JP6172676B2 - ロック装置取付け確認カード - Google Patents

Description

本発明は、サムターンが内面側に配設される住宅用のドア本体に、施錠および解錠状態を携帯機からの無線送信で切替え可能とするロック装置を後付けで取付けるにあたって、前記ロック装置の取付け可否を事前検討するためのロック装置取付け確認カードに関する。

住宅用のドアのドア本体に、そのドア本体の内面に配設されるサムターンを外して、携帯機による遠隔操作で作動するロック装置を後付けで取付けるようにしたものが、特許文献１で知られている。

特開２０１３−２０９８８２号公報

ところで、ロック装置のドア本体への後付け時に、サムターンの位置によってはロック装置がドアレバーやドアチェーン取付け部に干渉したり、ドア本体から外にはみ出したりする可能性があり、ロック装置のドア本体への後付けの可否を事前に簡単に確認できることが望まれる。

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ロック装置のドア本体への後付けの可否を事前に簡単に確認し得るようにしたロック装置取付け確認カードを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明は、サムターンが内面側に配設される住宅用のドア本体に、施錠および解錠状態を携帯機からの無線送信で切替え可能とするロック装置を後付けで取付けるにあたって、前記ロック装置の取付け可否を事前検討するためのロック装置取付け確認カードであって、前記ロック装置の外形に合った外形形状を有するとともに、前記サムターンを挿入するための円形の開口部が設けられ、前記開口部の周縁部に、放射方向に延びる複数のスリットが形成されることを特徴とする。

本発明の特徴によれば、ロック装置を後付けする前に、ロック装置取り付け確認カードの開口部に、後付け対象のドア本体のサムターンを挿入しつつ当該ドア本体の内面に前記ロック装置取り付け確認カードを押し当てることで、ロック装置取り付け確認カードのドアレバーやドアチェーン取付け部との干渉の有無や、ロック装置取り付け確認カードのドア本体からのはみ出しがないかどうかを確認することで、ロック装置の後付けの可否を簡単に確認することができる。

また本発明は、開口部の周縁部に放射方向に延びる複数のスリットがあることで、後付け対象のサムターンが開口部よりも大きくてもスリットを広げるようにして開口部にサムターンを挿入することができ、サムターンの大きさが異なる複数種類のドアに用いることができる。

住宅用ドアの一部を示す斜視図である。 ロック装置を後付けした状態での図１に対応した斜視図である。 ロック装置取付け確認用カードの正面図である。 ロック装置の後付けが可能な厚みをドアが有しているか否かをロック装置取付け確認用カードで確認している状態を示す図である。

以下、本発明の実施の形態について図１〜図４を参照しながら説明すると、先ず図１において、室外でのメカニカルキー（図示せず）による操作で施錠状態および解錠状態を切替え可能とした既存の住宅用のドアＤＡのドア本体６には、そのドア本体６の端縁に取付けられた化粧カバー７から前記メカニカルキー（図示せず）の操作によって出没するデッドボルト８が設けられる。また室内での回動操作によって前記デッドボルト８を出没させるサムターン９が前記ドア本体６にその内面から突出するようにして取付けられ、さらに前記化粧カバー７からラッチ１０を出没させるようにして前記サムターン９の下方に配置されるドアレバー１１が、前記サムターン９の下方で前記ドア本体６の内面から突出するようにして前記ドア本体６に設けられる。

上述の既存の住宅用のドアＤＡから前記サムターン９を取り外し、図２で示すように、施錠および解錠を携帯機１２からの無線送信で切替え可能とするロック装置１３を後付けで取り付けて新たなドアＤＢとすることが可能であり、前記ロック装置１３は、前記サムターン９が連結されていたサムターン軸に連なる電動アクチュエータをケーシング１４内に収納するように構成されており、前記ケーシング１４が前記ドアレバー１１の上方で前記ドア本体６の内面に取付けられる。

ところでロック装置１３の前記ドア本体６への後付け時に、サムターン９の位置によってはロック装置１３がドアレバー１１やドアチェーン取付け部に干渉したり、ドア本体６から外にはみ出したりする可能性があり、ロック装置１３のドア本体６への後付けの可否を事前に簡単に確認できるようにすることが望ましく、このために本発明に従うロック装置取付け確認カード１５が用いられる。

図３において、前記ロック装置取付け確認カード１５は、前記ロック装置１３の外形に合った外形形状を有するとともに、前記サムターン９を挿入するための円形の開口部１６が設けられて成るものであり、ロック装置１３を後付けする前に、図１の鎖線で示すように、ロック装置取付け確認カード１５の開口部１６に、後付け対象のドア本体６のサムターン９を挿入しつつ当該ドア本体６の内面に前記ロック装置取付け確認カード１５を押し当てるようにして用いられる。

しかもロック装置取付け確認カード１５には、前記開口部１６の周縁部に配置されて放射方向に延びる複数のスリット１７が形成される。

ところで既存の住宅用のドアＤＡに取付けられているドア錠は複数種類あり、そのドア錠とドア本体６の厚みとの関係によってはロック装置１３が取付けられない場合があるので、前記ロック装置取付け確認カード１５の裏面には、図４で示すように、前記ロック装置取付け確認カード１５の一端をドア本体６の内、外面の一方に合わせたときに、ドア本体６の内、外面の他方が所定範囲にあるか否か、すなわちドア本体６がロック装置１３の後付けに必要な厚みを有しているか否かを確認するためのたとえば２つの厚み確認用物差し１８，１９が表示される。

次にこの実施の形態の作用について説明すると、サムターン９が内面側に配設される住宅用のドア本体６に、施錠および解錠状態を携帯機１２からの無線送信で切替え可能とするロック装置１３を後付けで取付けるにあたって、前記ロック装置１３の取付け可否を事前検討するためのロック装置取付け確認カード１５が、前記ロック装置１３の外形に合った外形形状を有するとともに、前記サムターン９を挿入するための円形の開口部１６が設けられて成るものであるので、前記ロック装置１３を後付けする前に、前記ロック装置取付け確認カード１５の開口部１６に、後付け対象のドア本体６のサムターン９を挿入しつつ当該ドア本体６の内面に前記ロック装置取付け確認カード１５を押し当てることで、ロック装置取付け確認カード１５のドアレバー１１やドアチェーン取付け部との干渉の有無や、前記ロック装置取付け確認カード１５のドア本体６からのはみ出しがないかどうかを確認することで、ロック装置１３の後付けの可否を簡単に確認することができる。

また前記ロック装置取付け確認カード１５には、前記開口部１６の周縁部に配置されて放射方向に延びる複数のスリット１７が形成されるので、開口部１６よりも前記サムターン９が大きくても複数の前記スリット１７を押し広げるようにして開口部１６にサムターン１９を挿入することができ、サムターン９の大きさが異なる複数種類の既存のドアＤＡに用いることができる。

このようなロック装置取付け確認カード１５は、ロック装置１３の販売所に自由に持ち帰れるように置いておかれればよく、そうすれば顧客が自宅の既存のドアＤＡにロック装置１３を取付け可能かどうかを容易に確認することができ、可能と確認されることで顧客がロック装置１３を購入することとなる。

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。

６・・・ドア本体
９・・・サムターン
１２・・・携帯機
１３・・・ロック装置
１５・・・ロック装置取付け確認カード
１６・・・開口部
１７・・・スリット

Claims (1)

1. サムターン（９）が内面側に配設される住宅用のドア本体（６）に、施錠および解錠状態を携帯機（１２）からの無線送信で切替え可能とするロック装置（１３）を後付けで取付けるにあたって、前記ロック装置（１３）の取付け可否を事前検討するためのロック装置取付け確認カードであって、
   前記ロック装置（１３）の外形に合った外形形状を有するとともに、前記サムターン（９）を挿入するための円形の開口部（１６）が設けられ、前記開口部（１６）の周縁部に、放射方向に延びる複数のスリット（１７）が形成されることを特徴とするロック装置取付け確認カード。
   

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