JP6175728B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
近年、地球環境問題への関心の高まりとともに、自然エネルギを利用した新エネルギ技術が注目されている。自然エネルギを利用した新エネルギ技術としては、たとえば、太陽電池と、蓄電池システムと、太陽電池や蓄電池システムからの直流電力と商用交流電源からの交流電力とを電力変換装置により相互に変換して利用するものがある。
この種の電力変換装置としては、筐体内に電力変換ユニットが収容され、接続機器と通信する通信部により電力変換ユニットの電力変換部を制御するものが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
特開2013−110879号公報
ところで、通信部を備える電力変換装置は、電力用配線に加えて、通信用配線が接続される。外部からの通信線により電力変換器の駆動を制御する場合、外部からの通信用配線と電力変換用の電力線とが混在するので、通信用配線に電力用配線からのノイズが混入し通信の信頼性が低下する可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信の信頼性を向上させることが可能な電力変換装置を提供することにある。
本発明の電力変換装置は、発電機器と蓄電池ユニットの少なくとも一方と系統電源との間で電力変換を行う電力変換器と、信号を伝送する通信部と、当該電力変換器および上記通信部を収容する筐体とを備え、上記発電機器と上記蓄電池ユニットの少なくとも一方と上記系統電源との間の電力用配線を接続する上記電気変換器の複数の電力用接続部と、信号を伝送する通信用配線を接続する上記通信部の通信用接続部とを、上記筐体の対向する両端側に離して備えていることを特徴とする。
この電力変換装置において、上記筐体は、上記電力変換器を収容する本体部と、当該本体部を載せ置くベース部とを備えており、上記通信用接続部は、上記本体部において上記ベース部側に配置していることが好ましい。
この電力変換装置において、上記本体部は、上記ベース部からの上記電力用配線を引き込む電力用配線孔と、上記ベース部からの上記通信用配線を引き込む通信用配線孔とを、上記本体部の底板の両端側に離して備えていることが好ましい。
この電力変換装置において、上記筐体は、上記電力変換器を収容する本体部と、当該本体部を載せ置くベース部とを備え、上記ベース部は、背板に固定される取付器具に取り付けられた内器を収容しており、上記内器と上記ベース部の上記背板との間に形成される空間を上記電力用配線または上記通信用配線の配線スペースに用いていることが好ましい。
この電力変換装置において、上記通信用接続部は、上記電力用接続部よりも下側に配置されており、上記電力変換器は、当該通信用接続部の浸水による異常が起きれば、動作を停止することが好ましい。
この電力変換装置において、上記通信部は、上記信号の伝送を行う通信回路部を有する回路基板と、当該回路基板を覆う絶縁カバー部とを備えており、上記絶縁カバー部は、上記回路基板と上記電力変換器の電気回路とを電気的に絶縁し、導電性の螺子により上記絶縁カバー部を上記筐体に固定することで上記回路基板のアース端子と上記筐体とをグランド接続していることが好ましい。
この電力変換装置において、上記筐体は、当該筐体の側端部において上側から下側に渡って上記電力用配線を配置可能な配線エリアを設けており、上記電力用接続部は、上記配線エリア内に、上記発電機器と接続する第1接続端子と、上記蓄電池ユニットと接続する第2接続端子と、上記系統電源側と接続可能な第3接続端子とを備え、上記第1接続端子を最上部に配置していることが好ましい。
本発明の電力変換装置は、電力用接続部と通信用接続部とを筐体の対向する両端部に離して備えているため、通信用配線を通して伝送される信号に電力用配線からのノイズが混入されることを抑制し、通信の信頼性を向上させることが可能となる。
実施形態の電力変換装置の要部を示す正面図である。 実施形態の電力変換装置を示す正面図である。 実施形態の電力変換装置の要部を示す底面図である。 実施形態の電力変換装置における別の要部を示す斜視図である。 実施形態の電力変換装置における他の要部を示す平面図である。 実施形態の電力変換装置のさらに別の要部を示す平面図である。
本実施形態の電力変換装置10を図1および図2に基づいて説明する。なお、図中において同じ部材に対しては、同じ番号を付している。電力変換装置10は、図2に示す矩形平板状の本体パネル22および矩形平板状のベースパネル32それぞれを外した内部構造を図1で示している。図中では、図1における上下左右を上下左右方向と規定している。
本実施形態の電力変換装置10は、図示していない太陽電池などの発電機器と蓄電池ユニットの少なくとも一方と商用交流電源などの系統電源との間で電力変換を行う電力変換器4を備えている。電力変換装置10は、信号を伝送する通信部7を備えている。電力変換装置10は、電力変換器4および通信部7を収容する筐体1を備えている。電力変換器4は、発電機器と蓄電池ユニットの少なくとも一方と系統電源との間の電力用配線4aを接続する複数の電力用接続部4bを備えている。通信部7は、信号を伝送する通信用配線7aを接続する通信用接続部7bを備えている。電力変換装置10は、複数の電力用接続部4bと、通信用接続部7bとを、筐体1の対向する両端側に離している。
これにより、本実施形態の電力変換装置10は、通信用配線7aを通して伝送される信号に、電力用配線4aからノイズが混入されることを抑制することで、通信の信頼性を高めることが可能となる。
以下では、電力変換装置10の構成について、より具体的に説明する。
本実施形態の電力変換装置10は、たとえば、太陽電池や蓄電池ユニットなどの直流電源設備が出力する直流電力を交流電力に変換して、屋内の負荷機器に電力を供給することが可能なものである。電力変換装置10は、屋外に設置することができる。直流電源設備は、太陽電池や蓄電池ユニットだけに限られず、風力発電設備、燃料電池システムなど適宜のものを用いてもよい。負荷機器は、たとえば、照明器具や各種の電子機器や電気機器など種々のものが挙げられる。太陽電池や蓄電池ユニットなどの直流電源設備からの電力は、系統電源から負荷機器が受電可能な場合に系統に連系し、系統電源が停電している場合に電力変換装置10を介して負荷機器に出力することができる。電力変換装置10では、太陽電池の電力を蓄電池ユニットの充電に用いることも可能である。また、電力変換器4は、太陽電池の発電電力を系統電源に逆潮流させる機能を有していてもよい。
本実施形態の電力変換装置10は、本体部2と、ベース部3とを備えている。本体部2は、ベース部3に載せて設置している。本体部2は、正面に第1開口23aを有する有底角筒状の第1筐体部21と、第1開口23aを塞ぐ矩形平板状の本体パネル22とで構成している。本体部2は、矩形状の本体パネル22の四隅に設けた第1螺子21a1を第1筐体部21の第1開口23a周りに設けた第1螺子孔21a2に螺子止めすることで、本体パネル22を第1筐体部21に固定して箱状に構成することができる。
ベース部3は、正面に第2開口33aを有する有底角筒状の第2筐体部31と、第2開口33aを塞ぐベースパネル32とを備えている。ベース部3は、矩形平板状のベースパネル32の上側に設けた第2螺子32a1を第2筐体部31の第2開口33aの上側に設けた第2螺子孔32a2に螺子止めすることで、ベースパネル32を第2筐体部31に固定することができる。
第1筐体部21は、矩形状の第1背板211と、第1背板211の各端から突出した矩形状の側板とを有している。第1筐体部21は、第1背板211の上端から矩形状の上板212が突出している。第1筐体部21は、第1背板211の下端から矩形状の底板213が突出している(図3を参照)。第1筐体部21は、第1背板211の左端から矩形状の第1側板214が突出している。第1筐体部21は、第1背板211の右端から矩形状の第2側板215が突出している。第1筐体部21は、上板212と底板213と第1側板214と第2側板215とで囲まれた第1背板211と対向する面側が第1開口23aを形成している。第1筐体部21は、第1筐体部21の内部に、電力変換器4を収納している。第1筐体部21は、第1背板211に電力変換器4を固定している。電力変換器4は、第1背板211に図示していない螺子で固定することができる。
また、第1筐体部21は、上板212と底板213と第1側板214と第2側板215それぞれには、第1開口23aを狭めるように第1背板211と平行な前壁216を備えている。さらに、第1筐体部21は、上板212と底板213と第1側板214と第2側板215それぞれに設けられた前壁216から前方に突出する突出板24を備えている。第1筐体部21は、第1鍔部25から上方向に突出した突出部の上端が、本体パネル22に接触することで、第1筐体部21に対する本体パネル22の位置決めをすることができる。本体パネル22は、第1筐体部21の第1鍔部25に形成された第1螺子孔21a2と対向する位置に孔が形成されており、孔を介して第1螺子21a1が第1螺子孔21a2に取り付けられることで、本体パネル22が第1筐体部21に固定される。第1筐体部21では、第1筐体部21に形成された第1溝26によって雨水などを排出する水切り溝として機能することもできる。
第1筐体部21は、金属製の板材の曲げ加工により形成することができる。同様に、本体パネル22は、金属製の板材の曲げ加工により構成することができる。第1筐体部21や本体パネル22は、たとえば、金属製の板材として、焼き付け塗装した鉄、ステンレスやアルミニウムなどを用いることができる。
電力変換装置10の筐体1は、電力変換器4を収容する本体部2と、本体部2を載せ置くベース部3とを備えている。筐体1は、外形形状全体が直方体状の形状としている。本体部2は、図3に示すように、ベース部3からの電力用配線4a(図1を参照)を引き込む電力用配線孔21cと、ベース部3からの通信用配線7a(図1を参照)を引き込む通信用配線孔21bとを備えている。本体部2は、電力用配線孔21cと通信用配線孔21bとを本体部2の底板213の左右方向における両端側に離して配置している。ここで、電力変換装置10では、通信用接続部7bは、本体部2においてベース部3側に配置している(図1を参照)。
第1筐体部21は、図3に示すように、矩形状の底板213の一方の端部に2個の通信用配線孔21bを備えている。第1筐体部21は、通信用配線孔21bの数が2個のものだけに限られない。第1筐体部21は、通信用配線孔21bの数が1個だけのものでもよいし、3個以上設けたものでもよい。また、第1筐体部21は、矩形状の底板213の一方の端部と対向する他方の端部に3個の電力用配線孔21cを備えている。電力用配線孔21cは、強電入線用開口として機能する。図3では、2個の第1開口部21c1とそれよりも開口面積が大きい1個の第2開口部21c2とを備えている。第1筐体部21は、電力用配線孔21cの数が3個のものだけに限られない。第1筐体部21は、電力用配線孔21cの数が1個や2個だけのものでもよいし、4個以上設けたものでもよい。複数の電力用配線孔21cは、全て同じ開口面積としてもよいし、全て異なる開口面積としてもよい。
電力変換装置10は、本体部2の底板213における左右方向の両端側に離して、電力用配線孔21cと、通信用配線孔21bとを備えている。そのため、本実施形態の電力変換装置10は、施工者が電力用配線4aを電力用配線孔21cに、通信用配線7aを通信用配線孔21bに引き込むだけで、電力用配線4aから通信用配線7aにノイズが混入することを抑制することが可能な構成としている。
また、本実施形態の電力変換装置10では、ベース部3は、図4に示すように、第2背板311に固定される取付器具8に取り付けられた内器を収容している。本実施形態の電力変換装置10では、内器は、系統電源が停電となった場合に屋内の負荷機器に発電機器や蓄電ユニットからの電力を電力変換器4で所定の交流電力に変換して供給する自立配電機能を有するものである。自立配電機能を有する内器は、たとえば、切替ユニット5を備えている。切替ユニット5は、外形が直方体状であって側面視C字状の取付器具8を2個用いて第2背板311に固定されている。ベース部3は、第2背板311に固定される取付器具8に取り付けられた内器となる切替ユニット5を収容している。ベース部3は、切替ユニット5とベース部3の第2背板311との間に形成される空間を電力用配線4aまたは通信用配線7aの配線スペース3aに用いることができる。電力変換装置10は、電力用配線4aと通信用配線7aとを分けて配線する際、切替ユニット5などの内器の裏面側を利用して引き込むことにより、ベース部3において電力用配線4aと通信用配線7aとが離れるように分けることが可能となる。
切替ユニット5は、系統電源の停電時において、ブレーカ51を介して接続された負荷機器に対し、太陽電池や蓄電池ユニットからの電力を供給する自立運転モードに切り替える機能を有している。ベース部3には、内器となる切替ユニット5だけでなく、トランス6も収納している。トランス6は、太陽電池や蓄電池ユニットに由来する電力から生成された交流電圧を2線式から3線式に変換する。トランス6は、太陽電池や蓄電池ユニットに由来する電力から生成された交流電圧を単相三線の電力で出力することができる。電力変換装置10では、系統電源の停電を検知した場合、直流電源設備の電力から生成された交流電圧により、自立運転モードで負荷機器を駆動させることができる。
切替ユニット5は、電力変換器4からの電力の供給を抑制するブレーカ51を収容している。ベース部3は、第2筐体部31を用いて構成している。第2筐体部31は、金属製の板材が曲げ加工されることで、正面に第2開口33aを有する有底角筒状に形成している。第2筐体部31は、第2筐体部31の第2背板311と矩形状に形成しており、第2背板311に外形形状がC字状の一対の取付器具8を取り付けている。第2筐体部31は、第2背板311の各端から前方向に矩形状の側壁を突出している。第2筐体部31は、第1筐体部21と同様に、第2溝36を形成している。第2筐体部31の第2鍔部35は、第2筐体部31の上辺に沿った部分の左右両端近傍に第2螺子孔32a2を備えている。
本実施形態の電力変換装置10は、連系出力および自立出力の機能を有する電力変換器4および通信部7を収容した本体部2を備えている。電力変換装置10は、内部に切替ユニット5を収容するベース部3を備えている。電力変換装置10は、地表面側に設置するベース部3に本体部2を載せ置いて支持することで、本体部2が地表面から所定の間隔を確保できるように構成している。本実施形態の電力変換装置10は、通信用配線7aと電力用配線4aとを離して配線できるため、通信用配線7aにノイズが混入することを抑制することができる。電力変換装置10では、ノイズ耐性の向上を図ることが可能となる。電力変換装置10と通信を行うデータ量が増える傾向にあり、本実施形態の電力変換装置10では、電力用配線4aと通信用配線7aとが混在する場合でも、比較的簡単な構成で通信用配線7aにノイズが混入することを抑制することは大きな利点となる。また、本実施形態の電力変換装置10は、電力用配線4aにおける電気的な絶縁性が劣化した場合でも電力用配線4aの電力が通信用配線7aに供給される虞を低下させることが可能となる。
本実施形態の電力変換装置10では、通信用接続部7bは、電力用接続部4bよりも鉛直方向の下側に配置している。通信部7は、通信用接続部7bに浸水による異常が起きれば、電力変換器4の駆動を停止させることができるように構成している。電力変換装置10は、通信用接続部7bが浸水により通信に異常が生ずると電力変換器4の駆動が停止するように電力変換器4の制御できればよい。したがって、電力変換装置10は、通信部7の通信回路部の一部に電力変換器4の制御回路の一部を構成させたものとすることができる。また、通信用接続部7bは、通信用接続部7bの浸水時に異常を検知する検知部を備えた構成とすることもできる。検知部は、種々の検出センサを用いることができる。電力変換装置10は、検知部による異常の検知信号に基づいて電力変換器4の駆動を停止させればよい。
電力変換装置10は、第1筐体部21と、第2筐体部31とを図示していない固定ボルトにより固定している。第1筐体部21は、第1筐体部21における矩形状の底板213の4隅それぞれに第1貫通孔21aを備えている。第2筐体部31は、第2筐体部31における矩形枠状の上枠部313の4隅それぞれに第2貫通孔31aを備えている。固定ボルトは、第1筐体部21の第1貫通孔21aと、第2筐体部31の第2貫通孔31aとを挿通して、第1筐体部21と第2筐体部31とを固定している。
本実施形態の電力変換装置10では、ブレーカ51は、太陽電池や蓄電池ユニットからの出力に対して過負荷や短絡などの要因で異常な電流が流れた時に電源供給を遮断する自立出力用の漏電遮断器として機能することができる。
電力変換器4は、第1筐体部21の第1背板211に固定している。電力変換器4は、太陽電池などの発電機器と接続する第1接続端子4b1と、蓄電池ユニットと接続する第2接続端子4b2と、系統電源と接続可能な第3接続端子4b3とを備えている。第1接続端子4b1は、電力変換器4の左端の上部に設けている。第1接続端子4b1は、たとえば、最大5組の太陽電池と接続できるように鉛直方向に沿って構成している。
第2接続端子4b2は、電力変換器4の左端における鉛直方向に沿って電力変換器4の中央部に2組並んで設けている。第2接続端子4b2は、2台の蓄電池ユニットと接続可能に構成している。第3接続端子4b3は、電力変換器4の左端における鉛直方向の下部に設けている。
言い換えれば、筐体1は、筐体1の側端部において鉛直方向の上側から下側に渡って電力用配線4aを配置可能な配線エリア2aを備えている。電力用接続部4bは、配線エリア2a内に発電機器と接続する第1接続端子4b1と蓄電池ユニットと接続する第2接続端子4b2と、系統電源側と接続可能な第3接続端子4b3とを備えている。第3接続端子4b3は、系統電源と接続する接続端子部と切替ユニット5に接続する自立出力用の接続端子部とが一体的に構成している。電力用接続部4bは、鉛直方向における最上部に第1接続端子4b1を配置している。
本実施形態の電力変換装置10は、鉛直方向における最上部に第1接続端子4b1を配置することにより、太陽電池側に電力の遮断を行う機能がない場合でも、太陽電池と接続するDC−DCコンバータが浸水することを軽減することが可能となる。
なお、図1中では、電力変換装置10は、電源入力時に、たとえば、赤色に点灯して通電状態をユーザに知らせる通電用のLED(light emitting diode)4cを備えることが好ましい。施工補助スイッチ4dは、十分な日射がない場合、スイッチを操作することで内部に設けた照明を点灯させることができる。
また、電力変換器4は、屋内に設けられた図示していないリモートコントローラと接続する通信用接続部7bを備える。通信用接続部7bは、図1における電力変換器4の右下の隅に備えている。リモートコントローラは、たとえば、電力変換器4の駆動条件の設定や、太陽電池の発電電力、蓄電池ユニットの残容量の確認などを行うことができるものである。
通信用接続部7bは、たとえば、図5および図6で示すように、リモートコントローラ用の第1コネクタ7b1を備えている。また、通信用接続部7bは、たとえば、系統へ逆潮流しているかを検出する逆潮用の変流器(CT:Current Transformer)と接続する第1変調器端子7b2を備えていることが好ましい。通信用接続部7bは、単相三線用の場合に使用する変流器と接続するための第2変調器端子7b3を備えていることがより好ましい。電力変換装置10では、逆潮流を変流器で検出し、逆潮流時には蓄電池ユニットからの電源を供給しないように制御することができる。また、通信用接続部7bでは、外部接続用の第2コネクタ7b7や電子部品7b6を回路基板7fに実装している。
本実施形態の電力変換装置10では、電力変換器4は、図示していないが、太陽電池からの直流電力を所望の直流電力に変換する太陽電池用のDC−DCコンバータを備えている。電力変換器4は、蓄電池システムからの直流電力を所望の直流電力に変換する蓄電池システム用のDC−DCコンバータを備えている。蓄電池システム用のDC−DCコンバータでは、系統電源からの交流電力をDC−ACコンバータを介して直流電力にした後、所望の直流電力に変換してもよい。電力変換器4は、太陽電池や蓄電池システムからの直流電力を所定の交流電力に変換するDC−ACコンバータを備えている。DC−ACコンバータは、系統電源からの交流電力を所望の直流電力に変換することもできる。第1接続端子4b1は、太陽電池用のDC−DCコンバータに接続している。第2接続端子4b2は、蓄電池システム用のDC−DCコンバータに接続している。第3接続端子4b3は、DC−ACコンバータと接続している。本実施形態の電力変換装置10では、電力変換器4は、鉛直方向の下側から順に、DC−ACコンバータと、蓄電池システム用のDC−DCコンバータと、太陽電池用のDC−DCコンバータとが配置されている。本実施形態の電力変換装置10では、電力変換器4のうち、DC−ACコンバータよりも鉛直方向の上側のDC−DCコンバータも出力を停止するように構成している。
本実施形態の電力変換装置10では、通信用の弱電用回路である通信回路部を電力用の強電用回路などの電気回路よりも鉛直方向の下側に備えている。そのため、電力変換装置10は、仮に電力変換装置10の一部が水に浸かったとしても、弱電用回路よりも大きな電力を扱う強電用回路を弱電用回路の動作停止に基づいて電力変換器4の停止を行うことが可能となる。
電力変換器4は、駆動時に発熱量が比較的大きい電子部品を利用する場合がある。発熱量が比較的大きな電子部品としては、たとえば、コイルやスイッチング素子などが挙げられる。電力変換装置10は、電力変換器4の放熱のために、図示していないファンを備えることが好ましい。ファンは、たとえば、電力変換器4の下端に沿って左右方向に複数台に配置することができる。電力変換装置10は、本体部2内の空気をファンにより循環させることで電力変換器4を冷却することができる。電力変換器4は、図示していない電力変換回路を構成する実装基板や出力用リアクトルなどが露出しないように、図1では、前面が第1カバー部41と第2カバー部42とで覆っている。
通信用接続部7bは、上記信号の伝送を行う通信回路部を有する回路基板7fと、回路基板7fを覆う絶縁カバー部7cとを備えている。絶縁カバー部7cは、回路基板7fと電力変換器4の電気回路とを電気的に絶縁し、接続螺子7dにより絶縁カバー部7cを本体部2に固定することで回路基板7fのアース端子をグランド接続する。接続螺子7dは、本体部2に設けた第3螺子孔7eに螺子止めしている。
言い換えれば、本実施形態の電力変換装置10では、図5および図6で示すように、通信用接続部7bは、信号の伝送を行う通信回路部を有する回路基板7fを備えている。電力変換装置10は、回路基板7fを覆う絶縁カバー部7cを備えている。絶縁カバー部7cは、回路基板7fと電力変換器4の図示していない電気回路とを電気的に絶縁する。絶縁カバー部7cは、導電性の接続螺子7dにより絶縁カバー部7cを筐体1の本体部2に固定することで回路基板7fのアース端子と筐体1とをグランド接続している。
本実施形態の電力変換装置10は、回路基板7fを構成するプリント基板のアース端子と筐体1と接続させて電力変換器4の電気回路との混触を防ぎ、電力変換器4の電気回路から弱電用回路側にノイズが混入することを抑制し、ノイズ耐性の向上を図ることが可能となる。
このような電力変換装置10を設置する場合、まず、電力変換装置10は、本体部2に収納される電力変換器4とベース部3に収納される切替ユニット5とを配線により接続している。電力変換装置10は、本体パネル22およびベースパネル32が取り外された状態で、電力変換装置10の設置を行う。
電力変換装置10は、ベース部3の第2筐体部31が図示していないアンカーボルトを用いて接地面として地表面側に強固に固定する。電力変換装置10は、地面に固定された第2筐体部31に第1筐体部21を載せる。電力変換装置10は、第1筐体部21と第2筐体部31とを図示していない固定ボルトで固定する。電力変換装置10は、固定ボルトで第1筐体部21と第2筐体部31とを固定した後、電力変換器4と切替ユニット5とを配線で接続したのち、本体パネル22およびベースパネル32を取り付けて設置することができる。
1 筐体
2 本体部
2a 配線エリア
3 ベース部
3a 配線スペース
4 電力変換器
4a 電力用配線
4b 電力用接続部
4b1 第1接続端子
4b2 第2接続端子
4b3 第3接続端子
5 切替ユニット
7 通信部
7a 通信用配線
7b 通信用接続部
7c 絶縁カバー部
7d 接続螺子
7f 回路基板
8 取付器具
10 電力変換装置
21b 通信用配線孔
21c 電力用配線孔
51 ブレーカ
213 底板

Claims (7)

  1. 発電機器と蓄電池ユニットの少なくとも一方と系統電源との間で電力変換を行う電力変換器と、信号を伝送する通信部と、前記電力変換器および前記通信部を収容する筐体とを備え、前記発電機器と前記蓄電池ユニットの少なくとも一方と前記系統電源との間の電力用配線を接続する前記電力変換器の複数の電力用接続部と、信号を伝送する通信用配線を接続する前記通信部の通信用接続部とを、前記筐体の対向する両端側に離して備えていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記筐体は、前記電力変換器を収容する本体部と、該本体部を載せ置くベース部とを備えており、前記通信用接続部は、前記本体部において前記ベース部側に配置していることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記本体部は、前記ベース部からの前記電力用配線を引き込む電力用配線孔と、前記ベース部からの前記通信用配線を引き込む通信用配線孔とを、前記本体部の底板の両端側に離して備えていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記筐体は、前記電力変換器を収容する本体部と、該本体部を載せ置くベース部とを備え、前記ベース部は、背板に固定される取付器具に取り付けられた内器を収容しており、前記内器と前記ベース部の前記背板との間に形成される空間を前記電力用配線または前記通信用配線の配線スペースに用いていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記通信用接続部は、前記電力用接続部よりも下側に配置されており、前記電力変換器は、該通信用接続部の浸水による異常が起きれば、動作を停止することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記通信部は、前記信号の伝送を行う通信回路部を有する回路基板と、該回路基板を覆う絶縁カバー部とを備えており、前記絶縁カバー部は、前記回路基板と前記電力変換器の電気回路とを電気的に絶縁し、導電性の螺子により前記絶縁カバー部を前記筐体に固定することで前記回路基板のアース端子と前記筐体とをグランド接続していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記筐体は、該筐体の側端部において上側から下側に渡って前記電力用配線を配置可能な配線エリアを設けており、前記電力用接続部は、前記配線エリア内に、前記発電機器と接続する第1接続端子と、前記蓄電池ユニットと接続する第2接続端子と、前記系統電源側と接続可能な第3接続端子とを備え、前記第1接続端子を最上部に配置していることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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