JP6174224B1 - ホッパー、遊技機、および、不正検知システム - Google Patents

ホッパー、遊技機、および、不正検知システム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、遊技機に投入された遊技媒体の取り扱いを選択できるようにする。【解決手段】本発明は、メダルを貯留するホッパー102であって、ホッパー102からオーバーフローするメダルを排出させるオーバーフローシュート1Aを備え、オーバーフローシュート1Aは、投入されたメダルを貯留させる場合に開き(貯留設定)、オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる(全回収設定)開閉扉11を備える、ことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、ホッパー、遊技機、および、不正検知システムに関する。
スロットマシンのホッパーに対して、ホッパー内に貯留されている洗浄されたメダルに、遊技者が手にして投入した汚れたメダルを混在させたくない、という要望がある。この要望に鑑み、特許文献1には、「遊技者の手によって汚れたメダルが貯留ホッパーに投入されたときに、洗浄機にメダルを搬送するメダル回収ベルトに向けてこの汚れたメダルのみを貯留ホッパーから排出する機構を提供する」という課題を解決するために、「貯留ホッパーに貯留されたメダルを払い出すメダル払出装置において、前記貯留ホッパーに貯留されたメダルをオーバーフローさせて前記貯留ホッパー外に排出する排出口を有する排出通路を設け、前記貯留ホッパーに投入されたメダルを前記排出通路に導く連絡橋を、前記排出通路の前記排出口側と対向する側から前記貯留ホッパーの壁又はメダル流下床に向けて進退可能に備えたことを特徴とするメダル払出装置」が開示されている。
また、特許文献2には、「簡単な構造で遊技店の設備に対応した使用が可能なスロットマシンを提供する」という目的を達成するために、「メダル投入口に接続されるメダル誘導通路に分流誘導部材を設け、該分流誘導部材は、メダル投入口に投入されたメダルをホッパー装置に送り込む第1位置と該メダル投入口に投入されたメダルを回収専用導出樋に導く第2位置とに、ボルトとナットの締結により切り替え自在に設けられていることを特徴とするスロットマシン」が開示されている。
特開2008−125985号公報 特開2001−54614号公報
特許文献1によれば、排出通路の通路方向に進行した連絡橋に、投入されたメダルを落下させることで、投入されたメダルを排出口に案内することができる。しかし、現状のスロットマシンのなかには、投入されたメダルを排出通路の幅方向に飛び出させて落下させるものが多い。このようなスロットマシンに対しては、特許文献1の排出通路の側板の高さが低すぎるため、投入されたメダルが排出通路を越えてホッパー内に貯留されてしまい、ホッパー内の洗浄されたメダルと混在してしまう、という問題がある。
また、特許文献2によれば、分流誘導部材を第2位置に設定することで、投入されたメダルを、回収専用導出樋に接続する排出通路に落下させる、と解釈することができる。しかし、特許文献2のスロットマシンにおける分流誘導部材の第1位置と第2位置とへの切り替え作業時には、ボルトとナットの締結を緩めて位置を調節した後に、ボルトとナットを再び締結するという作業が必要になると共に、ボルトとナットの締結を行う工具が必要となる。従って、一度に多くのスロットマシンに対して短時間で第1位置と第2位置とへの切り替え作業を終了させることが困難であった。
また、従来のスロットマシンに対して分流誘導部材を取り付けようとすると、スロットマシンの改変が必要になるために、既存のスロットマシンをそのまま使用することができず、機種・型式の増加やコストアップにつながるという問題がある。
一方、遊技店のなかには、ホッパーからオーバーフローしたメダルを自動回収する回収コンベアを備えない遊技店や、ホッパーにメダルを自動補給するための補給コンベアを備えない遊技店が存在する。そのような遊技店に対しては、すでにホッパー内に貯留されている洗浄されたメダルと混在することになっても、投入されたメダルをホッパー内に貯留させたいという要望がある。また、投入されたメダルを回収させるか貯留させるか、といった投入されたメダルの取り扱いを任意に選択可能とするホッパーの構成を簡易にしたいという要望もある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、遊技機に投入された遊技媒体の取り扱いを選択できるようにすることを課題とする。
前記目的を達成する本発明は、
遊技媒体を貯留するホッパーであって、
前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる開閉部を備える、
ことを特徴とする。
詳細は後記する。
本発明によれば、簡易な構成で、遊技機に投入された遊技媒体の取り扱いを選択できるようにすることができる。
(a)がスロットマシンの全体斜視図であり、(b)が下部パネルを開いたときのスロットマシンの全体斜視図である。 メダルの流路の説明図であり、(a)が貯留設定時、(b)が全回収設定時である。 実施例1におけるオーバーフローシュートを備えたホッパーの全体斜視図であり、(a)が貯留設定時、(b)が全回収設定時である。 実施例1におけるオーバーフローシュートの斜視図であり、(a)が全回収設定時、(b)が貯留設定時である。 実施例1におけるオーバーフローシュートの開閉扉の説明図であり、(a)が、開閉扉がヒンジによって回転可能であることを説明する図、(b)がヒンジの内部構造を示した分解図である。 実施例1におけるオーバーフローシュートの進退側壁部の説明図であり(a)が、進退側壁部が退位置にあるときの図、(b)が、進退側壁部が進位置にあるときの図である。 (a)が、図6(a)に示すC−C線で切断したときの断面図であり、(b)が、図6(b)に示すD−D線で切断したときの断面図である。 実施例2におけるオーバーフローシュートの斜視図であり、(a)が全回収設定時、(b)が貯留設定時である。 実施例3におけるオーバーフローシュートを備えたホッパーの全体斜視図であり、(a)が全回収設定時、(b)が貯留設定時である。 実施例4におけるオーバーフローシュートを備えたホッパーの全体斜視図であり、(a)が全回収設定時、(b)が貯留設定時である。 実施例4におけるオーバーフローシュートについて、(a)が全回収設定時の斜視図であり、(b)が(a)に示すE−E線で切断したときの断面図であり、(c)が貯留設定時の斜視図である。 実施例5におけるオーバーフローシュートを備えたホッパーの全体斜視図であり、(a)が貯留設定時、(b)が全回収設定時である。 実施例5におけるオーバーフローシュートについて、(a)が全回収設定時の斜視図であり、(b)が貯留設定時の斜視図であり、(c)が(a)に示すF−F線で切断したときの断面図である。 実施例6におけるオーバーフローシュートを備えたホッパーの全体斜視図であり、(a)が全回収設定時、(b)が貯留設定時である。 メダル搬送システムの全体ブロック図である。 不正検知システムの全体ブロック図である。 ホッパーにおけるオーバーフロー地点および補給信号発生地点の説明図である。 不正払出の有無を判断するためのフローチャートである。 他の実施形態におけるメダル搬送システムの全体ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の際、スロットマシンの正面に向く方向を「前」または「手前」とし、スロットマシンの背面に向く方向を「後」または「奥」とする。他の方向は、各図に従う。
また、説明の際、「平行」、「垂直」、「○○方向」という語はそれぞれ、「略平行」、「略垂直」、「略○○方向」という意味を含むとする。
図1(a)に示すように、本実施形態のスロットマシン100は、下部パネル101に投入口101aと、払出口101bとを備えている。投入口101aは、遊技者からのメダルの投入の入口である。払出口101bは、遊技者にメダルを払出すための排出口である。
本実施形態では、スロットマシン100が配置される島に補給コンベアおよび回収コンベアが配置されている例として説明を続ける。しかし、本実施形態は、補給コンベアおよび回収コンベアの一方、または両方が無い場合にも適用することができる。
図1(b)に示すように、下部パネル101の裏側には、セレクタ101cと、払出シュート101dと、投入通路101eとが配置されている。セレクタ101cは、メダルの投入が許可されていない状態では、投入されたメダルを、払出シュート101dを経由させて払出口101bに導く。「メダルの投入が許可されていない状態」とは、例えば、クレジット数が最大数(例:50枚)であること、スロットマシン100に投入されている電源がオフであることをいう。また、セレクタ101cは、メダルの投入が許可された状態では、投入された(規格内の)メダルを、ホッパー102に導く。
払出シュート101dは、投入されたメダルを払出口101bに滑降させる。
投入通路101eは、セレクタ101cとホッパー102とを中継する通路である。
図1(b)に示すように、スロットマシン100の内部の下部には、ホッパー102と、回収貯留タンク103とが配置されている。ホッパー102は、メダルを貯留したり、スロットマシン100から払出信号を受信したときメダルを払出口101bに払い出したりする。回収貯留タンク103は、ホッパー102からオーバーフローしたメダルを貯留する。
ホッパー102は、貯留タンク102aと、ホッパー本体部102bと、オーバーフローシュート1Aを備えている。貯留タンク102aは、メダルが貯留される中空部を形成する。ホッパー本体部102bは、貯留タンク102aの支持台であるとともに、下部パネル101が閉じられたときの払出シュート101dにメダルを排出する機構(説明略)を備える。オーバーフローシュート1Aは、ホッパー102内部でオーバーフローしたメダルを、貯留タンク102aの右側壁部に形成されている排出口102cから回収タンク103に排出する。オーバーフローシュート1Aの詳細は後記する。
図2に示すように、投入されたメダルは、オーバーフローシュート1Aの設定に応じて2通りの異なる流路を辿る(許可されていないメダルの流路については説明略)。1つ目の流路が図示された図2(a)に示す貯留設定では、オーバーフローシュート1Aの側壁部の一部となる開閉扉11(開閉部)は開いている。図2(a)は、ホッパー102については、図1(b)中のA−A線で切断したときの断面図として示している。貯留設定時では、メダルの投入が許可されているとき、投入されたメダルは、開閉扉11が開いて形成された開口部を通過し、貯留タンク102a内に貯留される。また、補給コンベアで搬送され、補給シュート104から滑降する補給用のメダルも貯留タンク102a内に貯留される。
貯留タンク102a内のメダルが山積みになると、貯留タンク102a内のメダルの一部が開閉扉11の開口部を経由してオーバーフローシュート1Aを滑降し、回収貯留タンク103(図1(b)参照)へ排出される。
一方、2つ目の流路が図示された図2(b)に示す全回収設定では、オーバーフローシュート1Aの開閉扉11は閉じている。図2(b)は、ホッパー102については、図1(b)中のB−B線で切断したときの断面図として示している。全回収設定時では、メダルの投入が許可されているとき、投入されたメダルは、開閉扉11に衝突し、オーバーフローシュート1Aを滑降し、回収貯留タンク103へ排出される。
回収貯留タンク103の底部の一部は開口しており、回収貯留タンク103内へ排出されたメダルは、回収受皿105を経由して、回収シュート106に流れる。回収シュート106は、回収シュート106に流れたメダルを回収コンベア107上に導く。回収コンベア107は、スロットマシン100(またはスロットマシン100に隣接するメダル貸機)から排出されたメダルを回収し、所定の箇所へ搬送する。
≪オーバーフローシュートの詳細≫
上述のオーバーフローシュート1Aを含め、オーバーフローシュートはさまざまな形状をとることができ、以下、実施例1〜6として例示的に説明する。
<実施例1>
図3〜図7を参照して、オーバーフローシュート1Aについて詳細に説明する。
図3に示すように、オーバーフローシュート1Aは、貯留タンク102a内の右前隅に配置されている。オーバーフローシュート1Aは、主に、すでに説明した開閉扉11(例えば、図3(b))と、進退側壁部12(例えば、図3(b))と、固定側壁部13(例えば、図3(b))と、シュート底部20(例えば、図3(b))と、シュート前側壁部30(例えば、図4(a))とを備えている。
なお、図3に示す符号102dは、貯留タンク102a内に貯留されているメダルと、金属棒を介して導通することでメダルの貯留量を測定する導通センサ(後記)である。
(シュート底部20)
シュート底部20は、ホッパー102の左右方向の中央から、ホッパー102の排出口102cの下辺に到達するまで下り傾斜をなして延在している板状体である。シュート底部20の長手方向は、オーバーフローするメダルの排出方向となる。図3(a)に示すように、開閉扉11が開いた貯留設定時には、ホッパー102の貯留タンク102a内で山積みになるまでメダルが貯留される。貯留タンク102a内のメダルがさらに増えた場合、山積みのメダルが崩れてシュート底部20の上流側に落下する。落下したメダルは、シュート底部20を滑降し、排出口102cから落下する。
なお、開閉扉11について、貯留設定時(図3(a))の開閉扉11は、「開位置」に位置しているとし、全回収設定時(図3(b))の開閉扉11は、「閉位置」に位置しているとする。
シュート底部20は、回収設定係合フック21(例えば、図4(b))と、回収設定係合弾性部22(例えば、図4(b))と、複数本の底凸条部23(例えば、図3(a))と、回収設定上下係止凹部24(例えば、図5(a))とを備えている。
回収設定係合フック21は、シュート底部20の上流端に配置されている。回収設定係合フック21は、開閉扉11の回収設定係合部11b1と係合することで、開閉扉11を閉位置に固定することができる(例えば、図4(a))。
回収設定係合弾性部22は、下方に弾性変形可能な部材である。回収設定係合弾性部22は、回収設定係合フック21を下方に変位させてから復元することで、回収設定係合フック21を開閉扉11の回収設定係合部11b1と係合させることができる。回収設定係合弾性部22は、無負荷の状態ではシュート底部20と平行に形成されている。
底凸条部23は、シュート底部20と平行に延在して凸設している。底凸条部23は、シュート底部20上のメダルとシュート底部20との接触面積を減らし、メダルにかかる摩擦を低減させ、メダルの滑降を促すことができる。
回収設定上下係止凹部24は、シュート底部20の奥端縁の上流側部分に凹設されている。回収設定上下係止凹部24は、開閉扉11の下端縁に凸設されている回収設定上下係止凸部111(例えば、図5(a))と係合することで、閉位置にある開閉扉11の上下への変位を規制する。
(シュート前側壁部30)
シュート前側壁部30は、シュート底部20の前辺から立設した側壁部である。シュート前側壁部30は、シュート底部20の上流から流れるメダルを案内する。また、シュート前側壁部30は、シュート底部20を、貯留タンク102a内の右前隅に保持するための掛着部31(例えば、図4(a))と、取付位置決め係合凸部32(例えば、図4(a))と、排出口位置決め部33(例えば、図4(a))とを備える。
掛着部31は、鉤形に突出した形状を呈している。掛着部31は、貯留タンク102aの手前側壁部の上淵に掛かることで、オーバーフローシュート1Aを貯留タンク102a内の所定位置に保持することができる。また、掛着部31は、貯留タンク102aの手前側壁部から凸設した凸条と係合する凸部102a1を備える。
取付位置決め係合凸部32は、貯留タンク102aの手前側壁部に形成されている取付位置決め係合凹部102a2(例えば、図3(a)参照)に係合することで、オーバーフローシュート1Aを貯留タンク102a内の所定位置に保持することができる。
排出口位置決め部33は、シュート前側壁部30の下流端部(右端部)から突出形成されており、貯留タンク102aの排出口102cの一部に係合する。
(開閉扉11)
開閉扉11は、オーバーフローシュート1Aの奥側壁の上流側部分を構成する。開閉扉11は、側壁基部11a(例えば、図4(a))と、上流端壁部11b(例えば、図4(a))と、ヒンジ部11c(例えば、図4(a))とを備える。
側壁基部11aは、開閉扉11の基幹部分である。開閉扉11が閉位置にあって全回収設定時であるとき、投入されたメダルは、側壁基部11aに当たった後、流下して排出口102c(図3)から排出される。
上流端壁部11bは、側壁基部11aと所定の角度をなして側壁基部11aの上流端部から延在している部材である。上流端壁部11bは、開閉扉11を閉じた全回収設定時に、上流端壁部11bの下端部となる回収設定係合部11b1を、シュート底部20の回収設定係合フック21に係合させて、全回収設定を保持することができる。
また、上流端壁部11bは、全回収設定において、側壁基部11aに当たったメダルが貯留タンク102a内に進入することを防ぐ。
ヒンジ部11cは、開閉扉11を軸支するとともに、進退側壁部12の上流端部(左端部)に対して開閉扉11を垂直方向回りに回転可能に保持する部材である。ヒンジ部11cは、メダル案内傾斜部11d(例えば、図5(b))と、ヒンジ弾性変形部11c2,11c2(例えば、図5(b))と、ヒンジ軸h1,h1(例えば、図5(b))とを備える。また、進退側壁部12の上流端部には、ヒンジ軸受h2(例えば、図5(b))が形成されている。
ヒンジ弾性変形部11c2,11c2は、例えば樹脂製であり、側壁基部11aの下流端から下流側に延在する部材である。ヒンジ弾性変形部11c2,11c2は、互いに遠ざかるように上下に弾性的に変形することができる。
ヒンジ軸h1,h1は、ヒンジ弾性変形部11c2,11c2の先端にて、互いに対向するように凸設されている部材である。
図5(b)に示すように、ヒンジ弾性変形部11c2,11c2を上下に遠ざかるように変位させたまま、進退側壁部12のヒンジ軸受h2の上端および下端にヒンジ軸h1,h1を位置合わせする。これにより、ヒンジ弾性変形部11c2,11c2が復元した後、ヒンジ軸h1,h1がヒンジ軸受h2内に挿通し、ヒンジ部11cが進退側壁部12に回転可能に連接される。また、ヒンジ弾性変形部11c2,11c2を上下に遠ざかるように弾性的に変形させると、ヒンジ軸h1,h1がヒンジ軸受h2内から外れ、ヒンジ部11cを進退側壁部12から取り外すことができる。このように、ヒンジ部11cは、組み立て容易なヒンジ構造を提供することができる。
メダル案内傾斜部11dは、側壁基部11aの下流端から下流側に延在する部材である。メダル案内傾斜部11dは、開閉扉11と、進退側壁部12との連接部分に生じる段差を滑らかにすることで、メダルの詰まりを抑制することができる。
(固定側壁部13)
固定側壁部13は、シュート底部20の奥端縁の下流側部分から立設した側壁部である。固定側壁部13は、貯留タンク102a内で所定量以下に山積みになっているメダルが、シュート底部20に崩れ落ちることを防止することができる。固定側壁部13は、貯留設定係合フック13a(例えば、図4(b)参照)と、排出口位置決め部13b(例えば、図4(b)参照)とを備える。
貯留設定係合フック13aは、固定側壁部13の上端縁に配置されている。貯留設定係合フック13aは、開閉扉11の上端縁の一部と係合することで、開閉扉11を開位置に固定することができる(例えば、図4(b))。
排出口位置決め部13bは、固定側壁部13の下流端部(右端部)から突出形成されており、貯留タンク102aの排出口102cの一部に係合する。
また、固定側壁部13は、進退側壁部12を摺動可能に支持する構造を有する。この構造については、主に図6、図7を参照して説明する。なお、図6(a),(b)において、開閉扉11の図示は省略している。固定側壁部13は、進退Y摺動子挿入隙間13c1,13c1(例えば、図7(a))と、進退Yガイド部13c2,13c2(例えば、図7(a))と、進退Z摺動子弾性部13c3(例えば、図7(a))と、進退Z摺動子13c4(例えば、図7(a)、図7(b)。進退位置決係合凸部としても機能する。)とを備える。
なお、当該実施例において進退側壁部12が固定側壁部13に対して摺動する方向は、オーバーフローシュート1A内のメダルの排出方向に等しい。図6、図7を参照して説明する際、進退側壁部12の進退方向は、「X方向」と呼ぶ場合がある。また、進退側壁部12の板厚方向でもあり、固定側壁部13の板厚方向となる方向を「Y方向」と呼ぶ場合がある。Y方向は、X方向に垂直である。また、X方向にも直交し、Y方向にも直交する方向を「Z方向」と呼ぶ場合がある。
進退Y摺動子挿入隙間13c1,13c1は、進退側壁部12の挿脱時に、進退側壁部12の進退Y摺動子121を挿通させるための隙間である。
進退Yガイド部13c2,13c2は、進退側壁部12の進退Y摺動子121と係合して、進退側壁部12がY方向に移動することを防止する。
進退Z摺動子弾性部13c3は、進退側壁部12の進退Zガイド部122に対して、進退Z摺動子13c4を挿脱する際に、進退Z摺動子13c4を持ち上げるために曲げる部分である。
進退Z摺動子13c4は、進退側壁部12の進退Zガイド部122と係合して、進退側壁部12がZ方向に移動することを防止する。
進退Z摺動子13c4(進退位置決係合凸部)は、進退側壁部12の進位置および退位置にて、進退側壁部12を係入させておくための凸状体である。
(進退側壁部12)
進退側壁部12は、シュート底部20の奥端部から立設し、オーバーフローシュート1Aの奥側壁を構成する。進退側壁部12は、固定側壁部13と部分的に重なるように配置されており、固定側壁部13に対して進退方向摺動可能に保持されている。進退側壁部12は、進退Y摺動子121,121(例えば、図6(a))と、進退Zガイド部122(例えば、図6(b))と、進位置決係合凹部123(例えば、図7(b))と、退位置決係合凹部124(例えば、図7(b))と、すでに説明したヒンジ軸受h2(図5(b))とを備える。
進退Y摺動子121,121は、固定側壁部13の進退Y摺動子挿入隙間13c1に挿入され、下方に下げることで、固定側壁部13の進退Yガイド部13c2に係合する。この係合により、両者がY方向に離間することを防止する。
進退Zガイド部122は、固定側壁部13の進退Z摺動子13c4を受容する凹条部である。進退Zガイド部122は、進退Z摺動子13c4が進退方向に摺動することを許容するとともに、進退Z摺動子13c4がZ方向に移動することを抑制することができる。
進位置決係合凹部123は、固定側壁部13の進退Z摺動子13c4(進退位置決係合凸部)が係入される穴部である。進退Z摺動子13c4(進退位置決係合凸部)が進位置決係合凹部123に係入すると、進退側壁部12は進位置に保持される。
退位置決係合凹部124は、固定側壁部13の進退Z摺動子13c4(進退位置決係合凸部)が係入される穴部である。進退Z摺動子13c4(進退位置決係合凸部)が退位置決係合凹部124に係入すると、進退側壁部12は退位置に保持される。
全回収設定では、進退側壁部12は、進位置に保持されて、固定側壁部13を実質的に延長することができる。このとき、開閉扉11をヒンジ部11cによって回転させ、回収設定係合部11b1を回収設定係合フック21に係合させることで、開閉扉11を閉位置に保持させることができる。
貯留設定では、進退側壁部12は、退位置に保持される。このとき、開閉扉11をヒンジ部11cによって回転させ、開閉扉11の上端縁を貯留設定係合フック13aに係合させることで、開閉扉11を開位置に保持させることができる。
開閉扉11が閉位置にある場合、投入したメダルはすべてオーバーフローシュート1Aを滑降して直接回収される。よって、開閉扉11が閉位置にある場合、投入したメダルは貯留タンク102a内に貯留されることは無いため、貯留タンク102a内のメダル量を常に一定にすることができる。換言すれば、貯留タンク102a内のメダル量は、補給シュート104からのメダルの補給の調整で一定となるように決定することができ、遊技者からのメダルの投入量に依存しない。貯留タンク102a内のメダル量を一定にすることの利点については後記する。
補給シュート104から補給されたメダルは、洗浄機(図示せず)によって洗浄されている。そして、開閉扉11を閉位置にすることで、貯留タンク102a内には、遊技者が手にして汚れたメダルが投入されることは無い。このため、貯留タンク102a内には洗浄されたメダルのみを常時貯留させることができる。その結果、払出口101bから払い出されるメダルは、必ず洗浄されたメダルであり、遊技者に対して洗浄されたメダルのみを提供することができ、衛生面の向上に資する。
また、貯留設定では、進退側壁部12は、退位置に移動するため、開閉扉11が開位置で保持されたときに形成される開口部を拡大させることができる。これにより、投入されたメダルを貯留タンク102a内に貯留させたり、貯留タンク102aからオーバーフローシュート1Aへオーバーフローさせたりすることが円滑になる。貯留設定は、例えば、補給コンベアを備えない遊技店にて投入されたメダルで貯留タンク102a内のメダルを補給しようとする場合に有利な設定である。
このように、全回収設定または貯留設定の選択を、オーバーフローシュート1Aの開閉扉11の開閉で実現することができるため、本実施形態のホッパー102は、簡易な構成で、遊技機に投入された遊技媒体の取り扱いを選択できるようにすることができる。
<実施例2>
図8を参照して、オーバーフローシュート1Bについて詳細に説明する。実施例2の説明の際、実施例1と重複する説明は省略し、相違する点について説明する。
実施例2が実施例1と大きく相違する点は、進退側壁部12が存在しない点、実施例1の固定側壁部13に代えて固定側壁部13Bが用いられている点である。
固定側壁部13Bは、実施例1の固定側壁部13と同等の機能を有するが、排出方向に関して固定側壁部13よりも長い。進退側壁部12の上流端部に形成されていたヒンジ軸受h2(例えば、図5(b)参照)は、固定側壁部13Bの上流端部(左端部)に形成されている。開閉扉11のヒンジ部11cは、固定側壁部13Bの上流端部に対して開閉扉11を垂直方向回りに回転可能に保持する。
オーバーフローシュート1Bは、オーバーフローシュート1Aと比較して、奥側壁部構成する部材の部材点数を減らことができ、オーバーフローシュート1Bの組み立てをより簡易に行うことができる。
<実施例3>
図9を参照して、オーバーフローシュート1Cについて詳細に説明する。実施例3の説明の際、実施例1,2と重複する説明は省略し、相違する点について説明する。
オーバーフローシュート1Cは、回転扉10C(開閉部)と、シュート底部20Cと、シュート接続部30Cとを備えている。
(シュート接続部30C)
シュート接続部30Cは、貯留タンク102aの前壁部とシュート底部20Cの一辺とを接続する部材である。シュート接続部30Cは奥に向かって下りに傾斜しており、投入されたメダルをシュート底部20Cへ案内する。図9に示す掛着部31は、シュート接続部30Cを、貯留タンク102aの前壁部に保持する。
(シュート底部20C)
シュート底部20Cは、メダルの排出方向を中心軸とする下半筒状を呈する排出経路の底部を構成する。シュート底部20Cの上流端部には、下半円状を呈する上流端板20Caが備えられている。上流端板20Caの周上には、回転扉10Cを回転摺動可能に保持する段差となるレール部20Ca1(保持部)が凸設されている。また、シュート底部20Cの下流端部には、回転扉10Cを回転摺動可能に保持する段差となるレール部(図示略)(保持部)が凸設されている。
(回転扉10C)
回転扉10Cは、排出経路の側部を構成する。回転扉10Cは、シュート底部20Cに対し、周方向に摺動可能に保持されている。回転扉10Cの上流端部には、レール部20Ca1に係合して摺動する上流端板10Caが備えられている。
図9(a)に示すように、全回収設定時では、シュート底部20Cに対して回転扉10Cを奥方向へ最大限回転摺動させて保持する。投入されたメダルは、シュート接続部30C上を通過し、閉位置の回転扉10Cに当たった後、半円状の排出口102cから排出される。
一方、図9(b)に示すように、貯留設定時では、シュート底部20Cに対して回転扉10Cを前方向へ最大限回転摺動させて保持する。投入されたメダルは、シュート接続部30C上を通過し、開位置の回転扉10Cによって奥側に形成された開口部から落下して貯留タンク102a内に貯留される。貯留されたメダルがオーバーフローするときは、開口部を経由して半円状の排出口102cから排出される。
実施例3のオーバーフローシュート1Cによれば、開位置にある回転扉10Cが排出方向全体に亘る大きな開口部を形成することができ、投入されたメダルの貯留、および、貯留されたメダルのオーバーフローをより円滑に行うことができる。
<実施例4>
図10,図11を参照して、オーバーフローシュート1Dについて詳細に説明する。実施例4の説明の際、実施例1〜3と重複する説明は省略し、相違する点について説明する。
実施例4が、実施例1〜3と大きく異なる点は、開閉扉11Dを備える点、開閉扉11Dがヒンジ部11c(図4参照)を備えない点、固定側壁部13Bと同等の機能を有する固定側壁部13Dがヒンジ軸を備えない点である。
図10,図11に示すシュート底部20Dは、シュート底部20(例えば、図3)と同等の機能を有する。
開閉扉11Dは、オーバーフローシュート1Dの奥側壁の上流側部分を構成する。
また、図11(a)に示すように、シュート底部20Dの下面側には、回転軸20Daと、回収設定保持片20Dbが立設されている。
回転軸20Daは、排出方向に所定長さ分延在しており、開閉扉11Dを上下に回転可能にさせる。開閉扉11Dは、シュート底部20Dの下面側にて、回転軸20Daに連接している。
回収設定保持片20Dbは、先端部に形成された爪部20Db1が開閉扉11Dの一辺に係合することで、全回収設定において開閉扉11Dを閉位置に保持する(図11(b)参照)。
図10(a)に示すように、全回収設定時に閉位置にある開閉扉11Dは、投入されたメダルを受け止めてオーバーフローシュート1Dを滑降させる。滑降しているメダルは、排出口102cから排出される。
一方、図10(b)に示すように、貯留設定時に開位置にある開閉扉11Dは、シュート底部20Dの下部に配置されることで、貯留タンク102aに開いた開口部を形成する。投入されたメダルは、この開口部から貯留タンク102aに内に落下し、貯留される。図11(c)に示すように、開位置にある開閉扉11Dは、回収設定保持片20Dbによる係合が解除されている。
実施例4のオーバーフローシュート1Dによれば、開閉扉11Dは、実施例1〜3のように前後にではなく上下に回転する。このため、開閉扉11Dが、貯留タンク102a内の奥側にある部材、例えば、導通センサ102dに干渉しないようにすることができる。
<実施例5>
図12,図13を参照して、オーバーフローシュート1Eについて詳細に説明する。実施例5の説明の際、実施例1〜4と重複する説明は省略し、相違する点について説明する。
実施例5が、実施例1〜4と大きく異なる点は、開閉扉11Eを備える点、固定側壁部13Eを備える点、シュート底部20Eを備える点である。
開閉扉11Eは、オーバーフローシュート1Eの奥側壁の上流側部分を構成する。また、図13(c)に示すように、開閉扉11Eは、開閉扉11Eの後面に上下位置決係合凸部11Ea1を備える。
固定側壁部13Eは、実施例1の固定側壁部13と同等の機能を有するが、上流端側にスライドレール部13Ea(例えば、図13(a))(保持部)を備える。スライドレール部13Eaは、上下方向に延在して、開閉扉11Eの後面に当接している。スライドレール部13Eaには、スライドレール部13Eaの前面に上位置決係合凹部13Ea1(例えば、図13(c))と、下位置決係合凹部13Ea2(例えば、図13(c))とを備える。
上位置決係合凹部13Ea1は、上下位置決係合凸部11Ea1が係入することで、開閉扉11Eを上方で保持する。
下位置決係合凹部13Ea2は、上下位置決係合凸部11Ea1が係入することで、開閉扉11Eを下方で保持する。
なお、オーバーフローシュート1Eのシュート前側壁部30E(シュート前側壁部30(図4(a)参照)と同等の機能を有する)の上流端部から奥側に向かってスライドレール部30Ea(保持部)が立設している。スライドレール部30Eaは、上下方向に延在して、開閉扉11Eの上流端壁部11Eaの左面に当接している。スライドレール部30Eaにおける案内位置決め構造は、スライドレール部13Eaと同様の構成を有する。
シュート底部20Eは、シュート底部20(図3参照)と同等の機能を有するが、図13(a),(b)に示すように、上下方向に所定長さ延在するように形成してある。開閉扉11Eは、シュート底部20Eの側面と、スライドレール部13Ea,30Eaとの間に配置されている。
開閉扉11Eは、シュート底部20Eの側面と、スライドレール部13Ea,30Eaとの間に配置されており、シュート底部20Eの側面、および、スライドレール部13Ea,30Eaに沿って上下に摺動することができる。図13(a)、(c)に示すように、全回収設定時に閉位置にある開閉扉11Eは、上位置決係合凹部13Ea1に上下位置決係合凸部11Ea1が係入することで、上方に保持されている。このため、開閉扉11Eは、投入されたメダルを受け止めてオーバーフローシュート1Eを滑降させる。滑降したメダルは、排出口102cから排出される。
一方、図13(b)に示すように、貯留設定時に開位置にある開閉扉11Eは、下位置決係合凹部13Ea2に上下位置決係合凸部11Ea1が係入することで、下方に保持されており、貯留タンク102aに開いた開口部を形成する。投入されたメダルは、この開口部から貯留タンク102aに内に落下し、貯留される。
実施例5のオーバーフローシュート1Eによれば、開閉扉11Eは、上下に移動する。このため、開閉扉11Eが、貯留タンク102a内の奥側にある部材、例えば、導通センサ102dに干渉しないようにすることができる。
<実施例6>
図14を参照して、オーバーフローシュート1Fについて詳細に説明する。実施例6の説明の際、実施例1〜5と重複する説明は省略し、相違する点について説明する。
実施例6が、実施例1〜5と大きく異なる点は、カバー部材11Fを備える点、固定側壁部13Fを備える点ある。
図14に示すシュート底部20Fは、シュート底部20(例えば、図3)と同等の機能を有する。シュート底部20Fの上流端部には、カバー保持片20Fa(立設部)(図14(b))が立設されている。カバー保持片20Faは、カバー部材11Fを排出方向の上流端部で保持する部材である。
固定側壁部13Fは、実施例1の固定側壁部13と同等の機能を有する。固定側壁部13Fは、カバー部材11Fを排出方向の上流端部で保持する部材(立設部)である。
カバー部材11Fは、オーバーフローシュート1Fの奥側壁の上流側部分を構成する。カバー部材11Fは、固定スリット11Fa,11Fbを備える。
固定スリット11Faは、カバー保持片20Fa全体を下方から受容する側面視コ字状体である。固定スリット11Fbは、カバー保持片20Fa全体を下方から受容する側面視コ字状体である。
図14(a)に示すように、全回収設定時に閉位置にあるカバー部材11Fは、固定スリット11Faがカバー保持片20Faの上方から嵌合し、固定スリット11Fbが固定側壁部13Fの上方から嵌合する。よって、カバー部材11Fは、固定側壁部13Fは排出方向全体に亘る奥側壁となり、投入されたメダルを受け止めてオーバーフローシュート1Fを滑降させる。滑降したメダルは、排出口102cから排出される。
一方、図14(b)に示すように、貯留設定にするときは、カバー部材11Fを持ち上げ、固定スリット11Fa,11Fbをカバー保持片20Faおよび固定側壁部13Fから外すことで、奥側壁の上流側が開口部となる。投入されたメダルは、この開口部から貯留タンク102aに内に落下し、貯留される。
実施例6のカバー部材11Fは、上下に移動する。このため、カバー部材11Fが、貯留タンク102a内の奥側にある部材、例えば、導通センサ102dに干渉しないようにすることができる。
≪不正検知システムの詳細≫
従来から、スロットマシンに対する不正行為が存在し、特に、ホッパーからのメダルの不正払出の対策が求められている。以下、本実施形態のスロットマシン100のホッパー102に対する不正払出の対策について説明し、この対策に対して上記したオーバーフローシュート1A〜1Fを利用することが好ましいことについて説明する。
まず、本実施形態の不正検知システムが導入されるメダル搬送システムについて説明する。図15に示すように、本実施形態のメダル搬送システムは、すでに説明したスロットマシン100と、メダル貸機200と、ジャンクション基板300と、すでに説明した回収コンベア107と、補給コンベア108と、収納ボックス400と、補給選択部501,502と、補給枚数検知センサ601,602と、回収枚数検知センサ701,702とを備える。
スロットマシン100は、ホッパー102が貯留するメダルが所定量以下になった場合、メダルを補給するための補給要求をジャンクション基板300に出力する。
メダル貸機200は、遊技者が投入した貨幣に対し所定枚数のメダルを貸し出す装置である。メダル貸機200は、メダル貸機200が貯留するメダルが所定量以下になった場合、メダルを補給するための補給要求をジャンクション基板300に出力する。
ジャンクション基板300は、スロットマシン100およびメダル貸機200から出力された補給要求を収納ボックス400に送信する中継基板である。
回収コンベア107は、スロットマシン100およびメダル貸機200から回収したメダルを収納ボックス400に搬送する。
収納ボックス400は、メダルの回収および補給を制御する装置である。収納ボックス400は、ジャンクション基板300からの補給要求に対し、所定量のメダルを該当のスロットマシン100およびメダル貸機200に補給する。また、収納ボックス400は、回収された汚れたメダルを洗浄する洗浄機(図示せず)を備える。
補給コンベア108は、洗浄されたメダルを搬送し、スロットマシン100およびメダル貸機200に補給する。
補給選択部501は、補給コンベア108で搬送中のメダルを、スロットマシン100に供給するように切り替える分岐装置である。
補給選択部502は、補給コンベア108で搬送中のメダルを、メダル貸機200に供給するように切り替える分岐装置である。
補給枚数検知センサ601は、スロットマシン100に補給されたメダルの枚数を検知するセンサである。補給枚数検知センサ601は、検知した枚数を最終的にはサーバ800(図16参照)に送信する。
補給枚数検知センサ602は、メダル貸機200に補給されたメダルの枚数を検知するセンサである。補給枚数検知センサ601は、検知した枚数を最終的にはサーバ800に送信する。
回収枚数検知センサ701は、スロットマシン100から回収したメダルの枚数を検知するセンサである。回収枚数検知センサ701は、検知した枚数を最終的にはサーバ800に送信する。
回収枚数検知センサ702は、メダル貸機200から回収したメダルの枚数を検知するセンサである。回収枚数検知センサ702は、検知した枚数を最終的にはサーバ800に送信する。
また、図16に示すように、本実施形態の不正検知システムは、すでに説明したスロットマシン100、ジャンクション基板300、収納ボックス400、補給枚数検知センサ601,602および回収枚数検知センサ701,702の他に、サーバ800を備えている。
サーバ800は、スロットマシン100、ジャンクション基板300、収納ボックス400、補給枚数検知センサ601および回収枚数検知センサ701を統合的に制御するホールコンピュータである。サーバ800は、スロットマシン100から送信されたさまざまな情報を受信し、所定の条件を満たすとエラー出力することができる。
なお、サーバ800は、図16では図示を省略したメダル貸機200についても制御することができる。
スロットマシン100は、IN枚数およびOUT枚数をサーバ800に送信する。「IN枚数」とは、スロットマシン100で遊技をするために所定期間内に投入されたメダルの総数である。「OUT枚数」とは、所定の入賞役が成立した際にスロットマシン100から所定期間内に払い出される配当のメダル総数である。
上記の所定期間は、例えば開店時から現時点までの期間であるが、これに限定されない。
補給枚数検知センサ601は、補給枚数をジャンクション基板300に送信する。「補給枚数」は、補給コンベア108からスロットマシン100に所定期間内に補給されたメダルの総数である。
回収枚数検知センサ701は、回収枚数をジャンクション基板300に送信する。「回収枚数」は、スロットマシン100から回収コンベア107上に所定期間内に落下したメダルの総数である。
上記の所定期間は、例えば開店時から現時点までの期間であるが、これに限定されない。また、図16に示すように、補給枚数および回収枚数は、収納ボックス400およびサーバ800にも送信される。
スロットマシン100からの補給要求は、ホッパー102が備える導通センサ102d(例えば、図3参照)と、貯留タンク102aに貯留されているメダルとの接触が無くなったときに出力される。つまり、図17に示すように、メダルの払出が多く行われ、貯留されているメダルの上面が、導通センサ102dの最下部である補給要求発生地点(地点A1)よりも下方に移動したとき、補給要求が出力される。
ホッパー102に対する不正払出が行われると、貯留タンク102a内のメダルの貯留量が急激に減少する。このため、メダルの貯留量が補給要求発生地点を下回り、補給要求が出力された時点のIN枚数、OUT枚数、補給枚数、回収枚数を評価することで、不正払出の有無を判断することができる。
具体的には、従来では、以下の関係式を満たす場合、不正払出があったと判断することができる。
OUT枚数 − IN枚数 = 補給枚数 − 回収枚数
≧オーバーフロー地点のメダル量 − 補給要求発生地点のメダル量・・・式1

ここで、オーバーフロー地点のメダル量とは、図17に示すように、オーバーフローを招くメダル貯留量であり(地点B)、ホッパー102内のメダルが満杯のときの貯留量である。「オーバーフロー地点のメダル量 − 補給要求発生地点のメダル量」は、例えば、最大500枚程度である。
しかし、貯留タンク102a内のメダルが、例えば、オーバーフロー地点またはその付近の地点に到達するまで貯留されている場合、従来では、不正払出がなされたとしても、メダル貯留量が補給要求発生地点に到達するまでは、補給要求が出力されない。その結果、不正払出の検出が遅れていた。
また、補給要求発生地点のメダル貯留量と、貯留タンク102a内のメダルの貯留量の差の分だけ、IN枚数およびOUT枚数と、補給枚数および投入枚数(投入されたメダルの枚数)との間に誤差が生じていた。この誤差は、不正払出の判断の精度低下を招く。
そこで、本実施形態では、貯留タンク102a内のメダル貯留量を常時補給要求発生地点(A1)よりも若干多いメダル量にする。つまり、少しでもメダル貯留量が補給要求発生地点(A1)よりも減少すれば、直ちに補給要求を出力することができるように、補給コンベア108からのメダルの補給を調整しておく。実際には、補給要求発生地点(A1)のメダル量と補給コンベア108からの補給枚数との間にばらつきがあるために200枚程度の誤差が発生すると考えられる。このため、貯留タンク102a内のメダル貯留量を常に補給要求発生地点(A1)のメダル量に200枚程度の誤差(不正払出の通知の閾値)を加味したメダル量(図17の地点A2参照。補給要求を出力する条件となる遊技媒体貯留量に基づいて決定した遊技媒体量。)にする。
上記に鑑みて、本実施形態では、以下の関係式を満たす場合、不正払出があったと判断することができる。
OUT枚数 − IN枚数 = 補給枚数 − 回収枚数 ≧ 200枚程度
・・・式2
式2を用いれば、式1を用いた従来と比較して、不正払出時に、補給要求発生地点(A1)よりも多く貯留されているメダルが補給要求発生地点(A1)に到達するまでに要する時間が短くなる。このため、ホッパー102に対する不正払出(メダルの不正抜き取り)を早期に検出することができる。
IN枚数およびOUT枚数と、補給枚数および投入枚数との間に生じていた誤差は、本実施形態のオーバーフローシュート1A〜1Fを用いることで抑制することができる。つまり、オーバーフローシュート1A〜1Fを全回収設定にしておくことで、投入されたメダルはすべて排出口102cに排出され、貯留タンク102a内に貯留されない。このため、式2中の「OUT枚数 − IN枚数 = 補給枚数 − 回収枚数」が維持され、不正払出の判断の精度低下を抑制することができる。
図18に示すように、本実施形態の不正検知システムが実行する、不正払出の有無を判断するための処理は、以下の通りである。図18の処理は、スロットマシン100に対する説明であるが、メダル貸機200についてもあてはまる(説明略)。
まず、スロットマシン100は、ホッパー102内のメダル切れを判断する(ステップS1)。具体的には、ホッパー102の導通センサ102dが、貯留タンク102a内のメダルの貯留量が補給要求発生地点(A1)を下回ったことを検出して判断する。
次に、スロットマシン100は、ホッパー102内のメダル切れを検出すると(ステップS1でYes)、補給要求をジャンクション基板300に送信する(ステップS2)。ジャンクション基板300は、同じ補給要求を収納ボックス400に送信する(ステップS3)。なお、メダル切れが検出されない場合(ステップS1でNo)、ステップS1の判断を継続する。
収納ボックス400は、受信した補給要求に対して補給動作を開始するとともに、補給動作が開始したことを示す補給通知をジャンクション基板300に送信する(ステップS4)。また、収納ボックス400は、収納ボックス400内の補給タンク(図示せず)から補給コンベア108にメダルを払い出すともに、補給コンベア108を駆動する(ステップS5)。これにより、補給コンベア108上にメダルが搬送される。
補給選択部501は、補給選択部501が備える補給ソレノイドを作動(ON)する(ステップS6)。よって、補給コンベア108上に搬送されているメダルを、スロットマシン100に向けて補給コンベア108から落下させることができる。
次に、補給コンベア108付近に配置されているメダル落下センサ(図示せず)が、スロットマシン100に向けて落下したメダルを検知する(ステップS7)。また、補給枚数検知センサ601が、落下したメダルを補給枚数としてカウントする。スロットマシン100は、落下したメダルを、補給シュート104(図2)から取得すると、補給完了通知を収納ボックス400に送信する(ステップS8)。
スロットマシン100は、所定期間内のIN枚数、OUT枚数をサーバ800に送信し、収納ボックス400は、補給枚数、および、回収枚数をサーバ800に送信し、サーバ800は、これらのIN枚数、OUT枚数、補給枚数、および、回収枚数を取得する(ステップS9)。
サーバ800は、ホッパー102に対する不正払出の関係式、つまり、式2を満たすか否か判定する(ステップS10)。関係式を満たす場合(ステップS10でYes)、出力された補正要求は、不正払出に対応した過度の補給要求であると判断し、過補給エラーを出力して(ステップS11)、図18の処理を終了する。過補給エラーの出力は、例えば、収納ボックス400の表示部への表示としてもよいし、ホールコンピュータの管理者端末への警告表示としてもよい。一方、関係式を満たさない場合(ステップS10でNo)、不正払出とは異なる正常な払出に対する補給要求であると判断し、図18の処理を終了する。
本実施形態の不正検知システムによれば、ホッパー102内の貯留量を常時、補給要求発生地点(A1)よりも若干多い地点にすることで、ホッパー102に対する不正払出を早期に検出することができる。
また、全回収設定にしたオーバーフローシュート1A〜1Fを用いることで、ホッパー102内のメダル貯留量のばらつきを抑えることができ、不正払出の判断の精度低下を抑制することができる。
≪メダル搬送システムの他の形態≫
メダル搬送システムは、図15に示すものの他に図19に示すものとすることができる。図19のメダル搬送システムが、図15のメダル搬送システムと大きく異なる点は、メダル搬送路200Aを備えた点、補給選択部501、補給枚数検知センサ601および回収枚数検知センサ702を除いた点である。
メダル搬送路200Aは、メダル貸機200からスロットマシン100にメダルを搬送する搬送手段である。メダル貸機200は、補給コンベア108からメダル貸機200内に落下したメダルをスロットマシン100に供給することができる。メダル貸機200のこの供給は、メダル貸機200から出力された補給要求に応じて実行される。メダル貸機200からの補給要求は、例えば、先述したスロットマシン100からの補給要求を兼ねている。
図19のメダル搬送システムによれば、スロットマシン100へのメダルの補給を、メダル貸機200に担当させることができる。このような構成をとることにより、補給選択部501、補給枚数検知センサ601および回収枚数検知センサ702を不要とし、メダル搬送システムに用いる装置数、部品数を低減させることができ、メダル搬送システムの組み立てを容易にすることができる。
≪変形例≫
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、以下の例がある。
本実施形態では、ホッパー102における不正払出の有無の判断は、サーバ800が実行するようにした(図18のステップS10)。しかし、この不正払出の有無の判断を、スロットマシン100、メダル貸機200、ジャンクション基板300、収納ボックス400が実行してもよい。図18に示す処理は、サーバ800の制御部に限らず、スロットマシン100、メダル貸機200、ジャンクション基板300、収納ボックス400の各々の制御部が実行することもできる。
本実施形態で説明した技術を組み合わせた技術を実現できる。
その他、本発明の装置を構成する部材の形状、配置などは、適宜変更できる。
1A〜1F オーバーフローシュート
10C 回転扉(開閉部)
11,11D,11E 開閉扉(開閉部)
11F カバー部材
12 進退側壁部
13,13B,13D〜13F 固定側壁部
13Ea,30Ea スライドレール部(保持部)
20,20C〜20F シュート底部(底部)
20Ca1 レール部(保持部)
20Fa カバー保持片(立設部)
30 シュート前側壁部
100 スロットマシン(遊技機)
102 ホッパー
102a 貯留タンク
102b ホッパー本体部
102c 排出口
103 回収貯留タンク
107 回収コンベア
108 補給コンベア
501,502 補給選択部
601,602 補給枚数検知センサ
701,702 回収枚数検知センサ

Claims (10)

  1. 遊技媒体を貯留するホッパーであって、
    前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
    前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に側壁部の少なくとも一部を開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じて前記遊技媒体を受け止めて排出方向に案内する開閉部を備える、
    ことを特徴とするホッパー。
  2. 遊技媒体を貯留するホッパーであって、
    前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
    前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に側壁部の少なくとも一部を開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる開閉部と、前記開閉部を閉じた状態に保持する係合部、又は保持部を備える、
    ことを特徴とするホッパー。
  3. 遊技媒体を貯留するホッパーであって、
    前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
    前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる開閉部を備え、
    前記開閉部は、前記オーバーフローシュートの側壁部の一部となる開閉扉であり、
    前記開閉扉は、前記オーバーフローシュートの側壁部の一部として前記遊技媒体の排出方向に進退可能な進退側壁部と、垂直方向回りに回転可能に連結する、
    ことを特徴とするホッパー。
  4. 遊技媒体を貯留するホッパーであって、
    前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
    前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる開閉部を備え、
    前記開閉部は、前記オーバーフローシュートの側壁部の一部となる開閉扉であり、
    前記開閉扉は、前記オーバーフローシュートの側壁部の一部となる固定側壁部と、垂直方向回りに回転可能に連結する、
    ことを特徴とするホッパー。
  5. 遊技媒体を貯留するホッパーであって、
    前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
    前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる開閉部を備え、
    前記開閉部は、前記オーバーフローシュートの底部に対して、前記遊技媒体の排出方向周りに回転摺動可能な回転扉であり、
    前記オーバーフローシュートは、前記回転扉を回転摺動可能に保持する保持部を、前記排出方向両端に備える、
    ことを特徴とするホッパー。
  6. 遊技媒体を貯留するホッパーであって、
    前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
    前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる開閉部を備え、
    前記開閉部は、前記オーバーフローシュートの側壁部の一部となる開閉扉であり、
    前記開閉扉は、前記オーバーフローシュートの底部に対して、前記遊技媒体の排出方向周りに回転可能に連結する、
    ことを特徴とするホッパー。
  7. 遊技媒体を貯留するホッパーであって、
    前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
    前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる開閉部を備え、
    前記開閉部は、前記オーバーフローシュートの側壁部の一部となる開閉扉であり、
    前記オーバーフローシュートは、前記開閉扉を垂直方向に摺動可能に保持する保持部を備える、
    ことを特徴とするホッパー。
  8. 遊技媒体を貯留するホッパーであって、
    前記ホッパーからオーバーフローする遊技媒体を排出させるオーバーフローシュートを備え、
    前記オーバーフローシュートは、投入された遊技媒体を貯留させる場合に開き、前記オーバーフローシュートを介して排出させる場合に閉じる開閉部を備え、
    前記開閉部は、前記オーバーフローシュートの側壁部となるカバー部材であり、
    前記オーバーフローシュートは、前記オーバーフローシュートの底部から立設し、前記カバー部材が嵌合する立設部を備える、
    ことを特徴とするホッパー。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のホッパーを備える遊技機。
  10. 請求項9に記載の遊技機を備え、前記開閉部を閉じた状態の前記ホッパーからの不正払出を検知する不正検知システムであって、
    前記ホッパーを備える遊技機への遊技媒体の補給要求の出力があった場合、前記遊技機について、所定期間内で遊技に使用された遊技媒体のIN数、前記所定期間内で遊技の結果として払い出された遊技媒体のOUT数、前記所定期間内で前記遊技機に補給された遊技媒体の補給数、および、前記所定期間内で前記遊技媒体から回収された遊技媒体の回収数、を取得し、
    前記取得したOUT数から前記取得したIN数を引いた数、または、前記取得した補給数から前記取得した回収数を引いた数が、前記補給要求を出力する条件となる遊技媒体貯留量に基づいて決定した遊技媒体量以上である場合、前記不正払出があったと判断する制御部、を備える、
    ことを特徴とする不正検知システム。
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