JP6175288B2 - ドライブレコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるドライブレコーダに関する。
特許文献1には、車載カメラが撮影した画像を車両の運転状態情報とともに内蔵メモリに記録するドライブレコーダが開示されている。
特開2010−182212号公報
このようなドライブレコーダは、事故等の所定イベント発生時に、内蔵メモリに記録されている各種データ(記録情報)を、メモリカードインタフェースに挿入されているSDメモリカードに書き込むように構成されている。
SDメモリカードには様々な仕様のものがあるが、ドライブレコーダで使用されるSDメモリカードには機械的強度に優れ、情報書き換え寿命(情報更新可能回数)が長い高性能なものが最適である。
しかしながら、上記した従来のドライブレコーダでは、レコーダに挿入されているSDメモリカードが高性能タイプのSDメモリカードであるか否かの判別を行っていない。そのため、使用されているSDメモリカードが高性能なものではない場合、予想よりも早い時期に、SDメモリカードが破損したり、SDメモリカードに記録されている各種データが消失したりするおそれがある。その結果、ドライブレコーダの内蔵メモリからSDメモリカードに各種データを書き込むことができなくなり、ドライブレコーダに対する信頼性が低下してしまう。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ドライブレコーダに対する信頼性を高めることが可能なドライブレコーダを提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載されたカメラが撮影した画像を記録メディアに書込み可能なドラ
イブレコーダであって、前記記録メディアが着脱自在に装着されるインタフェースと、前
記インタフェースに装着された前記記録メディアが特定の記録メディアであるか否かを識
別する識別部と、前記識別部により前記記録メディアが前記特定の記録メディアではない
と識別された場合に、所定の報知情報をユーザに報知する報知部と、を備え、前記特定の記録メディアは、記録メディアの仕様及び種類の少なくとも一方が特定された記録メディアであることを特徴とする。
本発明によるドライブレコーダは、記録メディアが特定の記録メディアでない場合に所定の報知情報を報知するように構成されているので、当該ドライブレコーダでの使用に適した記録メディアを認識することができ、レコーダシステムを構成するドライブレコーダに対する信頼性を高めることが可能となる。
本発明の実施形態によるドライブレコーダを備えるレコーダシステムの概略構成図である。 車両側システムを示すブロック図である。 ドライブレコーダが備えるコントローラが実行する第1カード識別処理を示すフローチャートである。 事業所側システムのコンピュータが実行する第2カード識別処理を示すフローチャートである。
以下、図1から図4を参照して、本実施形態によるドライブレコーダ10及びコンピュータ51を備えるレコーダシステム1について説明する。
図1に示すように、レコーダシステム1は、車両に搭載される機器から構成される車両側システム1Aと、車両を管理する事業所等に設置される機器から構成される事業所側システム1Bと、を備える。
車両側システム1Aは、車両前方の様子を撮影するカメラ21と、車内に設けられ、カメラ21が撮影した画像を画像データとして内蔵メモリに記録するドライブレコーダ10と、を備える。ドライブレコーダ10は、記録メディアであるSDメモリカード40が着脱自在に装着されるメモリカードインタフェース16を有している。ドライブレコーダ10は、メモリカードインタフェース16に挿入されたSDメモリカード40との間で各種データの書き込み及び読み出しを行う。
なお、ドライブレコーダ10を車両の後方や側方、車内の様子を撮影する複数のカメラと接続し、これらカメラが撮影した画像をドライブレコーダ10が記録するようにしてもよい。
事業所側システム1Bは、事業所に設けられる一台又は複数台のコンピュータ51から構成されている。コンピュータ51には、メモリカードインタフェース52、表示器53、及び入力器54が接続されている。
メモリカードインタフェース52は、SDメモリカード40が着脱自在に装着されるように構成されている。コンピュータ51は、メモリカードインタフェース52に挿入されたSDメモリカード40との間で各種データの書き込み及び読み出しを行う。このように、事業所側システム1Bと車両側システム1Aは、SDメモリカード40を介して各種データのやり取りが行えるように構成されている。なお、コンピュータ51に、メモリカードインタフェース52を搭載してもよい。
表示器53は、各種データ等を表示可能な液晶ディスプレイ53Aを有している。入力器54は、ユーザからの指示を入力可能な入力装置であって、キーボード54A及びマウス54Bを有している。
SDメモリカード40は、車両側システム1Aのメモリカードインタフェース16及び事業所側システム1Bのメモリカードインタフェース52を介して、読み書き可能に構成されている。SDメモリカード40は、書き込まれたデータを保持する不揮発性メモリである。SDメモリカード40は、各種データを記録可能な記憶領域41と、記憶領域41の各種データの読み書きを制御するメモリコントローラ42と、を備えている。記憶領域41の一例としてフラッシュメモリが使用される。メモリコントローラ42は、SDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適しているSDメモリカードであることを示すロットナンバーやシリアルナンバー、プロダクトコード等の識別情報を記録している。
SDメモリカードには、一つのメモリセルに1ビットの情報を記録可能なシングルレベルセル(SLC)型のフラッシュメモリからなるものや、一つのメモリセルに2ビットの情報を記録可能なマルチレベルセル(MLC)型のフラッシュメモリからなるもの等がある。本実施形態の特定のSDメモリカード40としては、高信頼性のものが最適で、例えば、MLC型SDメモリカードよりも書込寿命(情報更新可能回数)が長く、かつデータ転送速度の速いSLC型SDメモリカードが好適である。また、SDメモリカード40には、記憶領域41やメモリコントローラ42等を覆う筐体の機械的強度に優れ、且つメモリカードインタフェース16との接点が摩耗に強いものを用いることが好ましい。
なお、レコーダシステム1では、各種データを記録する記録メディアとしてSDメモリカード40を採用しているが、CFカードやUSBメモリスティック等を記録メディアとして採用してもよい。また、記憶領域41に磁気メモリを使用した記録メディアを使用してもよい。
次に、図2を参照して、車両側システム1Aの詳細について説明する。
車両側システム1Aは、ドライブレコーダ10と、当該ドライブレコーダ10に接続される各種機器21〜29,31〜33と、を備える。
ドライブレコーダ10は、各種条件値を含む動作設定条件に基づいてレコーダ動作を制御するコントローラ11を備える。コントローラ11は、中央演算装置(CPU)12、不揮発性メモリ(EEPROM)13、ランダムアクセスメモリ(RAM)14を備えたマイクロコンピュータである。コントローラ11は、車両に搭載されたバッテリだけでなく、ドライブレコーダ10に内蔵されたバックアップ用のサブバッテリ15にも接続されている。
カメラ21は、CCDイメージセンサ等から構成されるビデオカメラであって、コントローラ11に接続されている。カメラ21は車両前方の様子を撮影し、カメラ21が撮影した画像(静止画)は画像データとしてコントローラ11のRAM14に記録される。コントローラ11は、例えば1秒間当たり30枚(30フレーム)の画像データをRAM14に記録するように構成されている。
マイク22は、車外や車内の音声を集音する装置であって、コントローラ11に接続されている。マイク22によって集められた音声は、音声信号としてコントローラ11に入力される。
加速度センサ23は車両の加速度を検出するセンサであり、車速センサ24は車両の速度を検出するセンサである。回転速度センサ25は車両に搭載されたエンジンの回転速度を検出するセンサであり、バッテリ電圧センサ26は車両に搭載されたバッテリの電圧を検出するセンサである。イグニッションスイッチ27は、スタータスイッチであって、エンジンの始動及び停止に関わるスイッチである。これらセンサ23〜26及びイグニッションスイッチ27からの各種信号は、コントローラ11に入力される。
GPS受信機28は、複数のGPS衛星からの信号を受信して、車両の現在位置信号(緯度及び経度信号)を生成する。時計29は、現在時刻を示す時刻信号をコントローラ11に送信する。GPS受信機28からの現在位置信号及び時計29からの時刻信号は、コントローラ11に入力される。
カメラ21、マイク22、加速度センサ23、GPS受信機28、及び時計29はドライブレコーダ10に内蔵されており、車速センサ24、回転速度センサ25、バッテリ電圧センサ26、及びイグニッションスイッチ27は車両に設けられている。
上記した各センサ類22〜29からの信号、つまり音声信号、加速度信号、車速信号、エンジン回転速度信号、バッテリ電圧信号、イグニッションオン・オフ信号、現在位置信号、及び時刻信号は、車両の現在の状態を示す車両状態情報を構成する。ドライブレコーダ10のRAM14(内蔵メモリ)には、所定時間周期で、カメラ21の撮影画像データ及び車両状態情報が記録される。なお、上述した車両状態情報は、一例であり、上記以外の車両状態に関連する信号を含んでもよい。
また、ドライブレコーダ10は、SDメモリカード40が抜き差しされるメモリカードインタフェース16、モニタ31を接続可能なモニタインタフェース17、LED32、及びスピーカ33を備えている。
モニタ31は、ドライブレコーダ10のコントローラ11からモニタインタフェース17を通じて出力される出力画像信号に基づく画像を表示部に表示する表示装置である。モニタ31は、モニタインタフェース17に着脱自在に設けられる。モニタ31は、カメラ21が撮影中の画像を表示したり、所定の報知情報を表示したりする。なお、モニタ31はドライブレコーダ10と一体に形成してもよい。
LED32は、ドライブレコーダ10のコントローラ11から出力される出力発光信号に基づいて点灯又は点滅する発光機器である。LED32は、ドライブレコーダ10に内蔵されており、レコーダ動作状態やSDメモリカード40の種類等に応じて発光する。
スピーカ33は、ドライブレコーダ10のコントローラ11から出力される出力音信号に基づいて音声を発する装置である。スピーカ33は、ドライブレコーダ10に内蔵されている。
上述したレコーダシステム1では、車両側システム1Aのドライブレコーダ10及び事業所側システム1Bのコンピュータ51は、SDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適している特定のSDメモリカードであるか否かを識別するように構成されている。以下では、ドライブレコーダ10及びコンピュータ51によるSDメモリカード40の識別処理について説明する。
まず、図3を参照して、ドライブレコーダ10のコントローラ11が実行する第1カード識別処理について説明する。第1カード識別処理は、ドライブレコーダ10の起動時、及びイグニッションスイッチ27がオンにされドライブレコーダ10に電源が投入された後に、所定時間周期で実行される。第1カード識別処理は、メモリカードインタフェース16にSDメモリカード40が抜き差しされるタイミングで行うようにしてもよい。
コントローラ11は、電源が投入されてドライブレコーダ10が起動するレコーダ起動時か否かを判定する。このようにコントローラ11は、ドライブレコーダ10の起動を判定する起動判定部を有している。コントローラ11は、ドライブレコーダ10に電源が投入されてから、画像データ等の記録を開始するまでの間を、レコーダ起動時と判定する。
レコーダ起動時及びドライブレコーダ10の起動後、コントローラ11は、所定時間周期でS110の処理を実行する。
ステップ110(S110)では、コントローラ11は、メモリカードインタフェース16にSDメモリカード40が挿入されているか否か、つまりドライブレコーダ10にSDメモリカード40がセットされているか否かを判定する。このようにコントローラ11は、SDメモリカード40がドライブレコーダ10にセットされているか否かを判定するセット判定部を有している。
SDメモリカード40がメモリカードインタフェース16に挿入されている場合には、コントローラ11はS140の処理を実行する。これに対して、SDメモリカード40がメモリカードインタフェース16に挿入されていない場合には、コントローラ11はS120の報知処理を実行する。
S120の報知処理において、コントローラ11は、所定期間だけ、SDメモリカード40を挿入することを促す文字情報をモニタ31に表示させたり、SDメモリカード40を挿入することを促す音声をスピーカ33から出力させたりする。その後、S130において、コントローラ11は、SDメモリカード40がメモリカードインタフェース16に挿入されたか否かを判定する。コントローラ11は、SDメモリカード40が挿入されていない場合にはS120の処理を改めて実行し、SDメモリカード40が挿入された場合にはS140の処理を実行する。
S140では、コントローラ11は、SDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカードであるか否かを識別する識別処理を実行する。このようにコントローラ11は、SDメモリカード40が特定のSDメモリカード(記録メディア)であるか否かを識別する識別部を有している。
S140の識別処理において、コントローラ11は、SDメモリカード40のメモリコントローラ42(図1参照)に対して呼び掛け信号を出力する。SDメモリカード40のメモリコントローラ42は、呼び掛け信号を受信すると、呼び掛け信号に応じた応答信号をドライブレコーダ10のコントローラ11に出力する。ドライブレコーダ10のコントローラ11は、メモリコントローラ42からの応答信号を解析して、セットされているSDメモリカード40が特定のSDメモリカードであるか否かを識別する。SDメモリカード40のメモリコントローラ42から送信される応答信号には、SDメモリカードの種類や仕様等を識別可能な識別情報(例えばプロダクトコード、ロットナンバー、シリアルナンバーの少なくともいずれか)が含まれている。
より具体的に説明すると、コントローラ11は、応答信号に含まれる識別情報とEEPROM13に予め記録されている認証情報とを比較する。各情報が一致した場合には、メモリカードインタフェース16に挿入されたSDメモリカード40が特定のメモリカードであると判定される。例えば、認証情報は、複数の文字列や数字、又はこれらの組み合わせからなる。なお、EEPROM13には、複数の認証情報を記録しておいてもよい。
このように、EEPROM13には、特定のSDメモリカード40に対応する認証情報が予め記録されている。認証情報は、ドライブレコーダ10の製造時にEEPROM13に記録される。また、EEPROM13に記録する認証情報を更新したい場合には、更新する認証情報をSDメモリカード40に記録しておき、例えば、ドライブレコーダ10に設けられたボタン(図示省略)を押しながら、ドライブレコーダ10を起動する。この時に、SDメモリカード40に記録した認証情報をEEPROM13に書き込んで、EEPROM13に記録されている認証情報を更新する。
なお、識別情報としてSDメモリカード40に記録されたプロダクトコード、ロットナンバー、シリアルナンバー等を利用することが考えられるが、プロダクトコード等の一部分のみを識別に用いるようにしてもよい。特定のSDメモリカード40として複数設定したい場合には、各記録メディアの識別情報の一部が共通していれば、EEPROM13に予め記録しておく認証情報を少なくでき、管理の手間を省くことができる。
コントローラ11は、応答信号に含まれる識別情報に基づいてSDメモリカード40が特定のSDメモリカードではないと判定した場合に、ステップS150の処理を実行する。なお、コントローラ11は、呼び掛け信号に対してSDメモリカード40から応答信号が送信されない場合にも、ステップS150の処理を実行してもよい。
S150では、コントローラ11は、SDメモリカード40が特定のSDメモリカードではないことを運転者等に報知する報知処理を実行する。このように、コントローラ11は、SDメモリカード40が特定のSDメモリカードでないこと(所定の報知情報)をユーザに報知する報知部を有している。
S150の報知処理では、コントローラ11は、ドライブレコーダ10に適した特定のSDメモリカードを使用することを運転者等に促す文字情報をモニタ31に表示させる。この時、コントローラ11は、LED32を赤色で点滅させる等、LED32を通常時とは異なる発光態様で発光させる。なお、コントローラ11は、SDメモリカード40からの応答信号に応じて、報知処理での報知内容(報知情報)を変更してもよい。
S140の処理でSDメモリカード40が特定のSDメモリカードであると判定された場合、又はS150の処理後に、コントローラ11は第1カード識別処理を終了する。そして、コントローラ11は、ドライブレコーダ10の動作モードを各種データを記録する記録モードに設定する。これにより、カメラ21の撮影画像データ及び車両状態情報が記録される。
記録モードに設定されたドライブレコーダ10では、図3に示した第1カード識別処理とは別に、記録処理が実行される。この記録処理では、RAM14に記録された画像データが車両状態情報と合わせて逐次SDメモリカード40へと記録される。
なお、コントローラ11は、ROM13に記録されている動作設定条件を読み込み、読み込んだ動作設定条件に基づいて画像データ等の記録を開始してもよい。この記録処理では、カメラ21が撮影した画像の画像データ及び各種機器22〜29からの車両状態情報が、所定時間間隔で、コントローラ11のRAM14に記録される。RAM14には、現時刻から所定時間遡った一定時間までの画像データ及び車両状態情報が保存される。
このような記録処理中に、車両事故時の衝撃等によるイベントの発生が検出された場合には、RAM14に記録されている画像データ及び車両状態情報のうち、イベント発生前12秒から発生後8秒までの合計20秒間の画像データ及び車両状態情報を抜き出して、SDメモリカード40に記録する。また、記録処理中にイグニッションスイッチ27がオフにされ、車両が停止する場合には、RAM14に記録されている全ての画像データ及び車両状態情報が、通常終了時データとしてSDメモリカード40に書き込まれる。
ところで、レコーダ起動時でなく、記録モード中に第1カード識別処理が実行された場合、コントローラ11は、S130の処理においてSDメモリカード40がメモリカードインタフェース16に挿入されたか否かを判定する。このようにコントローラ11は、記録モード中にSDメモリカード40がメモリカードインタフェース16に装着された否かを判定する装着判定部を有している。
記録モード中にSDメモリカード40がメモリカードインタフェース16に挿入されたと判定された場合には、コントローラ11は、挿入されたSDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカードであるかを識別する。SDメモリカード40が特定のSDメモリカードであると識別された場合には、コントローラ11は、S150の処理を実行せずに第1カード識別処理を終了して、動作モードを記録モードのまま維持する。これに対して、SDメモリカード40が特定のSDメモリカードでないと識別された場合には、コントローラ11は、S150で報知処理を実行した後に第1カード識別処理を終了して、動作モードを記録モードのまま維持する。
ドライブレコーダ10のコントローラ11によって実行される第1カード識別処理では、SDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカードでない場合には、その旨を運転者等に報知するので、書込寿命が短く機械的強度の低いSDメモリカードが継続的に使用されることを抑制することが可能となる。
次に、図4を参照して、事業所側システム1Bのコンピュータ51が実行する第2カード識別処理について説明する。第2カード識別処理は、コンピュータ51が起動された後に実行される。
ステップ210(S210)では、コンピュータ51は、SDメモリカード40がメモリカードインタフェース52に挿入されているか否かを判定する。このようにコンピュータ51は、SDメモリカード40がメモリカードインタフェース52にセットされているか否かを判定するセット判定部を有している。
SDメモリカード40がメモリカードインタフェース52に挿入されている場合には、コンピュータ51はS220の処理を実行する。これに対して、SDメモリカード40がメモリカードインタフェース52に挿入されていない場合には、コンピュータ51はSDメモリカード40がメモリカードインタフェース52に挿入されるまで待機する。
S220では、コンピュータ51は、SDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカードであるか否かを識別する識別処理を実行する。このように、コンピュータ51は、SDメモリカード40が特定のSDメモリカード(記録メディア)であるか否かを識別する識別部を有している。
S220の識別処理は、図3のS140の処理と同様に構成されている。コンピュータ51は、SDメモリカード40のメモリコントローラ42に対して呼び掛け信号を出力し、この呼び掛け信号に対するメモリコントローラ42からの応答信号を解析することで、セットされているSDメモリカード40が特定のSDメモリカードであるか否かを識別する。
SDメモリカード40が特定のSDメモリカードではないと判定された場合には、コンピュータ51はステップS230の処理を実行する。なお、コンピュータ51は、呼び掛け信号に対してSDメモリカード40から応答信号が送信されない場合にも、ステップS230の処理を実行してもよい。
S230では、コンピュータ51は、SDメモリカード40が特定のSDメモリカードではないことをユーザ等に報知する報知処理を実行する。このようにコンピュータ51は、SDメモリカード40が特定のSDメモリカードでないこと(所定の報知情報)をユーザに報知する報知部を有している。
S230の報知処理では、コンピュータ51は、ドライブレコーダ10に適した特定のSDメモリカードを使用することをユーザに促す文字情報等をモニタ31に表示させる。
S220の処理でSDメモリカード40が特定のSDメモリカードであると判定された場合、又はS230の処理後に、コンピュータ51はS240の処理を実行する。
S240では、コンピュータ51は、SDメモリカード40に記録されている各種データ(画像データ及び車両状態情報)を専用アプリケーションを用いて解析し、解析結果を表示器53の液晶ディスプレイ53Aに表示する情報解析処理を実行する。コンピュータ51は、S240の処理後、第2カード識別処理を終了する。
事業所側システム1Bのコンピュータ51によって実行される第2カード識別処理では、SDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカードでない場合には、その旨をコンピュータ51を使用するユーザ等に報知するので、書込寿命が短く機械的強度の低いSDメモリカードが継続的に使用されることを抑制することが可能となる。
上記した本実施形態によるレコーダシステム1によれば、以下の効果を奏する。
車両側システム1Aのドライブレコーダ10及び事業所側システム1Bのコンピュータ51は、SDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカードでない場合に、その旨(所定の報知情報)を運転者やユーザ等に報知するので、書込寿命が短く機械的強度の低いSDメモリカードが継続的に使用されることを抑制できる。これにより、レコーダシステム1では高性能なSDメモリカード40が使用されやすくなり、予想よりも早い時期にSDメモリカード40が破損したりSDメモリカード40に記録されている各種データが消失したりすることを抑制できる。その結果、レコーダシステム1を構成するドライブレコーダ10やコンピュータ51に対する信頼性を高めることが可能となる。
ドライブレコーダ10及びコンピュータ51は、SDメモリカード40のメモリコントローラ42に対して呼び掛け信号を出力し、この呼び掛け信号に対するメモリコントローラ42からの応答信号を解析して、セットされているSDメモリカード40が特定のSDメモリカードであるかを識別するので、SDメモリカード40の種類等を誤って識別することがない。
ドライブレコーダ10は、レコーダ起動時や、記録モード中にSDメモリカード40がセットされたことを確認した時に、SDメモリカード40が特定のSDメモリカードであるかを識別し、識別結果に応じて報知処理を実行する。このようにユーザ等によって報知結果が認識されやすいタイミングで報知処理が実行されるので、効果的に報知情報を提供することができる。
レコーダシステム1では、高性能な特定のSDメモリカードを、ドライブレコーダ10での使用に適した記録メディアとして採用したので、レコーダシステム1を構成するドライブレコーダ10やコンピュータ51に対する信頼性を確実に高めることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
事業所側システム1Bのコンピュータ51は、専用アプリケーションを用いて、ドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカード40に専用フォーマットを施すように構成されてもよい。専用フォーマットを特定のSDメモリカード40に施すことで、専用アプリケーションを有していないコンピュータではSDメモリカード40の各種データを読み出すことができなくなり、データ保護機能を高めることが可能となる。なお、ドライブレコーダ10のコントローラ11は、SDメモリカード40の専用フォーマットの有無に基づいて、SDメモリカード40がドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカードであるか否かを識別してもよい。
また、EEPROM13に記録される認証情報だけでなく、SDメモリカード40に記録される識別情報を変更して、特定のSDメモリカード40を任意に設定することもできる。例えば、SDメモリカード40の記憶領域41のフォーマット以外では消えない領域(画像データが記録される領域とは異なる領域)に任意の文字列や数列等からなる識別情報を記録しておく。SDメモリカード40に記録される識別情報の変更作業は、事業所側システム1Bのコンピュータ51によって行うことができる。つまり、コンピュータ51にインストールされた専用アプリケーション(解析ソフト)にて、SDメモリカード40にフォーマットを施す。この時、SDメモリカード40の記憶領域41のフォーマット以外では消えない領域に識別情報を記録しておく。そして、ドライブレコーダ10又はコンピュータ51によって、第1又は第2カード識別処理が行われる場合に、この識別情報を応答信号として読み出せばよい。これにより、特定のSDメモリカード40を追加して設定する場合に、ドライブレコーダ10のEEPROM13を更新しなくてもよく、ユーザの利便性が向上する。また、上記のフォーマットをドライブレコーダ10に対する専用フォーマットとすることで、専用フォーマットを扱うことができるドライブレコーダ10でのみ、特定のSDメモリカード40の識別が可能となる。
また、ドライブレコーダ10での使用に適した特定のSDメモリカード40のメモリコントローラ42に暗号化キーを記録させてもよい。暗号化キーは、各種データを暗号化してSDメモリカード40に記録するために使用されるものである。暗号化キーは、事業所側システム1Bのコンピュータ51によりSDメモリカード40のメモリコントローラ42に登録される。なお、コンピュータ51による情報解析処理(図4のS240参照)では、SDメモリカード40に暗号化された状態で記録されている各種データを、暗号化キーに基づいて専用アプリケーションにより解析し、その解析結果を液晶ディスプレイ53Aに表示する。このように暗号化キーを用いてSDメモリカード40に記録される各種データを暗号化することで、データ保護機能を高めることが可能となる。
なお、暗号化キーによって、SDメモリカード40に記録した画像データ等のファイルの一部分のみを暗号化するようにしてもよい。ファイル全体を暗号化する場合に比べて、暗号化の処理を効率的に行うことができる。
また、コンピュータ51でSDメモリカード40を読み出す時に、第三者が勝手にデータを読み出せないようにパスワードを設定してもよい。専用アプリケーションでSDメモリカード40を読み出す時に、所定のパスワードの入力を受け付ける。そして、ユーザが所定のパスワードを入力すると、SDメモリカード40に記録した画像データ等を読み出せるようになる。
1 レコーダシステム
1A 車両側システム
1B 事業所側システム
10 ドライブレコーダ
11 コントローラ(識別部、報知部、装着判定部)
16 メモリカードインタフェース(インタフェース)
21 カメラ
31 モニタ
32 LED
33 スピーカ
40 SDメモリカード(記録メディア)
41 記憶領域
42 メモリコントローラ
51 コンピュータ
52 メモリカードインタフェース
53 表示器
53A 液晶ディスプレイ

Claims (6)

  1. 車両に搭載されたカメラが撮影した画像を記録メディアに書込み可能なドライブレコーダであって、
    前記記録メディアが着脱自在に装着されるインタフェースと、
    前記インタフェースに装着された前記記録メディアが特定の記録メディアであるか否かを識別する識別部と、
    前記識別部により前記記録メディアが前記特定の記録メディアではないと識別された場合に、所定の報知情報をユーザに報知する報知部と、を備え
    前記特定の記録メディアは、記録メディアの仕様及び種類の少なくとも一方が特定された記録メディアである、
    ことを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 前記識別部は、前記記録メディアに呼び掛け信号を出力し、この呼び掛け信号に応じて前記記録メディアから出力される応答信号に基づいて、前記記録メディアが前記特定の記録メディアであるか否かを識別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
  3. 前記特定の記録メディアは、シングルレベルセル型のフラッシュメモリを有するSDメモリカードであり、
    前記応答信号は、前記SDメモリカードに付与されたプロダクトコード、ロットナンバー、シリアルナンバーの少なくともいずれかを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載のドライブレコーダ。
  4. 前記識別部は、前記ドライブレコーダの起動時に、前記記録メディアが前記特定の記録メディアであるか否かを識別する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のドライブレコーダ。
  5. 前記記録メディアが前記インタフェースに装着されたか否かを判定する装着判定部をさらに備え、
    前記識別部は、前記装着判定部により前記記録メディアが前記インタフェースに装着されたと判定された場合に、前記記録メディアが前記特定の記録メディアであるか否かを識別する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のドライブレコーダ。
  6. 前記識別部は、前記ドライブレコーダの起動中に、所定時間周期で前記記録メディアが前記特定の記録メディアであるか否かを識別する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のドライブレコーダ。
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