JP6185384B2 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記事を地図と共に表示する技術に関する。
従来から、ツイッター(TWITTERは登録商標)のようなマイクロブログで発信された記事を地図上に表示するアプリケーションがある(例えば、非特許文献1)。このアプリケーションでは、記事を発信するときに位置情報を付加すると、当該位置情報に対応した地図上の位置に記事の吹き出し画像が表示装置に表示される。
「ツイッターでつぶやくとGoogleマップ上に位置情報が表示される『TwitterMap』」、[online]、平成24年10月4日、Gigazine、[平成25年9月30日検索]、インターネット(URL:http://gigazine.net/news/20121004-twittermap/)
ところで、非特許文献1では、表示装置に表示される地図の範囲に属する位置情報を有する記事が地図上に表示される。しかし、ユーザが地図の縮尺を変更すると、表示装置に表示される地図の範囲が変わるため、地図を広域表示にする(すなわち、縮尺を小さくする)と地図の範囲が拡大するために地図上に表示される記事の数が増えてしまう。表示装置の画面サイズは一定であるため、限られた表示領域に表示される記事の密度が過度になり視認性に欠けてしまう場合がある。
そこで、本発明は、以上の事情を考慮して、地図の縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する記事を表示することが可能な技術を提供することを解決課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記複数の記事のうち、地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルの各々に各縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する地域関連語を対応付けて記憶した第1記憶部に記憶された地域関連語のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する付与部と、表示装置に表示される地図の範囲に属し、且つ、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が前記表示装置において表示されるように、前記記事の情報を前記表示装置に対して送信する送信部とを備えた表示制御装置を提供する。
また、本発明は、地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記複数の記事のうち、記事の発信元アカウントを地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルのいずれかに対応付けて記憶する記憶部に発信元アカウントが記憶されている記事に、当該発信元アカウントに対応する詳細度レベルを付与する付与部と、表示装置に表示される地図の範囲に属し、且つ、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が、前記表示装置において表示されるように、前記記事の情報を前記表示装置に対して送信する送信部とを備えた表示制御装置を提供する。
また、本発明は、地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得処理と、前記取得処理において取得した前記複数の記事のうち、地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルの各々に各縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する地域関連語を対応付けて記憶した第1記憶部に記憶された地域関連語のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する付与処理と、表示装置に表示される地図の範囲に属し、且つ、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が、前記表示装置において表示されるように、前記記事の情報を前記表示装置に対して送信する送信処理と、を備えた表示制御方法を提供する。
本発明に係る表示制御装置及び表示制御方法によれば、地図の縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する記事を表示することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る表示制御システムの構成図である。 第1実施形態に係る携帯端末装置を示す外観図である。 第1実施形態に係る携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るブログ地図サーバの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るブログ地図サーバの機能的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る地図の縮尺及び詳細度レベルの関係を説明するための図である。 第1実施形態に係る地域関連語辞書の記憶内容の一例を示す図である。 第1実施形態に係る記事テーブルの記憶内容の一例を示す図である。 第1実施形態に係る全体的な動作の流れを示すシーケンスチャートである。 第1実施形態に係る付与処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る表示例である。 第1実施形態に係る表示例である。 第1実施形態に係る表示例である。 第1実施形態に係る表示例である。 第1実施形態に係る表示例の変形例である。 本発明の第2実施形態に係るブログ地図提供サーバの機能的な構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る地域関連語テーブルの記憶内容の一例を示す図である。 第2実施形態に係る付与処理のフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るブログ地図提供サーバの機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るアカウントテーブルの記憶内容の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る付与処理のフローチャートである。 第3実施形態の変形例に係る付与処理の流れを示すフローチャートである。 変形例に係るブログ地図提供サーバの機能的な構成を示すブロック図である。 同変形例に係る記事テーブルの記憶内容の一例を示す図である。 同変形例に係るシーケンスチャートである。 同変形例に係る送信処理のフローチャートである。 同変形例に係る表示例である。
<第1実施形態>
<構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る表示制御システム1のブロック図である。図示のように、表示制御システム1は、ネットワークMNと、ネットワークMNに接続するブログサーバ20、ブログ地図提供サーバ(表示制御装置)30及び地図提供サーバ40と、ネットワークMNに接続する複数の携帯端末装置(表示装置)10とを備える。なお、ネットワークMNは、移動体通信網やインターネット網等を含む通信ネットワークである。この表示制御システム1は、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示される地図の縮尺に応じた地図上の範囲に属する記事のうち、当該範囲に適した地域に関連する記事を選択的に表示させるものである。記事としては、Web上の日記(ブログ)や、140文字程度の短い文章で記述されたマイクロブログ(例えば、ツイート(登録商標))、Webサイトで発信された記事などが例示される。本実施形態では、記事としてツイートを例にとって説明する。
ブログサーバ20は、当該サーバが提供するブログサービスに利用登録したユーザが世界中で発信した記事を記憶するサーバ装置であり、ブログ地図提供サーバ30に対して記事を提供する。
ここで、記事は、アカウント名、写真画像などのプロフィールアイコン、記事テキスト、及び発信日時を含む。記事テキストは発信者の発言に相当する文字列である。記事にはジオタグが添付される場合がある。ジオタグは、発信時にユーザが用いた端末の位置情報であり、例えば、ユーザがGPS(Global Positioning System)を内蔵した携帯端末装置を用いた場合には、GPSによる端末位置の測位結果がジオタグとして用いられる。
また、ブログサーバ20は、各記事に関連付けて当該記事が再投稿(リツイート)された再投稿回数(リツイート数)などの統計データを記憶しており、この統計データは、記事とともにブログ地図提供サーバ30に対して提供される。リツイート数が多い記事ほど、ブログサービスの利用者に注目されている記事であり、重要度が高い記事であると云える。
地図提供サーバ40は、地図を表現する画像(以下、「地図画像」という)を提供するサーバ装置であり、要求された地図の範囲に相当する領域の地図画像を提供する。本実施形態では、地図画像は、ラスタ形式又はベクタ形式のいずれの形式の画像データを用いてもよい。ラスタ形式の画像データは、格子状のピクセルで表現されたデータであり、携帯端末装置10に表示すべき地図の拡大率や表示対象地域が変わると、その都度、新たな画像データが地図提供サーバ40から提供される。ラスタ画像としては、JPEG、GIFが例示される。これに対して、ベクタ形式の画像データは、点の座標とそれを結ぶ線や面の方程式のパラメータ及び塗りつぶしなどの描画情報で画像を表現したものであり、表示する都度計算を行って画像を再現する。
ブログ地図提供サーバ30は、ブログサーバ20からリアルタイムで提供される記事を受信する。また、ブログ地図提供サービスの利用者であるユーザの携帯端末装置10からブログ地図の表示要求があった場合には、表示される地図に相当する領域の地図画像を地図提供サーバ40から取得する。ブログ地図提供サーバ30は、ブログサーバ20から提供される記事のうち、ユーザからの表示要求に含まれる地図の縮尺に応じて定まる地図の範囲に属する記事のうち当該範囲に適した地域に関連する記事を選択し、選択した記事の情報を地図の範囲の地図画像と共にユーザの携帯端末装置10に対して提供する。
ネットワークMNは、多数の無線基地局(図示略)及び中継装置(図示略)を有し、携帯端末装置10に対して移動通信サービスを提供する。
図2は、本実施形態に係る携帯端末装置(表示装置)10の外観図であり、図3は、携帯端末装置10の構成を示すブロック図である。
図2及び図3に示されるように、携帯端末装置10は、表示領域12aを含むタッチパネル12、他の携帯端末装置10及びインターネットとの間でデータの送受信を行うための通信インタフェース13と、記憶部14と、通話の際に用いられるマイク15とスピーカ16、及びこれら各部を制御するCPU(Central Processing Unit)11を備える。
記憶部14は、CPU11のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)及びプログラムや各種のデータが記憶されるフラッシュメモリを含む。本実施形態の記憶部14は、携帯端末装置10がブログ地図サービスの提供を受ける際に実行されるアプリケーションプログラムとしてブログ地図アプリを含む各種アプリケーションを記憶する。
タッチパネル12は、カバーガラスと表示ユニット(例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等)との間に、タッチ操作を検出可能な透明なタッチセンサユニットが貼り合わされて構成されることにより、ユーザのタッチ操作を受け付ける操作部として機能するとともに、表示部として機能する。タッチパネル12には、ホームボタンや戻るボタンその他の指示入力アイコン、通信状態や電池残量等のアイコンを表示する領域のほかに、ネットワークMNを介して取得したWEBページや各種のメニューページ、ブログ地図アプリの起動アイコンを含む各アプリケーションの起動アイコン等が表示される。
携帯端末装置10のユーザが、タッチパネル12に表示されたブログ地図アプリの起動アイコンにタッチすると、ブログ地図アプリが起動され、CPU11は、通信インタフェース13を介してブログ地図提供サーバ30に対してブログ地図の表示要求を送信する。その結果、所定の地図の縮尺に応じた地図の範囲の地図画像と、当該地図の範囲に含まれる記事のタイムラインがタッチパネル12の表示領域12aに表示される。また、ユーザが、表示されている地図画像上において、地図の縮尺を変更するタッチ操作(具体的には、ズームバーZb(図9)のスライダZsをスライドする操作)を行うと、CPU11は、通信インタフェース13を介してブログ地図提供サーバ30に対して表示要求を送信する。その結果、ユーザが指定したズームレベルに応じた縮尺に対応する地図の範囲の地図画像と、当該地図の範囲に含まれる記事のタイムラインがタッチパネル12の表示領域12aに表示される。
図4は、本実施形態に係るブログ地図提供サーバ30の構成を示すブロック図であり、図5は、同サーバの機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、ブログ地図提供サーバ30は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)31、CPU31の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)34a、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)34b、及び各種のプログラムやデータを記憶する記憶装置34c、キーボードやマウスなどを含む入力部35、画像を表示するディスプレイ32、及び通信網MNを介して外部の装置と通信を行う送受信部33を備える。ROM34bには、コンピュータに本実施形態に係る表示制御処理を実行させるための表示制御プログラムが記憶されており、CPU31はこのプログラムを実行することにより、本実施形態に係る各機能を実現する。
図5に示すように、記憶装置34cには、地域関連語辞書ST31及び記事テーブルTBL31が記憶されている。ここで、「地域関連語」は、地域に関連する単語であり、例えば、北海道や関東、九州などの広域地名、都道府県名や市区町村名のほか、「湾岸エリア」などの特定のエリア、及びスポットである。スポットとしては、映画館、レストラン、美術館、博物館、遊園地などの娯楽施設や、駅や空港などの交通施設が例示される。
図6Bは、本実施形態に係る地域関連語辞書の記憶内容の一例を示す図である。地域関連語辞書ST31は、広域辞書、都道府県辞書、エリア辞書、市区町村辞書、及びスポット辞書を記憶している。都道府県辞書は、国の次に大きな行政単位である都道府県の地理的名称の一覧である。広域辞書は、都道府県を複数のグループに分けた地方名(広域名)の一覧である。都道府県名としては、東京都、北海道、沖縄県、京都府などがあり、地方名としては、東北、関東、九州などがある。例えば、関東地方は、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、及び神奈川県の1都6県から成る。市区町村辞書は、都道府県の次に大きな行政単位である市区町村名の一覧である。市区町村名として、横浜市、広島市、千代田区、文京区などがある。エリア辞書は、行政単位とは異なるが、都道府県よりも狭く、複数の市区町村を包含するエリア(中領域)の固有名称の一覧である。スポット辞書は、「ABCレストラン」や「DEF球場」などの固有のスポットの名称の一覧である。広域、都道府県、エリア、市区町村、及びスポットは、広域が都道府県を包含し、都道府県がエリアを包含し、エリアが市区町村を包含し、市区町村がスポットを包含する関係を有する。
なお、行政単位やエリアは国によって固有であるため、地域関連語辞書ST31は、国ごとに異なる辞書セットを記憶するようにすればよい。例えば、米国であれば、複数の州を包含するエリアのエリア辞書、州辞書、郡(County)辞書、市町村辞書、スポット辞書などを設けるようにすればよい。本実施形態では、日本における行政単位やエリアを想定して説明する。
図6Aに示すように、本実施形態では、地図の縮尺に応じて「1」〜「5」の5段階の詳細度レベルを設定する。図示の例では、地図の縮尺の範囲「1/350,000未満」には詳細度レベル「1」が、「1/350,000以上1/70,000未満」には詳細度レベル「2」が、「1/70,000以上1/24,000未満」には詳細度レベル「3」が、「1/24,000以上1/8,000未満」には詳細度レベル「4」が、「1/8,000以上」には詳細度レベル「5」が設定されている。
図6Bに示すように、地域関連語辞書ST31では、これらの詳細度レベルの各々に、広域辞書、都道府県辞書、エリア辞書、市区町村辞書、及びスポット辞書がそれぞれ対応付けて記憶されている。具体的には、詳細度レベル「1」には広域辞書が、詳細度レベル「2」には都道府県辞書が、詳細度レベル「2」には都道府県辞書が、詳細度レベル「3」にはエリア辞書が、詳細度レベル「4」には市区町村辞書が、詳細度レベル「5」にはスポット辞書が対応付けて記憶される。なお、各詳細度レベルに対応付けられた地図の縮尺の範囲は携帯端末装置10のような表示装置における表示領域12aの大きさとの関係で適宜定められ得る。
このように、記憶装置34cは、地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルの各々に、各縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する地域関連語を対応付けて記憶した第1記憶部として機能する。
図6Cに示すように、本実施形態の記事テーブルTBL31には、ブログサーバ20から提供される各記事について、各記事のIDに対応付けて、記事が投稿された投稿時刻(発信時刻)、緯度経度情報、記事の発信元のアカウント名、記事テキスト、及び詳細度レベルが記憶されている。
図5に示されるように、CPU31は、記事取得部31a、付与部31b、及び送信部31cを機能要素として備える。
記事取得部31aは、ブログサーバ20から提供される記事のうち、地域又は地点に関連する記事を取得する。具体的には、記事取得部31aは、ブログサーバ20から受信した記事のうち、ジオタグ(緯度経度情報)が添付されている記事を取得すると共に、記事テキストを形態素解析し、スポットの名称又はスポットに関連する単語を含む記事を取得する。記事取得部31aは、新たに取得した記事を、記事テーブルTBL31に新たなレコードとして追加記憶する。新たなレコードは、記事ID、記事の投稿時刻、緯度経度情報、アカウント名、及び、記事テキストを有する。記事取得部31aは、記事にジオタグが添付されている場合には、ジオタグを緯度経度情報として記憶する。また、記事にスポットの名称又はスポットに関連する単語が含まれている場合には、スポットに対応する緯度経度情報を取得して緯度経度情報として記憶する。すなわち、地域又は地点に関連する記事は、ジオタグが添付されている記事又は記事テキスト内にスポットの名称又はスポットに関連する単語が含まれている記事であり、記事テーブルTBL31においては、ジオタグで示される緯度経度情報及びスポットに対応する緯度経度情報の少なくとも1つが対応付けて記憶される。
このように、CPU31は、地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得部として機能する。
付与部31bは、記事取得部31aが取得した記事に詳細度レベルを付与する。具体的には、記事取得部31aが取得した複数の記事のうち、地域関連語辞書ST31に記憶されている広域辞書、都道府県辞書、エリア辞書、市区町村辞書、及びスポット辞書に含まれる地域関連語のいずれかを含む記事に、記事に含まれる地域関連語に対応付けて記憶された詳細度レベルを付与する。
ここで、ひとつの記事が、例えば、「AAA県ccc市」という文字列を含む場合には、都道府県辞書に属する「AAA県」と、市区町村辞書に属する「ccc市」が抽出される。付与部31bは、詳細度レベルが異なる複数の地域関連語を含む記事には、最も大きい縮尺に対応する詳細度レベルを付与する。よって、上記例の場合には、市区町村辞書に対応する詳細度レベル「4」が付与される。
付与部31bは、記事テーブルTBL31の該当レコードに、付与した詳細度レベルを記憶する。
このように、CPU31は、記事取得部31aが取得した複数の記事のうち、記憶装置34cの地域関連語辞書ST31に記憶された地域関連語のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する詳細度レベルを付与する付与部として機能する。
送信部31cは、携帯端末装置10から表示要求を受信すると、所定の地図の縮尺又は表示要求に含まれる地図の縮尺に対応する詳細度レベル及び表示範囲を特定し、特定した表示範囲に属する記事(すなわち、表示範囲内の緯度経度情報を有する記事)のうち、特定した詳細度レベルが付与された記事を特定する。そして、表示範囲に相当する地図の地図画像と、特定した記事の情報を、送受信部33を介して携帯端末装置10に送信する。
このように、CPU31及び送受信部33は、携帯端末装置10に表示される地図の範囲に属し、且つ、携帯端末装置10に表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が携帯端末装置10において表示されるように、記事の情報を携帯端末装置10に対して送信する送信部として機能する。
ところで、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示される地図の表示範囲は、表示される地図の縮尺に応じて変わるため、表示範囲内に表示される記事(より正確には、表示範囲に相当する地図の領域内の緯度経度情報を有する記事)の数は縮尺に応じて増減する。しかし、携帯端末装置10のタッチパネル12における表示領域12aの大きさは一定であるため、地図の縮尺が小さい場合(すなわち、地図が広域表示の場合)に表示範囲内の記事数が多いと、限られた表示領域12aに表示される記事の密度が過度になり、視認性に欠けてしまう場合が生じ得る。そこで、本実施形態のブログ地図提供サーバ30(表示制御装置)は、ブログサーバ20から受信した地域又はスポットに関連する複数の記事の各々に、地図の縮尺に応じた詳細度レベルを予め付与しておき、携帯端末装置10からの表示要求に応じて、地図の縮尺に応じて定まる地図の表示範囲に適した地域に関連する記事(すなわち、表示される地図の範囲に属し、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事)を選択し、これらの記事が携帯端末装置10で表示されるようにこれらの記事の情報を携帯端末装置10に送信するように構成されている。
<動作>
続いて、本実施形態の動作について説明する。
図7は、本実施形態に係る全体的な動作の流れを示すシーケンスチャートである。図示されるように、ブログ地図提供サーバ30のCPU31は、ブログサーバ20から記事が送信される度に、ジオタグが添付されている記事及び、スポットの名称又はスポットに関連する単語を含む記事を取得し、当該記事を記事テーブルTBL31に新たなレコードとして格納する(Sb1)。
次に、CPU31は、記事テーブルTBL31に新たなレコードが追加される度に、新たに格納された記事について、詳細度レベルを付与する付与処理を実行する(Sb2)。
図8は、本実施形態に係る付与処理の詳細な流れを示すフローチャートである。同図に示すように、CPU31は、まず、記事テーブルTBL31に記憶されている記事テキストを形態素解析し(S11)、記事テキストが地域関連語辞書ST31に記憶されている地域関連語を含む場合には(S12:YES)、当該地域関連語に対応する詳細度レベルを付与し、記事テーブルTBL31の当該記事のレコードに格納する(S13)。例えば、記事テーブルTBL31において、記事ID「0001」を有するレコードの記事テキストに含まれる単語「A地方」は広域辞書として記憶されている地域関連語である。よって、記事ID「0001」を有する記事には詳細度レベル「1」が付与される。また、記事テーブルTBL31において、記事ID「0002」を有するレコードの記事テキストに含まれる単語「DEF球場」はスポット辞書として記憶されている地域関連語である。よって、記事ID「0002」を有する記事には詳細度レベル「5」が付与される。続いて、ステップS14において、CPU31は、同記事が、未判定の地域関連語を含むか否か判定し、その判定結果がYESの場合には、ステップS13に戻り、当該未判定の地域関連語対応する詳細度レベルを判定する。一方、ステップS14の判定結果がNOの場合には、付与処理は終了する。
なお、上述したように、ある記事が「AA県ccc市」という文字列を含む場合には、「AA県」に対応する詳細度レベル「2」と、「ccc市」に対応する詳細度レベル「4」が付与されることになる。CPU31は、詳細度レベルが異なる複数の地域関連語を含む記事には、最も大きい縮尺に対応する詳細度レベルを付与する。すなわち、CPU31は、詳細度レベル「2」が記事テーブルTBL31に記憶されている場合に詳細度レベル「4」に対応する地域関連語をさらに抽出したときには、記事テーブルTBL31に記憶されている詳細度レベル「2」を詳細度レベル「4」で上書きする。また、詳細度レベル「4」が記事テーブルTBL31に記憶されている場合に詳細度レベル「2」に対応する地域関連語を抽出したときには、記事テーブルTBL31の記憶内容を保持する。
一方、記事テキストが地域関連語辞書ST31に記憶されている地域関連語を含まない場合には(S12:NO)、処理はステップS14に進み、CPU31は、同記事が、未判定の地域関連語を含むか否か判定する。その判定結果がYESの場合には、ステップS13に戻り、当該未判定の地域関連語対応する詳細度レベルを判定する。一方、ステップS14の判定結果がNOの場合には、付与処理は終了する。
なお、ジオタグが添付されていても記事テキストが地域関連語を含まない記事に詳細度レベルは付与されない。この場合、記事テーブルTBL31における当該記事のレコードの「詳細度レベル」は空欄となる。
続いて、図7に戻り、携帯端末装置10のユーザがブログ地図アプリを起動することにより、携帯端末装置10がブログ地図提供サーバ30に対して携帯端末装置10の現在位置を示す位置情報(具体的には、携帯端末装置10のGPS機能によって取得された緯度経度情報)又は任意の場所の位置情報を含む表示要求を送信すると、CPU31は、表示要求に含まれる位置情報を含む地図の領域であって、所定のズームレベルに応じた縮尺に対応する地図の範囲を表示範囲として特定し、当該表示範囲に属する緯度経度情報を有する記事のうち、所定の縮尺に対応する詳細度レベル(本実施例では「4」)が付与された記事を記事テーブルTBL31から読み出して、記事の情報を携帯端末装置10に対して送信する(Sb3)。具体的には、CPU31は、表示範囲に相当する地図の領域の地図画像を地図提供サーバ40から取得し、携帯端末装置10において、地図画像と共に、読み出した記事がタイムライン表示されるようなブログ地図ページを生成して、携帯端末装置10に対して送信する。ただし、この場合において、CPU31は、記事テーブルTBL31から読み出した記事の情報を携帯端末装置10に対して送信し、携帯端末装置10が地図提供サーバ40から地図画像を取得するようにしてもよい。
携帯端末装置10は、ブログ地図提供サーバ30からブログ地図ページを受信すると、タッチパネル12の表示領域12aにブログ地図ページを表示する(Sa1)。
図9〜図12Aは、本実施形態に係る表示例を示す図である。図9は詳細度レベル「1」に対応する表示例であり、同図から理解されるように、表示される地図上の範囲(表示例においてはA地方)に適した地域関連語(「A地方」)を含む記事がA地方の地図の図中左側にタイムライン表示されている。図示のように、各記事は、プロフィールアイコン、アカウント名、発信日時、記事テキストを含む。タイムライン表示では、発信時刻がより現在に近い記事が上方に表示される。タイムライン表示領域の下方部には、過去の記事を遡って表示させるための「もっと見る」ボタンVが表示されている。
図10は詳細度レベル「2」に対応する表示例であり、表示されるBB都の地図に適した地域関連語(「BB都」)を含む記事が表示されている。また、図11は詳細度レベル「4」に対応する表示例であり、表示されるbbb区の地図に適した地域関連語(「bbb区」)を含む記事が表示されている。図12Aは、詳細度レベル「5」に対応する表示例であり、表示される詳細図に適した地域関連語(特定の交差点、球場、公園)が表示されている。
図9〜12Aに示されるように、地図上には、地図のズームレベルを変更するためのズームバーZbが表示される。ズームバーZbは、棒部分の上方端に設けられた「拡大」を示すプラスアイコンと、下方端に設けられた「縮小」を示すマイナスアイコンとを含み、さらに、ユーザの操作によってプラスアイコンとマイナスアイコンとの間を移動可能なスライダZsを含む。携帯端末装置10のユーザがスライダZsをプラスアイコンの方向にスライドさせるタッチ操作をすると、表示される地図の縮尺が大きくなり(地図が拡大表示され)、逆に、スライダZsをマイナスアイコンの方向にスライドさせるタッチ操作をすると、表示される地図の縮尺が小さくなる(地図が広域表示となる)。なお、ズームバーZbは単なる例示であり、当然ながら、地図の縮尺をユーザが変更するための他の構成が採用され得る。
図7における例では、ステップSa1では、図11の表示例に示されるような、詳細度レベル「4」に対応する記事が表示される。
次に、携帯端末装置10のユーザが、表示されたブログ地図ページを眺めた後に、地図上のズームバーZbのスライダZsをマイナスアイコンの方向にスライドする操作をして、表示されている地図の縮尺を小さくする(本動作例では、詳細度レベル「1」に相当する縮尺に変更する)指示入力を行ったものとする。携帯端末装置10のCPU11は、ズームレベルの変更指示を受け付けると(Sa2)、ブログ地図提供サーバ30に対して変更後のズームレベルを指定する指定情報を含む表示要求を送信する。ブログ地図提供サーバ30のCPU31は、携帯端末装置10から表示要求を受信すると、指定情報で指定されたズームレベルに応じた縮尺に対応する詳細度レベル(本動作例では、「1」)及び表示範囲(本動作例では、「A地方」)を特定するとともに、当該表示範囲に属する緯度経度情報を有する記事のうち、詳細度レベル「1」が付与された記事を記事テーブルTBL31から読み出して、記事の情報を携帯端末装置10に対して送信する(Sb4)。
携帯端末装置10は、ブログ地図提供サーバ30からブログ地図ページを受信すると、タッチパネル12の表示領域12aに、図9の表示例に示されるような、詳細度レベル「1」に対応する記事(「A地方」を記事テキストに含む記事)が表示されたブログ地図ページを表示する(Sa3)。
以上説明したように、本実施形態によれば、地図の縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する記事を表示することが可能となる。例えば、上記動作例で示したように、地図の縮尺に応じて表示される範囲がA地方を表示する広域の場合には、表示範囲内の緯度経度情報を有する記事であっても、表示範囲に適した地域に関連する記事(すなわち、広域に関連する記事)だけが表示され、より大きな縮尺に対応する詳細度レベル「2」〜「5」に対応する記事は表示されない。このため、タイムライン表示される記事の数が表示範囲に適した地域に関連する記事に限定されることになり、視認性が向上する。
なお、本実施形態では、地図の図中左側の領域に、記事をタイムライン表示する例を示したが、記事の緯度経度情報に対応する地図上の位置に、記事のプロフィールアイコン、アカウント名、発信日時及び記事テキストなどを含む吹き出し画像を表示するようにしてもよい。この吹き出し画像による表示は、複数の詳細度レベル「1」〜「5」に応じた地図表示の全てについて行ってもよいし、又は、縮尺が大きい詳細度レベル(例えば、詳細度レベル「4」及び「5」、又は「5」のみ)について行ってもよい。
図12Bは、詳細度レベル「5」に応じた地図について、記事の吹き出し画像を表示した例を示す図である。この例では、詳細度レベル「5」の記事の吹き出し画像が、地図上の当該記事が関連するスポットの位置(記事テーブルTBL31に記憶された緯度経度の位置)において表示される。図示の例では、吹き出し画像内に記事テキストのみを表示するが、プロフィールアイコン、アカウント名、発信日時及び記事テキストの少なくとも1つを任意に組み合わせたものを表示するようにしてもよい。また、記事が画像などの添付画像を含む場合には、記事テキストを表示する代わりに、添付画像だけを表示するようにしてもよい。この態様によれば、地図の閲覧者は、一見して記事の内容を把握することが可能となる。
複数の詳細度レベル「1」〜「5」に応じた地図表示の全てについて吹き出し画像による表示を行う態様において、仮に、地図の縮尺に応じて表示される範囲が広域(例えば、A地方)の場合に、表示範囲内の緯度経度情報を有する記事が全て表示されてしまうと、記事の密度が過度になり、吹き出し画像が重なって表示され、視認性に欠けてしまう。しかしながら、本実施例によれば、表示される地図の範囲に適した地域に関連する記事だけが地図上に表示されるため、特に、縮尺が小さい広域の地図を表示する場合に視認性を向上することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、「地域関連語」として広域地名、都道府県名や市区町村名、エリア名などの地理的名称を用いるが、第2実施形態では、「地域関連語」として、地理的名称に加えて、特定の地域を一義的に想起又は連想させる単語(「特定地域関連語」)を用いて詳細度レベルを付与する。特定地域関連語としては、特定の地域に密接に関連した料理や名産品(いわゆる「ご当地グルメ」)や、主に地域振興の目的で名産品やイベントなどの広報宣伝活動に使用される、特定の地域のマスコットキャラクター(いわゆる「ご当地キャラ」)が例示される。また、記事テキストに、天気、災害、電車の運行情報、交通渋滞情報、観光情報(例えば、桜、紅葉)など、特定のカテゴリに属する単語であって、地域に関連して発生し得る事象を表す所定の単語(以下、「事象語」という)が地理的名称と共起して出現する場合にも、詳細度レベルを付与する。
以下の説明において、上記第1実施形態と共通の要素については共通の符号を用い、その説明は適宜省略する。
図13は、本実施形態に係るブログ地図提供サーバ(表示制御装置)30Bの機能的な構成を示すブロック図である。ブログ地図提供サーバ30Bは、記憶装置34c(第1記憶部)が、地域関連語辞書ST31の代わりに地域関連語テーブルTBL32及び事象語辞書ST32を備える点と、付与部31bが判定部31dを備える点が、上記第1実施形態に係るブログ地図提供サーバ30と相違する。
事象語辞書ST32は、所定の事象語の一覧を記憶する。事象語としては、「晴れ」、「曇り」や「雨」などの天気に関する単語、「地震」や「台風」などの災害に関する単語、「遅延」や「運休」など運行情報に関する単語、「渋滞」「通行止め」や「混雑」などの交通渋滞情報に関する単語、「紅葉」、「満開」、「桜」などの観光情報に関する単語が例示される。
図14は、地域関連語テーブルTBL32の記憶内容の一例を示す図である。同図に示されるように、地域関連語テーブルTBL32には、カテゴリA〜Fの6つのカテゴリに属する地域関連語が記憶され、各地域関連語に詳細度レベルが割り当てられている。詳細度レベルと縮尺との対応関係は、第1実施形態で説明したもの(図6A)と同様である。すなわち、地図の縮尺の範囲「1/350,000未満」には詳細度レベル「1」が、「1/350,000以上1/70,000未満」には詳細度レベル「2」が、「1/70,000以上1/24,000未満」には詳細度レベル「3」が、「1/24,000以上1/8,000未満」には詳細度レベル「4」が、「1/8,000以上」には詳細度レベル「5」が設定されている。
地域関連語テーブルTBL32では、地域関連語の種別として、「第1地域関連語」、「第2地域関連語」、及び「第3地域関連語」のいずれかが各地域関連語に付与される。第1地域関連語は、例えば、ABC新幹線やYT線といった路線名や、環状八号線やAN通りなどの道路名であり、第1地域関連語を含む記事が事象語を含む場合(すなわち、第1地域関連語と事象語が共起する場合)には、当該記事に第1地域関連語に対応する詳細度レベルが付与される。第1地域関連語が運行情報に関する単語や交通渋滞情報に関する単語と共起して記事に含まれる場合、第1地域関連語に対応する地域の範囲の地図を閲覧するユーザにとって、当該記事は有用な情報となり得る。そこで、本実施形態では、第1地域関連語と事象語とが共起した記事に、第1地域関連語に対応する詳細度レベルを付与するように構成している。
第2地域関連語は、例えば、A地方やB地方などの広域地名や、都道府県名、市区町村名といった地理的名称であり、第2地域関連語を含む記事が事象語を含む場合(すなわち、第2地域関連語と事象語が共起する場合)には、当該第2地域関連語に対応する詳細度レベルよりも縮尺が小さい詳細度レベルが付与される。第2地域関連語と天気に関する単語や災害に関する単語とが共起する記事、及び、第2地域関連語と観光情報に関する単語とが共起する記事は、第2地域関連語に対応する範囲の地図ばかりでなく、より広い範囲の地域の地図(すなわち、縮尺が小さい地図)を閲覧するユーザにとって有用な情報となり得る。そこで、本実施形態では、第2地域関連語を含む記事に当該第2地域関連語に対応する詳細度レベルを付与し、第2地域関連語を含む記事がさらに事象語を含む場合には、第2地域関連語に対応する詳細度レベルに加えて、さらに縮尺が小さい詳細度レベルを付与するように構成している。なお、第1地域関連語は、任意に第2地域関連語として用いるように構成してもよい。
第3地域関連語は、特定地域関連語(例えば、ご当地グルメやご当地キャラ)であり、第3地域関連語に対応する詳細度レベルが付与される。特定地域関連語は特定の地域と密接に関連しているため、特定の地域の地図を閲覧するユーザにとっては有用な情報となり得る。
図14に示すように、カテゴリAは広域地名を含み、詳細度レベル「1」が割り当てられている。カテゴリBは都道府県名を含み、詳細度レベル「2」が割り当てられている。カテゴリCは市区町村名を含み、詳細度レベル「4」が割り当てられている。次に、カテゴリDは路線名を含み、各路線名に個別の詳細度レベルが割り当てられ、カテゴリEは道路名を含み、道路名ごとに個別の詳細度レベルが割り当てられている。そして、カテゴリFは特定地域関連語を含み、単語ごとに個別の詳細度レベルが割り当てられている。
詳細度レベルには、各地域関連語が想起させる地域の範囲に応じて単数又は複数のレベルが設定され得る。例えば、「KH東北線」が複数の都道府県を通る路線である場合であっても、路線が通る個々の地域においても欠かせない交通手段であるときには、表示される地図の範囲が都道府県よりも狭い地域の場合(すなわち、縮尺が大きい場合)にも適した地域関連語であると云える。よって、図示のように、「KH東北線」には、都道府県に相当する詳細レベル「2」に加え、縮尺がより大きな詳細度レベル「3」が割り当てられている。
このように、記憶装置34cは、地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルの各々に、各縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した、地域に関連する地域関連語を対応付けて記憶した第1記憶部として機能する。
判定部31dは、記事取得部31aが取得した複数の記事のうち、地域関連語テーブルTBL32に記憶された地域関連語のいずれかを含む記事が、事象語辞書ST32に記憶された事象語のいずれかを含むか否かを判定する機能要素であり、CPU31Bによって実現される。
図15は、本実施形態に係る付与処理のフローチャートであり、図7における付与処理(Sb7)の詳細な流れを示す。
まず、CPU31Bは、ステップSb1(図7)において記事テーブルTBL31に新たに格納された記事について、記事テキストを形態素解析する(S21)。次に、CPU31Bは、当該記事が地域関連語テーブルTBL32に記憶されている地域関連語を含むか否かを判定する(S22)。地域関連語を含まない場合(S22:NO)、付与処理は終了する。
一方、ステップS22の判定結果がYESの場合に、CPU31Bは、記事に含まれる地域関連語の種別を判定する(S23)。記事に含まれる地域関連語が第1地域関連語である場合、処理はステップS24に進み、第2地域関連語である場合、処理はステップS26に進み、第3地域関連語である場合、処理はステップS30に進む。
記事に含まれる地域関連語が第1地域関連語である場合、ステップS24において、CPU31Bは、第1地域関連語を含む記事が、事象語辞書ST32に記憶された事象語のいずれかを含むか否かを判定する。この判定結果がYESの場合、CPU31Bは、記事に含まれる第1地域関連語に対応付けられて地域関連語テーブルTBL32に記憶されている詳細度レベルを当該記事に付与し、記事テーブルTBL31に格納する(S25)。一方、ステップS24の判定結果がNOの場合、すなわち、記事が事象語を含まない場合、当該記事に詳細度レベルは付与されず、処理はステップS31に進む。
例えば、記事テーブルTBL31に新たに格納された記事が第1地域関連語である「YT線」を含み、且つ、事象語である「遅延」を含む場合(S24:YES)、地域関連語テーブルTBL32において「YT線」に対応付けられて記憶されている詳細度レベル「3」が当該記事に付与される(S25)。また、記事テーブルTBL31に新たに格納された記事が第1地域関連語である「KH東北線」を含み、且つ、事象語である「遅延」を含む場合(S24:YES)、地域関連語テーブルTBL32において「KH東北線」に対応付けられて記憶されている詳細度レベル「2」及び「3」が当該記事に付与される(S25)。
このように、CPU31Bは、記事取得部31aが取得した複数の記事のうち、記憶装置34cの地域関連語テーブルTBL32に記憶された第1地域関連語(地域関連語の一例)のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する付与部として機能し、当該付与部は、第1地域関連語を含む記事が、発生し得る事象を表す所定の事象語を含むか否かを判定する判定部を備え、第1地域関連語を含む記事が所定の事象語を含むと判定した場合に、当該記事に含まれる第1地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する。
続いて、CPU31Bは、同記事が、未判定の地域関連語を含むか否か判定し(S31)、その判定結果がYESの場合には、ステップS23に戻り、当該未判定の地域関連語について種別を判定する。ステップS31の判定結果がNOの場合には、付与処理は終了する。
ステップS23において、記事に含まれる地域関連語が第2地域関連語であると判定された場合、CPU31Bは、記事に含まれる第2地域関連語に対応付けられて地域関連語テーブルTBL32に記憶されている詳細度レベルを当該記事に付与し、記事テーブルTBL31に格納する(S26)。次に、CPU31Bは、ステップS26において付与した詳細度レベルよりも縮尺が小さい詳細度レベルがあるか否かを判定し(S27)、この判定結果がYESの場合、続いて、第2地域関連語を含む記事が事象語を含むか否かを判定する(S28)。記事が事象語を含む場合(S28:YES)、記事に含まれる第2地域関連語に対応する詳細度レベルよりも縮尺が小さい詳細度レベルを当該記事に付与し、記事テーブルTBL31に格納する(S29)。一方、ステップS27において、縮尺が小さい詳細度レベルがないと判定された場合(NO)、及び、ステップS26において記事が事象語を含まないと判定された場合(NO)、処理はステップS31に進む。
例えば、記事に「BB都」及び「地震」が含まれている場合(S26:YES)、ステップS26において、当該記事に詳細度レベル「2」が付与される。付与された詳細度レベル「2」よりも縮尺が小さい詳細度レベルは存在するので、ステップS27の判定結果はYESとなり、当該記事には、詳細度レベル「2」よりも縮尺が小さい詳細度レベル「1」がさらに付与されて記事テーブルTBL31に格納される。その結果、「BB都」及び「地震」を含む記事には、詳細度レベル「2」及び「1」が記憶されることになる。
また、例えば、「BB都」を含み、事象語を含まない記事には、「BB都」に対応する詳細度レベル「2」だけが記事に付与される。
また、例えば、記事に「A地方」及び「地震」が含まれている場合(S26:YES)、ステップS27において、当該記事に詳細度レベル「1」が付与される。しかし、付与された詳細度レベル「2」よりも縮尺が小さい詳細度レベルは存在しないので、ステップS28の判定結果はNOとなる。その結果、「A地方」及び「地震」を含む記事には、詳細度レベル「1」が記憶される。すなわち、「A地方」に対応する詳細度レベル「1」よりも縮尺が小さい詳細度レベルはないので、「A地方」を含む記事は、事象語を含むか否かにかかわらず、「A地方」に対応する詳細度レベル「1」だけが付与される。
このように、CPU31Bは、記事取得部31aが取得した複数の記事のうち、記憶装置34cの地域関連語テーブルTBL32に記憶された第2地域関連語(地域関連語の一例)のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する付与部として機能し、当該付与部は、第2地域関連語を含む記事が、発生し得る事象を表す所定の事象語を含むか否かを判定する判定部を備え、第2地域関連語を含む記事が所定の事象語を含むと判定した場合に、第2地域関連語に対応する詳細度レベルに加えて、当該詳細度レベルに対応する縮尺よりも小さい縮尺に対応する詳細度レベルを記事に付与する。
記事に含まれる地域関連語が第3地域関連語である場合、ステップS30において、CPU31Bは、記事に含まれる第3地域関連語に対応付けられて地域関連語テーブルTBL32に記憶されている詳細度レベルを当該記事に付与し、記事テーブルTBL31に格納する(S25)。続いて、処理はステップS31に進む。
例えば、記事テーブルTBL31に新たに格納された記事が第3地域関連語である「abcくん」を含む場合、地域関連語テーブルTBL32において「abcくん」に対応付けられて記憶されている詳細度レベル「4」が当該記事に付与される(S30)。また、記事テーブルTBL31に新たに格納された記事が第3地域関連語である「mnjまんじゅう」を含む場合、地域関連語テーブルTBL32において「mnjまんじゅう」に対応付けられて記憶されている詳細度レベル「5」が当該記事に付与される(S30)。
図7のステップSb3及びSb4では、携帯端末装置10からの表示要求に応じて、所定の縮尺又は指定された縮尺に応じた表示範囲内に属する記事のうち、縮尺に応じた詳細度レベルが付与された記事が表示される。本実施形態では、地理的名称に加え、事象語と共起する地域関連語(第1地域関連語及び第2地域関連語)、及び特定の地域を一義的に想起させる特定地域関連語(第3地域関連語)を含む記事についても、縮尺に応じた詳細度レベルが付与されているので、携帯端末装置10のタッチパネルには、表示されている範囲の地域に適した、地理的名称を含む記事、事象語と共起する地理的名称や道路名、路線名を含む記事、及び、特定地域関連語を含む記事が表示される。すなわち、地理的名称のみならず、多種多様な種類の、地域に関連する記事を地図と共に表示する。よって、地図の閲覧者であるユーザの利便性が向上する。
以上説明したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
特に本実施形態によれば、第1地域関連語を含む記事が所定の事象語を含む場合に第1地域関連語に対応する詳細度レベルを付与するので、携帯端末装置10において、第1地域関連語に対応する範囲の地域の地図を閲覧するユーザにとって有用であると推定される情報が選択的に表示されるように制御することが可能となる。
また、本実施形態によれば、第2地域関連語を含む記事が所定の事象語を含む場合には、第2地域関連語に対応する詳細度レベルに加え、さらに縮尺が小さい詳細度レベルを付与するので、携帯端末装置10において、第2地域関連語に対応する範囲の地域の地図を閲覧するユーザのみならず、第2地域関連語に対応する範囲の地域の地図よりも広い範囲の地図を閲覧するユーザにとっても有用であると推定される情報が選択的に表示されるように制御することが可能となる。
また、本実施形態によれば、第3地域関連語を含む記事に第3地域関連語に対応する詳細度レベルを付与するので、特定の地域と密接に関連し、当該特定の地域を一義的に想起させる単語を第3地域関連語として地域関連語テーブルTBL32(第1記憶部)に記憶しておくことにより、携帯端末装置10において、特定の地域に対応する範囲の地図を閲覧するユーザにとって有用であると推定される情報が選択的に表示されるように制御することが可能となる。
<第2実施形態の変形例>
本発明は上述した第2実施形態に限られず、以下の変形が可能である。また、各変形例は適宜組み合わせることができる。
(1)上記第2実施形態では、第2地域関連語を含む記事が事象語を含むか否かにかかわらず、当該第2地域関連語に対応する詳細度レベルを記事に付与するが、第2地域関連語を含む記事が事象語を含む場合にのみ当該第2地域関連語に対応する詳細度レベルを記事に付与し、さらに、付与した詳細度レベルよりも縮尺が小さい詳細度レベルを付与するようにしてもよい。
この場合、CPU31Bは、図15のステップS23において、記事が第2地域関連語を含むと判定した場合、続いて、当該記事が事象語を含むか否かを判定し、事象語を含む場合には、第2地域関連語に対応する詳細度レベルを付与する。次に、CPU31Bは、第2地域関連語に対応する詳細度レベル縮尺よりも小さい縮尺に対応する詳細度レベルがある場合には、第2地域関連語に対応する詳細度レベルに加えて、小さい縮尺に対応する詳細度レベルを記事に付与する。
この変形例によれば、第2地域関連語と所定の事象語とが共起する記事にのみ詳細度レベルが付与されるので、地理的名称を含む記事の中でも所定の事象語を含む記事のみが表示される。よって、上記実施形態と比較して、表示する記事のうち特に有用と推定される記事が携帯端末装置10において表示されるように制御することが可能となる。
(2)上記第2実施形態では、記事に含まれる地域関連語が、第1地域関連語、第2地域関連語、又は第3地域関連語のいずれかに該当するかを判定するが、第1地域関連語、第2地域関連語、及び第3地域関連語の少なくとも1つに該当するかを判定するようにしてもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
上記第1実施形態では、地域関連語を含む記事に当該地域関連語に対応する詳細度レベルを付与するが、第3実施形態では、記事の発信元アカウントを複数の詳細度レベルのいずれかに対応させて記憶したテーブルを予め準備しておき、発信元アカウントに応じた詳細度レベルを付与する。
以下の説明において、上記第1実施形態と共通の要素については共通の符号を用い、その説明は適宜省略する。
図16は、本実施形態に係るブログ地図提供サーバ(表示制御装置)30Cの機能的な構成を示すブロック図である。ブログ地図提供サーバ30Cは、記憶装置34c(記憶部、第2記憶部)が、地域関連語辞書ST31の代わりにアカウントテーブルTBL33を備える点が、上記第1実施形態に係るブログ地図提供サーバ30と相違する。
図17は、アカウントテーブルTBL33の記憶内容の一例を示す図である。同図に示されるように、アカウントテーブルTBL33には、「地方(広域)」、「都道府県」、及び「市区町村」の3つの種別に属するアカウント名が記憶され、種別ごとに詳細度レベルが割り当てられている。本実施形態では、地図の縮尺の範囲「1/350,000未満」には詳細度レベル「1」が、「1/350,000以上1/24,000未満」には詳細度レベル「2」が、「1/24,000以上」には詳細度レベル「3」が設定されている。
「地方」に属するアカウントは、地方又は地域のテレビ局、ラジオ局、観光協会や、旅行情報サイトのアカウントであり、「都道府県」に属するアカウントは、都道府県庁の公式アカウントや、都道府県単位のテレビ局、ラジオ局、観光協会や、旅行情報サイトのアカウントである。また、「市区町村」に属するアカウントは、市区町村役場の公式アカウントや、観光協会等のアカウントである。
このように、記憶装置34cは、記事の発信元アカウントを前記複数の詳細度レベルのいずれかに対応付けて記憶する記憶部又は第2記憶部として機能する。
ここで、記事の発信元アカウントが地域に関連する場合、当該アカウントから発信される記事にはアカウントが関連する地域に関する情報が多く含まれていると想定される。そこで、本実施形態では、発信元アカウントが関連する地域に応じて、各発信元アカウントに詳細度レベルを予め対応付けて記憶しておき、記事の発信元アカウントに対応する詳細度レベルを記事に付与するようにしている。
図18は、本実施形態に係る付与処理のフローチャートであり、図7における付与処理(Sb7)の詳細な流れを示す。
まず、CPU31は、ステップSb1(図7)において記事テーブルTBL31に新たに格納された記事について、記事テーブルTBL31から記事の発信元アカウントのアカウント名を取得し、当該アカウント名がアカウントテーブルTBL33に記憶されているアカウント名のいずれかと一致するか否かを判定する(S31)。この判定結果がYESの場合、CPU31は、一致するアカウント名に対応付けて記憶されている詳細度レベルを記事に付与する(S32)。
このように、CPU31は、記事取得部31aが取得した複数の記事のうち、発信元アカウントが記憶装置34c(記憶部又は第2記憶部)に記憶されている記事に、発信元アカウントに対応する詳細度レベルを付与する付与部31bとして機能する。
図7のステップSb3及びSb4では、携帯端末装置10からの表示要求に応じて、所定の縮尺又は指定された縮尺に応じた表示範囲内に属する記事のうち、縮尺に応じた詳細度レベルが付与された発信元アカウントの記事が表示される。すなわち、縮尺に応じた詳細度レベルが付与された発信元アカウントの記事であれば、その記事テキストが地理的名称その他の地域関連語を含まない場合であっても表示される。
このように、CPU31は、携帯端末装置10に表示される地図の範囲に属し、且つ、携帯端末装置10に表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が、携帯端末装置10において表示されるように、記事の情報を携帯端末装置10に対して送信する送信部31cとして機能する。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、本実施形態によれば、記事の発信元アカウントに応じた詳細度レベルを付与するので、記事テキストを形態素解析する必要がなく、ブログ地図提供サーバ30Cの処理負荷が軽減されるという利点がある。
<第3実施形態の変形例>
(1)上記第3実施形態では記事の発信元アカウントに応じた詳細度レベルを付与するが、発信元アカウントのプロフィールのテキストを形態素解析して、プロフィールのテキストに地域関連語が含まれている場合には、発信元アカウントに応じた詳細度レベルに加えて、プロフィールのテキストに含まれている地域関連語に応じた詳細度レベルを付与するようにしてもよい。ここで、プロフィールとは、アカウントのユーザが、アカウントを紹介する情報を記述したテキストであり、ユーザが任意に編集可能なものである。例えば、「A地方旅情報編集部」のアカウントのプロフィールに、A地方で有名な温泉地の町名が含まれている場合がある。このようなアカウントで発信される記事は、大きな縮尺に対応する範囲の地域の地図(拡大図)を閲覧するユーザにとって有用であると推定される。
この変形例において、記憶装置34cは、記事テーブルTBL31及びアカウントテーブルTBL33に加え、地域関連語辞書を記憶する。地域関連語辞書は上記第1実施形態で説明したものと同様である。ただし、詳細度レベル「1」(縮尺の範囲「1/350,000未満」)に広域辞書が対応付けて記憶されており、詳細度レベル「2」(「1/350,000以上1/24,000未満」)には都道府県辞書及びエリア辞書が、詳細度レベル「3」(「1/24,000以上」)には市区町村辞書が対応付けて記憶されている。また、本変形例の地域関連語辞書はスポット辞書を含まない。
図19は、本変形例に係る付与処理の流れを示すフローチャートである。図示のように、CPU31は、ステップS32において、発信元アカウントに対応する詳細度レベルを記事に付与した後に、続いて、発信元アカウントのプロフィールを形態素解析する(S33)。そして、プロフィールが地域関連語辞書に記憶されている地域関連語のいずれかを含む場合には(S34:YES)、地域関連語辞書において当該地域関連語に対応して記憶されている詳細度レベルを記事に付与し、記事テーブルTBL31に格納する(S35)。次に、ステップS36において、ステップS33で形態素解析したプロフィールに、未判定の地域関連語が含まれるか否かを判定する(S36)。この判定結果がYESの場合、当該未判定の地域関連語に対応する詳細度レベルを記事に付与する(S35)。ステップS36の判定結果がNOの場合、すなわち、未判定の地域関連語がない場合、付与処理は終了する。
本変形例によれば、記事の発信元アカウントに対応する詳細度レベルに加えて、発信元アカウントのプロフィールに含まれている地域関連語に対応する詳細度レベルを付与するので、発信元アカウントが発信している様々な範囲の地域の記事に適した詳細度レベルを、記事に対応付けることが可能となる。
(2)上記第3実施形態及び変形例(1)は、上記第1実施形態又は第2実施形態と適宜組み合わせることができる。すなわち、付与処理において、第3実施形態に係る付与処理(図18又は図19)を実行した後に、第1実施形態に係る付与処理(図8)を実行してもよい。また、第3実施形態に係る付与処理(図18又は図19)を実行した後に、第2実施形態に係る付与処理(図15)を実行してもよい。
いずれの場合においても、第3実施形態及び変形例(1)における詳細度レベルと縮尺との対応関係は、図6Aに示すものとすればよい。よって、アカウントテーブルTBL33において、「地方」に属するアカウントには詳細度レベル「1」(縮尺の範囲「1/350,000未満」)を割り当て、「都道府県」に属するアカウントには詳細度レベル「2」(縮尺の範囲「1/350,000以上1/70,000未満」)を割り当て、「市区町村」に属するアカウントには詳細度レベル「4」(縮尺の範囲「1/24,000以上1/8,000未満」)を割り当てる。そして、変形例(1)では、地域関連語辞書ST31と同じ地域関連語辞書を用いる。
<第1〜第3実施形態の変形例>
本発明は上述した第1〜3実施形態に限られず、以下の変形が可能である。また、各変形例は適宜組み合わせることができる。
(1)上記第1〜第3実施形態では、送信部31cは、表示されようとする地図の縮尺に応じた詳細度レベルが付与された記事が携帯端末装置10において表示されるが、表示されようとする地図の縮尺に応じた詳細度レベルが付与された記事と共に、表示されようとする地図の縮尺よりも大きな縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事のうちスコアが高い所定数の記事を表示するようにしてもよい。すなわち、表示されようとする地図(例えば、都道府県相当の地域の地図)よりも拡大率が大きい地図(例えば、地区町村相当の地域の地図)に表示されるべき記事の一部を表示するようにしてもよい。以下、図20〜図24を参照して、上記第1実施形態に本変形例を適用させた場合について説明する。
図20は、本実施形態に係るブログ地図提供サーバ(表示制御装置)30Dの機能的な構成を示すブロック図である。ブログ地図提供サーバ30Dは、CPU31Dが、スコア算出部31eをさらに備える点、及び、記憶装置34cが記事テーブルTBL31の代わりに記事テーブルTBL34を備える点が、上記第1実施形態に係るブログ地図提供サーバ30と相違する。
スコア算出部31eは、付与部31cによって詳細度レベルが付与された記事の各々について、付与部31cによって付与された詳細度レベルに対応する縮尺が小さく重要度が高いほど値が大きくなるスコアを算出する。
具体的には、スコア算出部31eは下記式Aに基づいて記事のスコアSを算出する。
S=(1/L)×w ・・・(式A)
ただし、Lは詳細度レベル、wは記事の重要度である。ここで、重要度とは、記事が閲覧者にとって重要であると推定される程度を示す。本変形例では、リツイート数に基づいて重要度が算出される。上述したように、リツイート数が多い記事ほど、ブログサービスの利用者に注目されている記事である。よって、式Aは、リツイート数が多いほど重要度wの値が高く、ひいては、スコアの値が高くなるように設定されている。
また、例えば、詳細度レベル「1」に対応するA地方の地図が表示されている場合には、詳細度レベル「5」に対応するスポットに関する記事が表示されるよりも、表示されている地図の詳細度レベル「1」に縮尺がより近い詳細度レベルの記事が表示されるのが望ましい。よって、式Aは、付与部31cによって付与された詳細度レベルに対応する縮尺が小さいほど(すなわち、詳細度レベル「1」〜「5」の値が小さいほど)スコアの値が高くなるように設定されている。
よって、重要度wが同値の記事であれば、小さい縮尺に対応する詳細度レベルの記事の方が大きい縮尺に対応する詳細度レベルの記事よりもスコアが高くなる。また、詳細度レベルが同じ記事であれば、重要度wが高い記事の方がスコアが高くなる。
図21は、本変形例に係る記事テーブルTBL34の記憶内容の一例を示す図である。図21に示すように、本実施形態の記事テーブルTBL34には、ブログサーバ20から提供される各記事について、各記事のIDに対応付けて、投稿時刻(発信時刻)、緯度経度情報、記事の発信元のアカウント名、記事テキスト、リツイート数(「RT数」)、詳細度レベル、及びスコアが記憶されている。
図22は、本変形例に係る全体的な動作の流れを示すシーケンスチャートである。同図に示すシーケンスチャートは、上記第1実施形態に係る図7に示すシーケンスチャートと、スコア算出処理(Sc3)を有する点が異なる。図21に示されるように、ブログ地図提供サーバ30のCPU31Dは、記事テーブルTBL34に新たに記憶された記事について付与処理(Sb2)を実行した後に、スコア算出処理(Sc3)を実行する。具体的には、付与処理において付与された詳細度レベル及びリツイート数を記事テーブルTBL34から読み出し、式Aに基づいてスコアSを算出して記事テーブルTBL34に記憶する。
続いて、CPU31Dは、携帯端末装置10から表示要求を受信すると、所定のズームレベルに応じた縮尺の記事を携帯端末装置10に対して送信する送信処理を実行する(Sc3)。図23は、本変形例に係る送信処理のフローチャートである。同図に示されるように、まず、CPU31Dは、表示要求に含まれる位置情報を含む地図の領域であって、所定のズームレベルに応じた縮尺に対応する地図の範囲を表示範囲として特定し、当該表示範囲に属する緯度経度情報を有する記事のうち、携帯端末装置10に表示される地図の縮尺に応じた詳細度レベルの記事を記事テーブルTBL34から読み出す(S41)。続いて、CPU31Dは、表示される地図の縮尺よりも縮尺が大きい詳細度レベルがあるか否かを判定する(S42)。この判定結果がYESの場合、CPU31Dは、表示範囲に属する緯度経度情報を有し、且つ、縮尺が大きい詳細度レベルの記事のうち、スコアが高い所定数の記事を記事テーブルTBL34から読み出し(S43)、スコアが高い所定数の記事の情報を、ステップS42で読み出した記事の情報と共に携帯端末装置10において表示されるように携帯端末装置10に送信する(S44)。
一方、ステップS42において、表示される地図の縮尺よりも縮尺が大きい詳細度レベルがないと判定された場合、CPU31Dは、ステップS42で読み出した記事の情報が携帯端末装置10において表示されるように携帯端末装置10に送信する(S44)。
このように、CPU31D(送信部31c)は、表示される地図の範囲に属し、且つ、地図の縮尺よりも大きな縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事のうち、スコア算出部31eが算出したスコアが高い所定数の記事が、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事と共に携帯端末装置10において表示されるように、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事及び所定数の記事の情報を送信する。
本変形例では、CPU31Dは、ステップS41において、地図の縮尺に応じた詳細度レベル「4」の記事を記事テーブルTBL34から読み出す。次に、CPU31Dは、詳細度レベル「4」よりも縮尺が大きな詳細度レベル「5」が存在するので(S42:YES)、詳細度レベル「5」が付与された記事のうち、スコアが高い所定数(所定数=1)の記事を記事テーブルTBL34から読み出し、詳細度レベル「4」の記事、及び詳細度レベル「5」の記事のうちスコアが最も高い記事が地図画像と共にタイムライン表示されるようなブログ地図ページを生成して、携帯端末装置10に対して送信する。
ところで、上述したように、地図の縮尺が小さい場合(すなわち、地図が広域表示の場合)に表示範囲内の記事数が多いと、限られた表示領域12aに表示される記事の密度が過度になり、視認性に欠けてしまうという問題がある。このため、上記第1〜第3実施形態では、地図の縮尺に応じて定まる地図の表示範囲に適した地域に関連する記事を選択し、これらの記事が携帯端末装置10で表示されるように構成することにより、特に、縮尺が小さい広域の地図を表示する場合に視認性を向上する。しかし、縮尺が小さい地図が携帯端末装置10に表示される場合あっても、表示される地図の縮尺よりも大きな縮尺に対応する詳細度レベルの記事の中にも、表示する価値がある記事(すなわち重要度が高い記事)が含まれることが想定される。そこで、本変形例では、表示される地図の縮尺に対応する縮尺よりも大きな縮尺に対応する詳細度レベルがある場合には、当該大きな縮尺に対応する詳細度レベルの記事のうち、スコアが高い所定数の記事を表示する。表示される地図の縮尺に対応する縮尺よりも大きな縮尺に対応する詳細度レベルが複数ある場合には、複数の詳細度レベルが付与された全ての記事のうち、スコアが高い所定数の記事を表示する。なお、スコアが高い所定数の記事ではなく、スコアが閾値より高い記事を表示するようにしてもよい。
図22において、携帯端末装置10は、ブログ地図提供サーバ30からブログ地図ページを受信すると、タッチパネル12の表示領域12aにブログ地図ページを表示する(Sa1)。図24は、本変形例に係る表示例である。図示の例では、詳細度レベル「4」に対応する縮尺の地図が表示されており、記事のタイムライン中に、地図の縮尺に応じた詳細度レベル「4」(市区町村)の記事B1、B2及びB4と、詳細度レベル「4」より縮尺が大きい詳細度レベル「5」の記事B3が表示される。また、タイムライン表示に加えて、記事の緯度経度情報に対応する地図上の位置に記事テキストを含む吹き出し画像が表示される。
ステップSa2において、携帯端末装置10は、ズームレベルの変更の指示を受け付けると、ブログ地図提供サーバ30に対して変更後のズームレベルを指定する指定情報を含む表示要求を送信する。ブログ地図提供サーバ30は、表示要求の受信に応じて、指定されたズームレベルに応じた縮尺の記事の情報を携帯端末装置10に送信する送信処理(Sb4)を実行する。
このように、本変形例によれば、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルの記事に加え、表示される地図の縮尺より大きな縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事のうち、縮尺がより小さく、重要度がより高い記事が表示されるので、地図を広域表示とした場合に表示対象から外れてしまう記事のうち、表示される地図の縮尺により近い縮尺に対応する詳細度レベルの記事であって、閲覧者であるユーザにとって有用性が高いと推定される記事を追加的に表示することが可能となる。
(2)上記第1実施形態及び上記変形例(1)では、地域関連語辞書ST31をブログ地図提供サーバ30の記憶装置34cに記憶するが、ネットワークMNに接続され、ブログ地図提供サーバ30と通信可能なサーバ装置(外部装置)の記憶装置に、地域関連語辞書ST31を記憶するようにしてもよい。同様に、第2実施形態では、地域関連語テーブルTBL32及び事象語辞書ST32を外部装置の記憶装置に記憶してもよい。これらの場合には、外部装置の記憶装置が第1記憶部として機能する。また、第3実施形態では、アカウントテーブルTBL33を外部装置の記憶装置に記憶してもよい。この場合には、外部装置の記憶装置が第2記憶部又は記憶部として機能する。この場合、上記各実施形態及び変形例における付与処理(図8、図15、図18、図19)は外部装置の記憶装置を参照して実行される。
(3)上記第1〜第3実施形態及び変形例では、ブログ地図提供サーバ30,30B,30C,30Dが本発明に係る表示制御装置の機能を実行するが、携帯端末装置10を表示制御装置として機能させ、タッチパネル12(表示装置)において、地図の縮尺に応じた詳細度レベルが付与された記事が表示されるようにしてもよい。
(4) 上述した第1〜第3実施形態では、各記事の緯度経度情報を、ジオタグによって示される緯度経度情報と本文テキストの解析により導出される地名の緯度経度情報の両方に基づいて判定していたが、どちらか一方を用いるようにしてもよい。
(5) 上述した第1〜第2実施形態及び変形例(1)では、詳細度レベルを「1」〜「5」とし、第3実施形態では詳細度レベルを「1」〜「3」としたが、これに限られず任意に設定すればよい。また、上述した第1〜第3実施形態及び変形例(1)では、詳細度レベル「1」〜「5」(又は「1」〜「3」)は、縮尺が小さいほど詳細度レベルの数値が小さいが、縮尺が小さいほど詳細度レベルの数値を大きくしてもよい。すなわち、最も小さい縮尺の範囲に対応する詳細度レベルを「5」(又は「3」)とし、最も大きい縮尺の範囲に対応する詳細度レベルを「1」としてもよい。この場合、スコアSは、下記に示す式A’に基づいて求められる。
S=L×w ・・・(式A’)
なお、スコアSの算出式は、式A又は式A’に限られず、縮尺が小さく、重要度が高いほどスコアの値が小さくなるように設定されていればよい。また、重要度wとしてはリツイート数を示したが、その他任意の指標を用いて重要度を算出してもよい。例えば、記事に含まれるHOTキーワード数など、最近の記事で多用される注目語への適合度を示す指標を用いてもよい。この場合、HOTキーワードの数が多いほどスコアが高くなる。また、マイクロブログのような記事で頻繁に用いられるメンション「@」は、記事テキスト内で他のユーザの名を挙げて簡単に言及するに過ぎないものであるため、重要度が低いと考えられる。よって、メンション「@」を含む記事は、スコアが低くなるように重要度を設定してもよい。
(6)上述した第1〜第3実施形態及び変形例では、ブログやマイクロブログなどの記事を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、気象庁や新聞社のWebサイトなどをクロールして得られたスポット又は地域に関連する記事に、地域関連語に応じた詳細度レベルを付与し、表示される地図の縮尺に応じた詳細度レベルの記事を地図と共に表示するようにしてもよい。この場合、記事の発信時刻としては、クロールした日時、記事の更新日時、記事テキスト中に記載された記事の日時を用いるようにすればよい。また、緯度経度情報としては、記事テキストに含まれるスポットの緯度経度や、記事に含まれる地理的名称の代表地点(例えば、県庁所在地)の緯度経度等任意の地点の緯度経度を用いるようにすればよい。
(7) 上述した第1〜第3実施形態及び変形例において、ユーザが地図を閲覧する際に用いる端末は携帯端末装置10であるが、これに限られず、据置型のパーソナルコンピュータ装置であってもよい。また、タッチパネルを有している必要はなく、表示部と操作部とが別々に構成されているものでもよい。携帯端末装置10は通信機能を有しているものであれば良く、電話機能を有している必要はない。
1……表示制御システム、10……携帯端末装置(表示装置)、11……CPU、12……タッチパネル、13……通信インタフェース、14……記憶部、15……マイク、16……スピーカ、20……ブログサーバ、30,30B,30C,30D……ブログ地図提供サーバ(表示制御装置)、31……CPU(記事取得部、付与部、送信部)、31B……CPU(記事取得部、付与部、送信部、判定部)、31D……CPU(記事取得部、付与部、送信部、スコア算出部)、32……ディスプレイ、33……通信インタフェース、34a……RAM、34b……ROM、34c……記憶装置(第1記憶部、第2記憶部、記憶部)、35……入力部、40……地図提供サーバ、S……スコア。

Claims (6)

  1. 地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記複数の記事のうち、地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルの各々に各縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する地域関連語を対応付けて記憶した記憶部に記憶された地域関連語のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する付与部と、
    表示装置に表示される地図の範囲に属し、且つ、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が前記表示装置において表示されるように、前記記事の情報を前記表示装置に対して送信する送信部と、
    を備え
    前記付与部は、前記取得部が取得した前記地域関連語を含む記事が、発生し得る事象を表す所定の事象語を含む場合には、前記地域関連語に対応する詳細度レベルに加えて、当該詳細度レベルに対応する縮尺よりも小さい縮尺に対応する詳細度レベルを前記記事に付与する、
    表示制御装置。
  2. 地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記複数の記事のうち、地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルの各々に各縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する地域関連語を対応付けて記憶した記憶部に記憶された地域関連語のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する付与部と、
    表示装置に表示される地図の範囲に属し、且つ、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が前記表示装置において表示されるように、前記記事の情報を前記表示装置に対して送信する送信部と、
    を備え、
    前記付与部は、前記取得部が取得した前記地域関連語を含む記事が、発生し得る事象を表す所定の事象語を含む場合に、前記記事に含まれる地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する、
    示制御装置。
  3. 地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記複数の記事のうち、地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルの各々に各縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する地域関連語を対応付けて記憶した第1記憶部に記憶された地域関連語のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する付与部と、
    表示装置に表示される地図の範囲に属し、且つ、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が前記表示装置において表示されるように、前記記事の情報を前記表示装置に対して送信する送信部と、
    を備え、
    前記付与部は、前記取得部が取得した前記複数の記事のうち、記事の発信元アカウントを前記複数の詳細度レベルのいずれかに対応付けて記憶する第2記憶部に発信元アカウントが記憶されている記事に、当該発信元アカウントに対応する詳細度レベルを付与する、
    示制御装置。
  4. 地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記複数の記事のうち、記事の発信元アカウントを地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルのいずれかに対応付けて記憶する記憶部に発信元アカウントが記憶されている記事に、当該発信元アカウントに対応する詳細度レベルを付与する付与部と、
    表示装置に表示される地図の範囲に属し、且つ、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が、前記表示装置において表示されるように、前記記事の情報を前記表示装置に対して送信する送信部と、
    を備えた表示制御装置。
  5. 前記付与部によって詳細度レベルが付与された記事の各々について、前記付与部によって付与された詳細度レベルに対応する縮尺が小さく重要度が高いほど値が大きくなるスコアを算出するスコア算出部をさらに備え、
    前記送信部は、前記表示される地図の範囲に属し、且つ、前記地図の縮尺よりも大きな縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事のうち、前記スコア算出部が算出したスコアが高い所定数の記事が、前記表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事とともに前記表示装置において表示されるように、前記表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事及び前記所定数の記事の情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  6. 地域又は地点に関連する複数の記事を取得する取得処理と、
    前記取得処理において取得した前記複数の記事のうち、地図の縮尺に対応する複数の詳細度レベルの各々に各縮尺に応じて表示される地図上の範囲に適した地域に関連する地域関連語を対応付けて記憶した記憶部に記憶された地域関連語のいずれかを含む記事に、当該地域関連語に対応する少なくとも1つの詳細度レベルを付与する付与処理と、
    表示装置に表示される地図の範囲に属し、且つ、表示される地図の縮尺に対応する詳細度レベルが付与された記事が、前記表示装置において表示されるように、前記記事の情報を前記表示装置に対して送信する送信処理と、
    を備え、
    前記付与処理においては、前記取得処理において取得した前記地域関連語を含む記事が、発生し得る事象を表す所定の事象語を含む場合には、前記地域関連語に対応する詳細度レベルに加えて、当該詳細度レベルに対応する縮尺よりも小さい縮尺に対応する詳細度レベルを前記記事に付与する
    表示制御方法。
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