JP6175540B2 - 木製組み立てブロックの製造方法 - Google Patents
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Description
この種の組み立てブロックについては、複数の組み立てブロックを互いに連結させて所望の形状となるように組み立てることで、玩具としての機能が実現され得る。
組み立てブロックは、例えば、下面開口で箱型のブロック本体と、ブロック本体の上面より上方に突出した複数の凸部と、ブロック本体内に位置して、組み立てブロック同士の連結時に他の木製ブロックの凸部を収容して係合する係合部と、を備える。
組み立てブロックとしては、樹脂製又は木製のものや、オガクズを樹脂で固めて形成されたものが知られている。非特許文献1には、木製の組み立てブロックが開示されている。
しかしながら、木材からの削り出しで形成される組み立てブロックについては、削り出し加工前の木材の含水率にばらつきがあると、組み立てブロックの使用時(組立時)に組み立てブロック間に伸縮度合いのばらつきが生じかねない。それゆえ、組み立てブロック同士の連結が難しくなりかねず、また、仮に連結ができたとしても、組み立てブロック同士が強固に噛み合ってしまい、組み立てブロック同士を離脱させるのが難しくなるおそれがあった。
図1は、本発明の一実施形態における木製組み立てブロックの斜視図である。図2は木製組み立てブロックの上面図である。図3は図2のI−I断面図である。図4は木製組み立てブロックの下面図である。図5は、2つの木製組み立てブロックを、各々の長手方向が平面視で直交するように連結した状態を示す。図6は、2つの木製組み立てブロックを、各々の長手方向が平面視で平行となるように連結した状態を示す。尚、以下では、便宜上、図1に示すように上下・前後・左右を規定して、木製組み立てブロックについて説明する。
ブロック本体2は、矩形状の上壁部21、左右一対の矩形状の側壁部22、前後一対の矩形状の側壁部23、及び、矩形状の開口部(下面開口部)24を備える。上壁部21の外周縁は、左右一対の側壁部22の上端縁と、前後一対の側壁部23の上端縁とに連続している。開口部24は、左右一対の側壁部22の下端縁と、前後一対の側壁部23の下端縁とによって囲まれている。すなわち、ブロック本体2は、下面開口の箱型である。ここで、側壁部22の外面が本発明の「短側面」に対応し、また、側壁部23の外面が本発明の「長側面」に対応する。また、側壁部22の厚さは側壁部23の厚さに等しい。
リブ部27は、その前後端がそれぞれ側壁部23に連続している。また、リブ部27の上端は上壁部23に連続している。リブ部27の下端面は、側壁部22,23の下端面よりもわずかに上方に位置している。
ここで、リブ部27は、下面視で、開口部24の中央部に位置して開口部24を2つの開口部分24a,24bに区分けしている。
ブロック本体2の側壁部22,23の外面(短側面及び長側面)については、一方が柾目面であり、他方が板目面である。すなわち、ブロック本体2の短側面が柾目面であれば、ブロック本体2の長側面は板目面である。一方、ブロック本体2の短側面が板目面であれば、ブロック本体2の長側面は柾目面である。
図7は、ブロック1の製造に用いられる広葉樹の丸太材50を示す図である。図8は、丸太材50から製材された角材51を示す図である。図9は、角材51(木材)の含水率と収縮方向と収縮率との関係を示す図である。
角材51の含水率が0%より大きくかつ30%以下の範囲内である場合に、角材51の含水率が1%減少すると、角材51は、木口方向Lに約0.01%収縮し、柾目方向Rに約0.15%収縮し、板目方向Tに約0.25%収縮する。従って、角材51の含水率が0%より大きくかつ30%以下の範囲内である場合には、角材51の含水率の変化時において、板目方向Tの伸縮率は柾目方向Rの伸縮率の1.6倍程度となり、柾目方向Rの伸縮率は木口方向Lの伸縮率の15倍程度となり、板目方向Tの伸縮率は木口方向Lの伸縮率の25倍程度となる。
このため、本実施形態では、図10及び図11に示すブロック1の製造方法を採用して、ブロック1の使用時におけるブロック1間の伸縮度合いのばらつきの発生を抑制することにより、ブロック1の着脱性を更に向上させる。
まず、ステップS1にて、長尺物である木材(角材51)を所定寸法(例えば長さ400mm)でカットして複数本の木材片(木材51a)とする。この後、ステップS2に進む。
ステップS2に入る前の木材51aについては、その含水率が12%〜40%程度である場合がある。このように広範な含水率のばらつきがある木材51aを、直ちに、ステップS3のように、20%RH以上かつ35%RH以下の範囲内の相対湿度に調湿された雰囲気条件下で乾燥させると、木材51aにヒビ割れが生じかねない。この対策として、本実施形態では、ステップS2にて、高い含水率の木材51aを馴染み除湿して、木材51aの含水率を20%以下まで減少させることで、木材51a間の含水率のばらつきを縮小させる。そして、ステップS3にて、20%RH以上かつ35%RH以下の範囲内の相対湿度に調湿された雰囲気条件下で木材51aを乾燥させて、木材51aの含水率を9.5%未満まで減少させる。これにより、広範な含水率のばらつきがある木材51aであっても、ヒビ割れの発生を抑制しつつ、20%RH以上かつ35%RH以下の範囲内の相対湿度に調湿された雰囲気条件下で木材51aを乾燥させて、木材51aの含水率を9.5%未満まで減少させることができる。ここで、ステップS3における雰囲気条件を構成する相対湿度が、本発明の「第2の相対湿度」に対応する。
ステップS4にて、含水率が9.5%未満ではない(すなわち9.5%以上である)と判定された木材51aについては、ステップS3に戻る。一方、含水率が9.5%未満であると判定された木材51aについては、ステップS5に進む。
切削装置70は、床面71上に設置される基台72と、テーブル73と、ヘッド部74と、切削工具75と、制御盤76とを備えている。
ヘッド部74は、テーブル73の上方に配置されており、Z軸方向(高さ方向)に往復移動可能なように構成されている。
制御盤76は、図示しない入力部及び出力部を備えて、切削装置70の作動制御を含む各種制御を行う。
仮に、ステップS10において、切削工程βの後に、木材51aを裏返して、切削装置70に治具を介して再びセットし、切削工程αを行うと、切削工程βにより木材51aの側部の肉厚が薄くなってしまうので、治具を介する再セット時に、木材51aが、ブロック1の上面側に凸となるように湾曲変形しかねない。また、この湾曲変形状態のままで切削工程αを行うと、ブロック1の上面を水平に削り出すことが難しい。それゆえ、ブロック1の寸法を、その許容範囲内に収めることが難しかった。
この点、本実施形態では、ステップS10において、切削工程αの後に、木材51aを裏返して、切削装置70に治具を介して再びセットし、切削工程βを行う。これにより、治具を介する再セット時に、木材51aの側部が十分な肉厚を有するので、上述のような木材51aの湾曲変形の発生を抑制することができる。
ステップS11は4次調湿工程である。4次調湿工程では、木材51aを、好ましくは40%RH以上かつ60%RH以下の範囲内の相対湿度に調湿された雰囲気条件下に、より好ましくは45%RH以上かつ55%RH以下の範囲内の相対湿度に調湿された雰囲気条件下に(すなわち50%RH前後の相対湿度に調湿された雰囲気条件下に)、12時間以上放置する。4次調湿工程では、ブロック1の含水率が9.5%以上かつ10.5%以下の範囲内にまで増加されて均一化される。この後、ステップS12に進む。
例えば、ブロック1が日本国内で使用されることを想定すると、日本国内では相対湿度が季節等によって20%RH〜80%RH程度の範囲内で変化し得るので、その平均的な相対湿度(すなわち50%RH前後の相対湿度)が、「第1の相対湿度」として設定され得る。
2 ブロック本体
21 上壁部
22,23 側壁部
24 開口部
24a,24b 開口部分
25 凸部
26,26a,26b 内部空間
27 リブ部
28 円筒部
50 丸太材
51 角材
51a 木材
52 木口面
53 柾目面
54 板目面
70 切削装置
71 床面
72 基台
73 テーブル
74 ヘッド部
75 切削工具
76 制御盤
Claims (1)
- 上面と下面と一対の長側面と一対の短側面とからなる直方体状である木製組み立てブロックの製造方法であって、
乾燥された木材の含水率を増加させて均一化する工程と、
含水率が均一化された前記木材を削り出し加工して、前記木製組み立てブロックを形成する工程と、
を含み、
前記長側面と前記短側面とのうち、一方が柾目面になるように、かつ、他方が板目面になるように前記削り出し加工を行う、
木製組み立てブロックの製造方法。
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