JP6183338B2 - エンジンの自動停止制御装置 - Google Patents

エンジンの自動停止制御装置

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Description

本発明は、車両の走行駆動用のエンジンのアイドルストップを制御するエンジンの自動停止制御装置に関するものである。
近年、ギア駆動式スタータに加えて、ギア駆動式スタータに比べて静粛性に優れたベルト駆動式スタータを備える車両が知られている。このような車両においては、エンジンの始動をギア駆動式スタータに代えてベルト駆動式スタータでも行うことが可能である。ベルト駆動式スタータは、従来のスタータと比べて上限回転数が高いため、加速アシストや空転中のエンジンを始動させることも可能である。
しかしながら、ベルト駆動式スタータは、モータの動力をエンジンに伝達するためのベルトに滑りが発生しやすく、ギア駆動式スタータに比べ滑りやすいという特徴を持っている。そのため、ベルト駆動式スタータでは、ベルトの滑りによりエンジンを始動できない事態が発生することが懸念されている。そこで、特許文献1には、エンジン(1)の回転数と、ベルト式伝動機構(2)を介して常時駆動結合されたモータ(3)の回転数との偏差に基づき、ベルト式伝動機構(2)のベルトに予期しない滑りが発生したことを推定し、運転中にベルトの滑りが推定されば場合、エンジン(1)のアイドルストップを禁止するアイドルストップ装置が開示されている。
特開2004−308496号公報
しかしながら、特許文献1では、ベルト式伝動機構(2)のベルトの滑りが発生する原因として、ベルトの緩み及びベルトへの油の付着が想定されており、ベルト式伝動機構(2)への被水による滑りの発生は全く想定されていない。そのため、特許文献1では、エンジン(1)の回転数とモータ(3)の回転数との偏差からベルトの予期しない滑りの発生が推定されているというように、専らベルト式伝動機構(2)自身の状態からベルトの予期しない滑りが推定されており、ベルト式伝動機構(2)以外の車両の状態から、ベルトの予期しない滑りの発生は推定されていない。ベルトに作用する駆動トルクは動いている最中よりも停止状態から動く際の方が大きく、よって、ベルトの滑りの発生はベルト駆動中よりも停止状態から動く際に発生し易い。油の付着であればベルト駆動中であっても滑りが発生し、特許文献1の方法によって検出できるが、被水は油の付着に比べると滑り難いため、走行中等のベルト駆動中に被水した場合、ベルト駆動中には滑りが発生せず、一旦停車等のエンジン停止に伴いベルト駆動が停止した後のベルト駆動再開時になって初めて滑ることが懸念される。しかしながら、特許文献1の方法では、被水によるベルトの滑りが考慮されていないため、このような問題を解決できない。
本発明の目的は、ベルト駆動式スタータへの被水を推測することで、エンジンがアイドルストップ状態から始動できない事態を未然に防止するエンジンの自動停止制御装置を提供することである。
本発明の一態様は、車両の走行駆動用のエンジンのアイドルストップを制御するエンジンの自動停止制御装置であって、
アイドルストップ状態の前記エンジンを再始動させるベルト駆動式スタータと、
前記ベルト駆動式スタータ以外の前記車両の状態を検知する状態検知部と、
前記状態検知部により検知された状態に基づいて、前記車両の走行中に前記ベルト駆動式スタータが被水状態にあることを推測する推測部と、
前記推測部により前記ベルト駆動式スタータが被水状態にあると推測された場合、前記エンジンのアイドルストップ状態への移行を禁止するアイドルストップ禁止状態に前記車両を設定するアイドルストップ制御部とを備え、
前記ベルト駆動式スタータは、モータジェネレータと、前記モータジェネレータのロータシャフトに結合されたロータプーリと、前記エンジンのクランクシャフトに結合されたクランクプーリと、前記ロータプーリ及び前記クランクプーリに巻かれたベルトとを備える自動停止制御装置である。
この構成によれば、車両の走行中にベルト駆動式スタータが被水状態にあることが推測されると、車両がアイドルストップ禁止状態に設定されるので、アイドルストップ状態のエンジンを再始動する際にベルト駆動式スタータのベルトに滑りが発生し、エンジンを再始動できなくなる事態を抑制できる。
また、上記態様において、前記アイドルストップ制御部は、前記アイドルストップ禁止状態に前記車両を設定してから予め定められた第1期間が経過した場合、前記アイドルストップ禁止状態を解除してもよい。
この場合、アイドルストップ禁止状態に設定してから第1期間が経過すると、アイドルストップ禁止状態が解除されるので、被水推測直後の再始動によるベルト駆動式スタータのベルトの滑りを防止すると同時に、第1期間の経過によりベルト駆動式スタータが被水状態でなくなったと推測し、エンジンをアイドルストップ状態に移行させることができる。その結果、エンジンをアイドルストップ状態に移行させる回数が増大し、エンジンの燃費向上を図ることができる。
また、上記態様において、ギア駆動式スタータを更に備え、
前記アイドルストップは、前記車両の走行中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる走行中アイドルストップと、前記車両の停車中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる停車中アイドルストップとを備え、
前記アイドルストップ制御部は、
前記アイドルストップ禁止状態に前記車両を設定してから前記第1期間が経過した場合、前記停車中アイドルストップのみ前記アイドルストップ禁止状態を解除し、
前記停車中アイドルストップ状態の前記エンジンを再始動させる場合、前記ギア駆動式スタータを用いてもよい。
この場合、第1期間の経過時において走行中アイドルストップはアイドルストップ禁止状態が解除されないため、走行中アイドルストップにおいてエンジンを再始動できなくなる事態を未然に防止できる。また、第1期間の経過時において停車中アイドルストップはアイドルストップ禁止状態が解除されるが、停車中アイドルストップではギア駆動式スタータを用いてエンジンを再始動できるため、停車中アイドルストップにおいて確実にエンジンを再始動できる。
また、上記態様において、前記アイドルストップ制御部は、前記アイドルストップ禁止状態に前記車両を設定してから前記第1期間よりも長い予め定められた第2期間が経過した場合、前記走行中アイドルストップも前記アイドルストップ禁止状態から解除してもよい。
この場合、第1期間よりも長い第2期間の経過を条件に走行中アイドルストップのアイドルストップ禁止状態が解除されるため、走行中アイドルストップにおけるベルト駆動式スタータを用いたエンジンの再始動を確実に行うことができる。
また、上記態様において、ギア駆動式スタータを更に備え、
前記アイドルストップは、前記車両の走行中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる走行中アイドルストップと、前記車両の停車中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる停車中アイドルストップとを備え、
前記アイドルストップ制御部は、前記推測部により前記ベルト駆動式スタータが被水状態にあると推測された場合、前記走行中アイドルストップのみを前記アイドルストップ禁止状態にし、前記停車中アイドルストップを前記アイドルストップ禁止状態にしなくてもよい。
この場合、ベルト駆動式スタータが被水状態にあると推測された場合、ベルト駆動式スタータ及びギア駆動式スタータとが共に、エンジンの再始動が困難な走行中アイドルストップのみアイドルストップ禁止状態に設定される。そのため、走行中アイドルストップからエンジンを再始動できない事態を未然に防ぐことができる。一方、ベルト駆動式スタータが被水状態にあると推測されても、停車中アイドルストップでは、ギア駆動式スタータで再始動が行われるため、停車中アイドルストップはアイドルストップ禁止状態にされない。そのため、走行中アイドルストップ及び停車中アイドルストップが共にアイドルストップ禁止状態にされる場合に比べて、エンジンをアイドルストップ状態に移行できる回数が増大し、燃費向上を図ることができる。
また、上記態様において、前記アイドルストップ制御部は、前記停車中アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる場合、前記ギア駆動式スタータを用いて再始動を行う前に前記ベルト駆動式スタータを用いて再始動を行い、失敗した場合、前記ベルト駆動式スタータを用いて再始動を行ってもよい。
この態様では、アイドルストップ中のエンジンを再始動させる場合、まず、ベルト駆動式スタータが用いられる。そのため、ベルト駆動式スタータによる静粛始動を優先させることができる。一方、被水したベルト駆動式スタータのベルトが十分に乾燥しておらず、ベルト駆動式スタータによるエンジンの再始動に失敗した場合、ギア駆動式スタータを用いてエンジンが再始動される。そのため、エンジンを確実に再始動させることができる。
また、上記態様において、前記アイドルストップ制御部は、
アクセル操作に基づいて前記停車中アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる場合、前記ギア駆動式スタータを用い、
前記アクセル操作以外の前記車両の状態に基づいて前記停車中アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる場合、前記ギア駆動式スタータを用いて再始動を行う前に前記ベルト駆動式スタータを用いてもよい。
この態様では、アクセル操作に基づい停車中アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる場合、ギア駆動式スタータでエンジンが再始動される。したがって、アクセル操作されるというようなドライバーの積極的な走行意思による再始動の場合は、ベルト駆動式スタータによる静粛性のある再始動ではなく、ベルト駆動式スタータによる確実な再始動を優先させることができる。一方、アクセル操作以外に基づいてエンジンを再始動させる場合、ベルト駆動式スタータが用いられる。そのため、ドライバーの走行意思によらずにエンジンを再始動させる場合、エンジンを静粛に再始動できる。
また、上記態様において、ギア駆動式スタータを更に備え、
前記アイドルストップは、前記車両の走行中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる走行中アイドルストップと、前記車両の停車中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる停車中アイドルストップとを備え、
前記アイドルストップ制御部は、前記走行中アイドルストップが前記アイドルストップ禁止状態に設定されている場合において、前記ベルト駆動式スタータを用いて、前記停車中アイドルストップ状態のエンジンの再始動に成功した場合、前記走行中アイドルストップの前記アイドルストップ禁止状態を解除してもよい。
被水状態にあるベルト駆動式スタータの滑りが発生する可能性は、車両が停止している場合の方が、車両が走行している場合に比べて高い。したがって、停車中アイドルストップにおいて、ベルト駆動式スタータを用いたエンジンの再始動に成功したのであれば、走行中アイドルストップにおいて、ベルト駆動式スタータを用いたエンジンの再始動に失敗する可能性は低い。そのため、本態様によれば、走行中アイドルストップからベルト駆動式スタータを用いたエンジンの再始動を確実に行うことができる。
また、上記態様において、前記状態検知部は、降雨状態を検知する第1状態検知部と、前記車両が路面の水を被水する状態にあることを検知する第2状態検知部とを備え、
前記推測部は、前記第1状態検知部の検知結果が前記降雨状態を示し、且つ、第2状態検知部の検知結果が前記車両が前記路面の水を被水する状態にあることを示す場合、前記ベルト駆動式スタータが前記被水状態にあると推測してもよい。
この場合、ベルト駆動式スタータが被水状態にあることを精度良く推測できる。
また、上記態様において、前記第1状態検知部は、ワイパの作動を検知するワイパ作動センサ又は降雨センサで構成され、
第2状態検知部は、前記車両に設けられた複数の車輪のそれぞれの速度を検知する車輪速度センサで構成され、
前記推測部は、前記ワイパ作動センサの検知結果が前記ワイパが作動状態にあることを示す、又は前記降雨センサが前記降雨状態を検知した場合、前記第1状態検知部の検知結果が前記降雨状態を示すと判定し、前記車輪速度センサが検知した前記複数の車輪の速度差が規定値以上の場合、前記第2状態検知部の検知結果が前記車両が前記路面の水を被水する状態にあることを示すと判定してもよい。
この場合、ワイパが作動状態にある、又は降雨センサが降雨状態を検知し、且つ、車輪の速度差が規定値以上の場合にベルト駆動式スタータが被水状態にあると推測されるため、当該推測を正確に行うことができる。
本発明によれば、アイドルストップ状態のエンジンを再始動する際にベルト駆動式スタータのベルトに滑りが発生し、エンジンを再始動できなくなる事態を抑制できる。
本発明の実施の形態1にかかるエンジンの自動停止制御装置が搭載された車両の電気的構成を示す回路図である。 実施の形態1のエンジンの自動停止制御装置の制御系統を示すブロック図である。 実施の形態1におけるエンジンの自動停止制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるエンジンの自動停止制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3におけるエンジンの自動停止制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4におけるエンジンの自動停止装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態5におけるエンジンの自動停止制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
(1)車両の全体構成
図1は、本発明の実施の形態1にかかるエンジンの自動停止制御装置が搭載された車両の電気的構成を示す回路図である。実施の形態1では、車両として、例えば、4輪自動車が採用できる。本図に示される車両は、エンジン1、ベルト駆動式スタータ(以下、B−ISG2と記述する。)、バッテリ3、キャパシタ4、降圧回路5、電気負荷6、ギア駆動式スタータ7(Sta)、トランスミッション8、デファレンシャル9、車輪10、車輪軸11、及び協調ブレーキ12、バイパスリレー13、電圧センサ14、電流センサ15、及びキャパシタリレー16を含む。
B−ISG2とキャパシタ4とは線路L1を介して電気的に接続されている。降圧回路5は、キャパシタ4との接続点K1と電気負荷6とを接続する線路L2上に設けられている。バイパスリレー13は、降圧回路5と並列接続された線路L3上に設けられている。バッテリ3は、降圧回路5の出力側の接続点K2を介して電気負荷6及びギア駆動式スタータ7と電気的に接続され、負極が接地されている。接続点K2には電圧センサ14が電気的に接続されている。バッテリ3の負極には電流センサ15が電気的に接続されている。線路L1上には、キャパシタリレー16が設けられている。
エンジン1は、車両のエンジンルームに設けられ、車両を走行させる。エンジン1としては、例えば、レシプロエンジン、或いはディーゼルエンジンが採用できる。
B−ISG(ベルト駆動式Integrated Starter Generator)2は、キャパシタ4及びバッテリ3の少なくともいずれか一方からの電力を用いてアイドルストップ(以下、「IS」と記述する。)状態のエンジン1を再始動させると共に、車両の少なくとも減速時にはエンジン1から動力を得て発電し、キャパシタ4、バッテリ3、及び電気負荷6に電力を供給する。ここで、B−ISG2は、エンジン1を再始動させるに際し、主にキャパシタ4からの電力を用い、キャパシタ4の残容量が低い場合はバッテリ3からの電力を用いる。
具体的には、B−ISG2は、モータジェネレータ21と、モータジェネレータ21のロータシャフトに結合されたロータプーリ22と、エンジン1のクランクシャフトに結合されたクランクプーリ23と、ロータプーリ22及びクランクプーリ23に巻かれたベルト24とを備える。ここで、B−ISG2は、エンジン1の再始動時にはクランクシャフトを介してエンジン1に動力を供給する。
B−ISG2は、エンジン1のクランクシャフトと連動して回転するモータジェネレータ21が備えるロータを磁界中で回転させることで発電を行うものであり、磁界を発生するフィールドコイルへの電流の増減に応じて発電電流を調節する。また、B−ISG2には、発電された交流電力を直流電力に変換する整流器(図示省略)が内蔵されている。つまり、B−ISG2で発電された電力は、この整流器で直流に変換された後にキャパシタ4、バッテリ3、及び電気負荷6に送電される。
バッテリ3は、例えば、鉛バッテリであり、B−ISG2と電気的に接続され、B−ISG2で発電された電力を蓄える。鉛バッテリは化学反応によって電気エネルギーを蓄えるものであるため、急速な充放電には不向きである。しかし、鉛蓄バッテリは、充電容量を確保し易いため、比較的多量の電力を蓄えることができるという特性を持つ。
キャパシタ4は、例えば、電気二重層キャパシタであり、B−ISG2と電気的に接続され、B−ISG2で発電された電力を蓄える。電気二重層キャパシタは、鉛蓄バッテリとは異なり、電解質イオンの物理的な吸着によって電気を蓄えるものである。このため、電気二重層キャパシタは比較的急速な充放電が可能で、内部抵抗も小さいという特性を持つ。
降圧回路5は、例えば、DCDCコンバータで構成され、B−ISG2及びキャパシタ4から供給される電圧を所定の電圧に降圧して、電気負荷6に供給する。
電気負荷6は、降圧回路5が出力する所定の電圧で駆動する1以上の電装品で構成される。本実施の形態では、例えば、EPAS(電動パワーステアリング機構)、エアコン、オーディオ、及びグローパスが電気負荷6として採用されるが、これらは一例である。
ギア駆動式スタータ7は、エンジン1の始動時に駆動されてエンジン1をクランキングする。ここで、ギア駆動式スタータ7は、スターターモータ71及びピニオン72等を含み、ピニオン72がスターターモータ71の動力をエンジン1に設けられたリングギア111に伝えることで、エンジン1をクランキングする。本実施の形態では、ギア駆動式スタータ7は、主にイグニッションキーのONによるエンジン1の始動時にエンジン1をクランキングする。
トランスミッション8は、例えば、マニュアルトランスミッション、オートマチックトランスミッション、或いはCVT等で構成され、エンジン1の回転数を走行に適した回転数に変速する。デファレンシャル9は、カーブによって生じる内側車輪の抵抗分だけ外側車輪の駆動力を自動的に増やし、車両がスムーズにカーブを曲がれるようにする。車輪軸11はエンジン1の動力をトランスミッション8及びデファレンシャル9を介して車輪10に伝える。協調ブレーキ12は、フットブレーキペダル121の操作量に応じて、回生ブレーキと油圧ブレーキとを協調制御する。
電圧センサ14は、バッテリ3の電圧を測定する。電流センサ15はバッテリ3に流れる電流を測定する。キャパシタリレー16は、キャパシタ4を回路から切り離すときにOFFされ、回路に組み込むときにONされる。
図1に示す車両の動作を簡単に説明する。まず、イグニッションキーがONされると、ギア駆動式スタータ7がバッテリ3からの電力によって駆動し、エンジン1をクランキングし、エンジン1が始動する。
車両の減速時において、B−ISG2はエンジン1からの動力により発電する。B−ISG2によって発電された電力はキャパシタ4に蓄積される。また、B−ISG2によって発電された電力は、降圧回路5によって電圧が降圧されて電気負荷6に供給されると共に、余剰電力はバッテリ3に充電される。
車両が停止するといった所定のIS条件が成立すると、エンジン1がIS状態に移行される。一方、IS状態において所定のIR(アイドルストップリスタート)条件が成立すると、B−ISG2は、キャパシタ4からの電力によって駆動し、エンジン1を再始動させる。また、電気負荷6の電力需要が高く、線路L2に流れる電流が所定の値以上になると、バイパスリレー13がONし、線路L3は降圧回路5のバイパス経路となる。これにより、キャパシタ4及びB−ISG2の電力は降圧回路5によって降圧されずに線路L3を介して電気負荷6に供給される。これにより、電気負荷6の駆動を継続させることができる。
(2)制御系統
図2は、実施の形態1のエンジンの自動停止制御装置の制御系統を示すブロック図である。本図に示すように、エンジンの自動停止制御装置は、PCM(Power train control module)210、アクセルSW(スイッチの略、以下同様。)201、フットブレーキSW202、車速センサ203、ワイパSW204、車輪速センサ205、電圧センサ14、電流センサ15、B−ISG2、ギア駆動式スタータ7、インジェクタ206、クルーズコントロールSW207、カメラ208、及び降雨センサ209を備える。PCM210は、各種信号線を介してアクセルSW201及びフットブレーキSW202等の図2のブロックで示す各部品と電気的に接続されている。
アクセルSW201は、アクセルペダルの操作によりアクセルペダルがONされたことを検知し、アクセルペダルのON及びアクセルペダルの操作量を示す検知信号をPCM210に出力する。
フットブレーキSW202は、フットブレーキペダル121(図1参照)の操作によりフットブレーキペダル121がONされたことを検知し、フットブレーキペダル121のON及びフットブレーキペダル121の操作量を示す検知信号をPCM210に出力する。
車速センサ203は、車両の走行速度を検知し、検知した速度を示す検知信号をPCM210に出力する。
ワイパSW204は、ワイパがONされたこと検知し、ワイパがONされたこと示す検知信号をPCM210に出力する。
車輪速センサ205は、4つの車輪のそれぞれに対応して4つ存在し、車輪の速度を検知し、検知した車輪の速度を示す検知信号をPCM210に出力する。
電圧センサ14は、図1で説明したようにバッテリ3の電圧を計測し、PCM210に出力する。電流センサ15は、図1で説明したようにバッテリ3の電流を計測し、PCM210に出力する。
B−ISG2及びギア駆動式スタータ7は、図1で説明したものであり、PCM210の制御の下、駆動する。インジェクタ206は、PCM210の制御の下、エンジン1に燃料を噴射する。
クルーズコントロールSW207は、クルーズコントロールをONする操作がされたことを検知し、クルーズコントロールがONされたことを示す検知信号をPCM210に出力する。本実施の形態では、クルーズコントロールとして、先行車との車間距離を一定に保つアダプディブクルーズコントロールが採用される。
カメラ208は、車両の前方を撮影するカメラであり、アダプディブクルーズコントロールを実現するために、先行車または障害物と車両との距離を測定するために用いられる。
降雨センサ209は、車両のフロントガラス付近に設けられ、降雨を検知し、検知信号をPCM210に出力する。
ここで、ワイパSW204、車輪速センサ205、クルーズコントロールSW207、カメラ208、及び降雨センサ209は、状態検知部の一例である。また、ワイパSW204及び降雨センサ209は、降雨状態を検知する第1状態検知部の一例であり、車輪速センサ205、クルーズコントロールSW207、及びカメラ208は車両が路面の水を被水する状態にあることを検知する第2状態検知部の一例である。
PCM210は、例えば、CPU、ROM、及びRAM等を含むマイクロコンピュータ、或いは、専用のハードウェア回路で構成され、車両の制御系統の全体制御を司る。本実施の形態において、PCM210は、推測部211、IS制御部212、及びISフラグ記憶部213の機能ブロックを備えている。これらの機能ブロックは、例えば、CPUがROMに記憶された制御プログラムを実行することで実現されてもよいし、専用のハードウェア回路で実現されてもよい。
推測部211は、状態検知部により検知された、B−ISG2以外の車両の状態に基づいて、車両の走行中にB−ISG2が被水状態にあることを推測する。ここで、B−ISG2以外の車両の状態としては、例えば、車両が雨を受けている状態(降雨状態)及び車両が路面の水を被水する状態が該当する。車両が降雨状態にある場合、雨によりB−ISG2が被水する可能性がある。また、雨などによって濡れた路面や水たまりを車両が走行すると、車両が水を巻き上げ、巻き上げられた水により、B−ISG2が被水する可能性もある。そこで、本実施の形態では、推測部211は、状態検知部により、走行中の車両が降雨状態であることが検知され、且つ、状態検知部により、車両が路面の水を被水する状態にあることが検知されると、B−ISG2が被水状態にあると推測する。
例えば、車両が降雨状態である場合、ワイパがONされるのが一般的である。そこで、本実施の形態では、推測部211は、ワイパSW204によりワイパのONが検知されると、車両が降雨状態であると判定する。また、車両が降雨状態である場合、降雨センサ209が降雨を検知する。そこで、推測部211は、降雨センサ209が降雨を検知すると、車両が降雨状態であると判定する。
また、車両が濡れた路面や水たまりを走行することでスリップする或いはスリップする可能性が高い場合、4つの車輪の車輪速度のうち、いずれか2つの車輪速度の速度差が大きくなる。そこで、推測部211は、4つの車輪の車輪速度のうち、任意の2つの車輪速度の速度差が閾値より大きい場合、車両が路面の水を被水する状態にあると判定する。
また、クルーズコントロール中では、車両は先行車との車間距離が一定距離以下に維持されるよう車両の走行速度が制御される。この場合、路面が降雨により濡れている場合、先行車が巻き上げた水により車両が被水し、その結果、B−ISG2が被水する可能性もある。そこで、推測部211は、クルーズコントロールSW207によりクルーズコントロールがONされたことが検知されると、車両が路面の水を被水する状態にあると判定する。また、推測部211は、カメラ208が撮像した画像から先行車との車間距離が一定距離以下と判定した場合、車両が路面の水を被水する状態にあると判定してもよい。更に、推測部211は、車両に先行車や障害物との距離を検知するレーザセンサが搭載されているのであれば、レーザセンサが先行車との車間距離が一定の距離以下であることを検知した場合、車両が路面の水を被水する状態にあると判定してもよい。
なお、B−ISG2の近傍に被水を検知するセンサが設け、推測部211は、このセンサにより被水が検知された場合に、車両が路面の水を被水する状態にあると判定してもよい。
IS制御部212は、推測部211によりB−ISG2が被水状態にあると推測された場合、所定のIS条件が成立しても、エンジン1をIS状態に移行させないIS禁止状態に車両を設定する。ここで、IS制御部212は、車両をIS禁止状態にする場合、ISフラグをIS禁止状態であることを示す値(例えば1)に設定する。一方、IS制御部212は、IS禁止状態を解除する場合、ISフラグをIS許可状態であることを示す値(例えば0)に設定する。なお、後述するようにISが走行中ISと、停車中ISとを含むこともある。この場合、走行中ISをIS禁止状態にする場合、ISフラグを例えば「10」に設定し、停車中ISを禁止状態にする場合、ISフラグを例えば「01」に設定し、走行中IS及び停車中ISをIS禁止状態にする場合、ISフラグを「11」にすればよい。
ISフラグ記憶部213は、IS制御部212が管理するISフラグを記憶する。
図3は、実施の形態1におけるエンジンの自動停止制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、例えば、イグニッションキーがONされている間、定期的に実行される。
まず、推測部211は、アクセルSW201、フットブレーキSW202、車速センサ203、電圧センサ14、ワイパSW204、及び4つの車輪速センサ205から検知信号を読み込む(S301)。
次に、推測部211は、ワイパが作動しており、且つ、車輪速度差が閾値TH1より大きいか否かを判定する(S302)。ここで、推測部211は、ワイパSW204がONを示す検知信号を出力している場合、ワイパが作動していると判断すればよい。また、推測部211は、4つの車輪速センサ205が検知した4つの車輪速度を任意に2つ組み合わせ、各組み合わせにおける車輪速度の差分の絶対値を算出する。ここでは、4つの車輪速度から任意の2つの車輪速度を組み合わせた場合、6つの車輪速度の組み合わせが得られるため、6つの車輪速度差が算出される。そして、6つの車輪速度差のうち、いずれか1つの車輪速度差が閾値TH1よりも大きければ、推測部211は、車輪速度差が閾値TH1よりも大きいと判定すればよい。
ワイパが作動し、且つ、車輪速度差が閾値TH1よりも大きい場合(S302でY)、推測部211は、車両の走行中にB−ISG2が被水状態にあると推測する。そして、IS制御部212は、車両をIS禁止状態に設定する(S303)。
一方、ワイパが作動していない、又は、車輪速度差が閾値TH1以下の場合(S302でN)、推測部211は、B−ISG2は被水状態ではないと推測し、処理はS305に進む。
ここで、閾値TH1としては、例えば、車両がスリップする可能性が高いことを示す車輪速度差であって、実験的に得られた値が採用できる。
次に、IS制御部212は、車両をIS禁止状態に設定してから予め定められた第1期間が経過した場合(S304でY)、IS禁止状態を解除し、車両をIS許可状態に設定する(S305)。
一方、車両をIS禁止状態に設定してから第1期間が経過していない場合(S304でN)、処理は、S304に戻る。
ここで、第1期間の経過を条件にIS禁止状態を解除しているのは、一定時間経過するとB−ISG2のベルト24に被水した水が乾くことを考慮したためである。ここで、被水したベルト24は被水した水が完全に乾燥していなくても、ある程度乾燥していれば、ベルト24の滑りが発生する可能性は低下する。また、IS禁止状態が長期間維持されると、その期間内においてエンジン1はIS状態へ移行されないため、燃費が低下してしまう。そこで、第1期間としては、例えば、滑りがほぼ完全に発生しない程度に被水したベルト24から水が蒸発する期間よりも短い期間であって、滑りが発生する可能性が低いことが見込まれる程度にベルト24から水が蒸発する期間が採用できる。これにより、本実施の形態は、B−ISG2による滑りの発生を抑制すると同時に、IS禁止状態が維持される期間を可能な限り短縮し、燃費向上を図ることができる。
S306において、IS制御部212は、S301で推測部211が読み込んだ検知信号を用いて、IS条件が成立したか否かを判断する。ここで、IS条件は、以下の(i)〜(iv)の全ての条件が満たされた場合に成立する。
(i)アクセルSW201がOFFを示す検知信号を出力した場合
(ii)フットブレーキSW202がONを示す検知信号を出力した場合
(iii)車両の走行速度(車速)が閾値TH2より小さい場合
(iv)電圧センサ14が計測したバッテリ3の電圧(バッテリ電圧)が閾値TH3よりも大きい場合
(i)、(ii)の条件は車両が減速状態に入ったことを考慮したものである。(iii)の条件は、減速状態に入った車両の車速がエンジン1をIS状態にさせても良い程度に低速になったことを考慮したものである。したがって、閾値TH2としては、エンジン1をIS状態に移行しても車両の走行に支障がない程度の実験的に得られた車速が採用できる。(iv)の条件は、エンジン1を再始動させることが可能な電力をバッテリ3が蓄積しているか否かを考慮したものである。したがって、閾値TH3としては、B−ISG2を用いてエンジン1の再始動に失敗した場合に、ギア駆動式スタータ7を用いてエンジン1の再始動させるに際して、ギア駆動式スタータ7がエンジン1を再始動することができるバッテリ3の残容量の下限値であって、実験的に得られた値が採用できる。
S306において、IS条件が成立すると(S306でY)、IS制御部212は、エンジン1をIS状態にする。この場合、IS制御部212は、例えば、B−ISG2に駆動指示を出力して、B−ISG2を駆動させ、エンジン1を再始動させる。このとき、B−ISG2は、被水状態にあることが推測されてから第1期間が経過しており、滑りが発生する可能性が低いことが見込まれる程度にベルト24から被水した水が乾燥しているため、滑りの発生を抑制できる。
一方、IS条件が成立しなければ(S306でN)、IS制御部212は、エンジン1をIS状態に移行させず、処理をS301に戻す。
このように、本実施の形態では、B−ISG2が被水状態にあることが推測されると、車両がIS禁止状態に設定されるので、IS状態のエンジン1を再始動する際にB−ISG2のベルト24に滑りが発生し、エンジン1を再始動できなくなる事態を抑制できる。
また、本実施の形態では、IS禁止状態に設定してから第1期間が経過すると、IS禁止状態が解除されるので、被水推測直後の再始動によるB−ISG2のベルト24の滑りを防止すると同時に、第1期間の経過によりB−ISG2が被水状態でなくなったと推測し、エンジン1をIS状態に移行させることができる。その結果、エンジン1をIS状態に移行させる回数が増大し、エンジン1の燃費向上を図ることができる。
なお、図3のS302では、ワイパの作動の有無と車輪速度差とを用いてB−ISG2の被水状態が推測されていたが、これは一例にすぎず、上述したように、降雨センサ、クルーズコントロール、カメラ208、レーザセンサ等を用いてB−ISG2の被水状態が推測されてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2は、IS禁止状態に設定してから第1期間が経過すると、停車中ISは許可するが走行中ISは禁止することを特徴とする。なお、実施の形態2において、車両の全体構成は図1と同じであり、制御系統を示すブロック図は図2と同じである。また、実施の形態2では、実施の形態1との相違点のみを説明する。これらのことは、後述の実施の形態においても同じである。
図4は、実施の形態2におけるエンジン1の自動停止制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図4において図3と同じ処理には同じステップ番号を付与し、説明を省く。このことは、後述するフローチャートにおいても同じである。
S304において、第1期間が経過すると(S304でY)、IS制御部212は、停車中ISのみIS許可状態にし、走行中ISはIS禁止状態にする(S401)。走行中ISとは、車両の走行中にエンジン1をIS状態に移行させるISを指し、停車中ISとは、車両の停車中にエンジン1をIS状態に移行させるISを指す。
ここで、停車中ISのみをIS許可状態にしているのは、以下の理由による。すなわち、走行中ISでは、車両の停止前にアクセルが踏まれ、走行中ISが解除されることがある。B−ISG2は、エンジン1の高速回転に対応することができるため、走行中ISが解除されても、エンジン1を再始動することができる。一方、ギア駆動式スタータ7は、エンジン1の高速回転に対応できないため、走行中ISが解除されると、エンジン1の再始動に失敗する可能性が高い。よって、走行中ISの解除は、B−ISG2を用いることが好ましい。
しかしながら、B−ISG2が被水状態にあると、ベルト24に滑りが発生し、エンジン1の再始動に失敗してしまう。そして、B−ISG2による再始動が失敗したので、ギア駆動式スタータ7での再始動を試みると、上述したようにギア駆動式スタータ7は、高速回転に対応できないため、エンジン1の再始動に失敗する。したがって、B−ISG2が被水状態にあると、B−ISG2及びギア駆動式スタータ7のいずれを用いても、走行中ISを解除できなくなる。一方、停車中ISにおいては、B−ISG2でのエンジン1の再始動に失敗したとしても、エンジン1は回転していないため、ギア駆動式スタータ7を用いれば、エンジン1を再始動できる。
そこで、本実施の形態は、B−ISG2での滑りが発生する可能性が多少なりとも残っている第1期間の経過時には、停車中ISはIS禁止状態を解除し、走行中ISはIS禁止状態を解除しないことにしている。これにより、走行中ISの解除に失敗することを未然に防止することができる。
S402において、停車中IS条件が成立すると(S402でY)、IS制御部212は、エンジン1をIS状態に移行させる(S406)。一方、停車中IS条件が成立しなければ(S402でN)、処理は、S403に進む。
ここで、停車中IS条件は、以下の(i)〜(iv)の全ての条件が満たされた場合に成立する。
(i)アクセルSW201がOFFを示す検知信号を出力した場合
(ii)フットブレーキSW202がONを示す検知信号を出力した場合
(iii)車両の走行速度(車速)が0になった場合
(iv)電圧センサ14が計測したバッテリ3の電圧(バッテリ電圧)が閾値TH3よりも大きい場合
(iii)の条件は、停車中ISの成立には、車両が停止している必要があることを考慮したものである。それ以外の条件は、実施の形態1で示したIS条件と同じである。
S403において、走行中ISをIS禁止状態にした後、停車中ISからB−ISG2によりエンジン1の再始動に成功しているか否かを判定する。
被水状態にあるB−ISG2の滑りが発生する可能性は、車両が停止している場合の方が、車両が走行している場合に比べて高い。したがって、停車中ISにおいて、B−ISG2を用いたエンジン1の再始動に成功したのであれば、走行中ISにおいて、B−ISG2を用いたエンジン1の再始動に失敗する可能性は低い。そこで、本実施の形態は、走行中ISをIS禁止状態に設定した後、停車中ISにおいて、エンジン1の再始動に成功したのであれば(S403でY)、IS制御部212は、走行中ISのIS禁止状態を解除し、IS許可状態にする(S404)。
一方、走行中ISをIS禁止状態に設定した後、停車中ISにおいて、B−ISG2を用いたエンジン1の再始動に成功していないのであれば(S403でN)、IS制御部212は、走行中ISのIS禁止状態を解除せず、処理をS402に戻す。
S405において、走行中IS条件が成立したのであれば(S405でY)、IS制御部212はエンジン1をIS状態に移行し(S406)、処理を終了する。一方、走行中IS条件が成立していないのであれば(S405でN)、処理はS402に戻る。
ここで、走行中IS条件は、以下の(i)〜(iv)の全ての条件が満たされた場合に成立する。
(i)アクセルSW201がOFFを示す検知信号を出力した場合
(ii)フットブレーキSW202がONを示す検知信号を出力した場合
(iii)車両の走行速度(車速)が0より大きく閾値TH2より小さい場合
(iv)電圧センサ14が計測したバッテリ3の電圧(バッテリ電圧)が閾値TH3よりも大きい場合
(iii)の条件は、走行中ISの成立には、車両の停止を排除する必要があること、及び減速状態に入った車両の車速がエンジン1をIS状態に移行させても車両の走行に支障をきたさない程度に低速になったことを考慮したものである。それ以外の条件は、停車中IS条件と同じである。
このように、本実施の形態では、第1期間の経過時において走行中ISはIS禁止状態が解除されないため、走行中IS状態にあるエンジン1を再始動できなくなる事態を未然に防止できる。また、第1期間の経過時において停車中ISはIS禁止状態が解除されるが、停車中ISではB−ISG2でのエンジン1の再始動に失敗したとしてもギア駆動式スタータ7を用いてエンジン1を再始動できるため、停車中ISにおいて確実にエンジン1を再始動できる。
なお、図4のS303においては、走行中IS及び停車中ISがともにIS禁止状態に設定されたが、これは一例にすぎず、走行中ISのみがIS禁止状態に設定され、停車中ISはIS許可状態に設定されてもよい。これにより、B−ISG2が被水状態にある場合、B−ISG2及びギア駆動式スタータ7の両方ともがエンジン1を再始動することが困難となる走行中ISのみIS禁止状態に設定される。そのため、走行中ISからエンジン1を再始動できない事態を未然に防ぐことができる。一方、B−ISG2が被水状態にあると推測されても、停車中ISでは、B−ISG2でのエンジン1の再始動に失敗したとしても、ギア駆動式スタータ7で再始動が行えるため、停車中ISはIS禁止状態にされない。そのため、走行中IS及び停車中ISが共にIS禁止状態にされる場合に比べて、エンジン1をIS状態に移行できる回数が増大し、燃費向上を図ることができる。なお、S303において、走行中ISのみをIS禁止状態に設定し、停車中ISはIS許可状態にする態様は、後述する図5においても適用可能である。
(実施の形態3)
実施の形態3は、第1期間の経過により停車中ISのみIS禁止状態を解除した後、第1期間よりも長い第2期間の経過時に、走行中ISのIS禁止状態を解除することを特徴とする。
図5は、実施の形態3におけるエンジンの自動停止制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。図5において、図4との相違点は、S402の次にS403の処理に代えてS501の処理が設けられている点にある。
すなわち、S403では、停車中ISにおいてB−ISG2を用いたエンジン1の再始動に成功したことを条件に走行中ISのIS禁止状態が解除されていた。一方、S501では、S303で車両をIS禁止状態に設定した時点から第2期間が経過したことを条件に走行中ISのIS禁止状態が解除されている。
すなわち、IS制御部212は、S303で車両をIS禁止状態に設定してから第2期間が経過した場合(S501でY)、走行中ISのIS禁止状態を解除する(S404)。一方、第2期間が経過していなければ(S501でN)、処理がS402に戻る。
ここで、第2期間としては、例えば、第1期間経過時よりも長い期間であって、B−ISG2が滑りがほぼ完全に発生しない程度に被水したベルト24から水が蒸発した期間であって、実験的に得られた期間が採用できる。
このように、本実施の形態では、第2期間の経過を条件に走行中ISがIS許可状態にされるため、走行中ISにおけるB−ISG2を用いたエンジン1の再始動を確実に行うことができる。
(実施の形態4)
実施の形態4は、IS状態にあるエンジン1を再始動させる際、まず、B−ISG2での再始動を試み、失敗した場合にギア駆動式スタータ7で再始動を行うことを特徴とする。なお、実施の形態4は、実施の形態1〜3においてエンジン1を再始動させる際の処理として適用可能である。
図6は、実施の形態4におけるエンジンの自動停止装置の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートはエンジン1がIS状態であるときに定期的に実行される。
まず、IS制御部212は、アクセルSW201、フットブレーキSW202、車速センサ203、及び電圧センサ14から検知信号を読み込む(S601)。
次に、IS制御部212は、IR条件が成立したか否かを判定する(S602)。IR条件は、以下の(i)〜(iv)のいずれか1の条件が満たされた場合に成立する。
(i)アクセルSW201がONを示す検知信号を出力した場合
(ii)フットブレーキSW202がOFFを示す検知信号を出力した場合
(iii)電圧センサ14が計測したバッテリ電圧が閾値TH3よりも小さい場合
(iv)IS時間が閾値TH4よりも大きくなった場合
(i)の条件はアクセルがONされたことをトリガーにIS状態にあるエンジン1を再始動させることを考慮したものである。(ii)の条件はフットブレーキペダル121がOFFされたことをトリガーにIS状態にあるエンジン1を再始動させることを考慮したものである。(iii)の条件は、バッテリ電圧が閾値TH3より低くなり、IS状態のエンジン1を再始動できなくなる事態を未然に回避するために、エンジン1を強制的に駆動させ、バッテリ3を充電させることを考慮したものである。(iv)の条件は、ISの経過時間(IS時間)が一定の時間を超えた場合、IS中のエンジン1を強制的に再始動させることを考慮したものである。したがって、閾値TH4としては、例えば、予め定められたIS時間の上限値が採用できる。
IR条件が成立すると(S602でY)、IS制御部212は、B−ISG2に駆動指示を出力し、B−ISG2にエンジン1を再始動させる(S603)。一方、IR条件が成立しなければ(S602でN)、処理はS601に戻る。
次に、IS制御部212は、B−ISG2でのエンジン1の再始動に失敗したか否かを判定する(S604)。この場合、IS制御部212は、例えば、車速センサ203が計測した車速が0である、或いは、エンジン1の回転数が0であれば、エンジン1の再始動に失敗したと判定すればよい。
B−ISG2でのエンジン1の再始動に失敗した場合(S604でY)、IS制御部212はギア駆動式スタータ7でエンジン1を再始動させる(S605)。一方、B−ISG2でのエンジン1の再始動に成功した場合(S604でN)、処理を終了する。
このように、本実施の形態では、IS中のエンジン1を再始動させる場合、まず、B−ISG2が用いられる。そのため、B−ISG2による静粛始動を優先させることができる。一方、被水したB−ISG2のベルト24が十分に乾燥しておらず、B−ISG2によるエンジン1の再始動に失敗した場合、ギア駆動式スタータ7を用いてエンジン1が再始動される。そのため、エンジンを確実に再始動させることができる。
(実施の形態5)
実施の形態5は、アクセルSW201がONの検知信号を出力することを条件にIR条件が成立した場合は、ギア駆動式スタータ7でエンジン1を再始動させ、それ以外の条件でIR条件が成立した場合は、B−ISG2でエンジン1を再始動させることを特徴とする。なお、実施の形態5は、実施の形態1〜3において、エンジン1を再始動させる際の処理に適用可能である。
図7は、実施の形態5におけるエンジンの自動停止制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図7のフローチャートはエンジン1がIS状態であるときに定期的に実行される。
S601は図6のS601と同じである。また、実施の形態5において、IR条件は実施の形態4と同じである。すなわち、実施の形態4で示した(i)〜(iv)のいずれか1の条件が満足した場合にIR条件が成立する。
S701において、IR条件が成立すると(S701でY)、その成立がアクセルSW201がONを示す検知信号を出力したもの、すなわち、(i)の条件の成立によるものか否かが判定される(S702)。
IR条件の成立が(i)の条件の成立によるものである場合(S702でY)、IS制御部212は、ギア駆動式スタータ7に駆動信号を出力し、ギア駆動式スタータ7でエンジン1を再始動させる(S605)。
一方、IR条件の成立が(i)以外の(ii)〜(iii)のいずれか1の条件の成立によるものである場合(S702でN)、IS制御部212は、B−ISG2でエンジン1を再始動させる(S603)。
B−ISG2での再始動に失敗した場合(S604でY)、IS制御部212は、ギア駆動式スタータ7でエンジン1を再始動させる(S605)。一方、B−ISG2での再始動に成功した場合(S604でN)、処理を終了する。
このように、本実施の形態では、アクセルSW201がONの検知信号を出力した場合、ギア駆動式スタータ7でエンジン1が再始動される。したがって、アクセルペダルが操作されるというようなドライバーの積極的な走行意思による再始動の場合は、B−ISG2による静粛性のある再始動ではなく、ギア駆動式スタータ7による確実な再始動を優先させることができる。一方、フットブレーキペダル121の操作(条件(ii))、バッテリ電圧<閾値TH3(条件(iii))、IS時間>閾値TH4(条件(iv))といった、ドライバーの走行意思によらない車両の状態に応じてエンジン1を再始動させる場合、B−ISG2が用いられる。そのため、ドライバーの走行意思によらずにエンジン1を再始動させる場合、エンジン1を静粛に再始動できる。
更に、B−ISG2での再始動に失敗した場合は、ギア駆動式スタータ7で再始動が行われるため、B−ISG2が滑って再始動に失敗したとしても、ギア駆動式スタータ7を用いてエンジン1を確実に再始動させることができる。
1 エンジン
3 バッテリ
7 ギア駆動式スタータ
14 電圧センサ
15 電流センサ
24 ベルト
121 フットブレーキペダル
203 車速センサ
205 車輪速センサ
206 インジェクタ
208 カメラ
209 降雨センサ
211 推測部
212 IS制御部
213 フラグ記憶部

Claims (10)

  1. 車両の走行駆動用のエンジンのアイドルストップを制御するエンジンの自動停止制御装置であって、
    アイドルストップ状態の前記エンジンを再始動させるベルト駆動式スタータと、
    前記ベルト駆動式スタータ以外の前記車両の状態を検知する状態検知部と、
    前記状態検知部により検知された状態に基づいて、前記車両の走行中に前記ベルト駆動式スタータが被水状態にあることを推測する推測部と、
    前記推測部により前記ベルト駆動式スタータが被水状態にあると推測された場合、前記エンジンのアイドルストップ状態への移行を禁止するアイドルストップ禁止状態に前記車両を設定するアイドルストップ制御部とを備え、
    前記ベルト駆動式スタータは、モータジェネレータと、前記モータジェネレータのロータシャフトに結合されたロータプーリと、前記エンジンのクランクシャフトに結合されたクランクプーリと、前記ロータプーリ及び前記クランクプーリに巻かれたベルトとを備えるエンジンの自動停止制御装置。
  2. 前記アイドルストップ制御部は、前記アイドルストップ禁止状態に前記車両を設定してから予め定められた第1期間が経過した場合、前記アイドルストップ禁止状態を解除する請求項1記載のエンジンの自動停止制御装置。
  3. ギア駆動式スタータを更に備え、
    前記アイドルストップは、前記車両の走行中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる走行中アイドルストップと、前記車両の停車中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる停車中アイドルストップとを備え、
    前記アイドルストップ制御部は、
    前記アイドルストップ禁止状態に前記車両を設定してから前記第1期間が経過した場合、前記停車中アイドルストップのみ前記アイドルストップ禁止状態を解除し、
    前記停車中アイドルストップ状態の前記エンジンを再始動させる場合、前記ギア駆動式スタータを用いる請求項2記載のエンジンの自動停止制御装置。
  4. 前記アイドルストップ制御部は、前記アイドルストップ禁止状態に前記車両を設定してから前記第1期間よりも長い予め定められた第2期間が経過した場合、前記走行中アイドルストップも前記アイドルストップ禁止状態から解除する請求項3記載のエンジンの自動停止制御装置。
  5. ギア駆動式スタータを更に備え、
    前記アイドルストップは、前記車両の走行中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる走行中アイドルストップと、前記車両の停車中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる停車中アイドルストップとを備え、
    前記アイドルストップ制御部は、前記推測部により前記ベルト駆動式スタータが被水状態にあると推測された場合、前記走行中アイドルストップのみを前記アイドルストップ禁止状態にし、前記停車中アイドルストップを前記アイドルストップ禁止状態にしない請求項1記載のエンジンの自動停止制御装置。
  6. 前記アイドルストップ制御部は、前記停車中アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる場合、前記ギア駆動式スタータを用いて再始動を行う前に前記ベルト駆動式スタータを用いて再始動を行い、失敗した場合、前記ギア駆動式スタータを用いて再始動を行う請求項3〜5のいずれかに1に記載のエンジンの自動停止制御装置。
  7. 前記アイドルストップ制御部は、
    アクセル操作に基づいて前記停車中アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる場合、前記ギア駆動式スタータを用い、
    前記アクセル操作以外の前記車両の状態に基づいて前記停車中アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる場合、前記ギア駆動式スタータを用いて再始動を行う前に前記ベルト駆動式スタータを用いる請求項1〜6のいずれか1に記載のエンジンの自動停止制御装置。
  8. ギア駆動式スタータを更に備え、
    前記アイドルストップは、前記車両の走行中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる走行中アイドルストップと、前記車両の停車中に前記エンジンをアイドルストップ状態に移行させる停車中アイドルストップとを備え、
    前記アイドルストップ制御部は、前記走行中アイドルストップが前記アイドルストップ禁止状態に設定されている場合において、前記ベルト駆動式スタータを用いて、前記停車中アイドルストップ状態のエンジンの再始動に成功した場合、前記走行中アイドルストップの前記アイドルストップ禁止状態を解除する請求項7記載のエンジンの自動停止制御装置。
  9. 前記状態検知部は、降雨状態を検知する第1状態検知部と、前記車両が路面の水を被水する状態にあることを検知する第2状態検知部とを備え、
    前記推測部は、前記第1状態検知部の検知結果が前記降雨状態を示し、且つ、第2状態検知部の検知結果が前記車両が前記路面の水を被水する状態にあることを示す場合、前記ベルト駆動式スタータが前記被水状態にあると推測する請求項1〜8のいずれか1に記載のエンジンの自動停止制御装置。
  10. 前記第1状態検知部は、ワイパの作動を検知するワイパ作動センサ又は降雨センサで構成され、
    第2状態検知部は、前記車両に設けられた複数の車輪のそれぞれの速度を検知する車輪速度センサで構成され、
    前記推測部は、前記ワイパ作動センサの検知結果が前記ワイパが作動状態にあることを示す、又は前記降雨センサが前記降雨状態を検知した場合、前記第1状態検知部の検知結果が前記降雨状態を示すと判定し、前記車輪速度センサが検知した前記複数の車輪の速度差が規定値以上の場合、前記第2状態検知部の検知結果が前記車両が前記路面の水を被水する状態にあることを示すと判定する請求項9記載のエンジンの自動停止制御装置。
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