JP6173282B2 - 燃料電池システムの停止方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る燃料電池システム1の構成を示す図である。
燃料電池システム1は、燃料電池スタック2と、燃料電池スタック2に反応ガスとしての水素を供給するアノード系3と、燃料電池スタック2に反応ガスとしての酸素を含んだ空気を供給するカソード系4と、燃料電池スタック2を冷却する冷却装置5と、燃料電池スタック2で発電した電力を蓄えるバッテリBと、燃料電池スタック2及びバッテリBからの電力の供給によってタイヤ(図示せず)を駆動する走行モータMと、これらの電子制御ユニットであるECU6と、を備える。なお、この燃料電池システム1は、上記タイヤを駆動輪とした燃料電池車両(図示せず)に搭載される。
乾燥発電条件は、排水発電条件よりも加湿器による空気の加湿量が少なくなるように定められる。なお、加湿器による空気の加湿量とは、具体的には、加湿器によって空気に供給される水の単位時間当たりの量をいうものとする。従って加湿器のバイパス弁の開度は、乾燥発電条件の下で発電を行う場合、排水発電条件の下で発電を行う場合よりも開弁側になるように制御される。これにより乾燥発電処理中は、排水発電処理中よりも乾燥した空気がスタックに供給されるので、スタックのMEAの乾燥が促進される。なお、特に乾燥発電条件の下では、加湿器のバイパス弁は全開とし、加湿器による空気の加湿量を最小にすることが好ましい。
アノード系には、水素ポンプと、パージ弁、ドレイン弁、及び水素インジェクタが設けられている。これらを用いることによって水素ガスの循環量やパージ量を調整することができる。ここで水素ガスの循環量とは、具体的には水素ポンプを介して還流されるガスの単位時間当たりの量である。したがって、この水素ガスの循環量を多くするほど、スタック内のアノード流路内からの滞留水の排出が促進される。またパージ量とは、具体的には、パージ弁又はドレイン弁を介して水素循環路から外へ排出されるガスの単位時間当たりの量である。したがって、このパージ量を多くしてもスタック内のアノード流路内からの滞留水の排出を促進できる。
カソード系には、エアコンプレッサと背圧弁が設けられている。これらを用いることによってカソード流路を流れる空気の体積流量を調整することができる。排水発電条件は、乾燥発電条件よりもスタックのカソード流路を流れる空気の体積流量が多くなるように定められる。従って、エアコンプレッサから新たに供給される空気の供給量(すなわち、エアコンプレッサの回転数)は、排水発電条件の下で発電を行う場合、乾燥発電条件の下で発電を行う場合よりも大きくなるように制御される。また同時に、スタックのカソード流路内の圧力を調整する背圧弁の開度は、排水発電条件の下で発電を行う場合、乾燥発電条件の下で発電を行う場合よりも開側(減圧側)へ大きくなるように制御される。これにより、排水発電処理中は、乾燥発電処理中よりもスタック内のカソード流路内の滞留水の排出が促進される。
システム全体の効率を優先する場合、乾燥発電条件は、排水発電条件よりもスタックの出力電流が小さくなるように定められることが好ましい。これにより、乾燥発電条件の下で発電を行う場合、排水発電条件の下で発電を行う場合よりも、スタックで発電に伴って新たに生成される水の量を少なくできるので、スタックのMEAの乾燥がさらに促進される。また上述のように、乾燥発電条件の下で発電を行う場合、排水発電条件の下で発電を行う場合よりもスタックに供給する水素ガスや空気の量を少なくする。これに合わせて乾燥発電条件の下ではスタックの出力電流を少なくすることにより、システム全体の効率が低下するのを抑制できる。
イグニッションスイッチがオフにされた後に行う乾燥発電処理及び排水発電処理は、何れも発電を継続することによってスタック内の水分の量を減らすことを目的とする。この際、スタックの内部で万遍なく水分の量を減らすためには、スタック内の温度はできるだけ均一であることが好ましい。したがって、イグニッションスイッチがオフにされた後の乾燥発電処理及び排水発電処理でも、イグニッションスイッチがオフにされる前と同様の方法によってウォータポンプを駆動し、冷媒を循環させることが好ましい。
次に、本発明の第2実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図4は、本実施形態に係る燃料電池システムの停止時におけるシステム停止処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、イグニッションスイッチからの停止指令信号を受信したことを契機として、ECUによって実行される。なお、本実施形態におけるシステム停止処理は、図3を参照して説明した第1実施形態におけるシステム停止処理と、乾燥発電処理及び排水発電処理の実行の可否を判定する手順が異なる。図4の処理においいて、S24、S25、S26、S27、S28、S29は、それぞれ図2の処理におけるS11、S13、S14、S15、S17、S18と同じであるので、詳細な説明は省略する。
2…燃料電池スタック
3…アノード系(燃料ガス供給装置)
341…水素ポンプ(燃料ガス循環装置)
4…カソード系(酸化剤ガス供給装置)
46…加湿器
52…ウォータポンプ(冷媒循環装置、暖機装置)
6…ECU(暖機装置、運転履歴記録装置)
61…運転履歴記録装置
Claims (11)
- 酸化剤ガス及び燃料ガスが供給されると発電する燃料電池と、
前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、
前記燃料電池に供給される酸化剤ガスを加湿する加湿器と、を備えた燃料電池システムの停止方法であって、
前記燃料電池システムに対する停止指令信号を検出する停止指令信号検出工程と、
前記停止指令信号が検出された後に、第1発電条件の下で前記燃料電池による発電を継続する含水量調整工程と、
前記含水量調整工程が終了した後に、前記燃料電池の内部のガス流路内の滞留水の状態を推定し、当該推定結果に基づいて設定した時間にわたって第2発電条件の下で前記燃料電池による発電を継続する滞留水除去工程と、を有し、
前記第1発電条件は、前記第2発電条件よりも前記加湿器による加湿量が少なくなるように定められることを特徴とする燃料電池システムの停止方法。 - 前記含水量調整工程では、前記停止指令信号が検出された後に、前記燃料電池の膜の含水状態を推定し、当該推定結果に基づいて設定した時間にわたって前記第1発電条件の下で前記燃料電池による発電を継続することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの停止方法。
- 前記燃料電池システムは、前記燃料電池に接続された燃料ガス循環路内で燃料ガスを循環させる燃料ガス循環装置を備え、
前記第2発電条件は、前記第1発電条件よりも前記燃料ガス循環装置による燃料ガスの循環量が大きくなるように定められることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池システムの停止方法。 - 前記第1発電条件は、前記第2発電条件よりも前記燃料電池の出力電流が小さくなるように定められることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の燃料電池システムの停止方法。
- 前記燃料電池システムは、前記燃料電池を流路に含む冷媒循環路内で冷媒を循環させる冷媒循環装置を備え、
前記含水量調整工程では、前記燃料電池の温度が所定の停止時判定温度よりも高い場合には所定の第1流量で前記冷媒を循環させ、前記燃料電池の温度が前記停止時判定温度よりも低い場合には前記第1流量より少なくかつ前記燃料電池の温度が低くなるほど少なくなるように定められた第2流量で前記冷媒を循環させることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の燃料電池システムの停止方法。 - 前記燃料電池システムは、起動指令信号を検出したことに応じて前記燃料電池の暖機制御を開始する暖機装置を備え、
前記停止方法は、前記停止指令信号を検出した時に前記暖機制御が終了していなかった場合には、前記含水量調整工程及び前記滞留水除去工程を行うことを特徴とする請求項1から5に記載の燃料電池システムの停止方法。 - 前記燃料電池システムは、起動指令信号を検出してから停止指令信号を検出するまでの間における前記燃料電池の出力電流値の変化を記録する運転履歴記録装置を備え、
前記停止方法は、前記停止指令信号を検出した時から所定時間前までの間に、前記運転履歴記録装置によって前記出力電流値が所定値以上となる高負荷運転の履歴が記録されていた場合には、前記含水量調整工程及び前記滞留水除去工程を行うことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の燃料電池システムの停止方法。 - 前記停止方法は、起動指令信号を検出してから前記停止指令信号を検出するまでの間の前記燃料電池の内部における総生成水量を算出し、当該総生成水量が前記燃料電池の膜の含水量が過剰となる量よりも少ない場合には、前記含水量調整工程及び前記滞留水除去工程を行わないことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の燃料電池システムの停止方法。
- 前記燃料ガス供給装置は、燃料ガスを貯蔵するタンクと、前記タンクから前記燃料電池の燃料ガス流路の導入部に至る燃料ガス供給管と、前記燃料ガス供給管に設けられた遮断弁と、を備え、
前記含水量調整工程では、前記遮断弁を開いた状態で前記第1発電条件の下で前記燃料電池による発電を継続し、
前記滞留水除去工程では、前記遮断弁を開いた状態で前記第2発電条件の下で前記燃料電池による発電を継続することを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の燃料電池システムの停止方法。 - 前記燃料ガス供給装置は、前記燃料ガス供給管に設けられ前記遮断弁を介して前記タンクから供給された新たな燃料ガスを前記燃料電池へ供給するインジェクタをさらに備え、
前記第2発電条件は、前記第1発電条件よりも前記インジェクタによる燃料ガスの新たな供給量が多くなるように定められることを特徴とする請求項9に記載の燃料電池システムの停止方法。 - 酸化剤ガス及び燃料ガスが供給されると発電する燃料電池と、
前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、
前記燃料電池に供給される酸化剤ガスを加湿する加湿器と、
起動指令信号を検出したことに応じて前記燃料電池の暖機制御を開始する暖機装置と、を備えた燃料電池システムの停止方法であって、
前記燃料電池システムに対する停止指令信号を検出する停止指令信号検出工程と、
前記停止指令信号が検出された後に、第1発電条件の下で前記燃料電池による発電を継続する含水量調整工程と、
前記含水量調整工程が終了した後に、第2発電条件の下で前記燃料電池による発電を継続する滞留水除去工程と、を有し、
前記第1発電条件は、前記第2発電条件よりも前記加湿器による加湿量が少なくなるように定められ、
前記停止方法は、前記停止指令信号を検出した時に前記暖機制御が終了していなかった場合には、前記含水量調整工程及び前記滞留水除去工程を行うことを特徴とする燃料電池システムの停止方法。
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