JP6180659B1 - 燃料噴射装置および噴射プレート - Google Patents

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Abstract

噴射孔から噴射される燃料の流量のばらつきを抑制することができる燃料噴射装置を得る。噴射プレートを介して燃料を内燃機関に噴射する燃料噴射装置であって、噴射プレートは、内燃機関に対向する第1表面と第1表面の裏面である第2表面とを備えたプレート状部材であり、第2表面に燃料を導入する燃料導入部と、燃料導入部に導入された燃料を第1表面の側へ噴射する複数の筒状噴射孔と、燃料導入部に導入された燃料を第2表面で複数の筒状噴射孔へ分配する複数の分配流路とを備え、第1分配流路は、燃料導入部と隣接する第1筒状噴射孔および第2筒状噴射孔とに接続されており、第1分配流路に隣接する第2分配流路は、燃料導入部と第2筒状噴射孔および第3筒状噴射孔とに接続されており、複数の分配流路は、分配された燃料を複数の筒状噴射孔内で旋回させる。

Description

この発明は、燃料を噴射する燃料噴射装置および噴射プレートに関する。
内燃機関の燃料噴射装置は、噴射される燃料の粒子径が小さくなるにつれて、燃料の蒸発が促進されるとともに内燃機関の内壁への燃料付着量が減少して、未燃料の燃料排出量が低減される。その結果、内燃機関の燃料消費効率である燃費が向上し、有害ガスの排出量が低減される。噴射される燃料の微粒化の方法としては、噴射プレートにおける燃料の流路形状を工夫しまたは噴射孔の配置を工夫することで噴射される燃料を薄膜化して、燃料の微粒化を図るものが種々提案されている。有害ガスの排出量削減には、所定の流量の燃料を噴射することが求められる。
噴射される燃料の微粒化を促進する方法としては、例えば、噴射プレートにおける噴射孔の内部に燃料の旋回流を発生させて燃料を液膜状に噴射する方法、または、燃料を衝突させて膜状に噴射する方法が挙げられる。
従来、噴射弁となる噴射孔付ディスクを備えた燃料噴射装置が知られている。この噴射孔付ディスクには、噴射孔付ディスクを貫通する複数の筒状噴射孔が形成されている。燃料が導入される噴射孔付ディスクの上流側には、噴射孔と同心円で半径が噴射孔よりも大きい渦流旋回室が形成されている。渦流旋回室において燃料の旋回流が発生し、噴射孔から内燃機関へ微細な燃料が噴霧される。つまり、渦流旋回室に流入した燃料を渦流旋回室において旋回させて、旋回した燃料が噴射孔から噴射する(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−526013号公報
渦流旋回室に流入した燃料を渦流旋回室において旋回させて、旋回した燃料が噴射孔から噴射する燃料噴射装置は、渦流旋回室の中心と噴射孔の中心とを一致させることによって、所定の噴射流量を得ることができる。しかしながら、加工において渦流旋回室の中心と噴射孔の中心との間に位置ずれが発生した場合に、渦流旋回室において旋回する燃料の流れに偏りが発生する。これにより、噴射孔から噴射される燃料の流量にばらつきが発生してしまうという問題点があった。
この発明は、噴射孔から噴射される燃料の流量のばらつきを抑制することができる燃料噴射装置および噴射プレートを提供するものである。
この発明に係る燃料噴射装置は、噴射プレートを介して燃料を内燃機関に噴射する燃料噴射装置であって、噴射プレートは、内燃機関に対向する第1表面と第1表面の裏面である第2表面とを備えたプレート状部材であり、第2表面に燃料を導入する燃料導入部と、燃料導入部に導入された燃料を第1表面の側へ噴射する複数の筒状噴射孔と、燃料導入部に導入された燃料を第2表面で複数の筒状噴射孔へ分配する複数の分配流路とを備え、複数の分配流路のうちの第1分配流路は、燃料導入部と複数の筒状噴射孔のうちの隣接する第1筒状噴射孔および第2筒状噴射孔とに接続されており、複数の分配流路のうちの第1分配流路に隣接する第2分配流路は、燃料導入部と複数の筒状噴射孔のうちの隣接する第2筒状噴射孔および第3筒状噴射孔とに接続されており、複数の分配流路は、分配された燃料を複数の筒状噴射孔内で旋回させる。
この発明に係る燃料噴射装置によれば、渦流旋回室が設けられていないので、渦流旋回室の中心と噴射孔の中心との間の位置ずれが発生しない。これにより、噴射孔から噴射される燃料の流量のばらつきを抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係る燃料噴射装置を示す断面図である。 図1の弁装置の要部を示す拡大図である。 図2の噴射プレートを示す平面図である。 図3の噴射プレートの要部を示す拡大図である。 図4の筒状噴射孔を示す断面図である。 図5の筒状噴射孔と比較するための噴射孔を示す断面図である。 ダレの有無による噴射孔の最外径部分における燃料の流量を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る燃料噴射装置の噴射プレートの要部を示す平面図である。 図8の筒状噴射孔の直径寸法に対する第1旋回用開口部の幅方向寸法の比、および、筒状噴射孔の直径寸法に対する第2旋回用開口部の幅方向寸法の比と噴射プレートから噴射される燃料の噴霧角との関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態3に係る燃料噴射装置の噴射プレートの要部を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係る燃料噴射装置の噴射プレートの要部を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係る燃料噴射装置の噴射プレートを示す平面図である。 図12のXIII−XIII線に沿った矢視断面図である。 この発明の実施の形態6に係る燃料噴射装置の噴射プレートを示す平面図である。 この発明の実施の形態7に係る燃料噴射装置の噴射プレートを示す平面図である。 図15の噴射プレートの変形例を示す平面図である。 図15の噴射プレートの変形例を示す平面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る燃料噴射装置を示す断面図である。燃料噴射装置1は、ソレノイド装置2と、ソレノイド装置2の内側に設けられ、磁気回路の固定子鉄心部分であるコア3と、ソレノイド装置2とコア3とに渡って設けられ、磁気回路のヨーク部分であるハウジング4と、ソレノイド装置2に電流を供給するための電源コネクタ5と、ソレノイド装置2の内側に設けられ、磁気回路の可動子鉄心部分であるアマチュア6と、アマチュア6の移動によって駆動する弁装置7とを備えている。
ソレノイド装置2は、電源コネクタ5から電流が供給されるコイル21を有している。ソレノイド装置2は、コイル21に電流が供給されることによって、磁束を発生させる。
弁装置7は、バルブシート用燃料通路711および弁座部712が形成されたバルブシート71と、当接部721を有し、当接部721が弁座部712に離座および着座することによってバルブシート用燃料通路711が開閉される弁部材72と、バルブシート71よりも下流に設けられた円状の部材である噴射プレート73と、ハウジング4とアマチュア6との間に設けられたバルブボディ74とを有している。噴射プレート73は、バルブシート71に結合されている。噴射プレート73には、噴射プレート73の板厚方向に延び噴射プレート73を貫通する複数の筒状噴射孔731が形成されている。
弁部材72は、アマチュア6と当接部721とに接続されたニードル722と、当接部721が弁座部712に着座する方向にニードル722を押す圧縮ばね723とをさらに有している。ニードル722は、アマチュア6に圧入され、さらにアマチュア6に溶接されている。
次に、燃料噴射装置1の一般的な動作について説明する。内燃機関の制御装置により燃料噴射装置1の駆動回路に動作信号が電源コネクタ5を通して送られると、コイル21に電流が通電され、アマチュア6、コア3、ハウジング4およびバルブボディ74で構成される磁気回路に磁束が発生する。これにより、アマチュア6は、圧縮ばね723の押圧力に逆らってコア3側に吸引されて、当接部721が弁座部712から離れる。その結果、燃料が、当接部721に形成された面取部724の側面を通り、さらに、当接部721と弁座部712との間を通り、複数の筒状噴射孔731から内燃機関の吸気通路に噴射される。この時、アマチュア6はコア3と軸方向に当接する。
一方、内燃機関の制御装置により燃料噴射装置1の駆動回路に停止信号が送られると、コイル21への通電が停止され、磁気回路における磁束が減少して、圧縮ばね723の押圧力により当接部721と弁座部712との間の隙間がなくなる。これにより、燃料噴射装置1からの燃料の噴射が停止する。
図2は図1の弁装置7の要部を示す拡大図、図3は図2の噴射プレート73を示す平面図である。噴射プレート73は、内燃機関に対向する第1表面と、この第1表面の裏面である第2表面とを備えたプレート状部材となっている。噴射プレート73におけるバルブシート71側の部分には、バルブシート用燃料通路711を通った燃料が導入される複数の燃料導入部732が形成されている。燃料導入部732は、噴射プレート73の第2表面に燃料を導入する。この例では、4個の燃料導入部732が噴射プレート73に形成されている。
筒状噴射孔731は、燃料導入部732に導入された燃料を噴射プレート73の第1表面の側へ噴射する。筒状噴射孔731は、噴射プレート73における燃料導入部732よりもバルブシート71の中心軸線Oから離れた部分に形成されている。また、筒状噴射孔731は、中心軸線Oに沿って延びて噴射プレート73を貫通するように噴射プレート73に形成されている。この例では、4個の筒状噴射孔731が噴射プレート73に形成されている。
噴射プレート73には、燃料導入部732と筒状噴射孔731とを繋ぐ4個の燃料通路733が形成されている。一対の燃料通路733が1つの筒状噴射孔731に連通している。燃料導入部732および燃料通路733は、同一平面上に配置されている。つまり、燃料導入部732と筒状噴射孔731とを繋ぐ4個の燃料通路733は、4個の筒状噴射孔731へ燃料を均等に供給するための分岐部を有する。言い換えれば、燃料通路733は、燃料導入部732に導入された燃料を第2表面で複数の筒状噴射孔731へ分配する分配流路となっている。分岐部により燃料が均等に配分されることで各筒状噴射孔731間の流量変動を抑制することができる。また、燃料導入部732および燃料通路733は、中心軸線Oに垂直な面に配置されている。燃料導入部732および燃料通路733が中心軸線Oに垂直な同一平面上に配置されているので、燃料導入部732および燃料通路733が中心軸線Oに垂直な同一平面に対して傾斜して配置する場合と比較して、加工が容易となり、また、高さ方向への加工ばらつきが発生しても流路深さにのみ影響するので、流路変動の要因となる位置ずれが発生し難い構造となる。
図4は図3の噴射プレート73の要部を示す拡大図である。筒状噴射孔731の内周面には、一対の燃料通路733における一方の燃料通路733である第1燃料通路733aに連通される第1旋回用開口部734aおよび一対の燃料通路733における他方の燃料通路733である第2燃料通路733bに連通される第2旋回用開口部734bが形成されている。つまり、筒状噴射孔731、第1燃料通路733a、第2燃料通路733b、第1旋回用開口部734aおよび第2旋回用開口部734bからなる図4に示す構造は、中心軸線Oを中心として点対称に回転して配置可能であり、点対称に配置された構造間の差は、最小限に小さくできるため、燃料通路733へは均等に圧力がかかる。燃料導入部732からの燃料は均等に各燃料通路733へ分配され、筒状噴射孔731から均一な噴霧を噴射できる。また、ここでは、4個の筒状噴射孔731を示しているが、点対称であるため4個以上の複数噴射化も可能であり、筒状噴射孔731の数が増えるほど、筒状噴射孔731の1個あたりに供給される流量は小さくなるため、流量変動を抑制しやすくすることができる。
第1旋回用開口部734aは、筒状噴射孔731において、周方向について一方側であって径方向について一方側に配置されている。第2旋回用開口部734bは、筒状噴射孔731において、周方向について他方側であって径方向について他方側に配置されている。この例では、周方向とは、中心軸線Oを中心とした周方向であり、径方向とは中心軸線Oを中心とした径方向である。また、この例では、周方向について一方側とは、図4における左側であり、周方向について他方側とは、図4における右側である。なお、周方向について一方側が、図4における右側側であり、周方向について他方側が、図4における左側でであってもよい。また、この例では、径方向について一方側とは、径方向について内側であり、径方向について他方側とは、径方向について外側である。なお、径方向について一方側が径方向について外側で、径方向について他方側が径方向について内側であってもよい。
燃料導入部732から第1燃料通路733aに流入する燃料は、第1旋回用開口部734aに導かれる。また、燃料導入部732から第2燃料通路733bに流入する燃料は、第2旋回用開口部734bに導かれる。第1旋回用開口部734aに導かれる燃料の流れAと、第2旋回用開口部734bに導かれる燃料の流れBとは、筒状噴射孔731の中心を中心とした点対称となっている。また、第1旋回用開口部734aに導かれる燃料の流れAおよび第2旋回用開口部734bに導かれる燃料の流れBは、筒状噴射孔731の内周面に偏って流れる。このように燃料が筒状噴射孔731の中心を中心とした点対称に流れることによって、筒状噴射孔731には、強い旋回流が発生する。また、第1旋回用開口部734aに導かれる燃料の流れAおよび第2旋回用開口部734bに導かれる燃料の流れBが、互いに、筒状噴射孔731の内周面に向かって押すことにより、筒状噴射孔731には、薄く均一な燃料の薄膜が形成される。その結果、燃料の液滴径の均一化かつ微粒化を図ることができ、良好な燃料粒子が内燃機関に噴射される。また、第1燃料通路733aおよび第2燃料通路733bが中心軸線Oに垂直な同一平面上に配置されているので、燃料導入部732および燃料通路733が中心軸線Oに対して傾斜して配置される場合と比べて、重力方向への流れの勢いが小さく、筒状噴射孔731の接線方向への流れが強いため、旋回力を維持でき、良好な燃料粒子が生成される。
図5は図4の筒状噴射孔731を示す断面図、図6は図5の筒状噴射孔731と比較するための噴射孔を示す断面図である。特許文献1に記載された従来の燃料噴射装置のように、加工によって渦流旋回室81に噴射孔82を形成する場合には、渦流旋回室81の中心と噴射孔82の中心との間に位置ずれが発生する場合がある。渦流旋回室81の中心と噴射孔82の中心との間に位置ずれが発生した場合に、渦流旋回室81において旋回する燃料の流れに偏りが発生する。一方、本発明では、渦流旋回室81が形成されていないので、旋回する燃料の流れに偏り発生しない。また、図6に示すように、噴射孔82の入口部には、ダレ821が発生する。一方、本発明では、渦流旋回室81が形成されていないので、筒状噴射孔731にはダレが発生しない。したがって、筒状噴射孔731において旋回する燃料の流量等の特性値の変動が抑制される。その結果、燃費および排気ガスの悪化の要因となる気筒間の燃料噴射量のばらつきが抑制される。
図7はダレの有無による噴射孔の最外径部分における燃料の流量を示すグラフである。筒状噴射孔731の径方向の寸法を渦流旋回室81の径方向の寸法と同じにすると、渦流旋回室81が設けられている場合と比較して、およそ2.0倍の流量を得ることが可能となる。これにより、所定の流量を今までよりも小さな形状で得ることができる。したがって、噴射プレート73により多くの筒状噴射孔731を形成することができ、さらに、筒状噴射孔731の配置される位置をより自由に変更することができる。その結果、より自由な噴霧形状を作成することができる。
また、本発明では、渦流旋回室81が形成されていないので、渦流旋回室81に割り当てていたスペースを筒状噴射孔731に割り当てることができる。これにより、筒状噴射孔731の径方向寸法を大きくすることができ、旋回させて到達できる噴射範囲が広くなり、また、燃料噴射装置1の製造が容易となる。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る燃料噴射装置1によれば、噴射プレート73におけるバルブシート71側の部分には、バルブシート用燃料通路711を通った燃料が導入される燃料導入部732が形成され、噴射プレート73における燃料導入部732よりもバルブシート71の中心軸線Oから離れた部分には、中心軸線Oに沿って延びて噴射プレート73を貫通する筒状噴射孔731が形成され、噴射プレート73には、燃料導入部732と筒状噴射孔731とを繋ぐ一対の燃料通路733が形成され、筒状噴射孔731の内周面には、一対の燃料通路733における一方の燃料通路733である第1燃料通路733aに連通される第1旋回用開口部734aおよび一対の燃料通路733における他方の燃料通路733である第2燃料通路733bに連通される第2旋回用開口部734bが形成され、第1旋回用開口部734aは、筒状噴射孔731において周方向について一方側であって径方向について一方側に配置され、第2旋回用開口部734bは、筒状噴射孔731において周方向について他方側であって径方向について他方側に配置されているので、渦流旋回室81を設けることなく、筒状噴射孔731から旋回した燃料を噴射させることができる。これにより、渦流旋回室81の中心と噴射孔の中心との間の位置ずれが発生しない。その結果、筒状噴射孔731から噴射される燃料の流量のばらつきを抑制することができる。
また、一対の燃料導入部732が周方向に離れて配置され、第1燃料通路733aが、一対の燃料導入部732における一方の燃料導入部732と筒状噴射孔731とを繋ぎ、第2燃料通路733bが、一対の燃料導入部732における他方の燃料導入部732と筒状噴射孔731とを繋ぐので、筒状噴射孔731の配置される位置をより自由に決めることができる。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係る燃料噴射装置の噴射プレートの要部を示す平面図である。実施の形態2に係る燃料噴射装置1では、筒状噴射孔731、第1旋回用開口部734aおよび第2旋回用開口部734bの形状は、第1旋回用開口部734aの幅方向寸法をW1とし、第2旋回用開口部734bの幅方向寸法をW2とし、筒状噴射孔731の直径寸法をDとした場合に、W1/D≦0.6、W2/D≦0.6を満たすようになっている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図9は図8の筒状噴射孔731の直径寸法Dに対する第1旋回用開口部734aの幅方向寸法W1の比、および、筒状噴射孔731の直径寸法Dに対する第2旋回用開口部734bの幅方向寸法W1の比と噴射プレート73から噴射される燃料の噴霧角との関係を示すグラフである。噴霧角が大きくなるにつれて燃料の微粒化が促進される。図9に示すように、W1/D≦0.6、W2/D≦0.6を満たす場合には、旋回された燃料が傘状に噴霧される。これは、第1旋回用開口部734aの幅方向寸法W1および第2旋回用開口部734bの幅方向寸法W2が、筒状噴射孔731の直径寸法Dに対して十分に小さいので、筒状噴射孔731に導入された燃料の筒状噴射孔731における水平方向の流速が大きくなり、燃料の角運動量が増大することで強い旋回力が維持されるからである。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る燃料噴射装置1によれば、第1旋回用開口部734aの幅方向寸法をW1とし、第2旋回用開口部734bの幅方向寸法をW2とし、筒状噴射孔731の直径寸法をDとした場合に、W1/D≦0.6、W2/D≦0.6を満たすので、任意の噴霧角に調整された燃料の噴霧を形成することができる。その結果、噴霧された燃料同士が干渉による微粒化の抑制を防ぐことができる。
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3に係る燃料噴射装置の噴射プレートの要部を示す平面図である。実施の形態3に係る燃料噴射装置1では、中心軸線Oに沿って視た場合に、第1旋回用開口部734aにおける第1燃料通路733aの中心線Laと交差する部分の接線Lbと、第1燃料通路733aの中心線Laにおける第1旋回用開口部734aと交差する部分との間の成す角度θ1が90度以下となっている。
角度θ1が90度以下となっているので、第1旋回用開口部734aであって中心軸線Oからより離れた部分を通る燃料の流れは、第1旋回用開口部734aであって中心軸線Oにより近い部分を通る燃料の流れよりも抑制される。これにより、第1旋回用開口部734aを通る燃料の流れAは、筒状噴射孔731における中心Cから離れた部分に導入される。その結果、多量の燃料が筒状噴射孔731の内周面に沿って流れ、燃料の強い旋回力が維持される。その他の構成は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係る燃料噴射装置1によれば、中心軸線Oに沿って視た場合に、第1旋回用開口部734aにおける第1燃料通路733aの中心線Laと交差する部分の接線Lbと、第1燃料通路733aの中心線Laにおける第1旋回用開口部734aと交差する部分との間の成す角度が90度以下であるので、第1旋回用開口部734aを通る燃料の流れAは、筒状噴射孔731における中心Cから離れた部分に導入される。これにより、多量の燃料が筒状噴射孔731の内周面に沿って流れ、燃料の強い旋回力が維持される。したがって、筒状噴射孔731に対して、燃料通路を曲げて配置しなければならない場合であっても、燃料の安定した旋回流を発生させることができる。
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4に係る燃料噴射装置の噴射プレートの要部を示す平面図である。実施の形態4に係る燃料噴射装置1では、第1燃料通路733aは、燃料導入部732から径方向について外側へ延びる燃料通路基部735aと、燃料通路基部735aの径方向外側端部から筒状噴射孔731まで延びる燃料通路枝部736aとを有している。第2燃料通路733bは、燃料導入部732から径方向について外側へ延びる燃料通路基部735bと、燃料通路基部735bの径方向外側端部から筒状噴射孔731まで延びる燃料通路枝部736bとを有している。燃料通路基部735aおよび燃料通路基部735bは、噴射プレート73の径方向に延びる径方向燃料通路となっている。燃料通路枝部736aおよび燃料通路枝部736bは、噴射プレート73の周方向に延びる周方向燃料通路となっている。
筒状噴射孔731は、筒状噴射孔731と第1燃料通路733aにおける燃料通路基部735aの径方向外側端部との間の距離が、筒状噴射孔731と第2燃料通路733bにおける燃料通路基部735bの径方向外側端部との間の距離よりも大きくなるように配置されている。つまり、筒状噴射孔731は、第1燃料通路733aにおける燃料通路基部735aと第2燃料通路733bにおける燃料通路基部735bとの間の中心から周方向に角度θ2だけ第2燃料通路733bにおける燃料通路基部735b側にずれて配置されている。第1燃料通路733aにおける燃料通路枝部736aの長さ寸法は、第2燃料通路733bにおける燃料通路枝部736bの長さ寸法よりも大きい。その他の構成は、実施の形態1〜3と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係る燃料噴射装置1は、第1燃料通路733aにおける燃料通路枝部736aの長さ寸法が、第2燃料通路733bにおける燃料通路枝部736bの長さ寸法よりも大きいので、第1燃料通路733aにおける燃料通路枝部736bを通る燃料を整流化することができる。これにより、第1旋回用開口部734aを通る燃料の流れAは、筒状噴射孔731における中心に近い部分に向かうことが抑制される。その結果、筒状噴射孔731の内周面に沿って燃料を流すことができ、薄く、均一な燃料の液膜を形成することができる。したがって、噴射プレート73の大きさまたは形に制限がある場合であっても、燃料の安定した旋回流を発生させることができる。
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5に係る燃料噴射装置の噴射プレートを示す平面図、図13は図12のXIII−XIII線に沿った矢視断面図である。実施の形態5に係る燃料噴射装置1では、筒状噴射孔731は、中心軸線Oに垂直な平面に対して傾斜して配置されている。言い換えれば、筒状噴射孔731は、噴射プレート73に沿った面に対して傾斜して配置されている。それぞれの筒状噴射孔731の傾斜角度θ3は、任意に設定される。筒状噴射孔731が中心軸線Oに垂直な平面に対して傾斜して配置された場合であっても、第1旋回用開口部734aおよび第2旋回用開口部734bのそれぞれから筒状噴射孔731に流入する燃料が点対称に配置されているので、燃料の旋回流は消滅することがない。その他の構成は、実施の形態1〜4と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係る燃料噴射装置1によれば、筒状噴射孔731が中心軸線Oに垂直な平面に対して傾斜して配置されているので、それぞれの筒状噴射孔731から噴霧される燃料の方向を1方向だけでなく2方向などの他方向とすることができる。これにより、1つの燃料噴射装置1を用いて2つの吸気バルブに対する燃料の噴射が可能となり、また、任意の場所を狙った燃料の噴射が可能となり燃料噴射装置1の取付位置の自由度を向上させることができる。
実施の形態6.
図14はこの発明の実施の形態6に係る燃料噴射装置の噴射プレートを示す平面図である。実施の形態6に係る燃料噴射装置1では、噴射プレート73には、1つの燃料導入部732が形成されている。1つの燃料導入部732に複数の燃料通路733が連通されている。その他の構成は、実施の形態1〜5と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態6に係る燃料噴射装置1によれば、噴射プレート73には、1つの燃料導入部732が形成され、1つの燃料導入部732に複数の燃料通路733が連通されているので、噴射プレート73に燃料導入部732を容易に形成することができるとともに、実施の形態1〜5と同様に、燃料の流量変動が生じることなく、燃料の液滴径が均一化かつ微粒化を図ることができ、良好な燃料粒子を内燃機関に噴射することができる。
実施の形態7.
図15はこの発明の実施の形態7に係る燃料噴射装置の噴射プレートを示す平面図である。実施の形態7に係る燃料噴射装置1では、第1燃料通路733aは、燃料導入部732から径方向について外側へ延びる燃料通路基部735aと、燃料通路基部735aの径方向外側端部から周方向に隣り合う一対の筒状噴射孔731まで延びる一対の燃料通路枝部736aとを有している。燃料通路基部735aの径方向外側端部には、中心軸線Oに沿って延びて噴射プレート73を貫通する丸穴形状の補助噴射孔75aが形成されている。燃料通路基部735aの径方向外側端部に補助噴射孔75aが形成されることによって、燃料導入部732から燃料通路基部735aを通る燃料が、燃料通路基部735aの径方向外側端部の側壁に衝突することなく、分離することができる。
第2燃料通路733bは、燃料導入部732から径方向について外側へ延びる燃料通路基部735bと、燃料通路基部735bの径方向外側端部から周方向に隣り合う一対の筒状噴射孔731まで延びる一対の燃料通路枝部736bとを有している。燃料通路基部735bの径方向外側端部には、中心軸線Oに沿って延びて噴射プレート73を貫通する丸穴形状の補助噴射孔75bが形成されている。燃料通路基部735bの径方向外側端部に補助噴射孔75bが形成されることによって、燃料導入部732から燃料通路基部735bを通る燃料が、燃料通路基部735bの径方向外側端部の側壁に衝突することなく、分離することができる。その他の構成は、実施の形態1〜6と同様である。
以上説明したように、この発明実施の形態7に係る燃料噴射装置1によれば、第1燃料通路733aは、燃料導入部732から径方向について外側へ延びる燃料通路基部735aと、燃料通路基部735aの径方向外側端部から周方向に隣り合う一対の筒状噴射孔731まで延びる一対の燃料通路枝部736aとを有し、燃料通路基部735aの径方向外側端部には、中心軸線Oに沿って延びて噴射プレート73を貫通する丸穴形状の補助噴射孔75aが形成されているので、燃料導入部732から燃料通路基部735aを通る燃料が、燃料通路基部735aの径方向外側端部の側壁に衝突することなく、分離することができ、燃料通路枝部736aを通る燃料の整流化を図ることができる。また、補助噴射孔75aは、燃料をより遠くまで噴射することができ、指向性の高い燃料の噴霧を形成することができる。一方で、筒状噴射孔731は旋回流による傘状の燃料の噴霧を形成し薄い液膜とすることで、燃料の微粒化に優れている。両者を組み合わせることによって、例えば、吸気ポート噴射式の場合、補助噴射孔75aから吸気弁の頂面を狙った噴射をすると同時に、筒状噴射孔731から放たれた傘状噴霧がそれに追従することにより、傘状噴霧も指向性のある噴霧にすることができる。さらに、燃料導入部732から第1燃料通路733aへは、燃料の流れが中心軸線Oに沿った方向から中心軸線Oに垂直な面に沿った方向へと急激に進行方向が変化するので燃料の流れに乱れが生じる。流れに乱れが生じた燃料が補助噴射孔75aから噴射される。したがって、噴射された燃料は、乱れにより液膜の分裂を促進させ、微粒化が良好な燃料粒子を作り出すことができる。
なお、上記実施の形態7では、補助噴射孔75a、75bが中心軸線Oに沿って延びて噴射プレート73を貫通する構成について説明したが、補助噴射孔75a、75bが中心軸線Oに垂直な面に対して傾斜して噴射プレート73を貫通する構成であってもよい。
また、上記実施の形態7では、補助噴射孔75a、75bが丸穴形状である構成について説明したが、例えば、図16に示すように、補助噴射孔76a、76bが周方向に延びた円弧状のスリット形状であってもよく、また、図17に示すように、補助噴射孔77a、77bが周方向に延びたストレート状のスリット形状であってもよい。
また、各上記実施の形態では、筒状噴射孔731の数が4個である構成について説明したが、筒状噴射孔731の数が4個以外であってもよい。

Claims (12)

  1. 噴射プレートを介して燃料を内燃機関に噴射する燃料噴射装置であって、
    前記噴射プレートは、前記内燃機関に対向する第1表面と前記第1表面の裏面である第2表面とを備えたプレート状部材であり、
    前記第2表面に前記燃料を導入する燃料導入部と、
    前記燃料導入部に導入された前記燃料を前記第1表面の側へ噴射する複数の筒状噴射孔と、
    前記燃料導入部に導入された前記燃料を前記第2表面で前記複数の筒状噴射孔へ分配する複数の分配流路と
    を備え、
    前記複数の筒状噴射孔は、前記第1表面から前記第2表面に向かって面一であり、
    前記複数の分配流路のうちの第1分配流路は、前記燃料導入部と前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する第1筒状噴射孔および第2筒状噴射孔とに接続されており、
    前記複数の分配流路のうちの前記第1分配流路に隣接する第2分配流路は、前記燃料導入部と前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する前記第2筒状噴射孔および第3筒状噴射孔とに接続されており、
    前記複数の分配流路は、分配された前記燃料を前記複数の筒状噴射孔内で旋回させ、
    前記第2筒状噴射孔は、前記第1分配流路と前記第2筒状噴射孔とによって形成される接続部位である第1旋回用開口部と、前記第2分配流路と前記第2筒状噴射孔とによって形成される接続部位である第2旋回用開口部とを有し、
    前記第1旋回用開口部の幅方向寸法をW1とし、前記第2旋回用開口部の幅方向寸法をW2とし、前記第2筒状噴射孔の直径寸法をDとした場合に、W1/D≦0.6、W2/D≦0.6を満たす燃料噴射装置。
  2. 前記第1分配流路と前記第2筒状噴射孔との接続部位および前記第2分配流路と前記第2筒状噴射孔との接続部位は、前記第2筒状噴射孔の中心に対して点対称に配置されている請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記噴射プレートは、円状の部材であり、
    前記燃料導入部は、前記噴射プレートに垂直な方向から視た場合に前記噴射プレートの中央に配置されており、
    前記複数の分配流路は、前記燃料導入部に対して点対称に配置されている請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記複数の分配流路のそれぞれは、前記噴射プレートの径方向に延びる径方向燃料通路と、前記噴射プレートの周方向に延びる周方向燃料通路とを備え、
    前記周方向燃料通路は、前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する2個の前記筒状噴射孔に接続され、
    前記径方向燃料通路は、前記燃料導入部に接続されている請求項3に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記第2筒状噴射孔は、前記第1分配流路と前記第2筒状噴射孔とによって形成される接続部位である第1旋回用開口部と、前記第2分配流路と前記第2筒状噴射孔とによって形成される接続部位である第2旋回用開口部とを有し、
    前記噴射プレートに垂直な方向から視た場合に、前記第1旋回用開口部における前記第1分配流路の中心線と交差する部分の接線と、前記第1分配流路の中心線における前記第1旋回用開口部と交差する部分との間の成す角度が90度以下である請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の燃料噴射装置。
  6. 前記第1分配流路は、前記燃料導入部から前記噴射プレートの径方向について外側へ延びる燃料通路基部と、前記燃料通路基部の径方向外側端部から前記第2筒状噴射孔まで延びる燃料通路枝部とを有し、
    前記第2分配流路は、前記燃料導入部から前記径方向について外側へ延びる燃料通路基部と、前記燃料通路基部の径方向外側端部から前記第2筒状噴射孔まで延びる燃料通路枝部とを有し、
    前記第2筒状噴射孔は、前記第2筒状噴射孔と前記第1分配流路における前記燃料通路基部の径方向外側端部との間の距離が、前記第2筒状噴射孔と前記第2分配流路における前記燃料通路基部の径方向外側端部との間の距離よりも大きくなるように配置され、
    前記第1分配流路における前記燃料通路枝部の長さ寸法は、前記第2分配流路における前記燃料通路枝部の長さ寸法よりも大きい請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の燃料噴射装置。
  7. 前記第2筒状噴射孔は、前記噴射プレートに沿った面に対して傾斜して配置されている請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の燃料噴射装置。
  8. 一対の前記燃料導入部が前記噴射プレートの周方向に離れて配置され、
    前記第1分配流路は、一対の前記燃料導入部における一方の前記燃料導入部と前記第2筒状噴射孔とを繋ぎ、
    前記第2分配流路は、一対の前記燃料導入部における他方の前記燃料導入部と前記第2筒状噴射孔とを繋ぐ請求項1から請求項7までの何れか一項に記載の燃料噴射装置。
  9. 前記分配流路は、前記燃料導入部から前記噴射プレートの径方向について外側へ延びる燃料通路基部と、前記燃料通路基部の径方向外側端部から前記噴射プレートの周方向に隣り合う一対の前記筒状噴射孔まで延びる一対の燃料通路枝部とを有し、
    前記燃料通路基部の径方向外側端部には、前記噴射プレートを貫通する丸穴形状または周方向に延びたスリット形状の補助噴射孔が形成されている請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の燃料噴射装置。
  10. 内燃機関へ噴射される燃料が仲介される噴射プレートであって、
    前記内燃機関に対向する第1表面と、
    前記第1表面の裏面である第2表面と、
    前記第2表面に設けられ、前記燃料を導入する燃料導入部と、
    前記燃料導入部に導入された前記燃料を前記第1表面の側へ噴射する複数の筒状噴射孔と、
    前記第2表面に設けられ、前記燃料導入部に導入された前記燃料を前記複数の筒状噴射孔へ分配する複数の分配流路と
    を備え、
    前記複数の筒状噴射孔は、前記第1表面から前記第2表面に向かって面一であり、
    前記複数の分配流路のうちの第1分配流路は、前記燃料導入部と前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する第1筒状噴射孔および第2筒状噴射孔とに接続されており、
    前記複数の分配流路のうちの前記第1分配流路に隣接する第2分配流路は、前記燃料導入部と前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する前記第2筒状噴射孔および第3筒状噴射孔とに接続されており、
    前記複数の分配流路は、分配された前記燃料が前記複数の筒状噴射孔内で旋回させ、
    前記第2筒状噴射孔は、前記第1分配流路と前記第2筒状噴射孔とによって形成される接続部位である第1旋回用開口部と、前記第2分配流路と前記第2筒状噴射孔とによって形成される接続部位である第2旋回用開口部とを有し、
    前記第1旋回用開口部の幅方向寸法をW1とし、前記第2旋回用開口部の幅方向寸法をW2とし、前記第2筒状噴射孔の直径寸法をDとした場合に、W1/D≦0.6、W2/D≦0.6を満たす噴射プレート。
  11. 噴射プレートを介して燃料を内燃機関に噴射する燃料噴射装置であって、
    前記噴射プレートは、前記内燃機関に対向する第1表面と前記第1表面の裏面である第2表面とを備えたプレート状部材であり、
    前記第2表面に前記燃料を導入する燃料導入部と、
    前記燃料導入部に導入された前記燃料を前記第1表面の側へ噴射する複数の筒状噴射孔と、
    前記燃料導入部に導入された前記燃料を前記第2表面で前記複数の筒状噴射孔へ分配する複数の分配流路と
    を備え、
    前記複数の分配流路のうちの第1分配流路は、前記燃料導入部と前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する第1筒状噴射孔および第2筒状噴射孔とに接続されており、
    前記複数の分配流路のうちの前記第1分配流路に隣接する第2分配流路は、前記燃料導入部と前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する前記第2筒状噴射孔および第3筒状噴射孔とに接続されており、
    前記複数の分配流路は、分配された前記燃料を前記複数の筒状噴射孔内で旋回させ、
    前記分配流路は、前記燃料導入部から前記噴射プレートの径方向について外側へ延びる燃料通路基部と、前記燃料通路基部の径方向外側端部から前記噴射プレートの周方向に隣り合う一対の前記筒状噴射孔まで延びる一対の燃料通路枝部とを有し、
    前記燃料通路基部の径方向外側端部には、前記噴射プレートを貫通する丸穴形状または周方向に延びたスリット形状の補助噴射孔が形成されている燃料噴射装置。
  12. 内燃機関へ噴射される燃料が仲介される噴射プレートであって、
    前記内燃機関に対向する第1表面と、
    前記第1表面の裏面である第2表面と、
    前記第2表面に設けられ、前記燃料を導入する燃料導入部と、
    前記燃料導入部に導入された前記燃料を前記第1表面の側へ噴射する複数の筒状噴射孔と、
    前記第2表面に設けられ、前記燃料導入部に導入された前記燃料を前記複数の筒状噴射孔へ分配する複数の分配流路と
    を備え、
    前記複数の分配流路のうちの第1分配流路は、前記燃料導入部と前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する第1筒状噴射孔および第2筒状噴射孔とに接続されており、
    前記複数の分配流路のうちの前記第1分配流路に隣接する第2分配流路は、前記燃料導入部と前記複数の筒状噴射孔のうちの隣接する前記第2筒状噴射孔および第3筒状噴射孔とに接続されており、
    前記複数の分配流路は、分配された前記燃料が前記複数の筒状噴射孔内で旋回させ、
    前記分配流路は、前記燃料導入部から前記噴射プレートの径方向について外側へ延びる燃料通路基部と、前記燃料通路基部の径方向外側端部から前記噴射プレートの周方向に隣り合う一対の前記筒状噴射孔まで延びる一対の燃料通路枝部とを有し、
    前記燃料通路基部の径方向外側端部には、前記噴射プレートを貫通する丸穴形状または周方向に延びたスリット形状の補助噴射孔が形成されている噴射プレート。
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