JP4936684B2 - 仕様再利用支援装置及び仕様再利用支援プログラム - Google Patents

仕様再利用支援装置及び仕様再利用支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ソフトウェア開発の成果物であるモデルデータの再利用を支援する仕様再利用支援装置及び仕様再利用支援プログラムに関する。
コンピュータ等の装置によって実現されるシステムや、コンピュータ上で稼働するソフトウェアを用いたシステム開発のライフサイクルにおいて、作成した成果物をデータベースに蓄積することがある。この場合、新たなシステム又はソフトウェアの開発においてデータベースに蓄積された内容を再利用することがある。又、成果物が再利用されるたびにログを記録し、このログに基づいて、成果物の再利用性を評価することもある。
例えば、成果物の再利用を支援するために、成果物を整理分類する技術がある(例えば、非特許文献1及び非特許文献2に記載)。
この非特許文献1に記載の技術は、ザックマンフレーム(Zachman Framework)と言われる考え方である。具体的には、非特許文献1に記載の技術において、システム開発の成果物を、時間軸と専門軸の2つの軸で示される平面において30個のセルを有するマトリックスを想定し、マトリックスの各セルにシステム開発の成果物を配置するものである。
又、非特許文献2に記載の技術は、システムやソフトウェアの基本的な設計であるアーキテクチャを記述する際の記述項目と考え方を標準化するためのものである。非特許文献2においては、アーキテクチャを示すにあたって、ビューポイント(Viewpoint)を設定することの重要性が示されている。例えば、アーキテクチャ記述書によって表現され、ビュー(View)によって組織化され、ビューはビューポイントで定めた記述形式に従うことが記載されている。
Zachman, J. A., A Framework for Information Systems Architecture. IBM Systems Journal, Vol. 26, No. 3, 1987 IEEE Std 1471--2000 IEEE Recommended Practice for Architectural Description of Software-Intensive Systems
しかし、上述した非特許文献1及び非特許文献2に記載の技術では、柔軟に成果物を再利用することは困難である。具体的には、非特許文献1に記載の技術では成果物を時間軸と専門軸の2つの軸についてのみ分類しているので、仕様と検証の視点、機能と非機能の視点、業務や業種の視点など他の視点への拡張は考慮されておらず、視点を追加するなどの柔軟性に対応されていない。又、非特許文献2に記載の技術では単にビューポイントやビューの定義に止まり、ビューポイントの記述方式やこれらを再利用するための仕組みについては明らかにされていない。
この様に、従来の技術では、再利用の観点にあたる様々な考え方や見方など、「視点」を管理する仕組みや基準がなかった。そのため再利用の「視点」に関するノウハウは、暗黙知となり有効な再利用が行えなかった。
一方、システムやソフトウェアの開発のライフサイクルで開発した成果物は、ライフサイクルの工程に沿って蓄積及び管理されることが一般的である。従って、開発が完了し、これらの成果物を再利用する場合には、工程別の観点でのみ再利用するだけではなく、様々な観点で成果物を抽出し、複数の成果物をグループ化した成果物を再利用することが求められている。
従って本発明の目的は、ソフトウェア開発の成果物であるモデルデータの柔軟な再利用を支援する仕様再利用支援装置及び仕様再利用支援プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、ソフトウェア開発の成果物であるモデル仕様データの再利用を支援する仕様再利用支援装置に関する。即ち本発明の第1の特徴に係る仕様再利用支援装置は、モデル仕様データを分類する指標の軸となるビューポイントの識別子に、ビューポイントにおける属性となるバリューが関連づけられたビューポイントデータを記憶装置に記憶するビューポイントデータ記憶部と、ユーザの入力装置からの指示に基づいてモデル仕様データのビューポイントの対応づけの登録が選択された場合、モデル仕様データを分類するビューポイントの識別子が入力されると、記憶装置からビューポイントデータ読み出し、入力された前記ビューポイントの識別子に関連づけられたバリューを出力装置に表示するとともに、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、モデル仕様データを分類するビューポイントのバリューが入力されると、モデル仕様データの識別子に、入力されたビューポイントの識別子と、入力されたバリューを関連づけてモデルデータとして記憶装置に記憶するモデル管理部を備える。
この様な本発明によれば、モデル仕様データにビューポイント及びバリューを付与し、ビューポイント及びバリューを検索条件とすることにより再利用可能なモデル仕様データを抽出することができる。
ここで、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、ビューポイント及びバリューを登録、編集又は削除するビューポイント管理部を更に備えることが好ましい。具体的にビューポイント管理部は、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、ビューポイントの登録が選択された場合、新たなビューポイントの識別子を採番してビューポイントデータに挿入して記憶装置に記憶し、ビューポイントの編集が選択された場合、記憶装置からビューポイントデータを読み出して、入力装置から入力された検索条件に合致するビューポイントを抽出して出力装置に表示し、ビューポイントの識別子の編集が選択され、ビューポイントの識別子と編集後のビューポイントの識別子が入力された場合、記憶装置からビューポイントデータを読み出して、入力されたビューポイントの識別子を編集後のビューポイントの識別子に更新して記憶装置に記憶し、ビューポイントの識別子の削除が選択され、ビューポイントの識別子が入力された場合、記憶装置からビューポイントデータを読み出して、入力されたビューポイントの識別子とビューポイントの識別子に対応づけられたバリューを削除して記憶装置に記憶し、ビューポイントへの新たなバリューの登録が選択され、新たなバリューが入力された場合、表示されたビューポイントの識別子と新たなバリューを対応づける対応識別子を採番し、対応識別子に、表示されたビューポイントの識別子と新たなバリューとを関連づけてビューポイントデータに挿入して記憶装置に記憶し、ビューポイントのバリューの編集が選択され、対応識別子と編集後のバリューが入力された場合、記憶装置からビューポイントデータを読み出して、入力された対応識別子に対応づけられた前記バリューを編集後のバリューに更新して記憶装置に記憶し、ビューポイントのバリューの削除が選択され、対応識別子が入力された場合、記憶装置からビューポイントデータを読み出して、入力された対応識別子に対応づけられたバリューを削除して記憶装置に記憶する。
この様な本発明によれば、任意のビューポイント及びバリューを設定し、モデル仕様データを柔軟に対応づけることができる。
更に、ビューポイントの組合せを識別する組合せ識別子に、ビューポイントとバリューの組合せが関連づけられたビューポイント組合せデータを記憶装置に記憶するビューポイント組合せデータ記憶部と、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、ビューポイントの組合せを登録、編集又は削除するビューポイント組合せ管理部を備えることが好ましい。具体的にビューポイント組合せ管理部は、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、ビューポイントの組合せの登録が選択された場合、記憶装置からビューポイントデータを読み出して、入力装置から入力された抽出条件に合致するビューポイント及びバリューの組合せを抽出し、新たな組合せ識別子を採番して、新たな組合せ識別子と、抽出されたビューポイントとバリューの組合せを関連づけてビューポイント組合せデータに挿入して記憶装置に記憶し、ビューポイントの組合せの編集が選択され、ビューポイントの組合せの識別子と編集後のビューポイントの組合せが入力された場合、記憶装置からビューポイント組合せデータを読み出して、入力されたビューポイントの組合せの識別子に関連づけられたビューポイントの組合せを、入力された編集後のビューポイントの組合せに更新して記憶装置に記憶し、ビューポイントの組合せの削除が選択され、ビューポイントの組合せの識別子が入力された場合、記憶装置からビューポイント組合せデータを読み出して、入力されたビューポイントの組合せの識別子と、入力されたビューポイントの組合せの識別子に関連づけられたビューポイントの組合せを削除して記憶装置に記憶する。
この様な本発明によれば、ユーザが抽出した条件をビューポイント組合せデータとして保存することにより、モデル仕様データを再利用したノウハウを、データ化して蓄積し、後の担当者に伝えることができる。
更に、複合化されたモデル仕様データを識別する複合化識別子に、ビューポイントとバリューの組合せが関連づけられたリストと、リストのビューポイント及びバリューに関連づけられたモデル仕様データの識別子とが関連づけられた複合モデルデータを記憶装置に記憶する複合モデルデータ記憶部と、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、リスト及び複合モデルデータを登録、編集又は削除するモデル複合部を備えることが好ましい。具体的にモデル複合部は、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、モデルの複合が選択され、ビューポイントの識別子及びバリューが入力された場合、記憶装置からモデルデータを読み出して、入力されたビューポイントの識別子及びバリューに関連づけられたモデル仕様データの識別子を抽出し、複合識別子を採番して、複合化されたモデル仕様データを識別する複合化識別子に、ビューポイントとバリューの組合せが関連づけられたリストと、リストのビューポイント及びバリューに関連づけられたモデル仕様データの識別子とが関連づけられた複合モデルデータを記憶装置に記憶し、モデルの複合の編集が選択され、複合化識別子と編集後のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューが入力された場合、記憶装置から複合モデルデータを読み出して、入力された複合化識別子のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューを、入力された編集後のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューに更新して記憶装置に記憶し、モデルの複合の削除が選択され、複合化識別子が入力された場合、記憶装置から複合モデルデータを読み出して、入力された複合化識別子と、複合化識別子に関連づけられたリスト、ビューポイントの識別子及びバリューを削除して記憶装置に記憶する。
この様な本発明によれば、ユーザが抽出したモデル仕様データをグループ化して保存することにより、モデル仕様データを再利用したノウハウを、データ化して蓄積し、後の担当者に伝えることができる。
又、モデル管理部は、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、モデル仕様データの編集が選択され、モデル仕様データの識別子と編集後のビューポイントの識別子及びバリューが入力された場合、記憶装置からモデルデータを読み出して、入力されたモデル仕様データの識別子に関連づけられたビューポイントの識別子及びバリューを、入力された編集後のビューポイントの識別子及びバリューに更新して記憶装置に記憶し、モデル仕様データの削除が選択され、モデル仕様データの識別子が入力されると、記憶装置からモデルデータを読み出して、入力されたモデル仕様データの識別子及びモデル仕様データの識別子に関連づけられたビューポイントの識別子及びバリューを削除して記憶装置に記憶することが好ましい。
これにより新たにビューポイント及びバリューが作成されても、モデル仕様データを対応づけ、再利用可能な資源として蓄積することができる。
本発明の第2の特徴は、ソフトウェア開発の成果物であるモデル仕様データの再利用を支援する仕様再利用支援プログラムに関する。即ち本発明の第2の特徴に係る仕様再利用支援プログラムは、コンピュータを、モデル仕様データを分類する指標の軸となるビューポイントの識別子に、ビューポイントにおける属性となるバリューが関連づけられたビューポイントデータを記憶装置に記憶するビューポイントデータ記憶手段と、ユーザの入力装置からの指示に基づいてモデル仕様データのビューポイントの対応づけの登録が選択された場合、モデル仕様データを分類するビューポイントの識別子が入力されると、記憶装置からビューポイントデータ読み出し、入力されたビューポイントの識別子に関連づけられたバリューを出力装置に表示するとともに、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、モデル仕様データを分類するビューポイントのバリューが入力されると、モデル仕様データの識別子に、入力されたビューポイントの識別子と、入力されたバリューを関連づけてモデルデータとして記憶装置に記憶するモデル管理手段として機能させる
本発明によれば、ソフトウェア開発の成果物であるモデルデータの柔軟な再利用を支援する仕様再利用支援装置及び仕様再利用支援プログラムを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
本発明の最良の実施の形態においてモデル仕様データは、システムやソフトウェア開発をする際に作成する成果物のことである。具体的にはモデル仕様データは、ユースケース、クラス、アーキテクチャ仕様、テストシナリオ、コンポーネント、フレームワーク、モジュールなどのあらゆる成果物のデータである。又、ビューポイントは、モデル仕様データを整理分類するための軸、観点、分類名などであって、具体的には、時間軸、専門軸、業種、業務などが挙げられる。ビューポイントのバリューは、ビューポイントのインスタンス(事例)である。ビューポイントが時間軸のバリューは、計画工程、分析工程、論理設計工程、物理設計工程、実装工程などが挙げられ、一方、ビューポイントが専門軸のバリューはデータ、機能、ネットワーク、人、時間、動機などが挙げられる。
(支援再利用支援装置)
図1に示す本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置1は、ソフトウェア開発の成果物であるモデル仕様データの再利用を支援する装置であって、中央処理制御装置10、記憶装置20、入力装置30及び出力装置40を備えている。図1には示さないが、仕様再利用支援装置1は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を更に備えている。仕様再利用支援装置1の各装置は、バスを介して接続されている。
中央処理制御装置10は、入力装置30からの入力信号に基づいてROMから仕様再利用支援装置1を起動するためのブートプログラムを読み出して実行し、更に記憶装置20に記憶されたオペレーティングシステムを読み出す。更に中央処理制御装置10は、入力装置30からの入力信号に基づいて、RAMや記憶装置20などに記憶されたプログラム及びデータを読み出してRAMにロードするとともに、RAMから読み出されたプログラムのコマンドに基づいて、データの計算又は加工など、後述する一連の処理を実現する処理装置である。
入力装置30は、操作者が各種の操作を入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスにより構成されており、操作者の操作に基づいて入力信号を作成し、バスを介して中央処理制御装置10に送信される。出力装置40は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどであり、中央処理制御装置10からバスを介して出力装置40において表示させる出力信号を受信し、例えば中央処理制御装置10の処理結果などを表示する装置である。
記憶装置20は半導体記憶装置や磁気ディスク装置であって、中央処理制御装置10で実行されるプログラムやデータが記憶されている。
本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置1の記憶装置20a及び20bには、仕様再利用支援プログラムが記憶されるとともに、図1に示すように、ビューポイントデータ21、ビューポイント組合せデータ22、モデルデータ23、複合モデルデータ24が記憶される。図1に示す図では、記憶装置20a及び20bに分けて各データが記憶される様に記載したが、一つの記憶装置に各データが記憶されても良い。
ビューポイントデータ21は、モデル仕様データを分類する指標の軸となるビューポイントの識別子に、ビューポイントにおける属性となるバリューが関連づけられたデータである。例えば、式1はビューポイントデータ21におけるビューポイントの1階述語論理による記述形式の一例で、式2はビューポイントとの対を示すバリューの記述形式の一例である。ビューポイントデータ21においては、式1で示される0個以上のビューポイントの要素と、一つのビューポイントについて式2で示される0個以上のバリューが含まれる。
viewpoint(VID, V)
VID:ビューポイントの識別子を表す変数
V:ビューポイントを示す変数
…(式1)
viewpoint_value(ID, VP, VL)
ID:ビューポイントとバリューの対に対する識別子を表す変数
VP:ビューポイントを表す変数
VL:ビューポイントのバリューを表す変数
…(式2)
具体的には、ビューポイントデータ21は、図2及び図3の様な変数を持つ。図2に示すように、ビューポイントデータ21は、抽象軸X1、専門軸X2…を有する。白抜きの三角形と直線によりビューポイントの抽象軸X1に関連づけられる長方形の記述がビューポイントに対応するバリューである。抽象軸X1のバリューは、スコープ、ビジネスモデル、システムモデル、技術モデル、詳細モデルのバリューを含む。一方専門軸X2は、データ、機能、ネットワーク、人、時間、動機のバリューを含む。又、図2で示されたビューポイントデータ21の構成は、図3の様にマトリックス形式で示されても良い。図3においては、ビューポイントデータ21は、抽象軸X1、専門軸、X2…、仕様と検証軸X4…などを含む。図3においては、識別子X1からX12までの12個の軸が定義され、そのそれぞれについて、ビューポイントを示すビューポイント名「抽象軸」、「専門軸」などのそれぞれの軸について、「スコープ」、「データ」などの当該ビューポイントに対するバリューが関連づけられている。
又、上記記述形式に基づくと、ビューポイントデータ21は式3で示される。
viewpoint_value(1, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘スコープ’),
viewpoint_value(2, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘ビジネスモデル’),
viewpoint_value(3, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘システムモデル’),
viewpoint_value(4, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘技術モデル’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’),
viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(7, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘機能How’),
viewpoint_value(8, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘ネットワークWhere’),
viewpoint_value(9, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘人Who’),
viewpoint_value(10, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘時間When’),
viewpoint_value(11, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘動機Why’),
viewpoint_value(12, viewpoint(c, ‘実体と仕様’), ‘実体’),
viewpoint_value(13, viewpoint(c, ‘実体と仕様’), ‘仕様’)
…(式3)
図2、図3及び式3で示したビューポイント及びバリューの例は、ザックマンフレームワークの抽象軸を参考にして記述されている。抽象軸には、抽象度の高いものから順に、スコープ、ビジネスモデル、システムモデル、技術モデル、詳細モデルの視点を備え、専門軸は5W1Hの視点を持つ。
上述した式3のID=1乃至5は、ザックマンフレームワークの抽象軸とこれに対するバリューを記述したもので、ID=6乃至11は、ザックマンフレームワークの専門軸とこれに対するバリューを記述したものである。又、システム開発の成果物には、ソースコードやコンポーネントなどの実体と、それらの設計仕様やテスト仕様といったドキュメントやモデルなどの仕様に分類することができる。ID=12及び13は、この「実体と仕様」のビューポイントに対して、バリューとして「実体」と「仕様」の2通りがあることを示している。
ビューポイント組合せデータ22は、ビューポイントデータへ登録したビューポイント及びビューポイントのバリューの任意の組合せの情報を蓄積したデータである。ビューポイントの組合せを識別する組合せ識別子に、ビューポイントとバリューの組合せが関連づけられている。ビューポイント組合せデータ22によって、整理分類されたモデル仕様データから一部のモデル仕様データを抽出して、新たな観点でグループ化することができる。例えば、時間軸の分析工程と、専門軸のデータと機能を組合せて、「データ機能の分析仕様」という新たな視点を定義することができる。式4はビューポイント組合せデータ22の1階述語論理による記述形式の一例である。ビューポイント組合せデータ22においては、式3で示される0個以上のビューポイントとバリューの対の組合せが含まれる。
c_viewpoint_value(ID, Name, VList)
ID:ビューポイントとバリューの対の
1個以上の組合せに対する識別子を表す変数
Name:ビューポイントとバリューの対の
1個以上の組合せに対する名称を表す変数
VList:ビューポイントとバリューの対を要素とするリストを表す変数
…(式4)
又、上記記述形式に基づくと、ビューポイント組合せデータ22は式5で示される。
c_viewpoint_value(1, ‘A社要求仕様’,
[viewpoint_value(2, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘ビジネスモデル’),
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’)
]),
c_viewpoint_value(2, ‘A社&B社要求仕様’,
[viewpoint_value(2, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘ビジネスモデル’),
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘B社’)
]),
c_viewpoint_value(3, ‘A社データモデル’,
[viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(2, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘ビジネスモデル’),
viewpoint_value(3, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘システムモデル’),
viewpoint_value(4, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘技術モデル’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’),
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’)
]),
c_viewpoint_value(4, ‘データモデル全体’,
[viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(2, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘ビジネスモデル’),
viewpoint_value(3, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘システムモデル’),
viewpoint_value(4, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘技術モデル’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’)
]),
c_viewpoint_value(5, ‘A社注文コンポーネント’,
[viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
…(式5)
式5において、ID=1は、ビューポイント「抽象軸」のバリュー「ビジネスモデル」、ビューポイント「顧客」をバリュー「A社」と組合せ、A社の要求仕様として定義した例である。ID=2 は、ビューポイント「抽象軸」のバリュー「ビジネスモデル」、ビューポイント「顧客」のバリュー「A社」及び「B社」を指定して、これらを組合せ、A社及びB社の要求仕様として定義した例である。ID=3 は、ビューポイント「顧客」のバリュー「A社」、ビューポイント「専門軸」のバリュー「データWhat」、ビューポイント「抽象軸」のバリュー「ビジネスモデル」、「システムモデル」、「技術モデル」、「詳細モデル」と組合せ、A社のデータモデルを定義した例である。ID=4 は、顧客を指定せず、その他はID=3 と同様の視点を組合せ、データモデル全体を定義した例である。ID=5 は、ビューポイント「顧客」をバリュー「A社」、ビューポイント「データWhat」をバリュー「注文」と指定し、A社注文コンポーネントを定義した例である。
モデルデータ23は、モデル仕様データの識別子と対応する任意のビューポイント及びビューポイントのバリューの対応情報を蓄積したデータである。モデルデータ23は、モデル仕様データの識別子に、入力されたビューポイントの識別子と、入力されたバリューを関連づけられている。ビューポイントやバリューなどの値に基づいてユーザがモデルデータ23を検索することにより、再利用するモデル仕様データを抽出することができる。式6はモデルデータ23の1階述語論理による記述形式の一例である。モデルデータ23においては、式6で示される0個以上のモデル仕様データの識別子とビューポイントとバリューの1個以上の対が関連づけられた要素が含まれる。
model(ID, Name, VList)
ID:モデル仕様データの識別子を表す変数
Name:モデル仕様データの名称を表す変数
VList:ビューポイントとバリューの対を要素とするリストを表す変数
…(式6)
又、上記記述形式に基づくと、モデルデータ23は式7で示される。
model(1, ‘A社概念データモデル’,
[viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(2, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘ビジネスモデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’)
])
model(2, ‘B社概念データモデル’,
[viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(2, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘ビジネスモデル’) ,
viewpoint_value(21, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘B社’)
])
model(3, ‘A社論理データモデル’,
[viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(3, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘システムモデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’)
])
model(4, ‘B社概念データモデル’,
[viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(3, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘システムモデル’) ,
viewpoint_value(21, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘B社’)
])
model(5, ‘A社物理データモデル’,
[viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(4, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘物理モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’)
])
model(6, ‘B社物理データモデル’,
[viewpoint_value(6, viewpoint(b, ‘専門軸’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(4, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘物理モデル’) ,
viewpoint_value(21, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘B社’)
])
model(7, ‘A社注文データ’,
[viewpoint_value(30, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
model(8, ‘A社注文登録’,
[viewpoint_value(31, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
model(9, ‘A社注文削除’,
[viewpoint_value(31, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
model(10, ‘A 社注文変更’,
[viewpoint_value(31, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
model(11, ‘A社注文参照’,
[viewpoint_value(31, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
model(12, ‘A 社注文ログ取得,
[viewpoint_value(50, viewpoint(h, ‘機能と非機能’), ‘非機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
model(13, ‘A 社注文データ暗号化’,
[viewpoint_value(50, viewpoint(h, ‘機能と非機能’), ‘非機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
model(14, ‘A 社注文データ復号’,
[viewpoint_value(50, viewpoint(h, ‘機能と非機能’), ‘非機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
])
…(式7)
式7において、ID=1 は、A社の概念データモデルへ、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=2 は、B社の概念データモデルへ、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=3 は、A社の論理データモデルへ、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=4 は、B社の論理データモデルへ、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=5 は、A社の物理データモデルへ、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=6 は、A社の物理データモデルへ、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=7 は、A社の注文に関するデータへ、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=8 は、A社の注文登録に関する機能に、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=9 は、A社の注文削除に関する機能に、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=10 は、A社の注文変更に関する機能に、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=11 は、A社の注文参照に関する機能に、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=12 は、A社の注文ログ取得に関する非機能に、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=13 は、A社の注文データ暗号化に関する非機能に、ビューポイント とバリュー を定義した例である。ID=14 は、A社の注文データ複合に関する非機能に、ビューポイント とバリュー を定義した例である。
複合モデルデータ24は、モデル仕様データについて、ユーザから指定されたビューポイント及びバリューの条件から、条件にマッチしたモデルを合成した情報が蓄積されたデータである。複合モデルデータ24は、複合化されたモデル仕様データを識別する複合化識別子に、ビューポイントとバリューの組合せが関連づけられたリストと、リストのビューポイント及びバリューに関連づけられたモデル仕様データの識別子とが関連づけられている。複合モデルデータ24から、指定されたビューポイント及びバリューの観点に対応するモデルの集合が抽出される。式8は複合モデルデータ24の1階述語論理による記述形式の一例である。複合モデルデータ24においては、式8で示される0個以上の複合化されたモデル仕様データの識別子及び名称、ビューポイントと値の対を要素とするリストを表す変数、モデル仕様データの識別子を要素とするリストを表す変数が関連づけられた要素が含まれる。
c_model(ID, Name, VList, MList)
ID:複合化されたモデル仕様データの識別子を表す変数
Name:複合化されたモデル仕様データの名称を表す変数
VList:ビューポイントとバリューの対を要素とするリストを表す変数
MList:モデル仕様データの識別子を要素とするリストを表す変数
…(式8)
又、上記記述形式に基づくと、複合モデルデータ24は式9で示される。式9は、「A社」及び「注文」のオブジェクトに関するモデルを複合し、A社注文コンポーネントというモデル名で登録した例を示す。
c_model(1, A社注文コンポーネント,
[viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)],
[model(7, ‘A社注文データ’,
[viewpoint_value(30, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘データWhat’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
]),
model(8, ‘A社注文登録’,
[viewpoint_value(31, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
]),
model(9, ‘A社注文削除’,
[viewpoint_value(31, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
]),
model(10, ‘A 社注文変更’,
[viewpoint_value(31, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
]),
model(11, ‘A社注文参照’,
[viewpoint_value(31, viewpoint(g, ‘データと機能’), ‘機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
]),
model(12, ‘A 社注文ログ取得,
[viewpoint_value(50, viewpoint(h, ‘機能と非機能’),‘非機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’), ‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’), ‘注文’)
]),
model(13, ‘A社注文データ暗号化’,
[viewpoint_value(50, viewpoint(h, ‘機能と非機能’),‘非機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’),‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’),‘注文’)
]),
model(14, ‘A社注文データ復号’,
[viewpoint_value(50, viewpoint(h, ‘機能と非機能’),‘非機能’),
viewpoint_value(5, viewpoint(a, ‘抽象軸’),‘詳細モデル’) ,
viewpoint_value(20, viewpoint(l, ‘顧客’), ‘A社’),
viewpoint_value(30, viewpoint(i, ‘オブジェクト’),‘注文’)
])]
…(式9)
仕様再利用支援プログラムが仕様再利用支援装置1の中央処理制御装置10に読み込まれOSとともに実行されることによって、図1に示すように、入力制御部11、出力制御部12、制御部13、ビューポイント管理部14、ビューポイント組合せ管理部15、モデル管理部16及びモデル複合部17が仕様再利用支援装置1に実装される。
入力制御部11は、ユーザによる入力装置30の操作により取得された入力情報を制御部13に入力する。出力制御部12は、制御部13から出力された出力情報を出力装置40に表示し、ユーザに閲覧させる。
制御部13は、入力制御部、ビューポイント管理部14、ビューポイント組合せ管理部15、モデル管理部16及びモデル複合部17からの入力情報を受け取り、入力情報に含まれるステータスに応じてビューポイント管理部14、ビューポイント組合せ管理部15、モデル管理部16及びモデル複合部17に情報を入力する。又、制御部13は、ビューポイント管理部14、ビューポイント組合せ管理部15、モデル管理部16及びモデル複合部17のいずれかで生成された出力情報を受け取り、出力制御部12に入力する。
ビューポイント管理部14は、入力装置30及び入力制御部11及び制御部13を介して入力されたユーザからの入力指示に基づいて、ビューポイント及びバリューを登録、編集又は削除する。具体的には、ビューポイントの登録が選択された場合、ビューポイント管理部14は、新たなビューポイントの識別子を採番してビューポイントデータ21に挿入して記憶装置20bに記憶する。ビューポイントの編集が選択された場合、ビューポイント管理部14は、記憶装置20aからビューポイントデータ21を読み出して、入力装置30から入力された検索条件に合致するビューポイントを抽出して出力装置40に表示する。ビューポイントの識別子の編集が選択され、ビューポイントの識別子と編集後のビューポイントの識別子が入力された場合、ビューポイント管理部14は、記憶装置20aからビューポイントデータ21を読み出して、入力されたビューポイントの識別子を変更後のビューポイントの識別子に更新して記憶装置20aに記憶する。ビューポイントの識別子の削除が選択され、ビューポイントの識別子が入力された場合、ビューポイント管理部14は、記憶装置20aからビューポイントデータ21を読み出して、入力されたビューポイントの識別子とビューポイントの識別子に対応づけられたバリューを削除して記憶装置20aに記憶する。ビューポイントへの新たなバリューの登録が選択され、新たなバリューが入力された場合、ビューポイント管理部14は、表示されたビューポイントの識別子と新たなバリューを対応づける対応識別子を採番し、対応識別子に、所定のビューポイントの識別子と新たなバリューとを関連づけてビューポイントデータ21に挿入して記憶装置20aに記憶する。ビューポイントのバリューの編集が選択され、対応識別子と編集後のバリューが入力された場合、ビューポイント管理部14は、記憶装置20aからビューポイントデータ21を読み出して、入力された対応識別子に対応づけられたバリューを変更後のバリューに更新して記憶装置に記憶する。ビューポイントのバリューの削除が選択され、対応識別子が入力された場合、ビューポイント管理部14は、記憶装置20aからビューポイントデータ21を読み出して、入力された対応識別子に対応づけられたバリューを削除して記憶装置20aに記憶する。
ビューポイント組合せ管理部15は、入力装置30及び入力制御部11及び制御部13を介して入力されたユーザからの入力指示に基づいて、ビューポイントの組合せを登録、編集又は削除する。具体的には、ビューポイントの組合せの登録が選択された場合、ビューポイント組合せ管理部15は、記憶装置20bからビューポイントデータ21を読み出して、入力装置30から入力された抽出条件に合致するビューポイント及びバリューの組合せを抽出し、新たな組合せ識別子を採番して、新たな組合せ識別子と、抽出されたビューポイントとバリューの組合せを関連づけてビューポイント組合せデータ22に挿入して記憶装置20aに記憶する。ビューポイントの組合せの編集が選択され、ビューポイントの組合せの識別子と編集後のビューポイントの組合せが入力された場合、ビューポイント組合せ管理部15は、記憶装置20aからビューポイント組合せデータ22を読み出して、入力されたビューポイントの組合せの識別子に関連づけられたビューポイントの組合せを、入力された編集後のビューポイントの組合せに更新して記憶装置20aに記憶する。ビューポイントの組合せの削除が選択され、ビューポイントの組合せの識別子が入力された場合、ビューポイント組合せ管理部15は、記憶装置20aからビューポイント組合せデータ22を読み出して、入力されたビューポイントの組合せの識別子と、入力されたビューポイントの組合せの識別子に関連づけられたビューポイントの組合せを削除して記憶装置20aに記憶する。
モデル管理部16は、入力装置30及び入力制御部11及び制御部13を介して入力されたユーザの入力装置30からの指示に基づいてモデル仕様データのビューポイントの対応づけの登録が選択された場合、モデル仕様データを分類するビューポイントの識別子が入力されると、モデル管理部16は、記憶装置からビューポイントデータ読み出し、入力されたビューポイントの識別子に関連づけられたバリューを出力装置に表示するとともに、ユーザの入力装置からの指示に基づいて、モデル仕様データを分類するビューポイントのバリューが入力されると、モデル仕様データの識別子に、入力されたビューポイントの識別子と、入力されたバリューを関連づけてモデルデータ23として記憶装置20bに記憶する。モデル仕様データの編集が選択され、モデル仕様データの識別子と編集後のビューポイントの識別子及びバリューが入力された場合、モデル管理部16は、記憶装置からモデルデータ23を読み出して、入力されたモデル仕様データの識別子に関連づけられたビューポイントの識別子及びバリューを、入力された編集後のビューポイントの識別子及びバリューに更新して記憶装置20bに記憶する。モデル仕様データの削除が選択され、モデル仕様データの識別子が入力されると、記憶装置20bからモデルデータ23を読み出して、入力されたモデル仕様データの識別子及びモデル仕様データの識別子に関連づけられたビューポイントの識別子及びバリューを削除して記憶装置20bに記憶する。
モデル複合部17は、入力装置30及び入力制御部11及び制御部13を介して入力されたユーザからの入力指示に基づいて、リスト及び複合モデルデータを登録、編集又は削除する。具体的には、モデルの複合が選択され、ビューポイントの識別子及びバリューが入力されると、モデル複合部17は、記憶装置からモデルデータを読み出して、入力されたビューポイントの識別子及びバリューに関連づけられたモデル仕様データの識別子を抽出し、複合か識別子を採番して、複合化されたモデル仕様データを識別する複合化識別子に、ビューポイントとバリューの組合せが関連づけられたリストと、リストのビューポイント及びバリューに関連づけられたモデル仕様データの識別子とが関連づけられた複合モデルデータを記憶装置に記憶する。モデルの複合の編集が選択され、複合化識別子と編集後のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューが入力された場合、モデル複合部17は、記憶装置20bから複合モデルデータ24を読み出して、入力された複合化識別子のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューを、入力された編集後のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューに更新して記憶装置20bに記憶する。モデルの複合の削除が選択され、複合化識別子が入力された場合、記憶装置20bから複合モデルデータ24を読み出して、入力された複合化識別子と、複合化識別子に関連づけられたリスト、ビューポイントの識別子及びバリューを削除して記憶装置20bに記憶する。
ここで図4乃至図7を参照して、本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置1によって扱われるモデル仕様データとビューポイント及びバリューの関係についてUMLを用いて説明する。図4乃至図10において、白抜きの四角はモデル仕様データを、濃いハッチングが施された四角はビューポイントを、薄いハッチングが施された四角はビューポイントのバリューを示している。
図4は、データモデルのモデル仕様データにおけるモデル定義の例である。図4は、モデルと、モデルを継承するデータモデルと、データモデルを継承する概念データモデル、論理データモデル及び物理データモデルを備える。概念データモデルはコンポーネントとしてA社概念データモデル及びB社概念データモデルを備える。論理データモデルはコンポーネントとしてA社論理データモデル及びB社論理データモデルを備える。物理データモデルはコンポーネントとしてA社物理データモデル及びB社物理データモデルを備える。本発明では、この様にモデルは予め外部データベースに設定されているものとし、この様にデータの定義方法と蓄積方法は本発明の範囲外であるとする。
図5は、図4に示したモデルにビューポイント及びバリューを設定した結果を示している。データモデルは、ビューポイント「仕様と検証」についてバリュー「仕様」が、ビューポイント「専門軸」についてバリュー「データWhat」が関連づけられている。又、概念データモデルは「抽象軸」についてバリュー「ビジネスモデル」が関連づけられ、論理データモデルは「抽象軸」についてバリュー「システムモデル」が関連づけられ、物理データモデルは「抽象軸」についてバリュー「技術モデル」が関連づけられている。
図6は、データテストモデルのモデル仕様データにおけるモデルにビューポイント及びバリューを設定した結果を示している。データモデルに関するビューポイント及びバリューを設定した図5と比べて、データテストモデルのビューポイント「仕様と検証」についてバリュー「検証仕様」が関連づけられている点が異なる。
図7は、A社の注文システムに関するモデル構成とビューポイントのバリューを関連づけた図である。A社の注文システムのモデルは、データモデルと機能モデルと非機能モデルを備える。データモデルはデータ実体を含み、このデータ実体はビューポイント「専門軸」の「データWhat」に関連づけられている。A社注文データはデータ実体のコンポーネントであるとともに、ビューポイント「顧客」のバリュー「A社」に関連づけられ、ビューポイント「データWhat」のバリュー「注文」に関連づけられている。
図4乃至図7に示したように、システム開発の成果物であるモデル仕様データは、それぞれビューポイント及びバリューが関連づけられる。一つのモデル仕様データ及びビューポイントに関連づけられるバリューは一つであるが、一つのモデル仕様データに複数のビューポイント及びバリューの対が関連づけられても良い。又、一つのモデル仕様データについて全てのビューポイントについてバリューが関連づけられる必要はない。
図8乃至図10は、複合モデルを説明する図である。
図8は(a)は、A社の要求仕様をグループ化し、A社に関する要求仕様としてモデルを複合した例である。この場合、図8(a)に示されるA社要求仕様のグループには、ビューポイント「顧客」のバリュー「A社」及びビューポイント「仕様と検証」の「仕様」を検索条件として抽出されたモデル仕様データの識別子が含まれる。一方、図8(b)は、A社及びB社の各種のモデルをグループ化し、要求仕様の参照モデルとしてモデルを複合した例である。この場合、図8(b)に示される要求仕様のグループには、ビューポイント「顧客」のバリュー「A社」と「B社」及びビューポイント「仕様と検証」の「仕様」を検索条件として抽出されたモデル仕様データの識別子が含まれる。
図9(a)は、A社のデータに関するモデルをグループ化し、A社データモデルとしてモデルを複合した例である。この場合、図9(a)に示されるA社データモデルのグループには、ビューポイント「顧客」のバリュー「A社」及びビューポイント「専門軸」の「データWhat」を検索条件として抽出されたモデル仕様データの識別子が含まれる。一方、図9(b)は、A社及びB社のデータモデルをグループ化し、データに関する参照モデルとしてモデルを複合した例を示す。この場合、図9(b)に示されるデータモデルのグループには、ビューポイント「顧客」のバリュー「A社」と「B社」及びビューポイント「仕様と検証」のバリュー「仕様」を検索条件として抽出されたモデル仕様データの識別子が含まれる。
図10(a)は、図7に示したモデルデータについて、A社注文コンポーネントとして、A社注文データ、A社注文登録、A社注文削除、A社注文変更、A社注文参照、A社注文ログ取得、A社注文データ暗号化、A社注文データ複合のデータ及び機能の仕様の集合がグループ化されて整理された結果を示している。一方、図10(b)は、A社とB社の注文コンポーネントとして、図10(a)に示したA社の注文コンポーネントの他に、B社注文データ、B社注文登録、B社注文論理削除、B社注文変更、B社注文参照、B社注文ログ取得、B社メール送信、B社エラーメッセージなどのデータ及び機能の仕様の集合がグループ化され、注文コンポーネントに関する参照モデルとして定義した結果である。
(支援再利用支援プログラム)
次に図11乃至図22を参照して、本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援プログラムについて説明する。
図11は、仕様再利用支援プログラムの概要を説明している。まず、ステップS1において、入力制御部11から、入力装置30においてユーザにより入力されたユーザ情報が制御部13に送信され、ステップS2及びステップS3において、入力されたユーザ情報に基づいて、処理が振り分けられる。具体的には、ビューポイント管理部14によるステップS4のビューポイントのバリューの登録、編集又は削除、ビューポイント組合せ管理部15によるステップS5のビューポイントの組合せの登録、編集又は削除、モデル管理部16によるステップS6のモデルへのビューポイントとバリューの対応づけ登録、編集又は削除、モデル複合部17によるステップS7のモデルの複合、編集又は削除のいずれかの処理が行われる。各処理については、図12乃至図22を参照して後述する。
ステップS4乃至ステップS7のいずれかの処理が完了すると、ステップS8において制御部13によって処理の結果が取得され、ステップS9において、ユーザが閲覧する出力装置40に出力するために、出力制御部12へ情報を送信し、処理を終了する。
図12乃至図14は、ビューポイント管理部14による処理のフローチャートである。まずステップS101において、出力装置40にメニューが表示させる。このメニューには、「ビューポイントの登録」、「ビューポイントの編集」又は「終了」のいずれかが含まれている。ステップS102において、入力装置30からメニューが選択されると、次の処理に進む。
ステップS102において「終了」がクリックされたと判定されると処理を終了する。
ステップS102において「ビューポイントの登録」がクリックされたと判定されると、ステップS103において、新たに登録するビューポイントの名称が入力装置30から入力れビューポイント管理部14によって取得される。ステップS104においてビューポイントの識別子が発行されると、ステップS105においてビューポイントデータへ21ビューポイントの識別子及びビューポイントの名称が登録される。ステップS106において、ユーザからの入力指示によりビューポイントの登録を繰り返すと判定された場合はステップS103に戻り、登録を終了する場合はステップS107に進む。ステップS107においては、ユーザからの入力指示によりバリューを登録しない場合はステップS101に戻り、バリューを登録する場合はステップS131に進む。
一方ステップS102において「ビューポイントの編集」がクリックされたと判定されると、ステップS108において、ユーザの入力指示により編集するビューポイントの検索条件が入力される、検索条件が入力されると、ステップS109において記憶装置20aに記憶されたビューポイントデータ21を読み出し、入力された検索条件に適合するビューポイントを抽出し、ステップS110において出力装置40に結果を出力する。ステップS111において、ユーザからの入力指示により更に検索を繰り返す場合はステップS108に戻り、検索を終了し編集を実行する場合はステップS112に進む。ステップS112において、ユーザからの入力指示によりメニューを表示する場合はステップS101に戻る。一方ステップS112において、ユーザからの入力指示によりバリューを編集する場合はステップS131に進む。
ステップS107においてバリューの登録が選択された場合又はステップS112においてバリューの編集が選択された場合、ステップS131において、バリューの登録、編集又は削除の処理に振り分けられる。バリューの登録の場合、ステップS132においてユーザの入力指示により入力されたバリューの情報を取得し、ステップS133においてビューポイントとバリューの対のIDを発行し、ステップS134においてステップS133で発行されたIDにビューポイントとステップS132において入力されたバリューを関連づけてビューポイントデータ21に登録する。ステップS131においてバリューの削除が選択された場合、ステップS135において、選択されたバリューをビューポイントデータ21から削除して、記憶装置20aに記憶する。ステップS131においてバリューの編集が選択された場合、ステップS136においてユーザの入力指示により編集されたバリューを取得し、ステップS137において編集されたバリューをビューポイントデータ21へ登録する。
ステップS112においてビューポイントの編集が選択された場合、ステップS161において、ビューポイントの編集又は削除のいずれか一つの処理に振り分けられる。ユーザの入力指示によりビューポイントを編集する場合、ステップS162において編集後のビューポイントの情報を取得し、ステップS163において編集後のビューポイントをビューポイントデータ21に登録する。一方、ユーザの入力指示によりビューポイントを削除する場合、ステップS164において削除するビューポイントの情報をビューポイントデータ21から削除する。ステップS165において続けて編集する場合、ステップS110に戻り対象となるビューポイントデータを出力装置40に表示する。一方ステップS165において編集を継続しない場合、ステップS101において出力装置40にメニューを表示する。
図15及び図16は、ビューポイント組合せ管理部15による処理のフローチャートである。まずステップS201において、出力装置40にメニューを表示させる。このメニューには、「ビューポイントの組合せ登録」、「ビューポイントの組合せ編集」又は「終了」のいずれかが含まれている。ステップS202において、入力装置30からメニューが選択されると、次の処理に進む。
ステップS202において「終了」がクリックされたと判定されると処理を終了する。
ステップS202において「ビューポイントの組合せ登録」がクリックされたと判定されると、ステップS203において、出力装置40にビューポイントとバリューの一覧を表示する。更に、ユーザによる入力指示によりステップS204において組合せの対象となるビューポイントを、ステップS205において組合せの対象となるビューポイントのバリューが選択され、選択された情報がビューポイント組合せ管理部15に入力される。ステップS206において、ステップS204において選択されたビューポイントについて更にバリューを選択する場合はステップS205に戻り、バリューの選択を終了する場合はステップS207に進む。ステップS207において、ステップS204において選択されたビューポイント以外のビューポイントを選択する場合はステップS204に戻り、ビューポイントの選択を終了する場合はステップS208に進む。
次に、ステップS208において、ステップS204及びステップS205において選択されたビューポイント及びビューポイントのバリューの組合せ情報が入力されると、ステップS209においてこの組合せを識別するIDを発行する。ステップS210において、ステップS209において発行されたIDとステップS208において取得されたビューポイント組合せ情報とを関連づけてビューポイント組合せデータ22に登録する。更にビューポイントの組合せを登録する場合、ステップS203に戻り、ビューポイントの組合せ登録を終了する場合、ステップS201に戻りメニューが表示される。
一方、ステップS202において「ビューポイントの組合せ編集」がクリックされたと判定されると、ステップS212において、ユーザの入力指示により編集するビューポイントの組合せの検索条件が入力されると、ステップS213において、記憶装置20aに記憶されたビューポイント組合せデータ22を読み出し、入力された検索条件に適合するビューポイントの組合せを抽出し、ステップS214において、出力装置40に結果を表示する。ステップS215において、ユーザからの入力指示により更に検索を繰り返す場合はステップS212に戻り、検索を終了し編集を実行する場合はステップS251に進み、ユーザからの入力指示によりメニューを表示する場合はステップS201に戻る。
ステップS215においてビューポイントの組合せの編集が選択された場合、ステップS251においてビューポイントの組合せの編集又は削除の処理に振り分けられる。ビューポイントの組合せの編集が選択された場合、ステップS252において、ユーザの入力指示により入力された編集後のビューポイントの組合せの情報を取得し、ステップS253において、編集後のビューポイントの組合せをビューポイント組合せデータ22に登録し記憶装置20aに記憶する。一方ステップS251においてビューポイントの組合せの削除が選択された場合、ステップS254において、ユーザの入力指示により選択されたビューポイントの組合せが削除されたビューポイント組合せデータ22を記憶装置20aに記憶する。ステップS255において続けて編集する場合、ステップS214に戻り対象となるビューポイントの組合せデータを出力装置40に表示する。一方ステップS255において編集を継続しない場合、ステップS201において出力装置40にメニューを表示する。
図17及び図18は、モデル管理部16による処理のフローチャートである。まずステップS301において、出力装置40にメニューが表示させる。このメニューには、モデルの「登録」、「編集」又は「終了」のいずれかが含まれている。ステップS302において、入力装置30からメニューが選択されると、次の処理に進む。
ステップS302において「終了」がクリックされたと判定されると処理を終了する。
ステップS302においてモデルの「登録」がクリックされたと判定されると、ステップS303において、出力装置40にモデルの一覧を表示する。更に、ユーザの入力指示によりステップS304において登録の対象となるモデルが選択される。更にステップS305においてビューポイントデータ21から登録の対象となるビューポイントが選択され、更にステップS306において選択したビューポイントに紐づくバリューが選択され、選択された情報がモデル管理部16に入力される。ステップS307において、ステップS306において選択されたバリュー以外にも選択する場合はステップS306に戻り、バリューの選択を終了する場合はステップS308に進む。ステップS308において、ステップS305において選択されたビューポイント以外にも選択する場合はステップS305に戻り、ビューポイントの選択を終了する場合はステップS309に進む。
次に、ステップS309において、ステップS304、ステップS305及びステップS306において選択された情報を対応づけるIDを発行する。ステップS310において、ステップS309において発行されたIDとステップS304において選択されたモデル、ステップS305において選択されたビューポイント、ステップS306において選択されたビューポイントのバリューを関連づけてモデルデータ23に登録する。更にモデルを登録する場合、ステップS303に戻り、モデルの登録を終了する場合、ステップS301に戻りメニューが表示される。
一方、ステップS302においてモデルの「編集」がクリックされたと判定されると、ステップS312において、ユーザの入力指示により編集するモデルとビューポイントとバリューの対応づけの検索条件が入力されると、ステップS313において、記憶装置20bに記憶されたモデルデータ23を読み出し、入力された検索条件に適合するモデルデータを抽出し、ステップS314において、出力装置40に結果を表示する。ステップS315において、ユーザからの入力指示により更に検索を繰り返す場合はステップS312に戻り、検索を終了し編集を実行する場合はステップS351に進み、ユーザからの入力指示によりメニューを表示する場合はステップS301に戻る。
ステップS315においてモデルデータの編集が選択された場合、ステップS351においてモデルデータの編集又は削除の処理に振り分けられる。モデルデータの編集が選択された場合、ステップS352において、ユーザの入力指示により入力されたビューポイントとバリューが対応づけられた編集後のモデルの情報を取得し、ステップS353において、編集後の情報をモデルデータ23に登録し記憶装置20bに記憶する。一方ステップS351において削除が選択された場合、ステップS254において、ユーザの入力指示によりビューポイントとバリューが対応づけられたモデル情報が削除されたモデルデータ23を記憶装置20bに記憶する。ステップS355において続けて編集する場合、ステップS314に戻り対象となるモデルデータを出力装置40に表示する。一方ステップS355において編集を継続しない場合、ステップS301において出力装置40にメニューを表示する。
図19乃至図22は、モデル複合部17による処理のフローチャートである。まずステップS401において、出力装置40にメニューを表示させる。このメニューには、モデルの「複合」、「編集」又は「終了」のいずれかが含まれている。ステップS402において、入力装置30からメニューが選択されると次の処理に進む。
ステップS402において「終了」がクリックされたと判定されると処理を終了する。
ステップS402においてモデルの「複合」がクリックされたと判定されると、ステップS421において、記憶装置20bからモデルデータ23を読み出して出力装置40にモデルの一覧を表示する。ステップS422において、ユーザの入力指示によって選択された複合するモデルの範囲が入力され、モデルの範囲をモデルメモリへ登録する。
次にステップS423において、ユーザの入力指示により選択された複合モデルを作成する視点となるビューポイントとビューポイントを取得する。更にステップS424においてビューポイントの組合せを選択するか否かが判定される。
ステップS424において任意のビューポイントの組合せを選択する場合、ステップS425において、出力装置40にビューポイントとバリューの一覧が表示される。ユーザからの入力指示によりステップS426においてビューポイントが選択され、ステップS428においてステップS426において選択されたビューポイントのバリューを選択させる。ステップS427において選択されたバリュー以外にもバリューを選択する場合、ステップS428においてステップS427に戻る。一方バリューの選択を終了する場合、ステップS429に進み、ステップS426において選択されたビューポイント以外にもビューポイントを選択する場合、ステップS426に戻る。一方ビューポイントの選択を終了する場合、ステップS430に進み、ステップS426及びステップS427で選択されたビューポイントの組合せをビューポイント組合せメモリに登録する。更にステップS431においてユーザからの入力指示によりビューポイントの組合せを登録すると判定された場合はステップS425に戻る。一方、ビューポイントの組合せの選択を終了する場合はステップS423に戻る。
ステップS424において予め登録されているビューポイントとバリューの組合せが選択された場合、ステップS432において、ユーザの入力指示により複合モデルを作成するビューポイントの組合せの検索条件が入力される。ステップS433において、記憶装置20aからビューポイント組合せデータ22を読み出して、入力された検索条件に合致するビューポイントの組合せを検索し、ステップS434において検索結果を出力装置40に表示する。ステップS435においてユーザからの入力指示によりビューポイントの組合せが選択されると、ステップS436においてビューポイントの組合せがビューポイント組合せメモリに登録される。更にステップS437においてユーザからの入力指示によりビューポイントの組合せを登録すると判定された場合はステップS425に戻る。一方、ビューポイントの組合せの選択を終了する場合はステップS423に戻る。
ステップS424においてビューポイントの組合せの選択が終了すると、ステップS451に進みモデルが抽出される。
ステップS451において、ステップS430又はステップS436において登録されたメモリからビューポイントの組合せを読み出し、処理されていないビューポイントの組合せのうちの一つが取得される。更に、ステップS452においてモデルメモリ上に登録されたメモリを読み出し、処理されていないモデルについて対応しているビューポイント及びバリューが取得される。
次にステップS453において、ステップS453において取得されたモデルに対応するビューポイント及びバリューが、ステップS451で取得されたビューポイント組合せメモリ上のビューポイントとバリューが一致するか否かが判定される。一致しない場合、ステップS456に進む。一致する場合、ステップS454において当該複合モデルが複合モデルメモリ上に登録されているかが判定される。登録されている場合はステップS456に進む。登録されていない場合はステップS455において当該モデルを複合モデル上に登録し、ステップS456に進む。
ステップS456においてモデルメモリ上の全てのモデルについて、ステップS453乃至ステップS455の処理がなされたが判定される。処理がなされていない場合はステップS452に戻り他のモデルについても同様に処理する。一方、モデルメモリ上の全てのモデルについて処理された場合、ステップS451に戻り、ビューポイント組合せメモリ上の全ての組合せについてステップS452乃至ステップS456の処理がなされたかが判定される。処理がなされていない場合はステップS41に戻り他のビューポイント組合せについても同様に処理する。一方、ビューポイントの組合せメモリ上の全てのビューポイントの組合せについて処理された場合、ステップS471に進む。
ステップS471において、ステップS455で登録された複合モデルメモリに登録されたモデルを取得し、ステップS472においてビューポイント組合せメモリ上に登録されたビューポイント及びバリューを取得する。ステップS473においてユーザの入力指示により複合モデルの情報が入力されると、ステップS474において複合モデルへのIDが発行される。更に、ステップS475において、複合モデルIDにステップS471乃至ステップS473で取得した情報を関連づけて複合モデルデータ24に登録する。ユーザの入力指示により処理を終了するか否かが判定され、処理を継続する場合はステップS421に進みモデルの一覧を表示する。一方、処理を終了する場合はモデルの複合の処理を終了する。
次に図23乃至図27を参照して、ビューポイント管理部14によってビューポイントデータ21に新たなビューポイントを登録する画面を説明する。
新たなビューポイントを登録する場合、図23に示すビューポイント設定画面P301が出力装置40に表示される。ここで検索ボタンB301がクリックされると、図24に示すビューポイント設定画面P302が表示される。ビューポイント設定画面P302においては、モデル表示部301にモデルのクラス図が表示される。図24に示したモデル表示部301には、A社概念データモデル表示部304を備え、ここにA社概念データモデルが表示される。ユーザによる入力装置30からの指示によりA社概念データモデル表示部304が表示されているときに、図25に示すビューポイント設定画面P303において選択ボタンB302がクリックされると、対象モデル表示部302に選択されていたモデルが表示される。ビューポイント設定画面P303のビューポイント及びバリュー選択部303には、ビューポイントが一覧表示されている。更に、ビューポイント及びバリュー選択部303において登録するビューポイントのバリューが選択されると、図26に示すようなビューポイント設定画面P304が表示される。ビューポイント設定画面P304においては、ビューポイント「抽象軸」に関連づけられたバリュー「スコープ」、「ビジネスモデル」、「システムモデル」、「技術モデル」、「詳細モデル」が一覧できるバリュー候補表示部305が表示される。ユーザの入力装置30からの指示によりバリュー候補からバリューが選択され、対象モデル表示部302に表示されたモデルに関連づけるビューポイント及びバリューが選択されると、図27に示すビューポイント設定画面P305が表示される。ビューポイント設定画面P305において、バリュー表示部306にはユーザによって選択されたバリューが表示されている。登録ボタンB303がクリックされると、ビューポイント管理部14は、対象モデル表示部302に表示されたモデル仕様データ「A社概念データモデル」について、ビューポイント「抽象軸」及び「スコープ」を関連づけてビューポイントデータ21に登録する。
ここではビューポイント管理部14による新たなビューポイントの登録について説明したが、その他の処理についても同様の画面が表示される。
上述した様に本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置1は、再利用の観点となるものをビューポイント及びビューポイントのバリューに分けて、再利用の視点そのものをデータとして蓄積管理する。更に、予め設定されたビューポイント及びビューポイントのバリューをモデル仕様データに対して付与することにより、モデル仕様データの再利用を可能とする。又、ビューポイントの組合せの視点も導入し、ビューポイント及びバリューの集合に対しても新たな視点を定義し、データとして蓄積管理することにより、モデル仕様データの再利用を可能とする。この様に、モデル仕様データの再利用を行うユーザは、ビューポイント、ビューポイントのバリューの集合、又はビューポイントの組合せを指定することにより、所望する成果物の集合を抽出することができる。
又、抽出された成果物は、抽出の条件となったビューポイントとビューポイントのバリューの組合せでデータベースに蓄積することができる。この様に再利用の視点と再利用のために取り出した成果物の集合が蓄積され、再利用のノウハウそのものを可視化することができる。
この様に本発明によれば、再利用を行う際の考え方、観点などのノウハウを、ビューポイントとバリュー、ビューポイントとバリューの組合せという形式で登録管理することで、これらのノウハウも再利用することができる。又、既に蓄積されている成果物に対して、開発が完了した時点でも新たに分類や考え方の視点を追加することができる。又既に蓄積された成果物を新たな視点で複合化し、新たな成果物を生成することができる。
これにより、成果物の再利用を加速でき、ソフトウェアやシステムの開発の生産性の向上及び品質の安定に貢献することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の最良の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の最良の実施の形態に記載した仕様再利用装置は、図1に示すように一つのハードウェア上に構成されても良いし、その機能や処理数に応じて複数のハードウェア上に構成されても良い。又、既存の情報システム上に実現されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置のビューポイントデータをツリー構造で説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置のビューポイントデータをマトリックスで説明する図である。 本発明の最良の実施の形態において、データモデルのモデル仕様データを説明する図である。 本発明の最良の実施の形態において、図4に示したモデルにビューポイント及びバリューを設定した結果を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態において、データテストモデルのモデル仕様データにおけるモデルにビューポイント及びバリューを設定した結果を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態において、A社注文のモデル仕様データについて、関連づけられたビューポイントとバリューを説明する図である。 本発明の最良の実施の形態において、要求仕様に関して複合化されたモデル仕様データを説明する図である。 本発明の最良の実施の形態において、データモデルに関して複合化されたモデル仕様データを説明する図である。 本発明の最良の実施の形態において、注文コンポーネントに関して複合化されたモデル仕様データを説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援プログラムの処理の概要を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るビューポイント管理部による処理を説明する第1のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るビューポイント管理部による処理を説明する第2のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るビューポイント管理部による処理を説明する第3のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るビューポイント組合せ管理部による処理を説明する第1のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るビューポイント組合せ管理部による処理を説明する第2のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るモデル管理部による処理を説明する第1のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るモデル管理部による処理を説明する第2のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るモデル複合部による処理を説明する第1のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るモデル複合部による処理を説明する第2のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るモデル複合部による処理を説明する第3のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るモデル複合部による処理を説明する第4のフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置において、ビューポイント及びバリューを設定する第1のビューポイント設定画面の一例である。 本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置において、ビューポイント及びバリューを設定する第2のビューポイント設定画面の一例である。 本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置において、ビューポイント及びバリューを設定する第3のビューポイント設定画面の一例である。 本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置において、ビューポイント及びバリューを設定する第4のビューポイント設定画面の一例である。 本発明の最良の実施の形態に係る仕様再利用支援装置において、ビューポイント及びバリューを設定する第5のビューポイント設定画面の一例である。
符号の説明
1…仕様再利用支援装置
10…中央処理制御装置
11…入力制御部
12…出力制御部
13…制御部
14…ビューポイント管理部
15…ビューポイント組合せ管理部
16…モデル管理部
17…モデル複合部
20、20a、20b…記憶装置
21…ビューポイントデータ
22…ビューポイント組合せデータ
23…モデルデータ
24…複合モデルデータ
30…入力装置
40…出力装置
301…モデル表示部
302…対象モデル表示部
303…バリュー選択部
304…A社概念データモデル表示部
305…バリュー候補表示部
306…バリュー表示部

Claims (9)

  1. ソフトウェア開発の成果物であるモデル仕様データの再利用を支援する仕様再利用支援装置において、
    前記モデル仕様データを分類する指標の軸となるビューポイントの識別子に、前記ビューポイントにおける属性となるバリューが関連づけられたビューポイントデータを記憶装置に記憶するビューポイントデータ記憶部と、
    ユーザの入力装置からの指示に基づいて前記モデル仕様データのビューポイントの対応づけの登録が選択された場合、前記モデル仕様データを分類するビューポイントの識別子が入力されると、前記記憶装置から前記ビューポイントデータ読み出し、入力された前記ビューポイントの識別子に関連づけられたバリューを出力装置に表示するとともに、前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、前記モデル仕様データを分類する前記ビューポイントのバリューが入力されると、前記モデル仕様データの識別子に、入力された前記ビューポイントの識別子と、入力された前記バリューを関連づけてモデルデータとして記憶装置に記憶するモデル管理部
    を備えることを特徴とする仕様再利用支援装置。
  2. 前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、前記ビューポイント及びバリューを登録、編集又は削除するビューポイント管理部
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の仕様再利用支援装置。
  3. 前記ビューポイント管理部は、前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、
    前記ビューポイントの登録が選択された場合、新たなビューポイントの識別子を採番して前記ビューポイントデータに挿入して前記記憶装置に記憶し、
    前記ビューポイントの編集が選択された場合、前記記憶装置から前記ビューポイントデータを読み出して、前記入力装置から入力された検索条件に合致する前記ビューポイントを抽出して前記出力装置に表示し、
    前記ビューポイントの識別子の編集が選択され、前記ビューポイントの識別子と編集後のビューポイントの識別子が入力された場合、前記記憶装置から前記ビューポイントデータを読み出して、入力された前記ビューポイントの識別子を前記編集後のビューポイントの識別子に更新して前記記憶装置に記憶し、
    前記ビューポイントの識別子の削除が選択され、前記ビューポイントの識別子が入力された場合、前記記憶装置から前記ビューポイントデータを読み出して、入力された前記ビューポイントの識別子と前記ビューポイントの識別子に対応づけられた前記バリューを削除して前記記憶装置に記憶し、
    前記ビューポイントへの新たなバリューの登録が選択され、前記新たなバリューが入力された場合、前記表示されたビューポイントの識別子と前記新たなバリューを対応づける対応識別子を採番し、前記対応識別子に、前記表示されたビューポイントの識別子と前記新たなバリューとを関連づけて前記ビューポイントデータに挿入して前記記憶装置に記憶し、
    前記ビューポイントの前記バリューの編集が選択され、前記対応識別子と編集後のバリューが入力された場合、前記記憶装置から前記ビューポイントデータを読み出して、入力された前記対応識別子に対応づけられた前記バリューを前記編集後のバリューに更新して前記記憶装置に記憶し、
    前記ビューポイントの前記バリューの削除が選択され、前記対応識別子が入力された場合、前記記憶装置から前記ビューポイントデータを読み出して、入力された前記対応識別子に対応づけられた前記バリューを削除して前記記憶装置に記憶する
    ことを特徴とする請求項2に記載の仕様再利用支援装置。
  4. 前記ビューポイントの組合せを識別する組合せ識別子に、前記ビューポイントと前記バリューの組合せが関連づけられたビューポイント組合せデータを記憶装置に記憶するビューポイント組合せデータ記憶部と、
    前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、前記ビューポイントの組合せを登録、編集又は削除するビューポイント組合せ管理部
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の仕様再利用支援装置。
  5. 前記ビューポイント組合せ管理部は、前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、
    前記ビューポイントの組合せの登録が選択された場合、前記記憶装置から前記ビューポイントデータを読み出して、前記入力装置から入力された抽出条件に合致する前記ビューポイント及び前記バリューの組合せを抽出し、新たな前記組合せ識別子を採番して、前記新たな組合せ識別子と、前記抽出された前記ビューポイントと前記バリューの組合せを関連づけて前記ビューポイント組合せデータに挿入して前記記憶装置に記憶し、
    前記ビューポイントの組合せの編集が選択され、前記ビューポイントの組合せの識別子と編集後のビューポイントの組合せが入力された場合、前記記憶装置から前記ビューポイント組合せデータを読み出して、入力された前記ビューポイントの組合せの識別子に関連づけられたビューポイントの組合せを、入力された前記編集後のビューポイントの組合せに更新して前記記憶装置に記憶し、
    前記ビューポイントの組合せの削除が選択され、前記ビューポイントの組合せの識別子が入力された場合、前記記憶装置から前記ビューポイント組合せデータを読み出して、入力された前記ビューポイントの組合せの識別子と、前記入力されたビューポイントの組合せの識別子に関連づけられたビューポイントの組合せを削除して前記記憶装置に記憶する
    ことを特徴とする請求項4に記載の仕様再利用支援装置。
  6. 複合化されたモデル仕様データを識別する複合化識別子に、前記ビューポイントと前記バリューの組合せが関連づけられたリストと、前記リストの前記ビューポイント及び前記バリューに関連づけられた前記モデル仕様データの識別子とが関連づけられた複合モデルデータを前記記憶装置に記憶する複合モデルデータ記憶部と、
    前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、前記リスト及び複合モデルデータを登録、編集又は削除するモデル複合部
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の仕様再利用支援装置。
  7. 前記モデル複合部は、前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、
    前記モデルの複合が選択され、前記ビューポイントの識別子及びバリューが入力された場合、前記記憶装置から前記モデルデータを読み出して、入力された前記ビューポイントの識別子及びバリューに関連づけられた前記モデル仕様データの識別子を抽出し、前記複合化識別子を採番して、複合化されたモデル仕様データを識別する複合化識別子に、前記ビューポイントと前記バリューの組合せが関連づけられたリストと、前記リストの前記ビューポイント及び前記バリューに関連づけられた前記モデル仕様データの識別子とが関連づけられた複合モデルデータを前記記憶装置に記憶し、
    前記モデルの複合の編集が選択され、前記複合化識別子と編集後のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューが入力された場合、前記記憶装置から前記複合モデルデータを読み出して、入力された前記複合化識別子のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューを、入力された編集後のリスト又はビューポイントの識別子及びバリューに更新して前記記憶装置に記憶し、
    前記モデルの複合の削除が選択され、前記複合化識別子が入力された場合、前記記憶装置から前記複合モデルデータを読み出して、入力された前記複合化識別子と、前記複合化識別子に関連づけられた前記リスト、ビューポイントの識別子及びバリューを削除して前記記憶装置に記憶する
    ことを特徴とする請求項6に記載の仕様再利用支援装置。
  8. 前記モデル管理部は、前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、
    前記モデル仕様データの編集が選択され、前記モデル仕様データの識別子と編集後のビューポイントの識別子及びバリューが入力された場合、前記記憶装置から前記モデルデータを読み出して、入力されたモデル仕様データの識別子に関連づけられたビューポイントの識別子及びバリューを、入力された前記編集後のビューポイントの識別子及びバリューに更新して前記記憶装置に記憶し、
    前記モデル仕様データの削除が選択され、前記モデル仕様データの識別子が入力されると、前記記憶装置から前記モデルデータを読み出して、入力された前記モデル仕様データの識別子及び前記モデル仕様データの識別子に関連づけられた前記ビューポイントの識別子及びバリューを削除して前記記憶装置に記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仕様再利用支援装置。
  9. ソフトウェア開発の成果物であるモデル仕様データの再利用を支援する仕様再利用支援プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記モデル仕様データを分類する指標の軸となるビューポイントの識別子に、前記ビューポイントにおける属性となるバリューが関連づけられたビューポイントデータを記憶装置に記憶するビューポイントデータ記憶手段と、
    ユーザの入力装置からの指示に基づいて前記モデル仕様データのビューポイントの対応づけの登録が選択された場合、前記モデル仕様データを分類するビューポイントの識別子が入力されると、前記記憶装置から前記ビューポイントデータ読み出し、入力された前記ビューポイントの識別子に関連づけられたバリューを出力装置に表示するとともに、前記ユーザの前記入力装置からの指示に基づいて、前記モデル仕様データを分類する前記ビューポイントのバリューが入力されると、前記モデル仕様データの識別子に、入力された前記ビューポイントの識別子と、入力された前記バリューを関連づけてモデルデータとして記憶装置に記憶するモデル管理手段
    として機能させることを特徴とする仕様再利用支援プログラム。
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