ
16:完全接触領域

Claims (3)

  1. チタンまたはチタン合金を溶解させた溶湯を断面円形で無底の鋳型に注入して凝固させながら下方に引抜くことでチタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットを連続的に鋳造するプラズマアークを前記溶湯の湯面の加熱源とする連続鋳造における前記溶湯の湯面への入熱量の規定方法であって、
    鋳造する前記丸型インゴットの径から、下記の(1)式を用いて、前記入熱量を決定することを特徴とする、チタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットの連続鋳造における湯面入熱量の規定方法。
    0.0006D2+0.2D−90≦入熱量(kW)≦0.0015D2−0.8D+470 ・・・(1
    :鋳造する丸型インゴットの径(mm)但し、500≦D
    入熱量:チタンまたはチタン合金を溶解させた溶湯の湯面への入熱量(kW)
  2. 請求項1に記載の湯面入熱量の規定方法を用いた、チタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットの連続鋳造方法であって、
    前記(1)式を満たす前記入熱量で、少なくとも1本のプラズマトーチを用いて前記溶湯の湯面を加熱することを特徴とする、チタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットの連続鋳造方法。
  3. 請求項に記載のチタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットの連続鋳造方法において、
    前記鋳型の内壁面に沿って前記プラズマトーチを移動させることを特徴とする、チタンまたはチタン合金からなる丸型インゴットの連続鋳造方法。
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