JP6175250B2 - 携帯型血液量測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、頭部に装着される携帯型血液量測定装置に関する。
例えば特許文献1は、頭部に装着される測定装置を開示している。この測定装置は、頭部に装着された状態で、近赤外分光法を用いて、脳機能を測定している。
特開2010−167039号公報
上述した頭部に装着される測定装置において、大人と子供とのように頭部の大きさや形状が異なる場合、光源部と検出部とを含む測定装置は、頭部に容易にフィット且つ装着できず、頭部に対して安定せず、結果として頭部からずれてしまう虞が生じる。これにより測定に誤差が生じたり、測定精度が低下する虞が生じる。
特に、測定装置が例えば脳内の血液量を測定する場合、測定に誤差が生じたり、測定精度が低下することが顕著になってしまうため、測定の誤差を抑え、測定精度が向上することが望まれている。
このため本発明は、上記事情に鑑み、頭部に容易にフィット且つ装着でき、頭部に対してずれることなく安定して装着される携帯型血液量測定装置を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、頭部に装着された状態で血液量を測定する携帯型血液量測定装置であって、前記血液量を測定する測定部と、前記測定部を支持する平板状の支持部と、前記支持部が配設される両端部を有し、前記測定部がこめかみ部に装着されるように前記頭部に装着されるバンド本体部を有するバンドユニットと、を具備し、前記測定部は、前記頭部に向けて近赤外光を出射する光源部と、前記光源部から出射された後、前記頭部によって拡散反射された前記近赤外光を検出する検出部と、を有し、前記支持部は、前記光源部を支持する光源支持部と、前記検出部を支持する検出支持部と、前記光源支持部と前記検出支持部とに挟持され、前記バンド本体部の両端部に着脱自在に取り付けられる支持本体部と、を有し、前記光源支持部は、前記支持本体部の平面方向に対して所望な角度θ1にて傾くように、前記支持本体部に対して傾斜し、前記光源支持部は、前記支持部の付勢力によって、前記角度θ1を所望に調整可能となっており、前記検出支持部は、前記支持本体部の平面方向に対して所望な角度θ2にて傾くように、前記支持本体部に対して傾斜し、前記検出支持部は、前記支持部の前記付勢力によって、前記角度θ2を所望に調整可能となっていることを特徴とする携帯型血液量測定装置を提供する。
本発明によれば、携帯型血液量測定装置を、頭部に容易にフィット且つ装着でき、頭部に対してずれることなく安定して装着でき、また頭部の大きさや形状に影響されることなく、装着できる。
図1は、測定システムの概略図である。 図2は測定装置が頭部に装着されている状態を示す図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。 図3は、測定装置の上面図である。 図4Aは、測定装置部の分解斜視図である。 図4Bは、測定部と支持部と接触パッドとの分解斜視図である。 図5は支持部を示し、(A)は側面図であり、(B)は正面図であり、(C)は上面図である。 図6はバンド本体部を示し、(A)は斜視図であり、(B)は正面図であり、(C)は上面図であり、(D)は側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[構成]
図1と図2と図3と図4Aと図4Bと図5と図6とを参照して、第1の実施形態について説明する。
[測定システム10]
脳の活動、例えば脳内の血液量の変化を計測する技術として、例えば、光トポグラフィ(登録商標)が挙げられる。図1に示す本実施形態の血液量測定システム(以下、測定システム10)は、このような技術に用いられる。また一般的に、脳内の血液量と唾液の分泌量とは相関関係にあり、脳内の血液量は唾液の分泌量に応じて変化する。この関係に注目して、脳内の血液量を測定することは、唾液の分泌量を測定することにも繋がる。よって、測定システム10は、唾液分泌量測定システムとしても機能する。この場合、測定システム10は、近赤外分光法(Near Infrared Spectroscopy、以下、NIRSと称する)によって脳内の血液量を測定し、これに基づいて唾液の分泌量を測定する。
NIRSにおいて、近赤外光(波長:700nm〜1000nm)が用いられ、一般的に近赤外光は、筋肉や骨などの生体組織を透過し、血液中のヘモグロビンに吸収される性質を有している。測定システム10は、この検出結果を基に脳に流れる血液中のヘモグロビンの酸素状態を測定し、このヘモグロビンの酸素状態から血液量を測定し、これを基に唾液の分泌量を測定する。
このような測定システム10は、例えば、医療分野や食品開発分野などに用いられる。
図1に示すように測定システム10は、図2に示すように子供や大人などの被検者の頭部11に装着され、装着された状態で脳内の血液量を測定するヘッドセットタイプ且つ携帯型の血液量測定装置(以下、測定装置20)と、例えば光ファイバなどの有線ケーブル21によって測定装置20と接続しており、測定装置20を制御する携帯型の制御装置30と、制御装置30と例えば無線にて接続し、測定装置20が測定した測定結果をリアルタイムで表示し、この測定結果を保存する測定本体装置40とを有している。
[測定装置20の概略]
図2に示すように頭部11に装着される測定装置20は、NIRSを用いて例えば頭部11に向けて透過性が高い近赤外光を照射し、脳によって拡散反射された光を受光し、この光を検出する。そして測定装置20は、検出した検出結果を基に脳に流れる血液中の例えばヘモグロビンの酸素状態を測定し、このヘモグロビンの酸素状態から血液量を測定し、これを基に唾液の分泌量を測定する。測定装置20は、近赤外光によって、無侵襲にリアルタイムで測定する。測定装置20は、測定結果を制御装置30に送信する。
図2に示すように測定装置20は、頭部11(被装着体)に直接装着され、また携帯型となっている。本実施形態の測定装置20は、装着時に補助者が不要となっており、被検者自らが装着できるように頭部11に装着される装着体となっている。測定装置20は、例えば後述する測定部100が測定部分(例えば顔の左右側面の唾液腺(耳下腺)近傍、詳細にはこめかみ部13)に装着されるように、頭部11に装着される。このため測定装置20は、頭部11に装着される際、頭部11の周囲を囲む。この周囲は、例えば、左右の耳周辺と、左右のこめかみ部13周辺と、前頭部11aと、頭頂部11bと、後頭部11cとを含む。このように測定装置20は、頭部11の周囲を囲い込むことによって確実に固定されるため、顔側面部近赤外光測定装置として機能する。また測定装置20は、測定装置20を装着した被検者が例えば飲料を飲むなどの作業をしながらでも、リアルタイムで測定可能となっている。
[制御装置30]
図1に示す制御装置30は、測定のための測定装置20の初期設定や、測定の開始や停止、測定結果の取得や一時保存、測定本体装置40との通信を制御する。制御装置30は、携帯型且つ小型なものである。
[測定本体装置40]
図1に示す測定本体装置40は、例えばノートパソコンなどの携帯型且つ小型なものである。測定本体装置40は、制御装置30から例えば無線通信によって測定結果を受信し、測定結果を蓄積及び管理する。なお測定本体装置40は、例えば無線通信等によって、複数の測定装置20と直接接続していてもよい。これにより、1台の測定本体装置40で、同時測定を一括で表示及び管理できる。
[測定装置20の構成]
図1と図2と図3と図4Aと図4Bと図5とに示すように、測定装置20は、血液量を測定する測定部100と、測定部100を支持する平板状の支持部200と、支持部200が配設される両端部を有し、測定部100がこめかみ部13に装着されるように頭部11に装着されるバンド本体部410を有するバンドユニット400とを有している。
[測定部100]
図2に示すように、測定部100は、頭部11の左右のこめかみ部13に配設される。図1と図2と図3と図4Aと図4Bとに示すように、測定部100は、頭部11の左右のこめかみ部13に向けて近赤外光を出射する光源部110と、光源部110から出射された後、脳によって拡散反射された近赤外光を検出する検出部120とを有している。
図4Aと図4Bとに示すように、光源部110と検出部120とは、支持部200によって支持され、支持部200と共に1つのユニットを構成する。このため、図1と図2とに示すように、測定装置20は、頭部11の左右のこめかみ部13に配設される2つのユニットによって、頭部11の両側から近赤外光を出射及び検出する。このように測定装置20は、左右1チャンネルずつの近赤外受発光センサを有することとなる。光源部110から出射され、脳によって拡散反射された光は、この光源部110に隣り合う同じユニットの検出部120によって検出される。
[光源部110]
図4Bに示すように、光源部110は、例えば円筒形状を有し、支持部200によって支持される光源収納部111と、光源収納部111に収納される光源接触部113と、光源収納部111に収納され、光源接触部113に積層する光源本体部115とを有している。また図4Bに示すように、光源部110は、光源収納部111に収納され、光源本体部115に積層する光源付勢部材117と、光源収納部111に取り付けられ、光源接触部113と光源本体部115と光源付勢部材117とを保護するためにカバーする光源カバー部119とをさらに有している。
図4Bに示すように、光源収納部111は、光源部110の軸方向において、光源収納部111の前面側から順に、光源接触部113と光源本体部115と光源付勢部材117とを収納する。光源収納部111は、光源収納部111の前面の中央に配設され、光源接触部113がこめかみ部13に接触するように突出する光源開口部111aを有している。
図4Bに示すような光源接触部113は、こめかみ部13に接触し、光源本体部115から出射される光をこめかみ部13に導光する。
図4Bに示すように、光源本体部115は、例えば上述した700nm〜1000nmの波長を有する近赤外光を出射するレーザダイオードを有しており、基板である。
図4Bに示すように、光源付勢部材117は、光源部110の軸方向に付勢する付勢力を有する。光源付勢部材117は、光源本体部115を光源接触部113に向けて付勢する。また光源付勢部材117は、光源接触部113が光源開口部111aから突出してこめかみ部13に接触するように、光源本体部115を介して光源接触部113を付勢する。光源付勢部材117は、例えば、樹脂性のバネであってもよいし、ステンレス製等の金属性のものでも良く、弾性体であればどのような材質、形状でもよい。
図4Bに示すように、光源カバー部119は、蓋である。
[検出部120]
図4Bに示すように、検出部120の構造は、検出本体部125を除き、光源部110の構造と略同一である。
図4Bに示すように、検出部120は、例えば円筒形状を有し、支持部200によって支持される検出収納部121と、検出収納部121に収納される検出接触部123と、検出収納部121に収納され、検出接触部123に積層する検出本体部125とを有している。また図4Bに示すように、検出部120は、検出収納部121に収納され、検出本体部125に積層する検出付勢部材127と、検出収納部121に取り付けられ、検出接触部123と検出本体部125と検出付勢部材127とを保護するためにカバーする検出カバー部129とをさらに有している。
図4Bに示すように、検出収納部121は、検出部120の軸方向において、検出収納部121の前面側から順に、検出接触部123と検出本体部125と検出付勢部材127とを収納する。検出収納部121は、検出収納部121の前面の中央に配設され、検出接触部123がこめかみ部13に接触するように突出する検出開口部121aを有している。
図4Bに示すような検出接触部123は、こめかみ部13に接触し、光源本体部115から光源接触部113を通じてこめかみ部13に向けて出射され、こめかみ部13から反射された近赤外光を、検出接触部123を通じて検出本体部125に導光する。
図4Bに示すように、検出本体部125は、検出接触部123によって導光された近赤外光を受光及び検出する基板である。検出本体部125は、近赤外光を基に血液量を測定し、これを基に唾液の分泌量を測定する。このように測定部100は、測定した血液量を基に、血液量と相関関係をなす唾液の分泌量をさらに計測する。
図4Bに示すように、検出付勢部材127は、検出部120の軸方向に付勢する付勢力を有する。検出付勢部材127は、検出本体部125を検出接触部123に向けて付勢する。また検出付勢部材127は、検出接触部123が検出開口部121aから突出してこめかみ部13に接触するように、検出本体部125を介して検出接触部123を付勢する。検出付勢部材127は、例えば、樹脂性のバネであってもよいし、ステンレス製等の金属性のものでも良く、弾性体であればどのような材質、形状でもよい。
図4Bに示すように、検出カバー部129は、蓋である。
[支持部200]
図1と図4Aとに示すように、支持部200は、例えばネジなどによってバンド本体部410の両端部(左右の当て付き部413)にそれぞれ着脱自在に取り付けられる。図4Bと図5とに示すように、支持部200は、例えば、略「く」の字形状に折れ曲がっている1枚の金属製の薄板部材によって形成されている。支持部200は、「く」字が折れ曲がるようなバネ性を有する弾性体である。そして支持部200は、測定部100がこめかみ部13に密着するように測定部100をこめかみ部13に向けて付勢する付勢力を有している。
図1と図2と図3と図4Aと図4Bとに示すように、支持部200は、光源部110と検出部120とが互いに隣り合うように、光源部110と検出部120とを支持する。このため図4Bと図5とに示すように、支持部200は、光源部110を支持する光源支持部210と、検出部120を支持する検出支持部220と、光源支持部210と検出支持部220とに挟持され、当て付き部413に着脱自在に取り付けられる支持本体部230とを有している。
図4Bと図5とに示すように、光源支持部210と検出支持部220とは、支持本体部230を中心に互いに対称に配設されている。光源支持部210と支持本体部230とは互いに一体であり、検出支持部220と支持本体部230とは互いに一体である。
図5に示すように、光源支持部210と支持本体部230との連結部がくびれ部として形成されるように、切り欠き部241が形成されている。切り欠き部241は、凹部として形成されており、両側から凹設されている。
同様に、検出支持部220と支持本体部230との連結部がくびれ部として形成されるように、切り欠き部242が形成されている。切り欠き部242は、凹部として形成されており、両側から凹設されている。
図5に示すように、これら切り欠き部241,242は、支持部200の長手軸の軸回り方向において、支持部200の付勢力によって支持部200が矢印Aとして示すように捩じれることを促進させるために配設されている。
図5(A)に示すように、光源支持部210は、支持本体部230の平面方向に対して所望な角度θ1にて傾くように、支持本体部230に対して傾斜している。光源支持部210は、支持部200の付勢力によって、角度θ1を所望に調整可能となっている。また図5(A)に示すように、検出支持部220は、支持本体部230の平面方向に対して所望な角度θ2にて傾くように、支持本体部230に対して傾斜している。検出支持部220は、支持部200の付勢力によって、角度θ2を所望に調整可能となっている。つまり光源支持部210と検出支持部220とは、こめかみ部13に向かって傾いている。
[光源支持部210]
図4Bと図5とに示すように、光源支持部210は、例えばリング形状を有している。光源支持部210は、光源支持部210の厚み方向において光源支持部210を貫通している貫通口部211aを有している平面部211と、平面部211に対して例えば90度立設し、光源収納部111を側面から支持する1対の立設支持部213とを有している。貫通口部211aは、光源開口部111aと略同一の大きさを有している。1対の立設支持部213同士は、支持部200の長手軸方向に対して直交する方向において、貫通口部211aを中心に対称に配設されている。立設支持部213は、平面部211と一体であり、平面部211の一部が折れ曲がることによって形成される。立設支持部213は、平面部211が光源収納部111の前面に当接し、光源開口部111aが貫通口部211aと同軸上に配設され且つ貫通口部211aと連通するように、光源収納部111を支持する。立設支持部213は、光源収納部111の外周面に形成され、光源部110の長手軸方向に沿って形成されている光源溝部111bにスライドする。そして立設支持部213は、光源溝部111bにおいて例えばネジなどによって固定されることで、光源収納部111を支持する。
[検出支持部220]
図4Bと図5とに示すように、検出支持部220は、光源支持部210と略同一の構成である。
このため検出支持部220は、貫通口部211aと平面部211と立設支持部213とにそれぞれが対応する貫通口部221aと平面部221と立設支持部223とを有している。
[支持本体部230]
図5に示すように、支持本体部230は、例えばネジなどによって当て付き部413に着脱自在に取り付けられる平板状の当て付き支持部231と、例えばネジなどによってバンド本体部410の両端部に着脱自在に取り付けられる端部支持部233とを有している。
当て付き支持部231は、光源支持部210と検出支持部220とに連接している。当て付き支持部231は、図4Bに示すように貫通口部211aがバンド本体部410の貫通口413aと連通し、図4Aに示すように光源支持部210によって支持されている光源部110が貫通口413aを貫通し、検出支持部220によって支持されている検出部120が光源部110の下方に位置し、図1に示すようにこの検出部120が当て付き部413の下方に位置するように、当て付き部413に取り付けられる。
図5に示すように、端部支持部233は、後述する角度θ5に対応し、当て付き支持部231の平面方向に対して所望な角度θ3にて傾くように、当て付き支持部231に対して傾斜している。当て付き支持部231は、支持部200の付勢力によって、角度θ3を所望に調整可能となっている。
[接触パッド250]
また図4Bに示すように、支持部200は、支持部200が支持部200の付勢力によってこめかみ部13に向かって押し付けられた際に、こめかみ部13に密着する密着部である接触パッド250をさらに有している。
接触パッド250は、支持部200に倣って略「く」の字形状に折れ曲がっている。接触パッド250は、弾力性及び密着性と外光を遮光する遮光性とを有しており、例えばゲルやシリコンゴムといった素材によって形成されている。また接触パッド250は、交換可能であり、アルコールなどで洗浄可能である。
接触パッド250は、こめかみ部13に対向する部分が、例えば支持部200の光源収納部111及び検出収納部121と接する対向面(以下、裏面)、詳細には平面部211と平面部221と当て付き支持部231とに貼り付けられている。
図4Bに示すように、接触パッド250は、平面部211の裏面に貼り付けられる平板状の光源パッド部251と、平面部221の裏面に貼り付けられる平板状の検出パッド部252と、当て付き支持部231の裏面に貼り付けられる平板状の当て付きパッド部253とを有している。
図4Bに示すように、光源パッド部251と検出パッド部252とは、当て付きパッド部253を中心に互いに対称に配設されている。光源パッド部251と当て付きパッド部253とは互いに一体であり、検出パッド部252と当て付きパッド部253とは互いに一体である。
光源パッド部251は、当て付きパッド部253の平面方向に対して所望な角度θ1にて傾くように、当て付きパッド部253に対して傾斜している。光源パッド部251は、接触パッド250の弾力性によって、角度θ1を所望に調整可能となっている。検出パッド部252は、当て付きパッド部253の平面方向に対して所望な角度θ2にて傾くように、当て付きパッド部253に対して傾斜している。検出パッド部252は、接触パッド250の弾力性によって、角度θ2を所望に調整可能となっている。
図4Bに示すように、光源パッド部251は、平面部211において、貫通口部211aを覆わないように配置されている。このため光源パッド部251は、貫通口部211aと略同一の大きさを有し、光源パッド部251が平面部211に貼り付けられた際に貫通口部211aと連通するパッド貫通口部251aを有している。なお光源パッド部251の形状は、光源パッド部251が光源本体部115から出射される近赤外光を遮光せず、こめかみ部13に貼り付くことができれば、限定されることはない。
図4Bに示すように、検出パッド部252は、平面部221において、貫通口部221aを覆わないように配置されている。このため検出パッド部252は、貫通口部221aと略同一の大きさを有し、検出パッド部252が平面部221に貼り付けられた際に貫通口部221aと連通するパッド貫通口部252aを有している。なお検出パッド部252の形状は、検出パッド部252が頭部11から反射された近赤外光を遮光せず、こめかみ部13に貼り付くことができれば、限定されることはない。
接触パッド250がこめかみ部13に貼り付いた際、光源本体部115と光源接触部113とは光源付勢部材117の付勢力によって付勢され、光源接触部113は光源開口部111aと貫通口部211aとパッド貫通口部251aとを挿通してこめかみ部13に接触し、これによりこめかみ部13への接触力が実現される。同時に、検出本体部125と検出接触部123とは検出付勢部材127の付勢力によって付勢され、検出接触部123は検出開口部121aと貫通口部221aとパッド貫通口部252aとを挿通してこめかみ部13に接触し、これによりこめかみ部13への接触力が実現される。
光源本体部115が近赤外光を出射した際、近赤外光は、光源接触部113によって導光され、こめかみ部13に向けて出射される。またこのとき接触パッド250は遮光性を有しており、光源本体部115から出射された近赤外光のみがこめかみ部13に照射され、近赤外光以外の外部からの光がこめかみ部13に照射されることが防止されている。
[バンドユニット400]
図1と図2と図3と図4Aに示すように、装着体であるバンドユニット400は、U字形状のバンド本体部410と、U字形状の調整バンド部420と、U字形状の固定バンド部430とを有している。
[バンド本体部410]
図2に示すように、バンド本体部410は、測定装置20が頭部11に装着された際、例えば、一方のこめかみ部13周辺から前頭部11aを介して他方のこめかみ部13周辺まで頭部11を囲うように帯形状を有している。バンド本体部410は、例えば金属などの硬い部材によって形成されている。バンド本体部410は、バンド本体部410全体が様々なサイズの頭部11にフィットするように、そしてU字が閉じてバンド本体部410の両端部が側頭部に密着するように、バンド本体部410の両端部を側頭部に向けて付勢する付勢力を有する弾性体である。
測定装置20が頭部11に装着された際、バンド本体部410の端部がこめかみ部13に沿って配置され、この端部がこめかみ部13にフィットするように、図6に示すように、この端部は所望な角度θ4にて傾斜している。この場合、バンド本体部410の端部は、U字の端部が閉じられるように、バンド本体部410の高さ方向に対して、U字の内側に向かって所望な角度θ4にて傾斜している。バンド本体部410の端部同士は、互いに向かい合っている。
また図2と図6とに示すように、バンド本体部410は、端部と一体となっており、測定装置20が頭部11に装着された際に左右の耳周辺と左右のこめかみ部13周辺とに当て付く当て付き部413を有している。測定装置20が頭部11に装着された際、当て付き部413がこめかみ部13に沿って配置され、当て付き部413がこめかみ部13にフィットするように、当て付き部413はバンド本体部410の高さ方向に直交するバンド本体部410の貫通方向に対して所望な角度θ5にて傾斜している。この場合、当て付き部413は、当て付き部413が閉じられるように、バンド本体部410の内側に向かって傾斜している。当て付き部413は、端部の平面方向に対してバンド本体部410の内側に向かうように、端部に対して傾斜している。
また図6に示すように、当て付き部413は、当て付き部413の厚み方向において当て付き部413を貫通し、例えば光源部110が配設される貫通口413aを有している。また当て付き部413は、平板形状を有している。図1に示すように、一方の当て付き部413の外面には貫通口413aを避けるように一方の中継ユニット500が配設されており、他方の当て付き部413の外面には貫通口413aを避けるように他方の中継ユニット500が配設されている。また図1に示すように、バンド本体部410の両当て付き部413には、測定部100が配設される。
図1と図2と図3と図4Aとに示すように、バンド本体部410は、当て付き部413の内面とバンド本体部410のU字の湾曲部分とに配設されるパッド部材415を有している。測定装置20が頭部11に装着された際、パッド部材415はこめかみ部13と前頭部11aとに密着する。これにより、パッド部材415は、バンド本体部410に対して頭部11を保護し、頭部11に対するバンド本体部410の位置ずれを防止する。パッド部材415は、例えばゲルやシリコンゴムといった柔らかい素材によって形成されている。またパッド部材415は、アルコールなどで洗浄可能であり、交換可能である。
[調整バンド部420]
図2に示すように、調整バンド部420は、測定装置20が頭部11に装着された際、例えば、一方のこめかみ部13周辺から頭頂部11bを介して他方のこめかみ部13周辺まで頭部11を囲うように帯形状を有している。このように調整バンド部420は、バンド本体部410よりも後方に位置する。調整バンド部420は、例えば樹脂などの軟性部材によって形成されている。調整バンド部420は、測定装置20が様々なサイズの頭部11にフィットするように、調整バンド部420の長手方向において伸縮自在となっている。この場合、図1と図3とに示すように、調整バンド部420は、例えば、一方の帯状部材421aと、帯状部材421aが積層し、帯状部材421aに対して帯状部材421aの長手方向においてスライド可能な他方の帯状部材421bとによって形成される。このような調整バンド部420は、頭部11の上下方向において、光源部110と検出部120とを位置決め固定し、測定装置20を位置決め固定する。
調整バンド部420が調整バンド部420の両端部周辺を支点として前頭部11aと後頭部11cとの間を回動自在となるように、図1に示すように、調整バンド部420の一端部は電源ユニット600の内側、つまり後述する電源収納部603に配設され、調整バンド部420の他端部は信号制御ユニット700の内側、つまり後述する信号制御収納部703に配設される。調整バンド部420は、電源ユニット600と信号制御ユニット700とに対して着脱自在である。
[固定バンド部430]
図2に示すように、固定バンド部430は、測定装置20が頭部11に装着された際、例えば、一方のこめかみ部13周辺から後頭部11cを介して他方のこめかみ部13周辺まで頭部11を囲うように帯形状を有している。このように固定バンド部430は、調整バンド部420よりも後方に位置する。固定バンド部430は、例えば布などの軟性部材によって形成されている。
図3に示すように、固定バンド部430は、一方の帯状部材431aと、他方の帯状部材431bと、帯状部材431aの一端部と帯状部材431bの一端部とがフックされ、固定バンド部430が頭部11を締め付けるまたは締め付けを解除するように固定バンド部430を調節する調節部435を有している。
図2に示すように、調節部435は、例えば、後頭部11cの後方に位置する。図3に示すように、調節部435において、帯状部材431a,431bは、ベース板433にフックされている。ベース板433を含むフック部分は、図示しない圧縮バネによって図示しない抑え板が押し付けられている。
圧縮バネに抗して、図3に示すようにフックされた状態で帯状部材431a,431bが矢印Bに示すように引っ張られることで、固定バンド部430が頭部11を締め付ける。また抑え板がベース板433から離れることで、抑えが解除され、固定バンド部430は頭部11に対して締め付けを解除し緩まる。
このように固定バンド部430は、調節部435によって、頭部11の前後方向において、測定部100を位置決めし、測定装置20を位置決めする。
図3に示すように、帯状部材431aの他端部は、調整バンド部420の一方の端部の内側に配設され、調整バンド部420の一方の端部を介して電源ユニット600の内側、つまり後述する電源収納部603に配設される。帯状部材431bの他端部は、調整バンド部420の他方の端部の内側に配設され、調整バンド部420の他方の端部を介して信号制御ユニット700の内側、つまり後述する信号制御収納部703に配設される。固定バンド部430は、電源ユニット600と信号制御ユニット700とに対して着脱自在である。
[中継ユニット500]
図1と図2と図3と図4Aとに示すように、中継ユニット500は、バンド本体部410の両端部にそれぞれ配設されている。バンド本体部410の一方の当て付き部413に配設されている中継ユニット500と、バンド本体部410の他方の当て付き部413に配設されている中継ユニット500とは、互いに同じ構成である。
図4Aに示すように、中継ユニット500は、中継制御部501と、中継制御部501を収納し、バンド本体部410の当て付き部413の外面に配設される中継収納部503と、中継収納部503に配設され、中継制御部501をカバーする中継カバー部505とを有している。
一方の中継制御部501は電源ユニット600と一方の光源部110及び検出部120と電気的に接続しており、他方の中継制御部501は信号制御ユニット700と他方の光源部110及び検出部120と電気的に接続している。図1に示すように、中継制御部501同士は、ケーブル507によって電気的に接続している。ケーブル507は、バンド本体部410に沿って配設されており、パッド部材415の内側に配設されている。ケーブル507は、当て付き部413の外面においてケーブルカバー509によってカバーされている。
中継制御部501は、電源ユニット600から供給される電力を光源部110と検出部120と信号制御部701とに供給し、これらを制御する。また中継制御部501は、図示しないケーブルによって、光源部110同士の電気的な接続を中継し、検出部120同士の電気的な接続を中継する。中継制御部501は、基板である。中継収納部503は、中継制御部501を保持するホルダである。中継カバー部505は、蓋である。
[電源ユニット600]
図1と図2と図3と図4Aとに示すように、電源ユニット600は、頭部11の前後方向においてバンド本体部410よりも後方に位置し、一方の中継ユニット500に対して回動自在となるように、一方の中継ユニット500に着脱自在に取り付けられている。
図4Aに示すように、電源ユニット600は、電源部601と、電源部601を収納し、中継収納部503に回動自在となるように取り付けられている電源収納部603と、電源収納部603に配設され、電源部601をカバーする電源カバー部605とを有している。電源部601は、中継ユニット500と信号制御ユニット700と光源部110と検出部120とに電力を供給する。電源収納部603は、電源制御部を保持するホルダである。電源カバー部605は、蓋である。
[信号制御ユニット700]
図1と図2と図3と図4Aとに示すように、信号制御ユニット700は、頭部11の前後方向においてバンド本体部410よりも後方に位置し、他方の中継ユニット500に対して回動自在となるように、他方の中継ユニット500に着脱自在に取り付けられている。
図4Aに示すように、信号制御ユニット700は、信号制御部701と、信号制御部701を収納し、中継収納部503に回動自在となるように取り付けられている信号制御収納部703と、信号制御収納部703に配設され、信号制御部701をカバーする信号制御カバー部705とを有している。信号制御部701は、制御装置30と有線ケーブル21にて接続している。信号制御部701は、検出部120の検出結果を制御装置30に送信し、制御装置30から初期設定や、測定の開始と停止などの指示を受信し、指示を中継ユニット500と図示しないケーブルとを介して光源部110と検出部120と電源ユニット600に送信し、これらを制御する。信号制御収納部703は、信号制御部701を保持するホルダである。信号制御カバー部705は、蓋である。
[作用]
図2に示すように、測定装置20が頭部11に装着される際、支持部200を含む測定部100は、バンド本体部410によってこめかみ部13に装着される。
前記したように、バンド本体部410は、バンド本体部410全体が様々なサイズの頭部11にフィットするように、そしてU字が閉じてバンド本体部410の両端部が側頭部に密着するように、バンド本体部410の両端部を側頭部に向けて付勢する付勢力を有する弾性体である。また図6に示すように、バンド本体部410の両端部は、所望な角度θ4にて傾斜している。
これにより、測定部100は、こめかみ部13に向かって押し付けられ、こめかみ部13に密着する。
また図6に示すように、当て付き部413は、所望な角度θ5にて傾斜している。
これにより、測定部100は、こめかみ部13に向かって押し付けられ、こめかみ部13に密着する。そして測定装置20は、頭部11に容易にフィット且つ装着され、頭部11に対してずれることなく安定して装着される。
また、支持部200は、弾性体であり、測定部100がこめかみ部13に密着するように測定部100をこめかみ部13に向けて付勢する付勢力を有している。
図5に示すように、特に、光源支持部210は所望な角度θ1にて傾き、光源支持部210は支持部200の付勢力によって角度θ1を所望に調整可能となっている。また検出支持部220は所望な角度θ2にて傾き、検出支持部220は支持部200の付勢力によって角度θ2を所望に調整可能となっている。また、端部支持部233は所望な角度θ3にて傾き、当て付き支持部231は支持部200の付勢力によって角度θ3を所望に調整可能となっている。
これにより、測定部100は、こめかみ部13に向かって押し付けられ、こめかみ部13に密着する。そして測定部100は、頭部11に対してずれることなく安定して密着する。
また支持部200において、接触パッド250がこめかみ部13に貼り付く。これにより、測定部100は、こめかみ部13への密着性が高まる。また接触パッド250は、弾力性を有しているため、こめかみ部13への必要以上の押しつけ力を軽減する。
なお測定装置20が頭部11に装着される際、調整バンド部420は伸縮し、頭部11の上下方向において、測定部100を含む測定装置20が位置決め固定される。また固定バンド部430は頭部11を締め付け、測定部100を含む測定装置20が位置決め固定される。これにより、測定部100は、頭部11に対してずれることなく位置決めされる。
この状態で近赤外光は、光源本体部115から出射され、光源接触部113によって導光され、頭部11に向けて出射される。このとき、光源部110(光源パッド部251)が支持部200によって頭部11に接触し、光源パッド部251は遮光性を有し、光源接触部113が近赤外光を導光し、近赤外光が出射される。このため、頭部11には光源本体部115から出射された近赤外光のみが照射され、この近赤外光以外の外部からの光が頭部11に照射されることが防止される。
その後、近赤外光は、頭部11によって拡散反射され、検出接触部123によって導光され、検出本体部125によって受光される。なお検出部120(検出パッド部252)が支持部200によって頭部11に接触し、検出パッド部252は遮光性を有している。このために、検出本体部125は、頭部11から反射された近赤外光以外の光を受光することが防止される。検出本体部125は、近赤外光を基に血液量を測定し、これを基に唾液の分泌量を測定する。
測定装置20は、測定結果を、有線ケーブル21を介して制御装置30に送信する。制御装置30は、例えば無線によって測定結果を測定本体装置40に送信する。この測定結果は、測定本体装置40によって管理される。
[効果]
このように本実施形態では、測定装置20を、バンド本体部410によって、頭部11に容易にフィット且つ装着でき、頭部11に対してずれることなく安定して装着できる。特に本実施形態では、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、測定装置20を前記したように装着できる。そして本実施形態では、測定部100も前記同様に装着できる。
また本実施形態では、支持部200によって、測定部100を、頭部11に対してずれることなく安定して密着できる。
また本実施形態では、接触パッド250によって、頭部11への測定部100の密着性を高めることができると共に、頭部11への必要以上の押しつけ力を軽減できる。
また本実施形態では、調整バンド部420によって頭部11に対して、上下方向において測定部100を含む測定装置20を位置決め固定でき、固定バンド部430によって頭部11を締め付けることができ、固定バンド部430によって測定部100を含む測定装置20を位置決め固定できる。また本実施形態では、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、測定装置20を頭部11に対して容易に着脱でき、携帯できる。
また本実施形態では、前記によって、測定の誤差を抑えることができ、測定精度を向上でき、この状態で、脳の活動、例えば血液量を測定でき、これを基に簡易に唾液の分泌量を測定できる。
また本実施形態では、測定装置20が携帯型であるため、測定装置20が装着されていれば、被検者は作業をしながらでも、リアルタイムで測定できる。また本実施形態では、据え置きタイプではなく、携帯型であるために、容易に持ち運ぶことができ、測定スペースを小さくできる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
また本発明の実施形態を説明したが、これらは特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
頭部に装着された状態で血液量を測定する携帯型血液量測定装置であって、
前記血液量を測定する測定部と、
前記測定部を支持する平板状の支持部と、
前記支持部が配設される両端部を有し、前記測定部がこめかみ部に装着されるように前記頭部に装着されるバンド本体部を有するバンドユニットと、
を具備することを特徴とする携帯型血液量測定装置。
前記によって、測定部100を含む測定装置20は、頭部11に容易にフィット且つ装着でき、頭部11に対してずれることなく安定して装着できる。また測定部100を含む測定装置20は、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、頭部11に装着できる。
[2]
前記支持部は、弾性体であることを特徴とする[1]に記載の携帯型血液量測定装置。
前記によって、測定部100を、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、頭部11に装着でき、装着固定時に微調整可能となる。
[3]
前記支持部は、前記測定部が前記こめかみ部に密着するように前記測定部を前記こめかみ部に向けて付勢する付勢力を有することを特徴とする[2]に記載の携帯型血液量測定装置。
前記によって、測定部100を、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、フィット調整されて頭部11に装着できる。
[4]
前記バンドユニットは、
前記バンド本体部が前記頭部に装着された際に、左右の前記こめかみ部と頭頂部とを囲み、長手方向に伸縮自在な調整ハンド部と、
左右の前記こめかみ部と前記後頭部とを囲み、前記バンドユニットを前記頭部に固定する固定ハンド部と、
をさらに具備することを特徴とする[1]に記載の携帯型血液量測定装置。
前記によって、測定部100を含む測定装置20を、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、位置調整して位置決め固定でき、ずれを防止できる。また前記によって、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、測定装置20を頭部11に対して容易に着脱でき、携帯できる。
[5]
前記測定部は、測定した前記血液量を基に、前記血液量と相関関係をなす唾液の分泌量をさらに計測することを特徴とする[1]に記載の携帯型血液量測定装置。
前記によって、簡易に唾液の分泌量を測定できる。
[6]
前記バンド本体部は、U字形状を有しており、
前記バンド本体部は、U字が閉じて前記両端部が側頭部に密着するように、前記両端部を前記側頭部に向けて付勢する付勢力を有する弾性体であることを特徴とする[1]に記載の血液量測定装置。
前記によって、測定部100を、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、フィット調整されて頭部11に装着できる。
[7]
前記支持部は、前記こめかみ部に密着する密着部を有することを特徴とする[2]または[3]に記載の血液量測定装置。
前記によって、頭部11への測定部100の密着性を高めることができ、頭部11への必要以上の押しつけ力を軽減できる。
[8]
前記測定部は、
前記頭部に向けて近赤外光を出射する光源部と、
前記光源部から出射された後、前記頭部によって拡散反射された前記近赤外光を検出する検出部と、
を有することを特徴とする[3]に記載の血液量測定装置。
[9]
前記支持部は、
前記光源部を支持する光源支持部と、
前記検出部を支持する検出支持部と、
前記光源支持部と前記検出支持部とに挟持され、前記バンド本体部の両端部に着脱自在に取り付けられる支持本体部と、
を有し、
前記光源支持部は、前記支持本体部の平面方向に対して所望な角度θ1にて傾くように、前記支持本体部に対して傾斜し、
前記光源支持部は、前記支持部の付勢力によって、前記角度θ1を所望に調整可能となっており、
前記検出支持部は、前記支持本体部の平面方向に対して所望な角度θ2にて傾くように、前記支持本体部に対して傾斜してし、
前記検出支持部は、前記支持部の付勢力によって、角度θ2を所望に調整可能となっていることを特徴とする[3]に記載の血液量測定装置。
前記によって、測定部100を、頭部11の大きさや形状に影響されることなく、フィット調整されて頭部11に装着できる。
11…頭部、13…こめかみ部、20…測定装置、100…測定部、110…光源部、120…検出部、200…支持部、210…光源支持部、220…検出支持部、230…支持本体部、250…接触パッド、400…バンドユニット、410…バンド本体部、413…当て付き部、420…調整バンド部、430…固定バンド部、500…中継ユニット、600…電源ユニット、700…信号制御ユニット。

Claims (5)

  1. 頭部に装着された状態で血液量を測定する携帯型血液量測定装置であって、
    前記血液量を測定する測定部と、
    前記測定部を支持する平板状の支持部と、
    前記支持部が配設される両端部を有し、前記測定部がこめかみ部に装着されるように前記頭部に装着されるバンド本体部を有するバンドユニットと、
    を具備し、
    前記測定部は、
    前記頭部に向けて近赤外光を出射する光源部と、
    前記光源部から出射された後、前記頭部によって拡散反射された前記近赤外光を検出する検出部と、
    を有し、
    前記支持部は、
    前記光源部を支持する光源支持部と、
    前記検出部を支持する検出支持部と、
    前記光源支持部と前記検出支持部とに挟持され、前記バンド本体部の両端部に着脱自在に取り付けられる支持本体部と、
    を有し、
    前記光源支持部は、前記支持本体部の平面方向に対して所望な角度θ1にて傾くように、前記支持本体部に対して傾斜し、
    前記光源支持部は、前記支持部の付勢力によって、前記角度θ1を所望に調整可能となっており、
    前記検出支持部は、前記支持本体部の平面方向に対して所望な角度θ2にて傾くように、前記支持本体部に対して傾斜し、
    前記検出支持部は、前記支持部の前記付勢力によって、前記角度θ2を所望に調整可能となっていることを特徴とする携帯型血液量測定装置。
  2. 前記支持部は、弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型血液量測定装置。
  3. 前記支持部は、前記付勢力によって、前記測定部が前記こめかみ部に密着するように前記測定部を前記こめかみ部に向けて付勢することを特徴とする請求項2に記載の携帯型血液量測定装置。
  4. 前記バンドユニットは、
    前記バンド本体部が前記頭部に装着された際に、左右の前記こめかみ部と頭頂部とを囲み、長手方向に伸縮自在な調整バンド部と、
    左右の前記こめかみ部と後頭部とを囲み、前記バンドユニットを前記頭部に固定する固定バンド部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の携帯型血液量測定装置。
  5. 前記測定部は、測定した前記血液量を基に、前記血液量と相関関係をなす唾液の分泌量をさらに計測することを特徴とする請求項1に記載の携帯型血液量測定装置。
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