JP6175619B2 - インターフェース回路 - Google Patents

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Description

本発明は、インターフェース回路に関し、特に、回転検出器と回転信号処理器との間のインターフェースを行うためのインターフェース回路に用いられるA/D変換器におけるA/D変換時に、回転信号の極性を含めないことにより、回路構成を簡略化するための新規な改良に関する。
本発明で対象としている回転検出器と回転信号処理器とその間のインターフェースを行うためのインターフェース回路の従来の構成としては、例えば、特許文献1を挙げることができる。
図8において、符号101で示されるものは、1次側信号F(t)が1次側101Aに入力される回転検出器であり、この回転検出器101の2次側101Bからは、回転信号K・sinθ・F(t)及び回転信号K・cosθ・F(t)が出力され、回転信号処理器50の第1回転信号入力回路110及び第2回転信号入力回路111に各々入力されている。
図8で示される自動調整回路50は、デジタル回路主体で構成しており、回転信号の二乗和演算は、各二乗回路113,114から1次側信号F(t)のレベル設定までをデジタル回路で行うことを特徴としている。
従って、各回転信号入力回路110,111においてG倍された回転信号K・G・sinθ・F(t),K・G・cosθ・F(t)は各A/D変換器200,201を介してA/D変換され、2の補数コードとなり、デジタル的に各二乗回路113,114により絶対値二乗和演算され、各回転信号の目標値に相当するデジタル基準値107とデジタル減算器121にて比較される。デジタル減算により得られた制御偏差である差分122は補償器123である積分器を介して信号発生器128に導入される。尚、この実施形態では補償器123によりフィードバックループ帯域幅をF(t)の周波数よりも十分低く設定できるため、ピーク検出回路は省略している。
前記第1二乗回路113及び第2二乗回路114は、各A/D変換回路200,201からのデジタル出力200a,201aが、乗算器200b,201b及びMSBマスク処理200c,201cを経て加算器117で加算されて、二乗和信号120として前記減算器121に供給されている。
図9は図8のインターフェース回路における第1、第2回転信号K・G・sinθ・F(t),K・G・cosθ・F(t)レベルの変化をシミュレーションした結果である。前記第1、第2回転信号K・G・sinθ・F(t),K・G・cosθ・F(t)の初期値を図8の1次側出力レベル初期値(デジタル)125にて1Vp−pに設定し、目標値をデジタル基準値にて2Vp−pに設定している。最終的に第1、第2回転信号K・G・sinθ・F(t),K・G・cosθ・F(t)は目標信号レベルに安定している。
特開2013−44553号公報
従来のインターフェース回路は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、回転検出器から得られた二相の回転信号は、第1、第2二乗回路内の各A/D変換器に入力されてA/D変換されている。
前述の場合、インターフェース回路で必要とする情報は、各回転信号のうちの絶対値データのみであり、回転信号に含まれる信号極性までの情報は不要であるにも拘わらず、前述のインターフェース回路の各A/D変換器においては、回転信号の極性まで含めてA/D変換した後に、デジタル信号処理にて絶対値化するため、A/D変換器を構成するデジタル回路が大型化するため、小型化及び低価格化に対応することは困難であった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、A/D変換時に極性を含めないで絶対値データのみをA/D変換することにより、回路構成を簡略化することを目的とする。
本発明によるインターフェース回路は、回転検出器の1次側へ1次側信号を入力することにより、前記回転検出器の2次側から回転角度に応じた複数の回転信号を出力し、前記回転検出器と前記各回転信号を処理すると共に一対の絶対値A/D変換器を有する回転信号処理器とのインターフェースを行い、前記回転信号を用いて前記1次側信号の信号レベルを調整することにより、前記各回転信号の信号レベルを調整するようにしたインターフェース回路において、前記各回転信号より得た演算信号を予め設定されたデジタル基準値と比較して得た差分を前記回転検出器の1次側にフィードバックし、前記演算信号は、前記回転信号の二乗和演算で得、前記二乗和演算から前記1次側信号のレベル設定までをデジタル回路で構成したインターフェース回路において、前記絶対値A/D変換器は、アナログ/デジタル変換部と前記アナログ/デジタル変換部からのデジタルデータ及びアナログ信号極性を入力するためのデジタル信号処理部とからなり、前記絶対値A/D変換器は入力される回転信号の極性に応じて前記アナログ/デジタル変換部にて回転信号との比較に用いる比較信号の極性を切換える比較信号極性切換回路と、前記デジタル信号処理部において前記回転信号の極性に応じてデジタルデータの極性を切換えるデジタルデータ極性切換回路とを有し、絶対値データを得る構成であり、また、前記比較信号極性切換回路は、絶対値が同じ極性の異なる2つの比較信号の内、前記回転信号と同じ極性の前記比較信号を選択して前記回転信号との比較に用いる構成であり、また、前記比較信号極性切換回路は、絶対値データが同じで極性の異なる基準信号の内、前記回転信号と同じ極性の基準信号を選択して前記比較信号の生成に用いる構成であり、また、前記絶対値A/D変換器は入力される前記回転信号の正側又は負側の極性のみを、アナログ/デジタル変換することにより絶対値データを得る構成である。
本発明によるインターフェース回路は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、回転検出器の1次側へ1次側信号を入力することにより、前記回転検出器の2次側から回転角度に応じた複数の回転信号を出力し、前記回転検出器と前記各回転信号を処理すると共に一対の絶対値A/D変換器を有する回転信号処理器とのインターフェースを行い、前記回転信号を用いて前記1次側信号の信号レベルを調整することにより、前記各回転信号の信号レベルを調整するようにしたインターフェース回路において、前記各回転信号より得た演算信号を予め設定されたデジタル基準値と比較して得た差分を前記回転検出器の1次側にフィードバックし、前記演算信号は、前記回転信号の二乗和演算で得、前記二乗和演算から前記1次側信号のレベル設定までをデジタル回路で構成したインターフェース回路において、前記絶対値A/D変換器は、アナログ/デジタル変換部と前記アナログ/デジタル変換部からのデジタルデータ及びアナログ信号極性を入力するためのデジタル信号処理部とからなり、前記絶対値A/D変換器は入力される回転信号の極性に応じて前記アナログ/デジタル変換部にて回転信号との比較に用いる比較信号の極性を切換える比較信号極性切換回路と、前記デジタル信号処理部において前記回転信号の極性に応じてデジタルデータの極性を切換えるデジタルデータ極性切換回路とを有し、絶対値データを得ることにより、A/D変換器による回転信号の極性のA/D変換を省略できるため、その部分の回路を従来よりも少なくすることができ、回路の簡略化によってA/D変換器の小型化及び低価格化が図れる。
また、前記比較信号極性切換回路は、絶対値が同じ極性の異なる2つの比較信号の内、前記回転信号と同じ極性の前記比較信号を選択して前記回転信号との比較に用いることにより、前述の効果をより一層明確化できる。
また、前記比較信号極性切換回路は、絶対値データが同じで極性の異なる基準信号の内、前記回転信号と同じ極性の基準信号を選択して前記比較信号の生成に用いることにより、前述の効果をより一層明確化できる。
また、前記絶対値A/D変換器は入力される前記回転信号の正側又は負側の極性のみを、アナログ/デジタル変換することにより絶対値データを得ることにより、より一層回路の構成を簡略化できる。
本発明によるインターフェース回路を示すブロック図である。 図1のA/D変換器のブロック図である。 図2のA/D変換器の回路構成図である。 図2のA/D変換器の他の回路構成図である。 図1のA/D変換器の他のブロック図である。 図5のA/D変換器の正側のみの回路図である。 図5のA/D変換器の負側のみの回路図である。 従来のインターフェース回路のブロック図である。 図8の回転信号の信号レベルの調整状態を示すシミュレーション図である。
本発明は、回転検出器と回転信号処理器との間のインターフェースを行うためのインターフェース回路に用いられる絶対値A/D変換器におけるA/D変換時に、回転信号の極性を含めないことにより、回路構成を簡略化するようにしたインターフェース回路を提供することである。
以下、図面と共に本発明によるインターフェース回路の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号101で示されるものは、1次側信号F(t)が1次側101Aに入力される回転検出器であり、この回転検出器101の2次側101Bからは、二相のアナログの回転信号K・sinθ・F(t)及びK・cosθ・F(t)が出力され、インターフェース回路である自動調整回路50の第1回転信号入力回路110及び第2回転信号入力回路111に各々入力されている。
前記自動調整回路50は、デジタル回路主体で構成されており、前記回転信号K・sinθ・F(t)とK・cosθ・F(t)の二乗和演算は、各絶対値二乗回路113,114から1次側信号F(t)のレベル設定まではデジタル回路で構成されている。
前記各回転信号入力回路110,111において、ゲインGによってG倍された回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)は各絶対値A/D変換器200,201を介してA/D変換されて絶対値データ200a,201aとなり、デジタル的に各絶対値二乗回路113,114及びデジタル加算器117により二乗和演算されてそのピーク値118aがピーク検出器118により検出されて、二乗和信号である演算信号120となり、前記演算信号120が回転信号K・G・sinθ・F(t),K・G・cosθ・F(t)の目標値に相当するデジタル基準値107とデジタル減算器121にて比較される。
前記デジタル減算器121によるデジタル減算により得られた偏差122は、アップダウンカウンタ122Aを介してデジタル加算器126で1次側出力レベル初期値(0)125と加算された後に信号発生器128に入力される。
前記デジタル減算器121によるデジタル減算により得られた前記偏差122は、その偏差量の大きさにより前記アップダウンカウンタ122Aが動作するか、又は、停止するかの制御と、その偏差量の極性により前記アップダウンカウンタ122Aのアップ及びダウンの切換えの制御と、が動作停止判定部122Bによって行われる。
前記信号発生器128から出力される1次側信号F(t)はアンプ129を介して前記回転検出器101の1次側101Aに励磁信号として入力されることにより、回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の信号レベルを最適化するためのフィードバック制御が行われる。
前記インターフェース回路としての自動調整回路50は、以上のように構成されているが、本発明における特徴は前記絶対値A/D変換器200,201の回路構成にあり、以下に、その特徴とする回路構成について説明する。
前記各絶対値A/D変換器200,201は、図2に示されるように、比較信号極性切換回路300を有すると共に、前記回転信号入力回路110,111によってゲインGが付加された各回転信号K・G・sinθ・F(t),K・G・cosθ・F(t)が入力されるアナログデジタル変換部301と、このアナログデジタル変換部301の後段に接続されデジタルデータ極性切換回路302を有するデジタル信号処理部303と、から構成され、前記アナログデジタル変換部301からのデジタルデータ301aとアナログ信号極性301bは前記デジタルデータ極性切換回路302に入力され、前記デジタル信号処理部303からは絶対値データ200a,201aが出力されるように構成されている。
図3に示される絶対値A/D変換器200,201は、周知のフラッシュ型のアナログ/デジタル変換ベースの形態であり、前記比較信号極性切換回路300は、絶対値が同じで極性の異なる2つの(正側と負側)の比較信号のうち、前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)と同じ極性の基準信号を選択して比較信号を生成して回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)との比較に用いている。
すなわち、図3で示されるように、前記アナログデジタル変換部301内の前記比較信号極性切換回路300の後段側には、デジタル化の分解能に対応した数のコンパレータCMPPOL,CMP,CMP・・・CMPn−1,CMPが設けられ、各コンパレータCMP〜CMPの出力OUT側にはこれと対応して同数のラッチ回路LT,LT・・・LTn−1,LTが設けられている。
前記各ラッチ回路LT〜LTからのデジタルデータ301aは、前記アナログデジタル変換部301の後段のデジタルデータ極性切換回路302の各セレクタ1、セレクタ2、セレクタn−1及びセレクタnの一方の入力端子Aに入力され、他方の入力端子Bには、前記デジタルデータ301aがインバータIvを介して反転した状態で接続されている。
前記各セレクタ1〜nの各出力S1〜Sは、バイナリエンコーダ400を介してLSB,LSB+1,・・・MSB−1,MSBからなる絶対値データ200a,201aが得られるように構成されている。
また、前記デジタルデータ極性切換回路302は、図3の構成に限らず前記バイナリエンコーダ400の後段に設けることもできる。
前記各コンパレータCMPPOL〜CMPの前段に設けられた比較信号極性切換回路300には、所定の設定電圧+Vrefと−Vref間に、分解能に応じた数で設けられ互いに直列接続された多数の抵抗R−(n+1),R−n・・・R−3,R−2,R−1,R+1,R+2,R+3・・・R+n,R+n+1が基板(図示せず)上に設けられ、各抵抗R−(n+1)〜R+n+1は周知のラダーネットワークを形成し、分圧された各分圧電圧からなる比較信号Vは前記各コンパレータCMP1〜CMPの負端子Tに接続された電子型オン/オフのスイッチSW−1,SW+1,SW−2,SW+2・・・SW−(n−1),SW+(n−1),SW−n,SW+nに接続されている。
前記各分圧電圧Vのうち、抵抗R−1とR+1との間における分圧電圧VB1からなる比較信号は、前記コンパレータCMPPOLのTに直接入力され、このコンパレータCMPPOL及び各コンパレータCMP1〜CMPの正端子Tには、前記回転信号K・sinθ・F(t)又はK・cosθ・F(t)が直接入力されるように構成されている。すなわち、図2及び図3の絶対値A/D変換器200,201は、図1の一対の絶対値A/D変換器200,201と共に同じ回路構成であるため、図2及び図3では一系統の回路図のみとしている。
図3において、前記コンパレータCMPPOLは、極性を選択するためのコンパレータであり、前記コンパレータCMPPOLからのアナログ信号極性301bは、前記比較信号極性切換回路300の前記スイッチSW1〜SW−nにインバータIv1を介して入力されると共に前記スイッチSW+1〜SW+nに直接入力され、さらに、前記各セレクタ1〜nに同時に入力されるように構成されている。
従って、前記アナログデジタル変換部301に入力された回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)はコンパレータCMPPOL〜CMPの正端子Tに入力され、各比較信号Vがその負端子Tに入力され、前記アナログ信号極性301bが前記各SW−1からSW+nに直接又はインバータIv1を介して入力され、前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の正負何れかの極性における回転信号のみが各ラッチLT1〜LTを介してデジタルデータ301aとして各セレクタ1〜nを経て各セレクタ1〜nを通過してバイナリエンコーダ400に入力され、絶対値データ200a,201aとして前記デジタル加算器117側へ送られる。
尚、前記アナログ信号極性301bは、前記各スイッチSW−1〜SW+1に入力されていると共に、同時に、前記セレクタ1〜nに入力され、前記デジタルデータ301aが直接バイナリエンコーダ400に入力されるか、又は、各インバータIを介して反転されてバイナリエンコーダ400に入力される。
前述のアナログ信号極性301bは、前記コンパレータCMPPOLに入力される前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の正・負に応じて出力され、このアナログ信号極性301bによって各スイッチSW−1〜SW+n及び各セレクタ1〜nが切換えられ、前記バイナリエンコーダ400には、正側又は負側のデジタルデータ301aがsin又はcosの周期に応じて入力される。
従って、前記アナログ信号極性301bの正・負により、全てのスイッチSW−1〜SW+1を有する比較信号極性切換回路300及びデジタルデータ極性切換回路302の切換えが自動的に行われ。従来のように回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)における極性部分の変換はデジタル処理しなくて済むことになり、従来よりもA/D変換器構成を大幅に小さくすることができる。
図4は、図2の絶対値A/D変換器200,201の他の形態を示すもので、前記比較信号極性切換回路300が図3の構成とは異なるのみで、その他の構成は図3と同一であるため、前記比較信号極性切換回路300について説明する。
すなわち、図4において、電源−Vrefには第1スイッチSWが接続され、この第1スイッチSWにはインバータIV1を介して前述のアナログ信号極性301bが接続されている。
また、電源+Vrefに接続された第2スイッチSWは、前記第1スイッチSWに電気的に接続されると共に、前述の比較信号V,VB1を出力するための直列型の各抵抗R1〜Rn+1に接続され、各比較信号V,VB1は各コンパレータCMP〜CMP及びCMPPOLの負端子Tに入力されている。
前記各コンパレータCMPPOLからCMPのうち、コンパレータCMPPOLから出力されるアナログ信号極性301bは、前記第1スイッチSWにインバータIV1を介して入力されると共に前記第2スイッチSWに直接入力されている。
従って、前記アナログ信号極性301bが正、負何れかの場合、何れかのスイッチSW,SWが切換えられ、正側又は負側のデジタルデータ301aが前述の各セレクタS1〜Sに送られ、前記各セレクタS〜Sも前記アナログ信号極性301bによって各スイッチSW,SWと同期して正側及び負側が切換えられ、信号極性をデータ化することなく、正側と負側の絶対値データ200a,201aを交互に出力することができる。
尚、図4の絶対値A/D変換器200,201の構成は、周知のフラッシュ型のA/D変換器であり、前記比較信号極性切換回路300は、絶対値が同じで極性の異なる図示しない基準信号のうち、回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)と同じ極性の図示しない基準信号を選択して比較信号の生成に用いている。
前述の構成は、図示しない基準信号の極性を切換えるものであり、A/D変換は前述のフラッシュ型ではなく、図示しない基準信号から比較信号を生成するものであれば幅広い方式に適用できる。
また、前記デジタルデータ極性切換回路302は、前記バイナリエンコーダ400の前段に限らず、後段に設けた場合も同様の作用を得ることができる。
次に、図5は、図2に示す絶対値A/D変換器の他の形態であり、アナログデジタル変換部301において、回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)がAC信号であれば、極性を切換えてA/D変換する必要がなく、回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の正側又は負側の極性のみをA/D変換すれば、絶対値に相当するデータを得ることができる。
図6は、前述の図5のブロック図の具体的回路図であり、基本的には周知のフラッシュ型の原理と同じであるが、A/D変換できる範囲が回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の振幅中心となる電圧COMに対して片側の極性のみであることが特徴である。
すなわち、回転信号K・sinθ・F(t)又はK・cosθ・F(t)がAC信号であり、その半周期しかA/D変換できないが、前述の図1ではピーク検出器118がA/D変換器200,201の後段に設けられているため、問題はない。
尚、このA/D変換は必ずしもフラッシュ型である必要はなく、図示しない基準信号から比較信号を生成するものであれば幅広い方式に適用できる。
また、図7の構成は、前述の図6の構成が正側のみの変換構成であったのに対し、各ラッチ回路LT1〜LTとバイナリエンコーダ400との間にインバータIを設けることにより、回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の負側のみの変換を行うための回路図である。
次に、以上の各実施の形態をまとめると次の通りである。
すなわち、回転検出器101の1次側101Aへ1次側信号F(t)を入力することにより、前記回転検出器101の2次側101Bから回転角度に応じた複数の回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)を出力し、前記回転検出器101と前記各回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)を処理すると共に一対の絶対値A/D変換器200,201を有する回転信号処理器50とのインターフェースを行い、前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)を用いて前記1次側信号F(t)の信号レベルを調整することにより、前記各回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の信号レベルを調整するようにしたインターフェース回路において、前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)より得た演算信号120を予め設定されたデジタル基準値107と比較して得た差分122を前記回転検出器101の1次側101Aにフィードバックし、前記演算信号120は、前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の二乗和演算で得、前記二乗和演算から前記1次側信号F(t)のレベル設定までをデジタル回路で構成したインターフェース回路において、前記絶対値A/D変換器200,201は、アナログ/デジタル変換部301と前記アナログ/デジタル変換部301からのデジタルデータ301a及びアナログ信号極性301bを入力するためのデジタル信号処理部303とからなり、前記絶対値A/D変換器200,201は入力される回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の極性に応じて前記アナログ/デジタル変換部301にて回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)との比較に用いる比較信号の極性を切換える比較信号極性切換回路300と、前記デジタル信号処理部303において前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の極性に応じてデジタルデータ301aの極性を切換えるデジタルデータ極性切換回路302とを有し、絶対値データ200a,201aを得ることを特徴とするインターフェース回路であり、また、前記比較信号極性切換回路300は、絶対値が同じ極性の異なる2つの比較信号の内、前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)と同じ極性の前記比較信号を選択して前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)との比較に用いることを特徴とする請求項1記載のインターフェース回路であり、また、前記比較信号極性切換回路300は、絶対値データ200a,201aが同じで極性の異なる基準信号の内、前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)と同じ極性の基準信号を選択して前記比較信号の生成に用いることを特徴とする請求項1記載のインターフェース回路であり、また、前記絶対値A/D変換器200,201は入力される前記回転信号K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t)の正側又は負側の極性のみを、アナログ/デジタル変換することにより絶対値データを得ることを特徴とする請求項1記載のインターフェース回路である。
本発明によるインターフェース回路は、アナログ信号のうち、正側のみか負側のみか又は正側及び負側を同時にA/D変換でき、かつ、絶対値のみの変換であるため、回転検出器だけでなく、多くの分野におけるA/D変換器の小型化と低価格化に寄与できる。
50 自動調整回路
101 回転検出器
101A 1次側
107 デジタル基準値
110,111 回転信号入力回路
K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t) 回転信号
F(t) 1次側信号
112 回転信号処理器
003,114 絶対値二乗回路
200,201 絶対値A/D変換器
200a,201a 絶対値データ
117 デジタル加算器
118 ピーク検出器
118a ピーク値
120 演算信号(二乗和信号)
121 デジタル減算器
122 偏差
122A アップ
122B 動作停止判定部
125 1次側出力レベル初期値(0)
126 デジタル加算器
128 信号発生器
129 アンプ
300 比較信号極性切換回路
301 アナログデジタル変換部
301a デジタルデータ
301b アナログ信号極性
302 デジタルデータ極性切換回路
303 デジタル信号処理部
比較信号
,IV1 インバータ
SW−1〜SW+n スイッチ
CMPPOL〜CMP コンパレータ
LT〜LT ラッチ回路
1〜n セレクタ
400 バイナリエンコーダ

Claims (4)

  1. 回転検出器(101)の1次側(101A)へ1次側信号(F(t))を入力することにより、前記回転検出器(101)の2次側(101B)から回転角度に応じた複数の回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))を出力し、前記回転検出器(101)と前記各回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))を処理すると共に一対の絶対値A/D変換器(200,201)を有する回転信号処理器(50)とのインターフェースを行い、
    前記回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))を用いて前記1次側信号(F(t))の信号レベルを調整することにより、前記各回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))の信号レベルを調整するようにしたインターフェース回路において、
    前記各回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))より得た演算信号(120)を予め設定されたデジタル基準値(107)と比較して得た差分(122)を前記回転検出器(101)の1次側(101A)にフィードバックし、
    前記演算信号(120)は、前記回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))の二乗和演算で得、
    前記二乗和演算から前記1次側信号(F(t))のレベル設定までをデジタル回路で構成したインターフェース回路において、
    前記絶対値A/D変換器(200,201)は、アナログ/デジタル変換部(301)と前記アナログ/デジタル変換部(301)からのデジタルデータ(301a)及びアナログ信号極性(301b)を入力するためのデジタル信号処理部(303)とからなり、
    前記絶対値A/D変換器(200,201)は入力される回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))の極性に応じて前記アナログ/デジタル変換部(301)にて回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))との比較に用いる比較信号の極性を切換える比較信号極性切換回路(300)と、前記デジタル信号処理部(303)において前記回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))の極性に応じてデジタルデータ(301a)の極性を切換えるデジタルデータ極性切換回路(302)とを有し、絶対値データ(200a,201a)を得ることを特徴とするインターフェース回路。
  2. 前記比較信号極性切換回路(300)は、絶対値が同じ極性の異なる2つの比較信号の内、前記回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))と同じ極性の前記比較信号を選択して前記回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))との比較に用いることを特徴とする請求項1記載のインターフェース回路。
  3. 前記比較信号極性切換回路(300)は、絶対値データ(200a,201a)が同じで極性の異なる基準信号の内、前記回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))と同じ極性の基準信号を選択して前記比較信号の生成に用いることを特徴とする請求項1記載のインターフェース回路。
  4. 前記絶対値A/D変換器(200,201)は入力される前記回転信号(K・sinθ・F(t),K・cosθ・F(t))の正側又は負側の極性のみを、アナログ/デジタル変換することにより絶対値データを得ることを特徴とする請求項1記載のインターフェース回路。
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