JP6179851B2 - 圧電型振動発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電型振動発電装置に関する。
従来から、圧電素子を利用した、振動エネルギーの発電利用が進められている。振動エネルギーとしては、広く人間の動作、設備機器、道路交通、建設工事、風、地震などの様々な要因により発生する振動が対象とされている。
振動片を片持ち梁構造とした発電装置としては、例えば特許文献1がある。
特許文献1は、固定端側が固定された片持ち梁状の振動片を有し、自由端は駆動系によって加振されている。また、振動片は、ニオブ酸リチウム単結晶基板で構成された圧電体で形成され、圧電体の上面及び下面には、起電圧を取り出す電極が設けられている。圧電体は、接着層を介さず分極され、反転分極層或いは直接接合により接着層のないバイモルフ振動片を形成している。これにより、人間の動きなどに連動して、自由端が加振され、振動エネルギーで発電している。
特開平9−182465号公報
しかし、特許文献1の発電装置は、圧電体が振動片を構成しており、自由端が受けることができる加振力の大きさ、又は強制変位の大きさは、圧電体の変形に対する耐久性に制約される。
本発明は、上記事実に鑑み、圧電体の変形に対する耐久性に制約されずに、加振力又は強制変位を受ける圧電型振動発電装置を提供することを目的とする。
第1態様に係る圧電型振動発電装置は、支持部に固定されて片持状に張出し、固定端側の幅が自由端側の幅より小さい、又は同等の板片と、前記板片に取付けられ、前記板片が加振力を受け又は強制変位されたとき、前記板片と共に変形し歪が生じることで発電する圧電体と、を有することを特徴としている。
第1態様に係る圧電型振動発電装置によれば、振動による加振力又は強制変位は、板片を介して圧電体に加えられる。これにより、圧電体の変形に対する耐久性に制約されず、加振力又は強制変位を受けることができる。また、本発明の板片は、固定端側の幅が自由端側の幅より小さい、又は同等とされている。これにより、平面視が三角形で、固定端側の幅が自由端側の幅より大きい板片より、本請求項の板片は大きく歪み、板片に取付けられた圧電体の発電効率を高くすることができる。
この歪特性は、自由端に錘を固定して支持部を加振又は強制変位させた場合、及び自由端に錘を固定して自由端を加振又は強制変位させた場合のいずれでも得ることができる。更に、自由端側に錘を設けず支持部を加振又は強制変位させた場合、及び自由端側に錘を設けず自由端を加振又は強制変位させた場合のいずれでも得ることができる。
第2態様に係る圧電型振動発電装置は、第1態様に係る圧電型振動発電装置において、前記圧電体は、前記板片の前記固定端側に取付けられていることを特徴としている。
片持ち梁とされた板片の歪量は、自由端側より固定端側の方が大きい。即ち、板片の固定端側に圧電体を取付けることで、圧電体の歪量を大きくし、圧電体の発電量を大きくすることができる。
第3態様に係る圧電型振動発電装置は、第1態様又は第2態様に係る圧電型振動発電装置において、前記圧電体は、前記板片の長手方向に所定間隔で前記板片に取付けられた支持片を備え、前記支持片には、前記圧電体が架け渡されていることを特徴としている。
第3態様に係る圧電型振動発電装置によれば、支持片により、圧電体が板片の表面から所定距離だけ離されて取付けられる。これにより、圧電体の歪量を板片の歪量より大きくすることができる。この結果、必要な発電量を、板片の小さい変形から得ることができる。
第4態様に係る圧電型振動発電装置は、第1態様〜第3態様のいずれか1つに係る圧電型振動発電装置において、前記圧電体は、棒状の圧電セラミックスを接着してシート状としたセラミックスシートと、前記セラミックスシートの両面に配置され電極が印刷されたポリイミドフィルムと、を備え、前記セラミックスシートと前記ポリイミドフィルムを、エポキシ樹脂で接合した膜型圧電セラミックスであることを特徴としている。
第4態様に係る圧電型振動発電装置によれば、圧電体が膜型圧電セラミックス(Piezocomposite、圧電コンポジット、又はMFC)とされている。即ち、膜型圧電セラミックスは、シート状に形成されているので、板片の表面が平面でなく曲面状に反っていても、曲面に沿って接合することができる。また、厚さ方向の曲げ変形の自由度が大きいので、板片が大きく変形しても、損傷なく板片に追従することができる。
第5態様に係る圧電型振動発電装置は、第1態様〜第4態様のいずれか1つに係る圧電型振動発電装置において、前記板片は、平面視において、左右非対称に形成されていることを特徴としている。
これにより、振動時の板片の板厚方向の変形とねじれ変形を、有効に発電に活用することができる。
本発明は、上記構成としてあるので、圧電体の変形に対する耐久性に制約されずに、加振力又は強制変位を受ける圧電型振動発電装置を提供することができる。
(A)は本発明の第1実施形態に係る圧電型振動発電装置の基本構成を示す平面図であり、(B)はその側面図である。 (A)は本発明の圧電型振動発電装置で使用される膜型圧電セラミックスの基本構成を示す分解斜視図であり、(B)はその側面図であり、(C)はその平面図である。 本発明の圧電型振動発電装置で使用される膜型圧電セラミックスの電気特性を示す図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る圧電型振動発電装置で使用される板片の歪特性シミュレーションモデルの斜視図であり、(B)の(B1)〜(B6)は板片の斜視図である。 (A)は、図4の(B1)に示す板材のシミュレーション条件を示す斜視図であり、(B)、(C)はそのシミュレーション結果を示す特性図である。 (A)は、図4の(B2)に示す板材のシミュレーション条件を示す斜視図であり、(B)、(C)はそのシミュレーション結果を示す特性図である。 (A)は、図4の(B3)に示す板材のシミュレーション条件を示す斜視図であり、(B)、(C)はそのシミュレーション結果を示す特性図である。 (A)は、図4の(B5)に示す板材のシミュレーション条件を示す斜視図であり、(B)、(C)はそのシミュレーション結果を示す特性図である。 (A)、(B)はいずれも、本発明の第1実施形態に係る圧電型振動発電装置のシミュレーション結果をまとめた特性図である。 (A)は、本発明の第1実施形態に係る圧電型振動発電装置の展開例を示す平面図であり、(B)はその側面図であり、(C)は他の展開例を示す平面図であり、(D)は、他の展開例を示す側面図である。 (A)は、本発明の第2実施形態に係る圧電型振動発電装置の板材の外観を示す斜視図であり、(B)、(C)はそのシミュレーション結果を示す特性図である。 (A)は、本発明の第3実施形態に係る圧電型振動発電装置の基本構成を示す平面図であり、(B)はその側面図である。 (A)は、本発明の第3実施形態に係る圧電型振動発電装置の板材の外観を示す斜視図であり、(B)、(C)はそのシミュレーション結果を示す特性図である。 (A)は、本発明の第4施形態に係る圧電型振動発電装置の板材の外観を示す斜視図であり、(B)はその側面図であり、(C)、(D)は板材を変形させた場合の側面図である。 (A)は、本発明の第4実施形態に係る圧電型振動発電装置の他の展開例を示す斜視図であり、(B)はその側面図であり、(C)、(D)は板材を変形させた場合の側面図である。 (A)は、本発明の第5実施形態に係る圧電型振動発電装置の基本構成を示す側面図であり、(B)、(C)は板材を変形させた場合の側面図である。 (A)は、本発明の第6実施形態に係る圧電型振動発電装置の基本構成を示す平面図であり、(B)はその側面図であり、(C)は展開例を示す平面図であり、(D)は他の展開例を示す平面図である。 (A)は、本発明の第6実施形態に係る圧電型振動発電装置の他の展開例を示す側面平面図であり、(B)も他の展開例を示す斜視図である。
(第1実施形態)
図1(A)の平面図、図1(B)の側面図に示すように、第1実施形態に係る圧電型振動発電装置10は、固定部16から、片持状に長さLBで張出された振動片12を有している。振動片12は、板厚T1の鋼製平板で形成され、平面視で中心線C1に対して左右対称とされている。振動片12は、固定部16に、図示しない固定手段で固定される。このとき、固定端12Kの幅W1は、自由端12Jの幅W2より小さくされ、振動片12の固定端12Kと自由端12Jの間は、平面形状が直線状に変化している。
振動片12は、固定部16に、板厚方法(矢印の方向)の加振力Pを受けたとき、又は強制変位を受けたとき、矢印Fの方向へ変形する。また、同様に、自由端12Jに板厚方法の加振力を受けても、矢印Fの方向へ変形する。ここに、固定端12Kの幅W1と、自由端12Jの幅W2の比r(r=W1/W2)は、0.5前後(r≒0.5)を目安とすることができる。振動片12をこのような、逆台形形状とすることで、後述するように、片持ち梁とされた振動片12の、固定端12Kに近い範囲(固定端側)の歪量を、例えば、固定端12Kの幅W1が、自由端12Jの幅W2より大きい振動片の、同じ位置における歪量より大きくすることができる。
振動片12の表面には、膜型圧電セラミックス(Piezocomposite、圧電コンポジット、又はMFC)14が貼り付けられている(網掛け部分)。膜型圧電セラミックス14は、後述するように、歪が生じることで、歪み量に比例した電圧を発生させる圧電体であり、幅WA、長さLAの長方形に成形され、振動片12の両面の固定端12Kに近い位置(固定端からの距離L1<自由端からの距離L2)に、部分的に張り付けられている。
膜型圧電セラミックス14は、振動片12の中心線C1に対して、平面視で左右対称に形成され、振動片12の表面に張り付けられている。これにより、振動片12と一体となって変形し、振動片12の変形に伴い、歪量に応じた電力を発生させる。発生させた電力は、リード線122で取り出され、図示しない整流回路や蓄電回路を介して、利用することができる。
この構成とすることにより、振動片12に加えられた加振力P又は強制変位は、振動片12を介して膜型圧電セラミックス14に加えられる。これにより、膜型圧電セラミックス14に、加振力Pが直接加えられることはなく、振動片12の変形に対する耐久性を調節することで、膜型圧電セラミックス14の変形量(歪量)を調整することができる。
また、本発明の振動片12の幅は、固定端12Kの幅W1が自由端12Jの幅W2より小さくされている。これにより、後述するように、例えば、同じ板厚T1、同じ張出し長さLBとして自由端12Jを加振したとき、平面視が三角形で、固定端12Kの幅W1が自由端12Jの幅W2より大きい三角形板片より大きく歪む。これにより、加振力が小さくても、より大きな発電電力を生み出すことが可能となり、膜型圧電セラミックス14での発電に必要な振動を、広い範囲で確保することができる。
この歪特性は、自由端12Jに錘を固定し、支持部16を加振した場合も同様となる。
また、自由端12Jの近傍より、固定端12Kの近傍が大きく歪むので、固定端12Kに近い位置に膜型圧電セラミックス14を取付けることで、膜型圧電セラミックス14の歪量を大きくすることができる。この結果、小さな加振力P又は強制変位でも、発電に必要な歪量を確保することができる。又は、より小さな面積の膜型圧電セラミックス14で、同等の発電電力を得ることができる。
次に、膜型圧電セラミックス14について説明する。
図2(A)の斜視図に示すように、膜型圧電セラミックス(Piezocomposite、圧電コンポジット、又はMFC)14は、棒状の圧電セラミックス128を一列に並べ、間に挟んだエポキシ樹脂126で接着してシート状としたセラミックスシート127を有し、セラミックスシート127の両面には、電極125が印刷されたポリイミドフィルム124を配置し、セラミックスシート127とポリイミドフィルム124を、エポキシ樹脂126で接合した構成である。これにより、シート状の圧電体(膜型圧電セラミックス)が形成される。
図2(B)の側面図、図2(C)の平面図に示すように、膜型圧電セラミックス14は、一方の表面が、振動片12の表面に貼り付けられ、振動片12と一体となって変形可能とされている。また、膜型圧電セラミックス14の電極125には、リード線122が取り付けられ、膜型圧電セラミックス14が発電した電力を出力する。
この構成とすることにより、振動片12が、固定端12K又は自由端12Jに加振力を受けて矢印Qの方向へ変形され、膜型圧電セラミックス14に歪が生じると、膜型圧電セラミックス14は、歪量に比例した電力を発生させる。膜型圧電セラミックス14は、薄膜状とされており、コンパクトな発電装置を提供できる。
また、膜型圧電セラミックスは、シート状に形成されているので、振動片12の表面が平面でなく曲面状に反っていても、曲面に沿って接合することができる。また、厚さ方向の曲げ変形の自由度が大きいので、振動片12が大きく変形されても、損傷なく板片に追従することができる。
更に、膜型圧電セラミックス14は、圧電セラミック128の両側面に、リード線122を介して電圧を印加すれば、印加された電圧に従った歪が圧電セラミック128に生じ、膜型圧電セラミックス14を矢印Qの方向へ変形させる。これにより、振動片12の両側面の膜型圧電セラミックス14に、同時に同じ印加電圧を印加することで、振動片12を両側面から矢印Qの方向に伸縮させることができる。即ち、振動片12に固定することで、印加電圧に応じて振動片12を伸縮させるアクチュエータとして機能させることもできる。
図3は、印加電圧と発生出力の関係の一例を示す特性図である。横軸は印加電圧(V)であり、縦軸は発生出力(N)である。実験に使用した圧電型振動発電装置10は、厚さ0.4mmの振動片(基板)12の両面に、膜型圧電セラミックス14を固着させた構成であり、印加電圧(V)と発生出力(N)の関係を測定した。
実験結果は、特性PVで示すように、印加電圧(V)が正(特に鋼板の引張側)の範囲では、特性PVはほぼ直線となっており、印加電圧(V)に比例した発生出力(N)が得られていることが分かる。この特性は、膜型圧電セラミックス14を歪量に応じて発電する発電装置として機能させる場合も同じ傾向を示すことから、振動片12に加振力を加えて振動させた場合には、発生する歪量に応じて発電させることができる。
次に、振動片12の形状と歪量、及び発電量の関係について、シミュレーション結果に基づいて説明する。
図4(A)は、シミュレーションモデルを示している。振動片12の固定端12Kは固定部16に固定され、長さLBで張り出された自由端12Jには、錘20が取り付けられている。シミュレーションに際しては、固定部16に、矢印方向(Z軸方向)の加振力18を加えた。加振力18は、各周波数成分が10Nのパルス波を入力した。
シミュレーションは、図4(B)の(B1)〜(B6)の斜視図に示す、形状の異なる6種類の振動片56、57、58、30、12、26について行った。
ここに、図4(B1)の振動片56は、幅W1と幅W2が同じで、板厚Txを歪量が一定の2次曲線に沿って、長さ方向に変化させた形状である。図4(B2)の振動片57は、板厚T1が一定で、固定部16が幅W1で、長さ方向に沿って、幅Wxを歪量が一定の三角形状に変化させた形状である。図4(B3)の振動片58は、板厚T1が一定で、三角形状の先端を一部切り離し、固定端側の幅W1が、自由端側の幅W2より広い台形形状である。図4(B5)の振動片12は、本実施形態の振動片12であり、板厚T1が一定で、自由端側の幅W2が、固定端側の幅W1より広い逆台形形状に変化させた。
なお、図4(B4)については第3実施形態で説明し、図4(B6)については、第2実施形態で説明する。
シミュレーションにおいては、4種類の振動片56、57、58、12の張出し長さLBは、いずれもLB=50mmとし、体積Vは、いずれもV=1000mmで一定とした。また、減衰定数は2%とし、錘の重さを1kg(12.5×50×100mmの鉄)とした。錘は先端の中心1点に質点荷重としてモデル化した。なお、図4(B1)〜図4(B6)では、錘の記載は省略している。また、質点系の1次固有振動数が20Hzで一律となるよう、振動片56、57、58、12の幅寸法Wを調整した。
図5は、図4(B1)の振動片56におけるシミュレーション結果を示している。図5(A)は、振動片56の座標軸と加振位置を示し、図5(B)は、振動片56の長さ方向(X方向)の歪量を示し、図5(C)は、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値を示している。
図5(B)は、振動片56の幅W1、W2を18.9mm、固定端56Kの厚さTKを1.588mmとした場合の結果であり、歪量の特性Uは、長さ方向の検討した範囲(LB=50mm)で、ほぼ一定の値(3×10−3)となっている。また、図5(C)から、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値Vも、長さ方向にほぼ一定の値(1×10−5)であった。
この結果から、振動片56の形状では、膜型圧電セラミックス14を、どこの位置に取付けても、ほぼ同じ発電量を得ることができるといえる。
図6は、図4(B2)の振動片57におけるシミュレーション結果を示している。図6(A)は、振動片57の座標軸と加振位置を示し、図6(B)は、振動片57の長さ方向(X方向)の歪量を示し、図6(C)は、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値を示している。
図6(B)は、振動片57の板厚T1を1.205mm、幅W1を33.2mmとした場合の結果であり、歪量の特性Uは、長さ方向の検討した範囲(LB=50mm)で、ほぼ一定の値(3×10−3)となっている。また、図6(C)から、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値も、長さ方向にほぼ一定の値(1×10−5)であった。
この結果から、振動片57の形状においても、膜型圧電セラミックス14を、どこの位置に取付けても、ほぼ同じ発電量を得ることができるといえる。
図7は、図4(B3)の振動片58におけるシミュレーション結果を示している。図7(A)は、振動片58の座標軸と加振位置を示し、図7(B)は、振動片58の長さ方向(X方向)の歪量を示し、図7(C)は、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値を示している。
図7(B)は、振動片58の板厚T1を1.226mm、幅W1を27.2mmとした場合の結果であり、歪量の特性Uは、長さ方向の固定端58Kで大きく(約4×10−3)、自由端58Jで小さく(約0.5×10−3)なっており、図7(C)から、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値Vも、同じ傾向であった。即ち、固定端58Kで大きく(約1.5×10−5)、自由端58Jで小さく(約0.1×10−5)なっている。
この結果から、振動片58の形状においては、膜型圧電セラミックス14を、固定端側に取付ければ、上述した振動片56、57より、発電量を大きくすることができる。
図8は、図4(B5)の振動片12(本実施形態の振動片)におけるシミュレーション結果を示している。図8(A)は、振動片12の座標軸と加振位置を示し、図8(B)は、振動片12の長さ方向(X方向)の歪量を示し、図8(C)は、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値を示している。
図8(B)は、振動片12の板厚T1を1.524mm、幅W1を8.75mm、幅W2を17.5mmとした場合の結果であり、歪量の特性Uは、長さ方向の固定端12Kで大きく(約7.5×10−3)、自由端12Jで小さく(約0.0×10−3)なっている。また、図8(C)から、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値Vも、同じ傾向であった。即ち、固定端12Kで大きく(約5.5×10−5)、自由端12Jで小さく(約0.0×10−5)なっている。この結果から、振動片12の形状においては、膜型圧電セラミックス14を、固定端側に取付ければ、上述した振動片56、57、58より、発電量を大きくすることができる。
図9に、以上のシミュレーション結果のまとめを示す。
図9(A)は、膜型圧電セラミックス14の取付け範囲を、固定端から張出し長さLBの2/3とした場合の、振動片56、57、58、12の発電効率を、振動片B1、B2、B3、B5の棒グラフで示している。ここに、発電効率は、歪量の2乗の算出値Vを、各振動片の平面積で除して求めた。更に、三角形状の振動片56の発電効率値を100とした場合の、発電効率の割合で示している。
結果から、本実施形態の振動片12は、三角形状の振動片56の約1.7倍となり、比較した振動片56、57、58よりも、発電効率が大きいことがわかる。
図9(B)は、膜型圧電セラミックス14の平面寸法を8mm×16mmとし、発電電力量が最大となる位置に設置した場合の、振動片56、57、58、12の発電効率を示している。ここに発電効率は、歪量の2乗の算出値Vを、各振動片の平面積で除して求めた。更に、三角形状の振動片56における値を100とした場合の比較で示している。
結果から、本実施形態の振動片12は、三角形状の振動片56の約2.7倍となり、比較した中では発電効率が大きいことがわかる。
以上説明したように、本実施形態の振動片12は、振動片56、57、58よりも、効率良く発電可能な形状といえる。即ち、限られた膜型圧電セラミックス14の面積の中で、発電効率が最大化できる。この結果、圧電材料等の部材の使用量の削減に寄与し、圧電型振動発電装置10のコストダウンにつながる。
なお、本実施形態では、膜型圧電セラミックス14を、振動片12の一部に取付ける例で説明したが、これに限定されることはなく、図10(A)の平面図、図10(B)の側面図に示すように、振動片12の全面積を覆う大きさで取付けてもよい。膜型圧電セラミックス14の面積を増やすことにより、圧電型振動発電装置10の発電量を、更に増やすことができる。
また、本実施形態では、振動片12の材質を鋼製平板で説明した。しかし、これに限定されることはなく、例えば樹脂やゴム等の、他の材質で形成してもよい。
また、図示は省略するが、本実施形態では、膜型圧電セラミックス14を振動片12の両面に取付ける例で説明した。しかし、これに限定されることはなく、振動片12の片面のみに取付けてもよい。これにより、圧電型振動発電装置10の発電量は減少するが、圧電型振動発電装置10の製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、圧電体として、膜型圧電セラミックス14を例にとり説明した。しかし、これに限定されることはなく、例えば、膜型でない圧電セラミックスを用いてもよい。但し、この場合には、振動片12の変形による破損を防止するため、膜型でない圧電セラミックスの変形に対する耐久性に注意を払う必要がある。
また、本実施形態では、固定端12Kと自由端12Jの間を直線でつなぎ、振動片12の平面形状を逆台形とした。しかし、これに限定されることはなく、図10(C)の平面図に示す形状としても良い。即ち、固定端13Kと自由端13Jの間を曲線でつなぐ形状としても良い。曲線の形状を調整することにより、振動片12の、長手方向の変形位置、変異量を、より詳細に設計することが可能となる。
また、本実施形態では、振動片12の自由端12Jに錘20を取付け、固定部16を加振させた場合について説明した。しかし、これに限定されることはなく、固定部16を強制変位させた場合でも同様の効果を得ることができる。また、自由端12Jに錘20を固定して、自由端12Jを加振又は強制変位させた場合でも、同様の効果を得ることができる。
更に、自由端12Jに錘20を設けず固定部16を加振又は強制変位させた場合、及び自由端12Jに錘20を設けず、自由端12Jを加振力Pで加振又は強制変位させた場合のいずれでも同様の効果を得ることができる(図10(D)参照)。
以上説明したように、本実施形態によれば、膜型圧電セラミックス14の変形に対する耐久性に制約されずに、加振力P又は強制変位を受けることができる圧電型振動発電装置10を提供することができる。
(第2実施形態)
図11(A)の斜視図に示すように、第2実施形態に係る圧電型振動発電装置24は、振動片26の平面形状が階段状に変化する点において、第1実施形態で説明した振動片12と相違する。第1実施形態との相違点を中心に説明する。
振動片26は、固定端26Kの幅W1が、自由端26Jの幅W2より狭く、幅の変化が2段階の階段状となっている。即ち、固定端26Kは、長手方向に長さLB1の範囲で幅W1で形成され、自由端26Jは、長手方向に長さLB3の範囲で幅W2で形成され、中間部は、長手方向に長さLB2の範囲で、幅W1と幅W2の中間の幅W3で形成されている。ここに、長さLB1、長さLB2、及び長さLB3は、それぞれ張り出し長さLBの約1/3とされている。
図11(B)、図11(C)は、振動片26におけるシミュレーション結果を示している。シミュレーション条件は、第1実施形態と同じである。なお、本実施形態は、図4(B)の(B6)に対応している。図11(A)は、振動片26の座標軸と加振位置を示し、図11(B)は、振動片26の長さ方向(X方向)の歪量を示し、図11(C)は、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値を示している。
図11(B)は、振動片12の板厚T1を1.61mm、幅W1を8.26mm、幅W2を16.52mmとした場合の結果であり、歪量を示す特性Uは、固定端26Kで大きく(約7.0×10−3)、自由端26Jの先端で小さく(約0.0×10−3)なっている。また、図11(C)から、歪量の2乗の算出値Vも、特性Uと同じ傾向、即ち、固定端26Kで最も大きく(約5.0×10−5)、自由端26Jの先端で、最も小さく(約0.0×10−5)なっている。また、特性Uは、階段状に平面形状が変化している部分で、大きく変化(低下)している。
この結果を、第1実施形態と比較すると、本実施形態の振動片26は、図9(A)の振動片B6の棒グラフ、及び図9(B)の振動片B6の棒グラフにそれぞれ対応する。図9(A)、図9(B)のシミュレーション結果から、本実施形態の振動片26は、膜型圧電セラミックス14を、固定端側に取付ければ、第1実施形態で説明した振動片56、57、58、12のいずれよりも発電効率を大きくすることができる。
更に、振動片26は、直線状の加工で形成できるため、加工が容易となる。他の構成は、第1実施形態に係る圧電型振動発電装置10と同一であり、説明は省略する。
(第3実施形態)
図12(A)の平面図、図12(B)の側面図に示すように、第3実施形態に係る圧電型振動発電装置28は、振動片30が平面視において、長方形とされている点において、第1実施形態で説明した振動片12と相違する。第1実施形態との相違点を中心に説明する。
振動片30は、張り出し長さLBの全範囲において、厚さTで、固定端30Kと自由端30Jが、同じ幅W3とされている。この構成とすることにより、第1実施形態で説明したように、固定端側で、自由端側より大きな変位(歪量)を得ることができる。
図13は、振動片30におけるシミュレーション結果を示している。シミュレーション条件は、第1実施形態と同じである。なお、本実施形態は、図4(B)の(B4)に対応している。図13(A)は、振動片30の座標軸と加振位置を示し、図13(B)は、振動片30の長さ方向(X方向)の歪量を示し、図13(C)は、発電電力量に寄与する歪量の2乗の算出値を示している。
図13(B)は、振動片30の板厚T1を1.375mm、幅W1、W3を14.5mmとした場合の結果であり、歪量を示す特性Uは、長さ方向の固定端30Kで大きく(約5.5×10−3)、自由端30Jで小さく(約0.0×10−3)なっている。また、図13(C)から、歪量の2乗の算出値Vも、特性Uと同じ傾向、即ち、固定端30Kで大きく(約3.2×10−5)、自由端30Jで小さく(約0.0×10−5)なっている。
この結果を、第1実施形態と比較すると、本実施形態の振動片30は、図9(A)の振動片B4の棒グラフ、及び図9(B)の振動片B4の棒グラフにそれぞれ対応する。図9(A)、図9(B)のシミュレーション結果から、本実施形態の振動片30は、膜型圧電セラミックス14を、固定端側に取付ければ、第1実施形態で説明した振動片12、第2実施形態で説明した振動片26よりは小さいものの、第1実施形態で説明した振動片56、57、58よりも発電効率を大きくすることができる。他の構成は、第1実施形態に係る圧電型振動発電装置10と同一であり、説明は省略する。
(第4実施形態)
図14に示すように、第4実施形態に係る圧電型振動発電装置32は、振動片34の表面から離して、膜型圧電セラミックス14を取付けた点において、第1実施形態で説明した圧電型振動発電装置10と相違する。第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図14(A)の斜視図、図14(B)の側面図に示すように、振動片34には、平面視で左右方向の中心線C1と直交する方向へ向けて、膜型圧電セラミックス14の幅で、振動片34の長手方向に、所定距離を開けて支持部材36A、36Bが取付けられている。支持部材36A、36Bは、いずれも、振動片34の表面からの高さHで形成され、支持部材36A、36Bの上面には、膜型圧電セラミックス14が、振動片34の表面と平行に架け渡されている。これにより、支持部材36A、36Bの高さHだけ、膜型圧電セラミックス14が、振動片34の表面から離されて取付けられる。
この構成とすることにより、図14(C)、図14(D)の側面図に示すように、固定部16に加振力Pを受けて、振動片34が矢印Fの方向へ変形したとき、振動片34の凸状に変形した側の膜型圧電セラミックス14の直線状の長さLB2を、振動片34の表面長さLB1より大きくすることができる。即ち、膜型圧電セラミックス14の歪量を、振動片34の歪量より大きくすることができる。
この結果、固定部16へ加える加振力Pが、小さくても発電に必要な歪量を確保することができ、広い振動範囲で発電させることができる。この結果、発電量を増すことができる。なお、振動片34の平面形状は、第1実施形態〜第3実施形態で説明した振動片12、26、30のいずれでもよい。 他の構成は、第1実施形態に係る圧電型振動発電装置10と同一であり、説明は省略する。
本実施形態の展開例として、図15(A)の斜視図、図15(B)の側面図に示すように、支持部材36の数量を増し、振動片34の長手方向に追加する構成としてもよい。
図15では、一例として、支持部材36C、36Dの2固を、支持部材36A、36Bの間に、支持部材36A、36Bと平行に配置している。
この構成とすることにより、図15(C)、図15(D)の側面図に示すように、固定部16を加振力Pで加振し、振動片34を矢印Fの方向へ変形させたとき、膜型圧電セラミックス14を振動片34の変形形状により忠実に沿わせ、長さLB2に変形させることができる。これにより、振動片34の表面長さLB1より、膜型圧電セラミックス14の長さLB2が大きくなる。この結果、膜型圧電セラミックス14の歪量を、振動片34の歪量より大きくすることができる。
(第5実施形態)
図16(A)の側面図に示すように、第5実施形態に係る圧電型振動発電装置40は、振動片42の板厚T2が、第1実施形態で説明した振動片12の板厚T1より厚い点において、第1実施形態と相違する。第1実施形態との相違点を中心に説明する。
振動片42は、第1実施形態で説明した振動片12の変形に対する耐久性に比して変形に対する耐久性が低く、板厚T2が、振動片12の板厚T1より大きい部材で形成されている。なお、振動片34の平面形状は、第1実施形態〜第3実施形態で説明した振動片12、26、30のいずれでもよい。
この構成とすることにより、図16(B)、図16(C)の側面図で示すように、振動片42が、固定部16において矢印Fの方向の加振力を受けたとき、振動片42を変形させると共に、膜型圧電セラミックス14を振動片42の表面に沿って変形させることができる。
このとき、膜型圧電セラミックス14の位置が、振動片42の厚さ方法の中心線C2から大きく離れているため、膜型圧電セラミックス14の歪量を、第1実施形態で説明した振動片12に貼り付けた場合の歪量と比較して、大きくすることができる。これにより、小さな加振力Pで発電を開始することができ、発電性能を向上させることができる。
他の構成は、第1実施形態に係る圧電型振動発電装置10と同一であり、説明は省略する。
(第6実施形態)
図17に示すように、第6実施形態に係る圧電型振動発電装置46は、振動片48が平面視において、左右非対称とされている点において、第1実施形態で説明した振動片12と相違する。第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図17(A)の平面図、図17(B)の側面図に示すように、振動片48は、平面視において、振動片48の長手方向であり、膜型圧電セラミックス14の中心を通る中心線C3に対して左右(中心線C3と直交する方向)非対称に形成されている。
即ち、膜型圧電セラミックス14は、平面視において中心線C3に対して左右対称とされている。一方、振動片48は、固定端48Kの幅W1が自由端48Jの幅W2より小さくされ、固定端48Kと自由端48Jの間が直線で連続しているものの、膜型圧電セラミックス14の中心を通る中心線C3に対して、左右が非対称に形成されている。
この結果、振動片48は、例えば、固定端48Kに加振力を受けたとき、ねじれ変形しながら矢印Fの方向へ変形する。この場合においても、膜型圧電セラミックス14を、固定端48Kに寄せて貼り付けることにより、必要な歪を得ることができ、振動時の板片の板厚方向の変形とねじれ変形を、有効に発電に活用することができる。
この特性は、自由端48Jに加振力を加える場合でも同様であり、振動時の振動片48の板厚方向の変形とねじれ変形を、有効に発電に活用することができる。
図17(C)に示すように、本実施形態の変形例として、例えば、振動片50の平面形状を、固定端50Kの幅W1と、自由端50Jの幅W2の間を、平面視で階段状(ステップ状)に変化させる形状とし、膜型圧電セラミックス14の中心を通る中心線C3に対して、振動片50を、左右非対称に形成しても良い。
即ち、膜型圧電セラミックス14は、平面視において中心線C3に対して左右対称とされ、固定端50Kの幅W1が自由端50Jの幅W2より小さくされているものの、振動片50は、中心線C3に対して、固定端50Kと自由端50Jの間で非対称とされていても良い。
更に、図17(D)に示すように、本実施形態の他の変形例として、振動片54の平面形状を、例えば、固定端54Kの幅W1と、自由端54Jの幅W2の間を、平面視で曲線状に変化させる形状とし、膜型圧電セラミックス14の中心を通る中心線C3に対して、振動片54を、左右非対称に形成しても良い。
即ち、膜型圧電セラミックス14は、平面視において中心線C3に対して左右対称とされ、固定端54Kの幅W1が自由端54Jの幅W2より小さくされているものの、振動片54は、中心線C3に対して、固定端54Kと自由端54の間で非対称とされていても良い。
更に、図18(A)に示すように、本実施形態の他の変形例として、振動片62を、側面視において上下方向に非対称(固定端62Kから水平方向に引いた中心線C4に対して上下方向に非対称)としても良い。即ち、実線で示すように、振動片62を予め上方へ曲げておき(下に凸)、自由端62Jへ加振力Pを下方へ加え、振動片62を、破線で示すように上に凸の形状に変形させても良い。これにより、膜型圧電セラミックス14を振動片62の表面に沿って変形させることができ、発電に必要な歪を得ることができる。
なお、振動片62の曲げ方向は、振動片62を予め下方へ曲げておき(上に凸)、自由端62Jへ加振力Pを上方へ加え、振動片62を、下に凸の形状に変形させる構成でも良い。
更に、図18(B)に示すように、本実施形態の他の変形例として、振動片64を、固定端64Kを固定して、自由端64Jを振動片64の中心線C5の周りに回転させた形状としてもよい。これにより、平面視で左右方向に中心線C5に対して非対称、及び側面視において中心線C5に対して上下方向に非対称となる。この構成とすることにより、自由端64Jへ加振力Pを加え、膜型圧電セラミックス14を振動片64の表面に沿って変形させることができ、発電に必要な歪を得ることができる。
他の構成は、第1実施形態に係る圧電型振動発電装置10と同一であり、説明は省略する。
10、24、28、32、40、46 圧電型振動発電装置
12、26、30、34、42、48、50、52、54 振動片(板片)
14、15 膜型圧電セラミックス(圧電体)
16 固定部材(支持部)
36 支持部材(支持片)
124 ポリイミドフィルム(膜型圧電セラミックス、圧電体)
125 電極(膜型圧電セラミックス、圧電体))
126 エポキシ樹脂(膜型圧電セラミックス、圧電体)
127 セラミックスシート(膜型圧電セラミックス、圧電体)
128 圧電セラミックス(膜型圧電セラミックス、圧電体)

Claims (5)

  1. 支持部に固定されて片持状に張出し、固定端側の幅が自由端側の幅より小さい板片と、
    長方形に形成されると共に前記板片に取付けられ、前記板片が加振力又は強制変位を受けたとき、前記板片と共に変形し歪が生じることで発電する圧電体と、
    を有する圧電型振動発電装置。
  2. 前記圧電体は、前記板片の前記固定端側に取付けられている請求項1に記載の圧電型振動発電装置。
  3. 前記圧電体は、前記板片の長手方向に所定間隔で前記板片に取付けられた支持片を備え、前記支持片には、前記圧電体が架け渡されている請求項1又は2に記載の圧電型振動発電装置。
  4. 前記圧電体は、棒状の圧電セラミックスを接着してシート状としたセラミックスシートと、前記セラミックスシートの両面に配置され電極が印刷されたポリイミドフィルムと、を備え、前記セラミックスシートと前記ポリイミドフィルムを、エポキシ樹脂で接合した膜型圧電セラミックスである請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電型振動発電装置。
  5. 支持部に固定されて片持状に張出し、固定端側の幅が自由端側の幅より小さい、又は同等の板片と、
    前記板片に取付けられ、前記板片が加振力又は強制変位を受けたとき、前記板片と共に変形し歪が生じることで発電する圧電体と、
    を有し、
    前記板片は、平面視において、左右非対称に形成されている圧電型振動発電装置。
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