JP6173378B2 - 地図制御装置、地図制御方法、及びプログラム - Google Patents

地図制御装置、地図制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、地図制御装置、地図制御方法、及びプログラムに関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末、そしてPC(Personal Computer)などで表示される地図では、縮尺を変更したり、経路を表示したりサービスが提供されている。例えば、特許文献1には、地物を選択的に3次元モデル化して表示することによって、案内経路上の重要な地物を強調して表示させるという技術が開示されている。
特開2013−257280号公報
上述した特許文献1に開示された技術では、経路上の予め定められた地物を強調して表示させることに留まり、表示を変化させる態様も3D表示など固定的に定められた態様に留まっていることから、ユーザにとって必要な情報を効率的に表示できないという問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザにとって必要な情報を効率的に表示可能な地図制御装置、地図制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、地物に関する情報である属性を含む地物オブジェクトで構成された地図において発生した状態の変化を示す状態変化情報を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記状態変化情報に示される状態の変化を、前記地物オブジェクトの前記属性に応じて適用することで、前記地物オブジェクトの表示態様を変化させる変化部と、前記変化部により前記状態変化情報に示される状態の変化が適用された前記地物オブジェクトにより生じた新たな状態の変化を示す状態変化情報を発行するイベント発行部と、を有し、前記受信部は、前記イベント発行部により発行された前記状態変化情報を受信することを特徴とする。
なお、本発明によれば、受信部を1つだけ設けることにより、複数の受信部を設けた場合と比較して、データ送受信量を抑制することが可能となっている。
以上説明したように、この発明によれば、ユーザにとって必要な情報を効率的に表示可能な地図制御装置、地図制御方法、及びプログラムを提供できる。
本発明の実施形態に係る地図制御装置の概略構成を示す図である。 状態変化情報、イベントタイプの一例、及び変化内容の一例を示す図である。 表示管理部と表示変化部の概略構成を示す図である。 表示管理部で行われる処理手順を示したフローチャートである。 表示変化部で行われる処理手順を示したフローチャートである。 表示態様の変化の一例を示す図である。 表示態様の変化の一例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る地図制御装置100の概略構成を示す図である。この地図制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び液晶ディスプレイやタッチパネルなど一般的なユーザインタフェースを備えたスマートフォン、タブレット端末、及びPC(Personal Computer)などで実現される。
図1において、地図制御装置100は、表示管理部10、表示変化部20−1、…、20−n、及び記憶部80を含んで構成される。記憶部80には、ベクタ地図データ60、ふるまい定義データ70、及び1つ以上の地物オブジェクト30が属する地物グループ40−1、…、40−mが記憶される。この記憶部80は、RAM等の記憶装置が用いられる。以下の説明では、各表示変化部に共通する説明をする場合には表示変化部20と表現し、各地物グループに共通する説明をする場合には地物グループ40と表現する。
まず、地物オブジェクト30について説明する。地物オブジェクト30は、地物を示すデータであり、本実施形態での地物とは天然と人工にかかわらず、地上にあるすべての物の概念を示し、具体的には河・山・植物・橋・鉄道・建築物・行政界など、実世界に存在するもの地図を構成するあらゆる要素を示している。原則として、地物オブジェクト30は1つの地物ごとに設けられており、ベクタ地図データ60から生成されるオブジェクトである。従って、地物オブジェクト30は、例えば道路ポリライン、建物ポリゴン、及び注記テキストなどとして表示される。
図2(A)は、地物オブジェクト30のデータ構造を示す図である。なお、図2(A)に示されるデータ構造は、本実施形態で用いられるデータを示すものであり、地物オブジェクト30には地物オブジェクト30に関する他のデータも含まれるようにしてもよい。
地物オブジェクト30は、地物ID、属性、及び座標を含んで構成される。このうち、地物IDは、地物オブジェクト30を一意的に識別可能な識別子である。属性は、地物に関する情報であって、例えば地物の種類(例えばコンビニエンスストア、道路、交差点など)、地物が道路であれば道路の幅員(例えば3mなど)、地物が建物であれば建物の階数(例えば5階など)など、その地物に特有の情報なども含まれる。なお、属性は文字列であってもよいし、バイナリデータであってもよい。例えば、「コンビニエンスストア」を「0x01」で示し、「24時間営業」を「0x02」などと予め定めておくことで、どのような属性であるかを示すことができる。さらに、地図オブジェクト30は、複数の属性を持つことができる。例えば、1つめの属性として、「コンビニエンスストア」、2つ目の属性として「24時間営業」を持つことができる。
座標は、地物オブジェクト30の地図上での位置を示す座標である。この座標は2つ以上持つことができるようにしてもよい。例えば、平面図が長方形となっている建物の場合には、長方形の4つの頂点の座標を地物オブジェクト30の座標として持つことができる。
さらに、地物オブジェクト30は、上述した属性や、スタイル、形状を変化(変更)させることができる。なお、地物オブジェクト30のスタイルとは、地物の色や地物が強調(例えば大きく)表示されていることなど、地物オブジェクト30の形状以外の表示態様を示している。また地物オブジェクト30の形状とは、地図上で表示される地物オブジェクト30の形状であって、例えば建物ポリゴンの場合には、建物の形状である。
次に地物グループ40について説明する。地物グループ40は、地図レイヤ内の地物オブジェクト30を、その属性により分類したもので、地物オブジェクト30は予めグループ化されている。例えば、建物ポリゴンで構成される地物グループ40や、コンビニエンスストアで構成される地物グループ40がある。
このように、地物オブジェクト30をグループ化することにより、地物オブジェクト30の表示態様を変化させる場合には、地物オブジェクト30の対象が地物グループ40に属するものに限定できるため、地図内に存在する全ての地物オブジェクト30を対象とする場合と比較して、処理負荷を軽減することができる。
なお、地物オブジェクト30は、複数の地物グループ40に属することができる。例えば、地図グループAが「コンビニエンスストア」で構成される地物グループ40であり、地図グループBが「24時間営業」で構成される地物グループ40の場合、24時間営業のコンビニエンスストアは、地物グループA、Bのいずれにも属する。一方、例えば深夜営業を行わないコンビニエンスストアの場合には、地物グループAには属するが、地物グループBには属さない。
次に表示管理部10について説明する。表示管理部10は、地物オブジェクト30で構成された地図において発生した状態の変化を示す状態変化情報(後述)を受信する受信部であり、地物オブジェクト30の表示態様の変化を管理する。また、表示管理部10には、複数の表示変化部20が登録されており、これら表示変化部20に状態変化情報に含まれるイベントデータ(後述)を渡す。
ここで状態変化情報について説明する。図2(B)は、状態変化情報のデータ構造を示す図である。図2(B)に示されるように、状態変化情報は、イベントタイプ、イベントデータ、及びイベントIDを含んで構成される。
図2(C)は、状態変化情報におけるイベントタイプの一例を示す図である。イベントタイプは、大きく分けてユーザの操作によるイベントタイプと、地物オブジェクト30が変化したことによるイベントタイプがある。
ユーザの操作によるイベントタイプは、地図画面または地物オブジェクト30に対して、クリック、ダブルクリック、及び長押しなどの操作が行われた際に発生する状態変化を示す。
また、地物オブジェクト30が変化したことによるイベントタイプは、地物オブジェクト30のスタイルが変化、地物オブジェクト30の形状が変化、地物オブジェクト30の属性が変化、及び地物オブジェクト30が追加されたときなどに発生する変化を示す。
さらに、本実施形態では、ある地物オブジェクト30により生じた新たな状態の変化を他の地物オブジェクト30に適用するイベントタイプ(以下、「伝播イベントタイプ」という)が設けられている。図2(C)に示したイベントタイプのうち、「地物オブジェクトのスタイルが変化」、「地物オブジェクトの形状が変化」、及び「地物オブジェクトの属性が変化」が伝播イベントタイプに該当する。
なお、図示していないが、地図が表示されたことや、地図上での時刻が変化したことや、地物オブジェクト30が削除されたことを示すイベントタイプもある。
次に、状態変化情報に含まれるイベントデータについて説明する。イベントデータは、緯度経度や地物オブジェクト30などを示すデータである。例えば、ユーザが地図画面をクリックした場合には、そのクリック位置を示す緯度経度であり、地物オブジェクト30の形状が変化した場合には、その地物オブジェクト30を示すデータである。また、後述するように、状態変化情報には、イベントデータが複数含まれることもある。
このように、状態が変化した緯度経度や、その地物オブジェクト30をデータとすることで、変化した緯度経度や地物オブジェクト30から、ある距離内に位置する地物オブジェクト30を変化させることができるようになっている。
イベントIDは、状態変化情報を一意的に識別可能な識別子であり、後述するように、表示変化部20は、イベントIDを含む状態変化情報を発行するとともに、当該イベントIDを記憶しておく。
このイベントIDの目的は同一の状態変化情報による状態の変化を再び地物オブジェクト30に適用しないようにするためである。例えば、イベントID(A)を含む状態変化情報を発行した表示変化部20が、イベントID(A)を含む状態変化情報を受信した場合には、この状態変化情報による状態の変化を既に地物オブジェクト30に適用しているため、この状態変化情報による状態の変化を再び地物オブジェクト30に適用しない。
従って、原則としてイベントIDの数は1つでもよいが、設計の自由度を高めるため、状態変化情報には複数個のイベントIDを含めてもよいようにしている。この場合、状態変化情報に含まれるイベントIDのうち、記憶しているイベントIDと一致するイベントIDの数が予め定められた数以内の場合に、状態の変化を地物オブジェクト30に適用する。一方、記憶しているイベントIDと一致するイベントIDの数が予め定められた数より大きい場合には、状態の変化を地物オブジェクト30に適用しない。例えば予め定められた数を5とした場合には、記憶しているイベントIDと一致するイベントIDの数が5個以内の場合に、状態の変化を地物オブジェクト30に適用するが、5個より大きい場合には、状態の変化を地物オブジェクト30に適用しない。このようにすることより、状態変化情報が無限に伝播することを防止することができる。
図1の説明に戻り、表示変化部20は、状態変化情報に示される状態の変化を、地物オブジェクト30の属性に応じて地物オブジェクト30に適用することで、地物オブジェクト30の表示態様を変化させる変化部である。
また、表示変化部20は、表示されている地図で定められたふるまい定義(後述)に応じて動的に生成されるもので、例えば最初に地図が表示された際や、地図がユーザによりスクロールされた場合など、新たな地図が表示される際に生成される。
この表示変化部20は、ふるまい定義データ70に示されるふるまい定義に従って動作する。このふるまい定義データについて説明する。
図2(D)は、ふるまい定義データのデータ構造を示す図である。ふるまい定義データは、ふるまいID、イベントタイプ、地物グループ収集条件、起動条件、地物オブジェクト抽出条件、及び地物オブジェクト変化設定を含んで構成される。
ふるまいIDは、ふるまい定義データを一意的に識別可能な識別子である。イベントタイプは、表示変化部20が処理を開始するイベントタイプを示している。例えば、ふるまい定義データのイベントタイプがAとなっている表示変化部20は、Bのイベントタイプに対しては処理を開始しない。また、ふるまい定義データは、イベントタイプを複数持つことができる。例えば、イベントタイプとしてA、Bを持つ場合、表示変化部20は、A、Bのいずれのイベントタイプの場合にも処理を開始する。
次の地物グループ収集条件は、複数の地物グループ40の中から、表示変化部20が処理の対象とする地物グループ40を収集するための条件であり、属性などで示される。例えば、地物グループ収集条件に示される属性が「コンビニエンスストア」の場合には、「コンビニエンスストア」で構成される地物グループ40が収集される。
次の起動条件は、最小縮尺分母、最大縮尺分母、データ種別、及び形状タイプの4つに関する条件である。まず、最小縮尺分母に関する条件は、現在の地図画面の縮尺と比較する条件で、現在の地図画面の縮尺が最小縮尺分母以上であれば条件に適合したこととなる。
最大縮尺分母に関する条件は、現在の地図画面の縮尺と比較する条件で、現在の地図画面の縮尺が最大縮尺分母以下であれば条件に適合したこととなる。
データ種別に関する条件は、イベントデータと比較する条件で、イベントデータが地物またはジオメトリを示すデータであれば条件に適合したこととなる。
形状タイプに関する条件は、イベントデータと比較する条件で、イベントデータの形状タイプが地物の場合には、ポイント、ポリライン、及びポリゴンのうちのいずれかであれば条件に適合したこととなる。イベントデータの形状タイプがジオメトリの場合には、マーカー、ポリライン、ポリゴン、円、楕円、及びテキストのうちのいずれかであれば条件に適合したこととなる。
次の地物オブジェクト抽出条件は、収集された地物グループ40の中から、表示変化部20が処理の対象とする地物オブジェクト30を収集するための条件であり、属性や距離などで示される。例えば、地物オブジェクト抽出条件が、位置Xを中心に半径10メートル以内の円に含まれる地物オブジェクト30の場合には、位置Xを中心に半径10メートル以内の円に含まれる地物オブジェクト30が抽出される。
次の地物オブジェクト変化設定は、抽出された地物オブジェクト30の表示態様をどのように変化させるかを示す設定データである。
表示態様の変化について、具体的に図2(E)を用いて説明する。図2(E)は、表示態様の一例を示す図である。本実施形態における表示態様として、地物オブジェクト30を強調したり、地物オブジェクト30を転移したり、地物オブジェクト30を総描したり、地物オブジェクト30を置き換えたりする表示態様などがある。表示変化部20は、抽出された地物オブジェクト30をこのような表示態様に動的に変化させる。
以上説明したふるまい定義に従って表示変化部20において、1つの状態変化情報により複数の表示変化部20が処理を実行する場合には、予め定められた順(例えば、図1における添え字が小さい順(表示変化部20−1、表示変化部20−2、…))で実行されるようになっている。
次に、表示管理部10と表示変化部20の概略構成について説明する。図3(A)は、表示管理部10の概略構成を示す図である。
図3(A)において、表示管理部10は、イベント受信部11、イベント発行部12、イベントリスナ登録部13を含んで構成される。このうち、イベント受信部11は、表示変化部20などから、状態変化情報を受信する。上述したように、状態変化情報は、地図において発生した状態の変化を示すものであることから、表示変化部20が発行するものだけではなく、例えば上述したユーザによる操作によっても発行される。こうして発行された状態変化情報をイベント受信部11が受信し、イベント発行部12に渡す。
また、本実施形態においてイベント受信部11は、図3(A)に示されるように1つだけ設けられているが、これはイベント受信部11が集約的に処理を行うことにより、データ送受信量を抑制するためである。
具体的に説明すると、1つではなく例えば複数の表示変化部20の各々に対応させてイベント受信部11を複数設けた場合、各々の表示変化部20から、各々のイベント受信部11に状態変化情報が渡されることとなり、状態変化情報のデータ量が増大することとなる。そのため、本実施形態ではイベント受信部11を1つだけ設けることにより、複数のイベント受信部11を設けた場合と比較してデータ送受信量を抑制することが可能となっている。
イベント発行部12は、イベント受信部11から渡された状態変化情報を所定期間だけプールする。そして、イベント発行部12は、イベント受信部11から新たに渡された状態変化情報のイベントタイプ、及びイベントデータが、プールしている状態変化情報のイベントタイプ、及びイベントデータに一致する場合(すなわち、イベントタイプが同一、イベントデータも同一)には、イベント受信部11から新たに渡された方の状態変化情報を破棄する。これにより、全く同じ状態変化情報により処理が繰り返されることを回避することができる。
また、イベント発行部12は、イベント受信部11から新たに渡された状態変化情報のイベントタイプが、プールしている状態変化情報のイベントタイプに一致するが、イベントデータが異なる場合(すなわち、イベントタイプが同一、イベントデータが異なる)には、イベント受信部11から新たに渡された方の状態変化情報のイベントデータを、プールしている状態変化情報のイベントデータに統合する。この場合、状態変化情報には、イベントデータが複数含まれることとなる。
例えば、イベントタイプが、「地物オブジェクトのスタイルが変化」を示し、プールされているイベントデータをA(ここでは地物オブジェクトとなる)とし、新たに渡された状態変化情報のイベントデータをBとする。
この場合、プールされている状態変化情報に新たにBを統合することで、A、Bの「地物オブジェクトのスタイルが変化」したことを1つの状態変化情報にまとめることができる。これにより、データが異なる同一イベントタイプの状態変化情報が大量に発生することを回避することができる。
イベント発行部12は、プールしてから上記所定期間が経過した状態変化情報を、イベントリスナ登録部13に渡す。
イベントリスナ登録部13は、状態変化情報に含まれるイベントタイプが、ふるまい定義で定義されたイベントタイプに一致する表示変化部20に、イベント発行部12から渡された状態変化情報のイベントデータを渡す。例えばイベントタイプがAであれば、Aのイベントタイプがふるまい定義で定義されている表示変化部にイベントデータを渡す。
これにより、イベントデータが渡された表示変化部20による処理が開始される。上述したように、表示変化部20は、ふるまい定義に従って設けられているため、イベントタイプを渡す必要はなく、イベントデータを渡すようになっている。また、イベントIDが状態変化情報に含まれている場合には、イベントデータとイベントIDも渡される。
次に、表示変化部20の概略構成について説明する。図3(B)は、表示変化部20の概略構成を示す図である。
図3(B)において、表示変化部20は、イベント受信部21、起動条件判定部22、地物抽出部23、地物反応部24、イベント発行部25を含んで構成される。このうち、イベント受信部21は、イベントリスナ登録部13から渡されたイベントデータを、起動条件判定部22に渡す。
起動条件判定部22は、イベント受信部21から渡されたイベントデータ及び現在の地図の状態が、ふるまい定義で定義された起動条件に適合しているか否か判定する。
起動条件判定部22は、イベントデータ及び現在の地図の状態が、上述した起動条件に適合すると判定すると、地物抽出部23が、ふるまい定義の地物グループ収集条件、及び地物オブジェクト抽出条件を参照して、地物オブジェクト30を抽出する。一方、起動条件判定部22が起動条件に適合しないと判定した場合には、以降の処理を行うことなく表示変化部20における処理が終了する。
地物抽出部23は、まず表示変化部20に登録されている地物グループ40に属する全ての地物オブジェクト30を取得する。そして、地物抽出部23は、取得した地物オブジェクト30を、ふるまい定義を参照して、まず地物グループ収集条件により地物グループ40を収集し、次いで収集された地物グループ40の中から地物オブジェクト抽出条件に適合する地物オブジェクト30を抽出する。地物グループ収集条件に適合する地物グループ40を収集する収集処理や、地物オブジェクト抽出条件に適合する地物オブジェクト30を抽出する抽出処理は、予めライブラリとして提供されているが、他の収集処理や抽出処理を組み込むことも可能である。従って、ユーザの趣向に応じた収集や抽出が可能である。また、複数の地物グループ収集条件、または複数の地物オブジェクト抽出条件を用いた収集や抽出も可能である。例えば、地物グループ収集条件Aかつ地物グループ収集条件BというAND条件やOR条件などの各条件で収集することができる。
地物抽出部23は、地物オブジェクト抽出条件として例えば「道路から一定距離d以内のコンビニエンスストアを示す地物オブジェクト」が定義されている場合に、当該地物オブジェクト抽出条件に適合するコンビニエンスストアを示す地物オブジェクト30を抽出する。
この場合の抽出方法の一例について説明する。地物グループ40に属するコンビニエンスストアを示す地物オブジェクト30の座標(図2(A)参照、4つの座標が示されているとする)から重心を求め、これを(α、β)とする。
そして、道路が、直線ax+by+c=0で近似されているものとする。
このとき、|aα+bβ+c|≦d(a+b1/2を満たすコンビニエンスストアを示す地物オブジェクト30を抽出する。この例の場合、距離で抽出しているが、ピクセルサイズでも抽出可能である。
また、地図はタイルで構成されるが、比較元の地物オブジェクト30から一定距離の範囲にあるタイルを取得し、そのタイルの中の地物オブジェクト30で構成される地物グループ40から抽出することで、対象を最小限とすることもできる。また、タイルよりもさらに細かく区切った矩形単位を疑似的に設け、ある距離条件を満たす疑似的矩形範囲を特定し、そこに含まれる地物オブジェクト30を抽出対象とすることで効率的な抽出を実現できる。
さらに、地図における時刻でも抽出できる。例えば、地図における時刻が指定された時刻の範囲内である場合に、グループ内の全ての地物を抽出したり、地物オブジェクト30ごとに設定された時刻(例えば、お店の開店時刻や閉店時刻)が、指定された時刻の範囲内である場合に、該当する地物オブジェクト30を抽出することができる。
以上のようにして地物オブジェクト30を抽出した地物抽出部23は、抽出された地物オブジェクト30とイベントデータを地物反応部24に渡す。一方、地物オブジェクト30が1つも抽出されなかった場合には、以降の処理を行うことなく表示変化部20における処理が終了する。
地物反応部24は、地物抽出部23により抽出された地物オブジェクト30に対し、状態の変化を適用する。これにより、地物オブジェクト30の表示態様が、ふるまい定義の地物オブジェクト変化設定に従って変化する。次いで、地物反応部24は、状態の変化の適用後、適用によって新たに状態が変化したことにより発生するイベントタイプを取得する。
地物反応部24は、取得したイベントタイプが、上述した伝播イベントタイプのいずれかを示す場合に、取得されたイベントタイプと、当該イベントタイプに対応するイベントデータと、イベントIDとをイベント発行部25に渡す。例えば、建物の地物オブジェクト30が強調表示に変化した場合には、地物反応部24は、この建物の地物オブジェクト30をイベントデータとし、「地物オブジェクトのスタイルが変化」をイベントタイプとしてイベント発行部25に渡す。一方、伝播イベントタイプ以外のイベントタイプを取得した場合には、以降の処理を行うことなく表示変化部20における処理を終了する。
このように伝播イベントタイプが取得されると、他の地物オブジェクト30に状態の変化を適用させるための新たな状態変化情報が発行される。表示管理部10のイベント受信部11は、イベント発行部25により発行されたイベントIDを含む状態変化情報を受信することとなる。
以上説明した表示管理部10と表示変化部20で行われる処理手順を、フローチャートを用いて説明する。
図4は、表示管理部10で行われる処理手順を示したフローチャートである。イベント受信部11は、状態変化情報を受信したか否か判定する(ステップS101)。状態変化情報を受信した場合には(ステップS101;YES)、イベント発行部12は、プールされた状態変化情報にイベントタイプが同一の状態変化情報があるか否か判定する(ステップS102)。
プールされた状態変化情報にイベントタイプが同一の状態変化情報がない場合には(ステップS102;NO)、イベント発行部12は、受信した状態変化情報をプールして(ステップS103)、この状態変化情報をプールする所定期間を計測するためのタイマをセットして(ステップS104)、本処理を終了する。
ステップS102に戻り、プールされた状態変化情報にイベントタイプが同一の状態変化情報がある場合には(ステップS102;YES)、イベント発行部12は、プールされた状態変化情報にイベントデータが同一の状態変化情報があるか否か判定する(ステップS105)。
プールされた状態変化情報にイベントデータが同一の状態変化情報がない場合には(ステップS105;NO)、イベント発行部12は、受信した状態変化情報のイベントデータを、プールされている状態変化情報のイベントデータに統合して(ステップS106)、本処理を終了する。
一方、プールされた状態変化情報にイベントデータが同一の状態変化情報がある場合には(ステップS105;YES)、イベント発行部12は、受信した状態変化情報を破棄して(ステップS107)、本処理を終了する。
ステップS101に戻り、状態変化情報を受信していない場合には(ステップS101;NO)、イベント発行部12は、所定期間が経過してタイムアウトとなったか否か判定する(ステップS108)。
タイムアウトとなっていない場合には(ステップS108;NO)、ステップS101に戻る。タイムアウトとなった場合には(ステップS108;YES)、イベント発行部12は、イベントリスナ登録部13にタイムアウトとなった状態変化情報を渡す。
イベントリスナ登録部13は、状態変化情報に含まれるイベントタイプが、ふるまい定義で定義されたイベントタイプに一致する表示変化部20にイベントデータを渡して(ステップS109)、本処理を終了する。なお、イベントIDが状態変化情報に含まれている場合には、イベントデータととともにイベントIDも渡される。
図5は、表示変化部20で行われる処理手順を示したフローチャートである。イベント受信部21は、イベントリスナ登録部13からイベントデータが渡されると(ステップS201;YES)、イベントデータとともにイベントIDも渡されたか否か判定する(ステップS202)。
イベントIDが渡されていない場合には(ステップS202;NO)、イベント受信部21は、ステップS204に進む。イベントIDも渡された場合には(ステップS202;YES)、イベント受信部21は、渡されたイベントIDと同一のイベントIDが、イベント発行部25が状態変化情報を発行した際に記憶したイベントIDに存在するか否か判定する(ステップS203)。
同一のイベントIDが、記憶したイベントIDに存在する場合には(ステップS203;YES)、本処理を終了する。このフローチャートでは、渡されたイベントIDに1つでも記憶したイベントIDが存在すると処理を終了するようになっているが、上述したように、渡されたイベントIDのうち、記憶しているイベントIDと一致するイベントIDの数が予め定められた数以内の場合に処理を続行し、予め定められた数より大きい場合に処理を終了するようにしてもよい。
同一のイベントIDが、記憶したイベントIDに存在しない場合には(ステップS203;NO)、イベント受信部21は、ステップS204に進む。
次いで、起動条件判定部22は、ふるまい定義の起動条件に適合しているか否か判定する(ステップS204)。起動条件に適合していない場合には(ステップS204;NO)、本処理を終了する。
起動条件に適合している場合には(ステップS204;YES)、地物抽出部23は、地物グループ40から全ての地物オブジェクト30を取得する(ステップS205)。そして、地物抽出部23は、取得した全ての地物オブジェクト30から、ふるまい定義を参照して、まず地物グループ収集条件により地物グループ40を収集し、次いで収集された地物グループ40の中から地物オブジェクト抽出条件に適合する地物オブジェクト30を抽出する(ステップS206)。
次いで、地物抽出部23は、1つ以上地物オブジェクト30が抽出されたか否か判定する(ステップS207)。1つ以上地物オブジェクト30が抽出されなかった場合には(ステップS207;NO)、本処理を終了する。
1つ以上地物オブジェクト30が抽出された場合には(ステップS207;YES)、地物反応部24は、地物抽出部23により抽出された地物オブジェクト30に対し、状態の変化を適用することで(ステップS208)、地物オブジェクト30は、ふるまい定義の地物オブジェクト変化設定に従って変化する。
次いで、地物反応部24は、伝播イベントタイプを取得したか否か判定する(ステップS209)。地物反応部24が伝播イベントタイプを取得していない場合には(ステップS209;NO)、本処理を終了する。
地物反応部24が伝播イベントタイプを取得した場合には(ステップS209;YES)、イベント発行部25は、イベントIDを含む状態変化情報を発行するとともに、当該イベントIDを記憶し(ステップS210)、表示管理部10に渡して(ステップS211)、本処理を終了する。
次に、地図を用いて、新たな状態変化情報が発生し、それにより表示態様を変化させる一例について説明する。
図6、7は、表示態様の変化の一例を示す図である。ここでの説明を、図1における表示変化部20−1、20−2を用いて説明する。表示変化部20−1はふるまい定義Aに従って表示態様を変化させるものとし、表示変化部20−2はふるまい定義Bに従って表示態様を変化させるものとする。この例の場合、ふるまい定義A、Bの起動条件(最小縮尺分母など)は適合しているものとする。
ふるまい定義Aは、以下の通りとする。
ふるまいID:「1」
イベントタイプ:「地物オブジェクトが追加」
地物グループの抽出条件:「建物ポリゴンの地物オブジェクトで構成されるグループ」
起動条件:(適合)
地物オブジェクト抽出条件:「道路から一定距離以内で、属性が「コンビニエンスストア」を示す地物オブジェクト」
地物オブジェクト変化設定:「強調表示」
また、ふるまい定義Bは、以下の通りとする。
ふるまいID:「2」
イベントタイプ:「地物オブジェクトのスタイルが変化」
地物グループの抽出条件1:「属性が「交差点ポリゴン」の地物オブジェクトで構成されるグループ」
地物グループの抽出条件2:「属性が「幅員が3m」以上を示す地物オブジェクトで構成されるグループ」
起動条件:(適合)
地物オブジェクト抽出条件:「コンビニエンスストアから一定距離以内の交差点を示す地物オブジェクト」
地物オブジェクト変化設定:「交差点の名称及び画像を表示」
まず、図6(A)に示されるように、ユーザが現在地50から建物物件51までのルート検索を行う。これにより、図6(B)に示されるように、経路を示すジオメトリ(ポリライン)52が追加されたので、イベントタイプが「地物オブジェクトが追加」を示し、イベントデータをジオメトリ52の地物オブジェクト30とした状態変化情報を、表示管理部10が受信する(ステップS101;YES)。
この例の場合、状態変化情報がプールされていないものとすると、受信した状態変化情報がプールされ(ステップS103)、タイマがセットされ(ステップS104)、タイムアウトになると(ステップS108;YES)、表示変化部20−1のふるまい定義のイベントタイプが「地物オブジェクトが追加」であることから、この状態変化情報のイベントデータが表示変化部20−1に渡される(ステップS109)。状態変化情報にはイベントIDが含まれていないものとする。
表示変化部20−1は、イベントデータが渡されると(ステップS201;YES)、イベントIDが渡されていないので(ステップS202;NO)、起動条件判定部22は、起動条件に適合しているか否か判定する。この例では上述したように起動条件に適合している(ステップS204;YES)。
次いで、地物抽出部23は、地物グループ40の抽出条件「建物ポリゴンの地物オブジェクトで構成されるグループ」に適合する地物グループ40を収集し、次いで収集された「建物ポリゴンの地物オブジェクトで構成される地物グループ」の中から、地物オブジェクト抽出条件「道路から一定距離以内のコンビニエンスストアを示す地物オブジェクト」に適合する地物オブジェクトを抽出する(ステップS206)。これにより、ジオメトリ52と一定距離内のコンビニエンスストアが抽出される。この例では2件抽出されたとする(ステップS207;YES)。
そして、地物反応部24は、抽出されたコンビニエンスストアに状態の変化を適用させることで、図7(A)に示されるように、地物オブジェクト変化設定「強調表示」に従って、コンビニエンスストア53、54が強調表示される(ステップS208)。
このコンビニエンスストア53,54の強調表示により、伝播イベントタイプである「地物オブジェクトのスタイルが変化」が取得される(ステップS209;YES)。従って、イベント発行部25は、イベントタイプが「地物オブジェクトのスタイルが変化」を示し、イベントデータをコンビニエンスストア53,54の地物オブジェクト30とした状態変化情報を発行するとともに、イベントIDを記憶する(ステップS210)。
そして、イベント発行部25は、状態変化情報を表示管理部10に渡すことで、当該状態変化情報を表示管理部10が受信する(ステップS101;YES)。ここでのイベントIDを20−1としておく。
この例の場合も、状態変化情報がプールされていないものとすると、受信した状態変化情報がプールされ(ステップS103)、タイマがセットされ(ステップS104)、タイムアウトになると(ステップS108;YES)、表示変化部20−2のふるまい定義のイベントタイプが「地物オブジェクトのスタイルが変化」であることから、この状態変化情報のイベントデータが表示変化部20−2に渡される(ステップS109)。今回の状態変化情報にはイベントID(20−1)が含まれている。
表示変化部20−2は、イベントデータが渡されると(ステップS201;YES)、イベントID(20−1)が渡されているので(ステップS202;YES)、イベント発行部25が状態変化情報を発行した際に記憶したイベントIDに存在するか否か判定するが、表示変化部20−2では、イベントID(20−1)を記憶していないので、存在しないこととなる(ステップS203;NO)。
表示変化部20−2の起動条件判定部22は、起動条件に適合しているか否か判定する。この例では上述したように起動条件に適合している(ステップS204;YES)。
次いで、地物抽出部23は、まず地物グループ40の抽出条件「交差点ポリゴンの地物オブジェクトで構成されるグループ」かつ「幅員が3m以上の地物オブジェクトで構成されるグループ」に適合する地物グループ40を収集する。すなわち、「幅員が3m以上の交差点ポリゴンの地物オブジェクトで構成される地物グループ」を収集する。
次いで収集された「幅員が3m以上の交差点ポリゴンの地物オブジェクトで構成されるグループ」の中から、地物オブジェクト抽出条件「コンビニエンスストアから一定距離以内の交差点を示す地物オブジェクト」に適合する地物オブジェクト30を抽出する(ステップS206)。ここでのコンビニエンスストアは、イベントデータに示されているので、コンビニエンスストア53、54から一定距離以内の交差点を示す地物オブジェクト」に適合する地物オブジェクト30が抽出される。この例では1件抽出されたとする(ステップS207;YES)。
そして、地物反応部24は、抽出された交差点に状態の変化を適用させることで、図7(B)に示されるように、地物オブジェクト変化設定「交差点の名称及び画像を表示」に従って、交差点55の名称及び画像を表示する(ステップS208)。
以上説明した例に示されるように、状態変化情報を伝播させることで、ユーザが検索した経路がより分かりやすく表示されることとなる。このように本実施形態によれば、ユーザにとって必要な情報を効率的に表示できる。また、地物オブジェクト30の属性(コンビニエンスストアなど)に応じて抽出、変化させるので、よりユーザにとって必要な情報を効率的に表示できる。さらに、変化可能な地物オブジェクト30は建物のみに限らない(例えば交差点)ことから、特徴的な建物が存在しない場合であっても、ユーザにとって必要な情報を効率的に表示できる。
さらに、ユーザの趣向に応じた収集や抽出が可能であることから、ユーザが必要な情報が自動的に表示されることとなるため、ユーザにとって必要な情報を効率的に表示できる。
以上説明した実施形態において、地物グループ40は、地図レイヤ内の地物オブジェクト30を、その属性により分類したものとしているが、これに限らず、用途に応じて任意に分類するようにしてもよい。
また、伝播させるイベントタイプは、「地物オブジェクトのスタイルが変化」、「地物オブジェクトの形状が変化」、及び「地物オブジェクトの属性が変化」であったが、これに限らず、ユーザの操作によるイベントタイプなどを伝播させるようにしてもよい。
本実施形態によれば、地物に関する情報である属性を含む地物オブジェクト30で構成された地図において発生した状態の変化を示す状態変化情報を受信して(ステップS101;YES)、受信された状態変化情報に示される状態の変化を、地物オブジェクト30の前記属性に応じて地物オブジェクト30に適用することで(ステップS208)、地物オブジェクト30の表示態様を変化させるので、ユーザにとって必要な情報を効率的に表示可能な地図制御装置、地図制御方法、及びプログラムを提供できる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10 表示管理部
11,21 イベント受信部
12,25 イベント発行部
13 イベントリスナ登録部
22 起動条件判定部
23 地物抽出部
24 地物反応部
60 ベクタ地図データ
70 ふるまい定義データ
80 記憶部
100 地図制御装置

Claims (5)

  1. 地物に関する情報である属性を含む地物オブジェクトで構成された地図において発生した状態の変化を示す状態変化情報を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記状態変化情報に示される状態の変化を、前記地物オブジェクトの前記属性に応じて適用することで、前記地物オブジェクトの表示態様を変化させる変化部と、
    前記変化部により前記状態変化情報に示される状態の変化が適用された前記地物オブジェクトにより生じた新たな状態の変化を示す状態変化情報を発行するイベント発行部と、
    を有し
    前記受信部は、前記イベント発行部により発行された前記状態変化情報を受信することを特徴とする地図制御装置。
  2. 前記変化部により前記状態変化情報に示される状態の変化を適用させる前記地物オブジェクトは予めグループ化されており、前記変化部はグループに属する前記地物オブジェクトから抽出された前記地物オブジェクトの表示態様を変化させることを特徴とする請求項1記載の地図制御装置。
  3. 前記新たな状態の変化を示す状態変化情報は、当該状態変化情報を一意的に識別可能な識別子を含むとともに、前記変化部は当該識別子を記憶し、前記受信部により受信された前記状態変化情報に含まれる前記識別子のうち、記憶している前記識別子と一致する前記識別子の数が予め定められた数以内の場合に、前記状態の変化を前記地物オブジェクトに適用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地図制御装置。
  4. 地図制御装置における地図制御方法であって、
    地図制御装置の受信部が、地物に関する情報である属性を含む地物オブジェクトで構成された地図において発生した状態の変化を示す状態変化情報を受信する受信ステップと、
    地図制御装置の変化部が、前記受信ステップにより受信された前記状態変化情報に示される状態の変化を、前記地物オブジェクトの前記属性に応じて前記地物オブジェクトに適用することで、前記地物オブジェクトの表示態様を変化させる変化ステップと
    地図制御装置のイベント発行部が、前記変化ステップにより前記状態変化情報に示される状態の変化が適用された前記地物オブジェクトにより生じた新たな状態の変化を示す状態変化情報を発行するイベント発行ステップと、
    を有し、
    前記受信部は、前記イベント発行ステップにより発行された前記状態変化情報を受信することを特徴とする地図制御方法。
  5. コンピュータに、
    地物に関する情報である属性を含む地物オブジェクトで構成された地図において発生した状態の変化を示す状態変化情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記状態変化情報に示される状態の変化を、前記地物オブジェクトの前記属性に応じて前記地物オブジェクトに適用することで、前記地物オブジェクトの表示態様を変化させる変化ステップと
    前記変化ステップにより前記状態変化情報に示される状態の変化が適用された前記地物オブジェクトにより生じた新たな状態の変化を示す状態変化情報を発行するイベント発行ステップと、
    を実行させるためのプログラムであり、
    前記受信ステップは、前記イベント発行ステップにより発行された前記状態変化情報を受信することを特徴とするプログラム。
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