JP6171496B2 - 通信装置、通信システム、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、通信システム、及びプログラムに関する。
クロック信号の伝達によって通信を同期させる同期通信網の間に、当該クロック信号の伝達を行えないIPネットワーク等の非同期通信網の介在を可能とするための機器(以下、「IP変換器」という。)が存在する。
IP変換器は、例えば、一方の同期通信網と非同期通信網との間に一台、他方の同期通信網と当該非同期通信網との間に一台設置される。IP変換器同士の間では、非同期通信網を介して、例えば、IPパケットが伝送される。
IPパケットが伝送される場合、送信側が一定間隔でIPパケットを送信しても、受信側で常に一定間隔でIPパケットを受信できるとは限らず、IPパケットの到着間隔に揺らぎが生じる可能性が有る。斯かる揺らぎが発生しても同期通信網への同期通信が途切れないように、IP変換器には、受信バッファが設けられている。受信側のIP変換器は、受信バッファにおけるデータ量(以下、「バッファデータ量」という。)が、所定値に安定するように、受信バッファからのデータの読み出し用のクロック信号の周波数(以下、「クロック周波数」という。)を調整する。具体的には、IP変換器は、バッファデータ量が所定値より増加した場合、クロック周波数を上昇させ、バッファデータ量が所定値より減少した場合、クロック周波数を下降させる。その結果、一方の同期通信網と、他方の同期通信網とを擬似的に同期させることができる。なお、所定値は、例えば、受信バッファのサイズの半分の値(以下、「センタ値」という。)である。
バッファデータ量が、センタ値を超えている状態は、受信バッファの上限に対して、バッファデータ量との差分が小さくなっているため、受信バッファがオーバーフローする可能性が相対的に高い状態であるといえる。同様に、バッファデータ量が、センタ値を下回っている状態は、受信バッファがアンダーフローする可能性が相対的に高い状態であるといえる。
受信バッファのオーバーフロー又はアンダーフローは、同期通信網における通信エラーを招くため、バッファデータ量がセンタ値から乖離している状態は、早期に解消されるのが望ましい。そこで、バッファデータ量がセンタ値を超えた場合、クロック周波数は、予め設定された最大値に変更され、バッファデータ量がセンタ値を下回った場合、クロック周波数は、予め設定された最小値に変更される。そうすることで、バッファデータ量がセンタ値まで減少する時間又はバッファデータ量がセンタ値まで増加する時間を短縮化することができる。
特開2008−199159号公報 特開2012−129677号公報
しかしながら、同期通信網に接続される機器等が実際に許容可能な範囲のクロック周波数の上限又は下限(最大入力許容変動量)を予め把握するのは困難である。したがって、上記最大値及び最小値には、設定作業を行う作業者等の推測に基づいて、おおよその値が設定される。作業者等によって設定される最大値及び最小値は、同期通信網に接続される機器の許容範囲外とならないように、安全サイドに設定される傾向にある。具体的には、設定される最大値は、同期通信網に接続される機器のクロック周波数の許容範囲の上限よりも小さい値となり、設定される最小値は、当該許容範囲の下限よりも大きくなる傾向にある。したがって、バッファデータ量がセンタ値から乖離している状態の期間の短縮化について、すなわち、受信バッファがオーバーフロー又はアンダーフローする可能性の低下について、改善の余地が有ると考えられる。
そこで、一側面では、非同期通信網から受信され同期通信網へ送信されるデータを記憶するためのバッファがオーバーフロー又はアンダーフローする可能性を低下させることを目的とする。
一つの案では、通信装置は、第一の通信網における通信に対して非同期な通信によって第二の通信網より受信されるデータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されたデータを、クロック信号に応じて読み出し、前記第一の通信網に送信する送信部と、前記第一の通信網に送信されたデータを受信する機器との通信の同期外れを検知する検知部と、前記クロック信号の周波数を変化させて、前記同期外れが検知されない周波数の上限又は下限を探索する探索部と、前記記憶部に記憶されたデータのデータ量に応じて、前記周波数を、前記上限又は前記下限に変更する変更部とを有する。
一態様によれば、非同期通信網から受信され同期通信網へ送信されるデータを記憶するためのバッファがオーバーフロー又はアンダーフローする可能性を低下させることができる。
本発明の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるIP変換装置のハードウェアの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるIP変換装置の機能構成例を示す図である。 第一のケースにおけるクロック周波数の調整処理の概要を説明するための図である。 第二のケースにおけるクロック周波数の調整処理の概要を説明するための図である。 第三のケースにおけるクロック周波数の調整処理の概要を説明するための図である。 第四のケースにおけるクロック周波数の調整処理の概要を説明するための図である。 受信側のIP変換装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。図1において、レガシー機器10−1及び10−2(以下、双方を区別しない場合「レガシー機器10」という。)は、例えば光ファイバーで構築された同期通信網11−1又は11−2を介してデータを同期通信する。本実施の形態において、同期通信とは、例えば、クロック信号によって、データの送信側と受信側とでデータの送信又は受信を同期させる通信をいう。但し、クロック信号以外の手段によって、同期がとられてもよい。レガシー機器10の一例として、音声、2MbpsMUX、ITU−T勧告V.24、X21等に関するデータ通信を行う機器が挙げられる。
図1において、同期通信網11−1及び11−2の間には、IP(Internet Protocol)ネットワーク18を含む非同期通信網15が介在している。本実施の形態において、非同期通信とは、同期通信網11−1又は11−2に対して非同期な通信をいう。非同期通信の一例として、IPのように、同期通信網11−1又は11−2において使用される同期用のクロック信号の伝送を行えない、又はクロック信号に基づく同期が行われない通信が挙げられる。なお、IP以外の通信プロトコルが、非同期通信網15において利用されてもよい。
同期通信網11−1と、非同期通信網15との間には、IP変換装置12−1が設置され、同期通信網11−2と、非同期通信網15との間には、IP変換装置12−2が設置される。IP変換装置12−1及び12−2(以下、双方を区別しない場合「IP変換装置12」という。)は、IPネットワーク18を介したレガシー機器10間の通信を仲介するための処理を実行する装置である。
具体的には、各IP変換装置12は、同期通信網11−1又は11−2の各レガシー機器10に、レガシーネットワーク14−1又は14−2(以下、双方を区別しない場合「レガシーネットワーク14」という。)を介して接続する。また、各IP変換装置12は、IPネットワーク18を介して、相互に対応するIP変換装置12と通信可能に接続される。各IP変換装置12には、それぞれに固有のIPアドレスが設定されている。
なお、本実施の形態において、レガシー機器10−1は、データの送信側であり、レガシー機器10−2は、データの受信側であるとする。したがって、IP変換装置12−1は、レガシー機器10−1より送信されるデータを、レガシーネットワーク14−1を介して受信する。IP変換装置12−1は、受信されたデータを、IPパケットの形式に変換して、IPネットワーク18を介してIP変換装置12−2に送信する。一方、IP変換装置12−2は、IPネットワーク18よりIPパケットを受信する。IP変換装置12−2は、受信されたIPパケットに含まれているデータを、レガシーネットワーク14−2を介してレガシー機器10−2に送信する。
図2は、本発明の実施の形態におけるIP変換装置のハードウェアの構成例を示す図である。図2において、IP変換装置12は、それぞれバス48で相互に接続されている、CPU36、RAM50、ROM52、レガシーインタフェース部20、IPインタフェース部22、パケット処理部24、及び可変クロック部26等を有する。
ROM52には、例えば、IP変換装置12を、図3に示される各部として機能させるプログラム等が記憶されている。IP変換装置12が起動されると、ROM52に記憶されているプログラムがRAM50に読み出される。RAM50に読み出されたプログラムは、CPU36に、当該プログラムに実装された処理を実行させる。
レガシーインタフェース部20は、レガシーネットワーク14からのデータの受信、又はレガシーネットワーク14へのデータの送信を行う回路である。IPインタフェース部22は、IPネットワーク18からのIPパケットの受信、又はIPネットワーク18へのIPパケットの送信を行う回路である。パケット処理部24は、送信又は受信されるIPパケットに関する処理を行う回路である。可変クロック部26は、受信バッファ502からのデータの読み出し周期を規定するクロック信号を生成する回路である。データの送信側であるIP変換装置12−1の可変クロック部26が生成するクロック信号の周波数(以下、「クロック周波数」という。)は、予め設定される値に固定される。データの受信側であるIP変換装置12−2の可変クロック部26のクロック周波数は、受信バッファ502に記憶されているデータ量(以下、「バッファデータ量」という。)が、例えば、受信バッファ502の容量の半分(以下、「センタ値」という。)に安定するように調整される。具体的には、バッファデータ量がセンタ値を超えた場合、クロック周波数は上昇し、バッファデータ量がセンタ値を下回った場合、クロック周波数は下降する。
図3は、本発明の実施の形態におけるIP変換装置の機能構成例を示す図である。図3中、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図3において、IP変換装置12は、送信バッファ501及び受信バッファ502を有する。これら各バッファは、例えば、RAM50を用いて実現可能である。IP変換装置12は、また、パケット組立部241、パケット分解部242、受信バッファ監視部461、及びクロック変動量探索部462等を有する。パケット組立部241及びパケット分解部242は、パケット処理部24を構成するハードウェアである。受信バッファ監視部461及びクロック変動量探索部462は、プログラムがCPU46に実行させる処理により実現される。
送信バッファ501は、レガシー機器10よりレガシーネットワーク14を介して送信され、レガシーインタフェース部20によって受信されるデータ(以下、レガシーネットワーク14において通信されるデータを「同期通信データ」という。)を記憶するバッファである。
パケット組立部241は、送信バッファ501に記憶されたデータを格納したIPパケットを生成する。パケット組立部241によって生成されたIPパケットは、IPインタフェース部22によって、IPネットワーク18に送信される。
パケット分解部242は、IPインタフェース部22によって受信されるIPパケットを分解して、当該IPパケットより、レガシー機器10より送信されたデータを抽出する。受信バッファ502は、パケット分解部242によって抽出されたデータを記憶する。受信バッファ502に記憶されたデータは、レガシーインタフェース部20によって読み出され、レガシーネットワーク14を介してレガシー機器10に送信される。レガシーインタフェース部20による、受信バッファ502からのデータの読み出し処理は、可変クロック部26によって生成されるクロック信号の周波数に同期する。
受信バッファ監視部461は、バッファデータ量が、受信バッファ502の上限値、センタ値、又は下限値に到達したか否か等を監視し、バッファデータ量がセンタ値に安定するように、可変クロック部26のクロック周波数を調整する。但し、送信側のIP変換装置12−1のクロック周波数は、予め設定された固定値に固定される。
クロック変動量探索部462は、レガシーネットワーク14を介してIP変換装置12に接続されるレガシー機器10における、クロック周波数の許容範囲の上限又は下限(最大入力許容変動量)を探索する。当該上限又は下限は、可変クロック部26によるクロック信号の周波数の最大値又は最小値とされる。
図3において、レガシーインタフェース部20は、アラーム監視部201を含む。アラーム監視部201は、レガシーネットワーク14を介したレガシー機器10との同期通信における同期外れの発生の有無を監視する。同期外れとは、可変クロック部26によるクロック周波数が、レガシー機器10の許容範囲外となることに起因して、レガシー機器10が、レガシーインタフェース部20より送信される同期通信データに対して同期をとることができない状態をいう。換言すれば、同期外れが発生しない状態は、可変クロック部26によるクロック周波数が、レガシー機器10の許容範囲内である状態であるといえる。
続いて、受信側のIP変換装置12−2による、可変クロック部26のクロック周波数の調整処理の概要について説明する。なお、送信側のIP変換装置12−1については、クロック周波数は、固定であるため、当該調整処理は行われなくてよい。
図4は、第一のケースにおけるクロック周波数の調整処理の概要を説明するための図である。図4において、(1)のグラフの横軸は時間であり、縦軸はバッファデータ量である。(1)の縦軸において、上限値Cmaxは、受信バッファ502のバッファ変動許容範囲の上限値である。下限値Cminは、受信バッファ502のバッファ許容変動範囲の下限値である。センタ値Coは、上記におけるセンタ値と同義であり、上限値Cmaxと下限値Cminとの中央値である。
一方、(2)のグラフの横軸は時間であり、(1)の横軸に同期している。(2)の縦軸は可変クロック部26のクロック周波数である。(2)の縦軸において、foは、基準となる周波数(以下、「基準周波数fo」という。)である。faは、基準周波数foに対して+側のクロック周波数の変動量の上限の初期設定値(以下、「+側初期設定周波数変動量fa」という。)である。fbは、基準周波数foに対して−側のクロック周波数の変動量の上限の初期設定値(以下、「−側初期設定周波数変動量fb」という。)である。例えば、基準周波数foを基準とした+側初期設定周波数変動量faの絶対値と、−側初期設定周波数変動量fbの絶対値は同じである。基準周波数foを基準とした絶対値とは、基準周波数foからの差分の絶対値をいう。以下、周波数について絶対値というとき、基準周波数foを基準とした絶対値をいう。なお、+側初期設定周波数変動量fa、−側初期設定周波数変動量fb、及び基準周波数foは、初期設定の段階で、設定値として受信バッファ監視部461に設定される値である。
一方、fc+は、受信側のレガシー機器10−2の+側の最大入力許容変動量(以下、「+側最大入力許容変動量fc+」という。)である。fc−は、レガシー機器10−2の−+側の最大入力許容変動量(以下、「−側最大入力許容変動量fc−」という。)である。すなわち、+側最大入力許容変動量fc+及び−側最大入力許容変動量fc−は、初期設定時には未知の値であり、通信開始後にクロック変動量探索部462によって探索される値である。
第一のケースでは、可変クロック部26のクロック周波数が基準周波数foに設定されている状態において、バッファデータ量が増加する傾向にある。また、第一のケースでは、+側初期設定周波数変動量fa及び−側初期設定周波数変動量fbの絶対値が、+側最大入力許容変動量fc+及び−側最大入力許容変動量fc−の基準周波数foの絶対値よりも小さく(すなわち、安全サイドに)設定されている。
時刻t0〜t1の期間では、可変クロック部26のクロック周波数は、基準周波数foである。したがって、この期間では、バッファデータ量は増加し、時刻t1において、上限値Cmaxに達する。バッファデータ量が上限値Cmaxに達したことは、受信バッファ監視部461によって検知される。そこで、受信バッファ監視部461は、受信バッファ502のオーバーフローを回避するため、クロック周波数を、+側初期設定周波数変動量faに設定する。その結果、バッファデータ量は減少し始める。
ここで、第一のケースにおいて、+側初期設定周波数変動量faは、+側最大入力許容変動量fc+より小さい。したがって、クロック周波数が+側初期設定周波数変動量faに変更された後も、同期外れは発生しない。そこで、クロック変動量探索部462は、+側最大入力許容変動量fc+を探索するために、クロック周波数を継続的に上昇させる。例えば、クロック周波数は、一定時間間隔で、αppmずつ上昇する。
クロック周波数が継続的に上昇する過程において、アラーム監視部201によって同期外れが検知されると、クロック変動量探索部462は、同期外れが検知されたとき(時刻t2)のクロック周波数の直前のクロック周波数を、+側最大入力許容変動量fc+として、例えば、RAM50に記憶する。同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数とは、同期外れが検知されたときのクロック周波数から一定幅α分小さいクロック周波数である。すなわち、同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数とは、同期外れが検知されるまでの最大のクロック周波数である。なお、アラーム監視部201は、例えば、レガシー機器10−2からの応答等に基づいて、同期外れを検知する。
その後、可変クロック部26のクロック周波数は、同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数に固定される。続いて、時刻t3において、バッファデータ量がセンタ値Coまで減少すると、受信バッファ監視部461は、バッファデータ量の更なる減少を回避するため、クロック周波数を、基準周波数foに下降させる。その結果、バッファデータ量は、再び増加を開始する。
その後、時刻t4において、バッファデータ量が上限値Cmaxに達すると、受信バッファ監視部461は、クロック周波数を、RAM50に記憶されている+側最大入力許容変動量fc+に設定する。その結果、時刻t4〜時刻t5において、バッファデータ量は、減少する。ここで、時刻t4〜時刻t5の期間のクロック周波数は、レガシー機器10−2の許容範囲における最大のクロック周波数に近い値である。したがって、バッファデータ量がセンタ値Coまで減少する期間(時刻t4〜時刻t5の期間)を、クロック周波数が+側初期設定周波数変動量faに設定された場合に比べて、短縮化することができる。
以降、時刻t4及びt5における制御と同様の制御が繰り返し行われる。すなわち、バッファデータ量が上限値Cmaxに到達したら、クロック周波数は、+側最大入力許容変動量fc+に設定される(t6)。その後、バッファデータ量がセンタ値Coまで減少したら、クロック周波数が、基準周波数foに設定される(t7)。
但し、時刻t5におけるクロック周波数の下降先は、基準周波数foよりも大きな周波数(例えば、基準周波数fo+β)であってもよい。それでもバッファデータ量が増加し、上限値Cmaxに到達した場合、クロック周波数の下降先は、更に大きな値(例えば、基準周波数fo+2β)であってもよい。そのような制御が繰り返された結果、バッファデータ量がセンタ値Co付近に安定した場合、そのときのクロック周波数が以降における基準周波数foとされてもよい。そうすることにより、バッファデータ量がセンタ値Co付近となる期間を更に長期化することができる。
次に、図5は、第二のケースにおけるクロック周波数の調整処理の概要を説明するための図である。図5において、(1)及び(2)のグラフの見方は、図4と同じである。
第二のケースでは、可変クロック部26のクロック周波数が基準周波数foに設定されている状態において、バッファデータ量が減少する傾向にある。また、第二のケースでは、+側初期設定周波数変動量fa及び−側初期設定周波数変動量fbの絶対値が、+側最大入力許容変動量fc+及び−側最大入力許容変動量fc−の絶対値よりも小さく(すなわち、安全サイドに)設定されている。
時刻t0〜t1の期間では、可変クロック部26のクロック周波数は、基準周波数foである。したがって、この期間では、バッファデータ量は減少し、時刻t1において、下限値Cminに達する。バッファデータ量が下限値Cminに達したことは、受信バッファ監視部461によって検知される。そこで、受信バッファ監視部461は、アンダーフローを回避するため、クロック周波数を、−側初期設定周波数変動量fbに設定する。その結果、バッファデータ量は増加し始める。
ここで、第二のケースにおいて、−側初期設定周波数変動量fbは、−側最大入力許容変動量fc−より大きい。したがって、クロック周波数が−側初期設定周波数変動量fbに変更された後も、同期外れは発生しない。そこで、クロック変動量探索部462は、−側最大入力許容変動量fc−を探索するために、クロック周波数を継続的に下降させる。例えば、クロック周波数は、一定時間間隔で、αppmずつ下降する。
クロック周波数が継続的に下降する過程において、アラーム監視部201によって同期外れが検知されると、クロック変動量探索部462は、同期外れが検知されたとき(時刻t2)のクロック周波数の直前のクロック周波数を、−側最大入力許容変動量fc−として、例えば、RAM50に記憶する。同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数とは、同期外れが検知されたときのクロック周波数から一定幅α分大きいクロック周波数である。すなわち、同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数とは、同期外れが検知されるまでの最小のクロック周波数である。
その後、可変クロック部26のクロック周波数は、同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数に固定される。続いて、時刻t3において、バッファデータ量がセンタ値Coまで増加すると、受信バッファ監視部461は、バッファデータ量の更なる増加を回避するため、クロック周波数を、基準周波数foに上昇させる。その結果、バッファデータ量は、再び減少を開始する。
その後、時刻t4において、バッファデータ量が下限値Cminに達すると、受信バッファ監視部461は、クロック周波数を、RAM50に記憶されている−側最大入力許容変動量fc−に設定する。その結果、時刻t4〜時刻t5においては、バッファデータ量は、増加する。ここで、時刻t4〜時刻t5の期間のクロック周波数は、レガシー機器10−2の許容範囲における最小のクロック周波数に近い値である。したがって、バッファデータ量がセンタ値Coまで増加する期間(時刻t4〜時刻t5の期間)を、クロック周波数が−側初期設定周波数変動量fbに設定された場合に比べて、短縮化することができる。
以降、時刻t4及びt5における制御と同様の制御が繰り返し行われる。すなわち、バッファデータ量が下限値Cminに到達したら、クロック周波数は、−側最大入力許容変動量fc−に設定される(t6)。その後、バッファデータ量がセンタ値Coまで増加したら、クロック周波数が、基準周波数foに設定される(t7)。
但し、時刻t5におけるクロック周波数の上昇先は、基準周波数foよりも小さな周波数(例えば、基準周波数fo−β)であってもよい。それでもバッファデータ量が減少し、下限値Cminに到達した場合、クロック周波数の下降先は、更に小さな値(例えば、基準周波数fo−2β)であってもよい。そのような制御が繰り返された結果、バッファデータ量がセンタ値Co付近に安定した場合、そのときのクロック周波数が以降における基準周波数foとされてもよい。そうすることにより、バッファデータ量がセンタ値Co付近となる期間を更に長期化することができる。
ところで、+側初期設定周波数変動量fa及び−側初期設定周波数変動量fbの絶対値が、+側最大入力許容変動量fc+及び−側最大入力許容変動量fc−の絶対値よりも大きく設定される可能性も考えられる。そこで、このような可能性を考慮して、以下に、第三のケース及び第四のケースについて説明する。
図6は、第三のケースにおけるクロック周波数の調整処理の概要を説明するための図である。図6において、(1)及び(2)のグラフの見方は、図4と同じである。
第三のケースでは、可変クロック部26のクロック周波数が基準周波数foに設定されている状態において、バッファデータ量が増加する傾向にある。また、第三のケースでは、+側初期設定周波数変動量fa及び−側初期設定周波数変動量fbの絶対値が、+側最大入力許容変動量fc+及び−側最大入力許容変動量fc−の絶対値よりも大きく設定されている。
時刻t0〜t1の期間では、クロック周波数は、基準周波数foである。したがって、この期間では、バッファデータ量は増加し、時刻t1において、上限値Cmaxに達する。バッファデータ量が上限値Cmaxに達したことは、受信バッファ監視部461によって検知される。そこで、受信バッファ監視部461は、オーバーフローを回避するため、クロック周波数を、+側初期設定周波数変動量faに設定する。その結果、バッファデータ量は減少し始める。但し、第三のケースにおいて、+側初期設定周波数変動量faは、+側最大入力許容変動量fc+より大きい。したがって、IP変換装置12−2とレガシー機器10−2との通信において同期外れが発生する。当該同期外れは、アラーム監視部201によって検知される。
同期外れが検知されると、クロック変動量探索部462は、+側最大入力許容変動量fc+を探索するために、同期外れが検知されなくなるまで、クロック周波数を継続的に下降させる(時刻t1〜t2)。例えば、クロック周波数は、一定時間間隔で、αppmずつ下降する。
時刻t2において同期外れが検知されなくなると、クロック変動量探索部462は、時刻t2におけるクロック周波数を、+側最大入力許容変動量fc+として、例えば、RAM50に記憶する。
その後、時刻t3において、バッファデータ量がセンタ値Coまで減少すると、受信バッファ監視部461は、バッファデータ量の更なる減少を回避するため、クロック周波数を、基準周波数foに下降させる。その結果、バッファデータ量は、再び増加を開始する。
その後、時刻t4において、バッファデータ量が上限値Cmaxに達すると、受信バッファ監視部461は、クロック周波数を、RAM50に記憶されている+側最大入力許容変動量fc+に設定する。その結果、時刻t4〜時刻t5においては、同期外れを発生させることなく、バッファデータ量を減少させることができる。また、+側最大入力許容変動量fc+は、レガシー機器10−2の許容範囲における最大のクロック周波数に近い値であるため、バッファデータ量がセンタ値Coまで減少させる期間を、短縮化することができる。
以降は、図4と同様でよい。
次に、図7は、第四のケースにおけるクロック周波数の調整処理の概要を説明するための図である。図7において、(1)及び(2)のグラフの意味は、図4と同じである。
第四のケースでは、可変クロック部26のクロック周波数が基準周波数foに設定されている状態において、バッファデータ量が減少する傾向にある。また、第四のケースでは、+側初期設定周波数変動量fa及び−側初期設定周波数変動量fbの絶対値が、+側最大入力許容変動量fc+及び−側最大入力許容変動量fc−の絶対値よりも大きく設定されている。
時刻t0〜t1の期間では、クロック周波数は、基準周波数foである。したがって、この期間では、バッファデータ量は減少し、時刻t1において、下限値Cminに達する。バッファデータ量が下限値Cminに達したことは、受信バッファ監視部461によって検知される。そこで、受信バッファ監視部461は、アンダーフローを回避するため、クロック周波数を、−側初期設定周波数変動量fbに設定する。その結果、バッファデータ量は増加し始める。但し、第四のケースにおいて、−側初期設定周波数変動量fbは、−側最大入力許容変動量fc−より小さい。したがって、IP変換装置12−2とレガシー機器10−2との通信において同期外れが発生する。当該同期外れは、アラーム監視部201によって検知される。
同期外れが検知されると、クロック変動量探索部462は、−側最大入力許容変動量fc−を探索するために、同期外れが検知されなくなるまで、クロック周波数を継続的に上昇させる(時刻t1〜t2)。例えば、クロック周波数は、一定時間間隔で、αppmずつ上昇する。
時刻t2において同期外れが検知されなくなると、クロック変動量探索部462は、時刻t2におけるクロック周波数を、−側最大入力許容変動量fc−として、例えば、RAM50に記憶する。
その後、時刻t3において、バッファデータ量がセンタ値Coまで増加すると、受信バッファ監視部461は、バッファデータ量の更なる増加を回避するため、クロック周波数を、基準周波数foに上昇させる。その結果、バッファデータ量は、再び減少を開始する。
その後、時刻t4において、バッファデータ量が下限値Cminに達すると、受信バッファ監視部461は、クロック周波数を、RAM50に記憶されている−側最大入力許容変動量fc−に設定する。その結果、時刻t4〜時刻t5においては、同期外れを発生させることなく、バッファデータ量を増加させることができる。また、−側最大入力許容変動量fc−は、レガシー機器10−2の許容範囲における最小のクロック周波数に近い値であるため、バッファデータ量がセンタ値Coまで増加させる期間を、短縮化することができる。
以降は、図5と同様でよい。
以下、図4〜図7において説明した制御を可能とするために、受信側のIP変換装置12―2が実行する実行する処理手順について説明する。
図8は、受信側のIP変換装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
例えば、IP変換装置12−2が起動され、IPパケットの受信が開始されると、レガシーインタフェース部20は、バッファデータ量が、センタ値Coに達するまで待機した後、受信バッファ502の読み出しを開始する(S101)。以降において、受信バッファ502の読み出しは、可変クロック部26のクロック周波数に同期して(クロック周波数に基づく周期で)行われる。受信バッファ502の読み出しの開始時において、クロック周波数は、基準周波数foである。なお、バッファデータ量がセンタ値Coに達するまで待機するのは、受信バッファ502のアンダーフローの発生の可能性を低下させるためである。
その後、受信バッファ監視部461は、バッファデータ量が上限値Cmax又は下限値Cminに達したことを検知すると(S102でYes)、+側最大入力許容変動量fc+又は−側最大入力許容変動量fc−が探索済みであるか否かを判定する(S103)。当該判定は、例えば、+側最大入力許容変動量fc+又は−側最大入力許容変動量fc−が、RAM50に記憶されているか否かによって行われてもよい。
+側最大入力許容変動量fc+又は−側最大入力許容変動量fc−が、探索済みでない場合(S103でNo)、受信バッファ監視部461は、可変クロック部26のクロック周波数を、+側初期設定周波数変動量fa又は−側初期設定周波数変動量fbに設定する(S104)。すなわち、バッファデータ量が、上限値Cmaxである場合、クロック周波数は、+側初期設定周波数変動量faに設定される。バッファデータ量が、下限値Cminである場合、クロック周波数は、−側初期設定周波数変動量fbに設定される。なお、ここで設定されるクロック周波数は、クロック変動量探索部462が、+側最大入力許容変動量fc+又は−側最大入力許容変動量fc−を探索する際の起点のクロック周波数となる。
クロック周波数を、+側初期設定周波数変動量fa又は−側初期設定周波数変動量fbに設定したことに応じて、アラーム監視部201によって、同期外れが検知されない場合(S105でNo)、クロック変動量探索部462は、バッファデータ量が、センタ値Coより多いか否かを判定する(S106)。バッファデータ量が、センタ値Coより多いと判定された場合(S106でYes)、図4において、第一のケースとして説明した制御が実行される。すなわち、ステップS107において、クロック変動量探索部462は、+側最大入力許容変動量fc+を探索するために、アラーム監視部201によって同期外れが検知されるまで、クロック周波数を継続的に上昇させる。
アラーム監視部201によって同期外れが検知されると、クロック変動量探索部462は、同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数を、+側最大入力許容変動量fc+として、例えば、RAM50に記憶する(S108)。続いて、クロック周波数は、同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数に固定される(S109)。
一方、ステップS106において、バッファデータ量が、センタ値Coより少ないと判定された場合(S106でNo)、図5において、第二のケースとして説明した制御が実行される。すなわち、ステップS110において、クロック変動量探索部462は、−側最大入力許容変動量fc−を探索するために、アラーム監視部201によって同期外れが検知されるまで、クロック周波数を継続的に下降させる。
アラーム監視部201によって同期外れが検知されると、クロック変動量探索部462は、同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数を、−側最大入力許容変動量fc−として、例えば、RAM50に記憶する(S111)。続いて、可変クロック部26のクロック周波数は、同期外れが検知されたときのクロック周波数の直前のクロック周波数に固定される(S112)。
また、ステップS105において、アラーム監視部201によって、同期外れが検知された場合(S105でYes)、クロック変動量探索部462は、バッファデータ量が、センタ値Coより多いか否かを判定する(S121)。バッファデータ量が、センタ値Coより多いと判定された場合(S121でYes)、図6において、第三のケースとして説明した制御が実行される。すなわち、ステップS122において、クロック変動量探索部462は、+側最大入力許容変動量fc+を探索するために、アラーム監視部201によって同期外れが検知されなくなるまで、クロック周波数を継続的に下降させる。
アラーム監視部201によって同期外れが検知されなくなると、クロック変動量探索部462は、同期外れが検知されなくなったときのクロック周波数を、+側最大入力許容変動量fc+として、例えば、RAM50に記憶する(S123)。続いて、可変クロック部26のクロック周波数は、同期外れが検知されなくなったときのクロック周波数に固定される(S124)。
一方、ステップS121において、バッファデータ量が、センタ値Coより少ないと判定された場合(S121でNo)、図7において、第四のケースとして説明した制御が実行される。すなわち、ステップS125において、クロック変動量探索部462は、−側最大入力許容変動量fc−を探索するために、アラーム監視部201によって同期外れが検知されなくなるまで、クロック周波数を継続的に上昇させる。
アラーム監視部201によって同期外れが検知されなくなると、クロック変動量探索部462は、同期外れが検知されなくなったときのクロック周波数を、−側最大入力許容変動量fc−として、例えば、RAM50に記憶する(S126)。続いて、可変クロック部26のクロック周波数は、同期外れが検知されなくなったときのクロック周波数に固定される(S127)。
ステップS109、ステップS112、ステップS124、又はステップS127に続いて、バッファデータ量がセンタ値Coに達すると、受信バッファ監視部461は、可変クロック部26のクロック周波数を、基準周波数foに設定する(S128)。続いて、ステップS101以降が繰り返し実行される。
更に、ステップS103において、+側最大入力許容変動量fc+又は−側最大入力許容変動量fc−が、探索済みである場合(S103でYes)、受信バッファ監視部461は、可変クロック部26のクロック周波数を、+側最大入力許容変動量fc+又は−側最大入力許容変動量fc−に設定する(S104)。すなわち、バッファデータ量が、上限値Cmaxである場合、クロック周波数は、+側最大入力許容周波数変動量fc+に設定される。バッファデータ量が、下限値Cminである場合、クロック周波数は、−側最大入力許容周波数変動量fc−に設定される。続いて、ステップS101以降が繰り返し実行される。
上述したように、本実施の形態によれば、レガシー機器10−2のクロック周波数の最大入力許容変動量を、自動的に探索することができる。その結果、バッファデータ量がセンタ値Coより大きくなった場合、又はセンタ値Coより小さくなった場合、可変クロック部26のクロック周波数を、当該最大入力許容変動量の変動幅で調整することができる。したがって、バッファデータ量がセンタ値Coより乖離している状態を、早期に解消することができる。すなわち、受信バッファ502がオーバーフロー又はアンダーフローする可能性を低下させることができ、同期通信において通信エラーが発生する可能性を低減させることができる。
なお、本実施の形態において、IP変換装置12は、通信装置の一例である。同期通信網11−1又は11−2は、第一の通信網の一例である。非同期通信網15は、第二の通信網の一例である。受信バッファ502は、記憶部の一例である。レガシーインタフェース部20は、送信部の一例である。アラーム監視部201は、検知部の一例である。クロック変動量探索部462は、探索部の一例である。受信バッファ監視部461は、変更部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
第一の通信網における通信に対して非同期な通信によって第二の通信網より受信されるデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたデータを、クロック信号に応じて読み出し、前記第一の通信網に送信する送信部と、
前記第一の通信網に送信されたデータを受信する機器との通信の同期外れを検知する検知部と、
前記クロック信号の周波数を変化させて、前記同期外れが検知されない周波数の上限又は下限を探索する探索部と、
前記記憶部に記憶されたデータのデータ量に応じて、前記周波数を、前記上限又は前記下限に変更する変更部と、
を有する通信装置。
(付記2)
前記探索部は、
前記周波数を変化させる過程の起点の周波数において、前記同期外れが検知されない場合であって、前記記憶部におけるデータ量が所定値より多いときは、当該周波数を継続的に上昇させ、前記記憶部におけるデータ量が前記所定値より少ないときは、当該周波数を継続的に下降させ、前記周波数の上昇又は下降に応じて、前記同期外れが検知された場合に、同期はずれが検知されるまでの最大又は最小の周波数を、前記上限又は前記下限として判定する付記1記載の通信装置。
(付記3)
前記探索部は、
前記周波数を変化させる過程の起点の周波数において、前記同期外れが検知される場合であって、前記記憶部におけるデータ量が所定値より多いときは、当該周波数を継続的に下降させ、前記記憶部におけるデータ量が前記所定値より少ないときは、当該周波数を継続的に上昇させ、前記周波数の上昇又は下降に応じて、前記同期外れが検知されなくなったときの周波数を、前記上限又は前記下限として判定する付記1又は2記載の通信装置。
(付記4)
第一の通信網における通信に対して非同期な通信を行う第二の通信網を介して接続される第一の通信装置と第二の通信装置とを含む通信システムであって、
前記第一の通信装置は、
前記第二の通信網にデータを送信する第一の送信部を有し、
前記第二の通信装置は、
前記第二の通信網より受信されるデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたデータを、クロック周波数に応じて読み出し、第二の通信網に送信する第二の送信部と、
前記第二の通信網に送信されたデータを受信する機器との通信の同期外れを検知する検知部と、
前記クロック信号の周波数を変化させて、前記同期外れが検知されない周波数の上限又は下限を探索する探索部と、
前記記憶部に記憶されたデータのデータ量に応じて、前記周波数を、前記上限又は前記下限に変更する変更部とを有する通信システム。
(付記5)
前記探索部は、
前記周波数を変化させる過程の起点の周波数において、前記同期外れが検知されない場合であって、前記記憶部におけるデータ量が所定値より多いときは、当該周波数を継続的に上昇させ、前記記憶部におけるデータ量が前記所定値より少ないときは、当該周波数を継続的に下降させ、前記周波数の上昇又は下降に応じて、前記同期外れが検知された場合に、同期はずれが検知されるまでの最大又は最小の周波数を、前記上限又は前記下限として判定する付記4記載の通信システム。
(付記6)
前記探索部は、
前記周波数を変化させる過程の起点の周波数において、前記同期外れが検知される場合であって、前記記憶部におけるデータ量が所定値より多いときは、当該周波数を継続的に下降させ、前記記憶部におけるデータ量が前記所定値より少ないときは、当該周波数を継続的に上昇させ、前記周波数の上昇又は下降に応じて、前記同期外れが検知されなくなったときの周波数を、前記上限又は前記下限として判定する付記4又は5記載の通信システム。
(付記7)
第一の通信網における通信に対して非同期な通信によって第二の通信網より受信されるデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたデータを、クロック信号に応じて読み出し、前記第一の通信網に送信する送信部と、
前記第一の通信網に送信されたデータを受信する機器との通信の同期外れを検知する検知部とを有する通信装置に、
前記クロック信号の周波数を変化させて、前記同期外れが検知されない周波数の上限又は下限を探索し、
前記記憶部に記憶されたデータのデータ量に応じて、前記周波数を、前記上限又は前記下限に変更する、
処理を実行させるプログラム。
(付記8)
前記探索する処理は、
前記周波数を変化させる過程の起点の周波数において、前記同期外れが検知されない場合であって、前記記憶部におけるデータ量が所定値より多いときは、当該周波数を継続的に上昇させ、前記記憶部におけるデータ量が前記所定値より少ないときは、当該周波数を継続的に下降させ、前記周波数の上昇又は下降に応じて、前記同期外れが検知された場合に、同期はずれが検知されるまでの最大又は最小の周波数を、前記上限又は前記下限として判定する付記7記載のプログラム。
(付記9)
前記探索する処理は、
前記周波数を変化させる過程の起点の周波数において、前記同期外れが検知される場合であって、前記記憶部におけるデータ量が所定値より多いときは、当該周波数を継続的に下降させ、前記記憶部におけるデータ量が前記所定値より少ないときは、当該周波数を継続的に上昇させ、前記周波数の上昇又は下降に応じて、前記同期外れが検知されなくなったときの周波数を、前記上限又は前記下限として判定する付記7又は8記載のプログラム。
10−1、10−2 レガシー機器
11−1、11−2 同期通信網
12−1、12−2 IP変換装置
14−1、14−2 レガシーネットワーク
15 非同期通信網
18 IPネットワーク
20 レガシーインタフェース部
22 IPインタフェース部
24 パケット処理部
26 可変クロック部
36 CPU
50 RAM
52 ROM
201 アラーム監視部
241 パケット組立部
242 パケット分解部
461 受信バッファ監視部
462 クロック変動量探索部
501 送信バッファ
502 受信バッファ

Claims (5)

  1. 第一の通信網における通信に対して非同期な通信によって第二の通信網より受信されるデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されたデータを、クロック信号に応じて読み出し、前記第一の通信網に送信する送信部と、
    前記第一の通信網に送信されたデータを受信する機器との通信の同期外れを検知する検知部と、
    前記クロック信号の周波数を変化させて、前記同期外れが検知されない周波数の上限又は下限を探索する探索部と、
    前記記憶部に記憶されたデータのデータ量に応じて、前記周波数を、前記上限又は前記下限に変更する変更部と、
    を有する通信装置。
  2. 前記探索部は、
    前記周波数を変化させる過程の起点の周波数において、前記同期外れが検知されない場合であって、前記記憶部におけるデータ量が所定値より多いときは、当該周波数を継続的に上昇させ、前記記憶部におけるデータ量が前記所定値より少ないときは、当該周波数を継続的に下降させ、前記周波数の上昇又は下降に応じて、前記同期外れが検知された場合に、同期はずれが検知されるまでの最大又は最小の周波数を、前記上限又は前記下限として判定する請求項1記載の通信装置。
  3. 前記探索部は、
    前記周波数を変化させる過程の起点の周波数において、前記同期外れが検知される場合であって、前記記憶部におけるデータ量が所定値より多いときは、当該周波数を継続的に下降させ、前記記憶部におけるデータ量が前記所定値より少ないときは、当該周波数を継続的に上昇させ、前記周波数の上昇又は下降に応じて、前記同期外れが検知されなくなったときの周波数を、前記上限又は前記下限として判定する請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 第一の通信網における通信に対して非同期な通信を行う第二の通信網を介して接続される第一の通信装置と第二の通信装置とを含む通信システムであって、
    前記第一の通信装置は、
    前記第二の通信網にデータを送信する第一の送信部を有し、
    前記第二の通信装置は、
    前記第二の通信網より受信されるデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されたデータを、クロック信号に応じて読み出し、前記の通信網に送信する第二の送信部と、
    前記第の通信網に送信されたデータを受信する機器との通信の同期外れを検知する検知部と、
    前記クロック信号の周波数を変化させて、前記同期外れが検知されない周波数の上限又は下限を探索する探索部と、
    前記記憶部に記憶されたデータのデータ量に応じて、前記周波数を、前記上限又は前記下限に変更する変更部とを有する通信システム。
  5. 第一の通信網における通信に対して非同期な通信によって第二の通信網より受信されるデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されたデータを、クロック信号に応じて読み出し、前記第一の通信網に送信する送信部と、
    前記第一の通信網に送信されたデータを受信する機器との通信の同期外れを検知する検知部とを有する通信装置に、
    前記クロック信号の周波数を変化させて、前記同期外れが検知されない周波数の上限又は下限を探索し、
    前記記憶部に記憶されたデータのデータ量に応じて、前記周波数を、前記上限又は前記下限に変更する、
    処理を実行させるプログラム。
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