JP6184167B2 - データ処理装置、方法およびプログラム - Google Patents

データ処理装置、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、データ処理装置、方法およびプログラムに関する。
電力分野のEMS(エネルギー・マネジメント・システム)には、システムの規模によって、殆どの場合は同じシステムにマルチベンダの設備が導入されてマルチベンダのアプリケーションが共存している。また、異なるベンダ間では、設備データを共有し、異なるアプリケーション間のデータ交換を行う必要性がある。
IEC61970/61968(CIM:Common Information Model)では、マルチベンダ間のデータ通信、交換を実現するために、電力系統システムが利用する「共通データモデル」を定義してある。本モデルはEMSのオントロジとして利用される。しかしながら、この共通データモデルは、UML(Unified Modelling Language)を用いてデータモデリングを行い、モデル全体で1つのバージョン情報を用いて管理を行っている。
特開2006−31577号公報
しかしながら、現時点では、共通データモデルのCIMは、バージョン1.0、2.0、3.0といった複数バージョンのモデルが存在する。また、CIMは発電・変電・送電・配電等の幅広い対象に対してデータモデルの定義を行っている。これに対し、実際の電力システムは、その一部の定義しか利用していないのが実態である。
また、個々のアプリケーションは、どのバージョンのモデルを利用してインスタンスデータの定義・管理を行っているのかが不明確である。また、他のアプリケーションやシステムとのデータ交換を行う際に利用するモデル(オントロジ)のバージョン情報が不明確である。このため、インスタンスデータの自動且つ正確な交換は困難であった。
また、電力システム間のデータ交換に関して、XML(Extensible Markup Language)を用いるデータの交換方法がある。本方法は、データ交換を行うクラス及びクラスのプロパティ名、又はURI(Uniform Resource Identifier)を用いて、インスタンスデータの交換を行う方法を定義する。しかし、この方法では、個々のクラスやプロパティにバージョン情報がない為の前述と同様にバージョン情報が不明確である。このため、インスタンスデータの自動且つ正確な変換は困難である。
本発明が解決しようとする課題は、複数バージョンのオントロジを含むインスタンスを作成することが可能なデータ処理装置、方法およびプログラムを提供することである。
実施形態のデータ処理装置は、階層型のクラス、クラスのそれぞれが定義するプロパティを含み、クラスおよびプロパティが固有の識別情報およびバージョン情報の属性を含むオントロジを記憶する記憶装置と、所定のクラスが定義して識別情報およびバージョン情報を含むプロパティと所定のクラスの上位階層のクラスから継承して識別情報およびバージョン情報を含むプロパティとを用いて、所定のクラスのインスタンスを入力するためのデータシートを作成するインスタンス作成部とをもつ。
本発明によれば、複数バージョンのオントロジを含むインスタンスを作成することができる。
実施形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図。 第1の実施形態におけるデータ処理装置により管理するオントロジの一例を示す図。 第1の実施形態におけるデータ処理装置により管理するオントロジの一例を示す図。 第1の実施形態におけるデータ処理装置により管理する単位クラスのオブジェクトの一例を示す図。 第2の実施形態におけるデータ処理装置による複数バージョンのオントロジとの間でのインスタンスデータの変換について説明する図。 第2の実施形態におけるデータ処理装置によるインスタンスデータ変換ルールの作成手順の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるデータ処理装置により生成したインスタンス変換ルールの一例を表形式で示す図。 第2の実施形態におけるデータ処理装置によるインスタンス変換の手順の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるデータ処理装置による変換前のインスタンスと変換後のインスタンスの一例を表形式で示す図。 第2の実施形態におけるデータ処理装置によるインスタンス変換の一例を示す図。 第3の実施形態におけるデータ処理装置により管理する複数種類のインスタンスデータシートの一例を表形式で示す図。 第4の実施形態におけるデータ処理装置により定義するクラス間の包含関係の一例を示す図。 第5の実施形態におけるデータ処理装置により定義する各種のインスタンスデータシートの一例を表形式で示す図。 第6の実施形態におけるデータ処理装置により管理するインスタンスデータシートの一例を表形式で示す図。 第7の実施形態におけるデータ処理装置により生成するデータベースのテーブルを生成するため、設定を行う一例を示す図。
以下、各実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、実施形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。
本実施形態では、IEC61970/61968が定義する複数バージョンの共通データモデルを対象にオントロジを定義する。このIEC61970/61968は、電力系統システム(EMS)が管理する設備、計測値、接続情報等を定義する。
図1に示すように、実施形態におけるデータ処理装置は、オントロジ作成部1、変換ルール生成部2、クラス選択部3、プロパティ選択部4、インスタンス入力シート作成部5、データ更新部6、インスタンス入力シート作成部5、インスタンス入力部8、インスタンス入力支援部9、DB接続部10、テーブル生成部11、DB導入部12、取得部13、変換先オントロジ指定部14、変換ルール検出部15、インスタンス変換部16、データ出力部17、電力系統DB18を備える。これらの機能については各実施形態で説明する。
(第1の実施形態)
次に、第1の実施形態について説明する。
図2および図3は、第1の実施形態におけるデータ処理装置により管理するオントロジの一例を示す図である。このオントロジの情報は電力系統DB18に格納される。電力系統DB18は、例えばハードディスクドライブや不揮発性メモリなどの記憶装置である。
第1の実施形態におけるオントロジの識別情報は、バージョン情報を含む固有のIDを用いることができる。
オントロジには、階層型のクラス、個々のクラスの定義プロパティセット、及び単位クラスのオブジェクトを定義する。図2に示した例では、最上位のクラスはID「Cls1」のクラス100である。このクラスの下位のクラスは、ID「Cls2」のクラス102およびID「Cls3」のクラス104である。
また、ID「Cls1」のクラス100の定義プロパティセット101は、ID「P11」のプロパティ、ID「P12」のプロパティ、ID「P13」のプロパティの集合である。
また、ID「Cls2」のクラス102の定義プロパティは、ID「P14」のプロパティ103である。ID「Cls3」のクラス104の定義プロパティは、ID「P15」のプロパティ105である。下位のクラスは上位のクラスからプロパティを継承する。
また、図3に示すように、個々のクラスには固有のID(例えばCls1)、バージョン、名前(Name.en)、上位クラス(Parent_class)等の属性セットが定義される。また、個々のプロパティでは、固有のID(例えばP11)、バージョン、データタイプ、単位(unit)、単位のプレフィックス(Prefix)、定義クラス等の属性セットを用いて定義する。図2(a)にプロパティの定義属性例106を示す。
図4は、第1の実施形態におけるデータ処理装置により管理する単位クラスのオブジェクトの一例を示す図である。
第1の実施形態では、図4(a)に示すように、個々の単位クラスにテーブル201に示す属性セットを設ける。このテーブルでは、固有のID(例えばUnit_class1)、バージョン、名前(Name.en、Name.ja)、SI単位(SI unit)等の属性を定義する。SI単位は、定義する単位クラスの基本単位とする。
例えば、テーブル201中の単位クラスのオブジェクト202で示す「長さ」の単位クラスには、SI単位としてのメートル(m)が基本単位として定義される。
SI以外の単位は、この単位クラスのインスタンスとして定義し、基本単位間との変換係数を記述する。図4(b)に示したテーブル205は、単位インスタンスの定義テーブルの一例を示す。
テーブル205では、単位クラス(Unit_class1など)のインスタンス203として、固有のID(例えばUnit1)、バージョン、名前(Name.en、Name.ja)、定義元としてのテーブル201中のクラス(Defined_unit_class)、単位名(unit)が定義される。例えば、「長さ」の単位クラスのインスタンスはキロメーター(km)、ミリメーター(mm)、インチ(In)等が定義される。
このテーブル205の個々のインスタンス203では、長さの基本単位であるSI単位(例えば、m)との変換関係(Transformation coefficiency_to_SI)204が記述される。
図4(a),(b)に示した例では、単位クラスの定義テーブルと単位インスタンスの定義テーブルとを別々のテーブルとしている。しかしこれに限らず、単位クラスと単位インスタンス定義を区別できるようにした上で、単位クラスの定義テーブルと単位インスタンスの定義テーブルとを同一のテーブルとしてもよい。
本実施形態では、インスタンスデータシート(データテーブル)の作成について説明する。インスタンスデータシートとはインスタンスデータを記述する為のデータシートである。このインスタンスデータシートは、クラスの定義プロパティと、上位クラスから継承したプロパティとの双方を用いて作成される。
図2(c)に示した例に基づいた動作を説明する。この例では、オントロジ作成部1は、クラス選択部3を起動させる。このクラス選択部3は、対象となるクラス(ここではID「Cls2」のクラス)を選択して、プロパティ選択部4を起動する。このプロパティ選択部4は、ID「Cls2」のクラスが定義するプロパティ(バージョン情報入りのID:P14_version3)を選択してインスタンス入力シート作成部5を起動する。このインスタンス入力シート作成部5は、このプロパティ、及びID「Cls2」の上位クラス(ID:Cls1)から継承するプロパティ(バージョン情報入りのID:P11_version1, P12_version1, P13_version2)を用いて、ID「Cls2」のクラスのインスタンスデータシートを作成する。インスタンス入力シート作成部5は、このインスタンスデータシートを電力系統DB18に保存できる。
図2(c)では、クラス「Cls2」のインスタンスデータシート108の例を示す。このように作成されたインスタンスデータシートは、クラスのIDとバージョン情報を用いた識別情報を有する。例えば、「Cls2_1」のように、クラスIDとバージョン情報とをアンダーバーで繋げる。
作成されたインスタンスデータシートは、クラスのタイプによって複数種類に分類できる。このデータシートでは、対応する種類のインスタンスデータの入力を行える。この入力はインスタンス入力部8、例えば図示しない入力装置、Microsoft社が提供するExcel(登録商標)等を用いて行える。図2(c)に示すように、インスタンスデータシート108ではインスタンスデータ109を入力できる。
このようにして、第1の実施形態では、複数バージョンのオントロジを含むインスタンスデータシートを作成することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態における構成のうち図1に示したものと同様の構成の詳細な説明は省略する。
第2の実施形態では、インスタンスの変換ルールの作成、およびインスタンスの変換のための手順について説明する。
第2の実施形態では、作成されたオントロジは、一つのID(例えば、CIMModel_1)を用いて他のオントロジとの間で識別される。また、他のバージョンのオントロジ(例えばIDがCIMModel_2)も同様な構造を用いて作成されるとする。
本実施形態では、作成された複数バージョンのオントロジを用いて前述のように作成されたインスタンスデータシートにおいて入力されたインスタンスデータを含めて電力系統DB18に保存しておく。変換ルール生成部2は、異なるバージョンのオントロジ間のインスタンスデータの変換ルールを作成して、電力系統DB18に保存する。
図5は、第2の実施形態におけるデータ処理装置による複数バージョンのオントロジとの間でのインスタンスデータの変換について説明する図である。
図5に示すように、インスタンス変換部16は、電力系統DB18に保存された変換ルールを用いて、2つのバージョンのオントロジとの間のインスタンスデータの変換を行う。ここでは、変換元オントロジのIDをCIMModel_1とし、変換先オントロジのIDをCIMModel_2として、変換元オントロジから変換先オントロジへのインスタンスデータの変換ルールの作成について説明する。
インスタンスの変換ルールは、Aタイプの変換ルール、Bタイプの変換ルール、Cタイプの変換ルールに区分される。
Aタイプの変換ルールは、全バージョンに共通の変換ルールである。Bタイプの変換ルールは、例えばバージョンXとバージョンYとの間で変換が可能な変換ルールである。Cタイプの変換ルールは、特定のバージョンに固有のルール、つまりオントロジ間の変換が行えないことを示すルールである。
Aタイプの変換ルールの対象はプロパティのみであり、「all_version_common」のリストに記述される。
Bタイプの変換ルールの対象はプロパティであり、プロパティ毎に対応するインスタンスデータの変換ルールを生成し、電力系統DB18に保存される。この変換ルールは後述する図7に示すテーブルに保存する。
これらの変換ルールを保存するテーブルのテーブル名は、変換元オントロジのIDと変換先オントロジのIDとを含む。この構成では、インスタンス変換時に該当のIDを用いて、変換元オントロジのインスタンスデータの変換に適用するルールを前述のテーブルから検出できる。
Cタイプの変換ルールを用いた変換対象について説明する。この変換ルールでは、クラスは、例えば、名称「CIMModel1_not_to_CIMModel2_Class」のリストに記述される。また、プロパティは、例えば名称「CIMModel1_not_to_CIMModel2_Property」のリストに記述される。このように、各リストの識別情報名は、変換元のオントロジのIDと変換先のオントロジのIDとを含む。
この構成では、インスタンスデータの変換時にリストの名称を利用して変換元オントロジのインスタンスデータの変換に適用するルールを検出できる。
図6は、第2の実施形態におけるデータ処理装置によるインスタンスデータ変換ルールの作成手順の一例を示すフローチャートである。
まず、変換ルール生成部2は、変換元オントロジ(ID:CIMModel_1)の定義クラスのリスト、変換先オントロジ(ID:CIMModel_2)の定義クラスのリスト、及び個々のクラスの定義プロパティリストを電力系統DB18から取得する(ステップS402)。
定義クラスのリストについて説明する。例えば、変換元オントロジにおける定義クラスのリスト(バージョン付きクラスIDのリスト)の例は以下のようになる。以下、このリストをクラスリストと呼ぶことがある。
Model1_cls{cls1_1,cls2_1,cls3_1,cls4_2,cls5_3,…}
また、変換先オントロジにおけるクラスリストの例は以下のようになる。
Model2_cls{cls1_2,cls2_2,cls3_2,cls4_2,cls5_4,…}
上記の「Model1_cls」を含む定義クラスは変換元オントロジIDがCIMModel_1の定義クラスであり、上記の「Model2_cls」を含む定義クラスは変換先オントロジIDがCIMModel_2の定義クラスである。これらの定義クラスにおけるバージョン付きクラスIDは、クラスのIDとクラスバージョン情報を用いる。例えば、アンダーバーで繋げる。例を挙げると、「cls2_1」とは、クラスIDが「cls2」で、このクラスのバージョンが1であることを示す。
ここで、個々のクラスの定義プロパティリストについて説明する。例えば、上記のリストのバージョン付きクラスID「cls1_1」のクラスの定義プロパティリストは、例えば「cls1_1_P{P1_1,P2_1,P3_1,…}」となる。これらの定義クラスにおけるリスト形式({}内)のバージョン付きプロパティIDは、プロパティのIDとこのプロパティのバージョンとをアンダーバーで繋げたものである。例えば「P1_1」とは、プロパティIDが「P1」で、このプロパティのバージョンが1であることを示す。前述した様に、図2(b)に示すような定義プロパティリスト106は、プロパティのID、バージョン情報、データタイプ、単位、プレフィックス情報等の属性セットを含む。プレフィックスは、単位に対して10の乗数を記述することができる。
次に、個々のクラスのインスタンスの変換ルールを生成する為に、変換ルール生成部2は、ステップS402で取得したクラスIDとしての、変換元オントロジID「CIMModel_1」のクラスリスト内のバージョン付きクラスID(例えばcls1_1)を1つ選択して電力系統DB18から取得する(ステップS403)。
次に、変換ルール生成部2は、ステップS403で取得したクラスリスト内のバージョン付きクラスIDで示されるクラスIDが、変換先オントロジにおけるクラスリスト(Model2_cls{…})内のバージョン付きクラスIDにも存在するか否かを判定する(ステップS404)。この判定にはバージョン付きクラスIDのうちクラスIDだけが用いられ、バージョンは判定に用いられない。
また、ステップS403で取得したクラスリスト内のクラスIDと同じIDを有するクラスが変換先オントロジのクラスリスト(Model2_cls{…})に定義されていない場合は(ステップS404のNO)、変換ルール生成部2は、ステップS403で選択されたバージョン付きクラスIDをインスタンス変換不可のクラスリストに追加する(ステップS417)。このバージョン付きクラスIDが追加されたインスタンス変換不可のリストは、例えば「CIMModel1_not_to_CIMModel2_Class{cls20_1,Cls30_1…}」である。このインスタンス変換不可のクラスリストは電力系統DB18に格納されている。
一方、前述した変換先オントロジのクラスリスト(Model2_cls{…})ではバージョン付きクラスID(cls1_2)が定義される。このバージョン付きクラスID(cls1_2)は、上記のようにステップS403で取得したバージョン付きクラスID「cls1_1」中のID「cls1」を含んで、異なるバージョンのIDである。
この場合、ステップS403で取得したクラスリスト内のクラスIDと同じIDを有するクラスが変換先オントロジのクラスリスト(Model2_cls{…})に定義されていることになる(ステップS404のYES)。この場合、変換ルール生成部2は、ステップS403で選択したバージョン付きクラスIDで示されるクラスの定義プロパティリストを電力系統DB18から取得する。
ステップS403で選択したバージョン付きクラスIDが「cls1_1」である場合は、このクラスの定義プロパティリストは、例えば「cls1_1_P{P1_1,P2_1,P3_1,…}」である。
インスタンス変換ルールを作成するために、変換ルール生成部2は、この取得したプロパティリストの個々のバージョン付きプロパティIDの1つを選択して電力系統DB18から取得する(ステップS405)。定義プロパティリストが上記の「cls1_1_P{P1_1,P2_1,P3_1,…}」である場合は、例えばバージョン付きプロパティID「Pn_1(nは変数)」が取得される。
次に、変換ルール生成部2は、ステップS405で取得したバージョン付きプロパティID(例えば「Pn_1」)に対応するプロパティのデータタイプを電力系統DB18から読み出して分類する(ステップS406)。
このデータタイプが数値型(例えばint, real, doubleといった、数値を記述するデータ)でない場合は、変換ルール生成部2は、ステップS405で選択したバージョン付きプロパティID(例えば上記のPn_1)中のプロパティID(例えばPn)を、「全バージョン共通」のインスタンス変換ルール分類のリストall_version_commonに登録する(ステップS419)。このリストは、インスタンスを変換なしで変換元から変換先に適用できることを示すリストである。このリストを用いて、プロパティ(ID:Pn)の全バージョンに対して、変換元のあるバージョンのクラスのインスタンスを変換なしで他のバージョンのクラスのインスタンスへ適用できる。
一方、データタイプが数値型である場合、変換ルール生成部2は、ステップS404で検出した、例えば「cls1_2」の定義プロパティリストから、ステップS405で選択した、変換元のオントロジに対応するクラスのバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)中のプロパティID(Pn)を電力系統DB18から読み出す。変換ルール生成部2は、この読み出したプロパティIDと同じプロパティIDを有するプロパティが変換先のオントロジに対応する同じクラスで定義されているか否かを判定する(ステップS407)。
定義されていない場合には(ステップS407のNO)、ステップS404で選択した、変換元のオントロジのモデルでのバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)に対応するプロパティが変換先のオントロジのモデルで定義されていない為、このプロパティを定義するクラスのインスタンスは変換先のオントロジには保存できない。
従って、変換ルール生成部2は、電力系統DB18に格納される、Cタイプの変換ルールである「特定のバージョンに固有」のプロパティリスト(例えばCIMModel1_not_to_CIMModel2_Property)に、ステップS405で選択したバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)を登録する(ステップS420)。このリストは、変換不可プロパティリストとも呼ぶことができる。
定義がなされている場合には(S407のYES)、変換ルール生成部2は、ステップS404で選択した、変換元のオントロジに対応するクラスのバージョン付きプロパティIDと、ステップS407で検出したID、つまり変換元のオントロジに対応する同じクラスの同じプロパティIDを有するバージョン付きプロパティIDとが同じバージョンを有しているか否かを判定する(ステップS408)。
同じバージョンを有している場合には(ステップS408のYES)、変換ルール生成部2は、変換元のプロパティと変換先のプロパティとの間の変換ルール(例えば「Pn_2.value=Pn_1.value」)とを、インスタンス変換ルールの管理テーブルに登録する(ステップS421)。インスタンス変換ルールの管理テーブルは電力系統DB18に格納されている。このような変換ルールをインスタンス変換ルールの管理テーブルに登録することにより、変換元のオントロジにおける、あるバージョンを有するプロパティを定義するクラスインスタンスから変換先のオントロジにおける同じバージョンを有するプロパティを定義するクラスのインスタンスへの変換を可能にする。
図7は、第2の実施形態におけるデータ処理装置により生成したインスタンス変換ルールの一例を表形式で示す図である。
図7には、生成されたインスタンス変換ルールの一例であるインスタンス変換ルール501が示される。図7では、変換元のプロパティID(Orig_ID)と変換先のプロパティのID(Target_ID)とを区別するために、変換元のプロパティIDの末尾に「_1」を付し、変換元の同じプロパティIDの末尾に「_2」を付して表している。
同じバージョンを有していない場合には(ステップS408のNO)、変換ルール生成部2は、変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)、変換先のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_2)のデータタイプ、単位、プレフィックスなどの情報を電力系統DB18から取得する(ステップS409)。
次に、変換ルール生成部2は、ステップS409で取得した変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)で定義されるunit(単位)、プレフィックス(Prefix)情報と、変換先のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_2)で定義される単位、Prefix情報とがプロパティ間でそれぞれ同じであるか否かを判定する(ステップS410)。
単位及びプレフィックス情報がプロパティ間で同じである場合は(ステップS410のYES)、変換ルール生成部2は、変換元のプロパティが利用するデータタイプと、変換先のプロパティが利用するデータタイプとを電力系統DB18から読み出す。変換ルール生成部2は、この読み出した結果を用いて、変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)と、変換先のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_2)とのインスタンスがバージョン間で変換可能な変換ルール(例えばPn_2.value=(Pn_2.datatype)Pn_1.value)を生成する。
変換ルール生成部2は、この変換ルールを変換元のバージョン付きプロパティIDと変換先のバージョン付きプロパティIDとともに電力系統DB18の変換インスタンスルール管理テーブルに登録する(ステップS422)。図7では、これらのIDや変換ルールと同様のIDや変換ルールの登録先の行は変換インスタンスルール管理テーブルのインスタンス502が対応する行である。
これにより、変換元のオントロジにおける、あるバージョンを有するプロパティを定義するクラスのインスタンスから変換先のオントロジにおける異なるバージョンを有するプロパティを定義するクラスのインスタンスへの変換を可能にする。
単位及びプレフィックス情報がプロパティ間で同じでない場合は(ステップS410のNO)、変換ルール生成部2は、変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)で定義される単位が、変換先のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_2)で定義される単位と同じであるか否かを判定する(ステップS411)。
単位がプロパティ間で同じである場合には(ステップS411のYES)、変換ルール生成部2は、変換元のプロパティが利用する単位プレフィックスと、変換先のプロパティが利用する単位プレフィックスとを電力系統DB18から読み出す。変換ルール生成部2は、この読み出した結果を用いて、変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)と、変換先のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_2)とのインスタンスがバージョン間で変換可能な変換ルール(例えばPn_2.value=(Pn_1.prefix/Pn_2.prefix)*Pn_1.value)を生成する。
変換ルール生成部2は、この変換ルールを変換元のバージョン付きプロパティIDと変換先のバージョン付きプロパティIDとともに電力系統DB18の変換インスタンスルール管理テーブルに登録する(ステップS415)。図7では、これらのIDや変換ルールと同様のIDや変換ルールの登録先の行は変換インスタンスルール管理テーブルのインスタンス503が対応する行である。
これにより、変換元のオントロジにおける、あるバージョン、ある単位を有するプロパティを定義するクラスのインスタンスから変換先のオントロジにおける異なるバージョン、同じ単位を有するプロパティを定義するクラスのインスタンスへの変換を可能にする。
単位がプロパティ間で同じでない場合には(ステップS411のNO)、変換ルール生成部2は、変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)で定義される単位と、変換先のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_2)で定義される単位とが、図4に示すようなテーブル上の同じ単位クラスに定義されているか否かを判定する(ステップS412)。
同じ単位クラスに定義されている場合は(ステップS411のYES)、変換ルール生成部2は、変換元のプロパティが利用する単位の「変換関係」(204に示すTransformation_coefficiency_to_SI)、単位プレフィックス(prefix)と、変換先のプロパティが利用する単位の「変換関係」、単位プレフィックス(prefix)とを電力系統DB18から読み出す。変換ルール生成部2は、この読み出した結果を用いて、変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)と、変換先のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_2)とのインスタンスがバージョン間で変換可能な変換ルールを生成する。
この生成される変換ルールは、例えばPn_2.value=(Pn_1.prefix/Pn_2.prefix)*(Pn_1.unit.Transformation_coefficiency_to_SI/Pn_2.unit.Transformation_coefficiency_to_SI)*Pn_1.value)である。
変換ルール生成部2は、この変換ルールを変換元のバージョン付きプロパティIDと変換先のバージョン付きプロパティIDとともに、電力系統DB18の変換インスタンスルール管理テーブルに登録する(ステップS413)。図7では、これらのIDや変換ルールと同様のIDや変換ルールの登録先の行は変換インスタンスルール管理テーブルのインスタンス504が対応する行である。
これにより、変換元のオントロジにおける、あるバージョン、ある単位を有するプロパティを定義するクラスのインスタンスから変換先のオントロジにおける異なるバージョンや単位を有するプロパティを定義するクラスのインスタンスへの変換を可能にする。
同じ単位クラスに定義されていない場合は(ステップS411のNO)、変換ルール生成部2は、変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)、変換先のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_2)間のインスタンス変換が行えないと判定する。
変換ルール生成部2は、この変換元のプロパティ(例えばバージョン付きプロパティIDがPn_1)を電力系統DB18に格納されるCタイプの変換ルールとしての変換不可プロパティリスト(例えば「CIMModel1_not_to_CIMModel2_Property」)に登録する(ステップS414)。
ステップS413の後は、変換ルール生成部2は、ステップS403で選択して取得したクラスのプロパティリストに対して、各プロパティのそれぞれを定義するクラスのインスタンス変換ルール作成処理を完了したか否かを判定する(ステップS418)。
未処理のプロパティが存在する場合(ステップS418のYES)、変換ルール生成部2は、前述したステップS405以降の処理を再度行う。
一方、各プロパティを定義するクラスのインスタンス変換ルール作成処理を完了した場合は(ステップS418のYES)、変換ルール生成部2は、ステップS402で取得した変換元のクラスリスト(例えばModel1_cls{…})中の全てのクラス対して、ステップS403で取得してステップS404以降からの処理を行ったか否かを判定する(ステップS416)。
未処理のクラスが存在する場合には(ステップS416のYES)、変換ルール生成部2は、ステップS403以降の処理を再度行う。
一方、全クラスの処理を完了した場合は(ステップS416のNO)、変換ルール生成部2は、変換元のオントロジ(例えばIDがCIMModel_1)のインスタンスから、変換先のオントロジ(例えばIDがCIMModel_2)のインスタンスへのインスタンス変換ルール生成処理を完了する。
次は、上記のように作成したインスタンス変換ルールを用いてインスタンスの変換を行う場合に適用する変換ルールを変換ルール検出部15により検出することについて説明する。
図8は、第2の実施形態におけるデータ処理装置によるインスタンス変換の手順の一例を示すフローチャートである。
ここでは、変換元のオントロジ(IDがCIMModel_1)のインスタンスから、変換先のオントロジ(IDがCIMModel_2)のインスタンスへの変換例を説明する。
まず、変換先オントロジ指定部14は、前述した変換元のオントロジ(例えばIDがCIMModel_1)に対する変換先のオントロジ(例えばIDがCIMModel_2)を指定する。変換ルール検出部15は、前述した変換元のオントロジ(例えばIDがCIMModel_1)から変換先のオントロジ(例えばIDがCIMModel_2)への各種のインスタンス変換ルールを電力系統DB18から全て取得しておく(ステップS601)。
変換ルール検出部15は、変換元のオントロジ(例えばIDがCIMModel_1)のクラスリストを電力系統DB18から取得する(ステップS602)。
この取得されたクラスリストは、例えばModel1_cls{cls1_1,cls2_1,cls3_1,…}である。
次に、クラス毎のインスタンス変換ルールを検出するために、変換ルール検出部15は、ステップS602で取得したクラスリストからバージョン付きクラスID(例えばcls1_1)を1つ選択して電力系統DB18から取得する(ステップS603)。
次に、変換ルール検出部15は、ステップS603で取得したバージョン付きクラスID(例えばcls1_1)が、ステップS601で取得したインスタンス変換ルール(Cタイプ:「特定のバージョンに固有」)のリスト(例えばCIMModel1_not_to_CIMModel2_Class)に登録されているか否かを判定する(ステップS604)。
登録されている場合は(ステップS604のYES)、変換ルール検出部15は、ステップS603で取得したバージョン付きクラスID(例えばcls1_1)に、インスタンス「移行不可」のフラッグを付与し、このクラスのインスタンス変換ルール検出を完了する(ステップS613)。
一方、登録されていない場合は(ステップS604のNO)、変換ルール検出部15は、ステップS603で取得したバージョン付きクラスID(例えばcls1_1)に対応するクラスの定義プロパティリスト(例えばcls1_1_prop)を取得する(ステップS605)。
次に、個々のプロパティデータの変換ルールを検出する為に、変換ルール検出部15は、ステップS605で取得した定義プロパティリストからバージョン付きプロパティID(例えば、Pn_1)を1つ選択して電力系統DB18から取得する(ステップS606)。
次に、変換ルール検出部15は、ステップS604で取得したバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)が、ステップS601で取得したインスタンス変換ルール(Cタイプ:「特定のバージョンに固有」)のリスト(例えばCIMModel1_not_to_CIMModel2_Property)に登録されているか否かを判定する(ステップS607)。
登録されている場合は(ステップS607のYES)、変換ルール検出部15は、ステップS603で取得したバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)に、データ「移行不可」のフラッグを付ける(ステップS610)。
一方、登録されていない場合は(ステップS607のNO)、変換ルール検出部15は、ステップS604で取得したバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)が、ステップS601で取得したインスタンス変換ルール(Aタイプ:「全バージョンに共通」)のリスト(例えばall_version_common)に登録されているか否かを判定する(ステップS608)。
登録されていない場合は(ステップS608のNO)、変換ルール検出部15は、ステップS603で取得したバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)に、インスタンスの「変換なし」のフラッグを付与する(ステップS609)。
一方、登録されている場合は(ステップS608のYES)、変換ルール検出部15は、ステップS603で取得したバージョン付きクラスID(例えばPn_1)に、インスタンスの「変換あり」のフラッグを付与する。
このフラッグの付与後、変換ルール検出部15は、ステップS601で取得したBタイプのインスタンス変換ルール(「変換あり」)中の、ステップS603で取得したバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)に対応する変換ルールID(例えばRule1)を電力系統DB18から読み出す。変換ルール検出部15は、この読み出したIDを、ステップS603で取得したバージョン付きプロパティID(Pn_1)にリンク付ける(ステップS611)。
次に、変換ルール検出部15は、ステップS605で取得した定義プロパティリスト(例えばcls1_1_prop)に、ステップS606で取得されていないプロパティ、つまり未処理のプロパティが存在するか否かを判定する(ステップS612)。
未処理のプロパティが存在する場合は(ステップS612のNO)、次のプロパティのデータ変換処理のために、変換ルール検出部15は、ステップS606以降の処理を再度行う。
一方、全プロパティの処理を完了した場合は(ステップS612のYES)、変換ルール検出部15は、変換元オントロジ(例えばIDがCIMModel_1)の全クラスのインスタンス変換ルールの検出を完了したか否かを判定する(ステップS614)。
未処理のクラスが存在する場合は(ステップS614のNO)、変換ルール検出部15は、ステップS603以降の処理を再度行う。
一方、全クラスのインスタンスルール検出を完了した場合は(ステップS614のYES)、変換ルール検出部15による処理を完了する。
前述したステップS601〜S614の処理によって、変換元のオントロジ(例えばIDがCIMModel_1)のクラスは、「移行不可」のフラッグが付与されたクラスと、その他のクラスに分類できる。また、「移行不可」のフラッグが付与されたクラスに対してはインスタンスの自動変換を行えない為、手動処理の必要な内容として他のクラスと区別することが必要となる。
図9は、第2の実施形態におけるデータ処理装置による変換前のインスタンスと変換後のインスタンスの一例を表形式で示す図である。
インスタンスの自動変換が可能なそれぞれのクラスのプロパティには、図9中のテーブル620に示すように3種類のいずれかのフラッグが付与される。1つ目の種類のフラッグは「変換なし」であり、2つ目の種類のフラッグは「変換あり」および変更ルールIDであり、3つ目の種類のフラッグは「変更不可(移行不可)」である。
インスタンス変換部16は、「変換なし」のフラッグが付与されたプロパティに対しては、このプロパティを定義するクラスのインスタンスを変換先のオントロジに対応する当該プロパティにそのまま記述する方法がある
インスタンス変換部16は、「変換あり」のフラッグ及び変更ルールIDが付与されたプロパティに対して、変更ルールIDに当該する変換式を変換元のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスに適用して変換先のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスを作成する。インスタンス変換部16は、この変換先のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスを電力系統DB18に格納する。
データ出力部17は、変換先のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスを図示しない表示装置に出力できる。
「変更不可」のフラッグが付与されたプロパティに対しては、インスタンスの変換ができない。このため、インスタンス変換部16は、図9に示すように、変換先のオントロジ(例えばIDがCIMModel_2)に対応するプロパティを定義するクラスのインスタンス621は、手動処理で作成することが必要であるとして他のインスタンスと区別する。
図10は、第2の実施形態におけるデータ処理装置によるインスタンス変換の一例を示す図である。
図10に示した例では、インスタンス変換部16は、変換元として指定するオントロジ(例えばIDがID1)のインスタンスデータから、変換先として指定するオントロジ(例えばIDがID2)への変換を行う。
まず、変換ルール生成部2が、変換元オントロジ(ID1)と、変換先オントロジ(ID2)との間の変換ルールを前述の方法で作成する。インスタンス変換部16は、生成した変換ルールを電力系統DB18から検出する。この変換ルールに従って、変換ルール生成部2は、第1に、変換元のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスを変換先のオントロジに対応する当該プロパティにそのまま記述する。変換ルール生成部2は、第2に、変換式を変換元のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスに適用して変換先のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスを求める。
また、変換元オントロジ(ID1)と変換先オントロジ(ID2)間の変換ルールが既に作成されて電力系統DB18に保存されている場合は、適用する変換ルールを変換ルール検出部15が電力系統DB18から検出する。インスタンス変換部16は、この変換ルールを用いて変換元オントロジから変換先オントロジへのインスタンス変換を行う。
以上の様に、第2の実施形態では、異なるバージョンのオントロジ間のインスタンスデータの変換ルールを作成して、この変換ルールを用いてインスタンスデータの変換を行うことができる。これにより異なる電力システム間のデータ変換を行なえるようになり、電力システムの汎用性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図11は、第3の実施形態におけるデータ処理装置により管理する複数種類のインスタンスデータシートの一例を表形式で示す図である。
本実施形態では、インスタンスデータは、電力系統に実在する設備の「設備データ」と、個々の設備に対する監視制御する「計測値データ」と、設備の接続情報を記述する「トポロジーデータ」に分類されるとする。
また、インスタンスデータシートは、設備インスタンスデータシート、計測値インスタンスデータシート、トポロジーインスタンスデータシートに分類されて電力系統DB18に記憶されるとする。
設備インスタンスデータシートは、電力系統の例えば変圧機、開閉器、送電線等の設備の各種情報をインスタンスとして記述するためのシートであり、設備種類毎に一枚にまとめられる。
この設備インスタンスデータシートは、設備クラスが設備の種類毎に定義され、それぞれの設備クラスが定義したプロパティ、又は上位クラスから継承したプロパティを用いて、このシートのコラムとして定義する。
図11(a)に示すテーブル700は、「開閉器」の設備インスタンスデータシートの一例を示す。図11(b)に示すテーブル701は、送配電線を定義する「母線」の設備インスタンスデータシートの一例を示す。
計測値インスタンスデータシートは、電力系統の各種計測値のデータをインスタンスとして記述するためのシートであり、データの種類毎に配列されて一枚のデータシートに纏められる。
このデータの種類は、例えば、二値データ(Discrete、0と1から構成するデータ)、数値データ(Analog)、積算データ(Accumulator)、計算データ(Calculated)等がある。
計測値インスタンスデータシートでは、計測値クラスがデータの種類毎に定義され、それぞれの計測値クラスが定義したプロパティ及び上位クラスから継承したプロパティを用いて、このシートのコラムとして定義される。図11(d)に示すテーブル702は、数値データ(Analog)の計測値インスタンスデータシートの一例を示す。
設備インスタンスデータシート上の設備による計測項目は、設備の種別と、その設置条件とによって異なる。設置条件とは、例えば、設備が設置される電圧階級の情報、地域情報(雪、雷、地震などの情報)などである。
図11(c)に示すテーブル710は、設備としての開閉器や母線に対して、電圧階級(例えば66kV以上と66kV未満とで分類)による計測項目の定義例を示す。もちろん、この計測項目は異なる項目であってもよい。
本実施形態では、上記設備インスタンスデータシートの個々のインスタンスデータから、設備タイプや設置条件を用いて、上記のテーブル710で定義した計測項目を適用し、計測値インスタンスデータシートのデータ項目(例えば、名称)を自動生成することについて説明する。
図11に示す例では、インスタンス自動生成部7は、図11(a)に示したテーブル700のコラム703に記述する個々のインスタンスデータ(テーブルの一行分)に対して、「設備タイプ」のインスタンスデータ(例えば1行目の「開閉器1」)、及び「電圧階級」のインスタンスデータ(例えば、1行目の「110V」)を読み出す。
インスタンス自動生成部7は、図11(c)に示したテーブル710のうち、設備インスタンスデータシートのテーブル700や701から読み出した設備タイプや電圧階級のインスタンスデータに合致する計測項目711の定義(例えば{状態、電流、遮断時間、絶縁階級,…})を個々の行703について読み出す。
インスタンス自動生成部7は、この読み出した定義に基づいて、設備インスタンスデータシートのテーブル700や701の各行703に示す設備名に対応するインスタンス(例えば「開閉器1」、「開閉器2」)に対する計測値の名前(例えば「開閉器1_状態」、「開閉器2_開閉時間」)を生成する。インスタンス自動生成部7は、個々の行に固有のIDを付与し、計測値インスタンスデータシートのテーブル702上の行705に追記する。勿論、実施形態によって、個々の計測値の名前、単位等、他の情報を自動生成するのも可能である。
(第4の実施形態)
本実施形態では、定義オントロジのクラス間に、継承関係(is-a)以外に部分―全体(part-whole)の包含関係が定義され、この包含関係を示す情報は電力系統DB18に格納される。
図12は、第4の実施形態におけるデータ処理装置により定義するクラス間の包含関係の一例を示す図である。
図12に示した例では、「地域」クラスと「サブ地域」クラスとの間で、「地域」クラスは全体クラスであり、「サブ地域」クラスは部分クラスである。
「サブ地域」クラスと「変電所」クラスとの間で、「サブ地域」クラスは全体クラスであり、「変電所」クラスは部分クラスである。
「変電所」クラスと「電圧階級」クラスとの間で、「変電所」クラスは全体クラスであり、「電圧階級」クラスは部分クラスである。
「電圧階級」クラスと「設備」クラスとの間で、「電圧階級」クラスは全体クラスであり、「設備」クラスは部分クラスである。
「設備」クラスと「母線」や「開閉器」といった各設備のクラスとの間で、「設備」クラスは全体クラスであり、各設備のクラスは部分クラスである。
図12では、「サブ地域」の部分クラスから「地域」の全体クラスへ、白いダイアモンドの形を用いて「部分―全体」の関係を示している。他の白いダイアモンドの形を用いるクラス間の関係も、同様に「部分―全体」の関係である。
図12に示すように、「地域」クラスには、このクラスのインスタンステーブル800が設けられる。「サブ地域」クラスには、このクラスのインスタンステーブル801が設けられる。「変電所」クラスには、このクラスのインスタンステーブル802が設けられる。
「電圧階級」クラスには、このクラスのインスタンステーブル803が設けられる。また、「母線」や「開閉器」といった各設備のクラスには、この設備のクラスのインスタンステーブルが設けられる。図12では、「開閉器」のクラスのインスタンステーブル804を示している。クラス間の部分―全体の包含関係によって、クラスのインスタンス間に応じる包含関係を持つ。
具体的には、「サブ地域」のテーブル801の1行目のID「subLocal1」や名称「BBB」に対応するサブ地域、および2行目のID「subLocal2」や名称「CCC」に対応するサブ地域は、上位のテーブル800のID「Local1」に対応する地域内のサブ地域である。
また、「変電所」のテーブル802の1行目のID「SS1」や名称「変電所1」に対応する変電所は、上位のテーブル801の1行目のID「subLocal1」に対応するサブ地域内の変電所である。このテーブル802の2行目のID「SS2」や名称「変電所2」に対応する変電所は、上位のテーブル801の2行目のID「subLocal2」に対応するサブ地域内の変電所である。
また、「電圧階級」のテーブル803の1行目のID「LV1」や名称「33kV階級」に対応する電圧階級、および2行目のID「LV2」や名称「66kV階級」に対応する電圧階級は、上位のテーブル802の1行目のID「SS1」や名称「変電所1」に対応する変電所の電圧階級である。「電圧階級」のテーブル803の3行目のID「LV3」や名称「33kV階級」に対応する電圧階級は、上位のテーブル802の2行目のID「SS2」や名称「変電所2」に対応する変電所の電圧階級である。
また、「開閉器」のテーブル804の1行目のID「Breaker1」や設備名「開閉器1」に対応する開閉器は、上位のテーブル803の1行目のID「LV1」や名称「33kV階級」に対応する電圧階級が設定される開閉器である。「開閉器」のテーブル804の2行目のID「Breaker2」や設備名「開閉器2」に対応する開閉器は、上位のテーブル803の2行目のID「LV2」や名称「66kV階級」に対応する電圧階級が設定される開閉器である。「開閉器」のテーブル804の3行目のID「Breaker3」や設備名「開閉器3」に対応する開閉器は、上位のテーブル803の3行目のID「LV3」や名称「33kV階級」に対応する電圧階級が設定される開閉器である。このような各テーブルの各行間の対応関係の情報は電力系統DB18に格納される。
本実施形態は、インスタンスデータ間の「部分―全体」の関係を明確にするため、個々のインスタンステーブルに、アクセス用の「Path」のプロパティを設けている。
次に、部分クラスのインスタンスデータを包含する全体クラスのインスタンスデータのIDと、更に最も上位の全体クラスのインスタンスデータのIDを用いて、アクセス用の「Path」のインスタンスデータの自動生成について説明する。
まず、全体クラスAのインスタンスを先に作成されているとする。そして、インスタンス自動生成部7は、部分クラスBのインスタンスデータYYを作成する際に、この部分クラスBを包含する全体クラスAを検出し、この全体クラスAのインスタンスデータXXを指定する。これにより、インスタンス自動生成部7は、この指定したXXインスタンスのPath及びIDを、部分クラスBのインスタンスデータYYの「Path」のインスタンスデータとして生成する。
この生成を図12に示した「サブ地域」クラスと「変電所」クラスに適用すると、インスタンス自動生成部7は、部分クラスの「変電所」クラスの1行目のインスタンスデータを作成する際に、「サブ地域」クラスと「変電所」クラス間の「部分―全体」の包含関係を示す情報、およびこれらの各クラスのインスタンスデータの各行の関係を示す情報を電力系統DB18から読み出す。この結果、インスタンス自動生成部7は、この「変電所」クラスを部分クラスとして包含する全体クラスとしての「サブ地域」クラスを検出する。
そして、インスタンス自動生成部7は、「変電所」クラスのインスタンステーブル802の1行目と「サブ地域」クラスのインスタンステーブル801の1行目が対応する事を検出する。インスタンス自動生成部7は、この「サブ地域」のクラスのインスタンステーブル801の1行目のPathの「Local1」とID「subLocal1」とを組み合わせた「Local1.subLocal1」を「変電所」クラスのインスタンステーブル802の1行目のPathのインスタンスとして反映する。
さらに、インスタンス自動生成部7は、「変電所」クラスのインスタンステーブル802の2行目と「サブ地域」クラスのインスタンステーブル801の2行目が対応する事を検出する。インスタンス自動生成部7は、この「サブ地域」のクラスのインスタンステーブル801の2行目のPathの「Local1」とID「subLocal2」とを組み合わせた「Local1.subLocal2」を「変電所」クラスのインスタンステーブル802の2行目のPathのインスタンスとして反映する。
また、本実施形態では各クラスのインスタンステーブルのPathのインスタンスの形式を事前に設定できる。残りのインスタンスについてはインスタンス入力部8、例えば入力装置により入力する事ができる。また、取得部13により電力系統DB18から同期用のデータを取得して、この取得したデータをインスタンス入力支援部9によりインスタンス入力部8に与えて入力支援を行うようにしても良い。
次に、この設定されたPathのインスタンスの形式によって、Pathのインスタンスを生成することについて説明する。
前述した例では、インスタンス自動生成部7は、インスタンステーブル上のIDやPathを用いて、最も上位の全体クラスのインスタンステーブル上のIDまで用いて各クラスのPathのインスタンス生成を行った。しかし、別の例として、インスタンス自動生成部7は、ある階層のクラスのインスタンステーブルのPathのインスタンスを生成する際の、例えば3階層上までの階層のクラスのインスタンステーブル上のIDやPathを用いるようにしてもよい。
更に、Pathの記述形式を事前に設定する事ができる。前述した例では、Pathのインスタンスを構成するID間の区切り記号として“.”を用いたが、この記号に替えて他の記号、例えば“#”を用いるようにしてもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。
本実施形態では、インスタンスデータは、電力系統に実在する設備の「設備データ」と、個々の設備に対する監視制御する「計測値データ」と、設備の接続情報を記述する「トポロジーデータ」に分類されるとする。
また、インスタンスデータシートは、設備インスタンスデータシート、計測値インスタンスデータシート、トポロジーインスタンスデータシートに分類されて電力系統DB18に記憶されるとする。
図13は、第5の実施形態におけるデータ処理装置により定義する各種のインスタンスデータシートの一例を表形式で示す図である。
本実施形態では、インスタンスデータシートは、図13(a)に示すような設備インスタンスデータシートのテーブル900と、図13(b)に示すような計測値インスタンスデータシートのテーブル901、図13(c)に示すようなトポロジーインスタンスデータシートのテーブル902に分類されるとする。
まず、設備インスタンスデータシートのテーブル900について説明する。
テーブル900は、設備クラスの「開閉器」のインスタンスデータシートを示す。個々のコラムは、設備クラスの「開閉器」のプロパティより構成され、各行のインスタンスデータ903、904、905を有する。このテーブル900のプロパティは、固有のID(設備ID)920、設備名(例えば開閉器1、開閉器2、開閉器2)、設備タイプ(例えば開閉器)を含む。
次に、計測値インスタンスデータシートのテーブル901について説明する。
このテーブル901は、「数値データ」の計測値のインスタンスデータシートを示す。個々のコラムは、「数値データ」関連のプロパティより構成され、各行のインスタンスデータ906、907、908、909を有する。
このテーブル901のプロパティは、固有のID(計測値ID)921、名称(例えば開閉器1_状態、開閉器1_電流、開閉器2_状態、開閉器2_電流)、設備ID、データ(例えば正常、停止)を含む。
次に、トポロジーインスタンスデータシートのテーブル902について説明する。
トポロジーインスタンスデータシートのテーブル902は、個々の設備の接続関連のプロパティより構成され、各行のインスタンスデータ910、911、912を有する。
このテーブル902のプロパティは、固有のID922、設備ID931、名称(例えば開閉器1、母線1、開閉器2)、接続先設備ID(例えばLine1,Breaker2,Line2)を含む。
各シートのID920、921、922の値は、インスタンスデータ入力時に固有のIDとして自動生成されて、変更不可とする。
計測値インスタンスデータシートのテーブル901には、プロパティとしての設備ID930がさらに定義される。この設備IDは、計測するデータがどの設備からのデータであるかを識別するためのIDである。計測値インスタンスデータシートのテーブル901の各行の設備IDとしては、設備インスタンスデータシートのテーブル901における計測元のID920を参照する。
トポロジーインスタンスデータシートのテーブル902には、設備間の接続情報を記述するためのプロパティとしての設備ID931が設けられる。テーブル902の各行の設備IDとしては、設備インスタンスデータシートのテーブル901における接続先の設備のID920を参照する。
本実施形態は、各シートのインスタンスデータの参照関係を管理する。また、本実施形態では、設備インスタンスデータの変更に伴い、計測値インスタンスデータとトポロジーインスタンスデータの更新を行う。また、本実施形態では、更新された設備インスタンスデータと他の設備インスタンスデータとを区別できる。また、本実施形態では、更新された計測値インスタンスデータが他の計測値データと区別でき、更新されたトポロジーデータが他のトポロジーデータと区別できる。
まず、設備インスタンスデータシートのテーブル900のインスタンスデータが更新された際に、計測値インスタンスデータシートのテーブル901およびトポロジーインスタンスデータシートのテーブル902の対応項目を検出し、必要に応じて項目の更新を行うことについて説明する。
例えば、設備インスタンスデータシートのテーブル900の1行目のインスタンスデータ903の設備IDである「Breaker1」は不変であり、この設備IDの値を用いてインスタンスデータの識別を行える。
例えば、インスタンス903のプロパティ「設備名」の値が変更された場合、データ更新部6は、例えば「開閉器1」から「断路器1」へ変更された場合は、この設備名に同じ行で関連付けられる設備ID(例えば「Breaker1」)を特定する。
そして、データ更新部6は、計測値インスタンスデータシートのテーブル901における同じ設備IDが記述されるインスタンス906、907を特定し、これらのインスタンスで設定される名称(例えば「開閉器1_状態」、「開閉器1_電流」)を特定する。
そして、前述のように設備インスタンスデータシートのテーブル900での「開閉器1」から「断路器1」への設備名の更新に対応するために、データ更新部6は、インスタンス906の名称「開閉器1_状態」を例えば「断路器1_電流」に自動更新し、インスタンス907の名称「開閉器1_状態」を例えば「断路器1_電流」に自動更新する。
同様に、データ更新部6は、トポロジーインスタンスデータシートのテーブル902における、設備インスタンスデータシートのテーブル900で変更された設備IDが記述されるインスタンス910を特定し、このインスタンスで設定される名称(例えば「開閉器1、)を特定する。
そして、前述のように設備インスタンスデータシートのテーブル900での「開閉器1」から「断路器1」への設備名の更新に対応するために、データ更新部6は、インスタンス910の名称「開閉器1」を例えば「断路器1」に更新する。
また、ぞれぞれのインスタンスデータシートにおいて変更のあったインスタンスを変更されなかった他のインスタンスと区別して処理できるように、変更タグを付けたり別の色で表示したりしてもよい。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。
計測値インスタンスデータシートは、計測値のタイプによって別々のインスタンスデータシートに分類される。それぞれの計測値データは、この計測値のタイプに合致するインスタンスデータシートに記述される。
ところで、二値データ(Discrete)、数値データ(Analog)のインスタンスデータは、電力系統から直接測定できるデータである。また、積算データ(Accumulator)、計算データ(Calculated)については、二値データや数値データを用いて計算される場合がある。本実施形態では、積算データ、計算データ(Calculated)の算出方法を提供する。
図14は、第6の実施形態におけるデータ処理装置により管理するインスタンスデータシートの一例を表形式で示す図である。
図14(a)には、二値データのインスタンスデータシート1001の例を示す。図14(b)には、算出データのインスタンスデータシート1002の例を示す。
二値データのインスタンスデータシート1001は、固有のID(例えばSV1,SV2,SV3)、名前(例えば二値データ1、二値データ2、二値データ3)、データなどのプロパティが設けられ、各行のインスタンスデータ1003、1004、1005を有する。
算出データのインスタンスデータシート1002には、固有のID(例えばCal1,Cal2)、名前(例えば加工SV1,SV2)、計算元1006、演算子1007、結果1008などのプロパティが設けられ、各行のインスタンスデータ1009、1010を有する。
計算元1006には、二値データのインスタンスデータシート1001における計算元の少なくとも1つのデータに関連付けられるIDが記述される。
例えば、二値データのインスタンスデータシート1001上のインスタンス1003、1004、1005のデータを計算元として算出データのインスタンスデータシート1002でのインスタンス1009での算出結果を求める場合は、これらのインスタンスの識別ID(例えば{SV1,SV2,SV3})がインスタンス1009の計算元にIDリストとして記述される。
演算子1007は演算子(例えば{and,or})を記述するためのプロパティである。演算子は、前述した「計算元」のプロパティの記述順に対応付けて記述される。結果1008は、算出結果を保存するためのプロパティである。
算出データのインスタンスデータシート1002インスタンス1009には、1006の計算元として、{SV1,SV2,SV3}でなる計算元のIDリストが記述され、演算子1007には、{and, or}でなる演算子リストが記される。
これらの記述に従って、インスタンス自動生成部7は、“SV1 and SV2 or SV3”の計算式を自動的に生成する。インスタンス自動生成部7は、二値データのインスタンスデータシート1001上のID「SV1」,「SV2」,「SV3」のそれぞれに対応するデータを用いて、計算式に応じた算出を行う。インスタンス自動生成部7は、算出結果を結果1008のコラムに保存する。
また、本実施形態では、計算元に演算子を順番に適用して算出を行うことについて説明したが、計算元のIDリストの記述に、優先的に計算を行うための記述を行ってもよい。例えば、計算元1006を{SV1,(SV2,SV3)}のように記述すれば、インスタンス自動生成部7は、“SV1 and (SV2 or SV3)”との計算式を生成することができるので、機能を拡張した計算が行える。
また、本実施形態では、二値データを計算元の例として説明を行ったが、同様に、積算データ、数値データ(Analog)を計算元のデータとして、演算子に「+,-,*,/」等を用いてもよい。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態について説明する。
本実施形態では、設備インスタンスデータシート、計測値インスタンスデータシート、トポロジーインスタンスデータシートにおいて入力されたインスタンスデータをデータベースに保存することについて説明する。
第4の実施形態で説明したクラス「電圧階級」のインスタンスデータシートのテーブル803、およびクラス「開閉器」のインスタンスデータシートのテーブル804を例とする。
図15は、第7の実施形態におけるデータ処理装置により生成するデータベースのテーブルを生成するため、設定を行う一例を示す。
図1に示すように、DB接続部10は、電力系統DB18に接続する。個々のインスタンスデータシートの列名(プロパティ名)は、データベースのテーブル1101のコラム候補とする。テーブル生成部11は、これらの候補のうち、図15に示すように、チェックボックスが任意に選択されたコラムを用いて、データベースのテーブル1101を生成する。
また、テーブル生成部11は、識別IDコラム(例えば、設備ID)を、自動時にプライマリキー(PK:データベースにおける、ある1組のテータセットを一意に識別するための情報)として指定し、他のコラムを参照する「外部参照型」コラムは、自動的に外部キー(FK)として指定する(例えば、第3の実施形態で説明した設備インスタンスデータシートのテーブル700に示す、「電圧階級」コラムは、電圧階級を定義するインスタンスデータシートのデータを参照する。テーブル生成部11は、データベースのテーブル1101を作成する際に、このテーブル1101に示すように、テーブルの外部キー(FK)として指定し、「電圧階級」のインスタンスデータを保存するテーブル711のIDのコラムを参照する。)。
また、テーブル生成部11は、指定したコラムに対して、プライマリキーや、インデックス(index)の設定を行い、これら設定した内容に従って、データベースのテーブル1101を作成する。
DB導入部12は、これら作成されたデータベースのテーブル1101を電力系統DB18に格納する。
データベースのテーブル1101をインスタンスデータシートと1:1で識別できるように、データベースのテーブル1101のテーブル名には、データシートと同じIDを用いてもよい。
また、データベースのテーブル1101に保存するデータレコードは、インスタンスデータシートのインスタンスデータと同じ固有のIDを用いる。従って、インスタンスデータシートのインスタンスデータに更新があった際、データベースのテーブル1101に保存した同じIDのデータレコードの上書きを行える。また、データベースのテーブル1101に同じIDを持つデータレコードが存在しない場合は、当該インスタンスデータをデータベースのテーブル1101に新しく挿入することもできる。
逆に、データベースのテーブル1101のデータレコードが更新された際にも、対応するインスタンスデータシートにおける同じIDを持つインスタンスデータの更新、またはデータの追記ができる。
(第8実施形態)
次に、第8の実施形態について説明する。
本実施形態では、指定クラスに包含される各階層のクラスのインスタンスデータを取得することについて説明する。
本実施形態では、第4の実施形態の様に、定義オントロジのクラス間に、継承関係(is-a)以外に部分―全体(part-whole)の包含関係が定義され、この包含関係を示す情報は電力系統DB18に格納されるとする。
取得の第1の例としては、取得部13は、クラス間の「部分―全体」の関係を用いて、指定クラスAを全体クラスとし、このクラスAの部分クラスBを電力系統DB18から取得する。
更に、取得の第2の例としては、クラスBを全体クラスとし、取得部13は、このクラスBの部分クラスCを電力系統DB18から取得し、上記操作を繰り返し行い、下位の部分クラスが存在しなくなるまで全クラスを電力系統DB18から取得し、この取得したクラスのインスタンスデータを電力系統DB18から取得する。
例えば、図12に示す「部分―全体」の関係を用いるクラス構造の場合は、取得部13は、指定されたクラスA(例えば「変電所」)のインスタンスデータを取得する際に、クラスAが包含するクラスB(例えば「電圧階級」クラス)を電力系統DB18から取得する。
更に、取得部13は、クラスBが包含するクラスC(例えば「設備」クラス)を電力系統DB18から取得する。
また、取得部13は、クラスCの包含する全てのクラス(例えば「母線」、「開閉器」等)を電力系統DB18から取得する。このように取得した全クラスのインスタンスデータは、指定されたクラスAのインスタンスデータとする。
更に、他の絞り条件が指定される場合、例えば「変電所」クラスから「変電所1」に合致するインスタンスデータのみを取得するとの絞り条件が指定された場合は、取得部13は、前述と同様に、まずは「変電所」クラスに包含される全クラスを電力系統DB18から取得する。そして、取得部13は、当該クラスのインスタンスデータから、「変電所1」に合致するインスタンスデータのみを電力系統DB18から取得する。
図12に示した例の場合は、「変電所」クラスから「変電所2」に合致するインスタンスデータは取得の対象外となる。よって、下位のクラスのインスタンスデータのうち、「変電所2」に合致するインスタンスデータを参照するインスタンスデータ805、806も取得の対象外となる。
また、本実施形態では、設備インスタンスデータを例として説明したが、これに限らず取得部13は、計測値インスタンスデータに対して、上記と同様に条件に合致する計測値インスタンスデータを電力系統DB18から取得してもよい。
なお、上記の各実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、各実施形態における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記の各実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。なお、各実施形態におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記の各実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、各実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…オントロジ作成部、2…変換ルール生成部、3…クラス選択部、4…プロパティ選択部、5…インスタンス入力シート作成部、6…データ更新部、7…インスタンス自動生成部、8…インスタンス入力部、9…インスタンス入力支援部、10…DB接続部、11…テーブル生成部、12…DB導入部、13…取得部、14…変換先オントロジ指定部、15…変換ルール検出部、16…インスタンス変換部、17…データ出力部、18…電力系統DB。

Claims (13)

  1. 階層型のクラス、前記クラスのそれぞれが定義するプロパティを含み、前記クラスおよびプロパティが固有の識別情報およびバージョン情報の属性を含むオントロジを記憶する記憶装置と、
    所定のクラスが定義して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティと前記所定のクラスの上位階層のクラスから継承して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティとを用いて、前記所定のクラスのインスタンスを入力するためのデータシートを作成するインスタンス作成部とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 第1のオントロジで定義されるクラスが前記第1のオントロジと異なる第2のオントロジでも定義されるか否かを示す第1の判定結果、および、前記第1のオントロジで定義されるクラスが前記第2のオントロジでも定義される場合において、前記第1のオントロジで定義されるクラスで定義されるプロパティの識別情報を用いて、前記第2のオントロジでも定義されるか否かを示す第2の判定結果、および、前記第1のオントロジで定義されるクラスで定義されるプロパティの識別情報が前記第2のオントロジでも定義される場合において、このプロパティのバージョンが前記第1および第2のオントロジの間で同じであるか否かを示す第3の判定結果に基づいて、前記第1のオントロジで定義されるプロパティを定義するクラスのインスタンスを前記第2のオントロジで定義される同じクラスのインスタンスへ適用するためのルールを生成するルール生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記ルール生成部は、
    前記第1のオントロジで定義されるクラスで定義されるプロパティの識別情報が前記第2のオントロジでも定義される場合において、このプロパティを定義する属性の単位、且つまたは属性の単位プレフィックス、且つまたは属性のデータタイプが前記第1および第2のオントロジの間での比較の判定結果に基づいて、前記ルールを生成することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記記憶装置は、
    第1の種別のインスタンスを入力するための第1のテーブル、第2の種別のインスタンスを入力するための第2のテーブル、および前記第1のテーブルのインスタンス項目によって、前記第2のテーブルにて定義される項目と条件を定義した第3のテーブルを記憶し、
    前記第1のーブルにおける所定の項目の詳細を前記第3のテーブルから取得し、この取得結果に基づいて前記第2のテーブルの所定の項目の値を生成するインスタンス生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記オントロジが定義するクラスは階層型の複数種類のクラスで構成され、
    前記記憶装置は、
    各階層のクラスのインスタンスの入力用テーブルを記憶し、
    下位階層のクラスにおける所定のインスタンスから、このインスタンスが所在するクラスを包含する(Part-Wholeの関係を持つ)上位階層のクラスの所定のインスタンスを参照して、前記所定のインスタンスを入力するためのテーブルにおける上位階層のクラスを参照するための項目の値を生成するインスタンス生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記インスタンスは、固有の識別情報を含む第1の種別のインスタンス、および、前記第1の種別のインスタンスの参照用情報を含む第2の種別のインスタンスであり、
    前記参照用情報は、前記第1の種別のインスタンスの識別情報であり、
    前記第1の種別のインスタンスの値の変更に応じて、前記第1の種別のインスタンスを参照する前記第2の種別のインスタンスの値を自動更新する更新部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 前記第1の種別のインスタンスの値の変更に応じて変更された前記第2の種別のインスタンスの値は、変更された値であることを記録し、変更された値と変更なしの値に、区別して処理を行えることを特徴とする請求項6に記載のデータ処理装置。
  8. 前記記憶装置は、
    固有の識別情報および数値データのそれぞれを含む第1の種別のインスタンスと、算出に用いるインスタンスの識別情報のリスト、算出のための演算子のリスト、算出結果を記述できる第2の種別のインスタンスを記憶し、
    前記第2の種別のインスタンスで記述される識別情報のリストに、記述される演算子のリストを、順番に適用して算出を行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  9. 前記データシートの項目をデータベースのテーブル項目の候補とし、
    前記候補から選択した項目に対し、前記データシートのインスタンスの識別情報項目を自動的にプライマリキーとして設定し、
    前記選択した項目に対し、他のインスタンスへの参照用の外部参照型の項目を自動的に外部キーとして設定し、
    前記選択した項目に対しインデックスの項目を指定することで、前記データベースのテーブルを自動生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  10. 前記生成したデータベースのテーブルと、このデータベースのテーブルの元であるインスタンスデータシートとに同一の識別情報を付与し、
    インスタンスデータシートの個々のインスタンスデータと、データベースのテーブルの個々のデータレコードとに同一の識別情報を付与し、
    前記データシートにおけるインスタンスデータが更新された場合に、このインスタンスの識別情報と同じ識別情報が付与されるデータベースのテーブルのデータレコードを更新し、
    前記データベースのテーブルのデータレコードが更新された場合に、このデータレコードの識別情報と同じ識別情報が付与されるインスタンスデータシートのインスタンスデータを更新することを特徴とする請求項9に記載のデータ処理装置。
  11. 前記オントロジが定義するクラスは階層型の複数種類のクラスで構成され、
    階層クラス、且つまたはインスタンスの条件を指定し、指定した条件に従って、前記階層型のクラスが包含する各階層クラスのインスタンスを取得する取得部をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。
  12. 階層型のクラス、前記クラスのそれぞれが定義するプロパティを含み、前記クラスおよびプロパティが固有の識別情報およびバージョン情報の属性を含むオントロジを記憶する記憶装置を有するデータ処理装置に適用されるデータ処理方法であって、
    所定のクラスが定義して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティと前記所定のクラスの上位階層のクラスから継承して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティとを用いて、前記所定のクラスのインスタンスを入力するためのデータシートを作成することを特徴とするデータ処理方法。
  13. データ処理装置として動作するコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    階層型のクラス、前記クラスのそれぞれが定義するプロパティを含み、前記クラスおよびプロパティが固有の識別情報およびバージョン情報の属性を含むオントロジを記憶する記憶装置、および
    所定のクラスが定義して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティと前記所定のクラスの上位階層のクラスから継承して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティとを用いて、前記所定のクラスのインスタンスを入力するためのデータシートを作成するインスタンス作成部として機能させるためのデータ処理プログラム。
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