JP6178094B2 - 天井異常検知システム、天井異常検知装置、天井異常検知方法、及び天井異常検知プログラム - Google Patents
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Description
レンズ、LED光源からなる水平変位検出器を3組使用することによって5自由度層間変位センサを構成し、センサ自身が回転しても正確な層間変位計測を実現することが開示されている。
る。
<<天井異常検知システムの構成>>
図1は、第一実施形態に係る天井異常検知システムの構成を示す。天井異常検知システム1は、室内の気圧センサ2、天井裏の気圧センサ3、天井異常検知装置4、スピーカ5
を備える。
図2は、第一実施形態に係る天井異常検知処理フローを示す。この処理は、天井異常検知処理プログラムが起動されることで開始される。ステップS01では、天井異常検知装置4は、室内9の気圧、及び天井裏8の気圧を取得する。室内9の気圧は、室内の気圧センサ2によって検知された情報である。天井裏8の気圧は、天井裏の気圧センサ3によって検知された情報である。室内9の気圧、及び天井裏8の気圧はメモリ42に記憶され、天井異常検知装置4は、メモリ42にアクセスして、室内9の気圧、及び天井裏8の気圧を取得する。室内9の気圧、及び天井裏8の気圧が取得されると、ステップS02へ進む。
3は、段階的に設定された閾値の一例を示す。このような閾値をメモリ42に予め記憶しておき、天井異常検知装置4は、メモリ42にアクセスして、閾値を読み込むようにしてもよい。閾値は、入力装置44を介して手動で設定することができる。また、天井異常検知装置4は、換気の状態を取得し、換気の状態に応じて自動的に閾値を設定するようにしてもよい。換気の状態は、例えば換気扇のスイッチから取得することができる。室内9の気圧と天井裏8の気圧に気圧差がない場合(もしくは気圧差が閾値以下の場合)には、ステップS03へ進む。一方、室内9の気圧と天井裏8の気圧に気圧差があり、気圧差が閾値を上回る場合、ステップS01へ戻る。
第一実施形態に係る建物の天井異常検知システム1によれば、室内9の気圧と天井裏8の気圧との気圧差に基づいて天井異常の発生の有無を判断することができる。その結果、天井6を構成する複数の天井パネルの個々にセンサを設置することなく、天井6全体の異常発生を検知することができる。スピーカ5を通じて、「天井が損傷しました。ご注意ください。」といった音声を出力させ、警告することで、建物内に居る人に危険性を知らせることができる。また、判断結果を建物管理者(例えば、防災センタ)のコンピュータ等に送信することで、建物管理者側において速やかに異常を把握することができる。判断結果は、例えば、救助活動の優先順位付けに用いることができる。その結果、救助活動をより円滑に進めることができる。
第二実施形態では、トンネルの天井異常の発生の有無を判断する場合について説明する。図5は、第二実施形態に係る天井異常検知システムの構成を示す。第二実施形態に係る天井異常検知システム1は、第一実施形態に係る天井異常検知システム1における室内の気圧センサ2に代えてトンネル内の明るさセンサ21がトンネル内91に設置され、天井裏の気圧センサ3に代えてトンネル天井裏の明るさセンサ31がトンネル天井裏81に設置されている。トンネル内の明るさセンサ21は、道路面72、トンネルの天井61、壁(図示せず)によって仕切られたトンネル内91に設置され、トンネル内91の気圧を検知する。トンネル天井裏の明るさセンサ31は、トンネルの天井61、壁(図示せず)、地山73によって仕切られたトンネル天井裏の空間(以下、トンネル天井裏81とする)
に設置され、トンネル天井裏81の気圧を検知する。各明るさセンサは、明るさセンサの検知範囲に応じて所定の間隔で適宜設置することができる。また、トンネルの入り口(図5における右側)には、天井異常検知装置4と接続された信号機10が設置されている。信号機10は、天井異常発生時は「赤」で点灯して警告を促す。一方、天井異常が発生していない場合、換言すると正常時では、「青」で点灯する。なお、第一実施形態と同様の構成については同一符号を付し、説明は省略する。
第二実施形態に係る建物の天井異常検知システム1によれば、トンネル内91の明るさとトンネル天井裏8の明るさとの明るさの差に基づいて天井異常の発生の有無を判断することができる。その結果、トンネルの天井61を構成する複数の天井パネルの個々にセンサを設置することなく、トンネルの天井6全体の異常発生を検知することができる。スピ
ーカ5を通じて、警告することで、トンネル内91に居る人に危険性を知らせることができる。また、信号機10に赤を点灯させて警告することで、後続車のトンネル内91への侵入を抑制して、災害を最小限に抑えることができる。更に、判断結果を管理者のコンピュータ等に送信して警告することで、救助活動をより円滑に進めることができる。
第一実施形態では気圧差に基づいて天井異常の発生の有無を判断し、第二実施形態では明るさの差に基づいて天井異常の発生の有無を判断したが、両者を組み合わせて天井異常の発生の有無を判断してもよい。例えば、天井異常検知装置4は、気圧差が閾値以下であり、かつ、明るさの差に所定以上の変化がある場合、天井異常が発生したと判断することができる。これにより、天井異常の発生の有無をより正確に判断することが可能となる。
2・・・室内の気圧センサ
3・・・天井裏の気圧センサ
4・・・天井異常検知装置
5・・・スピーカ
6・・・天井
7・・・床
8・・・天井裏
9・・・室内
10・・・信号機
21・・・トンネル内の明るさセンサ
31・・・トンネル天井裏の明るさセンサ
61・・・トンネルの天井
72・・・道路面
81・・・トンネル天井裏
91・・・トンネル内
Claims (7)
- 天井を有する空間の状況に関する空間情報を検知する空間情報検知装置と、
前記空間の上方に存在する天井裏の状況に関する天井裏情報を検知する天井裏情報検知装置と、
前記空間情報検知装置で検知した空間情報と、前記天井裏情報検知装置で検知した天井裏情報との差に基づいて天井異常の発生の有無を判断し、当該判断結果を出力する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、前記空間情報及び前記天井裏情報の差と、所定の閾値とを比較して天井異常の発生の有無を判断し、
前記閾値は、前記空間の状態に応じて変更される
天井異常検知システム。 - 前記情報処理装置は、前記空間情報と前記天井裏情報との差を求め、求めた差が前記閾値よりも小さくなると、天井異常が発生したと判断する、請求項1に記載の天井異常検知システム。
- 前記空間情報、および前記天井裏情報は、気圧に関する情報と、明るさに関する情報とのうち少なくとも何れか一方を含む、請求項1又は2に記載の天井異常検知システム。
- 前記空間情報、および前記天井裏情報は、気流に関する情報、音に関する情報、温度に関する情報、湿度に関する情報、ほこりに関する情報のうち少なくとも何れか一つを含む、請求項1から3の何れか1項に記載の天井異常検知システム。
- 天井を有する空間の状況に関する空間情報と、前記空間の上方に存在する天井裏の状況に関する天井裏情報との差に基づいて天井異常の発生の有無を判断し、当該判断結果を出力する天井異常検知装置であって、
前記空間情報及び前記天井裏情報の差と、所定の閾値とを比較して天井異常の発生の有無を判断し、
前記閾値は、前記空間の状態に応じて変更される
天井異常検知装置。 - 天井を有する空間の状況に関する空間情報を検知する空間情報検知ステップと、
前記空間の上方に存在する天井裏の状況に関する天井裏情報を検知する天井裏情報検知ステップと、
前記空間情報検知ステップで検知した空間情報と、前記天井裏情報検知ステップで検知した天井裏情報との差に基づいて天井異常の発生の有無を判断する判断ステップと、
前記判断ステップでの判断結果を出力する出力ステップと、
をコンピュータが実行し、
前記判断ステップにおいて、前記空間情報及び前記天井裏情報の差と、所定の閾値とを比較して天井異常の発生の有無を判断し、
前記閾値は、前記空間の状態に応じて変更される
天井異常検知方法。 - 天井を有する空間の状況に関する空間情報を検知する空間情報検知ステップと、
前記空間の上方に存在する天井裏の状況に関する天井裏情報を検知する天井裏情報検知ステップと、
前記空間情報検知ステップで検知した空間情報と、前記天井裏情報検知ステップで検知した天井裏情報との差に基づいて天井異常の発生の有無を判断する判断ステップと、
前記判断ステップでの判断結果を出力する出力ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記判断ステップにおいて、前記空間情報及び前記天井裏情報の差と、所定の閾値とを比較して天井異常の発生の有無を判断し、
前記閾値は、前記空間の状態に応じて変更される
天井異常検知プログラム。
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