JP6176725B2 - 貝の養殖装置 - Google Patents

貝の養殖装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6176725B2
JP6176725B2 JP2013269011A JP2013269011A JP6176725B2 JP 6176725 B2 JP6176725 B2 JP 6176725B2 JP 2013269011 A JP2013269011 A JP 2013269011A JP 2013269011 A JP2013269011 A JP 2013269011A JP 6176725 B2 JP6176725 B2 JP 6176725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
weight
bag
hanging
hanging tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013269011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015122989A (ja
Inventor
聖也 工藤
聖也 工藤
Original Assignee
株式会社東北総合研究社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東北総合研究社 filed Critical 株式会社東北総合研究社
Priority to JP2013269011A priority Critical patent/JP6176725B2/ja
Publication of JP2015122989A publication Critical patent/JP2015122989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6176725B2 publication Critical patent/JP6176725B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Description

本発明は、帆立貝等の貝をロープや籠に保持させ、ロープや籠を海中に垂下して貝類を養殖する貝の養殖装置に関する。
牡蠣、ホヤ貝、帆立貝等の貝の養殖として、ロープや籠に稚貝を保持させ、海中に投入して養殖を行う垂下式の養殖は従来から行われている。
貝類の垂下式養殖の一例として帆立貝の養殖を挙げる。
ロープに係止ピンを所定ピッチで直交するように刺し通し、係止ピンの端部に帆立貝の稚貝の耳片に穿設した耳吊り孔に刺し通し、稚貝を係止ピンに係止、保持し、吊り下げ、海中にロープを投入して垂らし、養殖する垂下式の養殖装置は従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
帆立貝の垂下式養殖に用いられる養殖装置の一例は、特許文献1の図1に示す如くである。
養殖装置は、海底に打ち込んだ2本のアンカーロープと、アンカーロープの上端部間に結束して掛け渡された横ロープ(幹綱)と、横ロープの長さ方向(横方向)に所定間隔で垂下(吊りさげ)された複数本の縦ロープとからなり、アンカーロープの各上端部には連結紐を介して海面に上半部が露出する露出浮体を連結し、横ロープには、長さ方向(横方向)に所定間隔で海中に所定深さで保持される複数の浮体を連結紐を介して連結する。
養殖装置の前記した縦ロープは、例えば、径が6〜8mmで、長さが10〜15mである。 この縦ロープに、両端部に係止部を形成した係止ピンを、例えば、100〜130mmピッチでロープの長さ方向に直交する方向に貫通・保持させ、係止ピンの両端部の係止部を、稚貝の耳片にドリル等で穿孔した耳吊り孔に刺通、貫通させて、稚貝を係止ピン両端部に係止、保持する。
実用新案登録第3178830号公報
以上において、垂下養殖装置は、アンカーロープが浮体やアンカー等でしっかり固定されているものではあるが、横ロープに繋げられ、帆立貝の稚貝を係止ピン等で保持して海中に垂下される縦ロープは、波浪や潮流等の影響から上下に振動したり、横に流されたりする。
特に波浪による縦ロープの上下振動により、帆立貝は殻の閉じる頻度が多くなり、帆立貝の摂餌活動に大きな影響を及ぼすものである。
この結果、帆立貝の活発な摂餌活動は抑制されることとなり、延いては帆立貝の成長に遅れを見せることとなる。
このことは、多段式に籠を連結、垂下し、籠内に稚貝を収容して養殖する吊り籠式においても事情は同様である。
つまりは、ロープを介して連結され、海中に垂下された籠が振動し、籠内に収容した貝相互が、この振動で籠内で動いて相互に接触し、摂餌活動が抑制され、生育に悪影響を及ぼす。
このことから、各縦ロープ(垂下ロープ)の下端部に200g〜1kg位の錘を取り付け、波浪等によるロープの振動を錘で可及的に抑制することが行われる。
錘の吊り下げで、波浪等に起因するロープの振動は抑制され、貝の殻の閉じる頻度は少なくなり、この結果、帆立貝の摂餌活動は促され、帆立貝の成長を促進、実現させることができる。
このことは、多段式に籠を連結、垂下し、籠内に稚貝を収容して養殖する吊り籠式養殖においても事情は同様であり、多段に連結、垂下された籠が波浪等で振動し、籠内に収容した貝相互が接触し、摂餌活動が抑制され、生育に悪影響を及ぼすので、最下段の籠に錘をロープ等を介して吊り下げることが行われる。
この錘付きロープによる養殖では、錘が無い場合に比較して収穫量の増大、養殖期間の短縮をもたらすが、水揚げ時に問題が発生する。
水揚げは、例えば、次のような段取りで実施される。
(1)幹綱(横ロープ)を船に係留する。
(2)幹綱から貝付きロープ(縦ロープ)を取り外す。
(3)貝付きロープの上部(この部分は幹綱への結束、少しでも波浪の影響を受けないようにするため上部2m前後は帆立貝を保持しないエリア)をロープから貝をしごき落とす装置(通称耳切と称される)を挟み込む。
(4)挟んだロープを巻き揚げ機にセットし、巻き揚げを開始する。
(5)貝付きロープは耳切部でしごき落とされ、直下に置かれてコンベヤ等に収容して水揚げした貝を移送し、収容コンテナに流し込む。
(6)最後にロープの下端部に取り付けられている錘を取り外す。
以上の反復で、数時間に数トンの貝の水揚げを実施する。
以上の水揚げ以外に、垂下式養殖においては、海中に投入後6ヶ月程度生育させると自重は2〜3倍となり、養殖貝には、貝以外にその殻外面に大量の雑物が付着し、付着した雑物と養殖貝類との間で餌が競合したりし、養殖貝類と雑物と間で餌の奪い合いとなり、結果的に養殖貝類の摂餌を阻害することとなる。
このため、垂下養殖開始後、略6ヶ月程度でロープを引き上げ、ロープに保持した貝殻の付着雑物を洗浄、除去する作業が実施される。
この洗浄、除去作業に際しロープの下端部に取り付けた錘が邪魔になり、錘を取り外す作業が必要となる。
本発明は、錘付きの垂下式養殖が収穫量増加をもたらし好ましいこと、一方、錘付き垂下式養殖によれば、錘の取り外し作業を必要とし、付着物洗浄、除去作業や水揚げ作業が面倒、煩雑となり、また時間がかかる等の理由で円滑、スピーディな付着物洗浄、除去作業や水揚げ作業等を阻害する虞があること、この相反する課題を共に合理的に解決し得る養殖装置を提供することを課題とする。
本発明者は、生分解性プラスチックが、微生物(バクテリア、細菌)等によって分解し、最終的には水と二酸化炭素に分解する性質を有すること等に着目して本発明をなしたものである。
従って、本発明の目的とする処は、所定期間(時間)垂下ロープの下端部に止まって錘として機能し、波浪、潮流に起因する垂下ロープの振動を可及的に抑制、防止し、貝類の摂餌活動を良好に行わせ得る貝類の垂下式養殖において、貝類の生育を促し、良好な生育を図り、貝類の収穫量の増加を期待し得るとともに、特に本発明は、垂下養殖の所定期間後に、錘をロープから自然に、自動的に脱落させ、錘の取り外し作業を無くし、円滑な、スピーディな殻の雑物除去作業や洗浄作業、貝類の生育後の水揚げ作業を可能とし、且つ自然環境にも優しい貝の養殖装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、海中にロープや籠を垂下し、ロープや籠に稚貝を保持させて養殖する貝の垂下養殖装置において、垂下養殖装置のロープ下端部や籠の下端部には錘体を吊下具で吊り下げ、吊下具を生分解性プラスチックで形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、錘体は砂及び/又は砂利であり、吊下具は袋であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2において、袋は生分解性の水溶性プラスチック製のシートやフィルムからなることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1において、錘体は自然石であり、吊下具は袋であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1において、錘体はコンクリート塊であり、吊下具は袋であることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1において、錘体は金属製であり、吊下具は袋であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項2〜5の何れか1項において、袋は不織布で形成したことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1において、吊下具は縦長の棒状体であり、該吊下具に金属製又はコンクリート塊の錘体を連結したことを特徴とする。
請求項9に係る発明は請求項8において、吊下具は途中にくびれ部を有することを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項6又は8において、錘体には回収用のロープが繋がれていることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項1において、吊下具はロープ状であり、吊下具に錘体を吊り下げたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、海中にロープや籠を垂下し、ロープや籠に稚貝を保持させて養殖する貝の垂下養殖装置において、垂下養殖装置のロープ下端部や籠の下端部には錘体を吊下具で吊り下げ、吊下具を生分解性プラスチックで形成した。
生分解性プラスチックとしては、例えば微生物系、化学合成系、天然物系、これらの複合系等があるが、例えば水溶性のポリビニルアルコール(PVA)のフィルム等からなる袋に砂等を収容等して、錘体を構成してロープに吊り下げる吊下具を形成したので、帆立貝等の貝類をロープに係止ピンを介して係止保持した垂下養殖において、時間の経過とともに吊下具は微生物等の作用で分解し、吊下具に吊り下げられて錘体はロープ下端部から脱落し、ロープの下端部は錘体を有しない自由な状態となる。
従って、垂下養殖における生育途上の貝の雑物除去や洗浄作業、生育後の水揚げ作業に際し、ロープ下端部の生分解性プラスチック製の吊下具が海中で分解して壊れ、この結果、錘体はロープ下端から自然に脱落除去され、無くなることから、ロープを円滑、迅速に巻き揚げることが可能となり、貝の雑物除去や洗浄作業、水揚げ作業を円滑、迅速に行うことができる。
また、錘体を吊り下げつつ、錘体の除去作業を必要としないので、垂下養殖において錘体を用いることによる利点、つまりは、ロープや籠の波浪や潮流による振動等に起因する貝の摂餌不良等の悪影響を抑制し、生育状態の良好な帆立貝等の貝の垂下養殖を実現しつつ錘体の除去作業を必要としない。
また本発明では、垂体の吊下具として生分解性プラスチックを用いたので、錘体脱落後においては、吊下具は海中の微生物等の作用で海中において水と二酸化炭素に分解し、自然環境の負荷となることが無く、環境保全の観点からも優れたものが得られる。
更に本発明では、分解に至る期間、即ち、錘体の吊下具がロープから外れる期間を目的に応じて可変とすることが可能であり、即ち、養殖期間のニーズに合わせた吊下具を得ることが可能である。
更に又本発明では、養殖期間のニーズにより、例えば3ヶ月で分解して錘体が脱落して欲しいのか、6ヶ月後なのか、10ヶ月後なのか、12ヶ月後なのか等、繊維の太さや布地の厚さ等の加減等によって分解する期間をコントロールすることが可能であり、貝類の種類やニーズに合わせて好ましい錘体脱落を選択することが可能である。
請求項2に係る発明では、錘体は砂及び/又は砂利であり、吊下具は袋とした。
錘体とした砂や砂利を用い、袋に砂や砂利を収容し、ロープの下端部に吊り下げて錘とするので、生分解性プラスチック製の吊下具の分解開始とともに砂や砂利は迅速に排出され、錘としての機能が喪失して消滅し、錘の消滅(脱落)は容易、且つ確実になされる。
又海中に消滅(脱落)する錘は砂や砂利として排出されるので、環境を傷めることがなく、環境に優しい。
請求項3に係る発明では、請求項2における袋を、生分解性の水溶性プラスチックのシートやフィルムとしたので、水溶性プラスチックのシートやフィルムの組成や厚さ等を設定することで3ヶ月、6ヶ月等時間や期間を任意に設定することが容易に可能である。
請求項4に係る発明では、錘体は自然石であり、吊下具は袋である。
錘体として自然石を用いるので、吊下具を形成する袋としては織布、不織布、網体を用いることができ、ロープの下端部への吊り下げがし易く、又袋の製作も容易であり、且つ袋を織布、不織布、網体とすることで厚さや糸径の設定で分解の時間的スケールの設定が容易なる。
また吊下具としての袋の分解開始とともに自然石は迅速に排出されて錘としての機能が喪失されて消滅し、錘の消滅(脱落)は容易、且つ確実になされるとともに、消滅(脱落)する錘は自然石として海中に排出されるので、海中に留まっていても環境を傷めることがなく、環境に優しい。
請求項5に係る発明では、錘体はコンクリート塊であり、吊下具は袋とした。
錘体としてコンクリート塊を用いるので、錘の重量は任意に、容易に必要とする重量に設定することができる。
又袋はコンクリート塊を包んで保持するだけのため、織布、不織布、網体等任意のものを用いることができ、ロープの下端部への吊り下げがし易く、又袋の製作も容易であり、且つ袋を織布、不織布、網体とすることで分解の時間的スケールの設定が容易となる。
また袋が分解開始とともにコンクリート塊は迅速に排出されて錘としての機能が喪失されて消滅し、錘の消滅(脱落)は容易、且つ確実になされるとともに、消滅(脱落)する錘はコンクリートの塊なので、排出後海中に止まっても環境を傷めることが少なく、環境に優しい。
請求項6に係る発明では、錘体は金属製であり、吊下具は袋とした。
錘体として金属、例えば鋼球等を用いるので、錘の重量は任意に、容易に必要とする重量に設定することができる。
又袋は鋼球等を包んで保持するだけのため、織布、不織布、網体等任意のものを用いることができ、ロープの下端部への吊り下げがし易く、又袋の製作も容易であり、且つ袋を織布、不織布、網体とすることで分解の時間的スケールの設定が容易になる。
また袋が分解開始とともに鋼球等は迅速に排出されて錘としての機能が喪失されて消滅し、錘の消滅(脱落)は容易、且つ確実になされる。
請求項7に係る発明では、請求項2〜5の何れかにおいて、袋を不織布で形成した。
特に砂や砂利を袋に収容するに際し内容物の保持が確実になされるとともに、織布袋や網袋等に比較し製作が容易である。
又不織布の厚さを設定することで、分解時間の設定が容易になされ、錘体の保持時間(期間)の設定、調節が任意に、容易に行える。
請求項8に係る発明では、吊下具は縦長の棒状体であり、吊下具に金属製又はコンクリート塊の錘体を連結した。
ロープの下端部に棒状の吊下具を取り付け、吊下具に錘体を連結するので、棒状の吊下具の分解に要する時間的な要素は、棒状体の外径等を設定することで調節可能となり、分解の時間的スケールの設定が容易になる。
請求項9に係る発明では、吊下具は途中にくびれ部を有する。
棒状吊下具はくびれ部を有するので、くびれ部の外径の調節で分解に要する時間的な要素の設定が任意となり、分解の時間的スケールの設定が容易になる。
また、くびれ部の上下の部分の外径は任意となるので、ロープへの取付部分や錘体の取付部分の設定が容易となる。
請求項10に係る発明では、錘体が金鋼球等の金属製とした場合、錘体は回収用のロープが繋がれているので、吊下具が分解後に鋼球等を海中に放置することは好ましくないが、水揚げ後や洗浄後に容易に鋼球等を回収することができる。
請求項11に係る発明では、吊下具はロープ状であり、ロープ状吊下具に錘体を吊り下げた。
不織布、織布、網体等の袋を製作することなく、ロープに錘体を吊り下げたロープ状吊下具を連結するだけで良く、製作容易で袋体等と異なり安価に提供することが可能であると共に、吊下具はロープ状なので撚糸の径等を設定することで吊下具の分解に要する時間(期間)の設定も容易であり、分解の時間的スケールの設定が容易になる。
貝の垂下養殖の一例としての帆立貝耳吊り養殖装置の一例を示す説明図である。 縦ロープに帆立貝を係止、保持した状態を示す説明図である。 袋に砂を収容し、錘体とした例の説明図で、袋に砂を収容する図であり、袋としては不織布を用いた例である。 袋に砂を収容後、袋を結束して錘体を形成し、ロープ下端部に錘体として吊り下げた状態を示す図である。 網袋に自然石、小石を収容し、錘体とした例の説明図で、網袋に自然石、小石を収容する図である。 石を収容後、網袋を結束して錘体を形成し、ロープ下端部に錘体として吊り下げた状態を示す図である。 網袋に鋼球を収容し、ロープ下端部にフックに吊り下げて錘体とした例の説明図である。 網体に自然石を収容し、ロープ下端部にフックに吊り下げて錘体とした例の説明図である。 吊下具を棒状体とし、金属製錘を吊下具に吊り下げた状態を示す図である。 (a)〜(c)は、図9の棒状吊下具が分解する過程を示す説明図である。 錘体としてコンクリート塊を用いた例を示す説明図である。 垂下養殖におけるロープの一部を生分解性プラスチックからなる吊り下げ部とし、錘体を吊り下げた例の説明図である。 図12の状態から吊り下げ部が分解して錘体がロープから外れる状態を説明する図である。 図12の変更実施例を示す図である。 多段籠(丸籠)による垂下養殖の例を説明する図である。 多段籠(丸籠)による垂下養殖装置の例を示す図である。 多段籠(角籠)による垂下養殖装置の例を示す図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、垂下養殖の一例として帆立貝の耳吊り養殖の養殖装置の概略を説明する図である。
養殖装置1は、海底9に打ち込んだ2本のアンカーロープ2,2と、アンカーロープ2,2の上端部間に結束して掛け渡された横ロープ3(幹綱)と、横ロープ3の長さ方向(横方向)に所定間隔で垂下(吊りさげ)された複数本の縦ロープ4…(…は複数を表す。以下同じ)とからなる。
2本のアンカーロープ2,2の各上端部には、連結紐5…を介して海面10に上半部が露出する露出浮体6…を連結し、横ロープが長い場合には、中間部にも連結紐5を解して露出浮体6を連結する。
横ロープ3には、長さ方向(横方向)に所定間隔で海中に所定深さで保持される複数の浮体8…を連結紐7…を介して連結する。
養殖装置の縦ロープ4…は、前記した通り、例えば、径が6〜8mmで、長さが10〜15mである。
縦ロープ4には、長さ方向(上下方向)に所定ピッチ、例えば100〜130mmピッチでロープの長さ方向に直交する方向に係止ピン11…を上下方向に離間して横断するように貫通保持させる。
各係止ピン11…の両端部の銛状係止部11a,11aに、帆立貝の稚貝12,12の耳片12a,12aを、穿孔した耳吊り孔を介して刺通、保持する。
このように、長さ方向(垂下されたロープの上下方向)に所定ピッチで多数の稚貝を係止、保持させた縦ロープ4…が複数本、横ロープ3に長さ方向(横方向)に所定ピッチで吊り下げ保持されている。
縦ロープ4…の下端部は、海底9に着底することなく、海底9から間隔を開けて浮遊している。
横ロープ3に上端部を連結し、多数の稚貝12…を所定ピッチで上下に係止、保持し、海中に垂下された各縦ロープ4…の下端部4aに、錘体20を吊り下げる。
錘体20は、縦ロープに吊り下げた状態では、海底9に着底しておらず、錘体20と海底9との間には十分の間隔が開けられている。
図3は、生分解性プラスチック製の吊下具21を袋とした例を示す。袋21に砂を収容し、錘体とした例の説明図で、吊下具21である袋に砂を収容する図であり、袋の素材は不織布としたものである。
図4は、袋21に砂を収容後、袋21を結束し錘体20を形成し、ロープ下端部4aに錘体として吊り下げた状態を示す図である。
錘体の吊下具21として袋を用いたが、袋は上記した通り生分解性プラスチックの素材で形成する。
生分解性プラスチックの素材としては、例えば、前記した通り、微生物系、化学合成系、天然物系、これらの複合系等がある。
生分解性プラスチックとしては、微生物系としては「バイオポリエステル」、「バクテリアセルロース」等、化学合成系としては「脂肪族ポリエステル」、「ポリビニルアルコール(PVA)」、「ポリアミノ酸」等、天然物系では「キサトン/セルロース」、「澱粉」等、複合系では上記のブレンドやラミネート等である。
実施例では、例えば、生分解性プラスチックの一例である水溶性プラスチック製、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)の不織布で吊下具である袋21を形成した。
具体的な実施例では、袋を生分解性の水溶性プラスチック製のフィルム、或いはシートで形成する。
水溶性プラスチック製のフィルム、シートで袋を形成し、内部に錘を収容して錘体を形成するが、袋内への収容物は砂であれば、先ず、砂の量を調整することで錘体の重量の調節が容易であること、次ぎに、砂なので、フィルム状、シート状、特に薄いフイルム状の袋の場合には、生地を傷めることが無いので好ましい。
フィルム状の袋では、図3、図4で後述するような巾着状の構造ではなく、袋の口部をファスナー状等の閉じ構造としても良い。
図示した実施例では、閉じ構造は、袋21の口部分21aには緊縛紐22を掛け廻して緊縛する巾着のような袋構造とした。
図3では砂23を投入し、袋21内に収容する。砂23は、例えば200g〜1kg程度とし、砂の収容量を増減、調節することで錘体20の重量の調整は極めて容易に行うことができる。
上記した砂に代えて砂利でも良く、又砂と砂利の混合物でも良い。
袋21への砂の収容後、巾着の要領で口部分21aを緊縛して閉め、閉じて長尺となった紐22をロープ4の下端部4aに設けた輪環部4bに結束して連結し、ロープ4の下端部に錘体20を吊り下げる。
この状態を図4で示した。
袋21に収容された砂23がロープ4の錘となり、波浪や潮流等によるロープの振動を錘体20で可及的に抑制することができ、帆立貝の摂餌活動を促し、帆立貝の成長を促進、実現させることができる。
以上の錘体20は、袋体21が生分解性の水溶性プラスチックの織布、不織布、シート或いはフィルムで形成されており、分解に至る期間、即ち、錘体の吊下具がロープから外れる期間を目的に応じて可変とすることが可能であり、養殖期間のニーズに合わせた吊下具を得ることが可能である。
具体的には、養殖期間のニーズにより、例えば3ヶ月で分解して錘体が脱落して欲しいのか、6ヶ月で分解して錘体が脱落して欲しいのか、10ヶ月で分解して錘体が脱落して欲しいのか、或いは、12ヶ月で分解して錘体が脱落して欲しいのか等の要望がある。
本発明では、例えば、繊維の太さや布地の厚さ等を加減することにより、分解期間をコントロールすることが可能である、
従って、貝類の種類やニーズに合わせて好ましい錘体の脱落期間を選択することが可能である。
尚、本実施例においては、吊下具21は水溶性プラスチックのシートやフィルム等の不織布で形成した袋体とした。
従って、上述したように、袋体の布地の厚さを加減することにより、袋体の分解に要する時間を任意に設定することが可能である。
垂下養殖の後、所定期間経過後、例えば6ヶ月程度で稚貝は2〜3倍程度の大きさになるが、この時点で錘体の必要性は少なくなり、錘体を外してもロープ全体の重量が大きくなり、ロープ自身の重量が錘体の機能を果たし、これにより波浪や潮流の影響が少なくなる。
ところで、錘体20を吊り下げる吊下具21は、生分解性プラスチック、例えば、図示した実施例では、生分解性の水溶性プラスチック、例えば、ポリビニルアルコールの不織布(フィルム)による袋としたので、時間の経過、例えば6ヶ月程度で微生物(バクテリア、細菌)等によって水と二酸化炭素に分解する。
この結果、吊下具である袋21は分解して崩壊し、収容されている錘を構成する砂は流出し、結果的に錘体は崩壊し、ロープ4の錘体としての機能を喪失することとなる。
袋21の崩壊で砂は海中に排出(流出)することとなるが、砂は自然物なので環境に対する負荷は無い。
また、吊下具である袋21は生分解性プラスチックなので、水と二酸化炭素等に分解し、従って、海中に残留したとしても環境に対する負荷とはならない。
以上のように吊下具21は、海中において経時的に分解してもロープ4の下端部4aに錘体として残留することが無く、ロープ下端部4aは自由となる。
従って、帆立貝の垂下養殖において、例えば6ヶ月程度で実施される殻の雑物の除去、洗浄時、或いは水揚げ時にロープを巻き上げるに際し、ロープの終端部の錘体は取り外され、除去されている状態なので、洗浄機や巻き揚げ機、耳切部によるしごき落とし(収穫作業)に影響することが無い。
以上のように錘体は、吊下具が経時的に自然に分解してロープから脱落するので、垂下養殖において錘体を用いた場合における貝殻の雑物除去のための洗浄作業時や水揚げ作業時に、ロープから錘体を取り外す作業が全く不要となる。
従って、錘体を用いて垂下養殖を実施し、生育の良好な、太った帆立貝の収穫を実現しつつ、貝殻に付着した雑物の除去、洗浄作業や水揚げ時の収穫作業の容易化、迅速化を図ることができるものである。
図5は、生分解性プラスチック製の吊下具として網袋31を用いたものである。網袋31内に自然石、小石を収容し、錘体30とした説明図であり、網袋31に自然石、小石を収容する図である。
又図6は、網袋31に自然石、小石を収容した後、図4と同様に網袋31の緊縛紐32を緊縛して口を閉じ、結束して錘体30を形成し、ロープ4の下端部4aに緊縛紐32を連結して錘体30として吊り下げた状態を示す図である。
吊下具31として本実施例では網製の袋体を用い、網目のメッシュ(目の大きさ)は実施例では小石をも用いた例なので、小さめとした。
吊下具である網袋31の口部分31aには緊縛紐32を掛け廻し、巾着のような袋構造としたことは前記した実施例と同様である。
図5では、大きめの自然石33と複数の小石34…とを網袋31に投入した例である。 ところで、自然石33は重量が不揃いであり、必要とする重量に足りない場合もある。そこで、小石34…を混ぜ、必要とする重量に調節する。
従って、錘体30の重量の調整は容易である。
網袋31への自然石33、小石34…の収容後、巾着の要領で口部分31aを閉め、閉じて長尺となった緊縛紐32をロープ4の下端部4aに設けた輪環部4bに結束して連結し、ロープ4の下端部に錘体30を吊り下げる。
この状態を図6で示した。
本実施例においては、吊下具31を網袋としたので、網袋を編成する糸の太さを適宜選択する等して加減することにより、網袋体の分解に要する時間(期間)を任意に設定することが可能である。
図7、図8は、生分解性プラスチック製の吊下具として網袋を用いた例である。
ロープ下端部に連結したフックに網体を介して鋼球を収容し、ロープ下端部にフックを介して吊り下げて錘体とした例の説明図であり(図7)、又網体に自然石を収容し、ロープ下端部にフックを介して吊り下げて錘体とした例の説明図(図8)である。
図7では、生分解プラスチック製の網袋41内に鋼球43を収容し、網袋41の口部を図示しないロープ下端部に連結したフック42に引っ掛けて吊り下げ、保持し、錘体40を形成したものである。
鋼球43は、網袋41が経時的に分解した後、海中から回収する必要がある。このため回収ロープ44を鋼球43に繋げ、鋼球からなる錘体40がロープから脱落後、回収するものである。
図8では、生分解プラスチック製の網袋41内に自然石45を収容し、網袋41の口部を図示しないロープ下端部に連結したフック42に引っ掛けて吊り下げ、保持し、錘体40を形成したものである。
網袋41内に収容した自然石45は、網袋41が経時的に分解した後、海中に排出されるが、自然石なので、海底に放置しても環境に影響を及ぼすことは無い。
図9は、生分解性プラスチック製の吊下具を棒状体とした実施例を示す。
吊下具は、上記した生分解性プラスチックで形成されており、吊下具51は棒状体で構成される。
吊下具51は円柱状で長さを有し、長さ方向の中間部に狭窄部52が形成されており、長さ方向が縦方向をなすように用いられる。
吊下具51の上端部にはロープ4の下端部4aの輪環部4bに係止するフック53を埋装し、下端部にはフック54を埋装し、台形、或いは円錐台形状の金属製錘55の上面に設けられたフック56を吊下具51下方に延ばされたフック54に係止し、錘体50を構成する。
金属製錘55の一部の側面には回収用ロープ58の係止環57を備える。
図10の(a)〜(c)は、上記した生分解プラスチック製の棒状吊下具51が分解する過程を示す説明図である。
棒状吊下具51は、上述したように時間の経過とともに海中で分解してゆくが、棒状吊下具51は、中間部に狭窄部52が形成されているので、図10の(a)の状態から分解は(b)のように狭窄部52の部分の進行は早く、終いには(c)で示した通り狭窄部52の部分が52a,52bのように破断され、金属製錘55はロープ4下端部4aから切り離されて脱落することとなる。
このように、棒状吊下具の中間部に狭窄部52を設けることでヒューズのように作用し、狭窄部52の長さや外径を設定することで、吊下具の分解による錘体の脱落時間(期間)を任意に設定することが可能である。
錘は金属製なので、事後、回収用ロープ58で回収する。
図11は、錘体としてコンクリート塊を用いた例を示す説明図であり、コンクリート塊で錘61を形成し、錘61にフック66を埋装し、前記した吊下具51の下方に垂下したフック54に係止したものである。コンクリート塊により錘体60を構成したもので、他の構成は、図9の実施例と同様である。
本実施例では、錘体60がコンクリート塊なので、海中に放置しておいても環境の負荷になることは無い。
図12は、垂下養殖におけるロープの一部を生分解性プラスチックからなる吊り下げ部とし、錘体を吊り下げた例の説明図である。
本実施例では、垂下養殖における係止ピンで稚貝を吊り下げ、保持する前記した縦ロープの下端部の一部に生分解性プラスチックからなるロープ状の吊下具(吊下部)71を形成したものである。
本実施例では、ロープ4の下端部4aに形成した輪環部4bの一部を生分解性プラスチックからなる吊り下げ部として吊下具71を構成したものである。
吊下具71は、ロープ4の下端部に輪環部4bを形成する際、輪環部4bの一部を生分解性プラスチックの糸を編み込んで形成し、特に、輪環部4bの下半部4cのU字状部分を生分解性プラスチックで編成された撚糸で構成し、U字状の吊下具(吊下部)71を形成する。
実施例では、ロープ4の輪環部4bの輪環内にシンブルと称される金属リング74を抱持させ、金属リング74に金属製の錘72の上面に突設したフック73を係止し、吊下具71で金属製の錘体70を保持したものである。
図13は、図12の状態から吊下具が分解し、錘体がロープから外れる状態を説明する図である。
上記した通り、ロープ4の下端部4aの輪環部4bの下半部4cに設けた生分解性プラスチック製の吊下具71(吊下部)は時間の経過で分解し、輪環部4bの下半部4cが崩壊、破断する。
これにより、金属製の錘72で形成される錘体70は、フック73、金属リング74がロープ下端部から外れ、脱落する。この状態を図13で示した。
錘体70はロープ75で回収する。
図14は、図12の実施例の変更実施例を示す図である。
本実施例は、ロープ4の下部4dと下端部4aとの間に、ロープの一部を構成するように生分解性プラスチックからなる継ぎ部分81を設けたものである。
この継ぎ部分81で、水中で時間の経過とともに分解する生分解性プラスチック製の吊下具を構成する。
実施例ではロープの一部をなすように一体的に生分解性プラスチックからなる継ぎ部分81を設けたが、継ぎ部分81をロープ4とは別体とし、ロープ4の下部4dと錘体を吊り下げる下端部4aとの間を連結するように構成しても良い。
本実施例においては、他の構成は図12の実施例と同様なので、同一部分には同一符号を付して説明は省略した。
ロープ4の下部の継ぎ部分81は、上記と同様に所定時間経過後に分解し、継ぎ部分81から下の部分が、錘体70、金属リング74とともに脱落する。
これにより、ロープ4は錘体70から開放される。
以上では、海中に垂下されたロープに係止ピンを介して帆立貝を耳吊り養殖する実施例を説明したが、その他の垂下養殖に本発明を実施することができる。
図15〜図17は、多段籠による貝類の垂下養殖を示し、図15は、丸籠による多段籠垂下養殖の例を説明する図であり、図16は、同垂下養殖装置の例を示す図である。
受け面91、周枠92を網状籠体で形成した丸籠93を上下に多段に積層して連結して多段籠94を構成する。多段籠94は、外周の適所を複数本の吊り下げロープ95…により保持されており、吊り下げロープ95…の上端部は絞られて結束され、図16に示すように横ロープ3に吊り具96等で連結して吊り下げ、複数個の多段籠体94は海中に垂下される。
横ロープ3は、図1と同様に複数箇所が浮体8…に連結紐7…を介して支持され、また、横ロープ3の適所を露出浮体6…に連結紐5を介して支持し、所定深度に横ロープ3を保持するものである。
以上の多段籠体94の最下位の下方に、吊り下げロープ95の下部95aを延ばし、下端部95bに前記した生分解性プラスチックで形成した吊下具97を介して錘体90を吊り下げ保持する。
吊下具97は、例えば上記したようにポリビニルアルコール(PVC)の不織布で形成した袋体とし、これに砂や砂利等を収容して錘体90を形成し、これに代え、吊下具や錘体は任意である。
多段籠体94の各籠93には帆立貝等の稚貝が載せられて収容され、海中で養殖され、生育するものであるが、錘体90の作用で、ロープ95、丸籠93の波浪、潮流等による振動は可及的に抑制され、振動に起因する貝相互間の接触等は可及的に防止され、摂餌が進行し、貝類の良好な生育を得ることができる。
所定期間経過後に吊下具97は分解し、錘体は脱落し、多段籠は錘体から開放される。
図17は、角籠による多段籠養殖の例を示す図である。
本実施例は、籠を角皿状の角籠とし、角籠193…を多段積層して多段籠体194を形成し、各角籠193…に前記と同様に稚貝を収容し、養殖する。
多段籠体194の吊り下げロープ195の下端部に前記と同様に生分解性プラスチックで形成した吊下具97を介して錘体90を吊り下げ保持した。
以上実施例では帆立貝の垂下養殖の例を説明したが、岩牡蠣の耳吊り養殖、ホヤ貝の垂下養殖等、各種貝類の垂下養殖に適用することができる。
本発明は、各種の貝類の垂下式養殖に利用することができる。
1…垂下養殖装置、 4…ロープ、 12…帆立貝の稚貝、 20,30,40,50,60,70,90…錘体、 21,31,41,51,71,81,97…生分解性プラスチック製の吊下具、 23…砂、 33,45…自然石、 43,55,72…金属製錘。

Claims (11)

  1. 海中にロープや籠を垂下し、ロープや籠に稚貝を保持させて養殖する貝の垂下養殖装置において、
    前記垂下養殖装置のロープ下端部や籠の下端部には錘体を吊下具で吊り下げ、
    前記吊下具を生分解性プラスチックで形成した、
    ことを特徴とする貝の垂下養殖装置。
  2. 前記錘体は砂及び/又は砂利であり、前記吊下具は袋であることを特徴とする請求項1記載の貝の垂下養殖装置。
  3. 前記袋は生分解性の水溶性プラスチック製のシートやフィルムからなることを特徴とする請求項2記載の貝類の垂下養殖装置。
  4. 前記錘体は自然石であり、前記吊下具は袋であることを特徴とする請求項1記載の貝の垂下養殖装置。
  5. 前記錘体はコンクリート塊であり、前記吊下具は袋であることを特徴とする請求項1記載の貝の垂下養殖装置。
  6. 前記錘体は金属製であり、前記吊下具は袋であることを特徴とする請求項1記載の貝の垂下養殖装置。
  7. 前記袋は不織布で形成したことを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の貝の垂下養殖装置。
  8. 前記吊下具は縦長の棒状体であり、該吊下具に金属製又はコンクリート塊の錘体を連結したことを特徴とする請求項1記載の貝の垂下養殖装置。
  9. 前記吊下具は途中にくびれ部を有することを特徴とする請求項8記載の貝の垂下養殖装置。
  10. 前記錘体には回収用のロープが繋がれていることを特徴とする請求項6又は8記載の貝の垂下養殖装置。
  11. 前記吊下具はロープ状であり、該吊下具に錘体を吊り下げたことを特徴とする請求項1記載の貝の垂下養殖装置。
JP2013269011A 2013-12-26 2013-12-26 貝の養殖装置 Expired - Fee Related JP6176725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269011A JP6176725B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 貝の養殖装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269011A JP6176725B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 貝の養殖装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015122989A JP2015122989A (ja) 2015-07-06
JP6176725B2 true JP6176725B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=53534190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013269011A Expired - Fee Related JP6176725B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 貝の養殖装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6176725B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9818584B2 (en) 2011-10-19 2017-11-14 Fei Company Internal split faraday shield for a plasma source

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106359213A (zh) * 2016-12-01 2017-02-01 烟台市水产研究所 一种海洋牧场扇贝亲体饲育装置及其构建方法
CN110791926A (zh) * 2018-08-02 2020-02-14 青岛海尔洗衣机有限公司 一种过滤装置及洗衣机

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01146850U (ja) * 1988-03-30 1989-10-11
JPH0379650U (ja) * 1989-12-05 1991-08-14
FR2719976B1 (fr) * 1994-05-18 1996-09-20 Coin Sableux Sa Ensemble formant plateau pour lanterne japonaise d'aquaculture.
JP3513495B2 (ja) * 2001-05-23 2004-03-31 中興化成工業株式会社 水産生物の育成装置及び育成方法
JP5358860B1 (ja) * 2013-03-19 2013-12-04 独立行政法人土木研究所 藻食性動物の餌料供給を兼用した海藻の生育方法および生育用基材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9818584B2 (en) 2011-10-19 2017-11-14 Fei Company Internal split faraday shield for a plasma source

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015122989A (ja) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105123565B (zh) 一种单体牡蛎外海深水养殖方法及装置
JP6176725B2 (ja) 貝の養殖装置
JP2012167097A (ja) 付着性海生動物の培養
JP2012157294A (ja) 埋在性二枚貝の養殖方法及びその養殖具
KR101278858B1 (ko) 외해 수중 침하식 밀폐형 가두리 양식장
JP2018014969A (ja) 水産物養殖用トレー及びそれを積層した水産物養殖用トレー積層体
CA2905179C (en) Loop-work rope for mussel culture
JP3157283U (ja) 魚介藻類育成用収容体
WO2008067612A1 (en) Spat collection and growing medium
KR101974404B1 (ko) 천연 해조장 조성 및 확대를 위한 해조류 이식방법
CN102132679B (zh) 土池网箱培育刺参苗的方法
CN204499098U (zh) 一种虾苗无损筛选装置
JP2017055719A (ja) ナマコの種苗放流方法
KR20120079877A (ko) 수산물 양식 케이지
CN205865608U (zh) 贻贝的附苗器
CN201821749U (zh) 一种深度可调的贝类抗风浪吊养装置
JP5302789B2 (ja) 海藻類の養殖方法
CN105724281B (zh) 一种组合式沙蚕养殖装置及其使用方法
JP3684442B2 (ja) アカガイ種苗の採苗器、アカガイ種苗生産方法、アカガイ養殖篭およびアカガイ養殖方法
JP4626921B2 (ja) 育成部材の取り扱い方法
JP3149422U (ja) 稚貝保育礁
JP3201075U (ja) 牡蠣類の掛止具
JP2020089315A (ja) 貝類の養殖方法およびこれに使用する観音開き式の養殖かご
JP2005087178A (ja) 連段養殖かご
CN105660553B (zh) 一种新型池塘拉网方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6176725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees