JP6177876B2 - タッチパネルシステム - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルシステムおよびそれを備えた電子機器に関し、特に、タッチ操作中にタッチ位置の検出結果が欠落した場合であっても、タッチ操作を正確に認識することのできるタッチパネルシステムおよびそれを備えた電子機器に関するものである。
現在、スマートフォン等の携帯情報機器、自動券売機等の自動販売機を始めとする様々な電子機器に、タッチパネルシステムの搭載が急速に進んでいる。タッチパネルシステムに搭載される主流のタッチパネルは、抵抗膜方式のタッチパネルである。しかし最近では、マルチタッチが可能であることなどの理由から、投影型静電容量方式のタッチパネルが普及してきている。
このようなタッチパネルシステムの一例として、特許文献1には、コマンド入力装置が開示されている。このコマンド入力装置は、タッチパネルと、接触時間検出手段と、接触回数検出手段と、接触間隔検出手段と、入力コマンド判定手段とを備えている。接触時間検出手段は、タッチパネルに指が連続的に接触している時間を検出する。接触回数検出手段は、タッチパネルに指が触れた回数を検出する。接触間隔検出手段は、指がタッチパネルから離れて次に接触するまでの時間を検出する。入力コマンド判定手段は、接触時間検出手段、接触回数検出手段、および、接触間隔検出手段の検出結果に基づいて、入力コマンドを判定する。
図7は、特許文献1に記載のコマンド入力装置の動作を説明するフローチャートである。図7のように、上記コマンド入力装置は、タッチパネルに指を接触する時間・回数・間隔に基づいてコマンドを入力できるようになっている(S501〜507)。そして、入力されたコマンドに基づいてコマンドが判定される(S508)。さらに、判定されたコマンドに基づいて動作が選択され(S509)、その動作に応じて制御される(S510)。
日本国公開特許公報「特開2004−362429号公報(2004年12月24日公開)」
しかしながら、従来のタッチパネルシステムは、タッチ操作中のタッチ情報が欠落した場合に、タッチ操作を正確に認識することができないという問題がある。
具体的には、従来のタッチパネルシステムでは、所定時間ごとにタッチ位置を検知することにより、一連のタッチ操作が認識される。このため、例えば、ノイズ等が原因で本来のタッチ位置が検出されなかった場合、そのタッチ位置に関するタッチ情報が欠落してしまい、タッチ操作が誤って認識されてしまう。
一方、特許文献1に記載のコマンド入力装置は、カーナビゲーション装置としての適用が意図されている。すなわち、上記コマンド入力装置は、タッチパネルへの連続接触時間、接触回数、接触時間間隔に基づいて、入力コマンドを判定する。これによって、運転中のコマンド入力時に運転者がタッチパネルに視線を移す必要がなく、車両が振動していても正確なコマンド入力が可能となる。このため、上記コマンド入力装置においてタッチ情報が欠落すると、タッチパネルへの連続接触時間、接触回数、接触時間間隔が、実際よりも少なくなってしまい、目的とする入力コマンドが実行されない。従って、上記コマンド入力装置も、タッチ情報が欠落した場合、タッチ操作が誤って認識されてしまう。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、タッチ操作中のタッチ情報が欠落した場合であっても、タッチ操作を正確に認識することのできるタッチパネルシステム等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るタッチパネルシステムは、タッチパネルと、タッチパネル上のタッチ位置を検出するタッチ位置検出部とを備え、上記タッチ位置検出部は、一連のタッチ操作中にタッチ情報が欠落した場合に、欠落したタッチ情報を補完するタッチ情報補完部を備え、上記タッチ情報補完部は、タッチ情報記憶部と、欠落判定補完部とを備え、上記タッチ情報記憶部は、上記タッチ位置に関するタッチ情報を記憶し、上記欠落判定補完部は、上記タッチ情報記憶部に記憶されたタッチ情報を読み出し、一連のタッチ操作中における、あるタッチ位置が検出された後、次のタッチ位置として予測される予測座標または予測範囲を設定し、上記一連のタッチ操作中にタッチ情報が欠落していないかどうか判定し、上記欠落判定補完部は、上記一連のタッチ操作中における、あるタッチ位置が検出された後、次のタッチ位置が検出されるまでの期間が第1期間(t)よりも長く、かつ、第2期間(T;ただしT>t)以内の場合であり、さらに、上記予測座標または上記予測範囲に対応するタッチ情報が検出されなかった場合、上記あるタッチ位置が検出された後から上記次のタッチ位置が検出されるまでの間のタッチ位置のタッチ情報が欠落したと判定し、タッチ情報が欠落した場合、上記予測座標の位置または上記予測範囲内に、欠落したタッチ位置のタッチ情報を補完することを特徴としている。
本発明の一態様によれば、タッチ操作中のタッチ情報が欠落した場合であっても、タッチ操作を正確に認識することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るタッチパネルシステムの概略図である。 図1のタッチパネルシステムにおけるタッチ情報補完部を示すブロック図である。 図1のタッチパネルシステムにおけるタッチ情報補完部の処理を示すフローチャートである。 図1のタッチパネルシステムにおけるタッチ情報補完部の処理を示す模式図である。 本発明の実施形態2に係るタッチパネルシステムにおけるタッチ情報補完部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るタッチパネルシステムにおけるタッチ情報補完部の処理を示す模式図である。 本発明の実施形態3に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。 特許文献1に記載のコマンド入力装置の動作を説明するフローチャートである。
〔実施形態1〕
(タッチパネルシステム1の構成)
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るタッチパネルシステム1の基本構成を示す概略図である。図1に示すように、タッチパネルシステム1は、表示装置2、タッチパネル3、ドライブライン駆動部4、タッチ位置検出部5、およびホスト端末6を備えている。以下では、使用者が利用する側を、前面(または上方)として説明する。
表示装置2は、表示面を有している。表示面には、操作用の各種アイコンや、使用者の操作指示に応じた文字情報等が表示される。表示装置2は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、電界放出ディスプレイ(FED;field emission display)等から構成される。これらのディスプレイは、日常的な電子機器に多用されており、汎用性の高いタッチパネルシステム1が構成される。表示装置2は、任意の構成とすればよく、特に限定されない。また、表示装置2は、TFT(Thin-Film Transistor)として、その半導体層にいわゆる酸化物半導体を用いたTFTを採用することが好ましい。この酸化物半導体には、例えば、InGaZnO系酸化物半導体が含まれる。InGaZnO系酸化物半導体を採用した表示装置2は、高精細表示および飛躍的な省エネルギー化を実現することができる。
タッチパネル3は、使用者が指またはペン等の指示体により、タッチパネル3の表面をタッチ(押圧)操作することによって、各種の操作指示を入力する。タッチパネル3は、表示面を覆うように、表示装置2の前面(上部)に積層されている。本実施形態では、タッチパネル3として、投影型静電容量方式のタッチパネルを用いている。静電容量方式のタッチパネル3は、透過率が高く、耐久性も有するという利点を有する。しかし、タッチパネル3の方式は限定されるものではなく、他の方式であってもよい。例えば、タッチパネル3の方式は、抵抗膜方式、電磁誘導方式、超音波表面弾性波方式、または、赤外線走査方式であってもよい。
具体的には、タッチパネル3は、表示面に沿って設けられる複数の平行なドライブラインDLと、表示面に沿って設けられドライブラインDLと立体交差する複数の平行なセンスラインSLとを備える。ドライブラインDLとセンスラインSLとの交差部分には、静電容量が形成されている。ドライブラインDL及びセンスラインSLは、いずれも、例えば、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)などの透明な配線材料、または、金属メッシュから形成することができる。ドライブラインDL及びセンスラインSLは、表示装置2(表示面の一部を成すパネル体)に配線される。なお、図1では、ドライブラインDLとセンスラインSLとが垂直に立体交差する場合について例示しているが、垂直以外の角度で立体交差してもよい。
ドライブライン駆動部4は、ドライブラインDLに接続されており、タッチパネルシステム1の起動時に、ドライブラインDLに一定周期で電位を印加する。ドライブライン駆動部4は、ドライブラインDLを駆動することで当該ドライブラインDLと立体交差するセンスラインSLに状態信号を生成させる。状態信号は、タッチパネル3上の上記立体交差部分やその近傍部分(以下、検出領域(図1中の検出領域X))上におけるタッチの状態を示す信号である。
状態信号は、ドライブラインDLとセンスラインSLとの間の静電容量に応じた値となり、タッチパネル3上の検出領域Xに対して接触あるいは近接しているかを示す信号となる。つまり、状態信号は、検出領域Xに対する接触あるいは近接の有無や、検出領域Xと指示体との離間距離などを示す信号となる。なお、指示体が検出領域Xに接触または近接するほど、静電容量は小さくなる。
タッチ位置検出部5は、タッチパネル3からの信号を処理し、タッチ位置を検出する。すなわち、タッチ位置検出部5は、センスラインSLに生成された状態信号を処理することで、表示面に接触または近接するタッチの位置を検出する。タッチ位置検出部5は、増幅部51、信号取得部52、A/D変換部53、復号処理部54、タッチ位置算出部55、およびタッチ情報補完部56を、タッチパネル3側からこの順に備えている。
増幅部51は、センスラインSLに生成される状態信号を増幅する。信号取得部52は、増幅部51によって増幅された状態信号を取得して時分割で出力する。A/D変換部53は、信号取得部52から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。復号処理部54は、A/D変換部123で変換されたデジタル信号に基づいて、タッチパネル3内の容量分布の変化量を求める。タッチ位置算出部55は、復号処理部54で求められた容量分布の変化量に基づいて、タッチパネル3上のタッチの位置を算出し、その位置を示すタッチ位置情報を生成する。タッチ情報補完部56は、一連のタッチ操作中にタッチ情報が欠落した場合に、欠落したタッチ情報を補完する。タッチ情報補完部56の詳細は、後述する。
ホスト端末6は、ドライブライン駆動部4が駆動するドライブラインDLを制御する。また、ホスト端末6は、タッチ位置検出部5が状態信号を処理するセンスラインSLを制御する。なお、以下では、ホスト端末6がこれらの両方を制御する場合について例示するが、ホスト端末6がこれらの一方のみを制御してもよい。
(タッチパネルシステム1の基本動作)
次に、図1を参照して、このタッチパネルシステム1の基本動作の一例について説明する。なお、以下では、タッチパネルシステム1がタッチパネル3に接触または近接する指示体を検出する1回の試行動作について説明する。
最初に、ドライブライン駆動部4がドライブラインDLを駆動して、センスラインSLに状態信号を生成する。次に、増幅部51が、センスラインSLに生成される状態信号を増幅する。さらに、信号取得部52が、増幅部51で増幅された状態信号を、時分割で出力する。なお、ドライブライン駆動部4、増幅部51及び信号取得部52のそれぞれは、ホスト端末6によってその動作が制御される。すなわち、ホスト端末6は、駆動すべきドライブラインDL、状態信号を処理すべきセンスラインSLを制御する。
次に、A/D変換部53が、信号取得部52から出力されたアナログ信号を、所定のビット数のデジタル信号に変換する。続いて、復号処理部54は、A/D変換部53によって変換されたデジタル信号に基づいて、タッチパネル3内の容量分布の変化量を求める。例えば、復号処理部54は、タッチの検出前に、タッチパネル3上にタッチ対象(指示体)が存在しない場合のデジタル信号を取得して、タッチパネル3上にタッチ対象(指示体)が存在しない場合の容量分布をあらかじめ求めておく。復号処理部54は、A/D変換部53から指示体の検出時のデジタル信号を取得して、指示体が存在する場合の容量分布を求める。そして、あらかじめ求めたタッチ対象が存在しない場合の容量分布と、タッチ対象が存在する場合の容量分布とを比較して、容量分布の変化量を求める。この容量分布の変化量は、タッチ対象(指示体)に起因する静電容量の変化量とも言い換えられる。
タッチ位置算出部55は、復号処理部54で求められた容量分布の変化量に基づいて、タッチパネル3上のタッチ対象の位置を算出し、タッチ位置情報を生成する。例えば、タッチ位置算出部55は、タッチパネル3上で静電容量の変化量が、タッチ判定しきい値よりも大きくなっている部分にタッチ対象が存在すると判断して、タッチパネル3上のタッチ対象の位置を算出する。タッチ位置算出部55は、任意のスキャン周期で検出された、各時点のタッチ位置を算出する。
タッチ情報補完部56は、タッチ位置算出部55で算出されたタッチ位置の欠落の有無を判定すると共に、タッチ位置が欠落していた場合に、欠落したタッチ位置に関するタッチ情報を補完する。
図2に基づいて、タッチ情報補完部56の一例について説明する。図2は、図1のタッチパネルシステム1におけるタッチ情報補完部56の構成を示すブロック図である。図2に示すように、タッチ情報補完部56は、タッチ情報記憶部56aと、欠落判定補完部56bとから構成されている。
タッチ情報記憶部56aは、タッチ位置算出部55により算出されたタッチ位置に関するタッチ情報を記憶する。具体的には、タッチ情報記憶部56aは、算出されたタッチの相対時刻と共に、そのタッチ位置情報(タッチ位置の座標など)を記憶する。このため、タッチパネル3上で一連のタッチ操作がされた場合、タッチ情報記憶部56aは、タッチ操作中、継続的にタッチ情報を記憶する。従って、タッチ情報記憶部56aは、タッチ情報をリアルタイムに記憶することになる。
欠落判定補完部56bは、タッチ情報記憶部56aに記憶されたタッチ情報を読み出す。一連のタッチ操作中にノイズ等が発生すると、本来のタッチ位置が検出されず、そのタッチ位置に関するタッチ情報が欠落する。このため、欠落したタッチ情報については、タッチ情報記憶部56aに記憶されない。そこで、欠落判定補完部56bは、タッチ位置の検出結果(タッチ情報)の欠落の有無を判定すると共に、欠落したタッチ情報をタッチ情報記憶部56aに補完する。欠落判定補完部56bの処理の詳細は後述する。
タッチパネルシステム1では、このような試行動作を繰り返すことによって、タッチ対象である指示体を、継続的に検出する。
なお、ホスト端末6は、必要に応じてタッチ位置算出部55から出力されるタッチ位置情報を参照して、ドライブライン駆動部4およびタッチ位置検出部5の各部を制御することができる。また、ホスト端末6は、タッチ位置検出部5が単位時間(例えば1秒)当たりにタッチ対象の検出を試行する回数であるフレームレートを、制御することができる。すなわち、タッチパネルシステム1では、ホスト端末6の制御によって、ドライブライン駆動部4が駆動すべきドライブラインDL、タッチ位置検出部5が状態信号を処理すべきセンスラインSL、フレームレート、検出感度などを、それぞれ任意に設定することができる。
(タッチ情報補完部56の処理)
次に、タッチパネルシステム1の特徴的構成であるタッチ情報補完部56の詳細について説明する。タッチパネルシステム1では、タッチ位置検出部5が所定時間ごとにタッチ位置を検知することにより、ある時点のタッチ位置が認識される。一連のタッチ操作中にノイズ等が発生すると、本来のタッチ位置が検出されず、そのタッチ位置に関するタッチ情報が欠落する。また、タッチパネル3の損傷、タッチパネル3への水滴や埃の付着など、タッチパネル3へのタッチが妨害されると、タッチ位置に関するタッチ情報が欠落する原因となる。つまり、指示体による一連のタッチ操作中に、一部のタッチ位置が認識されない状態(指示体によりタッチ操作されているにもかかわらず、一部のタッチ位置が認識されていない状態)が起こり得る。その結果、タッチ操作を正確に認識することができなくなる可能性がある。
そこで、タッチパネルシステム1は、ノイズ等の影響によるタッチ情報の欠落対策として、タッチ情報補完部56を備えている。タッチ情報補完部56は、一連のタッチ操作中にタッチ情報が欠落した場合に、欠落したタッチ情報を補完する。
以下では、図3および図4に基づいて、タッチ情報補完部56が、タッチ情報の欠落を補完する処理例について説明する。図3は、図1のタッチパネルシステム1におけるタッチ情報補完部56の処理を示すフローチャートである。図4は、図1のタッチパネルシステム1におけるタッチ情報補完部56の処理を示す模式図である。
図3に示すように、タッチ位置検出部5は、任意のスキャン周期でタッチパネル3からの信号を処理し、タッチ位置を検出する(S1)。具体的には、タッチパネル3上でタッチ操作が行われると、タッチ位置算出部55は、タッチパネル3の静電容量の変化量に基づいて、現在のタッチ位置を算出し、算出結果をタッチ情報補完部56(タッチ情報記憶部56a)に送信する。
次に、タッチ情報記憶部56aは、タッチ位置算出部55により算出されたタッチ情報(検出されたタッチ位置の相対時刻および座標など)を記憶する(S2)。タッチパネル3上で一連のタッチ操作がされた場合、タッチ位置検出部5は、タッチ操作中、継続的にタッチを検出するため、タッチ情報記憶部56aも、タッチ操作中、継続的にタッチ情報を記憶する。
次に、欠落判定補完部56bは、タッチ情報記憶部56aに記憶されたタッチ情報を読み出し、一連のタッチ操作中にタッチ情報が欠落していないかどうかを判定し、タッチ情報が欠落した場合に、欠落したタッチ情報を補完する(S3〜S5)。
ここで、図4に基づいて、欠落判定補完部56bの処理(図3のS3〜S5)についてより詳細に説明する。図4の例では、図1のタッチパネルシステム1において検出された一連のタッチ操作の例が示されている。すなわち、図4には、タッチ位置P→タッチ位置P→タッチ位置P→タッチ位置P…の順にタッチ位置が検出され、タッチ位置Pのタッチ情報が欠落した例が示されている。
まず、欠落判定補完部56bは、第1期間(t)ごとに、タッチ情報記憶部56aに記憶されたタッチ情報を読み出す。そして、あるタッチ位置が検出された後、次のタッチ位置が検出されるまでの期間が第1期間(t)よりも長く、かつ、第2期間(T;ただしT>t)以内の場合に、タッチ情報(タッチ位置の検出結果)が欠落していると判定する。図4の例では、欠落判定補完部56bは、第1期間(t)としてスキャン周期が設定され、第2期間(T)としてスキャン周期の2倍が設定されている。すなわち、欠落判定補完部56bは、スキャン周期ごとにタッチ情報を読み出す(t=スキャン周期)と共に、ある時点で読み出されたタッチ情報から、次に読み出されたタッチ情報までの期間(間隔)が、スキャン周期の2倍以内(T=2t=スキャン周期×2)かどうかを確認して、タッチ情報の欠落の有無を判定する。図4では、タッチ位置Pのタッチ情報が検出された後、t秒後にはタッチ情報が検出されず、2t秒後にタッチ位置Pのタッチ情報が検出されている。この場合、欠落判定補完部56bは、タッチ位置Pのタッチ情報が欠落していると判定する(S3でYES)。
欠落判定補完部56bは、タッチ情報が欠落している場合、欠落したタッチ情報を補完し、欠落したタッチ情報をタッチ情報記憶部56aに出力する(S4)。タッチ情報記憶部56aは、欠落判定補完部56bから出力された欠落したタッチ情報を記憶する。
本実施形態のタッチパネルシステム1では、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)の前後に検出されたタッチ位置(タッチ位置P,タッチ位置P)のタッチ情報を用いた内挿によって、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を補完する。具体的には、欠落判定補完部56bは、タッチ位置Pおよびタッチ位置Pの加算平均によって、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を算出する。例えば、タッチ位置Pのx,y座標が(x1,y1)、タッチ位置Pのx,y座標が(x3,y3)であったとする。この場合、欠落判定補完部56bは、欠落したタッチ位置Pのx,y座標(x2,y2)を、({x1+x3}/2,{y1+y3}/2)として算出する。そして、算出したx,y座標({x1+x3}/2,{y1+y3}/2)を、欠落したタッチ位置P(x2,y2)のタッチ情報として補完する。
一方、欠落判定補完部56bは、図4において、タッチ位置Pのタッチ情報が検出された後、t秒後にタッチ位置Pのタッチ情報が検出され、2t秒後にタッチ位置Pのタッチ情報が検出された場合、タッチ情報が欠落していないと判定する(S3でNO)。この場合、タッチ情報を補完することなく、一連のタッチ操作のタッチ情報を出力する(S5)。
なお、図示していないが、欠落判定補完部56bは、図4において、タッチ位置Pの検出後、第2期間(T)以降にタッチ情報が検出されている場合、そのタッチ操作は、タッチ位置P→タッチ位置Pのタッチ操作とは別のタッチ操作であると判断する。また、欠落判定補完部56bは、図4において、タッチ位置Pの検出後、第2期間(T)以降にタッチ情報が検出されなかった場合、タッチ位置Pで一連のタッチ操作が終了したと判断する。
タッチパネルシステム1は、このような処理を繰り返し、一連のタッチ操作を認識し、タッチ情報が欠落した場合にタッチ情報を補完する。なお、欠落判定補完部56bに設定される第1期間(t)および第2期間(T)は、上述の例に限定されるものではない。当業者であれば、第1期間(t)および第2期間(T)を、経験則に基づいて設定することができる。
また、本実施形態のタッチパネルシステム1では、内挿(加算平均)によって欠落したタッチ情報を補完しているが、タッチ情報の補完方法も特に限定されるものではない。
以上のように、タッチパネルシステム1は、タッチ位置検出部5が、一連のタッチ操作中における、あるタッチ位置が検出された後、次のタッチ位置が検出されるまでの期間が第1期間(t)よりも長く、かつ、第2期間(T;ただしT>t)以内の場合に、タッチ位置の検出結果が欠落していると判定すると共に、上記2つのタッチ位置の間に、欠落したタッチ位置のタッチ情報を補完するタッチ情報補完部56を備えている。
すなわち、タッチパネルシステム1によれば、タッチ情報補完部56(タッチ情報記憶部56a,欠落判定補完部56b)が、一連のタッチ操作中に、連続して検出された2つのタッチ位置の検出時間に基づいて、タッチ位置の検出結果の欠落(タッチ情報の欠落)の有無を判定する。さらに、タッチ情報補完部56は、欠落有と判定した場合に、その2つのタッチ位置(タッチ位置Pおよびタッチ位置P)の間に、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)に関するタッチ情報を補完する。従って、タッチ操作中にタッチ位置の検出結果(タッチ情報)が欠落したとしても、タッチ操作を正確に認識することができる。
また、タッチパネルシステム1では、タッチ情報補完部56(欠落判定補完部56b)は、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)の前後に検出されたタッチ位置(タッチ位置Pおよびタッチ位置P)のタッチ情報を用いた内挿(具体的には加算平均)によって、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を補完するようになっている。これにより、欠落前後のタッチ位置(タッチ位置Pおよびタッチ位置P)が顕著に変化する場合に、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を高い精度で補完することができる。さらに、タッチ情報補完部56が、加算平均により、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を算出することにより、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報の設定処理が簡素化される。従って、高速かつ高精度に欠落したタッチ位置(タッチ位置P)に関するタッチ情報を補完することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5および図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。また、以下の説明では、実施形態1との相違点であるタッチ情報補完部56の処理を中心に説明する。
(タッチ情報補完部56の他の処理)
実施形態1では、タッチ情報補完部56が、内挿により欠落したタッチ情報を補完していた。実施形態2では、タッチ情報補完部56が、予測座標Ptまたは予測座標Ptを中心として予測範囲Pt’を設定し、欠落したタッチ情報を補完する。
図5は、本発明の実施形態2に係るタッチパネルシステム1におけるタッチ情報補完部56の処理を示すフローチャートである。図6は、本発明の実施形態2に係るタッチパネルシステム1におけるタッチ情報補完部56の処理を示す模式図である。
図5に示すように、タッチ位置検出部5は、任意のスキャン周期でタッチパネル3からの信号を処理し、タッチ位置を検出する(S11)。具体的には、タッチパネル3上でタッチ操作が行われると、タッチ位置算出部55は、タッチパネル3の静電容量の変化量に基づいて、現在のタッチ位置を算出し、算出結果をタッチ情報補完部56(タッチ情報記憶部56a)に送信する。
次に、タッチ情報記憶部56aは、タッチ位置算出部55により算出されたタッチ情報(検出されたタッチ位置の相対時刻および座標など)を記憶する(S12)。タッチパネル3上で一連のタッチ操作がされた場合、タッチ位置検出部5は、タッチ操作中、継続的にタッチを検出するため、タッチ情報記憶部56aも、タッチ操作中、継続的にタッチ情報を記憶する。
次に、欠落判定補完部56bは、タッチ情報記憶部56aに記憶されたタッチ情報を読み出し、タッチ情報の欠落の有無を判定するための予測座標または予測範囲を設定する(S13)。欠落判定補完部56bは、タッチ情報記憶部56aに記憶されたタッチ操作の履歴に基づいて、検出されたタッチ位置以降のタッチ位置の予測座標Ptおよび予測座標Ptを中心とする予測範囲Pt’を設定する。ここでは、ある時点で検出されたタッチ位置に対する、(a)直前のタッチ位置、(b)直前のタッチ位置の移動速度、(c)直前のタッチ位置の移動加速度に基づいて、予測座標Ptおよび予測範囲Pt’を算出する(S13)。
図6に基づいて、予測座標Ptおよび予測範囲Pt’の設定方法について説明する。図6の例では、図4とほぼ同様に、タッチ位置P−1→タッチ位置P→タッチ位置P→タッチ位置P…の順にタッチ位置が検出され、タッチ位置Pのタッチ情報が欠落した例が示されている。また、欠落判定補完部56bで算出された、欠落したタッチ位置Pに対応する予測座標Ptおよび予測座標Ptを中心とする予測範囲Pt’が記載されている。さらに、タッチ位置P−1からタッチ位置Pへのタッチ位置の移動速度V、タッチ位置Pからタッチ位置Pへのタッチ位置の移動速度V、タッチ位置Pから予測座標Pt(欠落したタッチ位置P)へのタッチ位置の移動速度Vとして記載されている。
なお、図6の例では、予測範囲Pt’は、予測座標Ptを中心とする円として設定されている。しかし、予測範囲Pt’の設定方法は、このような円に限定されるものではない。つまり、予測範囲Pt’は、タッチ操作の履歴などに基づいて設定することができる。例えば、予測範囲Pt’は、予測座標Ptと同様に、ある時点で検出されたタッチ位置に対する、(a)直前のタッチ位置、(b)直前のタッチ位置の移動速度、(c)直前のタッチ位置の移動加速度に基づいて、設定することができる。
タッチ位置の移動速度は、任意の2点のタッチ位置の移動量と移動時間とから算出される。また、タッチ位置Pからタッチ位置Pへのタッチ位置の移動加速度aは、タッチ位置の移動速度Vとタッチ位置の移動速度Vとの差分により算出される(移動加速度a=タッチ位置の移動速度V−タッチ位置の移動速度V)。さらに、予測座標Ptは、タッチ位置、タッチ位置の移動速度、およびタッチ位置の移動加速度から算出される。すなわち、予測座標Ptは、欠落直前のタッチ位置(タッチ位置P)が、タッチ位置Pから移動速度Vおよび移動加速度aで移動したと予測して算出される(予測座標Pt=タッチ位置の移動速度V+タッチ位置の移動加速度a)。タッチ位置の移動速度および移動加速度は、タッチ情報記憶部56aに記憶されたタッチ情報を用いて算出され、タッチ情報記憶部56aに記憶されている。予測座標Ptは、タッチ情報記憶部56aに記憶された値を用いて、欠落判定補完部56bで算出される。
次に、欠落判定補完部56bは、タッチ情報記憶部56aに記憶されたタッチ情報を読み出し、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’との比較に基づき、一連のタッチ操作中にタッチ情報が欠落していないかどうかを判定し、タッチ情報が欠落した場合に、欠落したタッチ情報を補完する(S14〜S16)。
まず、欠落判定補完部56bは、第1期間(t)ごとに、タッチ情報記憶部56aに記憶されたタッチ情報を読み出す。そして、あるタッチ位置が検出された後、次のタッチ位置が検出されるまでの期間が第1期間(t)よりも長く、かつ、第2期間(T;ただしT>t)以内の場合に、タッチ情報(タッチ位置の検出結果)が欠落していると判定する。本実施形態では、あるタッチ位置が検出された後、第1期間(t)内に、予測座標Ptおよび予測範囲Pt’に次のタッチが検出されず、かつ、第2期間(T)内に次のタッチ位置が検出された場合に、タッチ情報(タッチ位置の検出結果)が欠落していると判定する。図6の例では、欠落判定補完部56bは、第1期間(t)としてスキャン周期が設定され、第2期間(T)としてスキャン周期の2倍が設定されている。すなわち、欠落判定補完部56bは、スキャン周期ごとにタッチ情報を読み出す(t=スキャン周期)と共に、ある時点で読み出されたタッチ情報から、次に読み出されたタッチ情報までの期間(間隔)が、スキャン周期の2倍以内(T=2t=スキャン周期×2)かどうかを確認して、タッチ情報の欠落の有無を判定する。図6では、タッチ位置Pのタッチ情報が検出された後、t秒後には予測座標Ptおよび予測範囲Pt’内にタッチ情報が検出されず、2t秒後にタッチ位置Pのタッチ情報が検出されている。この場合、欠落判定補完部56bは、タッチ位置Pのタッチ情報が欠落していると判定する(S14でYES)。欠落判定補完部56bは、欠落したタッチ位置Pよりも前のタッチ情報に基づいて設定された予測座標Ptまたは予測範囲Pt’の位置に、直前のタッチ位置Pから第1期間(t)内にタッチ情報が検出されず、第2期間(T)以内に次のタッチ情報(タッチ位置P)が検出された場合、タッチ情報が欠落していると判定する。つまり、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’に対応するタッチ情報が検出されなかった場合で、かつ、スキャン周期を考慮して設定された第2期間(T)内にタッチが検出されなかった場合に、タッチ情報が欠落していると判定する。
欠落判定補完部56bは、タッチ情報が欠落している場合、欠落したタッチ情報を補完し、欠落したタッチ情報をタッチ情報記憶部56aに出力する(S15)。具体的には、タッチ情報が欠落している場合、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’内のタッチ情報を、欠落したタッチ情報としてタッチ情報記憶部56aに出力する。タッチ情報記憶部56aは、欠落判定補完部56bから出力された欠落したタッチ情報を記憶する。
一方、欠落判定補完部56bは、図6において、タッチ位置Pのタッチ情報が検出された後、t秒後にタッチ位置Pのタッチ情報が検出され、2t秒後にタッチ位置Pのタッチ情報が検出された場合、タッチ情報が欠落していないと判定する(S14でNO)。この場合、タッチ情報を補完することなく、一連のタッチ操作のタッチ情報を出力する(S16)。
なお、図示していないが、欠落判定補完部56bは、図6において、タッチ位置Pの検出後、第2期間(T)以降にタッチ情報が検出されている場合、そのタッチ操作は、タッチ位置P→タッチ位置Pのタッチ操作とは別のタッチ操作であると判断する。また、欠落判定補完部56bは、図6において、タッチ位置Pの検出後、第2期間(T)以降にタッチ情報が検出されなかった場合、タッチ位置Pで一連のタッチ操作が終了したと判断する。
タッチパネルシステム1は、このような処理を繰り返し、一連のタッチ操作を認識し、タッチ情報が欠落した場合にタッチ情報を補完する。なお、欠落判定補完部56bに設定される第1期間(t)および第2期間(T)は、上述の例に限定されるものではない。当業者であれば、第1期間(t)および第2期間(T)を、経験則に基づいて設定することができる。
以上のように、本実施形態のタッチパネルシステム1は、タッチ情報補完部56が、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)よりも前に検出されたタッチ位置(タッチ位置P)に基づいて、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)の予測座標Ptまたは予測範囲Pt’を設定する。さらに、タッチ情報補完部56は、その予測座標Ptの位置または予測範囲Pt’内に、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を補完するようになっている。
すなわち、タッチ情報補完部56が、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)よりも前に検出されたタッチ位置、つまり、タッチ位置の検出履歴に基づいて、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)が、欠落前のタッチ位置からどの方向にどれだけ移動するかを予測し、タッチ位置の予測座標Ptまたは予測範囲Pt’を設定する。さらに、タッチ情報補完部56は、その予測座標Ptまたは予測範囲Pt’内に、欠落したタッチ位置のタッチ情報を補完する。これにより、欠落前後のタッチ位置の移動量が少ない場合(タッチ位置が滑らかに変化する場合)に、欠落したタッチ位置のタッチ情報を高い精度で補完することができる。
さらに、本実施形態のタッチパネルシステム1では、タッチ情報補完部56は、タッチ位置、タッチ位置の移動速度、およびタッチ位置の移動加速度に基づいて、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’を設定するようになっている。
すなわち、タッチ情報補完部56は、タッチ位置の検出履歴として、タッチ位置、タッチ位置の移動速度、およびタッチ位置の移動加速度に基づいて、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’を設定する。これにより、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’の設定処理が簡素化される。また、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’の精度も高くなる。従って、高速かつ高精度に欠落したタッチ位置に関するタッチ情報を補完することができる。
〔実施形態3〕
図7は、タッチパネルシステム1を搭載した携帯電話機10の構成を示す機能ブロック図である。携帯電話機(電子機器)10は、CPU71と、RAM73と、ROM72と、カメラ74と、マイクロフォン75と、スピーカ76と、操作キー77と、タッチパネルシステム1とを備えている。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。
CPU71は、携帯電話機10の動作を制御する。CPU71は、たとえばROM72に格納されたプログラムを実行する。操作キー77は、携帯電話機10のユーザによる指示の入力を受ける。RAM73は、CPU71によるプログラムの実行により生成されたデータ、または操作キー77を介して入力されたデータを揮発的に格納する。ROM72は、データを不揮発的に格納する。
また、ROM72は、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリなどの書込みおよび消去が可能なROMである。なお、図7には示していないが、携帯電話機10が、他の電子機器に有線により接続するためのインターフェイス(IF)を備える構成としてもよい。
カメラ74は、ユーザの操作キー77の操作に応じて、被写体を撮影する。なお、撮影された被写体の画像データは、RAM73や外部メモリ(たとえば、メモリカード)に格納される。マイクロフォン75は、ユーザの音声の入力を受付ける。携帯電話機10は、当該入力された音声(アナログデータ)をデジタル化する。そして、携帯電話機10は、通信相手(たとえば、他の携帯電話機)にデジタル化した音声を送る。スピーカ76は、たとえば、RAM73に記憶された音楽データなどに基づく音を出力する。
CPU71は、タッチパネルシステム1の動作を制御する。CPU71は、例えばROM72に記憶されたプログラムを実行する。RAM73は、CPU71によるプログラムの実行により生成されたデータを揮発的に格納する。ROM72は、データを不揮発的に格納する。なお、タッチパネルシステム1には、ROM72、RAM73に格納されている画像を表示する。
なお、本発明は、以下のように表現することもできる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るタッチパネルシステム1は、タッチパネル3と、タッチパネル3上のタッチ位置を検出するタッチ位置検出部5とを備え、上記タッチ位置検出部5は、一連のタッチ操作中における、あるタッチ位置が検出された後、次のタッチ位置が検出されるまでの期間が第1期間(t)よりも長く、かつ、第2期間(T;ただしT>t)以内の場合に、タッチ位置の検出結果が欠落していると判定すると共に、上記2つのタッチ位置の間に、欠落したタッチ位置のタッチ情報を補完するタッチ情報補完部56を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、タッチ情報補完部56(タッチ情報記憶部56a,欠落判定補完部56b)が、一連のタッチ操作中に、連続して検出された2つのタッチ位置の検出時間に基づいて、タッチ位置の検出結果の欠落(タッチ情報の欠落)の有無を判定する。さらに、タッチ情報補完部56は、欠落有と判定した場合に、その2つのタッチ位置(タッチ位置Pおよびタッチ位置P)の間に、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)に関するタッチ情報を補完する。従って、タッチ操作中にタッチ位置の検出結果(タッチ情報)が欠落したとしても、タッチ操作を正確に認識することができる。
本発明の態様2に係るタッチパネルシステム1は、上記態様1において、タッチ情報補完部56(欠落判定補完部56b)は、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)の前後に検出されたタッチ位置(タッチ位置Pおよびタッチ位置P)のタッチ情報を用いた内挿によって、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を補完するようになっていることが好ましい。
これにより、欠落前後のタッチ位置(タッチ位置Pおよびタッチ位置P)が顕著に変化する場合に、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を高い精度で補完することができる。
本発明の態様3に係るタッチパネルシステム1は、上記態様1または2において、上記タッチ情報補完部は、欠落したタッチ位置の前後に検出されたタッチ位置の加算平均によって、欠落したタッチ位置のタッチ情報を算出することが好ましい。
上記の構成によれば、タッチ情報補完部56が、加算平均により、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を算出することにより、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報の設定処理が簡素化される。従って、高速かつ高精度に欠落したタッチ位置(タッチ位置P)に関するタッチ情報を補完することができる。
本発明の態様4に係るタッチパネルシステム1は、上記態様1または2において、タッチ情報補完部56が、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)よりも前に検出されたタッチ位置(タッチ位置P)に基づいて、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)の予測座標Ptまたは予測範囲Pt’を設定すると共に、タッチ情報補完部56は、その予測座標Ptの位置または予測範囲Pt’内に、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)のタッチ情報を補完するようになっていてもよい。
上記の構成によれば、タッチ情報補完部56が、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)よりも前に検出されたタッチ位置、つまり、タッチ位置の検出履歴に基づいて、欠落したタッチ位置(タッチ位置P)が、欠落前のタッチ位置からどの方向にどれだけ移動するかを予測し、タッチ位置の予測座標Ptまたは予測範囲Pt’を設定する。さらに、タッチ情報補完部56は、その予測座標Ptまたは予測範囲Pt’内に、欠落したタッチ位置のタッチ情報を補完する。これにより、欠落前後のタッチ位置の移動量が少ない場合(タッチ位置が滑らかに変化する場合)に、欠落したタッチ位置のタッチ情報を高い精度で補完することができる。
本発明の態様5に係るタッチパネルシステム1は、上記態様4において、タッチ情報補完部56は、タッチ位置、タッチ位置の移動速度、およびタッチ位置の移動加速度に基づいて、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’を設定するようになっていることが好ましい。
上記の構成によれば、タッチ情報補完部56は、タッチ位置の検出履歴として、タッチ位置、タッチ位置の移動速度、およびタッチ位置の移動加速度に基づいて、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’を設定する。これにより、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’の設定処理が簡素化される。また、予測座標Ptまたは予測範囲Pt’の精度も高くなる。従って、高速かつ高精度に欠落したタッチ位置に関するタッチ情報を補完することができる。
本発明の態様6に係るタッチパネルシステム1は、上記態様1〜5のいずれかにおいて、上記タッチパネルは、投影型静電容量方式のタッチパネルであってもよい。
上記の構成によれば、動作原理が投影型静電容量方式のタッチパネルを備えているため、マルチタッチ(多点検出)が可能なタッチパネルシステムを提供することができる。
本発明の態様7に係るタッチパネルシステム1は、上記態様1〜6のいずれかにおいて、表示装置をさらに備え、上記タッチパネルは、上記表示装置の前面に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、タッチパネルが表示装置の前面に設けられているため、表示装置に発生したノイズがタッチ位置として誤認識されるのを防止することができる。
本発明の態様8に係るタッチパネルシステム1は、上記態様1〜7のいずれかにおいて、上記表示装置は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、または有機ELディスプレイ、電界放出ディスプレイ、またはInGaZnO系酸化物半導体を搭載したディスプレイであってもよい。
上記の構成によれば、表示装置が、日常的な電子機器に多用されている各種ディスプレイから構成されている。従って、汎用性の高いタッチパネルシステムを提供することができる。また、InGaZnO系酸化物半導体を採用した表示装置2は、高精細表示および飛躍的な省エネルギー化を実現することができる。
本発明の態様8に係る電子機器は、上記態様1〜8のいずれかに記載のタッチパネルシステムを備える構成である。
従って、タッチ操作の誤認識を防止することができる電子機器を提供することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、テレビ、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、携帯ゲーム機、電子フォトフレーム、携帯情報端末、電子ブック、家電製品、券売機、ATM、カーナビゲーション等、タッチパネル式の各種電子機器に適用することができる。
1 タッチパネルシステム
2 表示装置
3 タッチパネル
5 タッチ位置検出部
10 携帯電話機(電子機器)
56 タッチ情報補完部
56a タッチ情報記憶部
56b 欠落判定補完部

Claims (2)

  1. タッチパネルと、タッチパネル上のタッチ位置を検出するタッチ位置検出部とを備え、
    上記タッチ位置検出部は、一連のタッチ操作中にタッチ情報が欠落した場合に、欠落したタッチ情報を補完するタッチ情報補完部を備え、
    上記タッチ情報補完部は、タッチ情報記憶部と、欠落判定補完部とを備え、
    上記タッチ情報記憶部は、上記タッチ位置に関するタッチ情報を記憶し、
    上記欠落判定補完部は、上記タッチ情報記憶部に記憶されたタッチ情報を読み出し、一連のタッチ操作中における、あるタッチ位置が検出された後、次のタッチ位置として予測される予測座標または予測範囲を設定し、上記一連のタッチ操作中にタッチ情報が欠落していないかどうか判定し、
    上記欠落判定補完部は、上記一連のタッチ操作中における、あるタッチ位置が検出された後、次のタッチ位置が検出されるまでの期間が第1期間(t)よりも長く、かつ、第2期間(T;ただしT>t)以内の場合であり、さらに、上記予測座標または上記予測範囲に対応するタッチ情報が検出されなかった場合、上記あるタッチ位置が検出された後から上記次のタッチ位置が検出されるまでの間のタッチ位置のタッチ情報が欠落したと判定し、タッチ情報が欠落した場合、上記予測座標の位置または上記予測範囲内に、欠落したタッチ位置のタッチ情報を補完することを特徴とするタッチパネルシステム。
  2. 上記タッチ情報補完部は、タッチ位置、タッチ位置の移動速度、およびタッチ位置の移動加速度に基づいて、上記予測座標または予測範囲を設定することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルシステム。
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