以下、本技術の実施の形態について図を参照して説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.従来のサービス一覧の表示
2.情報処理システムの構成
3.携帯端末装置のハードウェア構成
4.携帯端末装置の機能構成
5.サービス一覧表示処理
6.サービス一覧からの画面遷移
7.サービス一覧画面遷移処理
8.ブックマーク情報によって起動するアプリケーションの例
9.その他
<1.従来のサービス一覧の表示>
本技術を適用した情報処理装置としての携帯端末装置の実施の形態について説明する前に、従来の情報処理装置としての携帯端末装置におけるサービス一覧の表示について説明する。
図1は、従来の通信キャリア個別のプラットフォームを搭載したICチップ搭載情報処理装置としての携帯端末装置によるサービス一覧の表示を説明する図である。
図1において、携帯端末装置10は、ICチップ11、デバイスドライバ12、ミドルウェア13、アプリケーションマネージャ14、アプリケーションA15、およびアプリケーションB16を備えている。
ICチップ11は、メモリ領域を備え、そのメモリ領域の所定の領域に、例えば電子マネーサービス等のサービスが登録される。デバイスドライバ12は、携帯端末装置10内の各デバイスを制御する。ミドルウェア13は、API(Application Program Interface)を備え、アプリケーションA15やアプリケーションB16に、所定の機能を提供する。
アプリケーションマネージャ14は、携帯端末装置10にインストールされているアプリケーションA15およびアプリケーションB16の管理を行う。アプリケーションA15およびアプリケーションB16は、サービス事業者によって提供されるアプリケーションであり、それぞれ、ICチップ11のメモリ領域に使用する領域を所有しており、その領域に登録されているサービスを使用する。
携帯端末装置10においては、サービス一覧の表示は、アプリケーションマネージャ14によって実現される。携帯端末装置10においてサービス一覧が表示される場合、アプリケーションマネージャ14は、アプリケーションA15およびアプリケーションB16それぞれから、サービス情報15aおよびサービス情報16aを取得し、そのサービス情報15aおよびサービス情報16aを基に、サービス一覧14aを生成して表示する。また、インストールされていないアプリケーションについては、そのアプリケーションをダウンロードするためのリンク先の情報が、サービス一覧14aに記述され、ブックマークとして表示される。
なお、携帯端末装置10においては、ICチップ11のメモリ領域に使用する領域を所有するアプリケーションA15およびアプリケーションB16は、ICチップ11に所有するメモリ領域が存在する限り、削除されないようになされている。
このように、携帯端末装置10においては、インストールされているアプリケーションに使用されるサービスのサービス情報と、登録されていないサービスのブックマークとしてのリンク先の情報とに基づいて、サービス一覧が表示される。
図2は、従来のオープンプラットフォームを搭載したICチップ搭載情報処理装置としての携帯端末装置によるサービス一覧の表示を説明する図である。
図2において、携帯端末装置20は、ICチップ21、デバイスドライバ22、ミドルウェア23、メニュー表示アプリケーション24、アプリケーション25を備えている。
ICチップ21は、メモリ領域を備え、そのメモリ領域の所定の領域に、例えば電子マネーサービス等のサービスが登録される。デバイスドライバ22は、携帯端末装置20内の各デバイスを制御する。ミドルウェア23は、APIを備え、アプリケーション25に、所定の機能を提供する。
メニュー表示アプリケーション24は、携帯端末装置20にインストールされているアプリケーション25についてのアプリケーション情報と、サービスが登録されているICチップ21のメモリ領域についてのICチップ情報とに基づいて、それぞれによって特定されるサービスのサービス情報を、サービス情報管理サーバ30のサービス情報DB30aから取得する。そして、メニュー表示アプリケーション24は、サービス情報DB30aから取得したサービス情報を基に、サービス一覧24aを生成して表示する。
しかしながら、上述したように、オープンプラットフォームを搭載したICチップ搭載情報処理装置である携帯端末装置20においては、携帯端末装置10のように、登録されていないサービスのブックマークをサービス一覧に表示することができなかった。
そこで、以下においては、オープンプラットフォームを搭載したICチップ搭載情報処理装置において、登録されているサービスと、登録されていないサービスのブックマークとをサービス一覧に表示するようにした構成について説明する。
<2.情報処理システムの構成>
図3は、本技術を適用した情報処理装置としての携帯端末装置を含む情報処理システムの構成例を示す図である。
図3に示される情報処理システムは、主に、携帯端末装置100と、サービス情報管理サーバ102とにより構成される。携帯端末装置100は、本技術を適用した情報処理装置の一例である。携帯端末装置100とサービス情報管理サーバ102とは通信網101を介して通信可能に構成される。
携帯端末装置100は、後述するICチップ151を備える。ICチップ151は、記憶領域であるメモリ領域を備え、そのメモリ領域の所定の領域に、例えば電子マネーサービス等のサービスが登録される。ネットワーク101を介して携帯端末装置100に接続されるサービス情報管理サーバ102には、ICチップ151に登録されているサービスや、ICチップ151のメモリ領域を使用せずアプリケーションを使用するサービスのサービス情報が記憶されており、携帯端末装置100は、サービス情報管理サーバ102に記憶されているサービス情報を取得することで、後述する図8のサービス一覧表示処理を実行する。
アプリケーションマーケットサーバ103は、ネットワーク101を介して携帯端末装置100に接続され、携帯端末装置100に対して様々なアプリケーションを提供する。
サービス発行サーバ104は、ネットワーク101を介して携帯端末装置100に接続され、ICチップ151のメモリ領域を確保することで、携帯端末装置100に対するサービスを発行する。また、リーダライタ105および情報処理装置106は、店舗等に設置され、互いに接続されている。携帯端末装置100とリーダライタ105とが非接触の近接通信を行うことによって、携帯端末装置100のユーザに対して、電子マネーサービス等のサービスが提供されるようになる。
<3.携帯端末装置のハードウェア構成>
次に、図4を参照して、携帯端末装置100のハードウェア構成例について説明する。
図4において、CPU(Central Processor Unit)131は、ROM(Read Only Memory)132に記憶されているプログラム、またはRAM(Random Access Memory)133にロードされたプログラムに従って、各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU131、ROM132、およびRAM133は、バス134を介して相互に接続されている。このバス134にはまた、入出力インタフェース135も接続されている。
入出力インタフェース135には、キー、ボタン、タッチパネル、およびマイクロホンなどよりなる入力部136、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)などよりなるディスプレイ、およびにスピーカなどよりなる出力部137、ハードディスクなどより構成される記憶部138、無線通信を行うアンテナなどよりなる第1通信部139、非接触の近接通信を行うアンテナなどよりなる第2通信部140が接続されている。
記憶部138には、携帯端末装置100を認証するための、携帯端末装置100に固有の情報等が記憶されている。
第1通信部139は、図示せぬ基地局との無線通信処理を行い、第2通信部140は、リーダライタ105との非接触の近接通信処理を行う。
入出力インタフェース135にはまた、必要に応じてドライブ141が接続され、半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア142が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部138にインストールされる。
<4.携帯端末装置の機能構成例>
次に、図5を参照して、携帯端末装置100の機能構成例について説明する。
図5の携帯端末装置100は、ICチップ151、デバイスドライバ152、ミドルウェア153、メニュー表示アプリケーション154、アプリケーション155、ブックマーク情報ファイル156、表示部157、および入力部158から構成される。
ICチップ151は、メモリ領域を備え、そのメモリ領域の一部にサービスが登録される。デバイスドライバ152は、携帯端末装置100内の各デバイスを制御する。ミドルウェア153は、APIを備え、アプリケーション155に、所定の機能を提供する。
メニュー表示アプリケーション154は、ICチップ151に登録されているサービス、および、ICチップ151のメモリ領域を使用せずアプリケーションを使用するサービスについての情報であるサービス情報と、サービスを登録するためのブックマークについての情報であるブックマーク情報とに基づいて、サービス一覧を表示部157に表示させる。
アプリケーション155は、サービス事業者によって提供される複数のアプリケーションであり、一部のアプリケーションは、ICチップ151のメモリ領域に使用する領域を所有している。
ブックマーク情報ファイル156は、ICチップ151のメモリ領域に登録されるサービス、および、インストールされているアプリケーションに使用されているサービスの少なくともいずれか一方のサービスを登録するためのブックマークについての情報であるブックマーク情報を格納する。ブックマーク情報ファイル156は、予め携帯端末装置100内の削除されないシステム領域等に記憶されている。
表示部157は、LCDや有機EL等よりなるディスプレイとして構成され、メニュー表示アプリケーション154によって表示が指示されるサービス一覧を表示する他、他のアプリケーションの画面表示や、Webブラウザの画面表示等を行う。
入力部158は、携帯端末装置100の筐体に設けられるボタンや、表示部157に重畳して設けられるタッチパネル等として構成され、ユーザの操作入力を受け付け、その操作入力に対応する操作信号をメニュー表示アプリケーション154に供給する。
ここで、メニュー表示アプリケーション154の構成について説明する。
メニュー表示アプリケーション154は、読込部171、取得部172、リスト生成部173、DB管理部174、サービス一覧DB175、表示制御部176、および入力制御部177を備える。
読込部171は、ブックマーク情報ファイル156を読み込み、格納されているブックマーク情報を取得して、そのブックマーク情報をリスト生成部173に供給する。
取得部172は、ICチップ151のメモリ領域についての情報であるICチップ情報を、ICチップ151から取得するとともに、アプリケーション155についての情報であるアプリケーション情報を、アプリケーション155から取得する。そして、取得部172は、取得したICチップ情報およびアプリケーション情報に基づいて、ICチップ情報およびアプリケーション情報それぞれによって特定されるサービスのサービス情報を、サービス情報管理サーバ102のサービス情報DB181から取得する。取得部172は、取得したサービス情報をリスト生成部173に供給する。
リスト生成部173は、読込部171からのブックマーク情報と、取得部172からのサービス情報とに基づいて、サービス一覧として表示される情報のリスト(情報リスト)を生成し、DB管理部174に供給する。
DB管理部174は、リスト生成部173からの情報リストに基づいて、サービス一覧を表示するためのサービス一覧DB175の生成、参照、更新等を行う。
入力制御部175は、入力部158からの操作信号に基づいて、DB管理部174にサービス一覧DB175の参照や更新を行わせる。
表示制御部176は、DB管理部174にサービス一覧DB175の参照を行わることで、表示部157にサービス一覧を表示させるための情報リストをDB管理部174から取得し、その情報リストに基づいて、表示部157にサービス一覧を表示させる。
[サービス情報の構成]
ここで、図6を参照して、サービス情報管理サーバ102のサービス情報DB181から取得されるサービス情報の構成について説明する。
図6に示されるように、サービス情報は、サービスID、サービス名、アイコン、サービス提供元名、URL(Uniform Resource Locator)、領域情報、およびアプリケーション情報から構成される。
サービスIDは、そのサービスを特定する情報であり、サービス名は、そのサービスの名称を表す情報である。アイコンは、そのサービスを表す画像データであり、サービス提供元名は、そのサービスを提供するサービス事業者の名称を表す情報である。
連携種別は、そのサービスが提供されるときに実行されるソフトウェアプログラムを表す情報であり、図6の例においては、「アプリケーション」または「ブラウザ」として与えられている。連携種別が「アプリケーション」の場合、そのサービスが提供される際に、サービス固有のアプリケーションが起動され、連携種別が「ブラウザ」の場合、そのサービスが提供される際に、Webブラウザが起動される。
URLは、連携種別が「ブラウザ」の場合のみに与えられ、ICチップ151のメモリ領域をそのサービスが使用するためにアクセスされるWebサイトのURLである。すなわち、そのサービスが提供される際に、与えられているURLでWebブラウザが起動される。
領域情報は、ICチップ151に登録されているサービスのメモリ領域についての情報である。領域情報は、メモリ領域全体を表すシステムコードと、システムコード内に形成される所定の領域を表すエリアコードとからなる。領域情報に何らかの情報が存在する場合、そのサービスは、アプリケーションを使用せずともICチップ151のメモリ領域を使用するサービスとされる。すなわち、ICチップ151のメモリ領域に登録されているサービスには、アプリケーションを使用するものと、アプリケーションを使用しないものとがある。
アプリケーション情報は、アプリケーションを使用するサービスによって使用されるアプリケーションについての情報である。アプリケーション情報は、パッケージ名、署名者証明書ハッシュ、入手種別、および入手URLからなる。パッケージ名および署名者証明書ハッシュに何らかの情報が存在する場合、そのサービスは、アプリケーションを使用するサービスとされる。また、入手種別は、携帯端末装置100にアプリケーションが存在しない場合に起動するアプリケーション(ソフトウェアプログラム)を示しており、入手URLは、入手種別で示されるアプリケーションが起動されることでアクセス可能となる、サービスに使用されるアプリケーションの入手先のURLを示している。すなわち、携帯端末装置100に、サービスに使用されるアプリケーションが存在しない場合、入手種別で示されるアプリケーションが起動し、入手URLで示されるサイトから、サービスに使用されるアプリケーションがダウンロードされる。
[ブックマーク情報の構成]
次に、図7を参照して、ブックマーク情報ファイル156に格納されているブックマーク情報の構成について説明する。
図7に示されるように、ブックマーク情報は、サービスID、サービス名、アイコン、サービス提供元名、URL、およびアプリケーション情報から構成される。
なお、図7のブックマーク情報の構成は、図6のサービス情報において、領域情報と、アプリケーション情報のパッケージ名および署名者証明書ハッシュとを含まない構成とされ、それ以外の構成は図6のサービス情報と同一であるので、詳細な説明は省略する。
ブックマーク情報においては、サービスIDとして、対応するサービスと同じサービスIDが与えられる。また、ブックマーク情報のサービス名、アイコン、および連携種別においては、それぞれが、ブックマーク情報のサービス名、アイコン、および連携種別であることが明示的に示されている。
携帯端末装置100は、図6で示されるサービス情報のうちの、領域情報のシステムコードおよびエリアコード、並びに、アプリケーション情報のパッケージ名および署名者証明書ハッシュに基づいて、そのサービスを、ICチップ151に登録されているサービス(アプリケーションを使用するサービスと、アプリケーションを使用しないサービスとを含む)、および、ICチップ151のメモリ領域を使用せずアプリケーションを使用するサービスとして、サービス一覧に表示する。また、携帯端末装置100は、図7で示されるブックマーク情報のうちの、同じサービスIDがサービス情報に存在しないブックマーク情報に基づいて、そのサービスを、ICチップ151に登録されていないサービスのブックマークとして、サービス一覧に表示する。以下、サービス一覧に表示される、ICチップ151に登録されていないサービスのブックマークをサービスブックマークという。
<5.サービス一覧表示処理>
次に、図8のフローチャートを参照して、携帯端末装置100のサービス一覧表示処理について説明する。図8のサービス一覧表示処理は、ユーザの操作によって、サービス一覧の表示が指示され、メニュー表示アプリケーション154が起動されると開始される。
ステップS11において、DB管理部174は、サービス一覧DB175が存在するか否かを判定する。
メニュー表示アプリケーション154が初めて起動されるか、または、メニュー表示アプリケーション154がリセットされた後に起動されるか等した場合、ステップS11においては、サービス一覧DB175が存在しないと判定され、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、読込部171は、ブックマーク情報ファイル156を読み込み、格納されているブックマーク情報を取得し、リスト生成部173に供給する。リスト生成部173は、一旦、読込部171からブックマーク情報が供給されると、ブックマーク情報をリスト化したブックマーク情報リストを生成するとともに、DB管理部174にサービス一覧DB175を生成させ、例えば、メニュー表示アプリケーション154がリセットされる等するまで、ブックマーク情報リストをサービス一覧DB175に保持させる。
一方、ステップS11において、サービス一覧DB175が存在すると判定された場合、すなわち、メニュー表示アプリケーション154の起動が2回目以降である場合、ブックマーク情報(ブックマーク情報リスト)は、既にサービス一覧DB175に保持されているので、ステップS12をスキップする。
ステップS13において、取得部172は、アプリケーション155についての情報であるアプリケーション情報を、アプリケーション155から取得する。
ステップS14において、取得部172は、ICチップ151のメモリ領域についての情報であるICチップ情報を、ICチップ151から取得する。
ステップS15において、取得部172は、取得したICチップ情報およびアプリケーション情報に基づいて、ICチップ情報およびアプリケーション情報それぞれによって特定されるサービスのサービス情報を、サービス情報管理サーバ102のサービス情報DB181から取得し、リスト生成部173に供給する。
ステップS16において、リスト生成部173は、取得部172からのサービス情報に基づいて、ICチップ151内に登録されているサービス、および、ICチップ151のメモリ領域を使用せずアプリケーションを使用するサービスについての情報リストである端末内サービス情報リストを生成する。
ステップS17において、リスト生成部173は、読込部171からのブックマーク情報をリスト化した、サービス一覧DB175のブックマーク情報リストから、端末内サービス情報リストに存在するブックマーク情報を削除する。
具体的には、まず、リスト生成部173は、図9に示される、サービスIDが「00000001」、「00000002」、「0000000X」で示されるサービス情報からなる端末内サービス情報リストと、サービスIDが「00000001」、「0000000C」、「0000000D」で示されるブックマーク情報からなるブックマーク情報リストとを比較する。次に、リスト生成部173は、ブックマーク情報リストのブックマーク情報のうち、端末内サービス情報リストのサービス情報のサービスIDと一致するサービスIDのブックマーク情報を削除する。これにより、端末内サービス情報リストのサービス情報には存在しないサービスID「0000000C」、「0000000D」で示されるブックマーク情報からなるブックマーク情報リストが得られる。
ステップS18において、リスト生成部173は、端末内サービス情報リストと、ブックマーク情報リストとに基づいて、表示対象サービス情報リストを生成し、DB管理部174に供給する。
すなわち、リスト生成部173は、図9に示されるように、サービスIDが「00000001」、「00000002」、「0000000X」で示されるサービス情報からなる端末内サービス情報リストと、サービスID「0000000C」、「0000000D」で示されるブックマーク情報からなるブックマーク情報リストとをマージし、サービスIDが「00000001」、「00000002」、「0000000X」で示されるサービス情報と、サービスID「0000000C」、「0000000D」で示されるブックマーク情報とからなる表示対象サービス情報リストを生成する。
ステップS19において、DB管理部174は、リスト生成部173からの表示対象サービス情報リストを、サービス一覧DB175に保存する。
ステップS20において、表示制御部176は、DB管理部174にサービス一覧DB175の参照を行わせることで、表示対象サービス情報リストをDB管理部174から取得し、その表示対象サービス情報リストに基づいて、表示部157にサービス一覧を表示させる。
以上の処理によれば、ICチップ151に登録されているサービスおよびアプリケーションを使用するサービスのサービス情報と、ブックマーク情報のうちの、登録されていないサービスを登録するためのブックマーク情報とに基づいて、サービス一覧が表示される。すなわち、オープンプラットフォームを搭載したICチップ搭載情報処理装置においても、登録されているサービスと、登録されていないサービスのブックマーク(サービスブックマーク)とがサービス一覧に表示されるようになる。したがって、ユーザは、所望のサービスが情報処理装置に登録されていない場合であっても、Webサイトやアプリケーションマーケットにアクセスして、そのサービスを検索する必要なく、サービス一覧のサービスブックマークに基づいて、簡単に、所望のサービスを登録することができるようになる。
<6.サービス一覧からの画面遷移>
ここで、上述したサービス一覧表示処理によって表示部157に表示されるサービス一覧からの画面遷移について説明する。
まず、図10および図11を参照して、サービス一覧に表示されるサービスが、全て携帯端末装置100に登録されている場合の画面遷移について説明する。
[サービス一覧に表示されるサービスが登録されている場合の画面遷移の例]
まず、図10において、表示状態Aの表示画面に示されるサービス一覧には、「ポータルサイト」、「Aカードサービス」、「Bカード」、「Cカード」、「Dクレジット」、および「電子マネーE」のサービス名とアイコンが表示されている。「ポータルサイト」は、「Aカードサービス」、「Bカード」、「Cカード」、「Dクレジット」、および「電子マネーE」で提供されるサービスとは異なり、ポータルサイトにアクセスする際に、ユーザによって選択されるメニューである。なお、ここでいうポータルサイトとは、サービスの紹介等、ユーザによるサービス導入の起点となるサイト等を示している。
表示状態Aにおいて、ユーザによって、サービス一覧のアイコン“E”(またはサービス名)が短押しされると、すなわち、ユーザの指がアイコン“E”を押下しすぐに離れると、表示状態Bに示されるように、表示画面にはブラウザが表示される。図10の例では、このブラウザには、「電子マネーE」のサービス情報の「URL」で与えられるURLにアクセスしたサイトの画面が表示されている。ここで、「電子マネーE」は、ICチップ151のメモリ領域を使用するサービスとされる。
表示状態Bのブラウザに対するユーザの操作に応じて、「電子マネーE」によってICチップ151のメモリ領域における所定の領域が使用され、電子マネーサービスが提供される等した後、ブラウザに対する操作を中断または終了して、再度、表示画面の最前面にサービス一覧を表示させるための操作として、ユーザによって、携帯端末装置100の筐体に設けられるボタンの1つである“Back”キーが押下される等すると、表示状態Cに示されるように、表示画面にはサービス一覧が表示される。表示状態Cのサービス一覧においては、ユーザに利用された「電子マネーE」が、他のサービスより上段に表示されるようになる。
図11の表示状態Aは、図10の表示状態Aと同一であるが、表示状態Aにおいて、ユーザによって、サービス一覧のアイコン“E”(またはサービス名)が長押しされると、すなわち、ユーザの指がアイコン“E”を一定時間以上押下し続けてから離れると、表示状態Bに示されるように、表示画面には、「電子マネーE」の詳細な情報であるサービス詳細情報が表示される。図11の例では、サービス提供元、使用データサイズ、および使用メモリが、サービス詳細情報として表示されている。サービス提供元は、「電子マネーE」のサービス情報の「サービス提供元名」を基に、使用データサイズおよび使用メモリは、ICチップ151のICチップ情報を基に表示される。
表示状態Bにおいて、再度、表示画面の最前面にサービス一覧を表示させるための操作として、ユーザによって、携帯端末装置100の“Back”キーが押下される等すると、表示状態Cに示されるように、表示画面には、表示状態Aと同じ状態のサービス一覧が表示される。
このように、ユーザによって、サービス一覧において、登録されているサービスが短押しされた場合、そのサービスがユーザに利用されるようになり、登録されているサービスが長押しされた場合、そのサービスのサービス詳細情報が表示されるようになる。
次に、図12および図13を参照して、サービス一覧に表示されるサービスが、全て携帯端末装置100に登録されていない場合の画面遷移について説明する。
[サービス一覧に表示されるサービスが登録されていない場合の画面遷移の例]
まず、図12において、表示状態Aの表示画面のサービス一覧には、「ポータルサイト」、「[ブックマーク]Aカードサービス」、「[ブックマーク]Bカード」、「[ブックマーク]Cカード」、「[ブックマーク]Dクレジット」、および「[ブックマーク]電子マネーE」のサービス名とアイコンが表示されている。「[ブックマーク]Aカードサービス」、「[ブックマーク]Bカード」、「[ブックマーク]Cカード」、「[ブックマーク]Dクレジット」、および「[ブックマーク]電子マネーE」は、それぞれ、図10および図11で示された「Aカードサービス」、「Bカード」、「Cカード」、「Dクレジット」、および「電子マネーE」で提供されるサービスに対応するサービスブックマークを示している。また、それぞれのアイコンには、「Bookmark」の文字が付されている。
表示状態Aにおいて、ユーザによって、サービス一覧の、「Bookmark」の文字が付されたアイコン“E”(またはサービス名)が短押しされると、表示状態Bに示されるように、表示画面にはブラウザが表示される。図12の例では、このブラウザには、「電子マネーE」のブックマーク情報の「URL」で与えられるURLにアクセスしたサイトの画面が表示される。
表示状態Bのブラウザに対するユーザの操作に応じて、「電子マネーE」によって使用されるICチップ151のメモリ領域の確保(サービスの発行)が行われた後、ブラウザに対する操作を中断または終了して、再度、表示画面の最前面にサービス一覧を表示させるための操作として、ユーザによって、携帯端末装置100の“Back”キーが押下される等すると、表示状態Cに示されるように、表示画面には処理中の文字が表示される。そして、表示状態Cの後、表示状態Dに示されるように、メニュー表示アプリケーション154がサービス一覧に関する情報を取得中であることを示すミニ画面が表示される。
「電子マネーE」に関する情報の取得が終了すると、表示状態Eに示されるように、表示画面にはサービス一覧が表示される。表示状態Eのサービス一覧においては、「電子マネーE」のサービスブックマークが削除され、サービスの発行がされた「電子マネーE」が、他のサービスブックマークより上段に表示される。
図13の表示状態Aは、図12の表示状態Aと同一であるが、表示状態Aにおいて、ユーザによって、サービス一覧の、「Bookmark」の文字が付されたアイコン“E”(またはサービス名)が長押しされると、表示状態Bに示されるように、表示画面には、「電子マネーE」のサービスブックマークの詳細な情報であるサービスブックマーク詳細情報が表示される。図13の例では、サービス提供元が、サービスブックマーク詳細情報として表示されている。サービス提供元は、「電子マネーE」のブックマーク情報の「サービス提供元名」を基に表示される。また、表示状態Bに示されるように、サービスブックマーク詳細情報とともに、そのサービスブックマークをサービス一覧から削除するための「削除」ボタンが表示されている。
表示状態Bにおいて、ユーザによって、「削除」ボタンが押下(選択)されると、表示状態Cに示されるように、表示画面には、そのサービスブックマークをサービス一覧から削除するか否かをユーザに選択させるためのミニ画面が表示される。そのミニ画面には、サービスブックマークを削除することをユーザに選択させる「はい」ボタンと、サービスブックマークを削除しないことをユーザに選択させる「いいえ」ボタンとが表示されている。
表示状態Cにおいて、ユーザによって、「はい」ボタンが押下(選択)されると、表示状態Dに示されるように、表示画面には、そのサービスブックマークがサービス一覧から削除されたことを示すミニ画面が表示される。そのミニ画面には、ミニ画面自体を閉じるための「閉じる」ボタンが表示されている。
表示状態Dにおいて、ユーザによって、「閉じる」ボタンが押下(選択)されると、表示状態Eに示されるように、表示画面には処理中の文字が表示される。そして、表示状態Eの後、表示状態Fに示されるように、メニュー表示アプリケーション154がサービス一覧に関する情報を取得中であることを示すミニ画面が表示される。
サービス一覧に関する情報の取得が終了すると、表示状態Gに示されるように、表示画面にはサービス一覧が表示される。表示状態Gのサービス一覧においては、「電子マネーE」のサービスブックマークが削除されている。
このように、ユーザによって、サービス一覧において、サービスブックマークが短押しされた場合、そのサービスが登録されるようになり、サービスブックマークが長押しされた場合、そのサービスブックマークのサービスブックマーク詳細情報が表示されるとともに、そのブックマークが削除されるようになる。
次に、図10乃至図13を参照して説明した、サービス一覧からの画面遷移を実現するための処理について説明する。
<7.サービス一覧画面遷移処理>
図14は、サービス一覧からの画面遷移を実現する、サービス一覧画面遷移処理について説明するフローチャートである。
携帯端末装置100の表示部157にサービス一覧が表示されている状態で、入力制御部177は、ステップS111において、サービス一覧に表示されているサービスまたはブックマークのアイコンまたはサービス名が押下(選択)されたか否かを判定する。
ステップS111の処理は、サービスまたはサービスブックマークのアイコンまたはサービス名が押下されるまで繰り返される。そして、ステップS111において、サービスまたはサービスブックマークのアイコンまたはサービス名が押下されたと判定されると、ステップS112において、入力制御部177は、そのサービスまたはサービスブックマークのアイコンまたはサービス名が短押しされたか否かを判定する。ステップS112において、短押しされたと判定されると、処理はステップS113に進む。
ステップS113において、DB管理部174は、サービス一覧DB175を参照し、表示対象サービス情報リストにおいて、短押しされたサービスのサービス情報またはサービスブックマークのブックマーク情報の連携種別がブックマークであるか否かを判定する。
ステップS113において、サービス情報またはブックマーク情報の連携種別がブックマークであると判定された場合、処理はステップS114に進み、DB管理部174は、メニュー表示アプリケーション154内に一時的に保持される再読み込みフラグをオンにする。
一方、ステップS113において、サービス情報またはブックマーク情報の連携種別がブックマークでないと判定された場合、ステップS114はスキップされる。
そして、ステップS115においては、マーケットアプリケーション、ブラウザ、または対応サービスアプリケーションが起動される。ここで、再読み込みフラグがオンである場合、サービス一覧において押下(選択)されたのはサービスブックマークであるので、対応するサービスを取得(登録)するためのマーケットアプリケーションまたはブラウザが起動される(図12の表示状態B)。また、再読み込みフラグがオンでない場合、サービス一覧において押下(選択)されたのは登録されているサービスであるので、そのサービスをユーザに利用させるためのブラウザまたは対応サービスアプリケーションが起動される(図10の表示状態B)。
ステップS115の後、図10または図12で説明したように画面が遷移され、ステップS116において、入力制御部177は、表示画面の最前面へのサービス一覧の表示が指示されたか否か、具体的には、例えばBackキーが押下されたか否かを判定する。
ステップS116の処理は、サービス一覧の表示が指示されるまで繰り返される。そして、ステップS116において、サービス一覧の表示が指示されたと判定されると、ステップS117において、メニュー表示アプリケーション154は、再読み込みフラグがオンであるか否かを判定する。
ステップS117において、再読み込みフラグがオンであると判定された場合、すなわち、図12の例で説明したように、サービス一覧においてサービスブックマークが選択され、対応するサービスが登録された場合、処理はステップS118に進み、メニュー表示アプリケーション154は、サービス一覧の表示を、図12の表示状態Aから表示状態Eに更新するサービス一覧更新処理を実行する。
ここで、サービス一覧更新処理においては、図8のサービス一覧表示処理を説明するフローチャートのステップS11乃至S19の処理と同様の処理が実行されるので、その詳細な説明は省略する。
すなわち、図12の例の場合、サービス一覧更新処理において、新たに登録された「電子マネーE」のサービス情報が取得され、端末内サービス情報リストとブックマーク情報リストの両方に、「電子マネーE」のサービスIDが存在するようになる。したがって、ブックマーク情報リストから「電子マネーE」のブックマーク情報が削除され、最終的に、「電子マネーE」のサービス情報を含み、かつ、「電子マネーE」のブックマーク情報を含まない表示対象サービス情報リストが生成されることで、サービス一覧DB175が更新される。
一方、ステップS117において、再読み込みフラグがオンでないと判定された場合、すなわち、図10の例で説明したように、サービス一覧においてサービスが選択され、対応するサービスが利用された場合、ステップS118はスキップされる。すなわち、図10の例の場合、サービス一覧DB175は更新されない。
ステップS119において、表示制御部176は、DB管理部174にサービス一覧DB175の参照を行わせることで、表示対象サービス情報リストをDB管理部174から取得し、その表示対象サービス情報リストに基づいて、表示部157にサービス一覧を表示させる。
さて、ステップS112において、短押しされていないと判定された場合、すなわち、長押しされたと判定された場合、処理はステップS120に進む。
ステップS120において、DB管理部174は、サービス一覧DB175を参照し、表示対象サービス情報リストにおいて、短押しされたサービスのサービス情報またはサービスブックマークのブックマーク情報の連携種別がブックマークであるか否かを判定する。
ステップS120において、サービス情報またはブックマーク情報の連携種別がブックマークであると判定された場合、処理はステップS121に進み、表示制御部176は、DB管理部174にサービス一覧DB175の参照を行わせることで、表示対象サービス情報リストをDB管理部174から取得する。そして、表示制御部176は、その表示対象サービス情報リストにおける、長押しされたサービスブックマークのブックマーク情報のサービス提供元名に基づいて、表示部157にサービスブックマーク詳細情報を表示させる(図13の表示状態B)。
ステップS122において、入力制御部177は、図13の表示状態Bにおいて、「削除」ボタンが選択されたか否かを判定する。
ステップS122において、「削除」ボタンが選択されたと判定された場合、処理はステップS123に進み、DB管理部174は、サービス一覧DB175に保持されているブックマーク情報リストから、該当するブックマーク情報を削除する。その後、処理はステップS118に進み、サービス一覧の表示を、図13の表示状態Aから表示状態Gに更新するサービス一覧更新処理が実行される。
すなわち、図13の例の場合、サービス一覧DB175のブックマーク情報リストから「電子マネーE」のブックマーク情報が削除され、最終的に、「電子マネーE」のブックマーク情報を含まない表示対象サービス情報リストが生成されることで、サービス一覧DB175が更新される。
一方、ステップS120において、サービス情報またはブックマーク情報の連携種別がブックマークでないと判定された場合、処理はステップS124に進む。
ステップS124において、表示制御部176は、DB管理部174にサービス一覧DB175の参照を行わせることで、表示対象サービス情報リストをDB管理部174から取得する。また、表示制御部176は、ICチップ151からICチップ情報を取得する。そして、表示制御部176は、その表示対象サービス情報リストにおける、長押しされたサービスブックマークのブックマーク情報のサービス提供元名、並びに、ICチップ情報の使用データサイズおよび使用メモリに基づいて、表示部157にサービス詳細情報を表示させる(図11の表示状態B)。
ステップS124の後、または、ステップS122において「削除」ボタンが選択されていないと判定された場合、ステップS125において、入力制御部177は、表示画面の最前面へのサービス一覧の表示が指示されたか否か、具体的には、例えばBackキーが押下されたか否かを判定する。
ステップS125の処理は、サービス一覧の表示が指示されるまで繰り返される。そして、ステップS125において、サービス一覧の表示が指示されたと判定されると、処理はステップS119に進み、サービス一覧DB175は更新されずに、サービス一覧が表示される。
以上の処理によれば、ユーザによって、サービス一覧において、サービスブックマークが短押しされた場合、そのサービスを登録することができるようになり、サービスブックマークが長押しされた場合、そのサービスブックマークのサービスブックマーク詳細情報が表示されるとともに、そのブックマークを削除することができるようになる。特に、サービス一覧において、サービスブックマークが短押しされて、対応するサービスが登録された場合には、サービス一覧の表示が更新され、短押しされたサービスブックマークがサービスとして表示されるようになるので、ユーザに対して、サービスの登録が正常に行われたことを視認させることができるようになる。
ところで、上述した説明では、図7を参照して説明したブックマーク情報のアプリケーション情報において、入手種別は、携帯端末装置100にアプリケーションが存在しない場合に起動するアプリケーションを示し、入手URLは、入手種別で示されるアプリケーションが起動されることでアクセス可能となる、サービスに使用されるアプリケーションの入手先のURLを示すものとした。
しかしながら、このブックマーク情報のアプリケーション情報に基づいて起動されるアプリケーションは、サービスを登録するために起動されるアプリケーション以外の、その他のアプリケーションであってもよい。
<8.ブックマーク情報によって起動するアプリケーションの例>
例えば、ブックマーク情報のアプリケーション情報において、入手種別に、電子メールを作成および生成するためのアプリケーションを指定し、入手URLに、所定のメールアドレス(例えば、aaa@aa.aa等)を指定することで、図15で示されるような、いわゆるメーラーを起動させることができる。
また、例えば、ブックマーク情報のアプリケーション情報において、入手種別に、電話発信するためのアプリケーションを指定し、入手URLに、所定の電話番号(例えば、1234等)を指定することで、図16で示されるような、電話アプリケーションを起動させることができる。
そして、上述したメールアドレスや電話番号として、例えば、サービス事業者のカスタマセンタ等のメールアドレスや電話番号を指定することで、ユーザは、サービス一覧において、ブックマークを選択するだけで、サービス事業者のカスタマセンタの連絡先を調べることなく、簡単に問い合わせ等を行うことができるようになる。
<9.その他>
また、図7を参照して説明したブックマーク情報として、所定のサービスに関連する関連サービスのブックマーク情報を設定するようにしてもよい。
これにより、例えば、関連サービスのブックマーク情報の項目として、関連領域情報を設け、サービス一覧において関連サービスのサービスブックマークが選択(短押し)されたとき、関連領域情報で示されるICチップ151のメモリ領域にサービスが登録されている場合、すなわち、表示対象サービス情報リストに、関連領域情報に一致する領域情報を有するサービス情報が存在する場合に、関連サービスのブックマーク情報におけるアプリケーション情報で示されるアプリケーションを起動させることができるようになる。
また、例えば、関連サービスのブックマーク情報の項目として、関連サービスIDを設け、サービス一覧において関連サービスのサービスブックマークが選択(短押し)されたとき、関連サービスIDで示されるサービスが登録されている場合、すなわち、表示対象サービス情報リストに、関連サービスIDに一致するサービスIDを有するサービス情報が存在する場合に、関連サービスのブックマーク情報におけるアプリケーション情報で示されるアプリケーションを起動させることができるようになる。
また、図5の構成においては、ブックマーク情報ファイル156は、予め携帯端末装置100内の削除されないシステム領域等に記憶されているものとしたが、携帯端末装置100外の外部サーバ、例えばサービス情報管理サーバ102等に記憶されるようにし、読込部171は、外部サーバのブックマーク情報ファイル156に格納されているブックマーク情報を読み込むようにしてもよい。
これにより、携帯端末装置100が、製品出荷された後であっても、ブックマーク情報ファイル156に格納されているブックマーク情報を追加したり変更したりすることができるので、ユーザは、常に最新のブックマークを含むサービス一覧を確認することができ、ひいては、最新のサービスを利用することができるようになる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に、プログラム記録媒体からインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図4に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア61、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM132やRAM133を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記憶媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである図示せぬ通信部を介して、ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛生放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
また、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術
の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。