JP6184722B2 - 蓄電セルの劣化判定装置及び蓄電セルの劣化判定方法ならびに蓄電セルの劣化判定プログラム - Google Patents

蓄電セルの劣化判定装置及び蓄電セルの劣化判定方法ならびに蓄電セルの劣化判定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、互いに接続された複数個のキャパシタセルやバッテリーセルなどの蓄電セルを備えた蓄電装置における、各蓄電セルの劣化状態を判定するための劣化判定装置及び劣化判定方法ならびに劣化判定プログラムに関する。
従来、高電圧、大容量の蓄電装置として、複数個の電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタなどから構成されるキャパシタセルや、複数個のリチウムイオンバッテリーなどから構成されるバッテリーセルなどの蓄電セルが複数接続されて構成される蓄電装置が知られている。
このような蓄電装置で用いられるキャパシタセルは、経年劣化などによって特性が変化し、キャパシタセルの静電容量が徐々に減少し、内部抵抗が徐々に増加することが知られている。
このため、複数個のキャパシタセルを備えた蓄電装置は、キャパシタセルの経年劣化に伴って、静電容量が減少してしまうことになる。
また、バッテリーセルも、経年劣化などによって電極や電解液などが劣化したり、イオンバランスが変化するなどして、バッテリーセルの放電容量が徐々に減少してしまうことが知られている。
このような蓄電セルの劣化を検知するために、従来は、蓄電セルの放電時において、蓄電セルのセル電圧をそれぞれ監視し、セル電圧の電圧降下特性に基づいて、蓄電セルの劣化判定を行っていた。
しかしながら、蓄電セルのセル電圧を監視するだけでは、蓄電セルの劣化判定を正確に行うことができなかった。
このため、特許文献1では、組電池の正極の開放電位及び負極の開放電位と、組電池に含まれるイオン量を測定し、これらに基づいて組電池の劣化判定を行う電池劣化判定装置が提案されている。
このように組電池に含まれるイオン量を測定することによって、電池の劣化により生じるイオンバランスの変化を把握することができ、電池の劣化を精度よく判定することができるとしている。
また、特許文献2には、リチウムイオン電池の充電時において、リチウムイオン電池の推定容量Ceを算出するとともに、リチウムイオン電池の公称容量C0と推定容量Ceの比である推定比容量Ce/C0を算出して、この推定比容量Ce/C0に基づいて、リチウムイオン電池の劣化判定を行うことが開示されている。
このように、公称容量C0、すなわち、新品の状態のバッテリーの放電容量と、推定容量Ce、すなわち、劣化判定時のバッテリーの放電容量とを比較することによって、バッテリーの放電容量の劣化度合いを正確に把握することができる。
特開2011−40198号公報 特開2001−332310号公報
ところで、このような複数の蓄電セルを備えた蓄電装置には、充放電を繰り返すことによってセル間の電圧にバラツキが生じた場合に、蓄電装置の使用できる電圧範囲が狭くなってしまうという問題が生じてしまう。
このため、蓄電セルを備えた蓄電装置には、セル間の電圧バランスを補正するために、均等化制御回路(バランス補正回路)が設けられている。
図5は、均等化制御回路102を備えた蓄電装置100の回路構成図である。
図5に示すように、この均等化制御回路102では、互いに直列接続された複数の蓄電セルCS1〜CSnに対して、電荷消費用の抵抗RS1〜RSnとFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)を備えるスイッチSS1〜SSnとがそれぞれ並列に接続されている。
そして、マイコン104によって、蓄電セルCS1〜CSnの開放電圧を測定する電圧計VS1〜VSnからの電圧信号に基づいて、各蓄電セルCS1〜CSnの目標電圧値を算出するとともに、各蓄電セルCS1〜CSnの電圧調整を行うためにスイッチSS1〜SSnが制御されるように構成されている。
このように構成された均等化制御回路102では、各蓄電セルCS1〜CSnの電圧値が、目標電圧値となるまで、マイコン104によってスイッチSS1〜SSnが入状態となり、蓄電セルCS1〜CSnの電荷を抵抗RS1〜RSnによって消費するように制御される。
このように、均等化制御回路によってセル電圧を均等化することで、蓄電装置が使用出来る電圧範囲を常に最大にすることができる。このため、複数の蓄電セルを備えた蓄電装置では、均等化制御回路は重要な役割を担っている。
本発明では、蓄電セルの劣化判定を行うための専用の構成を設けずに、均等化制御回路を備えた蓄電装置が通常に行っている均等化制御に基づいて、蓄電セルの劣化判定を正確に行うことができる劣化判定装置及び劣化判定方法ならびに劣化判定プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、前述したような目的を達成するために発明されたものであって、本発明の蓄電セルの劣化判定装置は、複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定装置であって、
前記複数の蓄電セルに接続された均等化制御回路と、
前記均等化制御回路を制御するとともに、均等化制御回数が記憶される均等化回数記憶部を有する演算処理装置と、を備え、
前記均等化制御回路が、前記複数の蓄電セルに対してそれぞれ並列に接続された均等化制御用抵抗及び均等化制御用スイッチを備え、
前記演算処理装置が、
前記蓄電セルのうち均等化制御が必要な均等化制御対象セルを決定し、
前記均等化制御対象セルに対して、前記均等化制御対象セルの均等化制御を行い、
均等化制御された蓄電セルについて、前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数を増加し、
前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J 1 よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、既存の均等化制御回路を用いて、各蓄電セルの均等化回数を均等化回数記憶部に記憶しておくだけで、容易かつ正確に、蓄電セルの劣化判定を行うことができる。
また、前記均等化制御対象セルに対して並列に接続された前記均等化制御用スイッチを入状態とすることによって、前記均等化制御対象セルから前記均等化制御用抵抗に電流を流して、前記均等化制御対象セルの均等化制御を行うように構成することができる。
また、前記演算処理装置において、前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数と、下記式(1)によって算出される劣化判定閾値T1とを比較し、
前記均等化回数が、前記劣化判定閾値T1以下の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することができる。
式(1):劣化判定閾値T1=均等化回数最大値A−劣化判定値J1
また、本発明の蓄電セルの劣化判定装置は、複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定装置であって、
前記複数の蓄電セルに接続された均等化制御回路と、
前記均等化制御回路を制御するとともに、均等化制御回数が記憶される均等化回数記憶部を有する演算処理装置と、を備え、
前記均等化制御回路が、前記複数の蓄電セルに対してそれぞれ並列に接続された補充電回路及び均等化制御用スイッチを備え、
前記演算処理装置が、
前記蓄電セルのうち均等化制御が必要な均等化制御対象セルを決定し、
前記均等化制御対象セルに対して、前記均等化制御対象セルの均等化制御を行い、
均等化制御された蓄電セルについて、前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数を増加し、
前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J 2 よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定するように構成されていることを特徴とする。
この場合、前記均等化制御対象セルに対して並列に接続された前記均等化制御用スイッチを入状態とすることによって、前記補充電回路から前記均等化制御対象セルに電流を流して、前記均等化制御対象セルの均等化制御を行うように構成することができる。
また、前記演算処理装置において、前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数と、下記式(2)によって算出される劣化判定閾値T2とを比較し、
前記均等化回数が、前記劣化判定閾値T2以上の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することができる。
式(2):劣化判定閾値T2=均等化回数最小値B+劣化判定値J2
また、本発明の蓄電セルの劣化判定方法は、複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定方法であって、
前記複数の蓄電セルに対して均等化制御を行う工程と、
前記各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数を計数する工程と、
各蓄電セルの均等化回数に基づいて、前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程と、
を有し、
前記均等化制御が、均等化制御の対象である蓄電セルの電荷を消費することによって行われ、
前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程において、各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J 1 よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定することを特徴とする。
この場合、各蓄電セルの均等化回数と、下記式(1)によって算出される劣化判定閾値T1とを比較し、
前記均等化回数が、前記劣化判定閾値T1以下の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することができる。
式(1):劣化判定閾値T1=均等化回数最大値A−劣化判定値J1
また、本発明の蓄電セルの劣化判定方法は、複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定方法であって、
前記複数の蓄電セルに対して均等化制御を行う工程と、
前記各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数を計数する工程と、
各蓄電セルの均等化回数に基づいて、前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程と、
を有し、
前記均等化制御が、均等化制御の対象である蓄電セルに補充電することによって行われ、
前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程において、各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J 2 よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定することを特徴とする。
この場合、各蓄電セルの均等化回数と、下記式(2)によって算出される劣化判定閾値T2とを比較し、
前記均等化回数が、前記劣化判定閾値T2以上の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することができる。
式(2):劣化判定閾値T2=均等化回数最小値B+劣化判定値J2
また、本発明の蓄電セルの劣化判定プログラムは、複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定方法であって、
前記複数の蓄電セルに対して均等化制御を行う工程と、
前記各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数を計数する工程と、
各蓄電セルの均等化回数に基づいて、前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程と、を有し、
前記均等化制御が、均等化制御の対象である蓄電セルの電荷を消費することによって行われ、
各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J 1 よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定することを特徴とする劣化判定方法を演算処理装置によって実行することを特徴とする。
この場合、各蓄電セルの均等化回数と、下記式(1)によって算出される劣化判定閾値T1とを比較し、
前記均等化回数が、前記劣化判定閾値以下の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することができる。
式(1):劣化判定閾値T1=均等化回数最大値A−劣化判定値J1
また、本発明の劣化判定プログラムは、複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定方法であって、
前記複数の蓄電セルに対して均等化制御を行う工程と、
前記各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数を計数する工程と、
各蓄電セルの均等化回数に基づいて、前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程と、を有し、
前記均等化制御、均等化制御の対象である蓄電セルに補充電することによって行われ、
蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J2よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定することを特徴とする劣化判定方法を演算処理装置によって実行することを特徴とする。
この場合、各蓄電セルの均等化回数と、下記式(2)によって算出される劣化判定閾値T2とを比較し、
前記均等化回数が、前記劣化判定閾値以上の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することができる。
式(2):劣化判定閾値T2=均等化回数最小値B+劣化判定値J2
本発明によれば、複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、既存の均等化制御回路を用いて、各蓄電セルの均等化回数を記憶しておくだけで、容易かつ正確に、蓄電セルの劣化判定を行うことができる。
このため、劣化の進んだ蓄電セルを早期に検出して、劣化した蓄電セルを交換するなどの対応を取ることができ、蓄電装置が使用中に故障するようなことを防止できる。
図1は、本実施例の劣化判定装置を備える蓄電装置の回路構成図である。 図2は、図1の蓄電装置10において、劣化判定装置26を用いて蓄電セルC1〜Cnの均等化制御を行うとともに劣化判定を行う流れを示すフローチャートである。 図3は、別の実施例の劣化判定装置を備える蓄電装置の回路構成図である。 図4は、図3の蓄電装置10において、劣化判定装置26を用いて蓄電セルC1〜Cnの均等化制御を行うとともに劣化判定を行う流れを示すフローチャートである。 図5は、従来の均等化制御回路を備えた蓄電装置の回路構成図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を、図面に基づいてより詳細に説明する。なお、本実施例の実施形態を以下に示すが、本発明はこの実施形態に限られるものではない。また、本発明に用いられる実施形態は、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンバッテリーなどの蓄電セルに好適に用いることができる。
図1は、本実施例の劣化判定装置を備える蓄電装置の回路構成図である。
本実施例の蓄電装置10は、例えば、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンバッテリーなどの蓄電セルC1〜Cnと、均等化制御回路12とを備えている。
均等化制御回路12は、蓄電セルC1〜Cnに対してそれぞれ並列に接続された均等化制御用抵抗R1〜Rn及びFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)を備える均等化制御用スイッチS1〜Snと、蓄電セルC1〜Cnのセル電圧をそれぞれ検出するためのセル電圧検出回路及び均等化制御を行う蓄電セルC1〜Cnに対して並列に接続された均等化制御用スイッチS1〜Snを制御するための均等化セル選択回路を含む均等化IC14と、均等化IC14を制御するための演算処理装置16と、蓄電セルC1〜Cnから演算処理装置16を動作させるための電力を供給するための電源回路18とから構成されている。
なお、本実施例においては、均等化制御用抵抗R1〜Rn及び均等化制御用スイッチS1〜Snによって、均等化回路が構成されている。
また、本実施例では、均等化制御用スイッチS1〜SnとしてFETを用いているが、これに限定されず、ダイオードスイッチやMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スイッチなどの高周波スイッチなど、均等化セル選択回路(本実施例の場合は、均等化IC14)の出力に基づいて入切を制御できるスイッチを用いることができる。
また、本実施例では、セル電圧検出回路及び均等化セル選択回路などを含む均等化IC14(例えば、リニアテクノロジー社製LTC6802)を用いているが、セル電圧検出回路及び均等化セル選択回路をそれぞれ独立して構成してもよい。
なお、演算処理装置16は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やRAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)、演算処理プログラムや後述する劣化判定方法を実行するためのプログラムが記憶されたROM(Read Only Memory:リードオンリーメモリ)などによって構成されている。
また、本実施例において、演算処理装置16には、各蓄電セルC1〜Cnの均等化制御回数が記憶される均等化回数記憶部24を備えている。なお、本実施例では、独立した均等化回数記憶部24を備えているが、演算処理装置16のRAMを均等化回数記憶部24として、均等化回数を記憶するようにしてもよい。
また、演算処理装置16と均等化IC14は、例えば、演算処理装置16から均等化IC14へ制御命令を送信したり、均等化IC14から演算処理装置16へセル電圧値や電流値などを送信したりするなど、双方向に通信するための通信手段20を備えている。
また、蓄電装置10の蓄電部22は、n個の蓄電セルC1〜Cnが直列に接続されて構成される。
蓄電部22の両端は電源回路18に接続されており、蓄電部22の電力を用いて演算処理装置16を動作させるように構成されている。すなわち、本実施例の蓄電装置10においては、蓄電装置10自身の電力を用いて、蓄電セルC1〜Cnの均等化制御を行うことができる。
なお、本実施例では、蓄電装置10自身の電力を用いて演算処理装置16を動作させる電源回路18を備えているが、蓄電装置10の外部からの電力を用いて演算処理装置16を動作させるように構成する場合には、電源回路18を備えずに、演算処理装置16を動作させるための電力を外部から直接供給するように構成することもできる。
なお、本実施例においては、このような演算処理装置16及び均等化回数記憶部24を含む均等化制御回路12によって劣化判定装置26が構成されている。
以下、図2に示すフローチャートに基づいて、本実施例における蓄電セルの劣化判定を行う場合の、劣化判定装置26の動作の流れを説明する。
図2は、図1の蓄電装置10において、劣化判定装置26を用いて蓄電セルC1〜Cnの均等化制御を行うとともに劣化判定を行う流れを示すフローチャートである。
均等化制御回路12が作動すると(S10)、まず、セル電圧検出回路(均等化IC14)を用いて、蓄電セルC1〜Cnのセル電圧が順次測定される(S20)。
全ての蓄電セルC1〜Cnについてセル電圧が測定されたか否かが判断され(S30)、セル電圧が測定されていない蓄電セルがある場合には、S20に戻って、次の蓄電セルのセル電圧が測定される。なお、測定されたセル電圧の値は、蓄電セルC1〜Cnに関連付けて演算処理装置16のRAMに記憶される。
次に、演算処理装置16のRAMに記憶された蓄電セルC1〜Cnのセル電圧値から、演算処理装置16によって、蓄電セルC1〜Cnの均等化制御が必要か否かが判断される(S40)。
蓄電セルC1〜Cnの均等化制御が必要か否かは、例えば、蓄電セルのうち最も高いセル電圧値と、最も低いセル電圧値の差が、所定の値よりも大きい場合や、蓄電セルのセル電圧値が、所定の上限電圧値よりも大きい場合などには、均等化制御が必要であると判断することができる。
均等化制御が不要と判断された場合には、S20に戻って、再度、蓄電セルC1〜Cnのセル電圧の測定が行われる。
一方で、均等化制御が必要と判断された場合には、均等化目標電圧値VTを設定する(S50)。
均等化目標電圧値VTは、例えば、所定の電圧値とすることもできるし、蓄電セルC1〜Cnのセル電圧値の平均としたり、均等化制御の都度、ユーザーによって入力するように構成することもできる。
次いで、演算処理装置16において、各蓄電セルC1〜Cnのセル電圧値と、均等化目標電圧値VTとを比較することによって、均等化目標電圧値VTよりもセル電圧値が高い蓄電セルを均等化制御対象セルCm(mはセルの番号であって、1〜n(n≧2)の間の値)に決定する(S60)。
そして、均等化制御対象セルCmに対して並列に接続された均等化制御用スイッチSmを順次入状態として、均等化制御対象セルCmから均等化制御用抵抗Rmへ電流を流し、均等化制御対象セルCmのセル電圧が均等化目標電圧値VTとなるまで電荷を消費させることで、均等化制御対象セルCmの均等化制御が実行される(S70)。
なお、このような均等化制御を行う場合には、均等化制御対象セルCmのセル電圧を常時または定期的に監視することによって、均等化制御対象セルCmのセル電圧が均等化目標電圧値VTとなった場合に、均等化制御用スイッチSmを切状態として均等化制御を完了することができる。
もしくは、均等化制御開始時の均等化制御対象セルCmのセル電圧と均等化目標電圧値VTとから、演算処理装置16によって均等化制御時間を算出して、均等化制御対象セルCmの均等化制御が開始してから、均等化制御時間が経過した時点で、均等化制御用スイッチSmを切状態として均等化制御を完了するようにしてもよい。
均等化制御対象セルに決定された蓄電セル全てについて、均等化制御が行われたか否かが判断され(S80)、均等化制御が行われていない蓄電セルがある場合には、S70に戻って、繰り返し蓄電セルの均等化制御が行われる。
均等化制御対象セルに決定された蓄電セル全てについて均等化制御が完了した場合には、均等化制御された蓄電セルについて、均等化回数記憶部24に記憶された各蓄電セルC1〜Cnの均等化回数を増加(インクリメント)する。(S90)。
これによって、均等化制御が行われるたびに、均等化回数が1増加するため、各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数が計数されることになる。
次いで、均等化回数記憶部24に記憶された各蓄電セルC1〜Cnの均等化回数に基づいて、蓄電装置10の劣化判定が行われる(S100)。
蓄電装置10の劣化判定方法としては、例えば、各蓄電セルC1〜Cnの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値(均等化回数最大値A)と、最も均等化回数が小さい値(均等化回数最小値B)との差分が、所定の劣化判定値J1よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在するとして、蓄電装置10が劣化していると判定することができる。
蓄電装置10が劣化していないと判定された場合には、S20に戻って、再度、均等化制御の処理が行われることになる。
一方で、蓄電装置10が劣化していると判定された場合には、各蓄電セルの均等化回数と、下記式(1)によって算出される劣化判定閾値T1とを比較して、均等化回数が劣化判定閾値T1以下の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定する(S110)。
式(1):劣化判定閾値T1=均等化回数最大値A−劣化判定値J1
劣化した蓄電セルを含む複数の蓄電セルに対して均等化制御を行おうとすると、均等化制御が繰り返されることになり、蓄電装置10の電圧低下が進む原因となるため、このように、蓄電セルの劣化を検出した場合には、均等化制御を中止するように構成することが好ましい。
なお、本実施例では、所定の劣化判定値J1を用いて、蓄電装置及び蓄電セルの劣化判定を行っているが、例えば、演算処理装置16において、各蓄電セルC1〜Cnの均等化回数のばらつきを解析し、均等化回数が極端に少ない蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することもできる。
図3は、別の実施例の劣化判定装置を備える蓄電装置の回路構成図である。
なお、この実施例の蓄電装置10は、図1に示す蓄電装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図1に示す実施例の蓄電装置10では、均等化目標電圧値VTよりもセル電圧の高い蓄電セルを放電することによって、均等化制御を行っているが、本実施例の蓄電装置10では、均等化目標電圧値VTよりもセル電圧の低い蓄電セルに対して補充電を行うことによって均等化制御を行うように構成されている。
具体的には、均等化制御用抵抗R1〜Rnの代わりに、各蓄電セルC1〜Cnを個別に充電することができる補充電回路E1〜Enを備えている。
なお、補充電回路E1〜Enは、本実施例のように、電源回路18を介して、蓄電部22の電力を用いて動作させることもできるし、また、蓄電装置10の外部からの電力を用いて動作させるように構成することもできる。
本実施例においては、補充電回路E1〜En及び均等化制御用スイッチS1〜Snによって、均等化回路が構成されている。
このように構成された蓄電装置10では、図4に示すフローチャートに基づいて、蓄電セルの劣化判定を行うことができる。
以下、図4に示すフローチャートに基づいて、図2に示すフローチャートとは異なる動作の流れについてのみ説明する。
本実施例においては、S50において、均等化目標電圧値VTを設定した後、演算処理装置16において、各蓄電セルC1〜Cnのセル電圧値と、均等化目標電圧値VTとを比較することによって、均等化目標電圧値VTよりもセル電圧値が低い蓄電セルを均等化制御対象セルCm(mはセルの番号であって、1〜n(n≧2)の間の値)に決定する(S65)。
そして、均等化制御対象セルCmに対して並列に接続された均等化制御用スイッチSmを順次入状態として、補充電回路から均等化制御対象セルCmへ電流を流し、均等化制御対象セルCmのセル電圧が均等化目標電圧値VTとなるまで補充電することで、均等化制御対象セルCmの均等化制御が実行される(S75)。
このように、補充電による均等化制御を行う場合には、S115において、例えば、均等化回数が、下記式(2)によって算出される劣化判定閾値T2以上の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することができる。
式(2):劣化判定閾値T2=均等化回数最小値B+劣化判定値J2
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、蓄電セルC1〜Cnのセル電圧測定や均等化制御などを順次実行するように構成しているが、セル電圧測定や均等化制御を全て同時に実行するようにしてもよいなど、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10 蓄電装置
12 均等化制御回路
14 均等化IC
16 演算処理装置
18 電源回路
20 通信手段
22 蓄電部
24 均等化回数記憶部
26 劣化判定装置
1〜Cn 蓄電セル
Cm 均等化制御対象セル
1〜En 補充電回路
1〜Rn 均等化制御用抵抗
m 均等化制御用抵抗
1〜Sn 均等化制御用スイッチ
Sm 均等化制御用スイッチ
100 蓄電装置
102 均等化制御回路
104 マイコン
S1〜CSn 蓄電セル
S1〜RSn 抵抗
S1〜SSn スイッチ
S1〜VSn 電圧計

Claims (14)

  1. 複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定装置であって、
    前記複数の蓄電セルに接続された均等化制御回路と、
    前記均等化制御回路を制御するとともに、均等化制御回数が記憶される均等化回数記憶部を有する演算処理装置と、を備え、
    前記均等化制御回路が、前記複数の蓄電セルに対してそれぞれ並列に接続された均等化制御用抵抗及び均等化制御用スイッチを備え、
    前記演算処理装置が、
    前記蓄電セルのうち均等化制御が必要な均等化制御対象セルを決定し、
    前記均等化制御対象セルに対して、前記均等化制御対象セルの均等化制御を行い、
    均等化制御された蓄電セルについて、前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数を増加し、
    前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J1よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定するように構成されていることを特徴とする劣化判定装置。
  2. 前記均等化制御対象セルに対して並列に接続された前記均等化制御用スイッチを入状態とすることによって、前記均等化制御対象セルから前記均等化制御用抵抗に電流を流して、前記均等化制御対象セルの均等化制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の劣化判定装置。
  3. 前記演算処理装置において、前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数と、下記式(1)によって算出される劣化判定閾値T1とを比較し、
    前記均等化回数が、前記劣化判定閾値T1以下の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の劣化判定装置。式(1):劣化判定閾値T1=均等化回数最大値A−劣化判定値J1
  4. 複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定装置であって、
    前記複数の蓄電セルに接続された均等化制御回路と、
    前記均等化制御回路を制御するとともに、均等化制御回数が記憶される均等化回数記憶部を有する演算処理装置と、を備え、
    前記均等化制御回路が、前記複数の蓄電セルに対してそれぞれ並列に接続された補充電回路及び均等化制御用スイッチを備え、
    前記演算処理装置が、
    前記蓄電セルのうち均等化制御が必要な均等化制御対象セルを決定し、
    前記均等化制御対象セルに対して、前記均等化制御対象セルの均等化制御を行い、
    均等化制御された蓄電セルについて、前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数を増加し、
    前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J2よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定するように構成されていることを特徴とする劣化判定装置。
  5. 前記均等化制御対象セルに対して並列に接続された前記均等化制御用スイッチを入状態とすることによって、前記補充電回路から前記均等化制御対象セルに電流を流して、前記均等化制御対象セルの均等化制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の劣化判定装置。
  6. 前記演算処理装置において、前記均等化回数記憶部に記憶された各蓄電セルの均等化回数と、下記式(2)によって算出される劣化判定閾値T2とを比較し、
    前記均等化回数が、前記劣化判定閾値T2以上の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することを特徴とする請求項4または5に記載の劣化判定装置。式(2):劣化判定閾値T2=均等化回数最小値B+劣化判定値J2
  7. 複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定方法であって、
    前記複数の蓄電セルに対して均等化制御を行う工程と、
    前記各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数を計数する工程と、
    各蓄電セルの均等化回数に基づいて、前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程と、を有し、
    前記均等化制御が、均等化制御の対象である蓄電セルの電荷を消費することによって行われ、
    前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程において、各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J1よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定することを特徴とする劣化判定方法。
  8. 各蓄電セルの均等化回数と、下記式(1)によって算出される劣化判定閾値T1とを比較し、
    前記均等化回数が、前記劣化判定閾値以下の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することを特徴とする請求項7に記載の劣化判定方法。式(1):劣化判定閾値T1=均等化回数最大値A−劣化判定値J1
  9. 複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定方法であって、
    前記複数の蓄電セルに対して均等化制御を行う工程と、
    前記各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数を計数する工程と、
    各蓄電セルの均等化回数に基づいて、前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程と、を有し、
    前記均等化制御が、均等化制御の対象である蓄電セルに補充電することによって行われ、
    前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程において、各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J2よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定することを特徴とする劣化判定方法。
  10. 各蓄電セルの均等化回数と、下記式(2)によって算出される劣化判定閾値T2とを比較し、
    前記均等化回数が、前記劣化判定閾値以上の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することを特徴とする請求項9に記載の劣化判定方法。式(2):劣化判定閾値T2=均等化回数最小値B+劣化判定値J2
  11. 複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定方法であって、
    前記複数の蓄電セルに対して均等化制御を行う工程と、
    前記各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数を計数する工程と、
    各蓄電セルの均等化回数に基づいて、前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程と、を有し、
    前記均等化制御が、均等化制御の対象である蓄電セルの電荷を消費することによって行われ、
    各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J 1 よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定することを特徴とする劣化判定方法を演算処理装置によって実行するための劣化判定プログラム。
  12. 各蓄電セルの均等化回数と、下記式(1)によって算出される劣化判定閾値T1とを比較し、
    前記均等化回数が、前記劣化判定閾値以下の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することを特徴とする請求項11に記載の劣化判定プログラム。
    式(1):劣化判定閾値T1=均等化回数最大値A−劣化判定値J1
  13. 複数の蓄電セルを含む蓄電装置において、蓄電セルの劣化判定を行う劣化判定方法であって、
    前記複数の蓄電セルに対して均等化制御を行う工程と、
    前記各蓄電セルについて均等化制御が行われた回数を計数する工程と、
    各蓄電セルの均等化回数に基づいて、前記各蓄電セルの劣化判定を行う工程と、を有し、
    前記均等化制御が、均等化制御の対象である蓄電セルに補充電することによって行われ、
    各蓄電セルの均等化回数のうち、最も均等化回数が大きい値、すなわち均等化回数最大値Aと、最も均等化回数が小さい値、すなわち均等化回数最小値Bとの差分を算出し、該差分が、所定の劣化判定値J2よりも大きい場合に、劣化した蓄電セルが存在すると判定することを特徴とする劣化判定方法を演算処理装置によって実行するための劣化判定プログラム。
  14. 各蓄電セルの均等化回数と、下記式(2)によって算出される劣化判定閾値T2とを比較し、
    前記均等化回数が、前記劣化判定閾値以上の蓄電セルを、劣化した蓄電セルであると判定することを特徴とする請求項13に記載の劣化判定プログラム。
    式(2):劣化判定閾値T2=均等化回数最小値B+劣化判定値J2
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