JP6175762B2 - ゴルフクラブ及びその特性調節方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブに係り、特にライ角、スライス角、プログレッション等の特性の調節を容易に行うことができるゴルフクラブに関する。また、本発明は、このゴルフクラブの特性調節方法に関する。
ゴルフクラブは、シャフトの先端部にヘッドが取り付けられたものである。シャフトの基端側にグリップが装着されている。
従来の一般的なゴルフクラブヘッドにあっては、ヘッドに直にホゼル穴が設けられており、シャフトは該ホゼル穴に挿入され、接着剤によって固着されている。なお、この接着剤は、一般にエポキシ系接着剤が用いられている。シャフト交換に際しては、ホゼル部分を加熱してエポキシ樹脂硬化物よりなる組織を壊すことにより、シャフトを引き抜くことができる。
このような従来の一般的なゴルフクラブヘッドでは、シャフトの交換に手間がかかる。また、ライ角、スライス角、プログレッション等の特性調節はできない。
特許文献1には、シャフトの交換が容易であると共に、ライ角やスライス角、プログレッション等の特性を調節することができるゴルフクラブと、その特性調節方法が記載されている。この特許文献1のゴルフクラブのヘッドは、シャフトの先端を取り付けるためのホゼル挿入穴を備えたゴルフクラブヘッドにおいて、該ホゼル挿入穴の入口部内周面に形成された雌螺子と、シャフトケース挿入穴を有し、該ホゼル挿入穴の奥部に着脱可能に装着されたホゼルと、シャフト挿入穴を有し、先端側が該シャフトケース挿入穴に着脱可能に装着されたシャフトケースと、該シャフトケースに外嵌した、軸心線方向移動不能なリングホルダと、該リングホルダに周方向に回転自在に外嵌した、軸心線方向移動不能な螺子部材とを備え、該螺子部材の外周面に設けられた雄螺子が前記雌螺子に螺合しているものである。
特許文献1のゴルフクラブにあっては、螺子部材をホゼル挿入穴入口部の雌螺子に着脱することによりシャフトケースを固定したりホゼル装着穴から抜き出すことができる。そこで、このホゼル及びリングホルダをライ角、スライス角又はプログレッションの異なる別のホゼル及びリングホルダに交換するか又はホゼルの周方向位相を変更し、このホゼルを介してシャフト付きシャフトケースを再びヘッド本体に装着する。
例えば、シャフトの軸心がホゼル挿入穴の軸心に対し斜め方向(例えば斜交方向)となるホゼル及びリングホルダに交換することにより、ヘッド本体に対するシャフトの取り付け方向が変更され、ライ角やスライス角が変更される。
従って、全く同一のシャフト及び同一のヘッド本体からなるゴルフクラブにおいて、ライ角又はスライス角のみを調節することができる。
また、シャフトケース挿入穴の軸心位置がホゼル挿入穴の軸心位置から平行移動状にずれているホゼル及びリングホルダに交換することにより、全く同一のシャフト及び同一のヘッド本体からなるゴルフクラブにおいて、プログレッションや、シャフトから重心までの距離(重心距離)を調節することができる。
さらに、特許文献1では、ホゼル及びリングホルダを交換せずにシャフトケース付きシャフトを交換してシャフト交換することもできる。即ち、シャフトケースとして全く同型のシャフトケースを用意しておき、このシャフトケースに別特性のシャフトを固着してシャフトケース・シャフト連結体としておき、このシャフトケース・シャフト連結体をそれまでのヘッドシャフトケース・シャフト連結体と交換して当該ヘッドのホゼルに取り付けることにより、シャフトのみが異なったゴルフクラブを得ることができる。
特許文献2には、上記の特許文献1のシャフトケースを、ソール側から差し込んだボルトによってホゼル部に固定するように構成したゴルフクラブが記載されている。このゴルフクラブにおいては、シャフト挿入穴の軸心がシャフトケースの軸心に対して傾いており、シャフトケースの向きを変えることにより、ライ角やスライス角を変更することができる。
特開2011−4801号公報 特開2012−165864号公報
上記特許文献1,2のゴルフクラブでは、シャフトケースの軸心に対しシャフト挿入穴の軸心が傾いているため、シャフトケースとして径が大きいものを用いており、シャフトケースの重量が大きいものとなっていた。本発明は、シャフトの交換が容易であると共に、ライ角やスライス角、プログレッション等の特性を調節することができ、しかも、特許文献1,2よりもシャフトケースの重量が小さいゴルフクラブと、その特性調節方法を提供することを目的とする。
本発明のゴルフクラブは、シャフトの先端にヘッドが取り付けられたゴルフクラブであって、シャフトケースのシャフト挿入穴に該シャフトの先端が挿入されて固着され、該ヘッドのホゼルカラムのシャフトケース挿入穴内に該シャフトケースが挿入され、該シャフトケースが該ホゼルカラムに着脱可能に固定されており、該シャフトケースは、周方向の向きを変更して固定可能となっており、該シャフト挿入穴の軸心が該シャフトケース挿入穴の軸心と非同軸状となっているゴルフクラブにおいて、該シャフトケースの外周面の一部が小径のくびれ部となっていることを特徴とするものである。
本発明の一態様では、シャフト挿入穴の軸心が前記シャフトケース挿入穴の軸心に対し斜めとなっており、前記くびれ部は、該シャフト挿入穴の軸心と同軸状となっている。
本発明の別の一態様では、シャフト挿入穴の軸心が、前記シャフトケース挿入穴の軸心から平行移動状に離隔しており、前記くびれ部は、該シャフト挿入穴の軸心と同軸状となっている。
本発明の一態様では、くびれ部に表示が設けられている。
本発明の一態様では、くびれ部の上側及び下側がそれぞれシャフトケース挿入穴と同軸状の真正円筒部となっており、該真正円筒部が前記シャフトケース挿入穴に嵌合している。
本発明の一態様では、該ホゼルカラム内に仕切板部が設けられ、内孔の内周面にスプラインが設けられたスプラインリングが該シャフトケースの先端部と該仕切板部との間に介在されており、該スプラインリングは該シャフトケースに溶接されており、該シャフトケースの先端に凸軸部が設けられ、該凸軸部の外周面にスプラインが設けられており、該凸軸部が該スプラインリングの該内孔に挿入され、該凸軸部のスプラインと該スプラインリングのスプラインとが係合しており、該仕切板部に設けられたボルト挿通孔に対し該ヘッドのソール側から差し込まれたボルトが該シャフトケースにねじ込まれ、これにより該シャフトケースが該ホゼルカラムに固定されている。
本発明の別の一態様では、ホゼルカラム内に仕切板部が設けられ、内孔の内周面に凹溝が設けられた溝付きリングが該シャフトケースの先端部と該仕切板部との間に介在されており、該溝付きリングは該シャフトケースに溶接されており、該シャフトケースの先端に角柱形状の凸軸部が設けられており、該凸軸部が該溝付きリングの該内孔に挿入され、該凸軸部の角柱の角縁と該溝付きリングの凹溝とが係合しており、該仕切板部に設けられたボルト挿通孔に対し該ヘッドのソール側から差し込まれたボルトが該シャフトケースにねじ込まれ、これにより該シャフトケースが該ホゼルカラムに固定されている。
本発明の一態様のゴルフクラブの特性調節方法は、シャフトケースの固定を解除した後、シャフトケースの周方向の向きを変更し、次いでシャフトケースを再度固定する。
本発明の別態様のゴルフクラブの特性調節方法は、上記本発明のゴルフクラブのシャフトを新たなシャフトに交換して特性を調節する方法であって、予め新たなシャフトを新たなシャフトケースに固着して新たなシャフトケース・シャフト連結体を作成しておき、ゴルフクラブに取り付けられているシャフトケース・シャフト連結体をヘッドから取り外し、このヘッドに新たなシャフトケース・シャフト連結体を取り付けることを特徴とするものである。
本発明のゴルフクラブでは、シャフトケースのシャフト挿入穴の軸心がホゼルカラムシャフトケース挿入穴の軸心と非同軸状となっているので、シャフトケースの向きを変更することにより、ヘッドのスライス角やプログレッションを変更することができる。
本発明では、シャフトケースの外周面の一部を小径のくびれ部としているので、その分だけシャフトケースの重量が小さいものとなっており、ヘッド重量もその分だけ小さくなる。
シャフト挿入穴の軸心がシャフトケース挿入穴の軸心に対し傾いているときや、シャフト挿入穴の軸心がホゼルカラムの軸心から平行移動状にずれている場合、シャフトケースのくびれ部をこのシャフト挿入穴と同軸の円筒状とすることにより、シャフト挿入穴周囲のシャフトケースの肉厚が一様となり、強度も一様となる。
シャフトケース外周面のうちくびれ部に表示を設けることにより、表示がホゼルカラムの内周面と擦れ合うことが防止され、表示の摩滅が防止される。
くびれ部の上下両側に真正円筒部を設け、この真正円筒部をシャフトケース挿入穴に嵌合させることにより、シャフトケースを堅固に固定することができる。
本発明のゴルフクラブにおいて、ホゼルカラム内に設けられた仕切板部とシャフトケース先端部との間にスプラインリングが介在されており、このスプラインリングがホゼルカラムに溶接され、このシャフトケースの先端部の凸軸部のスプラインとスプラインリングの内孔のスプラインとが係合している構成とした場合、スプラインによってシャフトケースの周方向の位置決めがなされる。
本発明のゴルフクラブにおいては、ホゼルカラム内に設けられた仕切板部とシャフトケース先端部との間に溝付きリングが介在されており、この溝付きリングがホゼルカラムに溶接され、このシャフトケースの先端部の角柱形状の凸軸部の角縁と溝付きリングの内孔の凹溝とが係合している構成とすることによっても、シャフトケースの周方向の位置決めがなされる。
本発明のゴルフクラブにあっては、シャフト挿入穴の軸心がホゼルカラムのシャフトケース挿入穴の軸心に対し斜め方向(例えば斜交方向)となっているシャフトケースを用いた場合には、シャフトケースの周方向位相を変更することにより、ヘッド本体に対するシャフトの取り付け方向が変更され、ライ角やスライス角が変更される。これにより、全く同一のシャフト及び同一のヘッド本体からなるゴルフクラブにおいて、ライ角又はスライス角のみを調節することができる。
また、シャフトケース挿入穴の軸心位置がホゼル挿入穴の軸心位置から平行移動状にずれた形状となっているシャフトケースを用いた場合には、シャフトケースの周方向位相を変更することにより、全く同一のシャフト及び同一のヘッド本体からなるゴルフクラブにおいて、プログレッションや、シャフトから重心までの距離(重心距離)を調節することができる。
本発明では、シャフトケースとして全く同型のシャフトケースを用意しておき、このシャフトケースに別特性のシャフトを固着してシャフトケース・シャフト連結体としておき、このシャフトケース・シャフト連結体をそれまでのヘッドのシャフトケース・シャフト連結体と交換して当該ヘッドのホゼルに取り付けることにより、シャフトが異なったゴルフクラブを得ることができる。
このように、本発明によれば、従来のように加熱によって接着剤の組織を壊してシャフトを取り外し、新たなシャフトを再度接着剤で取り付けるという面倒な手間及び時間を省くことができる。そのため、試打したばかりのゴルフクラブにおいてライ角やスライス角、プログレッション、重心距離を速やかに変えて直ちに試打することができる。また、試打したばかりのゴルフクラブのヘッドからシャフトケース・シャフト連結体を取り外し、このヘッドに異なるシャフト特性を有した別のシャフトケース・シャフト連結体を取り付けて直ちに試打を行うことができる。このようにして、ゴルフショップ等でゴルファーが適切なゴルフクラブを見出すことが極めて容易となる。また、ヘッドの固体差を考慮することなくシャフトの評価を行うことができる。
近年、ゴルファーが自分の技量にあったゴルフクラブを探すために、コンピュータや高速カメラなどを使って、自分にマッチしたゴルフクラブを探すシステムが開発されてきている。このようなシステムは、ヘッドスピードや打ち出し角度などを基に個々の市販クラブをベースに打ち比べて探すようにしたシステムである。
これに対し、本発明によれば、同一のシャフトとヘッドよりなるゴルフクラブにおいて、ライ角、スライス角、重心距離やプログレッションを変更し、打ち出されたボールの飛球特性(打ち出し角やスピン)の違いを容易に実感することができる。また、同じヘッドに対してシャフトのみを付け替えて、シャフトのみの違いを実感したりすることができる。また、その日のプレーヤーの調子に応じてシャフトを交換したり、シャフトは同一のまま、ライ角やスライス角、プログレッションを調整することもできる。
(a)図は実施の形態に係るヘッドの正面図、(b)図はヘッドのヒール側の側面図である。 図1のII−II線断面図である。 ゴルフクラブの分解斜視図である。 シャフトケースの構成の説明図であり、(a)図は斜視図、(b)図は正面図、(c)図は(d)図のC−C線断面図、(d)図は側面図である。 ゴルフクラブの組み立て方法を示す斜視図である。 ゴルフクラブヘッドの製造方法(スプラインリングの溶接方法)を示す斜視図である。 ゴルフクラブヘッドの製造方法(スプラインリングの溶接方法)を示す斜視図である。 実施の形態を示す断面図である。 実施の形態に用いられるホゼルカラムの構成図であり、(a)図は正面斜視図、(b)図は正面図、(c)図は(b)図のC−C線断面図、(d)図は(a)図のD矢視図、(e)図は背面図、(f)図は(a)図のF矢視図である。 ヘッドの製造方法を示す斜視図である。 別の実施の形態を示す断面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 別の実施の形態を示す斜視図である。 別の実施の形態に用いられるシャフトケースを示す斜視図である。 別の実施の形態に用いられるシャフトケースを示す斜視図である。 図14(a)のシャフトケースを用いたゴルフクラブの分解斜視図である。 溝付きリングの断面図である。 シャフトケースの凸軸部を示す斜視図である。 シャフトケースの凸軸部を示す斜視図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
図1〜10は第1の実施の形態に係るゴルフクラブを示している。なお、図9は、ホゼルカラムの内孔の傾きを明示するために、図1〜8のホゼルカラムよりも径/長さ比を大きくして図示している。
このゴルフクラブは、ヘッド1のホゼルカラム3にシャフト4を、シャフトケース5、スプラインリング8及びボルト7を介して取り付けたものである。
このヘッド1は中空のウッド型のものであり、フェース部1aと、クラウン部1bと、ソール部1cと、トウ部1dと、ヒール部1eと、バック部1fと、ホゼル部1gとを有する。
図2の通り、クラウン部1bのフェース部1a側かつヒール部1e側にホゼル部1gが設けられている。ホゼルカラム3は、このホゼル部1gに連なり、ソール部1cにまで延在している。このホゼルカラム3は、円筒形のパイプ状であり、その内孔の長手方向(軸心方向)の途中に、該軸心方向と垂直な仕切板部6が設けられている。この仕切板部6の上側にスプラインリング8が配置されている。また、この仕切板部6よりも上側にシャフトケース5が挿入されている。この仕切板部6に設けられたボルト挿通孔(開口)6aにボルト7が下から上へ挿通され、シャフトケース5の雌螺子穴5mにねじ込まれている。
図2〜6及び図9の通り、シャフトケース5は、ホゼルカラム3のシャフトケース挿入穴3hに挿入される略円筒形部材であり、上端側から下端側に向って、シャフト4の挿入用の穴5hが設けられている。シャフト4は、このシャフト挿入穴5hに挿入され、接着剤によってシャフトケース5に固着されている。このシャフト挿入穴5hの深さは10mm以上、例えば10〜50mm特に20〜40mm程度が好ましい。なお、図4(c)の通り、シャフト挿入穴5hの入口は大径部5h’となっており、また大径部5h’とシャフト挿入穴5hとの段差部の角縁は丸みをおびており、シャフト4をシャフト挿入穴5hに差し込み易くなっている。段差部の角縁に丸みをつける代りに、段差部をテーパー状としてもよい。
シャフトケース5の上端(後端)には外向き鍔状のフランジ部5bが設けられている。このフランジ部5bは、円環形状であるが、上方ほど小径となるテーパ形状となっていてもよく、また、これらに限定されない。
このシャフトケース5の下部(先端部)に凸軸部5aが突設されている。凸軸部5aの軸心はシャフトケース5の外周面の軸心と共通である。凸軸部5aの外周面にスプライン(軸心線と平行方向の凸条)が設けられている。なお、凸軸部5aの付け根部分に溝5eが周設されている。
凸軸部5aの先端面から軸心線方向に凹陥するように雌螺子穴5mが設けられている。
この実施の形態では、図8,9のように、シャフト挿入穴5hの軸心をホゼルカラム3のシャフトケース挿入穴3hの内周面の軸心に対し斜めとし、シャフト4の傾きを変更可能としている。具体的には、図9(c)のように、シャフトケース挿入穴3hの内周面の軸心線aとシャフト挿入穴5hの軸心線aとは角度θにて斜交している。通常の場合、この角度θは0.1〜5°特に0.25〜3°程度が好適である。
なお、軸心線同士は交差しなくてもよく、「ねじれ」の関係にあってもよい。即ち、両者の軸心線は交わることがなく、一方の軸心線が他方の軸心線の近傍を通り抜ける関係であってもよい。
図9(a)のように、シャフトケース5のフランジ部5bの外周面には、軸心線a,aを含む平面が該フランジ部5bの外周面と交わる位置であって、かつ、軸心線aを挟んで軸心線aと反対側の位置に、中立位置を意味するマーク「N」が付されている。また、このマーク「N」の下側(凸軸部5a側)に、中立位置を意味する単語よりなるマーク「NEUTRAL」が付されている。「N」及び「NEUTRAL」から90°左側には「R」、「RIGHT」が付されており、90°右側には「L」、「LEFT」が付されている。マーク「N」、「NEUTRAL」と180°反対側には「U」、「UPRIGHT」が付されている。NEUTRAL、RIGHT、LEFT及びUPRIGHTの各マークは、いずれもくびれ部5kに設けられており、シャフトケース5の長手方向に延在している。
シャフトケース5のフランジ部5bよりも下側かつ凸軸部5aよりも上側の主軸部においては、その上部と下部を除いて、外周面がシャフト挿入穴5hと同軸状の円筒面よりなる小径のくびれ部5kとなっている。このくびれ部5kにおけるシャフトケース5の直径は、該くびれ部5kの上側及び下側の真正円筒部5i,5jの直径よりも小さい。真正円筒部5i,5jの外周面は、ホゼルカラム3のシャフトケース挿入穴3hに摺動可能に嵌合するようにシャフトケース挿入穴3hと同軸状の円筒面である。真正円筒部5i,5jの直径は、シャフトケース挿入穴3hの直径よりもごくわずかに小さいものとなっている。
真正円筒部5iの軸心方向の最も短い部分における長さは1〜8mm程度であることが好ましい。真正円筒部5jの軸心方向の最も短い部分における長さは、5〜15mm程度であることが好ましい。
このように小径のくびれ部5kを設けたことにより、シャフトケース5の重量が小さいものとなり、またその分だけヘッド重量も小さくなる。なお、くびれ部5kの上下にそれぞれ真正円筒部5i,5jが設けられ、これらの外周面がシャフトケース挿入穴3hの内周面にほぼぴったりと接するため、シャフトケース5はホゼルカラム3に対しガタツキなしに堅固に固定される。
この実施の形態では、くびれ部5kにNEUTRAL、LEFT、RIGHT及びUPRIGHTの文字が設けられている。従って、シャフトケース5をホゼルカラム3のシャフトケース挿入穴3hに出し入れするときに、くびれ部5kのこれらの文字がシャフトケース挿入穴3hと擦れ合うことがなく、文字の摩滅が防止される。
図4の通り、スプラインリング8は外周形状が円筒形のリングである。スプラインリング8を軸心方向に貫く内孔の内周面にスプラインが設けられている。このスプラインリング8のスプラインに対しシャフトケース5の凸軸部5aのスプラインが係合する。なお、この実施の形態ではスプラインは8条設けられており、シャフトケース5の周方向の位相を45°ずつ変更できるようにしている。ただし、スプラインを4条とし、シャフトケース5の周方向の位相を90°ずつ変更できるようにしてもよい。また、スプラインの数を12条、16条又は20条などとしてもよい。
スプラインリング8は、ホゼルカラム3内に挿入され、該ホゼルカラム3に対し溶接されている。この溶接方法については後述する。
ゴルフクラブを組み立てるには、図5のように、シャフト4の先端にシャフトケース5を接着剤を用いて固着してシャフトケース・シャフト連結体としておく。好ましくは、この接着剤をシャフト4の先端部の外周面に塗着し、シャフトケース5のシャフト挿入穴5hの最奥部まで該シャフト4を差し込む。接着剤としてはエポキシ系接着剤などが好適である。
なお、図2のように、この実施の形態では雌螺子穴5mがシャフトケース5を貫通していない。この場合、シャフト4をシャフトケース5のシャフト挿入穴5hに差し込んだときに空気が該雌螺子穴5mを通って流出するように、雌螺子穴5mとシャフト挿入穴5hとを連通する空気抜き用の小孔を設けてもよい。
このシャフトケース・シャフト連結体の該シャフトケース5をホゼルカラム3に差し込み、シャフトケース5の凸軸部5aをスプラインリング8の内孔に差し込み、凸軸部5aのスプラインとスプラインリング8のスプラインとを係合させる。次いで、ボルト7をボルト挿通孔6aを通して雌螺子穴5mにねじ込む。
これにより、図1,2の通り、シャフトケース5がヘッド1に固定される。シャフトケース5とシャフト4とは接着剤によって強固に接着されているので、これにより、シャフト4とヘッド1とが一体となったゴルフクラブが完成する。シャフトケース5のスプラインとスプラインリング8のスプラインとが係合しているので、シャフト4及びシャフトケース5の周方向位相が正確に決まる。また、シャフト4及びシャフトケース5のトルク方向の固定剛性が高い。
図1,2では、シャフトケース5のマークN及びNEUTRALがトウ側を向いている。この状態が、このゴルフクラブの標準状態となっている。
これに対し、図8では、シャフトケースを図1,2の状態から平面視において時計回り方向に90°回転させており、マークL及びLEFTがトウ側を向いている。すなわち、図9(f)の面がトウ側を向いている。このため、図8では、シャフト4の軸心線がホゼルカラム3の軸心線に対してフェース側に傾いている。図8の状態からシャフトケース5を90°又は180°回すことにより、シャフト4の傾き方向を変えることができる。即ち、シャフト4をトウ側に傾けたり、バック側へ傾けたりすることができる。
このようにシャフト4の傾きの向きを変えることによりライ角及びスライス角を変えることができる。
ライ角に関して説明すれば、マークN及びNEUTRALをトウ側に向けることにより、シャフト4を最もヒール側に傾けた場合が最も小さく、最もフラットライである。マークU及びUPRIGHTをトウ側に向けた場合、すなわち図9(e)の面をトウ側に向けた場合が最もアップライである。
スライス角に関して説明すれば、図9(b)の面(N、NEUTRAL)をトウ側に向けた状態が標準状態である。マークL、LEFTをトウ側に向けることによりシャフト4を最もフェース側に傾けた図8ではフェース面が最も閉じたフックフェースとなっている。これと反対にマークR、RIGHTをトウ側に向けてシャフト4を最も後方へ傾けることにより、フェース面が最もオープンとなったスライスフェースとなる。
このように、図9のシャフトケース5を用いることにより、ヘッド1に対するシャフト4の傾き方向を変更することができ、ライ角及びスライス角を変えることができる。なお、上記説明では、シャフトケース5の向きを90°毎に変更しているが、45°毎に変更してもよい。このようにすれば、上記の各状態の中間状態とすることができる。例えば、「若干フックフェース」、「若干スライスフェース」、「若干アップライ」などのようにゴルフクラブのスペックを微調節することができる。
本発明では、ゴルフクラブのシャフト交換も容易に行うことができる。ゴルフクラブのシャフト交換を行うには、交換すべき新シャフトに、予め上記シャフトケース5と同型のシャフトケースを接着剤によって固着しておく。
既存のゴルフクラブのボルト7を外し、旧シャフト4を旧シャフトケース5共々ヘッド1から取り外す。次いで、シャフトケース付きの新シャフト(シャフトケース・シャフト連結体)をヘッド1に差し込み、ボルト7によって固定する。
このようにシャフトの取り付けや交換を極めて簡単かつ迅速に行うことができる。なお、従来では、シャフトの交換に際し既存のゴルフクラブのホゼル部分を加熱して接着剤硬化物の組織を壊し、シャフトを抜いた後、新シャフトを接着剤で固着するようにしていたため、数時間〜1日程度の時間がかかっていたが、上記実施の形態では、予め新シャフトにシャフトケース5を接着剤で取り付けておくことにより、シャフト交換を数分程度で行うことができる。従って、シャフトケース付きの各種スペックのシャフトを用意しておき、同一のヘッド1に順次に異なるシャフトを取り付けて試打する様な利用方式が実現可能となる。
図11のシャフトケース5Aは、シャフト挿入穴5hをシャフトケース5の軸心位置から偏心させたものである。シャフト挿入穴5hの軸心は、シャフトケース5の外周面の軸心と平行でかつそれから若干(例えば0.5〜4mm)離隔している。くびれ部5kは、このシャフト挿入穴5hと同軸状に設けられている。その他の構成はシャフトケース5と同一であり、同一符号は同一部分を示している。
このシャフトケース5Aを用いることにより、シャフトのプログレッションを調節することができる。例えば、図11に示すようにシャフト4を図2の場合よりも偏心距離分だけフェース側に近づけることができる。
この図11に示す状態から、ボルト7を外してシャフトケース5Aを一旦ホゼルカラム3から抜き出し、90°、180°又は270°回すことによりシャフト4の位置をヒール側、バック側又はトウ側に平行移動状に変更することができる。このようにシャフト4の位置を変更することにより、シャフト軸心からヘッド重心までの距離が変更される。また、シャフト4の位置をフェース側又はバック側とすることによりプログレッションが変更される。
上記スプラインリング、シャフトケース、ホゼルカラム、及びボルトは金属製とされることが好ましく、特にアルミ又はチタンもしくはそれらの合金よりなることが好ましい。シャフトケースとしては、アルミ合金で、アルマイト処理を施して、キズが付きにくい様に表面硬度を高くしたものを用いることができるが、これに限定されない。なお、アルマイト処理により黒色など濃色アルマイト皮膜を形成するときに、文字の部分にだけ皮膜を設けないことにより、前述の文字を形成することができる。
ホゼルカラムとしては、純チタンよりなり、切削加工により製作されたものを用いることができるが、これに限定されない。本発明の一例にあっては、ホゼルカラム3の上端の内径は約10.5mm、下端の内径は約8.5mm、ボルト7のネジ棒部の直径は約4〜5mmとされるが、これに限定されない。
ヘッドの材質は特に限定されないが、ウッド型ゴルフクラブヘッドの場合、例えばチタン合金やアルミ合金、ステンレス等とすることができる。フェース面に使用するチタン合金は、比重の低いチタン合金が好ましく、Ti−6Al−1Feまたは、Ti−6Al−2Fe、Ti−6Al−3Feのチタン合金が好ましい。これらのチタン合金の比重はおよそ4.4程度である。比重4.4のチタン合金としては、以下の様なものがある。
Ti−8Al−1V−1Mo(比重4.37)
Ti−7Al−2V(比重4.35)
Ti−7.5Al−2V(比重4.35)
Ti−8Al−1V(比重4.34)
Ti−8Al−2V(比重4.35)
Ti−8Al−1V−1Mo−0.15C(比重4.37)
Ti−6Al−1Fe(比重4.38)
なお、シャフト4に取り付けるグリップとして、断面が非真円形のものを用いることがある。例えば、グリップ外周面のうちアドレス状態で地面を指向する下側面をその他の面よりも膨出した形状とすることがある。このような場合、シャフトケース5,5Aの向きを変えたときに、グリップ膨出部が地面側とならないことがある。そこで、本発明では、断面真円形のグリップを用いるのが好ましい。
上記実施の形態ではゴルフクラブヘッドはウッド型であるが、それに近似したユーティリティ型のゴルフクラブヘッドにも本発明を適用することができる。
次に、このゴルフクラブヘッドの製造方法について説明する。
この製造方法では、図6,10のように、クラウン部とフェース部とが開放しているヘッド本体10を用いる。図10の通り、このヘッド本体10にホゼルカラム3を溶接により一体化する。ホゼルカラム3には、仕切板部6の上側に1個又は複数個の孔11が設けられている。孔11は、ホゼルカラム3の内周面から外周面にまで貫いている。この実施の形態では、孔11として、フェース部側を向く孔と、トウ側ないしバック側を向く孔11とが設けられている。
シャフトケース5の先端にスプラインリング8を装着し、シャフトケース5及びスプラインリング8のスプライン同士を係合させる。このスプラインリング8付きシャフトケース5をホゼルカラム3内に差し込み、図7のようにスプラインリング8を仕切板部6に当接させる。この状態で、孔11がスプラインリング8の外周面に対面する。
次いで、シャフトケース5のフランジ5bに設けられた「N」マークがトウ側を向くようにシャフトケース5の向き(周方向の位相)を調整する。この後、孔11を介して溶接作業を行い、ホゼルカラム3とスプラインリング8とを溶接する。この溶接には、TIG(ティグ)溶接機などを用い、ホゼルカラム3とスプラインリング8の両方を溶かし、溶接する方法などを採用することができるが、これに限定されない。図7の矢印Wはこの溶接時の電極等の接近方向を示している。
溶接終了後、シャフトケース5をホゼルカラム3から引き抜く。スプラインリング8は、ホゼルカラム3内に残置されたままとなる。
その後、図10のように、ヘッド本体10のクラウン部とフェース部にそれぞれ閉鎖プレートとしてクラウン部1bとフェース部1aを溶接し、次いでクラウン部1bの前縁とフェース部1aの上縁とを溶接する。次いで、バリ取り、塗装などの仕上処理を施す。これにより、ホゼルカラム3内の奥部にスプラインリング8が溶接されたゴルフクラブヘッド1が得られる。
なお、クラウン部1bとフェース部1aとが一連一体となったプレートをヘッド本体10に溶接してもよい。また、クラウンの一部又は全体をCFRPにて構成してもよい。
図6,7では、クラウン部とフェース部とに開放部を設けたヘッド本体10を用いているが、フェース部とソール部又はヒール側サイド部の一部とに開放部が設けられたヘッド本体を用いてもよい。孔11がフェース部側だけに設けられているときには、フェース部のみが開放部となっているヘッド本体を用いてもよい。ただし、孔11を周方向に間隔をあけて複数個設け、複数箇所で溶接を施すようにした方が、スプラインリング8の固定強度が高くなり、好ましい。
図6,7では、スプラインリング8をシャフトケース5に保持させているが、シャフトケース5と同形の先端部を有した治具を用いてもよい。この治具は、シャフトケース5よりも長い長さを有しており、マークNと同様の目印を有していることが好ましい。
上記実施の形態では凸軸部5aとスプラインリング8を用いているが、図13のシャフトケース5Bのように、凸軸部5aを省略し、真正円筒部5jにスプライン5sを設け、またホゼルカラム3の内周面に直接にスプライン3sを設けてもよい。
本発明では、スプライン以外の周方向位置決め機構を用いてもよい。この一例を図14に示す。図14(a)のシャフトケース5Cでは四角柱形又は三角柱形(図では四角柱形)の凸軸部50を採用している。図14(b)のシャフトケース5Dでは、円柱形の側周面に複数条(この図では3条)の突条51aを有した凸軸部51を採用している。この四角柱又は三角柱の角縁部や突条51aが嵌合するホゼル側の凹溝の数を角縁部や突条の数の2倍から3倍にしておくと、軽量化と共に、6角形や8角形の多角形に比べ、両辺の角度が小さくなり、しっかり嵌合できるので、好ましい。
図16は、図14(a)のシャフトケース5Cとホゼルカラム3及び溝付きリング(スプラインリング8の代替として用いられている。)8’との関係を示す分解斜視図、図17(a),(b)は溝付きリング8’の軸心線と直交方向の断面図であり、(a)図は凸軸部50の挿入前、(b)図は凸軸部50の挿入後を示している。
この溝付きリング8’では、内孔が12角形の凹多角形となっている。即ち、溝付きリング8’の内周面には、12条の凹溝8iが溝付きリング8’の軸心線と平行方向に延設されている。凹溝8iの溝底の角度は90°であり、図17(b)の通り、四角柱よりなる凸軸部50の4個の角縁が4個の凹溝8iに係合する。図17(b)から明らかな通り、凸軸部50は30°ずつ向きを変えて溝付きリング8’と係合可能である。
図17の溝付きリング8’では内孔が12角形の凹多角形となっているが、8角形の凹多角形とされてもよい。この場合には、凸軸部50は45°ずつ向きを変えて溝付きリングに係止される。
本発明では、四角柱形状の凸軸部を溝付きリングの凹溝8iに指し込み易くするために、凸軸部の先端にテーパを設けてもよい。その一例を図18,19に示す。図18のシャフトケース5C’の凸軸部50’にあっては、四角柱形状の凸軸部50’の4条の角縁の先端側を斜めにカットした形状のテーパ51が設けられている。図19のシャフトケース5C’’の凸軸部50’’にあっては、四角柱形状の凸軸部50’’先端面の全周縁部を斜めにカットした形状のテーパ52が設けられている。
本発明では、図15のシャフトケース5Eのように真正円筒部5j’の軸心方向の幅は全周にわたって同一であってもよい。
1 ヘッド
1a フェース部
1e ヒール部
3 ホゼルカラム
3s スプライン
4 シャフト
5,5A〜5E シャフトケース
5a,50,50’,50’’,51 凸軸部
5h シャフト挿入穴
5i,5j,5j’ 真正円筒部
5k くびれ部
5m 雌ねじ穴
5s スプライン
6 仕切板部
6a ボルト挿入孔
7 ボルト
8 スプラインリング
8’ 溝付きリング
8i 凹溝
10 ヘッド本体
11 孔

Claims (10)

  1. シャフトの先端にヘッドが取り付けられたゴルフクラブであって、
    シャフトケースのシャフト挿入穴に該シャフトの先端が挿入されて固着され、
    該ヘッドのホゼルカラムのシャフトケース挿入穴内に該シャフトケースが挿入され、該シャフトケースが該ホゼルカラムに着脱可能に固定されており、該シャフトケースは、周方向の向きを変更して固定可能となっており、
    該シャフト挿入穴の軸心が該シャフトケース挿入穴の軸心と非同軸状となっているゴルフクラブにおいて、
    該シャフトケースの外周面の一部が小径のくびれ部となっており、
    該くびれ部の上側に隣接して、該シャフトケース挿入穴と同軸状の上側の真正円筒部が設けられており、
    該くびれ部の下側に隣接して、該シャフトケース挿入穴と同軸状の下側の真正円筒部が設けられており、
    該上側の真正円筒部及び下側の真正円筒部が、該シャフトケース挿入穴に嵌合しており、
    該下側の真正円筒部から凸軸部が突設されており、
    該上側の真正円筒部に隣接して、該シャフト挿入穴の入口が形成されるフランジ部が設けられており、
    該フランジ部は、該ホゼルカラムの上端よりも上側に配置されており、
    該フランジ部は、円環形状又は上方ほど小径となるテーパ形状で形成されており、
    前記ホゼルカラム内に仕切板部が設けられ、
    内孔の内周面にスプラインが設けられたスプラインリングが該シャフトケースの先端部と該仕切板部との間に介在されており、
    該シャフトケースの前記凸軸部の外周面にスプラインが設けられており、
    前記凸軸部が該スプラインリングの該内孔に挿入され、前記凸軸部のスプラインと該スプラインリングのスプラインとが係合しており、
    前記下側の真正円筒部と凸軸部とは、
    直接隣接するか、又は、
    面取り部を介して隣接しているか、又は、
    溝を介して隣接している
    ことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 請求項1のゴルフクラブにおいて、前記シャフト挿入穴の軸心が前記シャフトケース挿入穴の軸心に対し斜めとなっており、
    前記くびれ部は、該シャフト挿入穴の軸心と同軸状となっていることを特徴とするゴルフクラブ。
  3. 請求項1のゴルフクラブにおいて、前記シャフト挿入穴の軸心が、前記シャフトケース挿入穴の軸心から平行移動状に離隔しており、
    前記くびれ部は、該シャフト挿入穴の軸心と同軸状となっていることを特徴とするゴルフクラブ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項のゴルフクラブにおいて、前記シャフトケースの外周面のくびれ部に表示が設けられていることを特徴とするゴルフクラブ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項のゴルフクラブにおいて、
    前記スプラインリングは前記ホゼルカラムに溶接されており、
    前記仕切板部に設けられたボルト挿通孔に対し前記ヘッドのソール側から差し込まれたボルトが前記シャフトケースにねじ込まれ、これにより該シャフトケースが該ホゼルカラムに固定されていることを特徴とするゴルフクラブ。
  6. シャフトの先端にヘッドが取り付けられたゴルフクラブであって、
    シャフトケースのシャフト挿入穴に該シャフトの先端が挿入されて固着され、
    該ヘッドのホゼルカラムのシャフトケース挿入穴内に該シャフトケースが挿入され、該シャフトケースが該ホゼルカラムに着脱可能に固定されており、該シャフトケースは、周方向の向きを変更して固定可能となっており、
    該シャフト挿入穴の軸心が該シャフトケース挿入穴の軸心と非同軸状となっているゴルフクラブにおいて、
    該シャフトケースの外周面の一部が小径のくびれ部となっており、
    該くびれ部の上側に隣接して、該シャフトケース挿入穴と同軸状の上側の真正円筒部が設けられており、
    該くびれ部の下側に隣接して、該シャフトケース挿入穴と同軸状の下側の真正円筒部が設けられており、
    該上側の真正円筒部及び下側の真正円筒部が、該シャフトケース挿入穴に嵌合しており、
    該下側の真正円筒部から凸軸部が突設されており、
    該上側の真正円筒部に隣接して、該シャフト挿入穴の入口が形成されるフランジ部が設けられており、
    該フランジ部は、該ホゼルカラムの上端よりも上側に配置されており、
    該フランジ部は、円環形状又は上方ほど小径となるテーパ形状で形成されており、
    該ホゼルカラム内に仕切板部が設けられ、
    内孔の内周面に凹溝が設けられた溝付きリングが該シャフトケースの先端部と該仕切板部との間に介在されており、
    該シャフトケースの先端に角柱形状の前記凸軸部が設けられており、
    前記凸軸部が該溝付きリングの該内孔に挿入され、前記凸軸部の角柱の角縁と該溝付きリングの凹溝とが係合しており、
    前記下側の真正円筒部と凸軸部とは、
    直接隣接するか、又は、
    面取り部を介して隣接しているか、又は、
    溝を介して隣接している
    ことを特徴とするゴルフクラブ。
  7. 請求項6のゴルフクラブにおいて、
    前記溝付きリングは前記ホゼルカラムに溶接されており、
    前記仕切板部に設けられたボルト挿通孔に対し前記ヘッドのソール側から差し込まれたボルトが前記シャフトケースにねじ込まれ、これにより該シャフトケースが該ホゼルカラムに固定されていることを特徴とするゴルフクラブ。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項のゴルフクラブにおいて、
    前記フランジ部と上側の真正円筒部とは、
    直接隣接するか、又は、
    面取り部を介して隣接している
    ことを特徴とするゴルフクラブ。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のゴルフクラブの特性を調節する方法であって、
    前記シャフトケースの固定を解除した後、シャフトケースの周方向の向きを変更し、次いでシャフトケースを再度固定することを特徴とするゴルフクラブの特性調節方法。
  10. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のゴルフクラブのシャフトを新たなシャフトに交換して特性を調節する方法であって、
    予め新たなシャフトを新たなシャフトケースに固着して新たなシャフトケース・シャフト連結体を作成しておき、
    ゴルフクラブに取り付けられているシャフトケース・シャフト連結体をヘッドから取り外し、このヘッドに新たなシャフトケース・シャフト連結体を取り付けることを特徴とするゴルフクラブの特性調節方法。
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