JP6171507B2 - シーリング材の剥離装置および剥離方法 - Google Patents

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本発明は、シーリング材の剥離装置および剥離方法に関し、さらに詳しくは、使用するエネルギーのロスを抑制しつつ、柔軟なシーリング材を容易に構造物から剥離させて作業時間を短縮できるシーリング材の剥離装置および剥離方法に関するものである。
構造物の目地部などには、水密性や気密性を確保するためにシーリング材が打ち込まれている。シーリング材は経年的劣化し、強い日照や激しい風雨を受ける環境下では早期に劣化する。そのため、定期的、或いは、必要に応じて、劣化したシーリング材は剥離されて新たなシーリング材が打ち込まれる。
従来、劣化したシーリング材は、金属ヘラ等をシーリング材と構造物の間に入り込ませて剥離させていた。或いは、シーリング材が打ち込まれる目地部の隅に長さ方向に沿って予め糸を埋設しておく方法が提案されている(特許文献1参照)。この提案の方法では、この糸を外部に引き出してシーリング材の側面を目地部から剥離させた後、シーリング材を取り出すようにしている。
しかしながら、柔らかくなった状態で構造物に粘着しているシーリング材も稀にある。そのため、金属ヘラや糸によって剥離させようとしても、シーリング材が局部的に大きく変形して、金属ヘラや糸による剥離力がシーリング材に十分に伝わらずに、剥離させることが難しくなる。これに伴い、剥離作業に多大な時間を要するという問題があった。
特開平11−256708号公報
本発明の目的は、使用するエネルギーのロスを抑制しつつ、柔軟なシーリング材を容易に構造物から剥離させて作業時間を短縮できるシーリング材の剥離装置および剥離方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のシーリング材の剥離装置は、シーリング材とこのシーリング材が接着している構造物との間に入り込ませる金属製の剥離板と、この剥離板に接続部を介して接続された把持部と、冷媒を前記剥離板に噴射して前記剥離板を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のシーリング材の剥離方法は、金属製の剥離板に冷媒を噴射して前記剥離板を冷却しながら、この剥離板を、シーリング材とこのシーリング材が接着している構造物との間に入り込ませて、シーリング材を構造物から剥離させることを特徴とする。
本発明によれば、冷媒を噴射して金属製の剥離板を冷却しながら、この剥離板を、シーリング材とこのシーリング材が接着している構造物との間に入り込ませることにより、シーリング材の剥離板に接触した部分周辺が冷却されて、柔軟なシーリング材の弾性率を上げることができる。これにより、入り込ませた剥離板による剥離力をシーリング材に十分に伝えることができるので剥離させ易くなる。
しかも、剥離する時点で、シーリング材の剥離板に接触した部分周辺のみが冷却されるので、冷熱が散逸することが抑制される。それ故、冷却エネルギーを無駄なく効率的に使用できる。
ここで、剥離板の先端部が側面視で先細形状であると、シーリング材と構造物との間に剥離板を入り込ませ易く、また、先端部を冷却させ易くなる。それ故、シーリング材をより剥離させ易くなり、エネルギーロスの抑制および作業効率を上げるには有利になる。
冷却手段の噴射口を剥離板の長手方向中央よりも先端部側に向けて設定して冷媒を噴射すると、剥離板の先端部側を集中的に冷却できるので、シーリング材をより剥離させ易くなる。それ故、エネルギーロスの抑制および作業効率を上げるには有利になる。
剥離板と、剥離板に接続部を介して接続された把持部との間に断熱部を設けると、把持部に冷熱が伝わって散逸してしまうことを防止できるので、エネルギーロスの抑制および作業効率を上げるには有利になる。
本発明のシーリングの剥離装置を例示する側面図である。 図1の剥離装置を例示する平面図である。 シーリング材を剥離する工程を例示する説明図である。 シーリングの剥離装置の別の実施形態を例示する側面図である。
以下、本発明のシーリング材の剥離装置および剥離方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示するように、本発明のシーリング材の剥離装置1(以下、剥離装置1という)は、金属製の剥離板2と、剥離板2に接続部3を介して接続された把持部4と、冷媒Cを剥離板2に噴射する冷却手段5とを備えている。剥離板2は、図3に例示するようにシーリング材Sとそのシーリング材Sが接着している構造物Mとの間に入り込ませるものである。接続部3は剥離板2の表面に突設されていて、接続部3の先端には把持部4が設けられている。把持部4は作業者が手で握る部位である。
剥離板2には、一般的な炭素鋼やステンレス鋼など種々の金属を用いることができる。剥離板2の長さは例えば50mm〜150mm程度、幅は例えば3mm〜20mm程度である。厚さは例えば0.3mm〜2.5mm程度であり、剥離板2は薄板状である。
この実施形態では、剥離板2は平面視で長方形になっているが、その他の形状を採用することもできる。例えば、先端部2aを平面視で先細形状(鋭角状、鈍角状、円弧状など)にすることもできる。
また、この実施形態では、先端部2aは側面視で鋭角状の先細形状になっているが、鈍角状や円弧状の先細形状にすることもできる。その他、表面側のみを傾斜させた先細形状、裏面側のみを傾斜させた先細形状や表面側および裏面側を傾斜させずに通常のスクエア状にすることもできる。剥離板2はフラットに限らず、先端部2aを表面側、或いは、裏面側に屈曲、或いは湾曲させた形状等にすることもできる。
接続部3は例えば金属で形成されるが、剥離板2よりも熱伝導性が低い断熱部3aを少なくとも一部に設けることもできる。断熱部3aとしては、木材、樹脂、発泡樹脂や一般的に断熱材として使用されている材料を用いることができる。断熱部3aを設ける場合は、剥離板2と把持部4との間に設けることが好ましい。
冷却手段5は、冷媒タンク5aおよび噴射ノズル6を有している。噴射ボタンを押すことにより、噴射ノズル6の噴射口6aから冷媒Cを噴射して剥離板2を短時間に冷却できるものである。冷媒Cとして例えば、フロン、アンモニア、二酸化炭素、イソブタンを噴射する。
噴射口6aは、剥離板2の表面に向けて設定されている。噴射口6aと剥離板2の表面までの長さは例えば、3mm〜30mm程度である。
この実施形態では、冷却手段5として冷却スプレーが用いられている。冷媒タンク5aは筒状の把持部4に内嵌されていて、把持部4と冷却手段5とが一体化している。作業者は把持部4とともに冷媒タンク5aも握ることができるので、この冷媒タンク5aも把持部4になっている。
この剥離装置1の使用方法を以下に説明する。
図3に例示するように、構造物Mの目地部に打ち込まれて接着しているシーリング材Sを剥離させるには、例えば、シーリング材Sに、目地部に沿って目地部との境界に予めカッター等により切り込みを入れておく。次いで、把持部4を握り、剥離板2の先端部2aをシーリング材Sと構造物Mとの間に位置合わせして、その間に挿入する。この際に、噴射ボタンを押して噴射口6aから冷媒Cを剥離板2に噴射して冷却しながら、シーリング材Sと構造物Mとの間に入り込ませる。冷媒Cは、剥離板2(先端部2a)の冷却具合に応じて、連続的或いは断続的に噴射する。
シーリング材Sの剥離板2(先端部2a)に接触した部分周辺は、剥離板2の冷熱が伝わって冷却されることになる。これにより、シーリング材Sの冷却された部分の弾性率が上がる。即ち、柔軟なシーリング材Sは、剥離板2が接触することにより硬度が高くなる。
シーリング材Sと構造物Mとの間に入り込ませた剥離板2は、目地部に沿ってそのまま前進させる。この前進させた剥離板2により、シーリング材Sに剥離力が作用することになる。本発明では、柔軟なシーリング材Sが、冷却されてある程度硬くなっているので、シーリング材Sを局部的に過度に変形させることなく剥離力を伝えることができる。そのため、柔らかくなった状態で構造物Mに粘着しているシーリング材Sであっても剥離させ易くなる。例えば、マスチック系のシーリング材Sであっても容易に剥離させることが可能になる。
しかも、シーリング材Sを剥離させる時点で、そのシーリング材Sの剥離板2に接触した部分周辺のみが冷却されるので、冷熱が広い範囲に広がって散逸するようなことが抑制できる。それ故、冷却エネルギーを無駄なく効率的に使用するには有利になる。
剥離板2の先端部2aが側面視で先細形状であると、シーリング材Sと構造物Mとの間に剥離板2を入り込ませ易くなる。また、先端部2aは尖った形状になり、冷熱が広く散逸しないので冷却され易くなる。それ故、シーリング材Sをより剥離させ易くなり、冷却に使用するエネルギーのエネルギーロス抑制および作業効率を上げるには有利になる。
噴射口6aを剥離板2の長手方向中央よりも先端部2a側に向けて設定して、冷媒Cを噴射すると、剥離板2の先端部2a側を集中的に冷却できる。これにより、シーリング材Sを迅速により低温に冷却して硬度を高めることができるので、シーリング材Sをより剥離させ易くなる。それ故、エネルギーロスの抑制および作業効率を上げるには有利になる。
剥離板2と把持部4との間に断熱部3aを設けると、剥離板2を冷却した冷熱が断熱部3により遮断されて把持部4に伝わり難くなる。即ち、冷熱が把持部4に伝わって散逸してしまうことが防止できるので、エネルギーロスの抑制および作業効率を上げるには有利になる。冷熱は必要最小限の部分だけに伝わって、他の部分に散逸しないことが好ましいので、接続部3や把持部4は、全部、或いは一部を断熱材で形成することが好ましい。
図4に例示する実施形態のように、把持部4と冷却手段5の冷媒タンク5aとを分離させた構造にすることもできる。この実施形態では、把持部4と冷媒タンク5aとはホース7によって接続されている。ホース7は、冷媒タンク5aから把持部4を貫通して、把持部4の先端に設けられた噴射ノズル6に接続されている。噴射ノズル6は、把持部4に回転可能に取り付けられている。そのため、噴射口6aの向きを所望に向きに設定することができる。
この実施形態では、冷媒タンク5aを地盤、床などに置いた状態で剥離作業を行なうことができる。したがって、冷媒タンク5aの重量の分だけ、作業者に負荷される剥離装置1の重量が軽くなり、作業の軽労化に寄与する。
1 剥離装置
2 剥離板
2a 先端部
3 接続部
3a 断熱部
4 把持部
5 冷却手段
5a 冷媒タンク
6 噴射ノズル
6a 噴射口
7 ホース
C 冷媒
M 構造物
S シーリング材

Claims (7)

  1. シーリング材とこのシーリング材が接着している構造物との間に入り込ませる金属製の剥離板と、この剥離板に接続部を介して接続された把持部と、冷媒を前記剥離板に噴射して前記剥離板を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とするシーリング材の剥離装置。
  2. 前記剥離板の先端部が側面視で先細形状である請求項1に記載のシーリング材の剥離装置。
  3. 前記冷却手段の噴射口を前記剥離板の長手方向中央よりも先端部側に向けて設定した請求項1または2に記載のシーリング材の剥離装置。
  4. 前記剥離板と把持部との間に断熱部が設けられた請求項1〜3のいずれかに記載のシーリング材の剥離装置。
  5. 金属製の剥離板に冷媒を噴射して前記剥離板を冷却しながら、この剥離板を、シーリング材とこのシーリング材が接着している構造物との間に入り込ませて、シーリング材を構造物から剥離させることを特徴とするシーリング材の剥離方法。
  6. 前記剥離板の先端部を側面視で先細形状に形成し、この先端部を、前記シーリング材と構造物との間に入り込ませる請求項5に記載のシーリング材の剥離装置。
  7. 前記冷媒を前記剥離板の長手方向中央よりも先端部側に噴射する請求項5または6に記載のシーリング材の剥離方法。
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