JP6177166B2 - 風洞試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風洞試験に用いられる風洞試験装置に関する。
車両用エンジンの空冷部品や車両用部品(例えば、ドアミラー等の後写鏡、前照灯など)等の供試体に向けて風を吹き出すことで、実際の使用時をシミュレートする風洞試験が知られている(例えば、特許文献1等参照)。その場合、車両ボディ全体を風洞に入れるのではなく、車両の一部や部品に対して風を吹き出せる小型の風洞を用いることがある(例えば、特許文献2等参照)。また、風洞試験においては、供試体に吹き付けられる風の温度が比較的広い範囲(例えば、−30℃以上120℃以下のどこかの設定温度)で調節されて、世界の様々な地域での使用も再現できる環境試験的な空気温度で風を吹き付ける場合も多い。
上記車両の一部の部品に対して風を供給する風洞試験に用いられる風洞試験装置においては、その部品が走行状態で地面に対する位置が異なったりすると気流が変化する場合もあるため、供試体のサイズや車両への取り付け高さ、周辺状況等に対応して風の吹き出し口や吸い込み口の位置を調節可能とすることが考えられる。このような吹き出し口等の位置を調節可能な風洞試験装置としては、例えば、図8に示すように、気流が流れる筒状の風洞試験装置用ダクト71を、上下方向に昇降可能な上下昇降ダクト部72と、当該上下昇降ダクト部72に接続され、水平方向に沿って伸縮可能な伸縮ダクト部73とによって構成することが考えられる。また、このような風洞試験装置70では、様々な温度条件下での試験に対応可能とすべく、伸縮ダクト部73を複数の筒状体75を伸縮可能に嵌合することにより構成するとともに、伸縮ダクト部73の自重による変形(たわみ)を防止すべく、伸縮ダクト部73を支持する支持部74を設けることが考えられる。支持部74としては、伸縮ダクト部73を接地状態で支持すべく、図8の上下方向に伸縮可能であるとともに、伸縮ダクト部73の伸縮に追従して移動可能なキャスターを備えるものが考えられる。さらに、高温又は低温条件下での試験後において、供試体101の配置される試験室76内が低温又は高温である場合であっても、上下昇降ダクト部72を試験室76の外部から昇降可能とすべく、上下昇降ダクト部72の操作手段77を試験室76の外部に設けることが考えられる。
特許第3358929号公報 特開昭63−019530号公報
ところで、上述した風洞試験装置70では、吹き出し口や吸い込み口の上下位置を調節すべく、上下昇降ダクト部72を昇降させた場合、伸縮ダクト部73の変形防止を図るために、支持部74の長さを調節する必要がある。荷重を支える支持部74の長さ調節は、試験で高温または低温環境になっている試験室76内に人が入って回しナットやラチェットを手で回して行うので面倒で手間がかかり、また、安全性確保という面で作業する人に負担が生じる可能性もある。さらに、支持部74が伸縮ダクト部73の延長方向に複数あるので、支持部74それぞれの長さ調節に多少誤りが生じてしまうと、伸縮ダクト部73の変形(撓みや反り)が生じてしまい、それに伴って伸縮ダクト部73の部品となっている筒状体75の、隣接する筒状体75の継ぎ目から風が抜けてしまう、つまり、伸縮ダクト部73において風漏れが生じてしまうおそれがある。特に、図8のように、供試体101に向けて、筒状体75を段階的に小さく接続する構成とすると、風を供給する伸縮ダクト部73で、風の動圧が直接継ぎ目に当たるので風漏れの量が多くなる。
さらに、操作手段77によって、試験室76の外部から上下昇降ダクト部72を昇降可能ではあるが、上述の通り、上下昇降ダクト部72の位置に合わせて支持部74の長さを調節する必要があり、結局、試験室76の内部における作業が必要となる。そのため、試験室76内が低温又は高温である場合には、安全性等を考慮して、試験室76内が常温となるまで支持部74の長さ調節の作業を行うことができず、作業効率の低下を招いてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業効率の向上及び風漏れの抑制を図ることができる風洞試験装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.気流発生手段と、
気流が流れる通風路を有する筒状の風洞試験装置用ダクトと、
前記風洞試験装置用ダクト及び風洞試験の対象となる供試体が配置される試験室とを備える風洞試験装置であって、
前記風洞試験装置用ダクトは、
一端部が前記気流発生手段に接続された固定ダクト部と、
前記固定ダクト部の他端部に自身の一端部が摺動自在に気密に接続され、上下方向に昇降可能な上下昇降ダクト部と、
前記上下昇降ダクト部の延びる方向と交差する方向に沿って伸縮可能であるととともに、前記上下昇降ダクト部の他端部に自身の一端部が接続され、前記上下昇降ダクト部の昇降に合わせて上下方向に移動可能な伸縮ダクト部と、
前記伸縮ダクト部と平行に延び前記伸縮ダクト部を複数点で支持する支持部とを有し、
前記上下昇降ダクト部を操作可能な操作手段が前記試験室の外部に設けられ、
前記支持部は、その一端部が前記上下昇降ダクト部に固定されており、前記上下昇降ダクト部の昇降に合わせて上下方向に移動するように構成されていることを特徴とする風洞試験装置。
上記手段1によれば、伸縮ダクト部が非接地状態で支持されることとなり、上下昇降ダクト部の昇降に合わせて支持部が上下方向に移動するため、支持部の高さ方向の長さ調節等の面倒で手間のかかる作業が不要となり、作業効率を高めることができる。また、従来のような支持部の長さ調節等が不要となることから、長さ調節の誤りによる伸縮ダクト部の変形(たわみや反り)が生じなくなり、変形に伴う伸縮ダクト部における風漏れを防止することができる。その結果、所望の風量をより確実に得ることができる。
さらに、操作手段によって、試験室の外部から上下昇降ダクト部を昇降させた際に、支持部も上下昇降ダクト部に合わせて上下動するため、支持部の高さ方向への調節に関する試験室の内部における作業が不要となる。そのため、試験室の内部が低温又は高温である場合であっても、試験室の外部から吹き出し口等の上下位置を簡易に調節することができ、作業効率を一層向上させることができる。また、支持部に関する作業のために試験室の内部に入る必要がなくなるため、安全性の向上を図ることができる。
手段2.前記伸縮ダクト部は、複数の筒状体が伸縮可能に嵌合されてなり、
前記支持部に取付けられ、前記支持部の延出方向に沿って移動可能な移動部と、
前記移動部及び前記筒状体を連結するとともに、前記筒状体を支持する連結支持部とを備え、
前記伸縮ダクト部の伸縮に追従して前記移動部が移動可能であることを特徴とする手段1に記載の風洞試験装置。
上記手段2によれば、比較的簡易な構造によって、伸縮ダクト部の伸縮を阻害することなく、支持部を上下昇降ダクト部の昇降に合わせて上下方向に移動させることができる。従って、装置の簡素化や製造等に係るコストの低減を図ることができる。
手段3.前記伸縮ダクト部の他端部には、気流の吹き出し口が設けられるとともに、
前記伸縮ダクト部は、複数の筒状体が伸縮可能に嵌合されてなり、
前記筒状体を、前記伸縮ダクト部を伸ばした状態にて他端側に隣接する前記筒状体の内周に配置されるように構成したことを特徴とする手段1又は2に記載の風洞試験装置。
図8に示すように、特に吹き出し口側(図8の左側)の伸縮ダクト部73を、供試体101に接近する側ほど筒状体75のサイズが小さくなるように構成し、供試体101に供給される風量の低減防止等を図ることが考えられる。しかしながら、この場合には、図9に示すように、隣接する筒状体75同士のオーバーラップする領域であって、外側に位置する筒状体75の内面と内側に位置する筒状体75の外面との間に位置する領域78が、風の流れ方向(図9中の矢印方向)の上流側に向けて開口するような状態となる。そのため、前記領域78へと風が入りやすくなってしまい、隣接する筒状体75間からの風の抜け、つまり、伸縮ダクト部73における風漏れが生じやすくなってしまうおそれがある。
この点、上記手段3によれば、筒状体は、伸縮ダクト部を伸ばした状態にて他端側(供試体側)に隣接する筒状体の内周に配置されるように構成されている。つまり、少なくとも風の吹き出し口側を担当する伸縮ダクト部は、供試体に接近する側ほど筒状体のサイズが大きくなるように構成されている。そのため、隣接する筒状体同士のオーバーラップする領域が、風の流れ方向下流側に向けて開口するような状態となる。従って、前記領域に風が入りにくくなり、隣接する筒状体間から風が抜けてしまうことをより確実に防止できる。その結果、伸縮ダクト部における風漏れの発生を一層抑制することができ、所望の風量を一層確実に得ることができる。
手段4.前記風洞試験装置用ダクトは、前記気流発生手段の給気口と還気口とにそれぞれ接続されて1本ずつ計2本、つまり、前記固定ダクト部、前記上下昇降ダクト部、及び前記伸縮ダクト部とも前記気流発生手段の給気口と前記気流発生手段の還気口とにそれぞれ1本ずつ備わり、片側の前記伸縮ダクト部の他端部は吹き出し口を、残り片側の前記伸縮ダクト部の他端部は吸い込み口を形成することを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の風洞試験装置。
上記手段4によれば、試験室内に供試体を設置し、吹き出し口及び吸い込み口を供試体に近づけて設置することで、試験室内にプッシュ―プル流れによる風洞が形成され、ほぼ循環型の風洞試験装置を形成できる。
手段5.前記伸縮ダクト部は、複数の筒状体が伸縮可能に嵌合されてなり、
前記伸縮ダクト部を伸縮させる際に使用者が掴むことのできる取っ手部を、前記供試体に近接する前記筒状体に備え、
前記取っ手部は木製であることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の風洞試験装置。
上記手段5によれば、取っ手部が木製であるため、取っ手部が過度に高温又は低温の状態で維持されてしまうことをより確実に抑制できる。その結果、伸縮ダクト部を伸縮させるときにおける安全性を一層高めることができる。また、試験後において、比較的早期に取っ手部を用いて伸縮ダクト部を伸縮させることができ、作業効率をより向上させることができる。さらに、これらの効果を非常に低廉に得ることができる。
手段6.前記伸縮ダクト部は、複数の筒状体が伸縮可能に嵌合されてなり、
前記伸縮ダクト部を伸縮させるにあたり、前記供試体に近接する前記筒状体を前記支持部に支持する点には滑車が設けられ、前記試験室外部から前記滑車の位置を前記支持部に沿って移動操作可能に構成したことを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の風洞試験装置。
上記手段6によれば、操作手段によって、試験室の外部から上下伸縮ダクト部を昇降させた際に、支持部も上下昇降ダクト部に合わせて上下動するため、伸縮ダクト部の供試体に面する筒状体は軽い力で移動可能なので、供試体の近傍の筒状体の支持点に(対応する)滑車を設け、当該滑車の位置を支持部に沿って試験室外部から移動操作可能とすることで(つまり、試験室外部から水平方向へ移動操作可能な滑車機構を設けることで)、支持部の水平方向への調節に関する試験室の内部における作業が不要となる。そのため、試験室の内部が低温または高温である場合であっても、試験室の外部から吹き出し口等の水平位置を簡易に調節することができ、作業効率を一層向上させることができる。
風洞試験装置の構成を示す一部破断平面図である。 風洞試験装置の構成を示す一部破断正面図である。 上下昇降ダクト部を上昇させた状態を示す一部破断正面図である。 伸縮ダクト部を縮めた状態を示す一部破断正面図である。 伸縮ダクト部を大きく縮めた状態を示す一部破断拡大正面図である。 伸縮ダクト部の断面図である。 別の実施形態における支持部等を示す一部破断正面図である。 従来技術における風洞試験装置の構成を示す一部破断正面図である。 従来技術における伸縮ダクト部の断面図である。 別の実施形態における滑車等を示す一部破断平面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に示すように、風洞試験装置1は、試験室2と、気流発生手段としての送風装置3と、当該送風装置3に接続された2つの風洞試験装置用ダクト4とを備えている。
試験室2は、四方を取り囲む側壁部21と、側壁部21の上方を塞ぐ天井部22とを備えている。また、側壁部21には、試験室2に対する作業員の出入りを可能とする出入り口部23と、当該出入り口部23を開閉可能な扉部24とが設けられており、扉部24により出入り口部23を閉鎖することによって、試験室2内が密閉されるようになっている。尚、出入り口部23及び扉部24は、試験室2の中央を挟んで前後にそれぞれ一対設けられている。また、試験室2の中央には、風洞試験の対象となる供試体101(例えば、エンジン、例えば、ドアミラー等の後写鏡、前照灯などの車両用部品など)が配置されるようになっている。さらに、試験室2の外部には、エンジンを供試体101とする場合に備えて、エンジンを動作させるためのダイナモ5が設けられている。前照灯等を供試体101とする場合は、電源供給ケーブルなどを外部から試験室2内部へ設置する場合もある。
送風装置3は、試験室2の外部上方に配置されており、図示しないファン、給気口及び還気口等により構成されている。そして、送風装置3の前記給気口から一方(吹き出し側)の風洞試験装置用ダクト4へと送風が行われることで、一方の風洞試験装置用ダクト4から供試体101に対する送風が行われるようになっている。また、供試体101へと吹き出された風は、他方(吸い込み側)の風洞試験装置用ダクト4を通って送風装置3の前記還気口へと戻るようになっている。つまり、送風装置3及び2本の風洞試験装置用ダクト4によって気体が循環するように構成されており、供試体101に対する連続的な送風が行われるようになっている。尚、後述のように、供試体101に対して一方(片側)の風洞試験装置用ダクト4がその近傍まで移動し、他方(残り片側)の風洞試験装置用ダクト4も前記一方の風洞試験装置用ダクト4に近づくので(図2参照)、供試体101の周囲にはダクトは存在しないものの強いプッシュ―プル流れが形成され、ほぼ連続した風洞とみることができ、気体が循環している状況となっている。
また、風洞試験装置1には、送風装置3と一体又は別体で、供試体101に向けて吹き出す風の温度を調節可能な温調装置(図示せず)が設けられており、当該温調装置によって、広範な温度条件下(例えば、−30℃〜120℃のどこかの設定温度)で風洞試験を行うことができるようになっている。
風洞試験装置用ダクト4は、内部に気流が流れる通風路を有する筒状をなしており、固定ダクト部41と、上下昇降ダクト部42と、伸縮ダクト部43と、支持機構44とを備えている。尚、本実施形態において、2つの風洞試験装置用ダクト4は、試験室2の中央を挟んでほぼ対称となるようにして設けられている。また、一方の風洞試験装置用ダクト4(図1等における左側の風洞試験装置用ダクト4)は、供試体101に向けて吹き出す風の通風路となるものであり、他方の風洞試験装置用ダクト4(図1等における右側の風洞試験装置用ダクト4)は、吸い込まれた風の通風路とものである。本実施形態において、両風洞試験装置用ダクト4はほぼ同一の構成となっている。
固定ダクト部41は、試験室2の上方においてL字状に屈曲するようにして設けられている。一方の固定ダクト部41の一端部は、送風装置3の前記給気口に接続されており、他方の固定ダクト部41の一端部は、送風装置3の前記還気口に接続されている。
上下昇降ダクト部42は、上下方向に沿って延びる筒状をなすとともに、自身の長手方向と直交する断面において矩形状とされている。また、上下昇降ダクト部42の上端部には、前記固定ダクト部41の他端部が挿通され、上下昇降ダクト部42の上端部が固定ダクト部41の他端部に対し摺動自在に気密に接続されている。
さらに、上下昇降ダクト部42は、所定の昇降装置6上に載置されている。そして、昇降装置6の作動に伴い、昇降装置6のうち上下昇降ダクト部42の載置された部位が上下動することで、図3に示すように、供試体101の配置高さに合わせて、上下昇降ダクト部42を上下方向に昇降させることができるようになっている。
尚、昇降装置6は、試験室2の外部に設けられた、操作手段としての操作ハンドル7によって、例えば、操作ハンドル7により回転されるボールねじによりジャッキ部のパンタが水平方向に伸縮することで機械的に動作するラフターである。そして、操作ハンドル7を操作することにより昇降装置6が上下動し、これにより、試験室2の外部から上下昇降ダクト部42を昇降させることができるようになっている。
伸縮ダクト部43は、その一端部が上下昇降ダクト部42に接続されており、上下昇降ダクト部42の昇降に合わせて上下方向に移動するように構成されている。また、伸縮ダクト部43は、四角筒状をなす複数の筒状体45が伸縮可能に嵌合されてなり、上下昇降ダクト部42の延びる方向と交差する方向(本実施形態では、水平方向)に沿って伸縮可能に構成されている。これにより、図4に示すように、供試体101のサイズ等に合わせて、伸縮ダクト部43の他端部の位置(つまり、気流の吹き出し口や吸い込み口の位置)を調節することができるようになっている。
また、本実施形態において、伸縮ダクト部43を伸長させた状態では、試験室2の出入り口部23から供試体101の配置位置までの作業者等の動線上に伸縮ダクト部43が存在するように構成されているが、図5に示すように、伸縮ダクト部43を大きく縮めることで、出入り口部23から供試体101の配置位置までの作業者等の動線上に伸縮ダクト部43が存在しないようにすることができる。そのため、出入り口部23を用いての供試体101の入れ替え等が容易に行えるようになっている。
加えて、伸縮ダクト部43の上面には、伸縮ダクト部43を伸縮させる際に作業者等が掴むことのできる取っ手部46が設けられている。本実施形態において、取っ手部46は木製であり、供試体101に近接する(供試体101の近傍に配置される)筒状体45に設けられている。ここで、試験室2における供試体101及び気流の吹き出し口や吸い込み口の設置については、各種供試体101を出入り口部23を用いて入れ替える際に、その前の試験終了後、試験室2内部を供試体101の入替えに支障のない常温に近い温度になるのを待ってから入替えを行う。供試体101の設置後、伸縮ダクト部43の他端部である気流の吹き出し口や吸い込み口を供試体101に近づけることとなるので、位置調整はここ(取っ手部46)でできることとなる。取っ手部46が木製なので、伸縮ダクト部43に残留熱があったとしても、優れた断熱材である木製の取っ手部46は容易に掴んで移動させることが可能である。
加えて、一方(図1等の左側)の風洞試験装置用ダクト4における伸縮ダクト部43の他端部は、気流の吹き出し口43Aを構成している(図1等参照)。また、他方(図1等の右側)の風洞試験装置用ダクト4における伸縮ダクト部43の他端部は、気流の吸い込み口43Bを構成している(図1参照)。そして、図6に示すように、少なくとも気流の吹き出し口43A側を担当する伸縮ダクト部43において(本実施形態では、吹き出し側及び吸い込み側の伸縮ダクト部43の双方において)、筒状体45は、伸縮ダクト部43を伸ばした状態にて他端側(供試体101側)に隣接する筒状体45の内周に配置されている。つまり、少なくとも気流の吹き出し口側を担当する伸縮ダクト部43は、供試体101に接近する側ほど筒状体45のサイズが大きくなるように構成されている。そのため、隣接する筒状体45同士のオーバーラップする領域であって、外側に位置する筒状体45の内面と内側に位置する筒状体45の外面との間に位置する領域40は、風の流れ方向(図6中の矢印方向)の下流側に向けて開口するような状態となっている。
図1及び図2に戻り、支持機構44は、伸縮ダクト部43の上方において伸縮ダクト部43と略平行に配置されており、伸縮ダクト部43を吊り下げて支持するものである。支持機構44は、それぞれ伸縮ダクト部43の伸縮方向に沿って延びるとともに、平行に並べて配設された2本のレール状の支持部47と、当該支持部47に取付けられるとともに、支持部47の延出方向に沿って移動可能な移動部としての滑車部48と、当該滑車部48及び前記筒状体45を連結するとともに、筒状体45を吊り下げて支持する連結支持部49とを備えている。そして、伸縮ダクト部43の伸縮時には、筒状体45の移動に従って滑車部48及び連結支持部49が支持部47に沿って移動するようになっている。
加えて、支持機構44の一端部(支持部47の一端部)は、上下昇降ダクト部42に固定されており、支持部47は、上下昇降ダクト部42の昇降に合わせて上下方向に移動するようになっている。これにより、支持部47及び伸縮ダクト部43は、上下昇降ダクト部42の昇降に合わせて上下動し、支持部47及び伸縮ダクト部43の上下方向に沿った相対位置は常に一定に保たれるようになっている。その結果、伸縮ダクト部43は、その伸縮状態がどのような状態であっても、常に支持部47によって非接地状態で支持されるようになっている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、伸縮ダクト部43が非接地状態で支持されることとなり、上下昇降ダクト部42の昇降に合わせて支持部47が上下方向に移動するため、支持部の高さ方向の長さ調節等の面倒で手間のかかる作業が不要となり、作業効率を高めることができる。また、従来のような支持部の長さ調節等が不要となることから、長さ調節の誤りによる伸縮ダクト部43の変形(たわみや反り)が生じなくなり、変形に伴う伸縮ダクト部43における風漏れを防止することができる。その結果、所望の風量をより確実に得ることができる。
さらに、操作ハンドル7によって試験室2の外部から上下昇降ダクト部42を昇降させた際に、支持部47も上下昇降ダクト部42に合わせて上下動するため、支持部の高さ方向への調節に関する試験室2の内部における作業が不要となる。そのため、試験室2の内部が低温又は高温である場合であっても、試験室2の外部から吹き出し口43A等の上下位置を簡易に調節することができ、作業効率を一層向上させることができる。また、支持部に関する作業のために試験室2の内部に入る必要がなくなるため、安全性の向上を図ることができる。
加えて、本実施形態によれば、比較的簡易な構造によって、伸縮ダクト部43の伸縮を阻害することなく、支持部47を上下昇降ダクト部42の昇降に合わせて上下方向に移動させることができる。従って、風洞試験装置1の簡素化や製造等に係るコストの低減を図ることができる。
さらに、少なくとも風の吹き出し口43A側を担当する伸縮ダクト部43は、供試体101に接近する側ほど筒状体45のサイズが大きくなるように構成されている。そのため、隣接する筒状体45同士のオーバーラップする領域40が、風の流れ方向下流側に向けて開口するような状態となる。従って、前記領域40に風が入りにくくなり、隣接する筒状体45間から風が抜けてしまうことをより確実に防止できる。その結果、伸縮ダクト部43における風漏れの発生を一層抑制することができ、所望の風量を一層確実に得ることができる。
加えて、本実施形態によれば、試験室2内に供試体101を設置し、吹き出し口43A及び吸い込み口43Bを供試体101に近づけて設置することで、試験室2内にプッシュ―プル流れによる風洞を形成することができ、その結果、ほぼ循環型の風洞試験装置1を形成することができる。
また、取っ手部46が木製であるため、取っ手部46が過度に高温又は低温の状態で維持されてしまうことをより確実に抑制できる。その結果、伸縮ダクト部43を伸縮させるときにおける安全性を一層高めることができる。また、試験後において、比較的早期に取っ手部46を用いて伸縮ダクト部43を伸縮させることができ、作業効率をより向上させることができる。さらに、これらの効果を非常に低廉に得ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、支持機構44は、伸縮ダクト部43をその上方から吊り下げて支持するように構成されているが、支持機構44の構成はこれに限定されるものではない。従って、例えば、図7に示すように、支持機構51が伸縮ダクト部43をその下方から支持するように構成してもよい。また、支持機構が伸縮ダクト部43を側方(例えば、両側)から支持するように構成してもよい。但し、供試体101の入れ替え時などを考慮すると、比較的上方に支持部を設けることが好ましい。そのため、支持部は、伸縮ダクト部43の上方に配置することが好ましい。
(b)伸縮ダクト部43を構成する筒状体45の数は特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
(c)上記実施形態では、吹き出し側及び吸い込み側の伸縮ダクト部43の双方において、供試体101に接近する側ほど筒状体45のサイズが大きくなるように構成されているが、必ずしもこのように構成する必要はない。従って、例えば、吹き出し側の伸縮ダクト部43においてのみ、供試体101に接近するほど筒状体45のサイズが大きくなるように構成し、吸い込み側の伸縮ダクト部43においては、供試体101に接近するほど筒状体45のサイズが小さくなるように構成してもよい。また、例えば、吹き出し側及び吸い込み側の伸縮ダクト部43の双方において、供試体101に接近するほど筒状体45のサイズが小さくなるように構成してもよい。
(d)上記実施形態では、吹き出し側の風洞試験装置用ダクト4と吸い込み側の風洞試験装置用ダクト4とが設けられているが、吹き出し側の風洞試験装置用ダクト4のみを設けることとしてもよい。つまり、風洞試験装置1に設けられる風洞試験装置用ダクト4は必ずしも複数である必要はなく、1つのみであってもよい。
(e)上記実施形態では、支持機構44は、それぞれ伸縮ダクト部43の伸縮方向に沿って延びるとともに、伸縮ダクト部43と平行に並び配設された支持部47と、当該支持部47に取付けられるとともに、支持部47の延出方向に沿って移動可能な移動部としての滑車部48と、当該滑車部48及び前記筒状体45を連結するとともに、筒状体45を吊り下げて支持する連結支持部49とを備えていて、他端部の筒状体45の取っ手部46を掴んで移動させると、従動して連結支持部49とその支持元となる滑車部48とが成り行きで移動している。これに対し、図10に示すように、滑車部48に同期して回転する滑車61を滑車部48と平行に設置して、その滑車61に試験室2の外部へ延長する紐状体62を掛けまわすことで、伸縮ダクト部43を伸縮させるにあたり、試験室2の外部から紐状体62を操作し、滑車61を回転させることで、供試体101に近接する筒状体45を支持する滑車部48の位置を、試験室2外部から支持部47の延出方向に沿って移動操作できる構成としても良い。これにより、試験室2外部から水平方向へ移動する滑車機構63(滑車61及び紐状体62からなる機構)で、支持部の水平方向への調節に関する試験室2の内部における作業が不要となる。そのため、試験室2の内部が低温または高温である場合であっても、試験室2の外部から吹き出し口43A等の水平位置を簡易に調節することができ、作業効率を一層向上させることができる。
1…風洞試験装置、2…試験室、3…送風装置(気流発生手段)、4…風洞試験装置用ダクト、41…固定ダクト部、42…上下昇降ダクト部、43…伸縮ダクト部、43A…吹き出し口、43B…吸い込み口、44…支持機構、45…筒状体、46…取っ手部、47…支持部、48…滑車部(移動部)、49…連結支持部、61…滑車、101…供試体。

Claims (6)

  1. 気流発生手段と、
    気流が流れる通風路を有する筒状の風洞試験装置用ダクトと、
    前記風洞試験装置用ダクト及び風洞試験の対象となる供試体が配置される試験室とを備える風洞試験装置であって、
    前記風洞試験装置用ダクトは、
    一端部が前記気流発生手段に接続された固定ダクト部と、
    前記固定ダクト部の他端部に自身の一端部が摺動自在に気密に接続され、上下方向に昇降可能な上下昇降ダクト部と、
    前記上下昇降ダクト部の延びる方向と交差する方向に沿って伸縮可能であるととともに、前記上下昇降ダクト部の他端部に自身の一端部が接続され、前記上下昇降ダクト部の昇降に合わせて上下方向に移動可能な伸縮ダクト部と、
    前記伸縮ダクト部と平行に延び前記伸縮ダクト部を複数点で支持する支持部とを有し、
    前記上下昇降ダクト部を操作可能な操作手段が前記試験室の外部に設けられ、
    前記支持部は、その一端部が前記上下昇降ダクト部に固定されており、前記上下昇降ダクト部の昇降に合わせて上下方向に移動するように構成されていることを特徴とする風洞試験装置。
  2. 前記伸縮ダクト部は、複数の筒状体が伸縮可能に嵌合されてなり、
    前記支持部に取付けられ、前記支持部の延出方向に沿って移動可能な移動部と、
    前記移動部及び前記筒状体を連結するとともに、前記筒状体を支持する連結支持部とを備え、
    前記伸縮ダクト部の伸縮に追従して前記移動部が移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の風洞試験装置。
  3. 前記伸縮ダクト部の他端部には、気流の吹き出し口が設けられるとともに、
    前記伸縮ダクト部は、複数の筒状体が伸縮可能に嵌合されてなり、
    前記筒状体を、前記伸縮ダクト部を伸ばした状態にて他端側に隣接する前記筒状体の内周に配置されるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の風洞試験装置。
  4. 前記風洞試験装置用ダクトは、前記気流発生手段の給気口と還気口とにそれぞれ接続されて1本ずつ計2本、つまり、前記固定ダクト部、前記上下昇降ダクト部、及び前記伸縮ダクト部とも前記気流発生手段の給気口と前記気流発生手段の還気口とにそれぞれ1本ずつ備わり、片側の前記伸縮ダクト部の他端部は吹き出し口を、残り片側の前記伸縮ダクト部の他端部は吸い込み口を形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の風洞試験装置。
  5. 前記伸縮ダクト部は、複数の筒状体が伸縮可能に嵌合されてなり、
    前記伸縮ダクト部を伸縮させる際に使用者が掴むことのできる取っ手部を、前記供試体に近接する前記筒状体に備え、
    前記取っ手部は木製であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の風洞試験装置。
  6. 前記伸縮ダクト部は、複数の筒状体が伸縮可能に嵌合されてなり、
    前記伸縮ダクト部を伸縮させるにあたり、前記供試体に近接する前記筒状体を前記支持部に支持する点には滑車が設けられ、前記試験室外部から前記滑車の位置を前記支持部に沿って移動操作可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の風洞試験装置。
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