JP2006039973A - 侵入検知方法、及び侵入検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 給、排気装置の設置工事費を削減し、さらに建物の内外の気圧差を定量的に検出することによって、外気圧の変動に対しても安定に使用できる建物などの侵入検知装置、及び侵入検知方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 ファン5a1とファンモータ5a1mを有する排気装置5を備えた設備の設備内への侵入物の有無を検知する侵入検知装置において、前記排気装置5には速度検出部5aと速度制御部5bとからなる前記ファンモータ5a1mの負荷状態の測定手段と、この測定手段で求められた前記排気装置5の負荷状態の変化から侵入物の有無を判断する異常検知部6とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 ファン5a1とファンモータ5a1mを有する排気装置5を備えた設備の設備内への侵入物の有無を検知する侵入検知装置において、前記排気装置5には速度検出部5aと速度制御部5bとからなる前記ファンモータ5a1mの負荷状態の測定手段と、この測定手段で求められた前記排気装置5の負荷状態の変化から侵入物の有無を判断する異常検知部6とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、住居等の建物などの侵入検知装置に係り、特に建物などの所有者や管理者が不在時において、建物などの窓や扉の破損を検知する侵入検知装置、及び侵入検知方法に関する。
従来の侵入検知装置としては、焦電素子を用いた人感センサ、可視光及び赤外線のカメラ及び赤外線等のビームを利用した光路遮断検知の光エリアセンサ及び窓やシャッタ等の開閉や破損を音や振動を検出する音波センサ等が用いられていた。
また、最近では排気または給気によって建物の内外の気圧差を発生させておき、その差圧の急変を検知して警報する、通風検知式警戒装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この通風検知式警戒装置100の構成を図8に示す。この構成は、建物1の排気口2に、ファン等の空気排気手段11と、窓13が破損したときに外部の空気を室内に急激に吸引したことを検知する検知手段12とから成る。
特開平11−250359号公報(図1、第1頁)
しかし、従来の侵入検知装置に使用される人感センサ等は建物の窓など開口部毎に設置する必要があり、開口部が多数ある建物の場合には、必要なセンサの数も多数となり設備が複雑で、センサ価格はもとより設置工事も含めて費用が多額となる問題があった。
また、窓の開閉センサでは窓ガラス破損は検知できない、或いは、センサを取付けていない壁面自体を壊して侵入された場合には検知できないという課題があった。
また、前述した通風検知式警戒装置100の場合のように、建物内外の気圧差の変動により検知する方式にあっては、上述の問題は解消されるものの、気圧差を利用するには、建物の窓等の破損時の外気圧の変動と、風などの発生によって生じる外気圧の変動とを明確に識別するために、給気装置または排気装置の能力を相当高くしたり、何らかの方法で外気圧の変動を抑制したりする必要があった。
さらに、排気口に設けられる風速計や排気口の風洞内の薄板の揺れなどによって検知する方式においては、排気口内の風の流れの状態が乱流状態になり易いため、気圧差を定量的に計測することが困難で、建物の窓などの破損状態を安定して検出することが困難であった。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、建物の換気設備等の給気装置、排気装置を利用して建設工事費を削減し、建物の内外の気圧差を定量的に検出することによって、外気圧の変動に対しても安定に使用できる建物などへの侵入検知装置、及び侵入検知方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による請求項1にかかわる侵入検知装置は、ファンとファンモータを有する換気装置を備えた設備の設備内への侵入物の有無を検知する侵入検知装置において、前記換気装置の前記ファンモータの負荷状態を求める測定手段と、この測定手段で求められた前記換気装置の負荷状態の変化から侵入物の有無を判断する異常検知手段とを備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項4による侵入検知方法は、ファンとファンモータを有する換気装置を備えた設備の設備内への侵入物の有無を検知する侵入検知装置において、前記ファンモータの回転速度を一定に制御するステップと、前記ファンモータへ供給する電力を求めるステップと、前記ファンモータの電力の変化から侵入物の有無を判断するステップとを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、給気口、排気口など設けられる換気ファンなどの給気装置や、排気装置の給気量、排気量を一定になるように制御して、その時の操作量の変化から建物の破損等によって発生する換気の流路抵抗変化を定量的に測定することが可能となるため、建物の窓などの破損を検知することができる。
これにより、建物などへの侵入物の侵入検知装置、及び侵入検知方法を提供することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の侵入検知装置20の構成を図1乃至図4を参照して説明する。図1は、建物1の内部の気圧を建物の外部の気圧より低く(負圧と称す)して構成する場合を示し、侵入される可能性の有る窓13を備える建物1の側壁に連通して取り付けられた排気口3に連接された排気装置5と、排気装置5の排気量を一定に制御したときの、操作量の変化から異常値を検知する異常検知部6とから構成される。
次に各部の構成について説明する。排気装置5は、外気を建物1内に吸引する詳細を後述するファン5a1とそのファンモータ5a1mmとそ有する速度検出部5aと、このファンモータ5a1mの回転数を一定に制御する速度制御部5bとから構成される。
また、異常検知部6は、検出されたファンモータ5a1mの電流Iaの変化を検出して、この変化が予め定められる範囲を超えたときに建物1の窓13などに破損があったと判定する判定部6aと、判定された異常信号を図示しない監視システムに通報する通信部6bとから構成される。
次に、図2を参照して排気装置5の各部の詳細構成について説明する。速度検出部5aは、外気を吸引するファンモータ5a1m、ファンモータ5a1mに連結され、ファンモータ5a1mの回転速度、即ち、単位時間当たりの回転数Nに比例した電圧信号Vnを発生するタコジェネレータ5a2、ファンモータ5a1mの回転数Nを一定に制御したときのファンモータ5a1mの電流Iaをモニタするため、一方の電流端子50bに接続される抵抗50、及びその抵抗50の両端で発生する電圧を異常検知部6に送信するためのバッファアンプ5a3とから構成される。
速度制御部5bは、ファンモータ5a1mの回転数Nの目標値を設定する速度設定部5b1と、ここで設定された速度設定信号Vrとタコジェネレータ5a2で検出された回転速度信号Vnとの差を増幅し、ファンモータ5a1mの回転数Nを一定に制御するための操作量であるファンモータ5a1mの電流Iaを制御する偏差増幅器5b2とから構成される。
速度制御部5bの詳細は、速度設定信号Vrが抵抗51および抵抗52で分圧されて、演算増幅器56の非反転入力57に接続され、演算増幅器56の反転入力58には、タコジェネレータ5a2の速度信号Vnが、抵抗53を介して接続される。
さらに、演算増幅器56の出力59は、電流増幅トランジスタ55のベースに接続され、この電流増幅トランジスタ55のエミッタには抵抗54の一方が接続され、抵抗54の他方は、非反転入力58に接続され、偏差増幅器5b2で増幅された出力が抵抗54を介して負帰還される。
また、電流増幅トランジスタ55のエミッタはファンモータ5a1mの他方の電流端子50aに接続され、偏差増幅器5b2で増幅された電流Iaがファンモータモータ5a1に流れるように構成される。
即ち、速度設定信号Vrと回転速度信号Vnとの差が、差動アンプを構成する演算増幅器56で増幅され、Vr≒=Vnとなるように電流Iaが制御される。
演算増幅器56の差動アンプゲインは、抵抗51乃至抵抗54の抵抗値、R1乃至R4を選択することによって調整されることは周知の技術であるので、その設定についての説明は省略する。
次にこのように、構成されたファンモータ5a1mの特性を利用した制御動作の原理について図3を参照して説明する。
本発明は、ファンモータ5a1mの排気量Qを一定に制御し、ファンモータ5a1mの電流Iaの変化を測定して、建物1の窓13などが破損したときの換気の流路抵抗の変動を定量的に測定し、この変動が予め設定される範囲を超えたとき異常と判定するものである。
すなわち、建物1の窓13などに破損があった場合には、換気の流路抵抗が減少するのでこの流路抵抗の減少を電流Iaの減少にから検知するものである。
以下、この様子を、図3を参照しながら説明する。例えば、図3(a)はファンモータ5a1mを一般的な直流ファンモータとしたときの単体の特性で、図3(b)は、ファンモータ5a1mの回転数Nを一定に制御したときの特性を示す。
夫々、横軸は、ファンモータ5a1mのトルクで、縦軸は、回転数N、及び電流Iaを示す。ファンモータ5a1mに印加される供給電圧が一定であると、この時の発生するトルクと電流Iaは実線で示すように比例し、トルクと回転数Nの関係は、一点破線で示すように反比例する特性を備えている。
このようなファンモータ5a1mの回転数Nを、目標とする排気量が得られる基準回転数Nrefに相当する速度設定信号Vrで設定し、回転数Nを一定に制御すると、例えば、図3(b)に示すように、トルクがP1からP2に減少した場合、回転数Nは、わずかな回転数Δn変動で収まり、このとき電流Iaは、IarからIabに減少する。
このとき、換気の流路抵抗の増減によりファンモータ5a1mで発生する必要がある圧力ΔPfは増減する。
そして、このファンモータ5a1mで発生する圧力ΔPfの増減が、ファンモータ5a1mのトルクの増減に比例するので、このときの電流Iaは、圧力ΔPfにほぼ比例して増減する。このファンモータIaの変化、または供給された電力を監視することによって、建物1の窓13等の破損を定量的に検知することが可能となる。
次に、建物1の侵入検知装置20を効果的に動作させるための設定方法の例とその動作について図4を参照して説明する。
最近の住宅においては、空気環境向上のため、例えば、壁面の1m2当りの隙間相当面積は日本の新省エネルギー基準で5cm2以下、またカナダのR2000住宅基準で0.9cm2以下と1cm2程度の気密性を備えた住宅も増えてきており、建物1は気密性を備えた言わば半密閉容器とみなせる構造物となっている。
したがって、このような1cm2/m2以下の気密性を有する場合においては、総相当隙間面積は床面積100m2程度の1棟あたりでも100cm2程度となるので、通常、建物1の排気としては建物1内を負圧に保つ第3種換気方式を採用し、建物1内を排気装置5によって強制的に排気する構成が採用されることが多い。
このとき、例えば、排気装置5は、建物1の内の気圧差ΔPが、外気圧の変動以上の大きさを与え、建物1の窓13に人が侵入する程度の、例えば、30×30cm2=900cm2の破損が発生したとき、即ち、総相当隙間面積100cm2が9倍に増加した分に相当するファンモータ5a1mの電流Iaの変動が検知できるように、予め所定の排気量を備えたファンモータ5aを選択設定しておく。
すると、図4(a)に示すように、窓13がわずかに破損した場合、気圧差ΔPが減少し、図4(b)に示すように排気装置5のファンモータ5a1mの回転数Nは一定の排気量となるように制御されるが、総相当隙間面積100cm2が一挙に9倍に増加した分に相当するファンモータ5a1mの電流Iaが、図4(c)に示すように急激に減少する。
即ち、排気装置5は、建物1に破損箇所がないときの正常時の排気量、破損時の排気量を一定に制御し、且つ、外気圧の変動を無視できる程度の気圧差ΔPを与えられる排気量のファンモータ5a1mを選定することによって、定量的に安定した検出が可能となる。
このファンモータ5a1mは、通常、換気扇等の選定に使用されるP−Q線図と呼ばれる気圧差ΔPと風量の関係を図示したファンの排気特性表から容易に選定される。
更に、外気圧の変動の影響を除くには、破損時と外気圧の変動の周波数特性の相違から、電流Iaの周波数を分離して検出することも効果的である。例えば、破損時の電流Iaの変化率が外気の変動よりの早いことを利用したり、破損時の電流Iaのレベルが直流的には安定したレベルに低下することを利用して、周波数分離によるS/N比の改善を行うことも可能である。
この周波数分離処理は、異常検知部6の判定部6aで容易に処理される。
気圧差ΔPを生じさせるのには建物1の気密性が高いことが要求されるが、建物の破損により換気の流路抵抗が変化すれば検知できるので、気圧差ΔPの変化を検出する場合に比較し、建物1の機密性は要求されない。
また、気圧差ΔPを直接測定する場合は、局所的な圧力変動の影響を受けやすいが、そのような影響も少ない。
本発明の実施例1によれば、通常使用されている換気扇を使用して、建物1全体の侵入検知を、定量化された計測値にもとづいて監視することが可能となるのみならず、従来のようなドアや窓の開閉センサ、窓ガラスの破損センサ及び室内外の人感センサなどのように、多数を侵入可能性のある全ての場所に配置しなくてもよいため、シンプルな構成で、且つ配線などの工事も削減できる。
さらに、通常の居住空間等の美観を損なうこともない。
次に、本発明の実施例2について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の実施例2の建物1の侵入検知装置21の構成を示す。図5において、図1と同一部分には、同一の番号を付してその説明を省略する。
この第2種換気方式と呼ばれる実施例2の侵入検知装置21が、実施例1と異なる点は、実施例1では、建物1の内部の気圧を建物1の外部の気圧より低く(負圧)し、侵入される可能性の有る窓13を備える建物1の側壁に連通して取り付けられた排気口3に連接された排気装置5と、排気装置5の排気量を一定に制御したときの操作量の変化から異常値を検知するように構成したが、本実施例2は、建物1の内部の気圧を建物1の外部の気圧より高く(正圧と称す)し、侵入される可能性の有る窓13を備える建物1の側壁に連通して取り付けられた給気口2に連接された給気装置4と、給気装置4の排気量を一定に制御したときの操作量の変化から異常値を検知するように構成した点にある。
すなわち、実施例1では、建物1内を負圧とし、本実施例2では建物1内を正圧とした。したがって、負圧、正圧の相違はあるが、建物1の窓13などの破損に対する異常を検出する異常検知部6の動作は変わらず、実施例1と同様の効果が得られる。
次に、本発明の実施例3について、図6乃至図7を参照して説明する。図6は、本発明の実施例3の建物1の侵入検知装置22の構成を示す。図6において図1と同一部分には、同一の番号を付してその説明を省略する。
この第3種換気方式と呼ばれる実施例3の侵入検知装置22が実施例1と異なる点は、実施例1では、建物1の内部の気圧を建物1の外部の気圧より低く(負圧)し、侵入される可能性の有る窓13を備える建物1の側壁に連通して取り付けられた排気口3に連接された排気装置5と、排気装置5の排気量を一定に制御したときの操作量の変化から異常値を検知するように構成したが、本実施例3は、侵入される可能性の有る窓13を備える建物1の側壁に連通して取り付けられた給気口2に連接された給気装置4と、建物1の側壁に連通して取り付けられた排気口3に連接された排気装置4とを備え、排気量を給気量よりも大きくし、且つ夫々の量を一となるように制御して、このときの給気装置4と排気装置5の操作量の差を求める差動増幅器7cと、求めた差が所定の範囲を超えたとき異常を検知する異常値検知部7とを備えた点が異なる。
図6に示すように、この実施例3の異常検知部7は、給気装置4及び排気装置5の操作量である夫々のファンモータ5a1mの電流Ia1と電流Ia2との差を求める差動増幅器7c、求めた電流の差からその変化の異常を判定する判定部6aと、検出された異常を図示しない監視システムに通知する通信部6bとから構成される。
この構成に置いて、建物1の内外で大きな気圧差ΔPを設定する場合、例えば、建物1を負圧とする場合には、排気装置5のファンモータ5a1mでは、窓13の破損による流路抵抗の減少によりファンモータ5a1mの電流Ia2は減少し、給気装置4のファンモータ5a1mでは、窓1の破損により負圧の気圧差ΔPが減少するので、逆にこのファンモータ5a1mの電流Ia1が増加する。
したがって、差動増幅器7cの出力から、窓13の破損を感度良く測定できる。
次に、この動作について、図7を参照して説明する。図7(a)は、窓13に破損があった場合の気圧差ΔPの変化及び外気圧の変動の様子を示す。このとき、夫々一定の回転数Nで制御されている給気装置4、排気装置5のファンモータ5a1mの回転数N1、N2の変化の様子を図7(b)に、同様に、このときのファンモータ5a1mの電流Ia1、Ia2の変化の様子を、図7(c)に、夫々、実線、破線で示す。
また、電流Ia1と電流Ia2との差を求める差動増幅器7cの出力を図7(d)に示す。
図に示すように、窓13の破損が発生すると、夫々のファンモータ5a1mの回転数N1、N2は、夫々の気圧差Δの変動に応答して、一定の排気量になるよう制御される。
また、夫々のファンモータ5a1mの電流Ia1及び電流Ia2は、絶対値は異なるが、差動増幅器7cで差を求める場合、予め設定される所定の気圧差においては同じ値となるように、ゲインを補正して差動増幅器7cで差が求められる。
すると、図7(d)に示されるように、窓13の破損に対する信号は大きくなるが、給気口2と排気口3の設置場所による外気圧の変動は、ランダムな、雑音と同様な傾向を示すので、その電流Ia1と電流Ia2の差を求めると、外気圧による変動が平均化されて低減される。
その結果、差動増幅器7cの出力では、破損時と外気圧の変動時との差が大きくなり、S/N比が改善され安定した異常検出が可能となる。
更に、本発明は上述したような各実施例に何ら限定されるものでなく、給気装置4の給気量を排気装置5の排気量よりも大きくして、建物1の内部を正圧としても、同様の効果が得られる。
また、実施例1乃至実施例3においては、ファンモータ5a1mの回転速度を一定に制御する場合として説明したが、一定に制御しない場合でも、換気の流路抵抗の変動によって、ファンモータ5a1mの回転速度および電流は変化するので、ファンモータ5a1mの回転速度およびファンモータ5a1mに供給される電流または電力を測定することによってファンモータ5a1mの負荷トルクの変化を測定し、この負荷トルクの変化から異常を検知することもできる。
また、居住空間設備以外にも、例えば、ほぼ外部と閉塞された、貴金属等のショーケース、金庫、ロッカー、コンテナ、列車などの設備空間への侵入検知装置としても良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施できる。
1 建物
2 給気口
3 排気口
4 給気装置
5 排気装置
5a 速度検出部
5b 速度制御部
5a1 ファン
5a1m ファンモータ
5a2 タコジェネレータ
5b 速度制御部
5b1 速度設定部
5b2 偏差増幅部
6、7 異常検知部
6a、7a 判定部
6b、7b 通信部
7c 差動増幅器
11 空気排気手段
13 窓
20 侵入検知装置
100 通風検知式警戒装置
2 給気口
3 排気口
4 給気装置
5 排気装置
5a 速度検出部
5b 速度制御部
5a1 ファン
5a1m ファンモータ
5a2 タコジェネレータ
5b 速度制御部
5b1 速度設定部
5b2 偏差増幅部
6、7 異常検知部
6a、7a 判定部
6b、7b 通信部
7c 差動増幅器
11 空気排気手段
13 窓
20 侵入検知装置
100 通風検知式警戒装置
Claims (5)
- ファンとファンモータを有する換気装置を備えた設備の設備内への侵入物の有無を検知する侵入検知装置において、
前記換気装置の前記ファンモータの負荷状態を求める測定手段と、
この測定手段で求められた前記換気装置の負荷状態の変化から侵入物の有無を判断する異常検知手段と
を備えたことを特徴とする侵入検知装置。 - 前記測定手段は、前記ファンモータの回転速度を一定に制御し、前記ファンモータへ供給される電力から前記モータの負荷状態を求めることを特徴とする請求項1に記載の侵入検知装置。
- 前記測定手段は、前記ファンモータの回転速度を測定する手段と、前記ファンモータへ供給される電力を測定する手段とを備え、測定された前記回転速度前と前記電力を用いて前記ファンモータの負荷状態を求めることを特徴とする請求項1に記載の侵入検知装置。
- ファンとファンモータを有する換気装置を備えた設備の設備内への侵入物の有無を検知する侵入検知装置において、
前記ファンモータの回転速度を一定に制御するステップと、
前記ファンモータへ供給する電力を求めるステップと、
前記ファンモータの電力の変化から侵入物の有無を判断するステップと
を有することを特徴とする侵入検知方法。 - ファンとファンモータを有する換気装置を備えた設備の設備内への侵入物の有無を検知する侵入検知装置において、
前記ファンモータの回転速度を求めるステップと、
前記ファンモータへ供給する電力を求めるステップと、
求められた前記回転速度と前記ファンモータに供給する電力から前記ファンモータの負荷状態を求めるステップと、
前記ファンモータの負荷状態の変化から、侵入物の有無を判断するステップとを有することを特徴とする侵入検知方法。
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---|---|---|---|
JP2004219448A JP2006039973A (ja) | 2004-07-28 | 2004-07-28 | 侵入検知方法、及び侵入検知装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014199585A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 前田建設工業株式会社 | 天井異常検知システム、天井異常検知装置、天井異常検知方法、及び天井異常検知プログラム |
CN117911907B (zh) * | 2024-03-19 | 2024-05-17 | 哈尔滨工业大学(深圳)(哈尔滨工业大学深圳科技创新研究院) | 基于无人机的幕墙启闭状态检测方法、巡检系统及介质 |
-
2004
- 2004-07-28 JP JP2004219448A patent/JP2006039973A/ja active Pending
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CN117911907B (zh) * | 2024-03-19 | 2024-05-17 | 哈尔滨工业大学(深圳)(哈尔滨工业大学深圳科技创新研究院) | 基于无人机的幕墙启闭状态检测方法、巡检系统及介质 |
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