JP6178588B2 - 照明光学系、露光装置、デバイスの製造方法及び光学素子 - Google Patents

照明光学系、露光装置、デバイスの製造方法及び光学素子 Download PDF

Info

Publication number
JP6178588B2
JP6178588B2 JP2013040033A JP2013040033A JP6178588B2 JP 6178588 B2 JP6178588 B2 JP 6178588B2 JP 2013040033 A JP2013040033 A JP 2013040033A JP 2013040033 A JP2013040033 A JP 2013040033A JP 6178588 B2 JP6178588 B2 JP 6178588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
light
reflective surface
optical element
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013040033A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014168022A5 (ja
JP2014168022A (ja
Inventor
昇 大阪
昇 大阪
亮介 福岡
亮介 福岡
均 吉岡
均 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013040033A priority Critical patent/JP6178588B2/ja
Priority to TW103103205A priority patent/TWI569104B/zh
Priority to KR1020140019467A priority patent/KR101707277B1/ko
Publication of JP2014168022A publication Critical patent/JP2014168022A/ja
Publication of JP2014168022A5 publication Critical patent/JP2014168022A5/ja
Priority to KR1020170008091A priority patent/KR101831552B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP6178588B2 publication Critical patent/JP6178588B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • H01L21/0274Photolithographic processes

Description

本発明は、照明光学系、露光装置、デバイスの製造方法及び光学素子に関する。
半導体デバイスや液晶表示装置などの製造工程であるリソグラフィ工程では、マスク(レチクル)のパターンを、投影光学系を介して、基板(表面にレジスト(感光剤)層が形成されたウエハやガラスプレート)に転写する露光装置が使用されている。
例えば、液晶表示装置のリソグラフィ工程では、マスク上の面積がより大きなパターンを基板に一括露光する露光装置が要求されている。かかる要求に対応するために、高解像力が得られ、且つ、大画面を露光することができるステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置が提案されている(特許文献1参照)。走査型露光装置は、スリット形状の光(スリット光)で照明されたパターンを、投影光学系を介して、マスクと基板とを走査(スキャン)しながら、基板に転写する。
特許文献1には、円弧形状の露光領域をスキャンさせて基板を一括露光する露光装置が開示されている。特許文献1では、投影光学系をミラーで構成しているため、色収差が発生しない。従って、互いに異なる複数の波長の光を用いて基板を露光する場合でも、良好な光学性能を達成することが可能である。
ここで、露光装置の解像力RPは、露光光の波長(露光波長)λ、投影光学系の開口数NAを用いて、以下の式(1)で表されるレーリーの式で与えられる。但し、kは、現像プロセスなどによって定まる定数(プロセス定数)であって、解像の難易度を表す無次元量である。
RP=k×(λ/NA) ・・・(1)
式(1)を参照するに、解像力RPが小さいほど、微細な露光が可能になる。また、解像力RPを小さくするためには、投影光学系の開口数NAを大きくすればよいことがわかる。
一方、露光装置の焦点深度DOFは、以下の式(2)で表される。但し、kは、レジストの材料の種類やマスクを照明する光の入射角度分布(以下、「有効光源」と称する)などによって変化する定数であって、kと同様に無次元量である。
DOF=k×(λ/NA) ・・・(2)
式(2)を参照するに、投影光学系の開口数NAを大きくすると、上述したように、解像力RPは小さくなるが、焦点深度DOFも小さくなる。露光装置におけるステージの平坦度、基板の平坦度、レジストの塗布分布の均一度、光学系の像面湾曲などの精度を向上させることで、焦点深度DOFの拡大を図っているが、これらの向上は頭打ちになっているため、大幅な改善は期待できない。
そこで、焦点深度DOFを拡大するために、マスクのパターンに応じて、最適な照明条件、即ち、有効光源を用いる変形照明技術が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特開2001−358071号公報 国際公開第99/25009号
しかしながら、特許文献1に開示された照明光学系で用いられている有効光源においては、中心から径方向に向かって、場所によって光量分布が不均一になる。このような光量分布の不均一性は、同一仕様の露光装置間でばらつくことが予想され、また、光源にも依存する。例えば、消耗品である高圧水銀ランプなどを光源に用いる場合、ランプを交換するたびに、光量分布の不均一性、即ち、有効光源が変化してしまう。有効光源の変化は露光装置の結像性能に影響を与えるため、有効光源における光量分布には、均一で安定していることが要求される。
一方、特許文献2には、反射鏡を用いた照明光学系が開示されている。かかる照明光学系では、反射鏡を用いたインテグレータで光を均一化しているが、特許文献2に開示されたインテグレータのうち、円形形状のインテグレータでは、光量分布が均一化されず、実際には、中心から外に向けて、不均一な分布になってしまう。また、四角形状のインテグレータでは、光量分布は均一化されるが、光効率が低下するため、マスクを照明する照度も低下し、生産性が落ちてしまう。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、光源からの光を用いて、効率的に、且つ、均一に被照明面を照明するのに有利な照明光学系を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての照明光学系は、光源からの光で被照明面を照明する照明光学系であって、入射面と射出面との間に配置され、内側反射面と、前記内側反射面を囲む外側反射面とを含み、前記入射面から前記内側反射面と前記外側反射面との間に入射した光を前記内側反射面と前記外側反射面とで反射させながら前記射出面に導く光学素子を有し、前記光学素子の中心線に垂直な前記光学素子の断面において、前記内側反射面により形成される形状は多角形形状であり、前記外側反射面により形成される形状は円形形状であることを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、光源からの光を用いて、効率的に、且つ、均一に被照明面を照明するのに有利な照明光学系を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における照明光学系の構成を示す概略図である。 図1に示す照明光学系の円錐プリズムの入射面及び射出面のそれぞれにおける光量分布を示す概略図である。 図1に示す照明光学系のオプティカルロッドの構成の一例を示す概略図である。 図3に示すオプティカルロッドの入射面及び射出面のそれぞれにおける光量分布を示す図である。 図1に示す照明光学系のフライアイ光学系の構成を示す図である。 図1に示す照明光学系のスリットの構成を示す概略図である。 図1に示す照明光学系のオプティカルロッドの設計例を示す図である。 図7に示すオプティカルロッドの入射面及び射出面のそれぞれにおける光量分布を示す図である。 本発明の第2の実施形態における照明光学系の構成を示す概略図である。 図9に示す照明光学系のスリットの構成を示す概略図である。 図9に示す照明光学系の開口絞りの構成を示す概略図である。 図9に示す照明光学系のオプティカルロッドの設計例を示す図である。 図12に示すオプティカルロッドの入射面及び射出面のそれぞれにおける光量分布を示す図である。 複数の光透過部材を組み合わせて構成されたオプティカルロッドを示す図である。 図1及び図9に示す照明光学系に適用可能なオプティカルパイプの構成を示す概略図である。 本発明の第4の実施形態における露光装置の構成を示す概略図である。 本発明の第4の実施形態における照明光学系の構成を示す概略図である。 図17に示す照明光学系の複数のオプティカルロッドの構成を示す概略図である。 図17に示す照明光学系の複数の開口絞りの構成を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態における照明光学系100の構成を示す概略図である。照明光学系100は、光源からの光で被照明面を照明する光学系である。照明光学系100は、例えば、露光装置に適用され、光源からの光を、基板に転写すべきパターンが形成されたマスク(被照明面)に導く照明光学系として好適である。
照明光学系100は、光源部150からの光でマスクMを照明し、本実施形態では、第1光学系103と、円錐プリズム104と、オプティカルロッド105と、フライアイ光学系106と、第2光学系107と、第3光学系109と、スリット21とを有する。
光源部150は、光源101と、楕円ミラー102とを含む。光源101は、本実施形態では、高圧水銀ランプで構成されているが、キセノンランプやエキシマレーザーなどで構成してもよい。楕円ミラー102は、光源101からの光を集光する。楕円ミラー102は、楕円の一部分に相当する形状を有し、かかる楕円の2つの焦点のうちの一方の焦点の位置と光源101の位置とが一致するように配置されている。
光源101から射出され、楕円ミラー102で反射された光は、楕円の2つの焦点のうちの他方の焦点の位置151に集光する。位置151を通過した光は、第1光学系103を介して、円錐プリズム104の入射面152に導かれる。第1光学系103は、円錐プリズム104の入射面152が焦点の位置151の光学的に共役な面となるように配置されている。円錐プリズム104の入射面152における光量分布は、光学的に共役な位置である焦点の位置151における光量分布とほぼ等しい。
焦点の位置151は楕円ミラー102の焦点の1つであるため、焦点の位置151及び円錐プリズム104の入射面152には、実質的に、光源101の輝度分布が形成される。円錐プリズム104を通過した光は、オプティカルロッド105の入射面153に入射する。
図2は、円錐プリズム104の入射面152における光量分布、及び、円錐プリズム104の射出面における光量分布を示す概略図である。図2に示すように、円錐プリズム104の入射面152における円形形状の光量分布LD1は、円錐プリズム104の射出面において、輪帯形状の光量分布LD2に変換される。
オプティカルロッド105は、入射面153と射出面154との間に配置され、内側反射面と、内側反射面を囲む外側反射面とを含み、入射面153に入射した光を内側反射面と外側反射面とで反射させながら射出面154に導く光学素子である。ここで、内側反射面と外側反射面とは対向しており、入射面153からの光は内側反射面と外側反射面との間に入射する。また、オプティカルロッド105は、入射面153と射出面154との間の断面において、内側反射面により形成される形状と外側反射面により形成される形状とが異なる。ここで、内側反射面の断面形状と外側反射面の断面形状とが異なるとは、その形状の大きさが異なること(即ち、相似形)を意味するものではなく、その形状が幾何学的に異なることを意味する。例えば、内側反射面により形成される形状が円形形状であり、外側反射面により形成される形状が多角形形状である場合には、内側反射面の断面形状と外側反射面の断面形状とが異なっていることになる。
オプティカルロッド105は、例えば、図3(a)及び図3(b)に示すように、六角柱の光透過部材で構成され、中心線CLを中心として内側反射面122で囲まれた円柱状の中空部HLを含む。また、図3(b)に示すようにオプティカルロッド105の中心線CL(光学素子の光軸)に対して垂直な断面において、外側反射面121の断面形状は六角形形状であり、内側反射面122の断面形状は円形形状である。ここで、図3(a)は、オプティカルロッド105の構成の一例を示す概略斜視図であり、図3(b)は、図3(a)に示すオプティカルロッド105の概略断面図である。
円錐プリズム104で輪帯形状の光量分布に変換されてオプティカルロッド105の入射面153に入射した光は、オプティカルロッド105の外側反射面121及び内側反射面122で複数回反射しながらオプティカルロッド105の射出面154に導かれる。
図4(a)は、オプティカルロッド105の入射面153に入射した光の光量分布を示す図である。図4(a)では、入射面153における中心線CLからの距離rに対する光の強度Iを1次元で表しているが、実際には、図4(a)に示すグラフを原点を中心として回転させた分布となる。図4(a)に示すように、オプティカルロッド105の入射面153に入射した光の光量分布は、r方向に均一ではない。但し、オプティカルロッド105を通過する際に、内側反射面122と外側反射面121との間で反射されることによって、オプティカルロッド105の射出面154では、図4(b)に示すように、r方向に均一な光量分布が得られる。オプティカルロッド105の射出面154からの光は、フライアイ光学系106に入射する。
図5は、フライアイ光学系106の構成を示す概略図である。フライアイ光学系106は、図5に示すように、2つのレンズ群130及び131で構成されている。レンズ群130及び131のそれぞれは、多数の平凸レンズを平面状に配列させて構成されている。レンズ群130及び131は、それぞれを構成する各平凸レンズの焦点位置に、対となる平凸レンズが位置するように曲率面を向かい合わせて配置されている。従って、フライアイ光学系106の射出面155には、光源101と等価な多数の2次光源分布が形成される。
フライアイ光学系106の射出面155から射出された光は、第2光学系107を介して、スリット面108に導かれる。第2光学系107は、スリット面108が、実質的に、フライアイ光学系106の射出面155のフーリエ変換面となるように配置される。フライアイ光学系106の射出面155の位置には、多数の2次光源分布が形成されているため、スリット面108には、一様な光強度分布が形成される。
図6は、スリット面108に配置されるスリット21の構成を示す概略図である。スリット21は、図6に示すように、円弧形状の開口23を有し、開口23以外の領域に入射する光を遮光する。スリット21(の開口23)を通過した円弧形状の光は、第3光学系109を介して、マスクMを均一に照明する。この際、マスクMに入射する光の角度分布は、図4(b)に示すオプティカルロッド105の射出面154における光量分布とほぼ等しくなる。
本実施形態の照明光学系100によれば、輪帯形状の光量分布を有する光を、中空部HLを含むオプティカルロッド105で均一化している。輪帯形状の光量分布を有する光は、オプティカルロッド105の内側反射面と外側反射面との間に入射する。これにより、輪帯形状の光を遮光することなくオプティカルロッド105で均一化することができる。従って、照明光学系100は、光源部150からの光を遮光することなく、効率的に、且つ、均一な輪帯形状の光量分布を有する光でマスクMを照明することができる。
以下、第1の実施形態における照明光学系100に適用可能なオプティカルロッド105の具体的な設計例を説明する。
(設計例1)
図7(a)は、六角柱の光透過部材で構成され、内側反射面122Aで囲まれた円柱状の中空部HLAを含むオプティカルロッド105Aを示す概略斜視図である。図7(b)は、図7(a)に示すオプティカルロッド105Aの概略断面図である。オプティカルロッド105Aの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面121Aの断面形状は六角形形状であり、内側反射面122Aの断面形状は円形形状である。
図7(b)に示す座標系において、オプティカルロッド105Aの光透過部材の領域は、以下の式(3)で示す不等式で表すことができる。また、オプティカルロッド105Aの長さは、400mmである。
|y|≦35 [mm]
√3|x|+|y|≦70 [mm] ・・・(3)
+y≧(35/2) [mm]
オプティカルロッド105Aの入射面における光量分布を図8(a)に示し、オプティカルロッド105Aの射出面における光量分布を図8(b)に示す。
(設計例2)
図7(c)は、八角柱の光透過部材で構成され、内側反射面122Bで囲まれた円柱状の中空部HLBを含むオプティカルロッド105Bを示す概略斜視図である。図7(d)は、図7(c)に示すオプティカルロッド105Bの概略断面図である。オプティカルロッド105Bの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面121Bの断面形状は八角形形状であり、内側反射面122Bの断面形状は円形形状である。
図7(d)に示す座標系において、オプティカルロッド105Bの光透過部材の領域は、以下の式(4)で示す不等式で表すことができる。また、オプティカルロッド105Bの長さは、600mmである。
|x|≦35 [mm], |y|≦35 [mm]
|x|+|y|≦35√2 [mm] ・・・(4)
+y≧(35/2) [mm]
オプティカルロッド105Bの入射面における光量分布を図8(a)に示し、オプティカルロッド105Bの射出面における光量分布を図8(c)に示す。
(設計例3)
図7(e)は、四角柱の光透過部材で構成され、内側反射面122Cで囲まれた円柱状の中空部HLCを含むオプティカルロッド105Cを示す概略斜視図である。図7(f)は、図7(e)に示すオプティカルロッド105Cの概略断面図である。オプティカルロッド105Cの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面121Cの断面形状は四角形形状であり、内側反射面122Cの断面形状は円形形状である。
図7(f)に示す座標系において、オプティカルロッド105Cの光透過部材の領域は、以下の式(5)で示す不等式で表すことができる。また、オプティカルロッド105Cの長さは、400mmである。
|x|≦35 [mm], |y|≦35 [mm]
+y≧(35/2) [mm] ・・・(5)
オプティカルロッド105Cの入射面における光量分布を図8(a)に示し、オプティカルロッド105Cの射出面における光量分布を図8(d)に示す。
<第2の実施形態>
図9は、本発明の第2の実施形態における照明光学系200の構成を示す概略図である。照明光学系200は、複数の光源からの光で被照明面を照明する光学系である。照明光学系200は、例えば、露光装置に適用され、光源からの光を、基板に転写すべきパターンが形成されたマスク(被照明面)に導く照明光学系として好適である。
照明光学系200は、2つの光源部150からの光でマスクMを照明する光学系である。照明光学系200は、第1光学系201と、第1オプティカルロッド202と、第2オプティカルロッド203と、第2光学系204と、合成ミラー205と、第3光学系207とを有する。更に、照明光学系200は、フライアイ光学系106と、開口絞り208と、第4光学系209と、スリット210と、第5光学系211とを有する。
光源101から射出され、楕円ミラー102で反射された光は、楕円の2つの焦点のうちの他方の焦点の位置151に集光する。位置151を通過した光は、第1光学系201を介して、第1オプティカルロッド202又は第2オプティカルロッド203(の入射面)に導かれる。第1光学系201は、第1オプティカルロッド202又は第2オプティカルロッド203の入射面が焦点の位置151の光学的に共役な面となるように配置されている。
第1オプティカルロッド202又は第2オプティカルロッド203を通過した光は、第2光学系204及び合成ミラー205を介して、合成面206に導かれる。第2光学系204は、合成面206が第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203のそれぞれの射出面に対して光学的にフーリエ変換面となるように配置されている。
合成面206において合成された光は、第3光学系207を介して、フライアイ光学系106に導かれる。第3光学系207は、フライアイ光学系106の入射面が合成面206に対して光学的にフーリエ変換面となるように配置されている。
開口絞り208は、フライアイ光学系106の射出面の近傍に配置されている。開口絞り208を通過した光は、第4光学系209を介して、スリット210に導かれる。第4光学系209は、スリット210が開口絞り208に対して光学的にフーリエ変換面となるように配置されている。
図10は、スリット210の構成を示す概略図である。スリット210は、図10に示すように、矩形形状の開口216を有し、開口216以外の領域に入射する光を遮光する。スリット210(の開口216)を通過した矩形形状の光は、第5光学系211を介して、マスクMを均一に照明する。
第2の実施形態における照明光学系200の効果などについては、以下に示す設計例を通して説明する。
(設計例4)
第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203には、図7(a)乃至図7(e)で示したオプティカルロッド105A乃至105Cを用いることができる。例えば、本実施形態では、第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203として、オプティカルロッド105Aを用いている。但し、第1オプティカルロッド202と第2オプティカルロッド203とで、同一種類のオプティカルロッドを用いる必要はない。
第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203としてオプティカルロッド105Aを用いる場合、図11(a)に示すように、輪帯形状の開口85を有する開口絞り208Aを開口絞り208として用いる。
照明光学系200は、第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203としてオプティカルロッド105Aを用いることで、開口絞り208Aの開口85を効率的に、且つ、均一に照明することができる。
(設計例5)
第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203として用いられるオプティカルロッド105Dを図12(a)及び図12(b)に示す。図12(a)は、円柱の光透過部材で構成され、内側反射面122Dで囲まれた四角柱状の中空部HLDを含むオプティカルロッド105Dを示す概略斜視図である。図12(b)は、図12(a)に示すオプティカルロッド105Dの概略断面図である。オプティカルロッド105Dの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面121Dの断面形状は円形形状であり、内側反射面122Dの断面形状は四角形形状である。
図12(b)に示す座標系において、オプティカルロッド105Dの光透過部材の領域は、以下の式(6)で示す不等式で表すことができる。また、オプティカルロッド105Dの長さは、100mmである。
|x|≧35/2 [mm], |y|≧35/2 [mm]
+y≦35 [mm] ・・・(6)
オプティカルロッド105Dの入射面における光量分布を図13(a)に示し、オプティカルロッド105Dの射出面における光量分布を図13(b)に示す。
また、第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203としてオプティカルロッド105Dを用いる場合、図11(b)に示すように、四重極位置に開口86を有する開口絞り208Bを開口絞り208として用いる。オプティカルロッド105Dは、開口絞り208Bの開口86を均一に照明することができる。オプティカルロッド105Dを通過した光は、開口絞り208Bの開口86(四重極位置)に集中するため、光利用効率を約3倍向上させることができる。このように、オプティカルロッド105Dと開口絞り208Bとの組み合わせは、四重極照明に有効である。
また、オプティカルロッド105Dは、図14に示すように、複数の光透過部材105Da、105Db、105Dc及び105Ddを組み合わせて構成してもよい。このように、複数の光透過部材105Da乃至105Ddを組み合わせてオプティカルロッド105Dを構成しても、その効果は変わらない。
(設計例6)
第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203として用いられるオプティカルロッド105Eを図12(c)及び図12(d)に示す。図12(c)は、円柱の光透過部材で構成され、内側反射面122Eで囲まれた楕円柱状の中空部HLEを含むオプティカルロッド105Eを示す概略斜視図である。図12(d)は、図12(c)に示すオプティカルロッド105Eの概略断面図である。オプティカルロッド105Eの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面121Eの断面形状は円形形状であり、内側反射面122Eの断面形状は楕円形状である。
図12(d)に示す座標系において、オプティカルロッド105Eの光透過部材の領域は、以下の式(7)で示す不等式で表すことができる。また、オプティカルロッド105Eの長さは、100mmである。
+y≦(35/2) [mm]
(x/12.5)+(y/25)≧1 [mm] ・・・(7)
オプティカルロッド105Eの入射面における光量分布を図13(a)に示し、オプティカルロッド105Eの射出面における光量分布を図13(c)に示す。
また、第1オプティカルロッド202及び第2オプティカルロッド203としてオプティカルロッド105Eを用いる場合、図11(c)に示すように、二重極位置に開口87を有する開口絞り208Cを開口絞り208として用いる。オプティカルロッド105Eは、開口絞り208Cの開口87を均一に照明することができる。オプティカルロッド105Eを通過した光は、開口絞り208Cの開口87(二重極位置)に集中するため、光利用効率を約3倍向上させることができる。このように、オプティカルロッド105Eと開口絞り208Cとの組み合わせは、二重極照明に有効である。
<第3の実施形態>
設計例1乃至設計例6に示すオプティカルロッド105A乃至105Eは、それぞれ、図15(a)乃至図15(e)に示すようなオプティカルパイプ505A乃至505Eに置換することができる。オプティカルパイプ505A乃至505Eは、内側反射面と外側反射面との間が空間で構成された(即ち、反射面で囲まれた)反射型インテグレータである。但し、オプティカルパイプは反射部材を用いるため、オプティカルパイプを通過する光の反射回数が多くなり、オプティカルロッドよりも光量のロスが大きくなる可能性がある。
オプティカルパイプ505Aは、図15(a)に示すように、外壁が反射部材(ミラー)で構成された円柱の部材と、かかる部材を取り囲む6枚の反射部材(平面ミラー)とを含んでいる。また、内側反射面522Aと外側反射面521Aとは向かい合っており、その間が空間で構成されている。オプティカルパイプ505Aの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面521Aの断面形状は六角形形状であり、内側反射面522Aの断面形状は円形形状である。
オプティカルパイプ505Bは、図15(b)に示すように、外壁が反射部材(ミラー)で構成された円柱の部材と、かかる部材を取り囲む8枚の反射部材(平面ミラー)とを含んでいる。また、内側反射面522Bと外側反射面521Bとは向かい合っており、その間が空間で構成されている。オプティカルパイプ505Bの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面521Bの断面形状は八角形形状であり、内側反射面522Aの断面形状は円形形状である。
オプティカルパイプ505Cは、図15(c)に示すように、外壁が反射部材(ミラー)で構成された円柱の部材と、かかる部材を取り囲む4枚の反射部材(平面ミラー)とを含んでいる。また、内側反射面522Cと外側反射面521Cとは向かい合っており、その間が空間で構成されている。オプティカルパイプ505Cの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面521Cの断面形状は四角形形状であり、内側反射面522Cの断面形状は円形形状である。
オプティカルパイプ505Dは、図15(d)に示すように、外壁が反射部材(ミラー)で構成された四角柱の部材と、かかる部材を取り囲む反射部材(曲面ミラー)とを含んでいる。また、内側反射面522Dと外側反射面521Dとは向かい合っており、その間が空間で構成されている。オプティカルパイプ505Dの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面521Dの断面形状は円形形状であり、内側反射面522Dの断面形状は四角形形状である。
オプティカルパイプ505Eは、図15(e)に示すように、外壁が反射部材(ミラー)で構成された楕円柱の部材と、かかる部材を取り囲む反射部材(曲面ミラー)とを含んでいる。内側反射面522Eと外側反射面521Eとは向かい合っており、その間が空間で構成されている。オプティカルパイプ505Eの中心線に対して垂直な断面において、外側反射面521Eの断面形状は円形形状であり、内側反射面522Eの断面形状は楕円形状である。
<第4の実施形態>
図16は、本発明の第4の実施形態における露光装置90の構成を示す概略図である。露光装置90は、上述した実施形態で示された照明光学系を採用し、基板を露光するリソグラフィ装置である。
露光装置の露光方式には、レンズ又はミラーを用いてマスク(レチクル)のパターンを基板に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙を設けてマスクのパターンを基板に転写するプロキシミティ方式とがある。プロジェクション方式は、プロキシミティ方式と比較して、一般的に、パターンの解像性能や基板の倍率補正などの精度が高く、半導体デバイスの製造に適している。そこで、本実施形態では、露光装置90として、ガラス基板に対して反射型の投影光学系を用いたプロジェクション方式の露光装置を説明する。
露光装置90は、マスクMに形成されたパターン(例えば、TFT回路)を、レジスト(感光剤)が塗布された基板Pに転写する。露光装置90は、光源91からの光でマスクMを照明する照明光学系99と、マスクMを保持して移動するマスクステージ94と、投影光学系95と、基板Pを保持して移動する基板ステージ96と、制御部98とを有する。また、照明光学系99は、光源91からの光を導入する第1光学系92と、第1光学系92からの光をマスクMに導く第2光学系93とを含む。
露光装置90において、照明光学系99、詳細には、第1光学系92には、上述した実施形態で示された照明光学系100又は200が採用される。第2光学系93は、第1光学系92の被照明面とマスクM(の表面)とを略共役な関係に維持する光学系である。従って、第1光学系92が被照明面を均一に照明することで、第2光学系93を介して、マスクMを均一に、且つ、第1光学系92による照明形状と同じ形状で照明することができる。
マスクステージ94は、マスクMを保持しながらXY方向に移動可能なステージ装置である。投影光学系95は、光の偏光特性を変化させる反射ミラー97を含み、マスクMの被照明領域に形成されたパターンからの光を基板Pに結像させる。基板ステージ96は、基板Pを保持しながらXYZの3次元方向に移動可能なステージ装置である。制御部98は、CPUやメモリなどを含み、露光装置90の全体(動作)を制御する。
露光において、光源91からの光は、照明光学系99(第1光学系92及び第2光学系93)を介してマスクMを照明する。マスクMのパターンは、投影光学系95を介して、基板Pに投影される。本実施形態の露光装置90においては、上述したように、光源91からの光を用いて、効率的に、且つ、均一にマスクMを照明するのに有利な照明光学系99(照明光学系100又は200)を採用している。従って、露光装置90は、安定した露光性能を実現し、高いスループットで経済性よく高品位なデバイス(半導体デバイス、液晶表示デバイス、フラットパネルディスプレイ(FPD)など)を提供することができる。
また、照明光学系99、詳細には、第1光学系92には、図17に示すような照明光学系300を採用してもよい。図17は、本発明の第4の実施形態における照明光学系300の構成を示す概略図である。
照明光学系300は、光源部150からの光でマスクMを照明する。照明光学系300は、第1光学系103と、円錐プリズム104と、複数のオプティカルロッド110及び111と、フライアイ光学系106と、複数の開口絞り112及び113と、第2光学系107と、第3光学系109と、スリット21とを有する。
オプティカルロッド110とオプティカルロッド111とは、照明光学系300の光路に対して切り替え可能に配置される。例えば、オプティカルロッド110は、図18(a)に示すように、六角柱の光透過部材で構成され、オプティカルロッド111は、図18(b)に示すように、オプティカルロッド105(図3(a)及び図3(b))と同様に構成される。
開口絞り112と開口絞り113とは、照明光学系300の光路に対して切り替え可能に配置される。開口絞り112は、オプティカルロッド110に対応して(即ち、オプティカルロッド110が照明光学系300の光路に配置された場合に)照明光学系300の光路に配置される。開口絞り112は、図19(a)に示すように、円形形状の開口114を有し、開口114以外の領域に入射する光を遮光する。開口絞り113は、オプティカルロッド111に対応して(即ち、オプティカルロッド111が照明光学系300の光路に配置された場合に)照明光学系300の光路に配置される。開口絞り113は、図19(b)に示すように、輪帯形状の開口115を有し、開口115以外の領域に入射する光を遮光する。
露光装置90においては、例えば、初期状態では、オプティカルロッド110と開口絞り112とが照明光学系300の光路に配置されている。そして、有効光源の形状を輪帯形状にする際に、オプティカルロッド110をオプティカルロッド111に切り替え、開口絞り112を開口絞り113に切り替える。このようなオプティカルロッドや開口絞りの切り替えは、制御部98によって制御される。
照明光学系300によれば、マスクMのパターンに応じて、照明光学系300におけるオプティカルロッド及び開口絞りを切り替えることができるため、マスクMに適した有効光源によって、効率的に、且つ、均一にマスクMを照明することができる。なお、オプティカルロッド及び開口絞りの数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上のオプティカルロッド及び開口絞りを切り替え可能な構成にしてもよい。
また、上述した実施形態で説明されたオプティカルロッド105A乃至105Eやオプティカルパイプ505A乃至505Eなどを切り替え可能に構成してもよい。換言すれば、外側反射面の断面形状と内側反射面の断面形状との組み合わせが互いに異なる複数のオプティカルロッド(又はオプティカルパイプ)と、それらのそれぞれに対応する複数の開口絞りとを切り替え可能に構成してもよい。この際、制御部98は、マスクMのパターンに応じて、複数のオプティカルロッド(又はオプティカルパイプ)及び複数の開口絞りから、照明光学系の光路に配置するオプティカルロッド(又はオプティカルパイプ)及び開口絞りを選択する選択部として機能する。
<第5の実施形態>
本実施形態に係るデバイスの製造方法は、例えば、半導体デバイス、液晶表示デバイス、フラットパネルディスプレイ(FPD)などを製造するのに好適である。かかるデバイスの製造方法は、露光装置90を用いてレジスト(感光剤)が塗布された基板(ウエハ、ガラスプレート等)を露光する工程と、露光された基板を現像する工程と、その他の周知の工程と、を経ることによって製造される。本実施形態のデバイスの製造方法は、従来の方法に比べて、デバイスの性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (19)

  1. 光源からの光で被照明面を照明する照明光学系であって、
    入射面と射出面との間に配置され、内側反射面と、前記内側反射面を囲む外側反射面とを含み、前記入射面から前記内側反射面と前記外側反射面との間に入射した光を前記内側反射面と前記外側反射面とで反射させながら前記射出面に導く光学素子を有し、
    前記光学素子の中心線に垂直な前記光学素子の断面において、前記内側反射面により形成される形状は多角形形状であり、前記外側反射面により形成される形状は円形形状であることを特徴とする照明光学系。
  2. 前記内側反射面により形成される形状は四角形形状であることを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 光源からの光で被照明面を照明する照明光学系であって、
    入射面と射出面との間に配置され、内側反射面と、前記内側反射面を囲む外側反射面とを含み、前記入射面から前記内側反射面と前記外側反射面との間に入射した光を前記内側反射面と前記外側反射面とで反射させながら前記射出面に導く光学素子を有し、
    前記光学素子の中心線に垂直な前記光学素子の断面において、前記外側反射面により形成される形状は多角形形状であり、前記内側反射面により形成される形状は円形形状であることを特徴とする照明光学系。
  4. 前記外側反射面により形成される形状は六角形形状であることを特徴とする請求項3に記載の照明光学系。
  5. 光源からの光で被照明面を照明する照明光学系であって、
    入射面と射出面との間に配置され、内側反射面と、前記内側反射面を囲む外側反射面とを含み、前記入射面から前記内側反射面と前記外側反射面との間に入射した光を前記内側反射面と前記外側反射面とで反射させながら前記射出面に導く光学素子を有し、
    前記光学素子の中心線に垂直な前記光学素子の断面において、前記外側反射面により形成される形状は円形形状であり、前記内側反射面により形成される形状は楕円形状であることを特徴とする照明光学系。
  6. 前記光学素子は、前記内側反射面で囲まれた中空部を含み、前記内側反射面と前記外側反射面との間が光透過部材で構成されたオプティカルロッドであることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の照明光学系。
  7. 前記光学素子は、前記内側反射面と前記外側反射面との間が空間で構成されたオプティカルパイプであることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の照明光学系。
  8. 前記オプティカルロッドは、複数の光透過部材を組み合わせて構成されていることを特徴とする請求項に記載の照明光学系。
  9. 前記内側反射面は、1つの連続している面を形成し、
    前記内側反射面と前記外側反射面との間には、1つの連続している空間が形成されることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の照明光学系。
  10. マスクのパターンを基板に転写する露光装置であって、
    前記マスクを照明する請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の照明光学系と、
    前記パターンを前記基板に投影する投影光学系と、
    を有することを特徴とする露光装置。
  11. 前記照明光学系は、前記外側反射面により形成される形状と前記内側反射面により形成される形状との組み合わせが互いに異なる複数の光学素子を有し、
    前記露光装置は、前記マスクのパターンに応じて、前記複数の光学素子から、前記照明光学系の光路に配置する光学素子を選択する選択部を有することを特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  12. 前記照明光学系は、前記複数の光学素子のそれぞれに対応する複数の開口絞りを有し、
    前記選択部は、前記照明光学系の光路に配置された光学素子に応じて、前記複数の開口絞りから、前記照明光学系の光路に配置する開口絞りを選択することを特徴とする請求項11に記載の露光装置。
  13. 請求項10乃至12のうちいずれか1項に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    露光した前記基板を現像する工程と、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
  14. 入射面に入射した光を射出面に導く光学素子であって、
    前記入射面と前記射出面との間に配置され、内側反射面と、前記内側反射面を囲む外側反射面とを含み、前記入射面から前記内側反射面と前記外側反射面との間に入射した光を前記内側反射面と前記外側反射面とで反射させながら前記射出面に導き、
    前記光学素子の中心線に垂直な前記光学素子の断面において、前記内側反射面により形成される形状は多角形形状であり、前記外側反射面により形成される形状は円形形状であることを特徴とする光学素子。
  15. 入射面に入射した光を射出面に導く光学素子であって、
    前記入射面と前記射出面との間に配置され、内側反射面と、前記内側反射面を囲む外側反射面とを含み、前記入射面から前記内側反射面と前記外側反射面との間に入射した光を前記内側反射面と前記外側反射面とで反射させながら前記射出面に導き、
    前記光学素子の中心線に垂直な前記光学素子の断面において、前記外側反射面により形成される形状は多角形形状であり、前記内側反射面により形成される形状は円形形状であることを特徴とする光学素子。
  16. 入射面に入射した光を射出面に導く光学素子であって、
    前記入射面と前記射出面との間に配置され、内側反射面と、前記内側反射面を囲む外側反射面とを含み、前記入射面から前記内側反射面と前記外側反射面との間に入射した光を前記内側反射面と前記外側反射面とで反射させながら前記射出面に導き、
    前記光学素子の中心線に垂直な前記光学素子の断面において、前記外側反射面により形成される形状は円形形状であり、前記内側反射面により形成される形状は楕円形状であることを特徴とする光学素子。
  17. 前記内側反射面で囲まれた中空部を含み、前記内側反射面と前記外側反射面との間が光透過部材で構成されていることを特徴とする請求項14乃至16のうちいずれか1項に記載の光学素子。
  18. 前記内側反射面と前記外側反射面との間が空間で構成されていることを特徴とする請求項14乃至16のうちいずれか1項に記載の光学素子。
  19. 前記内側反射面は、1つの連続している面を形成し、
    前記内側反射面と前記外側反射面との間には、1つの連続している空間が形成されることを特徴とする請求項14乃至16のうちいずれか1項に記載の光学素子。
JP2013040033A 2013-02-28 2013-02-28 照明光学系、露光装置、デバイスの製造方法及び光学素子 Active JP6178588B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013040033A JP6178588B2 (ja) 2013-02-28 2013-02-28 照明光学系、露光装置、デバイスの製造方法及び光学素子
TW103103205A TWI569104B (zh) 2013-02-28 2014-01-28 An illumination optical system, an exposure apparatus, a manufacturing method of an element, and an optical element
KR1020140019467A KR101707277B1 (ko) 2013-02-28 2014-02-20 조명 광학계, 노광 장치, 디바이스의 제조 방법 및 광학 소자
KR1020170008091A KR101831552B1 (ko) 2013-02-28 2017-01-17 조명 광학계, 노광 장치, 디바이스의 제조 방법 및 광학 소자

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013040033A JP6178588B2 (ja) 2013-02-28 2013-02-28 照明光学系、露光装置、デバイスの製造方法及び光学素子

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014168022A JP2014168022A (ja) 2014-09-11
JP2014168022A5 JP2014168022A5 (ja) 2016-04-07
JP6178588B2 true JP6178588B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=51617573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013040033A Active JP6178588B2 (ja) 2013-02-28 2013-02-28 照明光学系、露光装置、デバイスの製造方法及び光学素子

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6178588B2 (ja)
KR (2) KR101707277B1 (ja)
TW (1) TWI569104B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5843905B2 (ja) * 2013-04-23 2016-01-13 キヤノン株式会社 照明光学系、露光装置及びデバイス製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1182639B (it) * 1985-10-29 1987-10-05 Cselt Centro Studi Lab Telecom Procedimento per la fabbricazione di fibre ottiche con nucleo a sezione non circolare
AU9762398A (en) * 1997-11-10 1999-05-31 Nikon Corporation Exposure apparatus
JP3517573B2 (ja) * 1997-11-27 2004-04-12 キヤノン株式会社 照明装置及びそれを用いた投影露光装置
DE19856575A1 (de) * 1998-12-08 2000-09-14 Zeiss Carl Fa Projektions-Mikrolithographiegerät
JP2001324762A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Minolta Co Ltd 単板式液晶プロジェクタの照明光学系
JP4659223B2 (ja) * 2001-01-15 2011-03-30 キヤノン株式会社 照明装置及びこれに用いる投影露光装置並びにデバイスの製造方法
US7215863B1 (en) 2006-04-27 2007-05-08 International Business Machines Corporation Light pipe optical coupling utilizing convex-shaped light pipe end
DE102010026252B4 (de) * 2010-07-01 2012-08-02 Jenoptik Optical Systems Gmbh Lichtintegrator für rechteckige Strahlquerschnitte unterschiedlicher Abmessungen
JP5806479B2 (ja) * 2011-02-22 2015-11-10 キヤノン株式会社 照明光学系、露光装置及びデバイス製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140108125A (ko) 2014-09-05
KR20170010336A (ko) 2017-01-26
TW201433885A (zh) 2014-09-01
JP2014168022A (ja) 2014-09-11
KR101831552B1 (ko) 2018-02-22
KR101707277B1 (ko) 2017-02-27
TWI569104B (zh) 2017-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6343344B2 (ja) マイクロリソグラフィ投影露光装置の照明系
JP4805797B2 (ja) 照明光学システム
TWI533030B (zh) 光學積分器系統、照明光學裝置、曝光裝置以及元件製造方法
JP3634782B2 (ja) 照明装置、それを用いた露光装置及びデバイス製造方法
EP2253997A2 (en) Illumination system for a microlithographic contact and proximity exposure apparatus
JP2012174936A (ja) 照明光学系、露光装置及びデバイス製造方法
TW202026703A (zh) 用於投影曝光設備的光學系統
JP2018519535A (ja) マイクロリソグラフィ投影装置を作動させる方法
JP2005503011A (ja) ズーム系、特にマイクロリソグラフィ投影露光システムの照明装置用のズーム系
KR101789855B1 (ko) 조명 광학계 및 노광 장치
JP2004198748A (ja) オプティカルインテグレータ、照明光学装置、露光装置および露光方法
JP2004055856A (ja) 照明装置、それを用いた露光装置及びデバイス製造方法
JP2021113998A (ja) カタディオプトリック光学系、照明光学系、露光装置および物品製造方法
KR101506748B1 (ko) 광학 적분기, 조명 광학 장치, 노광 장치, 및 디바이스 제조 방법
JP6178588B2 (ja) 照明光学系、露光装置、デバイスの製造方法及び光学素子
JP2002222761A (ja) 照明光学装置および該照明光学装置を備えた露光装置
KR102144863B1 (ko) 조명장치, 노광장치, 노광방법 및 디바이스 제조방법
TWI658333B (zh) Exposure device, exposure method, and article manufacturing method
JP2014195048A (ja) 照明光学系、露光装置及びデバイスの製造方法
US20030227684A1 (en) Diffractive optical element, refractive optical element, illuminating optical apparatus, exposure apparatus and exposure method
US20190086812A1 (en) Illumination device
CN105446085B (zh) 照明光学设备、曝光装置和制造物品的方法
JP6193963B2 (ja) マイクロリソグラフィ投影露光装置においてマスクを照明するための照明システム
JP5839076B2 (ja) 照明光学系、露光装置、およびデバイス製造方法
JP5860494B2 (ja) マイクロリソグラフィ投影露光装置においてマスクを照明するための照明システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170714

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6178588

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151