JP6171077B1 - テープ成形装置、同軸ケーブル用外部導体製造装置、及び同軸ケーブル製造方法 - Google Patents

テープ成形装置、同軸ケーブル用外部導体製造装置、及び同軸ケーブル製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルコアの外周上にテープを縦添えした後、テープの折れ、シワ等の不良の発生を抑制することが可能なテープ成形装置と、これを用いた同軸ケーブル用外部導体製造装置及び同軸ケーブル製造方法を提供する。【解決手段】ケーブルコアの外周上に縦添えされるテープを、テープの幅方向の両側縁部が重なるように筒状に成形するテープ成形装置10であって、幅方向の両側縁部が重なっていないテープ及びケーブルコアが導入される導入部11と、テープの幅方向の両側縁部が重なるように筒状に成形する成形部13とを有し、成形部13は、両側縁部16,17が重ね合わされることなく、周方向に対向した出口部15と、出口部15の手前に、両側縁部16,17が径方向に隙間を介して重ね合わされたラップ部14とを有し、ラップ部14から出口部15にかけて連続した内面を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、テープ成形装置、同軸ケーブル用外部導体製造装置、及び同軸ケーブル製造方法に関する。
同軸ケーブルの外部導体としては、金属細線等の素線からなる編組が広く使用されている。さらに、金属編組の内側に、プラスチック層の上に金属層を有する金属ラミネートテープを併用した構造も知られている。
特許文献1,2には、ケーブルコアにラミネートテープを縦添えする成形装置(フォーマー)として、板状の部材をラッパ状にしたガイドを備える構成が開示されている。
実開昭49−94186号公報 実公昭52−34372号公報
ケーブルコアの外周上にテープが縦添えされる同軸ケーブルにおいて、ケーブルの長手方向の一部で、テープの折れ、シワ等の不良が発生すると、編組の外観が悪くなったり、電気特性の定在波比(VSWR)が悪くなったりする問題がある。
そこで本発明は、ケーブルコアの外周上にテープを縦添えした後、テープの折れ、シワ等の不良の発生を抑制することが可能なテープ成形装置と、これを用いた同軸ケーブル用外部導体製造装置及び同軸ケーブル製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、ケーブルコアの外周上に縦添えされるテープを、前記テープの幅方向の両側縁部が重なるように筒状に成形するテープ成形装置であって、前記幅方向の両側縁部が重なっていないテープ及び前記ケーブルコアが導入される導入部と、前記テープの幅方向の両側縁部が重なるように筒状に成形する成形部とを有し、前記テープ成形装置は、前記テープの外面に接触して、前記テープを幅方向に湾曲させる曲面状の内面を有し、前記成形部は、前記内面の両側縁部が重ね合わされることなく、周方向に対向した出口部と、前記出口部の手前に、前記内面の両側縁部が径方向に隙間を介して重ね合わされたラップ部とを有し、前記ラップ部において、前記内面の両側縁部の内側に前記テープの幅方向の一方の側縁部がとどまり、前記隙間に前記テープの幅方向の他方の側縁部が入り込み、前記ラップ部から前記出口部にかけて連続した前記内面を有し、前記出口部において、前記テープの幅方向の両側縁部が厚さ方向に密着することを特徴とするテープ成形装置を提供する。
前記成形部は、湾曲した板状部材から構成されていてもよい。
前記板状部材は、前記ラップ部から前記出口部にかけて内側となる側縁部に、切欠き部を有してもよい。
また、本発明は、前記テープ成形装置と、前記ケーブルコアとして、内部導体を有するケーブルコアを供給するコア供給部と、前記テープとして、導体層を含むテープを供給するテープ供給部と、前記テープの外周上において、素線から編組を構成する編組機と、前記編組の外周を押さえる成型ダイスと、を備える同軸ケーブル用外部導体製造装置を提供する。
また、本発明は、前記テープ成形装置を用いて、内部導体を有するケーブルコアの外周上に、外部導体を有するテープを縦添えした後に、縦添えされた前記テープの外周上に編組を構成する工程を有することを特徴とする同軸ケーブル製造方法を提供する。
前記テープ成形装置の前記出口部と前記編組を構成する編組機の間において、前記ケーブルコアの外周上に縦添えされた前記テープが、ガイドパイプに案内されることなく、前記テープの外面が露出されてもよい。
本発明によれば、出口部の手前に、成形部の両側縁部が径方向に隙間を介して重ね合わされたラップ部を有することにより、テープの幅方向の両側縁部のうち一方が内側、他方が外側となるように整然と処理されると共に、出口部において、成形部の両側縁部が重ね合わされることなく、周方向に対向していることにより、テープの幅方向の両側縁部をケーブルコアの径方向(テープの厚さ方向)に密着させることができる。これにより、ケーブルコアの外周上に縦添えされたテープの折れ、シワ等の不良の発生を抑制することが可能となる。
テープ成形装置の実施形態を例示する正面図である。 図1のテープ成形装置によりテープが成形される様子を示す断面図である。 図1のテープ成形装置を構成する板状部材の展開図である。 テープ成形装置の取付状態を例示する正面図である。 同軸ケーブル用外部導体製造装置の実施例を示す斜視図である。 同軸ケーブル用外部導体製造装置の比較例を示す斜視図である。 比較例のテープ成形装置によりテープが成形される様子を示す断面図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1に、本実施形態のテープ成形装置を例示する。また、図2には、このテープ成形装置によりテープが成形される様子を示す。このテープ成形装置10は、ケーブルコア1の外周上に縦添え(ラップ)されるテープ2を、テープ2の幅方向の両側縁部2c,2dが重なるように筒状に成形する装置(フォーマー)である。
テープ成形装置10は、幅方向の両側縁部2c,2dが重なっていないテープ2が導入される導入部11と、導入部11から導入されたテープ2の外面2aに接触して、テープ2を幅方向に湾曲させる湾曲部12を有する。ケーブルコア1及びテープ2は、導入部11から成形部13を経て出口部15まで、引き取り等により移動可能である。成形部13の出口部15からは、幅方向の両側縁部2c,2dが重なるように筒状に成形されたテープ2が、ケーブルコア1の外周上に略密着した状態で引き出される。
テープ成形装置10は、湾曲した板状部材から構成されており、湾曲部12の内面が、テープ2の外面2aに接触可能である。板状部材の両側縁部16,17は、断面略円弧状の湾曲部12においては、テープ2の幅方向(図2の左右方向)に沿って離れた位置に配置されている。板状部材としては、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス板等の金属板が挙げられる。板状部材の曲げ成形によりテープ成形装置10を作製する場合、金型や特殊な機械加工等の精密加工を必要とすることなく、低コストの材料からテープ成形装置10を一体的に作製することができる。
導入部11では、テープ2と合わせてケーブルコア1が、成形部13に向けて導入される。テープ2がケーブルコア1の外周上に縦添えされたとき、テープ2の一方の面が外面2aとなり、他方の面が内面2bとなる。導入部11上のケーブルコア1は、テープ2の内面2b側に重なり合うように配置される(図2の「A−A’断面」を参照)。
湾曲部12の湾曲(曲率)が更に増大することにより、略筒状の成形部13が形成されている。湾曲部12により、テープ2の湾曲(曲率)も増大し、テープ2の両側縁部2c,2dの距離が縮小する(図2の「B−B’断面」、「C−C’断面」を参照)。更に、成形部13は、板状部材の両側縁部16,17が径方向に隙間18を介して重ね合わされたラップ部14を有する。これにより、テープ2の幅方向の両側縁部2c,2dが重なるように筒状に成形される(図2の「D−D’断面」、「E−E’断面」を参照)。隙間18の幅(図2のD−D’断面における両側縁部16,17の離間距離)は、テープ2の厚さの2倍以上であると良い。
また、ラップ部14において、板状部材の内側の側縁部16と、板状部材の外側の側縁部17との間に、テープ2の側縁部2dが入り込むことにより、側縁部2dが外側、側縁部2cが内側となるように、テープ2が変形する。テープ2の内側の側縁部2cは、板状部材の内側の側縁部16の内側にとどまる。これにより、テープ2の縦添え後には、一方の側縁部2cが内側、他方の側縁部2dが外側となるように重なり合う順序が一定し、順序の狂いがない。板状部材の内側の側縁部16近傍は、ラップ部14において、板状部材の他の部分よりも厚さが薄くなっていることが好ましい。
テープ成形装置10の出口部15は、板状部材の両側縁部16,17が重ね合わされることなく、隙間19を介して周方向に対向した断面形状を有する(図2の「F−F’断面」を参照)。隙間19が設けられていない場合は、成形後のテープ2に傷が生じる可能性がある。隙間19は、1mm以上、またはテープ2の厚さの2倍以上であるとよい。
ラップ部14から出口部15にかけて、テープ成形装置10を構成する板状部材が連続した内面を有することにより、板状部材の内側の側縁部16がテープ2の重なり合った両側縁部2c,2dの間から離脱し、テープ2の両側縁部2c,2dが径方向(テープの厚さ方向)に密着するようにテープ2を変形させることができる。この結果、断面が略真円状となるようにテープ2を成形し、ケーブルコア1の外周に密着させることができる。
図3には、テープ成形装置10を構成する板状部材100の展開図を示す。板状部材100の下辺101は、テープ成形装置10の導入部11に対応する。板状部材100の上辺102は、テープ成形装置10の出口部15に対応する。上辺102の片側には、斜辺103が形成され、切欠き部104が除去されている。板状部材100の第1側辺106は、湾曲部12からラップ部14にかけての内側の側縁部16に対応し、斜辺103は、出口部15における内側の側縁部16に対応する。板状部材100の第2側辺107は、外側の側縁部17に対応する。
図3に示す例では、切欠き部104を含めた上辺102の幅W2(上辺102の延長線が第1側辺106の延長線と交差するまでの範囲を含む。)は、下辺101の幅W1よりも小さくなっている。また、切欠き部104を含めた形状(上辺102の延長線が第1側辺106の延長線と交差するまでの範囲を含む。)は、下辺101と上辺102とが略平行な台形状であってもよい。切欠き部104を含めた形状は、下辺101の垂直二等分線を中心線とした線対称であってもよい。切欠き部104の長さ(上下方向の寸法)としては、例えば数mm程度が挙げられる。
テープ成形装置10を同軸ケーブル用外部導体製造装置に取り付ける場合には、例えば図4に示すように、導入部11と出口部15との間で、板状部材の外側に取付部30を設けて、テープ成形装置10を所定の向きに設置することができる。
図5に、同軸ケーブル用外部導体製造装置の実施例を示す。この同軸ケーブル用外部導体製造装置は、上記実施形態のテープ成形装置10を備える。同軸ケーブル用外部導体製造装置は、さらに、ケーブルコア1を供給するコア供給部21と、テープ2を供給するテープ供給部22と、ケーブルコア1に縦添えされたテープ2の外周上において、素線3から編組3aを構成する編組機23と、編組3aの外周を押さえる成型ダイス24とを備えてもよい。
実施例の同軸ケーブル用外部導体製造装置により製造される外部導体付きケーブルコア5は、ケーブルコア1に内部導体(図示せず)を有する。また、同軸ケーブルの外部導体4は、テープ2に含まれる導体層(図示せず)と、テープ2の外周上に形成される編組3aとの両方から構成されている。本実施例では、外部導体4がテープ2の導体層と編組3aとの組み合わせで構成される。
なお、同軸ケーブル用外部導体製造装置の図面では、図示を省略して編組3aを一部分のみ示しているが、ケーブルコア1及びテープ2の外周上の編組3aは、成型ダイス24から引取機25を経て巻取機26まで連続して形成される。編組3aは、成型ダイス24を通過することによって一定の外径に成型される。
内部導体としては、金属線等の導線からなる単線又は撚線などが挙げられる。導線としては、銅線、錫メッキ銅線、銀メッキ銅線等が挙げられる。ケーブルコア1の外周は、内部導体の外周を電気的に絶縁するため、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、テトラフルオロエチレン系樹脂、フッ素系樹脂、硬化性樹脂、発泡樹脂等の絶縁体で被覆されている。ケーブルコア1の径としては、例えば0.8〜20mm程度が挙げられる。
導体層を含むテープとしては、絶縁層の片面に導体層を設けた片面ラミネートテープ、絶縁層の両面にそれぞれ導体層を設けた両面ラミネートテープ、金属箔等の導体層のみからなる導体テープが挙げられる。片面ラミネートテープを用いる場合には、導体層と編組とが電気的に接続されるように、テープの外面側を導体層とすることが好ましい。ラミネートテープに積層される導体層としては、金属箔、金属メッキ層等が挙げられる。導体層が2層以上の金属層を積層した構成でもよい。
テープ2の絶縁層としては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエステルフィルム等の樹脂フィルムが挙げられる。テープ2の絶縁層の厚さとしては、例えば10〜50μmが挙げられる。
テープ2の導体層を構成する導体としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、錫(Sn)、銅合金、アルミニウム合金、錫合金等の金属が挙げられる。導体層に使用可能な金属箔としては、銅箔、アルミニウム箔、錫メッキ銅箔等が挙げられる。テープ2の導体層の厚さとしては、例えば5〜20μmが挙げられる。
電磁波の遮蔽を志向する場合はテープの全面に導体層を設けることが好ましい。無線通信用などの同軸ケーブルで電波の漏洩を志向する場合は、導体層が、切削やパンチングによる孔あけ加工や、エッチングによる窓開け加工されたスロット(開口部)を有してもよい。
編組3aを構成する素線3としては、銅線、錫めっき銅線、銀めっき銅線、アルミニウム線等の金属線が挙げられる。編組の打ち数としては、16打編組、24打編組、36打編組、48打編組等が挙げられる。テープが導体層を有する場合には、一般的には、16打編組、24打編組が好適に使用される。
編組機23は、素線3を繰り出す複数のボビン23aを備えている。各ボビン23aをケーブルコア1の周囲で回転させ、右回りに回転する素線3と左回りに回転する素線3とを組み合わせることにより、網目状の編組3aを構成することができる。
ケーブルコア1の外周に外部導体4が形成されてなる外部導体付きケーブルコア5は、引取機25により引き取られた後、巻取機26により巻き取られる。引取機25としては、キャプスタンが挙げられる。外部導体付きケーブルコア5の編組3aの下で、ケーブルコア1及びテープ2は、コア供給部21又はテープ供給部22から巻取機26まで連続しているため、外部導体付きケーブルコア5の引き取りにより、ケーブルコア1及びテープ2がテープ成形装置10や成型ダイス24を通過するための引張力が得られる。
テープ成形装置10の位置は、図5に示すように、編組機23の近傍が好ましい。これにより、テープ成形装置10の出口部15と、編組3aを構成する編組機23との間において、ケーブルコア1の外周上に縦添えされたテープ2は、ガイドパイプに案内しなくても、テープ2の開きを抑制することができる。テープ2の外面が露出されているので、テープ2の外周上に編組3aを速やかに構成することができる。ケーブルコア1の外周上にテープ2が密着しているので、テープ2の折れ、シワ等の不良が抑制され、編組3aの外観不良や、電気特性の定在波比(VSWR)の低下を防止することができる。
テープ成形装置10の出口部15から、テープ2の外周上に編組3aが設けられる位置までの距離としては、例えば3cm程度が挙げられる。
外部導体付きケーブルコア5の製造方法としては、上記実施形態のテープ成形装置10を用いて、内部導体を有するケーブルコア1の外周上に、外部導体を有するテープ2を縦添えし、その後に、縦添えされたテープ2の外周上に編組3aを構成する工程を有することができる。
同軸ケーブルの製造方法は、外部導体付きケーブルコア5を製造した後、外部導体4の上(例えば編組3aの上)に、シース(図示せず)を形成する工程等を有してもよい。
シースは、巻取機26に巻き取られた外部導体付きケーブルコア5を繰り出した後、例えば押出ダイを用いて樹脂を被覆する等により、外部導体4の上に構成することができる。シースを構成する樹脂としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレンエチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレンメタクリル酸共重合体、酸変性ポリエチレン系樹脂、酸変性ポリプロピレン系樹脂等の樹脂材料が挙げられる。シースがノンハロゲン樹脂からなる場合、難燃剤を含むことが好ましい。シースが2層以上の樹脂層から構成されてもよい。例えば、シースにおいて、柔軟な樹脂層と硬質の樹脂層が積層されてもよい。
図6に、比較例の同軸ケーブル用外部導体製造装置を示す。また、図7には、図6の同軸ケーブル用外部導体製造装置に用いられたテープ成形装置31の出口31a付近の断面図を示す。このテープ成形装置31は、出口31a付近においてテープ2がケーブルコア1の外周上で1周を超えて巻回されるように、テープ2の幅方向の両側縁部の間に隙間を確保できる構造となっている。この場合、テープ2の幅方向の両側縁部のうち一方が他方の外側となるようにテープ2を案内することができる。
しかし、比較例のテープ成形装置31によれば、テープ成形装置31の内部でテープ2をケーブルコア1に密着させることができない。このため、テープ成形装置31から出ると、テープ2がもとのように平らに開きやすい。テープ2が開いてケーブルコア1の外周上から浮いた状態で編組3aを設けると、テープ2の折れ、シワ等の不良が発生し、編組3aの外観が悪くなったり、電気特性の定在波比(VSWR)が悪くなったりするおそれがある。
比較例の同軸ケーブル用外部導体製造装置では、テープ2が筒状の形態を維持するように、テープ成形装置31と編組機23との間にガイドパイプ32が設けられている。しかし、ガイドパイプ32の内径が大きいとテープ2が浮きやすく、ガイドパイプ32の効果が不十分になるおそれがある。ガイドパイプ32の内径が小さすぎると、ガイドパイプ32の内面との摩擦により、テープ2が損傷するおそれがある。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
ケーブルとしては、同軸ケーブル等の電気ケーブルが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
編組3aを構成する素線3としては、電磁波の遮蔽を志向する場合は金属線等の導体線が好ましい。無線通信用などの同軸ケーブルで電波の漏洩を志向する場合は、素線3の一部又は全部を非金属繊維としてもよい。
1…ケーブルコア、2…テープ、2a…外面、2b…内面、2c,2d…テープの側縁部、3…素線、3a…編組、4…外部導体、5…外部導体付きケーブルコア、10…テープ成形装置、11…導入部、12…湾曲部、13…成形部、14…ラップ部、15…出口部、16,17…板状部材の側縁部、18,19…隙間、21…コア供給部、22…テープ供給部、23…編組機、23a…ボビン、24…成型ダイス、25…引取機、26…巻取機、30…取付部、31…比較例のテープ成形装置、31a…出口、32…ガイドパイプ、100…板状部材、101…下辺、102…上辺、103…斜辺、104…切欠き部、106…第1側辺、107…第2側辺。

Claims (6)

  1. ケーブルコアの外周上に縦添えされるテープを、前記テープの幅方向の両側縁部が重なるように筒状に成形するテープ成形装置であって、
    前記幅方向の両側縁部が重なっていないテープ及び前記ケーブルコアが導入される導入部と、前記テープの幅方向の両側縁部が重なるように筒状に成形する成形部とを有し、
    前記テープ成形装置は、前記テープの外面に接触して、前記テープを幅方向に湾曲させる曲面状の内面を有し、
    前記成形部は、前記内面の両側縁部が重ね合わされることなく、周方向に対向した出口部と、前記出口部の手前に、前記内面の両側縁部が径方向に隙間を介して重ね合わされたラップ部とを有し、前記ラップ部において、前記内面の両側縁部の内側に前記テープの幅方向の一方の側縁部がとどまり、前記隙間に前記テープの幅方向の他方の側縁部が入り込み、前記ラップ部から前記出口部にかけて連続した前記内面を有し、前記出口部において、前記テープの幅方向の両側縁部が厚さ方向に密着することを特徴とするテープ成形装置。
  2. 前記成形部は、湾曲した板状部材から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ成形装置。
  3. 前記板状部材は、前記ラップ部から前記出口部にかけて内側となる側縁部に、切欠き部を有することを特徴とする請求項2に記載のテープ成形装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープ成形装置と、
    前記ケーブルコアとして、内部導体を有するケーブルコアを供給するコア供給部と、
    前記テープとして、導体層を含むテープを供給するテープ供給部と、
    前記テープの外周上において、素線から編組を構成する編組機と、
    前記編組の外周を押さえる成型ダイスと、
    を備える同軸ケーブル用外部導体製造装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープ成形装置を用いて、内部導体を有するケーブルコアの外周上に、外部導体を有するテープを縦添えした後に、縦添えされた前記テープの外周上に編組を構成する工程を有することを特徴とする同軸ケーブル製造方法。
  6. 前記テープ成形装置の前記出口部と前記編組を構成する編組機の間において、前記ケーブルコアの外周上に縦添えされた前記テープが、ガイドパイプに案内されることなく、前記テープの外面が露出されることを特徴とする請求項5に記載の同軸ケーブル製造方法。
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