JP6171371B2 - 画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法に関する。
撮影時に被写体が動いたり、撮影者が手ブレを起こしたりすると、画像にブレが生じ得るが、このようなブレを除去するためのアルゴリズムとして、ウィーナフィルタを用いる方法やRL法等が公知である。そして、このようなブレを除去するブレ補正においては、しばしば、被写体の動いた方向や手ブレの方向等といった「ブレ方向」がパラメータとなる(特許文献1,2参照)。このブレ方向のパラメータは、カメラに搭載されたジャイロセンサ等の手ブレ補正機構の検出値に基づいて推定することもできるが(例えば、特許文献1)、このような情報がなくとも、ブレの生じている画像そのものから推定することも可能である。例えば、特許文献2では、連続して撮影された2枚の画像中の特徴点の動きから被写体のブレ方向が推定される。
特開2007−295427号公報 特開2006−180429号公報
以上の通り、従来、特許文献2をはじめとして、ブレの生じている画像そのものからブレ方向を推定するための様々なアルゴリズムが提案されているものの、これらのアルゴリズムは、特定の仮定の下(例えば、直線状のブレである、又は一定速度のブレである場合等)に成立するものである。従って、特定の仮定の下に成立するアルゴリズムがあらゆる画像に対して有効ということはなく、ユーザに満足のいくようなブレの除去された画像を得ることは難しい。
本発明は、ユーザが自身の目でブレ補正の効果を確認しながら、ブレ方向を決定することにより、精度よくブレを除去することができる画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
第1観点に係る画像処理プログラムは、第1次画像からブレを除去するための画像処理プログラムであって、I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に、以下の3つのステップをコンピュータに実行させる。第1のステップは、第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップである。第2のステップは、複数の第I次中間画像を表示するステップである。第3のステップは、表示された複数の第I次中間画像の中から、第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップである。なお、以上の3つのステップは、K=1の場合、1回実行され、K≧2の場合、K回繰り返し実行される。
ここでは、第I次画像が複数のブレ方向へブレ補正され、その結果、これらのブレ方向にそれぞれ対応する複数の第I次中間画像が生成される。これらの第I次中間画像は、ユーザに対し表示され、これを受けて、ユーザは、提示された複数の第I次中間画像の中から、第I次画像と比較してブレの低減された補正画像を選択し、第(I+1)次画像とする。すなわち、第I次中間画像とは、補正画像を選択するための候補画像である。なお、K≧2の場合、以上の一連の処理が複数回(K回)繰り返されることになる。繰り返しの回数K(K=1の場合を含む)は、ユーザが適宜決定できるようにしてもよいし(補正画像及び/又はその候補画像等を見ながら、ユーザが好きなタイミングで終了させることが可能な場合を含む)、予め定められていてもよい。また、あるブレ方向へのブレ補正とは、仮にそのブレ方向へのブレが生じていた場合に、当該ブレを補正する処理である。
以上の処理によれば、ブレ方向の決定後に、当該ブレ方向へのブレ補正が実行されるのではなく、ブレ方向の決定の前に、複数の仮のブレ方向へのブレ補正が実行される。そして、ユーザは、その結果得られる複数の候補画像の中から、すなわち、複数の仮のブレ方向の中から、自身の目でブレ補正の効果を確認しつつ、正しい補正画像、すなわち、正しいブレ方向を選択する。従って、ここでは、ユーザが自身の目でブレ補正の効果を確認しながら、ブレ方向を決定することにより、精度よくブレを除去することができる。
第2観点に係る画像処理プログラムは、第1観点に係る画像処理プログラムであって、Kは、2以上の自然数である。
すなわち、ここでは、上述の3つのステップが複数回(K回)繰り返される。言い換えると、第1次画像のブレ方向が決定され、当該ブレ方向への補正画像である第2次画像が得られた後、さらに、第2次画像のブレ方向が決定され、当該ブレ方向への補正画像である第3次画像が得られ、その後、適宜、以上の一連の処理が繰り返される。従って、ユーザは、ブレ方向として、正しいと考える方向を連続的に選択してゆくことになる。その結果、ここでは、直線状の軌跡を描くブレだけでなく、折れ曲がった軌跡を描くブレのような複雑なブレをも除去した補正画像を得ることができる。
第3観点に係る画像処理プログラムは、第1観点又は第2観点に係る画像処理プログラムであって、第4のステップをさらにコンピュータに実行させる。第4のステップは、第(K+1)次画像を、第1次画像からブレを除去した最終的な補正画像として保存するステップである。
ここでは、第(K+1)次画像、すなわち、最新に選択された補正画像(選択回数が1回の場合は、その選択画像)が、初期画像(第1次画像)から最終的にブレを除去した補正画像として保存される。従って、最終的な補正画像の利用が図られる。
第4観点に係る画像処理プログラムは、第2観点に係る画像処理プログラムであって、第4のステップをさらにコンピュータに実行させる。第4のステップは、第2次〜第K次画像を保存することなく、第(K+1)次画像を、第1次画像からブレを除去した最終的な補正画像として保存するステップである。
ここでは、第2次〜第K次画像を保存することなく、第(K+1)次画像、すなわち、最新に選択された補正画像(選択回数が1回の場合は、その選択画像)のみが、初期画像(第1次画像)から最終的にブレを除去した補正画像として保存される。従って、有用性の低い画像(中間生成物である第2次〜第K次画像)を保存しないことにより、記憶領域の省スペースを図りつつ、有用性の高い画像(最終的な補正画像)の利用を図ることができる。
第5観点に係る画像処理プログラムは、第1観点から第4観点のいずれかに係る画像処理プログラムであって、第2のステップは、複数の第I次中間画像が第I次画像を基準とするそれぞれのブレ方向に対応する方向に配置された態様で、複数の第I次中間画像を表示するステップである。
ここでは、複数の第I次中間画像の中から、第I次画像の補正画像となる第(I+1)次画像をユーザに選択させるべく、複数の第I次中間画像が、第I次画像を基準とするそれぞれのブレ方向に対応する位置に表示される。例えば、第I次画像が第(I+1)次画像から右上30°の方向へブレた画像であるとすると、後者の画像は、前者の画像の左下30°の方向の位置に表示される。従って、ユーザは、複数の候補画像の中から特定の補正画像を選択しながら、直感的にブレの方向を理解することができる。
第6観点に係る画像処理プログラムは、第2観点に係る画像処理プログラムであって、I=1,2,・・・,Kに対し順に、第1から第3のステップに加え、第5のステップをさらにコンピュータに実行させる。第5のステップは、第1次画像から第(I+1)次画像に至るまでのブレ方向を線図として表示するステップである。
ここでは、複数の候補画像が表示され、ユーザによりその中から特定の補正画像が選択される度に、すなわち、特定のブレ方向が選択される度に、初期画像(第1次画像)から最新の補正画像に至るまでのブレ方向が線図として表示される。従って、ユーザは、ブレ方向を順次選択しながら、初期画像(第1次画像)から最新の補正画像に至るまでのブレ方向を直感的に理解することができる。
第7観点に係る画像処理プログラムは、第1観点から第6観点のいずれかに係る画像処理プログラムであって、第6のステップをさらにコンピュータに実行させる。第6のステップは、ブレ補正のパラメータとなるブレ量をユーザに選択させるステップである。
一般に、ブレ補正においては、ブレ方向の他、当該ブレ方向への「ブレ量」がパラメータとされることが多い。そして、ここでは、このブレ量のパラメータがユーザにより選択される。従って、ユーザにより満足のいくようなブレの除去された画像を得ることができる。
第8観点に係る画像処理装置は、表示装置に接続され、第1次画像からブレを除去する画像処理装置であって、生成部と、表示制御部と、選択受付部とを備える。生成部は、第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成する。表示制御部は、複数の第I次中間画像を表示装置に表示する。選択受付部は、表示された複数の第I次中間画像の中から、第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させる。生成部、表示制御部及び選択受付部は、I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に、以上の処理を実行する。なお、以上の処理は、K=1の場合、1回実行され、K≧2の場合、K回繰り返し実行される。ここでは、第1観点と同様の効果を奏することができる。
第9観点に係る画像処理方法は、第1次画像からブレを除去する画像処理方法であって、I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に実行されるべき、以下の3つのステップを含む。第1のステップは、第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップである。第2のステップは、複数の第I次中間画像を表示するステップである。第3のステップは、表示された複数の第I次中間画像の中から、第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップである。なお、以上の3つのステップは、K=1の場合、1回実行され、K≧2の場合、K回繰り返し実行される。ここでは、第1観点と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、ブレ方向の決定後に、当該ブレ方向へのブレ補正が実行されるのではなく、ブレ方向の決定の前に、複数の仮のブレ方向へのブレ補正が実行される。そして、ユーザは、その結果得られる複数の候補画像の中から、すなわち、複数の仮のブレ方向の中から、自身の目でブレ補正の効果を確認しつつ、正しい補正画像、すなわち、正しいブレ方向を選択する。従って、ここでは、ユーザが自身の目でブレ補正の効果を確認しながら、ブレ方向を決定することにより、精度よくブレを除去することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置のブロック図。 画像データが取り込まれる前の基本画面の図。 画像データが取り込まれた後の基本画面の図。 1のタイムラインに属する静止画群を示す図。 ブレ補正処理の流れを示すフローチャート。 ブレ補正画面の図。 ブレ補正画面の別の図。 ブレ方向表示エリア内の線図を示す図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法について説明する。
<1.画像処理装置の概要>
図1に示す画像処理装置1は、本発明に係る画像処理装置の一実施形態である。画像処理装置1は、汎用のパーソナルコンピュータである。画像処理装置1には、本発明に係る画像処理プログラムの一実施形態である画像処理プログラム2が、これを格納するCD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体60等から提供され、インストールされている。画像処理プログラム2は、動画および静止画に対する画像処理を支援するためのアプリケーションソフトウェアである。画像処理プログラム2は、画像処理装置1に後述する動作に含まれるステップを実行させる。
画像処理装置1は、ディスプレイ10、入力部20、記憶部30および制御部40を有する。ディスプレイ10と、入力部20と、記憶部30と、制御部40とは、互いにバス線やケーブル等5を介して接続されており、適宜、通信可能である。ディスプレイ10は、液晶ディスプレイ等から構成され、後述する画面等をユーザに対し表示する。入力部20は、マウスおよびキーボート等から構成され、画像処理装置1に対するユーザからの操作を受け付ける。記憶部30は、ハードディスク等から構成される不揮発性の記憶領域である。制御部40は、CPU、ROMおよびRAM等から構成される。
画像処理プログラム2は、記憶部30内に格納されている。記憶部30内には、ソフトウェア管理領域50が確保されている。ソフトウェア管理領域50は、画像処理プログラム2が使用する領域である。ソフトウェア管理領域50内には、オリジナル画像領域51および加工ファイル領域52が確保されている。各領域51,52の役割については、後述する。
制御部40は、記憶部30内に格納されている画像処理プログラム2を読み出して実行することにより、仮想的に画像処理部41、表示制御部42、及び操作受付部43として動作する。特に、画像処理部41は、後述するブレ補正の画像処理が実行される場合には、生成部41a、及び保存部41bとして動作する。各部41〜43,41a,41bの動作については、後述する。
<2.画像処理装置の構成および動作の詳細>
制御部40は、ユーザが入力部20を介して所定の操作を行ったことを検知すると、画像処理プログラム2を起動する。画像処理プログラム2が起動されると、基本画面W1(図2参照)がディスプレイ10上に表示される。なお、画像処理プログラム2の動作に関連し、ディスプレイ10上に表示される画面、ウィンドウ、ボタンその他の全ての要素の表示は、表示制御部42により制御される。一方、画像処理プログラム2の動作に関連し、ディスプレイ10上に表示された画面、ウィンドウ、ボタン等の要素を介して、ユーザが入力部20を操作することにより入力する各種命令、選択、設定等の情報は、全て操作受付部43により受け付けられ、適宜、画像処理プログラム2による処理に供されるものとする。
<2−1.画像データの取込み>
基本画面W1は、オリジナル画像領域51への画像データの取込みの命令をユーザから受け付ける。オリジナル画像領域51へ取り込まれた画像データは、後述する再生処理及び画像処理の対象になる。制御部40は、静止画ファイル又は動画ファイルから、オリジナル画像領域51へ画像データを取り込む。なお、本明細書において、静止画ファイルとは、静止画形式のデータファイルであり、動画ファイルとは、動画形式のデータファイルである。
静止画ファイルから画像データを取り込む場合、ユーザは、入力部20を操作することにより、1の静止画ファイルを指定するか、又は1のフォルダを指定する。前者の場合、制御部40は、その静止画ファイルの記憶部30内のアドレスパスおよびファイル名をユーザに入力させる。後者の場合、制御部40は、そのフォルダの記憶部30内のアドレスパスおよびフォルダ名をユーザに入力させる。その後、制御部40は、指定された静止画ファイル又は指定されたフォルダ内の全ての静止画ファイルを、オリジナル画像領域51に静止画ファイル群として保存する。なお、本明細書において、「群」という場合には、その要素数は複数とは限らず、1つであってもよい。
一方、動画ファイルから画像データを取り込む場合、ユーザは、入力部20を操作することにより、1の動画ファイルの記憶部30内のアドレスパスおよびファイル名を入力する。表示制御部42は、ユーザが動画ファイルを指定したことを検知すると、基本画面W1上に動画取込みウィンドウ(図示されない)を重ねて表示させる。動画取込みウィンドウは、指定された動画ファイルのタイムラインの全区間うち、任意の区間の選択をユーザから受け付ける。制御部40は、ユーザが入力部20を介して特定の区間を選択したことを検知すると、指定された動画ファイルのその区間に含まれるフレーム群に1対1で対応する静止画ファイル群を生成する。その後、制御部40は、この静止画ファイル群をオリジナル画像領域51に保存する。従って、本実施形態では、後述する再生処理及び画像処理の対象となる画像データは、動画ファイルではなく、静止画ファイルである。
なお、制御部40は、オリジナル画像領域51へ取り込まれた静止画ファイル群が動画ファイルに由来するものではなく、静止画ファイルに由来するものであっても、静止画ファイル群をタイムラインに沿って配列されているものと認識する。配列は、ファイルの属性(ファイル名、作成日時、更新日時等)から自動的に判断される。
<2−2.静止画ファイル群の再生処理>
オリジナル画像領域51へ静止画ファイル群が取り込まれると、表示制御部42は、基本画面W1上に表示ウィンドウW2(図3参照)を重ねて表示させる。表示ウィンドウW2は、オリジナル画像領域51へ取り込まれた静止画ファイル群のタイムラインの数だけ作成される。
表示ウィンドウW2内には、まず、オリジナル画像領域51へ取り込まれた静止画ファイル群に含まれる1の静止画ファイル(例えば、タイムライン上で先頭のフレームの静止画ファイル)が表示される。その後、後述するとおり、表示ウィンドウW2内に表示されるフレームは、ユーザの操作を受けて切り替わる。
表示制御部42は、表示ウィンドウW2内で、その表示ウィンドウW2に対応するタイムラインに属するフレーム群を、動画として再生可能である。ここで、図3に示すとおり、基本画面W1上には、ウィンドウ選択プルダウンメニューT1、再生ボタンT2、コマ送りボタンT3、コマ戻しボタンT4およびタイムラインバーT5が配置されている。
表示ウィンドウW2が複数存在する場合であっても、アクティブな表示ウィンドウW2は1つである。ウィンドウ選択プルダウンメニューT1は、どの表示ウィンドウW2をアクティブとするかの選択をユーザから受け付ける。以下、アクティブな表示ウィンドウW2に対応するタイムラインを、アクティブタイムラインと呼び、アクティブタイムラインに属するフレーム群を、アクティブフレーム群と呼ぶ。また、アクティブな表示ウィンドウW2内に現在表示されているフレームを、アクティブ表示フレームと呼ぶ。
再生ボタンT2は、アクティブフレーム群の動画としての再生の命令をユーザから受け付ける。表示制御部42は、ユーザが入力部20を介して再生ボタンT2を押下したことを検知すると、アクティブな表示ウィンドウW2内に、アクティブフレーム群に含まれるフレームを、タイムラインに沿って順次コマ送りの形式で表示させる。なお、再生は、再生ボタンT2が押下された時点のアクティブ表示フレームから開始する。また、再生ボタンT2は、再生の停止の命令をユーザから受け付ける。表示制御部42は、再生中にユーザが入力部20を介して再生ボタンT2を押下したことを検知すると、アクティブな表示ウィンドウW2内の表示を、その時点のアクティブ表示フレームに固定する。
コマ送りボタンT3、コマ戻しボタンT4はそれぞれ、アクティブ表示フレームを、アクティブタイムラインに沿って1つ後、1つ前のフレームへ切り替える命令をユーザから受け付ける。
タイムラインバーT5は、アクティブタイムラインを図式的に示すオブジェクトである。タイムラインバーT5は、そのバーが延びる方向に、アクティブフレーム群のフレーム数で等分に分割されている。タイムラインバーT5上の左からn番目の分割領域は、アクティブタイムライン上でn番目のフレームに対応する(nは、自然数)。
図3に示すように、タイムラインバーT5は、選択フレーム群に対応する分割領域A1と、非選択フレーム群に対応する分割領域A2とを異なる態様で表示する。選択フレーム群とは、アクティブタイムライン上で現在選択されている区間に対応するフレーム群である。非選択フレーム群とは、アクティブタイムライン上で現在選択されていない区間に対応するフレーム群である。
タイムラインバーT5は、アクティブタイムライン上の任意の区間の選択をユーザから受け付ける。言い換えると、ユーザは、入力部20を介してタイムラインバーT5上の分割領域を操作することにより、アクティブフレーム群の中から、任意のフレームを任意の数だけ選択することができる。画像処理部41は、選択フレーム群を後述される画像処理の対象として認識する。なお、ユーザによりタイムラインバーT5上の分割領域が選択される度に、アクティブ表示フレームは、最新に選択された分割領域に対応するフレームに切り替わる。
<2−3.画像処理>
以下、選択フレーム群に対する画像処理について説明する。画像処理部41は、ノイズ除去、シャープネス、明るさ/コントラスト/彩度調整、画像解像度、回転、文字/矢印/モザイクの付加、ブレ補正などの複数の画像処理モジュールを実行可能である。画像処理モジュールは、画像処理プログラム2に組み込まれている。
ユーザは、入力部20を介して基本画面W1を操作することにより、画像処理モジュールの中から任意のものを、任意の順番に、任意の回数だけ選択することが可能である。画像処理部41は、ユーザが画像処理モジュールを選択したことを検知する度に、選択フレーム群に対しその画像処理モジュールを実行する。なお、選択フレーム群に対し画像処理モジュールを実行するとは、選択フレーム群に含まれる各フレームに対しその画像処理モジュールを実行することである。
フレームに対し画像処理モジュールが1回、2回、3回,・・・と、順次実行されてゆくにつれて、そのフレームは、第1次、第2次、第3次,・・・と、順次加工されてゆく。第0次フレームは、オリジナル画像領域51に保存されている静止画ファイルに対応する。第(m+1)次フレームは、第m次フレームに対応する静止画ファイルに対し画像処理モジュールを1回実行した後の静止画ファイルに対応する(mは、0以上の整数)。画像処理部41は、第1次以降のフレームに対応する静止画ファイルを順次生成し、これらの静止画ファイルを加工ファイル領域52内にそれぞれ別個に保存する。
図4は、1のタイムラインに属する静止画群が画像処理プログラム2によりどのように管理されるかを示す概念図である。図4において、横軸のN軸は、タイムライン上のフレームの順番を示しており、縦軸のM軸は、加工の順番を示している。図4のN−M空間内の座標(n,m)に対応する四角形は、静止画Q(n,m)を表している。静止画Q(n,m)は、タイムライン上でn番目のフレームの第m次の静止画である(nは、自然数であり、mは、0以上の整数である)。
制御部40は、各フレームについて、現在選択されている座標mの値をパラメータmsとして管理する。オリジナル画像領域51へ静止画ファイル群が取り込まれた直後、座標msは、初期値0である。その後、画像処理モジュールが1回実行される度に、そのフレームの座標msは1ずつインクリメントされる。また、ユーザは、入力部20を介して所定の操作を行うことにより、選択フレーム群の座標msを自在に変更することができる。なお、フレームに対し画像処理モジュールを実行するとは、そのフレームの第ms次の静止画に対し画像処理モジュールを実行することである。従って、座標msを変更することには、画像処理モジュールの実行の対象を変更するという意味がある。また、フレームを表示するとは、そのフレームの座標msの静止画を表示することである。従って、座標msを変更することには、アクティブな表示ウィンドウW2に表示される対象を変更するという意味もある。
<2−3−1.ブレ補正>
以下、画像処理プログラム2に実装されている画像処理の1つである、ブレ補正の画像処理(以下、ブレ補正処理)の流れについて説明する。一般に、撮影時に被写体が動いたり、撮影者が手ブレを起こしたりすると、画像にブレが生じ得るが、ブレ補正処理は、このようなブレを除去するための処理である。なお、簡単のため、ここでは単に「ブレ」と表現しているが、本処理は、ブレのみならず、ボケの改善も対象としている。ブレ補正処理は、ブレ補正の画像処理モジュールにより実現され、これに組み込まれているブレ補正ルーチンを1又は複数回実行する処理である。
図5は、ブレ補正処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、ユーザが入力部20を介して基本画面W1上で所定の操作を行ったときに開始する。
上記のとおり、ブレ補正処理は、選択フレーム群に対し実行されるが、ステップS1では、画像処理部41が、その後のステップS3で実行されるブレ補正ルーチンの対象として、選択フレーム群の中から1枚のフレームを選択する。なお、ここでの選択のルールは、適宜設定され得るが、例えば、選択フレーム群にフレームが1枚しか含まれない場合は、そのフレームを選択し、複数のフレームが含まれる場合には、最新に選択されたフレームを選択するというように定められる。また、ステップS3のブレ補正ルーチンの対象となるのは、より正確には、このようなルールに従って選択されたフレームの第ms次の静止画である。なお、以下では、ステップS3のブレ補正ルーチンの対象となる画像を、対象画像と呼ぶ。ステップS1が終了すると、処理はステップS2に進む。
ステップS2では、画像処理部41は、ステップS3で用いられるブレ補正ルーチンのパラメータを決定する。ここで決定されるパラメータの種類には、補正方法、ノイズ係数、演算回数制限、標準偏差σ及びブレ量wがある。補正方法とは、ブレ補正ルーチンのアルゴリズムであり、本実施形態では、ウィーナフィルタを用いる方法及びRL法の2種類の中から選択される。また、ノイズ係数とは、補正方法としてウィーナフィルタを用いる方法が選択された場合に指定されるべきパラメータであり、対象画像に含まれるノイズを評価するための係数である。演算回数制限とは、補正方法としてRL法が選択された場合に指定されるべきパラメータであり、所定の演算の繰り返し回数の上限を定める係数である。また、標準偏差σ及びブレ量wとは、対象画像におけるボケ具合及びブレ具合を表す点拡がり関数を決定する因子である。従って、ステップS2で標準偏差σ及びブレ量wのパラメータを決定することには、ステップS3で用いられる対象画像の点拡がり関数を決定する意味がある。標準偏差σは、対象画像のボケ具合を定めるパラメータであり、ブレ量wは、対象画像のブレ具合を定めるパラメータである。
図5から分かるように、ステップS2は、ユーザの選択によっては複数回実行され得る。ここで、最初のステップS2では、補正方法、ノイズ係数、演算回数制限、標準偏差σ及びブレ量wの値として、予め定められている初期値が与えられる。一方、ユーザが後述するブレ補正画面W3を介してこれらのパラメータのいずれかを変更することにより、後述のステップS6からステップS2に進んだ場合には、当該変更に係るパラメータは、当該ユーザの操作に応じた値に更新される。ステップS2が終了すると、処理はステップS3に進む。
ステップS3は、図5に示すとおり、ユーザの選択によっては複数の段階実行され得る。ここで、段階数Iは、ステップS1の直前に初期値1に設定されている。I段階目のステップS3では、生成部41aが、直近のステップS2で決定されたパラメータを用いて、対象画像に対しブレ補正ルーチンを実行する。そして、その結果、基準画像gIを複数のブレ方向θへブレ補正した画像である複数の中間画像fI(x,y)が生成される。ここで、基準画像gIとは、I=1の場合は、対象画像であり、I≧2の場合には、最新の補正画像である。補正画像については、後述される。また、本実施形態における複数のブレ方向θとは、周方向に均等に並ぶ8方向であり、θ=0°,45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°である。
具体的には、段階数IのステップS3においては、生成部41aは、直近のステップS2で決定された標準偏差σ及びブレ量wを用いて、対象画像の点拡がり関数HI(x,y)を導出する。x,yは、対象画像中の画素を特定する空間領域を表す直交座標系である。ここでは、点拡がり関数HI(x,y)は、上述の8つのブレ方向θに対し、以下の手順でそれぞれ8つ導出される。
まず、生成部41aは、対象画像のブレ具合を表す、上述の8つのブレ方向θにそれぞれ対応する8つの関数hI(x,y)を導出する。具体的には、関数hI(x,y)は、関数hI-1(x,y)において、xy平面上で点PI-1(x,y)と点PI(x,y)とを結ぶ直線上の点に対応する値を255に変更した関数である。なお、ここでの関数hI-1(x,y)は、I≧2の場合、前の段階I−1のステップS3(前の段階I−1のステップS3が複数回実行された場合には、最新のもの)で算出された8つの関数hI-1(x,y)のうち、後述するブレ補正画面W3を介してユーザにより選択されたブレ方向θに対応するものである。一方、I=1の場合のここでの関数hI-1(x,y)=h0(x,y)は、xy平面上で原点P0(0,0)と点P1(x,y)とを結ぶ直線上の点に対応する値を255とし、それ以外の点に対応する値を0とする関数である。
また、上述のPI(x,y)は、PI-1(x,y)からx方向にEx、y方向にEyだけ移動した点である。さらに、この移動量の値の組(Ex、Ey)は、8つのブレ方向θにそれぞれ対応するように、ブレ量wを用いて以下のとおり8通りに表される。
θ=0°のとき、(Ex、Ey)=(w,0)
θ=45°のとき、(Ex、Ey)=(w,w)
θ=90°のとき、(Ex、Ey)=(0,w)
θ=135°のとき、(Ex、Ey)=(−w,w)
θ=180°のとき、(Ex、Ey)=(−w,0)
θ=225°のとき、(Ex、Ey)=(−w,−w)
θ=270°のとき、(Ex、Ey)=(0,−w)
θ=315°のとき、(Ex、Ey)=(w,−w)
続いて、画像処理部41は、8つの関数hI(x,y)の値が255の部分を、以下の式1の関数h’(x,y)でボケさせることにより、8つの点拡がり関数HI(x,y)を算出する。関数h’(x,y)は、式1から分かるとおり、対象画像のボケ具合を表す関数である。また、πは、円周率である。
(式1)
h’(x,y)=(1/2πσ2)exp{−(x2+y2)/2σ2
以上のとおり、関数HI(x,y)は、8つのブレ方向θに対し、8つ導出される。すなわち、実際のブレ方向θは未知であるが、ここでは、θの値として、予め8つの候補値が与えられていることになる。ステップS3では、以後、基準画像gIからθ=0°,45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°の8つのブレ方向θへそれぞれブレの改善を試みた画像として、8枚の中間画像fI(x,y)が生成される。
具体的には、生成部41aは、各点拡がり関数HIに対し、対象画像のフーリエ変換後の画像を、点拡がり関数HI(x,y)のフーリエ変換後の関数の逆数である逆フィルタに通し、逆フィルタを通過した画像を逆フーリエ変換することで、中間画像fI(x,y)を生成する。このとき、補正方法、ノイズ係数及び演算回数制限のパラメータが、適宜参照される。
ステップS3に続くステップS4では、表示制御部42が、基本画面W1上にブレ補正画面W3(図6参照)を重ねて表示させる。ブレ補正画面W3には、画像群表示エリアC1が設けられており、このエリアC1には、基準画像gI(x,y)及び8枚の中間画像fI(x,y)が表示される。より具体的には、画像群表示エリアC1内では、中央に基準画像gI(x,y)が配置され、この基準画像gI(x,y)の周囲に8枚の中間画像fI(x,y)が、それぞれのブレ方向θ=0°,45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°と一致する方向に配置される。
そして、操作受付部43が、この画像群表示エリアC1内の8枚の中間画像fI(x,y)の中から、特定の画像の選択をユーザから受け付ける。従って、ユーザは、提示された8枚の中間画像fI(x,y)の中から、自身の目でブレ補正ルーチンの効果を確認しつつ、基準画像gI(x,y)と比較して実際にブレの改善された画像を、基準画像gI(x,y)の補正画像として選択することができる。この選択は、複数のブレ方向θ=0°,45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°の中から、実際のブレ方向を選択することを意味する。なお、本実施形態では、補正画像の選択の操作は、特定の中間画像fI(x,y)をシングルクリックして仮選択した後、「移動」ボタンB1を押すことにより行われるものとするが、特定の中間画像fI(x,y)をダブルクリックする等、その他の態様に適宜変更可能である。
ステップS4に続くステップS5では、操作受付部43が、ユーザにより画像群表示エリアC1内の8枚の中間画像fI(x,y)の中から補正画像が選択されたか否かを判断する。ここで、補正画像の選択が行われたと判断された場合には、処理はステップS3に戻り、当該補正画像を新たな基準画像gI+1(x,y)として、次の段階(I+1)のブレ補正ルーチンが実行される。すなわち、I段階目のステップS3において基準画像gI(x,y)から8つのブレ方向θへブレ補正することにより生成された8枚の中間画像fI(x,y)のうちの1枚が、(I+1)段階目のステップS3における基準画像gI+1(x,y)となる。一方、ステップS5において、補正画像の選択が行われなかったと判断された場合には、処理はステップS6に進む。
ステップS6では、操作受付部43が、ブレ補正画面W3上のエリアC2〜C6(図6及び図7参照)を介して、ユーザによりブレ補正ルーチンのパラメータの変更が命令されたか否かを判断する。ここで、エリアC2は、ユーザから補正方法の設定を受け付け、エリアC3は、ノイズ係数の設定を受け付け、エリアC4は、標準偏差σの設定を受け付け、エリアC5は、ブレ量wの設定を受け付け、エリアC6は、演算回数制限の設定を受け付ける。なお、ブレ量wの単位は、画素である。
そして、ステップS6において、パラメータの変更が命令されたと判断された場合には、処理はステップS2に戻り、上記のとおり、ブレ補正ルーチンのパラメータが更新される。そして、これに続くステップS3では、当該変更後のパラメータを用いて、再度前回と同じ基準画像gI(x,y)を8つのブレ方向θへブレ補正すべく、対象画像に対するブレ補正ルーチンが実行され、8枚の中間画像fI(x,y)が新たに生成される。さらに、これに続くステップS4では、画像群表示エリアC1内の8枚の中間画像fI(x,y)が更新される。一方、ステップS6において、パラメータの変更が命令されなかったと判断された場合には、処理はステップS7に進む。
このように、ステップS3は、ブレ補正画面W3上でユーザにより補正画像が選択された場合だけでなく、ブレ補正ルーチンのパラメータが変更された場合にも、再度実行されることになる。しかしながら、図5に示すとおり、ステップS3の段階数Iは、ブレ補正画面W3上でユーザにより補正画像が選択された場合にのみ、1段階進むものとしてカウントされる。
次に、ステップS7では、操作受付部43が、ユーザによりブレ補正画面W3上の「1つ前に戻る」ボタンB2が押されたか否かを判断する。このボタンB2は、ユーザが、ブレ補正画面W3上で選択した中間画像fI(x,y)が、補正画像として適切でなかったと思い直したとき等に押されるべきボタンであり、このボタンB2が押されると、直前のブレ補正ルーチンによる処理の効果がキャンセルされる。具体的には、ステップS7において、ボタンB2が押されたと判断された場合には、ステップS3の段階数Iが1つ戻され、その後、処理はステップS4に戻る。そして、ステップS7に続くステップS4では、画像群表示エリアC1は、ボタンB2が押された時点の1段階前のステップS3であって、最新のものの実行直後の状態に戻される。なお、I<2の場合には、ボタンB2は押すことができず、グレーアウト表示されているものとする。従って、I<2の場合には、ステップS7でYesが成立することはなく、処理はステップS8に進む。また、ステップS7において、ボタンB2が押されなかったと判断された場合にも、処理はステップS8に進む。
ステップS8では、操作受付部43が、ユーザによりブレ補正画面W3上の「OK」ボタンB3又は「キャンセル」ボタンB4が押されたか否かを判断する。ここで、「キャンセル」ボタンB4が押されたと判断された場合には、これまでの処理の効果が全てキャンセルされる。具体的には、ブレ補正画面W3が閉じられるとともに、これまでに生成された全ての中間画像fI(x,y)がRAM内から破棄され、選択フレーム群の次数mが進むことなく、処理が終了する。一方、ステップS8において、「OK」ボタンB3が押されたと判断された場合には、処理はステップS9に進む。「OK」ボタンB3は、ユーザが、対象画像の最終的な補正画像として適切なものを見つけることができた、又は、これ以上ブレを除去することができないと判断した場合等に押されるべきボタンである。また、ステップS8において、ボタンB3,B4のいずれも押されなかったと判断された場合には、処理はステップS5に戻る。
ステップS9では、保存部41bが、対象画像の最終的な補正画像を、現在処理中のフレームの次の次数mの静止画として、すなわち、本処理の最終生成物として、加工ファイル領域52内に保存する。ここで、最終的な補正画像とは、原則として、「OK」ボタンB3が押された時点でエリアC1の中央に配置されている基準画像gI(x,y)であるが、この時点でエリアC1内の中間画像fI(x,y)のいずれかが仮選択されていた場合には、その中間画像となる。また、上述したことから分かることであるが、「OK」ボタンB3が押された時点でエリアC1の中央に配置されている画像gI(x,y)とは、ステップS7で段階数Iが巻き戻され、その後、補正画像の選択操作がなされなかった場合を除き、最新に選択された補正画像である。
なお、Iの値等の条件によっては、最終的な補正画像が対象画像に一致することがある。しかしながら、そのような場合には、図5には示されていないものの、ステップS9及びこれに続くステップS10はスキップされ、ブレ補正画面W3が閉じられるとともに、図5の処理が終了するものとする。
また、ステップS9では、最終的な補正画像とともに、対象画像から最終的な補正画像に最短で至るために必要とされるブレ補正ルーチンのパラメータ及びブレ方向θの履歴も、加工ファイル領域52内に保存される。なお、ここでいう「最短で至る」とは、「1つ前に戻る」ボタンB2が押されたことによりその効果がキャンセルされたブレ補正ルーチンに関するパラメータ及びブレ方向θは無視するという意味である。すなわち、対象画像から最終的な補正画像に至るまでのブレ方向θのベクトルを足していったときに、折れ曲がった複雑な軌跡が描かれる場合において、この軌跡の始点と終点とを直線的に結ぶという意味ではない。一方、基準画像g2(x,y)〜基準画像gI-1(x,y)が存在する場合には、これらの画像をはじめとして、これまでに生成された全ての中間生成画像が、記憶部30内のどこにも保存されることなく、RAM内から破棄される。これらの画像は、その後の有用性の低い画像であるとともに、ブレ補正ルーチンのパラメータ及びブレ方向θの履歴等を参照すれば、再生成可能だからである。
次に、ステップS9に続くステップS10では、選択フレーム群に含まれるが、ステップS1で選択されなかった残りのフレームが、ステップS1で選択されたフレームと同様に処理される。より具体的には、生成部41aが、これらの残りのフレームに対し、対象画像から最終的な補正画像に最短で至るために必要とされるのと同じ段階数のブレ補正ルーチンを同じブレ方向θへ同じパラメータを用いて実行する。また、保存部41bが、この過程で生成された画像のうち、中間生成画像を除く、最終的に生成された補正画像のみを、加工ファイル領域52内に保存する。ステップS10が終了すると、ブレ補正画面W3が閉じられるとともに、図5の処理が終了する。なお、選択フレーム群に含まれる全てのフレームに同様のブレ補正ルーチンを実行することは、被写体が一定方向に移動することによる被写体ブレが生じている場合等に、特に有用である。
以上のように、本処理によれば、ステップS3のブレ補正ルーチンの段階数Iが進むにつれて、対象画像に対し順次生成されてゆく複数の候補画像fI(x,y)の中から、ユーザにより補正画像として適切なものが順次選択されてゆくことになる。その結果、直線状の軌跡を描くブレだけでなく、折れ曲がった軌跡を描くブレのような複雑なブレをも除去した補正画像を得ることができる。また、本処理では、ユーザは、段階数Iを進めるだけでなく、戻すこともできる。従って、自身の目で見て適切であると思う補正画像を順次選択してゆく中で、やはり不適切であったと思い直した選択をキャンセルすることもできるし、また、様々なブレの経路に係るブレ補正を試した上で、その中から最適なものを選択することもできる。このように、ユーザは、ブレ補正画面W3上で行きつ戻りつしながら、最適な補正画像を見つけることができる。
ところで、図6に示すとおり、ブレ補正画面W3には、ステップS3のブレ補正ルーチンの段階数Iに関わらず、常に対象画像を表示しておくための初期画像表示エリアC6が設けられている。従って、ユーザは、段階数Iに関わらず、常に対象画像との比較を行いながら、次の補正画像を選択したり、処理の終了のタイミングを決定したり等することができる。
また、図6に示すとおり、ブレ補正画面W3には、対象画像からエリアC1内で現在選択されている画像に最短で至るまでのブレ方向を表す線図Dを表示するブレ方向表示エリアC7が設けられている。ここで、エリアC1内で現在選択されている画像とは、原則として、エリアC1の中央に現在配置されている基準画像gI(x,y)であるが、エリアC1内の中間画像fI(x,y)のいずれかが現在仮選択されている場合には、その中間画像となる。線図Dは、線の延びる方向がブレ方向θを表し、線の長さがブレ量wを表すような折れ線の態様で描かれる。例えば、段階数Iが1から4に進む過程で選択されたパラメータが、θに関しては、順に45°,0°135°であり、ブレ量wに関しては、1画素、3画素、2画素であったとすると、線図Dは、図8に示されているようになる。なお、エリアC7内の線図Dは、段階数Iが変化するか、エリアC1内の中間画像fI(x,y)が仮選択される度に、リアルタイムに変化する。従って、ユーザは、いつでも、基準画像gI(x,y)から最新の補正画像又はこれから選択しようとしている補正画像に至るまでのブレ方向を、直感的に理解することができる。
<3.用途>
画像処理プログラム2は、多種多様な動画に対する画像処理を取り扱うことができ、例えば、警察等の機関が事件の捜査のために防犯カメラの監視映像を解析する場面でも利用され得る。例えば、防犯カメラの監視映像の中に、容疑者の車のナンバーが捕えられている場合がある。しかし、このような被写体は、移動しているため、監視映像の中にブレて不鮮明に写っている場合が多い。しかしながら、画像処理プログラム2のブレ補正の機能によれば、このような容疑者の車のナンバーも読み取り可能にすることができる。
<4.特徴>
上記実施形態では、基準画像gI(x,y)からのブレ方向θについては、基準画像gI(x,y)から自動的に推定されるのではなく、予め複数の候補値が定められている。すなわち、ブレ方向θの決定後に、当該ブレ方向θへのブレ補正が実行されるのではなく、ブレ方向θの決定の前に、複数の仮のブレ方向θへのブレ補正が実行される。そして、ユーザは、その結果得られる複数の候補画像の中から、すなわち、複数の仮のブレ方向θの中から、自身の目でブレ補正の効果を確認しつつ、正しい補正画像、すなわち、正しいブレ方向を選択する。従って、ユーザは、自身の目でブレ補正の効果を確認しながら、ブレ方向を決定することにより、精度よくブレを除去することができる。また、コンピュータがブレの生じている基準画像gI(x,y)からブレ方向θを推定する場合と比較して、演算負荷が低減され得る。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<5−1>
上記実施形態では、ブレ方向θをユーザが変更できないものとしたが、ブレ量w等のパラメータと同様、ユーザにより変更可能としてもよい。変更の態様としては、例えば、ブレ補正画面W3上に、エリアC2〜C5のような、ブレ方向θの変更を受け付けるエリアを表示することができる。この変形例によれば、例えば、θ=0°及び45°として実行された中間画像を見て、ユーザが実際のブレ方向θは30°くらいであると判断した場合に、θ=30°でのより適切な補正画像を得ることができる。また、これに代えて又は加えて、補正方法、ノイズ係数、標準偏差σ及びブレ量wの少なくとも1つをユーザが変更できないようにしてもよい。
<5−2>
標準偏差σ及びブレ量w等のパラメータについては、初期値を定めておき、その後ユーザに手動で変更させるのではなく、適当なアルゴリズムに従って、対象画像から自動で計算されるようにしてもよい。なお、このようなアルゴリズムについては、様々なものが公知であるため、ここでは説明を省略する。
<5−3>
ブレ補正ルーチンのアルゴリズムは、様々に変更することができるが、例えば、点拡がり関数HI(x、y)のモデルも、適宜変更することができる。例えば、対象画像のボケ具合を表すパラメータであるσを考慮せずに、HI(x、y)=hI(x、y)としてもよい。
<5−4>
上記実施形態では、ブレ方向θの候補値は、θ=0°,45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°と予め設定されていたが、ユーザが適宜設定できるようにしてもよい。設定の態様としては、例えば、複数の候補値を各々ユーザに手動で設定させる態様も考えられるし、候補値の数をユーザに手動で設定させた後、画像処理装置1が自動的に全周360°をその候補値の数で均等に分割する態様も考えられる。
<5−5>
上記実施形態では、ステップS3(ブレ補正ルーチン)が複数の段階実行され得るものとしたが、1段階しか実行されないようにしてもよい。すなわち、対象画像に対し補正画像が1回選択されると(ステップS5でYes)、ステップS8へ直ちに進むようにしてもよい。この場合、図5の処理を適宜、変更する必要があるが、例えば、ステップS7を省略し、ステップS6でNoであれば、ステップS8へ進むようにする。
1 画像処理装置(コンピュータ)
2 画像処理プログラム
30 記憶部(記憶装置)
41 画像処理部
41a 生成部
42 表示制御部
43 操作受付部(選択受付部)
D 線図

Claims (15)

  1. 第1次画像からブレを除去するための画像処理プログラムであって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のあらかじめ定められたブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップと、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップと、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップと
    をコンピュータに実行させる、
    画像処理プログラム。
  2. 第1次画像からブレを除去するための画像処理プログラムであって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、2以上の自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップと、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップと、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップと
    をコンピュータに実行させる、
    画像処理プログラム。
  3. 第(K+1)次画像を、前記第1次画像からブレを除去した最終的な補正画像として保存するステップ
    をさらにコンピュータに実行させる、
    請求項1又は2に記載の画像処理プログラム。
  4. 第2次〜第K次画像を保存することなく、第(K+1)次画像を、前記第1次画像からブレを除去した最終的な補正画像として保存するステップ、
    をさらにコンピュータに実行させる、
    請求項2に記載の画像処理プログラム。
  5. 第1次画像からブレを除去するための画像処理プログラムであって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップと、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップと、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップは、
    前記複数の第I次中間画像が前記第I次画像を基準とするそれぞれの前記ブレ方向に対応する方向に配置された態様で、前記複数の第I次中間画像を表示するステップである、
    画像処理プログラム。
  6. 第1次画像からブレを除去するための画像処理プログラムであって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、2以上の自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップと、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップと、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップと
    をコンピュータに実行させ、
    I=1,2,・・・,Kに対し順に、
    前記第1次画像から前記第(I+1)次画像に至るまでの前記ブレ方向を線図として表示するステップ
    をさらにコンピュータに実行させる、
    画像処理プログラム。
  7. 前記ブレ補正のパラメータとなるブレ量をユーザに選択させるステップ
    をさらにコンピュータに実行させる、
    請求項1から6のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  8. 表示装置に接続され、第1次画像からブレを除去する画像処理装置であって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のあらかじめ定められたブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成する生成部と、
    前記複数の第I次中間画像を前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させる選択受付部と、
    を備える、画像処理装置。
  9. 第1次画像からブレを除去する画像処理方法であって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のあらかじめ定められたブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップと、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップと、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップと
    を備える、画像処理方法。
  10. 表示装置に接続され、第1次画像からブレを除去する画像処理装置であって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、2以上の自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成する生成部と、
    前記複数の第I次中間画像を前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させる選択受付部と
    を備える、画像処理装置。
  11. 第1次画像からブレを除去する画像処理方法であって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、2以上の自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップと、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップと、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップと
    を備える、画像処理方法。
  12. 表示装置に接続され、第1次画像からブレを除去する画像処理装置であって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成する生成部と、
    前記複数の第I次中間画像を前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させる選択受付部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記複数の第I次中間画像が前記第I次画像を基準とするそれぞれの前記ブレ方向に対応する方向に配置された態様で、前記複数の第I次中間画像を前記表示装置に表示させる、
    画像処理装置。
  13. 第1次画像からブレを除去する画像処理方法であって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップと、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップと、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップと
    を備え、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップは、
    前記複数の第I次中間画像が前記第I次画像を基準とするそれぞれの前記ブレ方向に対応する方向に配置された態様で、前記複数の第I次中間画像を表示するステップである、
    画像処理方法。
  14. 表示装置に接続され、第1次画像からブレを除去する画像処理装置であって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、2以上の自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成する生成部と、
    前記複数の第I次中間画像を前記表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させる選択受付部と
    を備え、
    前記表示制御部は、
    I=1,2,・・・,Kに対し順に、
    前記第1次画像から前記第(I+1)次画像に至るまでの前記ブレ方向を線図として表示する、
    画像処理装置。
  15. 第1次画像からブレを除去する画像処理方法であって、
    I=1,2,・・・,K(Kは、2以上の自然数)に対し順に、
    第I次画像を複数のブレ方向へブレ補正することで、複数の第I次中間画像を生成するステップと、
    前記複数の第I次中間画像を表示するステップと、
    前記表示された複数の第I次中間画像の中から、前記第I次画像よりもブレの改善された補正画像として、第(I+1)次画像をユーザに選択させるステップと
    を備え、
    I=1,2,・・・,Kに対し順に、
    前記第1次画像から前記第(I+1)次画像に至るまでの前記ブレ方向を線図として表示するステップ
    をさらに備える、
    画像処理方法。
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