JP6183801B2 - 電子辞書 - Google Patents

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本発明は、電子辞書に関する。
従来、複数種類の辞書データを記憶した電子辞書が知られている。また、入力された語句の訳や、品詞や、類語や、例文などの情報を、複数種類の全ての辞書データの中から検索する串刺し検索を行う電子辞書が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−134567号公報
しかしながら、引用文献1に記載の電子辞書では、検索対象とする辞書として英和辞書や、和英辞書や、英英辞書や、類語辞書などの辞書の種類を設定することができるが、個別の辞書の優先順を設定することができない。そのため、ユーザが所望する順に検索結果を表示することができないという問題がある。
例えば、電子辞書が、学習用の用語を収録している英和辞書の辞書データと、医学用語を収録している英和辞書の辞書データとを記憶している場合がある。このときに、ユーザは医学用語を調べたい場合には医学用語の検索結果を先に表示されることを望むが、従来知られている電子辞書では、学習用の用語の検索結果が先に表示される場合がある。同様に、ユーザは学習用の用語を調べたい場合には学習用の用語の検索結果を先に表示されることを望むが、従来知られている電子辞書では、医学用語の検索結果が先に表示される場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが所望する順に検索結果を表示することができる電子辞書を提供することを目的とする。
本発明は、複数種類の辞書データを記憶する記憶部と、検索文字の入力と、前記辞書データの優先順を示す情報の入力とを受け付ける入力部と、前記入力部が入力を受け付けた前記辞書データの優先順を示す情報に基づいて、前記辞書データの優先順を設定する設定部と、前記入力部が入力を受け付けた前記検索文字に対応する情報を、前記設定部が設定した前記優先順に基づいた順に前記辞書データから検索する検索部と、前記検索部が検索した順に、前記検索文字に対応する情報を表示部に表示する表示制御部と、を備え、前記入力部は、カテゴリ毎に、前記辞書データの優先順を示す情報の入力を受け付け、前記設定部は、前記カテゴリ毎に、前記入力部が入力を受け付けた前記辞書データの優先順を示す情報に基づいて前記辞書データの優先順を設定することを特徴とする電子辞書である。
また、本発明の電子辞書において、前記入力部は、検索対象外の前記辞書データを示す情報の入力を受け付け、前記設定部は、前記入力部が入力を受け付けた検索対象外の前記辞書データを示す情報に基づいて、検索対象外の前記辞書データを設定し、前記検索部は、前記入力部が入力を受け付けた前記検索文字に対応する情報を、前記設定部が設定した検索対象外の前記辞書データからは検索しないことを特徴とする。
また、本発明の電子辞書において、前記入力部は、検索対象外の前記辞書データから検索を行う指示である対象外検索指示の入力を受け付け、前記検索部は、前記入力部が前記対象外検索指示の入力を受け付けた場合、前記入力部が入力を受け付けた前記検索文字に対応する情報を、前記設定部が設定した検索対象外の前記辞書データから検索することを特徴とする。
また、本発明の電子辞書において、前記入力部は、前記カテゴリ毎に、索対象外の前記辞書データを示す情報入力を受け付け、前記設定部は、記カテゴリ毎に、前記入力部が入力を受け付けた検索対象外の前記辞書データを示す情報に基づいて検索対象外の前記辞書データを設定することを特徴とする。
また、本発明の電子辞書において、前記表示制御部は、前記検索文字に対応する情報を表示部に表示している際に前記設定部が前記辞書データの優先順を設定した場合、設定後の前記辞書データの優先順に基づいて前記検索文字に対応する情報の表示順を変更することを特徴とする。
本発明によれば、記憶部は複数種類の辞書データを記憶する。また、入力部は、検索文字の入力と、辞書データの優先順を示す情報の入力とを受け付ける。また、設定部は、入力部が入力を受け付けた辞書データの優先順を示す情報に基づいて、辞書データの優先順を設定する。また、検索部は、入力部が入力を受け付けた検索文字に対応する情報を、設定部が設定した優先順に基づいた順に辞書データから検索する。また、表示制御部は、検索部が検索した順に、検索文字に対応する情報を表示部に表示する。これにより、入力部が入力を受け付けた辞書データの優先順に基づいて、検索文字に対応する情報を表示部に表示することができるため、ユーザが所望する順に検索結果を表示することができる。
本発明の一実施形態における電子辞書の構成を示したブロック図である。 本実施形態における記憶部が記憶する辞書データの一覧を示した概略図である。 本実施形態における記憶部が記憶する「見出し語優先順データ」のデータ構造を示した概略図である。 本実施形態における記憶部が記憶する「例文優先順データ」のデータ構造を示した概略図である。 本実施形態における記憶部が記憶する「成句優先順データ」のデータ構造を示した概略図である。 本実施形態における記憶部が記憶する優先順データの設定手順を示したフローチャートである。 本実施形態における表示部が表示する画面例を示した概略図である。 本実施形態における表示部が表示する画面例を示した概略図である。 本実施形態における表示部が表示する画面例を示した概略図である。 本実施形態における表示部が表示する画面例を示した概略図である。 本実施形態における表示部が表示する画面例を示した概略図である。 本実施形態における辞書データの検索手順を示したフローチャートである。 本実施形態における見出し語の検索結果の表示画面例を示した概略図である。 本実施形態における優先順データの設定変更処理後の見出し語の検索結果の表示画面例を示した概略図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における電子辞書の構成を示したブロック図である。図示する例では、電子辞書10は、制御部20と、記憶部30と、入力部40と、表示部50とを備える。制御部20は、電子辞書10が備える各部の制御を行う。例えば、制御部20は、辞書データの優先順を設定する設定部として動作する。また、制御部20は、辞書データを検索する検索部として動作する。また、制御部20は、表示部50の表示を制御する表示制御部として動作する。
記憶部30は、複数種類の辞書データを記憶する。また、記憶部30は、電子辞書10が備える各部が動作する際に用いるデータ(例えば、優先順データ)を記憶する。入力部40は、キーやタッチパネルなどを備えており、ユーザからの指示の入力を受け付ける。表示部50は、例えば液晶ディスプレイなどであり、文字や画像を表示する。なお、本実施形態における電子辞書10は、入力部40と表示部50とを兼ねたタッチパネル式の液晶ディスプレイを備えている。
次に、記憶部30が記憶する辞書データについて説明する。図2は、本実施形態における記憶部30が記憶する辞書データの一覧を示した概略図である。図示する例では、記憶部30は、英和辞書の辞書データとして、英和辞書Aデータと、英和辞書Bデータと、英和辞書Cデータと、英和辞書Dデータとの4種類の辞書データを記憶している。また、記憶部30は、和英辞書の辞書データとして、和英辞書Aデータと、和英辞書Bデータとの2種類の辞書データを記憶している。また、記憶部30は、英英辞書の辞書データとして、英英辞書Aデータと、英英辞書Bデータと、英英辞書Cデータとの3種類の辞書データを記憶している。
例えば、英和辞書Aデータは医学用語を収録しているデータであり、英和辞書Bデータは学習用の用語を収録したデータであるなど、英和辞書A〜Dデータはそれぞれ異なるデータである。同様に、和英辞書A,Bデータはそれぞれ異なるデータであり、英英辞書A〜Cデータはそれぞれ異なるデータである。
次に、記憶部30が記憶する優先順データについて説明する。本実施形態の電子辞書10は、検索対象の辞書の優先順として、見出し語を検索する際の優先順と、例文を検索する際の優先順と、成句(熟語)を検索する際の優先順とを設定することができる。すなわち、本実施形態では、見出し語のカテゴリと、例文のカテゴリと、成句のカテゴリとで優先順を設定することができる(カテゴリ毎に辞書データの優先順を設定することができる)。
そのため、記憶部30は、見出し語を検索する際の優先順を示す「見出し語優先順データ」と、例文を検索する際の優先順を示す「例文優先順データ」と、成句(熟語)を検索する際の優先順を示す「成句優先順データ」とを記憶する。なお、「見出し語優先順データ」と、「例文優先順データ」と、「成句優先順データ」とは、ユーザの指示入力によって任意に設定することができる。優先順データの設定手順については後述する。
図3は、本実施形態における記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」のデータ構造を示した概略図である。「見出し語優先順データ」は、英和辞書と、和英辞書と、英英辞書とのそれぞれにおいて、見出し語を検索する際の検索対象の辞書データの名称および優先度と、検索対象外の辞書データの名称とを記憶する。
図示する例では、見出し語を検索する際の英和辞書の検索対象として「英和辞書Aデータ」と、「英和辞書Cデータ」と、「英和辞書Dデータ」とが順に記憶されている。また、見出し語を検索する際の英和辞書の検索対象外として「英和辞書Bデータ」が記憶されている。これは、英和辞書で見出し語を検索する際には、「英和辞書Aデータ」、「英和辞書Cデータ」、「英和辞書Dデータ」の順に検索することを示している。また、英和辞書で見出し語を検索する際には「英和辞書Bデータ」を検索しないことを示している。
また、図示する例では、見出し語を検索する際の和英辞書の検索対象として「和英辞書Bデータ」と、「和英辞書Aデータ」とが順に記憶されている。また、見出し語を検索する際の和英辞書の検索対象外には何も記憶されていない。これは、和英辞書で見出し語を検索する際には、「和英辞書Bデータ」、「和英辞書Aデータ」の順に検索することを示している。
また、図示する例では、見出し語を検索する際の英英辞書の検索対象として「英英辞書Bデータ」と、「英英辞書Aデータ」とが順に記憶されている。また、見出し語を検索する際の英英辞書の検索対象外として「英英辞書Cデータ」が記憶されている。これは、英英辞書で見出し語を検索する際には、「英英辞書Bデータ」、「英英辞書Aデータ」の順に検索することを示している。また、英英辞書で見出し語を検索する際には「英英辞書Cデータ」を検索しないことを示している。
図4は、本実施形態における記憶部30が記憶する「例文優先順データ」のデータ構造を示した概略図である。「例文優先順データ」は、英和辞書と、和英辞書と、英英辞書とのそれぞれにおいて、例文を検索する際の検索対象の辞書データの名称および優先度と、検索対象外の辞書データの名称とを記憶する。
図示する例では、例文を検索する際の英和辞書の検索対象として「英和辞書Aデータ」と、「英和辞書Dデータ」と、「英和辞書Bデータ」と、「英和辞書Cデータ」とが順に記憶されている。また、例文を検索する際の英和辞書の検索対象外には何も記憶されていない。これは、英和辞書で例文を検索する際には、「英和辞書Aデータ」、「英和辞書Dデータ」、「英和辞書Bデータ」、「英和辞書Cデータ」の順に検索することを示している。
また、図示する例では、例文を検索する際の和英辞書の検索対象として「和英辞書Bデータ」が記憶されている。また、例文を検索する際の和英辞書の検索対象外として「和英辞書Aデータ」が記憶されている。これは、和英辞書で例文を検索する際には、「和英辞書Bデータ」を検索することを示している。また、和英辞書で例文を検索する際には「和英辞書Aデータ」を検索しないことを示している
また、図示する例では、例文を検索する際の英英辞書の検索対象として「英英辞書Aデータ」と、「英英辞書Cデータ」とが順に記憶されている。また、見出し語を検索する際の英英辞書の検索対象外として「英英辞書Bデータ」が記憶されている。これは、英英辞書で見出し語を検索する際には、「英英辞書Aデータ」、「英英辞書Cデータ」の順に検索することを示している。また、英英辞書で見出し語を検索する際には「英英辞書Bデータ」を検索しないことを示している。
図5は、本実施形態における記憶部30が記憶する「成句優先順データ」のデータ構造を示した概略図である。「成句優先順データ」は、英和辞書と、和英辞書と、英英辞書とのそれぞれにおいて、成句を検索する際の検索対象の辞書データの名称および優先度と、検索対象外の辞書データの名称とを記憶する。
図示する例では、成句を検索する際の英和辞書の検索対象として「英和辞書Bデータ」と、「英和辞書Cデータ」と、「英和辞書Dデータ」とが順に記憶されている。また、例文を検索する際の英和辞書の検索対象外として「英和辞書Aデータ」が記憶されている。これは、英和辞書で成句を検索する際には、「英和辞書Bデータ」、「英和辞書Cデータ」、「英和辞書Dデータ」の順に検索することを示している。また、英和辞書で成句を検索する際には「英和辞書Aデータ」を検索しないことを示している。
また、図示する例では、成句を検索する際の和英辞書の検索対象として「和英辞書Bデータ」と、「和英辞書Aデータ」とが順に記憶されている。また、成句を検索する際の和英辞書の検索対象外には何も記憶されていない。これは、和英辞書で成句を検索する際には、「和英辞書Bデータ」、「和英辞書Aデータ」の順に検索することを示している。
また、図示する例では、成句を検索する際の英英辞書の検索対象として「英英辞書Bデータ」と、「英英辞書Cデータ」とが順に記憶されている。また、成句を検索する際の英英辞書の検索対象外として「英英辞書Aデータ」が記憶されている。これは、英英辞書で成句を検索する際には、「英英辞書Bデータ」、「英英辞書Cデータ」の順に検索することを示している。また、英英辞書で成句を検索する際には「英英辞書Aデータ」を検索しないことを示している。
また、上述の優先度の設定については、英和辞書、英英辞書、和英辞書というそれぞれの辞書の種類をまたいで設定することが可能である。上述した例では、「見出し語優先順データ」と、「例文優先順データ」と、「成句優先順データ」とに、英和辞書と、英英辞書と、和英辞書とで分けて優先順を設定しているが、これに限らず、英和辞書と、英英辞書と、和英辞書との優先順を一括で設定しても良い。例えば、英和辞書の種類である英和辞書Aデータの次に英和辞書の種類とは異なる種類の英英辞書の種類である英英辞書Aデータという順番で検索における優先度を設定するようにしてもよい。このような構成により、操作者による利便性がさらに向上し、例えば、英和辞典での和訳検索中に、英英辞典におけるネイティブに近い意味を理解できるような結果を得られるという利点がある。
また、上述のように、複数の辞書データの検索対象の優先度を設定するだけでなく、検索対象に含めるか否か自体についても設定することが可能となる。上述のように、検索対象外とする辞書データを設定することで、検索対象となる辞書データの数を低減することができる。このような構成により、膨大な数の辞書データを有する電子辞書においても、その検索対象となる辞書データ数が操作者の所望する数に設定されるので、制御部における検索にかかる負荷が低減され、所望の検索結果を短時間で得ることができる。つまり、多数の辞書データから所望の検索結果を得られることで検索精度が向上するとともに、多数の辞書データが格納される電子辞書にもかかわらず検索処理にかかる速度を抑えることができるという利点がある。
次に、記憶部30が記憶する優先順データの設定手順について説明する。図6は、本実施形態における記憶部30が記憶する優先順データの設定手順を示したフローチャートである。なお、ユーザは、見出し語優先順データの設定を行う際には、入力部40が備えるキーを操作して、見出し語優先順指定指示を入力する。また、ユーザは、例文優先順データの設定を行う際には、入力部40が備えるキーを操作して、例文優先順指定指示を入力する。また、ユーザは、成句優先順データの設定を行う際には、入力部40が備えるキーを操作して、成句優先順指定指示を入力する。
(ステップS101)制御部20は、入力部40が見出し語優先順指定指示の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は見出し語優先順指定指示の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合はステップS102の処理に進み、それ以外の場合にはステップS103の処理に進む。
(ステップS102)制御部20は、見出し語優先順設定処理を行う。その後、処理を終了する。例えば、見出し語優先順設定処理としては、制御部20は、表示部50に辞書名の一覧を表示する。ユーザは、表示部50に表示された辞書名をドラッグ・アンド・ドロップし、優先順を入れ替えたり、対象外の欄に移動させたりすることで、見出し語の優先順を設定する。制御部20は、ユーザの操作に基づいて記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」を更新する。
(ステップS103)制御部20は、入力部40が例文優先順指定指示の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は例文優先順指定指示の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合はステップS104の処理に進み、それ以外の場合にはステップS105の処理に進む。
(ステップS104)制御部20は、例文優先順設定処理を行う。その後、処理を終了する。例えば、例文優先順設定処理としては、制御部20は、表示部50に辞書名の一覧を表示する。ユーザは、表示部50に表示された辞書名をドラッグ・アンド・ドロップし、優先順を入れ替えたり、対象外の欄に移動させたりすることで、例文優先順を設定する。制御部20は、ユーザの操作に基づいて記憶部30が記憶する「例文優先順データ」を更新する。
(ステップS105)制御部20は、入力部40が成句優先順指定指示の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は成句優先順指定指示の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合はステップS106の処理に進み、それ以外の場合には処理を終了する。
(ステップS106)制御部20は、成句順設定処理を行う。その後、処理を終了する。例えば、成句設定処理としては、制御部20は、表示部50に辞書名の一覧を表示する。ユーザは、表示部50に表示された辞書名をドラッグ・アンド・ドロップし、優先順を入れ替えたり、対象外の欄に移動させたりすることで、成句優先順を設定する。制御部20は、ユーザの操作に基づいて記憶部30が記憶する「成句優先順データ」を更新する。
図7〜図11は、見出し語優先順設定処理を行う際に、表示部50が表示する画面例を示した概略図である。図7〜図9を用いて、上述したドラッグ・アンド・ドロップの例を説明する。図7は「見出し語優先順データ」の英和辞書の行に「英和辞書Aデータ」と、「英和辞書Bデータ」と、「英和辞書Cデータ」と、「英和辞書Dデータ」とが順に記憶されている場合に表示部50が表示する画面例を示している。図示する例では「対象」欄に「(1)英和辞書A」、「(2)英和辞書B」、「(3)英和辞書C」、「(4)英和辞書D」が順に表示されている。また、「対象外」欄には何も表示されていない。
このときに、「(3)英和辞書C」と「(4)英和辞書D」との優先順を入れ替える場合、ユーザは、「(4)英和辞書D」の表示をドラッグし、「(2)英和辞書B」と「(3)英和辞書C」との間に移動させる。図8はユーザが「(4)英和辞書D」の表示をドラッグし、「(2)英和辞書B」と「(3)英和辞書C」との間に移動させた場合に表示部50が表示する画面例を示している。図示する例では「対象」欄に「(1)英和辞書A」、「(2)英和辞書B」、「(3)英和辞書C」が順に表示され、「(2)英和辞書B」と「(3)英和辞書C」との間に「(4)英和辞書D」が表示されている。
また、ユーザは、「(2)英和辞書B」と「(3)英和辞書C」との間に「(4)英和辞書D」が移動したため、「(4)英和辞書D」の表示をドロップする。図9はユーザが「(4)英和辞書D」の表示を、「(2)英和辞書B」と「(3)英和辞書C」との間にドロップした場合に表示部50が表示する画面例を示している。図示する例では「対象」欄に「(1)英和辞書A」、「(2)英和辞書B」、「(3)英和辞書D」、「(4)英和辞書C」が順に表示されている。
上述した操作により、入力部40は、「(3)英和辞書C」と「(4)英和辞書D」との順を入れ替える指示の入力を受け付ける。そして、制御部20は、入力部40が受け付けた入力に基づいて、記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」を更新する。具体的には、制御部20は、記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」の英和辞書の行に、「英和辞書Aデータ」と、「英和辞書Bデータ」と、「英和辞書Dデータ」と、「英和辞書Cデータ」の順に記憶させる。
また、辞書を検索対象外に設定する場合も、ユーザは辞書名の表示をドラッグ・アンド・ドロップすることで設定することができる。例えば、表示部50が図7に示した画面例を表示している場合ときに、「(3)英和辞書C」を検索対象外にする場合、ユーザは、「(3)英和辞書C」の表示をドラッグし、「対象外」欄に移動させる。図10はユーザが「(3)英和辞書C」の表示をドラッグし、「対象外」欄に移動させている途中に表示部50が表示する画面例を示している。図示する例では「対象」欄に「(1)英和辞書A」、「(2)英和辞書B」、「(4)英和辞書D」が順に表示され、「対象」欄と「対象外」欄とにまたがって「(3)英和辞書C」が表示されている。
また、ユーザは、「対象外」欄に「(3)英和辞書C」が完全に移動した後に、「(3)英和辞書C」の表示をドロップする。図11はユーザが「(3)英和辞書C」の表示を、「対象外」欄にドロップした場合に表示部50が表示する画面例を示している。図示する例では「対象」欄に「(1)英和辞書A」、「(2)英和辞書B」、「(3)英和辞書D」が順に表示されている。また、図示する例では「対象外」欄に「(1)英和辞書C」が表示されている。
上述した処理により、入力部40は、「(3)英和辞書C」が検索対象外とする指示の入力を受け付ける。そして、制御部20は、入力部40が受け付けた入力に基づいて、記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」を更新する。具体的には、制御部20は、記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」の英和辞書の行のうち「検索対象」の列に「英和辞書Aデータ」と、「英和辞書Bデータ」と、「英和辞書Dデータ」との順に記憶させ、「検索対象外」の列に「英和辞書Cデータ」を記憶させる。
上述した処理により、制御部20は、記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」の英和辞書の優先度を設定することができる。なお、上述した例では、「見出し語優先順データ」の英和辞書の優先度の設定方法について説明したが、和英辞書と英英辞書との優先度の設定方法についても同様である。また、「例文優先順データ」と「成句優先順データ」の英和辞書と、和英辞書と、英英辞書との優先度の設定方法についても同様である。
次に、辞書データの検索手順について説明する。図12は、本実施形態における辞書データの検索手順を示したフローチャートである。なお、ユーザは、辞書データを検索する際には、入力部40が備える「英和キー」と、「和英キー」と、「英英キー」とのいずれかを押下し、検索対象の辞書データ群を指定する。また、ユーザは、辞書データ群を指定した後、検索対象の語句を示す文字を入力し、「見出し語キー」と、「例文キー」と、「成句キー」とのいずれかを押下し、検索項目を指定する。
(ステップS201)制御部20は、入力部40が「英和キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「英和キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS202の処理に進み、それ以外の場合にはステップS212の処理に進む。
(ステップS202)入力部40は、文字の入力を受け付ける。その後、ステップS203の処理に進む。
(ステップS203)制御部20は、入力部40が「見出し語キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「見出し語キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS204の処理に進み、それ以外の場合にはステップS206の処理に進む。
(ステップS204)制御部20は、記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」の英和辞書の行を読み出す。その後、ステップS205の処理に進む。
(ステップS205)制御部20は、ステップS204の処理で読み出した「見出し語優先順データ」の英和辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、英和辞書データ毎にステップS202の処理で入力を受け付けた文字で特定される見出し語を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「見出し語優先順データ」と検索順との関係は、図3の説明の通りである。
(ステップS206)制御部20は、入力部40が「例文キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「例文キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS207の処理に進み、それ以外の場合にはステップS209の処理に進む。
(ステップS207)制御部20は、記憶部30が記憶する「例文優先順データ」の英和辞書の行を読み出す。その後、ステップS208の処理に進む。
(ステップS208)制御部20は、ステップS207の処理で読み出した「例文優先順データ」の英和辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、英和辞書データ毎にステップS202の処理で入力を受け付けた文字で特定される例文を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「例文優先順データ」と検索順との関係は、図4の説明の通りである。
(ステップS209)制御部20は、入力部40が「成句キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「成句キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS210の処理に進み、それ以外の場合にはステップS202の処理に戻る。
(ステップS210)制御部20は、記憶部30が記憶する「成句優先順データ」の英和辞書の行を読み出す。その後、ステップS211の処理に進む。
(ステップS211)制御部20は、ステップS210の処理で読み出した「成句優先順データ」の英和辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、英和辞書データ毎にステップS202の処理で入力を受け付けた文字で特定される例文を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「成句優先順データ」と検索順との関係は、図5の説明の通りである。
(ステップS212)制御部20は、入力部40が「和英キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「和英キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS213の処理に進み、それ以外の場合にはステップS223の処理に進む。
(ステップS213)入力部40は、文字の入力を受け付ける。その後、ステップS214の処理に進む。
(ステップS214)制御部20は、入力部40が「見出し語キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「見出し語キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS215の処理に進み、それ以外の場合にはステップS217の処理に進む。
(ステップS215)制御部20は、記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」の和英辞書の行を読み出す。その後、ステップS216の処理に進む。
(ステップS216)制御部20は、ステップS215の処理で読み出した「見出し語優先順データ」の和英辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、和英辞書データ毎にステップS213の処理で入力を受け付けた文字で特定される見出し語を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「見出し語優先順データ」と検索順との関係は、図3の説明の通りである。
(ステップS217)制御部20は、入力部40が「例文キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「例文キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS218の処理に進み、それ以外の場合にはステップS220の処理に進む。
(ステップS218)制御部20は、記憶部30が記憶する「例文優先順データ」の和英辞書の行を読み出す。その後、ステップS219の処理に進む。
(ステップS219)制御部20は、ステップS218の処理で読み出した「例文優先順データ」の和英辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、和英辞書データ毎にステップS213の処理で入力を受け付けた文字で特定される例文を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「例文優先順データ」と検索順との関係は、図4の説明の通りである。
(ステップS220)制御部20は、入力部40が「成句キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「成句キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS221の処理に進み、それ以外の場合にはステップS213の処理に戻る。
(ステップS221)制御部20は、記憶部30が記憶する「成句優先順データ」の和英辞書の行を読み出す。その後、ステップS222の処理に進む。
(ステップS222)制御部20は、ステップS221の処理で読み出した「成句優先順データ」の和英辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、和英辞書データ毎にステップS213の処理で入力を受け付けた文字で特定される例文を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「成句優先順データ」と検索順との関係は、図5の説明の通りである。
(ステップS223)制御部20は、入力部40が「英英キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「英英キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS224の処理に進み、それ以外の場合にはステップS201の処理に戻る。
(ステップS224)入力部40は、文字の入力を受け付ける。その後、ステップS225の処理に進む。
(ステップS225)制御部20は、入力部40が「見出し語キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「見出し語キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS226の処理に進み、それ以外の場合にはステップS228の処理に進む。
(ステップS226)制御部20は、記憶部30が記憶する「見出し語優先順データ」の英英辞書の行を読み出す。その後、ステップS227の処理に進む。
(ステップS227)制御部20は、ステップS226の処理で読み出した「見出し語優先順データ」の英英辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、英英辞書データ毎にステップS224の処理で入力を受け付けた文字で特定される見出し語を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「見出し語優先順データ」と検索順との関係は、図3の説明の通りである。
(ステップS228)制御部20は、入力部40が「例文キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「例文キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS229の処理に進み、それ以外の場合にはステップS231の処理に進む。
(ステップS229)制御部20は、記憶部30が記憶する「例文優先順データ」の英英辞書の行を読み出す。その後、ステップS230の処理に進む。
(ステップS230)制御部20は、ステップS229の処理で読み出した「例文優先順データ」の英英辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、英英辞書データ毎にステップS224の処理で入力を受け付けた文字で特定される例文を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「例文優先順データ」と検索順との関係は、図4の説明の通りである。
(ステップS231)制御部20は、入力部40が「成句キー」の入力を受け付けたか否かを判定する。入力部40は「成句キー」の入力を受け付けたと制御部20が判定した場合にはステップS232の処理に進み、それ以外の場合にはステップS224の処理に戻る。
(ステップS232)制御部20は、記憶部30が記憶する「成句優先順データ」の英英辞書の行を読み出す。その後、ステップS233の処理に進む。
(ステップS233)制御部20は、ステップS232の処理で読み出した「成句優先順データ」の英英辞書の行に記憶されているデータで指定される順に、英英辞書データ毎にステップS224の処理で入力を受け付けた文字で特定される例文を検索する。その後、ステップS234の処理に進む。なお、「成句優先順データ」と検索順との関係は、図5の説明の通りである。
(ステップS234)制御部20は、表示部50に検索結果を検索順に表示させる。その後、処理を終了する。
なお、上述の検索手順において、入力部40が入力を受け付けた文字の種類に応じて、検索する辞書データの種類を判定するようにしてもよい。具体的には、見出し語の検索時に入力部40が入力を受け付けた文字がアルファベットの場合には、英英辞書データと英和辞書データとを検索すると判定し、日本語の場合には和英辞書データを検索すると判定する。なお、国語辞書データや百科事典データなどを収録している場合には、和英辞書データに加え、国語辞書データや百科事典データも検索すると判定するようにしてもよい。同様に、例文や成句の検索時においても、入力部40が入力を受け付けた文字がアルファベットの場合には、英英辞書データと英和辞書データとを検索すると判定し、日本語の場合には和英辞書データを検索すると判定する。
これにより、ユーザは、英和キー、和英キー、英英キーで検索対象を指定することなく、文字を入力するだけで検索対象を指定し、検索を開始することができる。すなわち、辞書の種類を選ぶ手間を省くことができる。具体的には、上述したステップS201、ステップS212、ステップS223における英和キー入力、和英キー入力、英英のキー入力のステップを経ることなく、ステップS202からステップS211、ステップS213からステップS222、ステップS224からステップS233の処理により検索結果を表示することができる。なお、入力部40が入力を受け付けた文字の種類に応じて自動的に検索対象を選ぶのではなく、入力する文字の種類を選択された際に、自動的に検索対象を選ぶようにしてもよい。
上述したとおり、本実施形態によれば、英和辞書群と、和英辞書群と、英英辞書群とのそれぞれにおいて、検索する辞書の優先順を設定し、優先順を記憶部30に記憶する。また、見出し語と、例文と、成句とのそれぞれにおいて、検索する辞書の優先順を設定し、優先順を記憶部30に記憶する。また、入力を受け付けた文字で特定される情報(見出し語や、例文や、成句など)を、設定した優先順に基づいて辞書データから検索する。また、検索した順番に、検索結果を表示部50に表示する。これにより、入力部40が入力を受け付けた辞書データの優先順に基づいて、検索文字に対応する情報を表示部50に表示することができるため、ユーザが所望する順に検索結果を表示することができる。
例えば、電子辞書10が、学習用の用語を収録している辞書データと、医学用語を収録している辞書データとを記憶しているとする。このときに、ユーザは医学用語を調べたく医学用語の検索結果を先に表示されることを望む場合には、医学用語を収録している辞書データの優先順を高く設定する。これにより、電子辞書10は、医学用語の検索結果を優先して表示することができる。同様に、ユーザは学習用の用語を調べたく学習用の用語の検索結果を先に表示されることを望む場合には、学習用の用語を収録している辞書データの優先順を高く設定する。これにより、電子辞書10は、学習用の用語の検索結果を優先して表示することができる。
なお、制御部20は、図12に示した処理を実行して検索結果を表示部50に表示させている際に優先順データの設定変更処理を行った場合、設定変更処理後の優先順に基づいて検索結果を並べ替えて表示させるようにしてもよい。図13は、本実施形態における見出し語の検索結果の表示画面例を示した概略図である。なお、図示する例での優先順データは、英和辞書B、英和辞書A、英和辞書D、英和辞書Cの順に設定されている。
本実施形態における見出し語の検索結果の表示画面のうち、上部の領域1301は検索対象の語句である「検索対象語句」を表示する領域であり、左側の領域1302は検索結果である「辞書名と見出し語」を表示する領域であり、右側の領域1303は「選択された見出し語の内容」を表示する領域である。
図示する例では、上部の領域1301には「○○」が表示されている。これは、検索対象語句は○○であることを示している。また、図示する例では、左側の領域1302の一番上には「英和辞書B ○○」が表示されている。これは、検索対象語句を含む言葉として、「英和辞書B ○○」が検索されたことを示している。なお、「英和辞書B ○○×」と、「英和辞書A ○○」と、「英和辞書D ○○」と、「英和辞書D ○○×」とも同様に各辞書で各語句が検索されたことを示している。また、「辞書名と見出し語」の表示順は、優先順データに基づいた順番である。なお、図示する例では、一度に表示する事ができる検索結果の数は5個である。従って、6番目以降の検索結果は表示されていないが、入力部40が備えるキーやタッチパネルを操作して検索結果の表示領域をスクロールすることで、6番目以降の検索結果を表示させることができる。
また、図示する例では、左側の領域1302に表示されている「辞書名と見出し語」のうち、「英和辞書D ○○」の背景色が変化している。これは、「英和辞書D ○○」が選択されていることを示している。例えば、ユーザは、表示部50に表示された「辞書名と見出し語」のうち、選択したいものをタップすることで、「辞書名と見出し語」を選択する。
また、図示する例では、右側の領域1303には「○○ ・・・・・」が表示されている。これは、左側の領域1302で選択されている「英和辞書D」の見出し語「○○」の内容を示している。
制御部20は、表示部50に見出し語の検索結果を表示させている際に、入力部40が見出し語優先順指定指示の入力を受け付けた場合、図6に示した処理を行って優先順データの設定変更処理を行う。また、表示部50は、優先順データの設定変更処理を完了した後には、優先順データの設定変更処理を開始する前に表示していた見出し語の検索結果を表示する。このとき、制御部20は、設定変更処理後の優先順データに基づいて、見出し語の検索結果の表示順を並び替えて表示部50に表示させる。
例えば、図13に示した見出し語の検索結果の表示画面では、優先順データは、英和辞書B、英和辞書A、英和辞書D、英和辞書Cの順である。図13に示した検索結果の表示画面を表示しているときに優先順データの設定変更処理を行い、優先順データが英和辞書C、英和辞書B、英和辞書A、英和辞書Dの順となったとする。この場合、制御部20は、図14に示すように、左側の領域1302に表示されている「辞書名と見出し語」の表示順を、優先順データに基づいた順番に並べ替えて表示する。
図14は、本実施形態における優先順データの設定変更処理後の見出し語の検索結果の表示画面例を示した概略図である。図示する例では、上側の領域1301と右側の領域1303の表示は図13と同様である。左側の領域1302に表示されている「辞書名と見出し語」の表示順が図13に示した順と変わっており、「英和辞書C ○○」、「英和辞書B ○○」、「英和辞書B ○○×」、「英和辞書A ○○」と、「英和辞書D ○○」とが表示されている。
このように、検索結果の表示画面を表示している際に優先順データの設定変更処理を行った場合、設定変更処理後の優先順に基づいて検索結果を並べ替えて表示する。これにより、例えば優先順が低く検索結果に表示されていなかった検索結果を、容易な操作で表示させることができる。また、検索結果の表示画面が表示されているときに優先順の確認および変更を行うことができるため、より利便性の高い優先順を設定することができる。
また、選択対象外とした辞書データの検索を容易な操作で行うことができるようにしてもよい。例えば、優先順データが図3に示した場合のときには、英和辞書Bデータが検索対象外である。従って、図12の処理を行った場合の検索結果表示画面には、英和辞書Bデータの検索結果は表示されない。しかしながら、英和辞書Aデータ、英和辞書Cデータ、英和辞書Dデータの検索結果では十分な情報が得られない場合など、一時的に英和辞書Bの検索結果を知りたい場合がある。このときに、優先順データの設定を行うのは手間がかかる。
そこで、例えば、入力部40に「検索対象外辞書検索」キーを設け、検索対象の辞書データの検索結果を表示部50に表示させているときに「検索対象外辞書検索」キーが押下された場合には、制御部20は検索対象外の辞書データ毎に検索し、検索対象外の辞書データの検索結果を表示部50に表示させるようにしてもよい。また、検索対象外の辞書データの検索結果を表示部50に表示させているときに、「検索対象外辞書検索」キーが押下された場合には、制御部20は、元の表示である検索対象の辞書データの検索結果を表示部50に表示させるようにしてもよい。
これにより、優先順データで検索対象と設定した辞書データの検索を行ったときに、検索結果が無いもしくは不十分である場合においても、容易な操作で検索対象外と設定した辞書データの検索を行い、検索結果を表示部50に表示させることができる。従って、普段使用しない辞書データを検索対象外とすることでユーザの利便性を確保できるとともに、普段使用しない辞書データを検索対象外としたことで検索頻度の低い入力語が見つからないということを防ぐことができる。
なお、上述した実施形態における電子辞書10が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上述した実施形態では、電子辞書10は、辞書データとして英和辞書A〜Dデータと、和英辞書A,Bデータと、英英辞書A〜Cデータとを記憶する例を用いて説明したが、これに限らず、どのような辞書データを記憶していてもよい。例えば、国語辞典や、漢和辞典や、ドイツ語や、フランス語や、スペイン語や、イタリア語や、韓国語や、中国語の辞書データを記憶していてもよい。また、辞書データとして、電子書籍データを記憶していてもよい。
10・・・電子辞書、20・・・制御部、30・・・記憶部、40・・・入力部、50・・・表示部

Claims (5)

  1. 複数種類の辞書データを記憶する記憶部と、
    検索文字の入力と、前記辞書データの優先順を示す情報の入力とを受け付ける入力部と、
    前記入力部が入力を受け付けた前記辞書データの優先順を示す情報に基づいて、前記辞書データの優先順を設定する設定部と、
    前記入力部が入力を受け付けた前記検索文字に対応する情報を、前記設定部が設定した前記優先順に基づいた順に前記辞書データから検索する検索部と、
    前記検索部が検索した順に、前記検索文字に対応する情報を表示部に表示する表示制御部と、
    を備え、
    前記入力部は、カテゴリ毎に、前記辞書データの優先順を示す情報の入力を受け付け、
    前記設定部は、前記カテゴリ毎に、前記入力部が入力を受け付けた前記辞書データの優先順を示す情報に基づいて前記辞書データの優先順を設定する
    ことを特徴とする電子辞書。
  2. 前記入力部は、検索対象外の前記辞書データを示す情報の入力を受け付け、
    前記設定部は、前記入力部が入力を受け付けた検索対象外の前記辞書データを示す情報に基づいて、検索対象外の前記辞書データを設定し、
    前記検索部は、前記入力部が入力を受け付けた前記検索文字に対応する情報を、前記設定部が設定した検索対象外の前記辞書データからは検索しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子辞書。
  3. 前記入力部は、検索対象外の前記辞書データから検索を行う指示である対象外検索指示の入力を受け付け、
    前記検索部は、前記入力部が前記対象外検索指示の入力を受け付けた場合、前記入力部が入力を受け付けた前記検索文字に対応する情報を、前記設定部が設定した検索対象外の前記辞書データから検索する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子辞書。
  4. 前記入力部は、前記カテゴリ毎に、索対象外の前記辞書データを示す情報入力を受け付け、
    前記設定部は、記カテゴリ毎に、前記入力部が入力を受け付けた検索対象外の前記辞書データを示す情報に基づいて検索対象外の前記辞書データを設定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子辞書。
  5. 前記表示制御部は、前記検索文字に対応する情報を表示部に表示している際に前記設定部が前記辞書データの優先順を設定した場合、設定後の前記辞書データの優先順に基づいて前記検索文字に対応する情報の表示順を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子辞書。
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