JP6172068B2 - 熱交換換気装置 - Google Patents

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本発明は、熱交換換気装置に関する。
下記特許文献1には、熱交換換気装置の全熱交換器に結露した水滴の凍結による目詰まりを防止する技術として、外気及び室内空気の状態を検出する検出手段の出力に基づき、給気ファンにより吸気される外気の風量が排気ファンにより排気される室内空気の風量より少なくなるように制御することで、結露及び凍結を抑制する技術が開示されている。
下記特許文献2には、低温空気の流路及び高温空気の流路にそれぞれの流路面積を減少させるダンパと、ダンパの動作時に通電される加熱子とを設け、熱交換器の結氷が検出された場合、ダンパの動作及び加熱子の通電を所定の時間間隔で行う換気装置の凍結防止装置が開示されている。下記特許文献3には、導電性繊維と無機繊維を混抄した材料からなる面発熱紙で全熱交換素子を形成し、面発熱紙に通電して発熱させることで結露を防止する技術が開示されている。
特開平4−283333号公報 実開昭62−31233号公報 特公平7−60073号公報
特許文献1の技術では、結露及び凍結を抑制する動作の際に給気風量を排気風量より低くすることで、換気効率が低下するという欠点がある。特許文献2の技術では、付着した氷への熱伝達効率が悪く、融解までに時間がかかる。特許文献3の技術では、全熱交換素子の対角の位置から全熱交換素子に電流を流しているが、全熱交換素子の全体を均一に発熱させることが困難で、大きな温度ムラが生じる。その結果、全熱交換素子の残氷または残霜を抑制することが困難である。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、換気効率を低下させることなく、熱交換素子の凍結を確実に抑制できる熱交換換気装置を提供することを目的とする。
本発明に係る熱交換換気装置は、給気と排気との間で熱を交換する熱交換素子と、熱交換素子を誘導加熱する誘導加熱装置と、を備え、熱交換素子は、導電体を含有し、変化する磁界が誘導加熱装置から発生することにより、熱交換素子に渦電流が発生することで熱交換素子が加熱されるものである。

本発明の熱交換換気装置によれば、熱交換素子を誘導加熱する誘導加熱装置を備えたことで、換気効率を低下させることなく、熱交換素子の凍結を確実に抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1の熱交換換気装置を示す斜視図である。 図1に示す熱交換換気装置の模式的な側面断面図である。 図1に示す熱交換換気装置が備える全熱交換素子を示す斜視図である。 全熱交換素子が凍結する場合及び凍結しない場合のそれぞれの場合において、全熱交換素子の前後の差圧の経時変化を示すグラフである。 図1に示す熱交換換気装置が備える全熱交換素子及び誘導加熱装置の位置関係を示す分解斜視図である。 図1に示す熱交換換気装置が備える全熱交換素子及び誘導加熱装置の模式的な断面図である。 全熱交換素子の凍結開始から氷除去動作により氷が除去されるまでの全熱交換素子の前後の差圧の経時変化を示すグラフである。 図1に示す熱交換換気装置における全熱交換素子の加熱時の各層の温度上昇を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の熱交換換気装置を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態1の熱交換換気装置1は、筐体2、給気送風機3、排気送風機4、全熱交換素子5、誘導加熱装置6、及び制御部7を備える。図1は、筐体2の上蓋(図示省略)を取り外した状態を示す。給気送風機3、排気送風機4、全熱交換素子5、誘導加熱装置6、及び制御部7は、筐体2の内部に配置されている。全熱交換素子5は、筐体2に着脱可能になっている。定期的な清掃などの際には、全熱交換素子5を筐体2から抜き出すことができる。
筐体2の四方の側面のうちの一つには、室外側吸込口8及び室外側吹出口9が取り付けられている。筐体2の四方の側面のうち、室外側吸込口8及び室外側吹出口9が取り付けられた側面と反対側の側面には、室内側吸込口10及び室内側吹出口11が取り付けられている。筐体2の中央に全熱交換素子5が配置されている。給気送風機3を駆動することで、室外の空気が、室外側吸込口8、全熱交換素子5、給気送風機3、及び室内側吹出口11を通り、室内へ取り込まれる。このようにして室外から室内へ取り込まれる空気を以下「給気」と称する。排気送風機4を駆動することで、室内の空気が、室内側吸込口10、全熱交換素子5、排気送風機4、及び室外側吹出口9を通り、室外へ排出される。このようにして室内から室外へ排出される空気を以下「排気」と称する。図1から図3中、斜線付きの矢印は給気の流れを示し、白い矢印は排気の流れを示す。
図2は、図1に示す熱交換換気装置1の模式的な側面断面図である。図2では、室外側吸込口8、室外側吹出口9、室内側吸込口10、及び室内側吹出口11の図示を省略する。図2に示すように、筐体2には、内部の空間を上方の空間と下方の空間とに隔てる隔壁12,13が設けられている。室外側吸込口8は、筐体2内での隔壁12の下方の空間(給気風路)に連通する。室内側吹出口11は、筐体2内での隔壁13の上方の空間(給気風路)に連通する。給気送風機3の吐出口は、筐体2内での隔壁13の上方の空間(給気風路)に連通する。室外側吸込口8から流入した給気は、筐体2内での隔壁12の下方の空間から、全熱交換素子5内の給気の流路を通り、筐体2内での隔壁13の上方の空間へ移行し、給気送風機3及び室内側吹出口11を通り、室内へ送られる。
室外側吹出口9は、筐体2内での隔壁12の上方の空間(排気風路)に連通する。室内側吸込口10は、筐体2内での隔壁13の下方の空間(排気風路)に連通する。排気送風機4の吐出口は、筐体2内での隔壁12の上方の空間(排気風路)に連通する。室内側吸込口10から流入した排気は、筐体2内での隔壁13の下方の空間から、全熱交換素子5内の排気の流路を通り、筐体2内での隔壁12の上方の空間へ移行し、排気送風機4及び室外側吹出口9を通り、室外へ送られる。図示を省略するが、隔壁12,13と全熱交換素子5との間には、空気の漏れを防止するシール部材もしくは同等の機能を有するシール構造が設けられている。
図3は、図1に示す熱交換換気装置1が備える全熱交換素子5を示す斜視図である。図3に示すように、全熱交換素子5は、層構造を有する。本実施の形態1では、全熱交換素子5は、仕切部材5a及び間隔保持部材5bを交互に積層した構造を有する。仕切部材5aは、給気の流路と排気の流路とを仕切る。本実施の形態1における仕切部材5aは、平面状のシートで構成される。間隔保持部材5bは、仕切部材5aと仕切部材5aとの間隔を保持する。本実施の形態1における間隔保持部材5bは、山谷に折られて波形に成形されたコルゲートシートで構成される。複数の間隔保持部材5bは、コルゲートシートの折り目が互い違いになるように積層される。仕切部材5aとその一方の面側にある間隔保持部材5bとの間に、給気の流路が複数並んで形成される。仕切部材5aとその他方の面側にある間隔保持部材5bとの間に、複数の排気の流路が複数並んで形成される。仕切部材5aの面に垂直な方向から見たとき、給気の流路と排気の流路とは互いに略直交する。
仕切部材5aは、伝熱性、透湿性、及びガスバリア性を有する。給気及び排気が全熱交換素子5を通過する間に、仕切部材5aを介して、給気と排気との間で顕熱及び潜熱(湿度)が交換される。このような動作をする熱交換換気装置1において、室内外の気温差が大きい場合、全熱交換素子5の表面で結露が生ずる。このとき、外気温度が氷点下であると、全熱交換素子5の表面で結露した水が凍結することで、熱交換換気装置1の換気性能が低下することがある。以下、全熱交換素子5の表面で結露した水が凍結することを、単に、全熱交換素子5が凍結する、と言う。
図4は、全熱交換素子5が凍結する場合及び凍結しない場合のそれぞれの場合において、全熱交換素子5の前後の差圧の経時変化を示すグラフである。図4に示すように、全熱交換素子5が凍結する場合には、氷の成長とともに、全熱交換素子5の前後の差圧が上昇し、その結果、熱交換換気装置1の換気性能が低下してしまう。
熱交換換気装置1は、全熱交換素子5を誘導加熱する誘導加熱装置6を備える。全熱交換素子5は、導電体を含有している。誘導加熱装置6の誘導加熱により、全熱交換素子5に含有される導電体が発熱し、全熱交換素子5が加熱されることで、全熱交換素子5に付着した氷を解氷できる。全熱交換素子5は、仕切部材5a及び間隔保持部材5bの少なくとも一方に導電体を含有することが望ましい。仕切部材5a及び間隔保持部材5bの少なくとも一方に導電体を含有させる方法としては、繊維状または粒子状の導電体(例えば、金属繊維、金属粉末、炭素繊維など)を混ぜた材料で仕切部材5a及び間隔保持部材5bの少なくとも一方を形成することが望ましい。これにより、全熱交換素子5が、導電性及び透湿性を良好に兼ね備えることができる。
図5は、図1に示す熱交換換気装置1が備える全熱交換素子5及び誘導加熱装置6の位置関係を示す分解斜視図である。本実施の形態1では、図5に示すように、一対の誘導加熱装置6の間に全熱交換素子5を挟むように配置している。誘導加熱装置6は、全熱交換素子5の両端の仕切部材5aの外面に近接して配置されている。
図示を省略するが、全熱交換素子5は、仕切部材5a及び間隔保持部材5bの積層体を保持する全熱交換素子フレームに、氷が融解したときに発生する水を全熱交換素子5の外部へ誘導する排水流路を備えることが望ましい。
図6は、図1に示す熱交換換気装置1が備える全熱交換素子5及び誘導加熱装置6の模式的な断面図である。図6は、仕切部材5aに対し垂直な平面で切断した断面を示す。図6に示すように、誘導加熱装置6は、加熱コイル6aと、加熱コイル6aに交流電流を通電する制御回路及び電源回路(図示省略)とを備える。図6中の破線は、誘導加熱装置6により発生する磁力線を示す。図6の上半分では、磁力線の図示を省略する。誘導加熱装置6の加熱コイル6aは、仕切部材5aに対し平行に配置される。すなわち、誘導加熱装置6の加熱コイル6aは、全熱交換素子5における層に平行に配置される。
本実施の形態1の熱交換換気装置1は、全熱交換素子5の結露、着氷、着霜、凍結などの状態を検知する凍結検知手段を備える。凍結検知手段は、例えば、給気風路及び排気風路に温度及び湿度を検知するセンサを設け、これらのセンサで検知される給気及び排気の温度及び湿度、またはこれらから計算されるパラメータを閾値と比較することで、全熱交換素子5の結露、着氷、着霜、凍結などの状態を制御部7が判定する構成とすることができる。
次に、本実施の形態1の熱交換換気装置1が全熱交換素子5の凍結を抑制する一連の動作について説明する。
(1)給気及び排気の温度及び湿度を上記センサにより計測する。
(2)上記(1)で計測された給気及び排気の温度及び湿度、またはこれらから計算されるパラメータを閾値と比較することで、全熱交換素子5の結露、着氷、着霜、凍結などの状態を制御部7が判定する。
(3)制御部7は、上記(2)の判定結果に基づき、全熱交換素子5の加熱が必要と判断した場合には、誘導加熱装置6に交流電流を通電する。このとき、全熱交換素子5の両側に設置した誘導加熱装置6の両方に通電する。
(4)変化する磁界及び電界が誘導加熱装置6から発生する。これにより、全熱交換素子5の導体部分に渦電流が発生することで自己発熱し、全熱交換素子5の温度が上昇する。
(5)全熱交換素子5の温度が上昇することで、全熱交換素子5に付着した氷が融解する。氷が融解して生じた水は、全熱交換素子5の表面を伝って落下し、前述した排水流路に到達して排水流路を流れ、全熱交換素子5から分離される。
(6)引き続き誘導加熱装置6に通電し、全熱交換素子5の表面の水分を蒸発させる。
(7)その間、熱交換換気装置1の換気運転(通風)を継続し、給気及び排気の温度及び湿度を上記センサにより計測する。
(8)上記(7)で計測された給気及び排気の温度及び湿度、またはこれらから計算されるパラメータを閾値と比較することで、全熱交換素子5の結露、着氷、着霜、凍結などの状態を制御部7が判定する。
(9)制御部7は、上記(8)の判定結果に基づき、全熱交換素子5の結露、着氷、着霜、凍結などの状態が解消されたと判断した場合には、誘導加熱装置6への通電を停止する。このとき、全熱交換素子5の結露、着氷、着霜、凍結などの状態が解消されたと判断してから一定時間が経過した後に誘導加熱装置6への通電を停止するようにしても良い。以上の一連の動作により、全熱交換素子5に結露、着氷、着霜、凍結などがない運転状態に戻ることができる。
本実施の形態1の熱交換換気装置1によれば、以下のような効果が得られる。
(第1の効果)
誘導加熱装置6により全熱交換素子5を加熱することで、全熱交換素子5の氷が付着した面の自己発熱による氷除去が可能となる。よって、優れた伝熱効率が得られ、氷除去までの所要時間を短縮できる。図7は、全熱交換素子5の凍結開始から氷除去動作により氷が除去されるまでの全熱交換素子5の前後の差圧の経時変化を示すグラフである。図7に示すように、誘導加熱による氷除去動作によれば、比較例の氷除去動作(従来の氷除去動作)に比べて、全熱交換素子5の前後の差圧が正常な圧力に回復するまでの時間を短縮できる。また、特許文献3の技術のように全熱交換素子5自体に通電する場合に比べて、全熱交換素子5においてより広い範囲に電流(渦電流)を生じさせることができ、全熱交換素子5のより広い範囲を発熱させることができる。このため、全熱交換素子5の全体を均一に加熱することができ、温度ムラを低減でき、全熱交換素子5の全体において結露及び凍結を短時間で確実に解消できる。また、熱交換換気装置1によれば、換気効率(風量)を低下させることなく、全熱交換素子5の氷除去動作を実施できる。
(第2の効果)
誘導加熱装置6により全熱交換素子5を加熱することで、全熱交換素子5を非接触で加熱できる。よって、従来のような接触式(例えば、全熱交換素子5に直接加熱体を設けるもの)と比較して、メンテナンス性と寿命の面で有利である。また、特許文献3の技術のように全熱交換素子5自体に通電するための電気接点も必要ない。
(第3の効果)
第3の効果について、図8を参照して説明する。図8は、図1に示す熱交換換気装置1における全熱交換素子5の加熱時の各層の温度上昇を示すグラフである。ここでは、一組の仕切部材5a及び間隔保持部材5bを1層とし、全熱交換素子5がN層を有するものとし、全熱交換素子5の一端から順に層の番号を1,2,3,・・・,Nとする。図8の横軸は、層の番号を示す。図8は、各層について2本の棒グラフを示す。2本の棒グラフのうち、左側の棒グラフは、1番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分を示す。右側の棒グラフは、N番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分を示す。各層の温度上昇は、1番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分と、N番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分との合計になる。図8中の曲線は、全熱交換素子5の層間の温度分布を示す。1番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分は、1番の層において最も大きく、続いて2番、3番、の順に大きく、N番の層において最も小さい。N番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分は、N番の層において最も大きく、続いて(N−1)番、(N−2)番、の順に大きく、1番の層において最も小さい。1番の層から、中央の層に近づくにつれて、1番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分は減少するが、N番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分は増大する。このため、中央に近い層においても、合計の温度上昇を十分に確保でき、層間の温度ばらつきを低減できる。同様に、N番の層から、中央の層に近づくにつれて、N番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分は減少するが、1番の層の側に配置された誘導加熱装置6による温度上昇分は増大する。このため、中央に近い層においても、合計の温度上昇を十分に確保でき、層間の温度ばらつきを低減できる。以上のように、本実施の形態1では、全熱交換素子5を挟むように一対の誘導加熱装置6を配置したことで、全熱交換素子5の加熱時の温度ムラをさらに軽減できる。その結果、残氷、残霜を回避し、結露、着氷、着霜、凍結などの状態から回復した後の換気性能をより確実に向上できる。また、本実施の形態1では、誘導加熱装置6の加熱コイル6aが、全熱交換素子5における層に平行に配置されることで、全熱交換素子5の加熱時の温度ムラをさらに軽減できる。
全熱交換素子5の各層に混合される導電体の量及び分散状態を調整することで、誘導加熱装置6から離れた層(すなわち中央に近い層)にも、磁力線をより多く貫通させることができ、渦電流をより大きく発生させることができる。これにより、誘導加熱装置6から離れた層の自己発熱量をさらに向上でき、全熱交換素子5の加熱時の温度ムラをさらに軽減できる。例えば、誘導加熱装置6から離れた層における導電体の分布割合を、誘導加熱装置6に近い層における導電体の分布割合に比べて、低い割合とすることで、上記の効果を達成できる。
上述した実施の形態では、直交流型の熱交換素子を備える熱交換換気装置を例に説明したが、本発明は、対向流型の熱交換素子を備える熱交換換気装置にも適用可能である。
1 熱交換換気装置、2 筐体、3 給気送風機、4 排気送風機、5 全熱交換素子、5a 仕切部材、5b 間隔保持部材、6 誘導加熱装置、6a 加熱コイル、7 制御部、8 室外側吸込口、9 室外側吹出口、10 室内側吸込口、11 室内側吹出口、12,13 隔壁

Claims (6)

  1. 給気と排気との間で熱を交換する熱交換素子と、
    前記熱交換素子を誘導加熱する誘導加熱装置と、
    を備え
    前記熱交換素子は、導電体を含有し、
    変化する磁界が前記誘導加熱装置から発生することにより、前記熱交換素子に渦電流が発生することで前記熱交換素子が加熱される熱交換換気装置。
  2. 前記誘導加熱装置により前記熱交換素子を誘導加熱することで、前記熱交換換気装置の運転時に前記熱交換素子に付着した水分または氷を除去する請求項1に記載の熱交換換気装置。
  3. 前記熱交換素子は、前記給気の流路と前記排気の流路とを仕切る仕切部材と前記仕切部材の間隔を保持する間隔保持部材とを積層した構造を有し、
    前記仕切部材及び前記間隔保持部材の一方または両方が前記導電体を含有する請求項1または請求項2に記載の熱交換換気装置。
  4. 前記熱交換素子を挟むように配置される一対の前記誘導加熱装置を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の熱交換換気装置。
  5. 前記熱交換素子は、層構造を有し、
    前記誘導加熱装置のコイルが前記熱交換素子における層に対し平行に配置される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の熱交換換気装置。
  6. 前記熱交換素子は、層構造を有し、
    前記層構造において、前記誘導加熱装置から離れた層における前記導電体の分布割合が、前記誘導加熱装置に近い層における前記導電体の分布割合に比べて、低い割合である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の熱交換換気装置。
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