JP6171074B2 - 受信装置、及びプログラム - Google Patents

受信装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6171074B2
JP6171074B2 JP2016233317A JP2016233317A JP6171074B2 JP 6171074 B2 JP6171074 B2 JP 6171074B2 JP 2016233317 A JP2016233317 A JP 2016233317A JP 2016233317 A JP2016233317 A JP 2016233317A JP 6171074 B2 JP6171074 B2 JP 6171074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
message
application
unit
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016233317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017108398A (ja
Inventor
千草 山村
千草 山村
上原 道宏
道宏 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Publication of JP2017108398A publication Critical patent/JP2017108398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171074B2 publication Critical patent/JP6171074B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

本発明は、受信装置、及びプログラムに関する。
デジタル放送の限定受信方式では、未契約者や未登録者など特定の対象者に対して事業者がメッセージを通知するための仕組み(「自動表示メッセージ」と呼ぶ)が設けられている(例えば、非特許文献1、2参照)。図4は、自動表示メッセージの表示例を示す図である。この自動表示メッセージを用いて、例えば、受信機の設置連絡を行っていない視聴者に対して設置連絡を促したり、有料放送を契約していない視聴者に対して契約を促したりすることができる。
具体的には、自動表示メッセージは、受信機ごとに個別に伝送されるEMM(Entitlement Management Massage)個別メッセージと、全受信機に対して共通で伝送されるEMM共通メッセージとの組み合わせによって構成される。受信機個別に伝送されるEMM個別メッセージは、各受信機であらかじめ受信された後にCAS(Conditional Access System)モジュール内に蓄積され、受信機共通に伝送されるEMM共通メッセージは、自動表示メッセージの表示時に受信する。受信機は、CASモジュール内に蓄積された情報から取得した内容に応じてEMM共通メッセージから該当の定型文を取得する。受信機は、定型文とEMM個別メッセージとを合成することで自動表示メッセージを生成し、テレビ画面上に重畳する。このような「自動表示メッセージ」は、受信機が必須で搭載すべき機能となっており、画面の最上面で表示されるため、他のアプリケーションとの競合もなく、優先度の高いメッセージ表示が可能となっている。ただし、自動表示メッセージの表現性については、色やフォント、表示位置などで制限がある。
これに対して、柔軟性の高い表現で情報を提示する手段としては、BML(Broadcast Markup Language)やHTML5(HyperText Markup Language 5)などのマークアップ言語に対応したブラウザ上でのアプリケーション提示が考えられる。例えば、上記の自動表示メッセージに加え、補足的な情報をBMLアプリケーションで提示することができる。図5は、自動表示メッセージとBMLアプリケーションを同時に表示した例を示す図である。同図では、BMLアプリケーションによりデータ放送コンテンツを表示するとともに、自動表示メッセージを最上面プレーンに表示している。
近年では、Hybridcast(例えば、非特許文献3参照)など、HTML5ブラウザを搭載した受信機も多数出荷されている。ブラウザ上で動作するアプリケーションによって放送事業者の意図や演出にあわせた情報提示(サービス誘導や登録案内など)を表現豊かに行うことは、有効かつ現実的な手段であると言える。
一方、画面表示が重なってしまうことでアプリケーション(データ放送コンテンツ)のGUI(グラフィック・ユーザ・インタフェース)操作(例えば、ボタンのカーソル操作)が行いづらくなるという課題を解決するため、カーソル表示領域と自動表示メッセージ領域の重なりを検出することで、自動表示メッセージの位置を調整する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−114610号公報
「デジタル放送におけるアクセス制御方式 ARIB STD-B25 6.5版」、[online]、一般社団法人 電波産業会、平成27年3月17日、インターネット<http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B25v6_5.pdf> 「デジタル放送におけるアクセス制御方式(第2世代)及びCASプログラムのダウンロード方式 ARIB STD-B61 1.2版」、平成27年12月3日、一般社団法人 電波産業会 「ハイブリッドキャストってなに?」、[online]、一般社団法人 IPTVフォーラム、[平成27年11月24日検索]、インターネット<http://www.iptvforum.jp/>
上述のとおり、「自動表示メッセージ」に加えて、ブラウザ上で動作するアプリケーションで情報補足を行うことができれば、放送事業者は視聴者に対して効果的なメッセージ発信を行うことができる。しかし、既存の限定受信方式では、ブラウザ上で動作するアプリケーションと自動表示メッセージとがお互いの状態を検出できない。そのため、図6に示す表示例のように、アプリケーションの画面表示と自動表示メッセージの画面表示が重なってしまうことがある。また、あらかじめアプリケーションの画面表示と自動表示メッセージの画面表示とが重ならないようにアプリケーションを制作した場合には、図7の表示例に示すように、自動表示メッセージの表示領域をあらかじめ決まった位置で想定したうえで、その領域を空けておくようにすべてのアプリケーションで制作を行うなど、演出上の制約を受けることがある。図7では、予め自動表示メッセージを表示させる左下の領域を空けるようにアプリケーションが制作されている。
上述したように、特許文献1では、カーソル表示領域と自動表示メッセージ領域の重なりを検出することで、自動表示メッセージの位置を調整する。しかしながら、この手法はカーソル操作についての影響を緩和できるものの、アプリケーションの表示と自動表示メッセージとの画面表示の重なりを解決できるものではない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、アプリケーションの提示を自動表示メッセージの表示状態に連動させることを可能とする受信装置、及びプログラムを提供する。
本発明の一態様は、番組の映像データと、メッセージと、前記メッセージの表示制御情報とを受信する受信部と、前記受信部により受信した前記映像データを再生する映像再生部と、前記受信部により受信した前記メッセージの表示状態を、受信した前記表示制御情報に従って制御するメッセージ表示制御部と、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、前記メッセージ表示制御部の制御による前記メッセージの表示状態を前記アプリケーション実行部に通知するメッセージ表示状態通知部と、前記映像再生部が再生した前記映像データと、前記メッセージ表示制御部により表示状態が制御された前記メッセージと、前記アプリケーション実行部により実行された前記アプリケーションが出力するデータとを画面に表示する表示部と、を備えることを特徴とする受信装置である。
本発明の一態様は、上述した受信装置であって、前記アプリケーションは、前記メッセージ表示状態通知部から取得した前記メッセージの表示状態に基づいて動作を変更する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述した受信装置であって、前記アプリケーションは、前記メッセージ表示状態通知部から取得した前記メッセージの表示状態に基づいて当該アプリケーションが出力するデータと、当該アプリケーションが出力する前記データの表示領域との一方又は両方を変更する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述した受信装置であって、前記メッセージ表示制御部は、複数の受信装置に共通のEMM共通メッセージと複数の受信装置のそれぞれに個別のEMM個別メッセージとを組み合わせてメッセージを生成する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、番組の映像データと、メッセージと、前記メッセージの表示制御情報とを受信し、前記映像データと、前記表示制御情報により表示状態が制御された前記メッセージとを画面に表示する受信装置が備えるコンピュータに、前記メッセージの表示状態を、アプリケーションを実行してデータを前記画面に表示させるアプリケーション実行部へ通知するメッセージ表示状態通知手順、を実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様は、番組の映像データと、メッセージと、前記メッセージの表示制御情報とを受信し、前記映像データと、前記表示制御情報により表示状態が制御された前記メッセージとを画面に表示する受信装置が備えるコンピュータに、前記メッセージの表示状態に基づいてアプリケーションの動作を変更し、変更された動作によって出力したデータを前記画面に表示させるアプリケーション実行手順、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、アプリケーションの提示を自動表示メッセージの表示状態に連動させることを可能とする。
本発明の一実施形態による限定受信方式システムの機能ブロック図である。 同実施形態による受信装置の動作を示すフロー図である。 同実施形態による表示レイアウトの切替例を示す図である。 従来技術による自動表示メッセージの表示例を示す図である。 従来技術による自動表示メッセージとアプリケーションを同時に表示した例を示す図である。 従来技術による自動表示メッセージとアプリケーションを同時に表示した例を示す図である。 従来技術によるアプリケーションの表示例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による限定受信方式システム1の構成例を示す図である。同図に示す限定受信方式システム1は、送信装置3と受信装置5とを備えて構成される。同図では、受信装置5を1台のみ示しているが、現実には限定受信方式システム1は複数台の受信装置5を備える。限定受信方式システム1では、送信装置3は、スクランブルした番組の映像とともに、EMM(Entitlement Management Massage)共通メッセージやEMM個別メッセージ、アプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」と記載する。)などをあわせて送出する。受信装置5は、送信装置3から伝送された信号を受信し、デスクランブルした番組の映像を再生するとともに、実行したアプリケーションが出力するデータを画面上に表示する。さらに受信装置5は、EMM個別メッセージとEMM共通メッセージを処理して自動表示メッセージを画面上に重畳して表示する。
送信装置3は、スクランブラ31、EMM共通メッセージ生成部32、EMM個別メッセージ生成部33、アプリケーション生成部34、及び、送信部35を備えて構成される。
スクランブラ31は、番組の映像信号にスクランブルを施し、スクランブルが施された映像信号を送信部35に出力する。EMM共通メッセージ生成部32は、複数の受信装置5に共通のEMM共通メッセージを生成し、送信部35に出力する。EMM個別メッセージ生成部33は、受信装置5に個別のEMM個別メッセージを生成し、送信部35に出力する。アプリケーション生成部34は、BML(Broadcast Markup Language)やHTML5(HyperText Markup Language 5)などで記述されたアプリケーションを生成し、送信部35に出力する。送信部35は、スクランブルが施された映像信号、EMM共通メッセージやEMM個別メッセージを含む制御信号、アプリケーションなどの各種データを、放送または通信により受信装置5に伝送する。放送で伝送する場合には、MMT・TLV(MPEG Media Transport・Type Length Value)方式や、MPEG(Moving Picture Experts Group)2−TS(Transport Stream)方式などの多重化方式で多重化して伝送する。また通信で伝送する場合には、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などのプロトコルを用いて伝送する。
受信装置5は、受信部51、デスクランブラ52、映像再生部53、CAS(Conditional Access System)モジュール54、自動表示メッセージ制御部55(メッセージ表示制御部)、メッセージ表示状態通知部56、アプリケーション実行部57、及び、表示部58を備えて構成される。
受信部51は、送信装置3の送信部35から伝送された信号を受信する。受信部51は、放送波を受信した場合には、多重された信号を分離する機能を有する。デスクランブラ52は、スクランブルされた映像信号をデスクランブルし、映像再生部53に出力する。デスクランブルとは、スクランブル映像の復号処理により、映像信号を復元する処理である。映像再生部53は、デスクランブルされた映像信号を再生し、番組映像を表示部58に表示する。
CASモジュール54は、処理部541及び蓄積部542を有する。処理部541は、EMM個別メッセージの暗号化された部分を復号する。蓄積部542は、処理部541による復号後のEMM個別メッセージを蓄積する。自動表示メッセージ制御部55は、制御信号に設定されている表示制御情報に基づいて、自動表示メッセージを生成し、表示を制御する。表示制御情報は、自動表示メッセージの表示及び非表示のタイミングや表示領域を制御する情報である。表示制御情報は、例えば、CAT(Conditional Access Table)のCA(Certificate Authority)サービス記述子(多重化方式がMPEG2−TS方式の場合)や、MH−CAサービス記述子(多重化方式がMMT・TLV(MPEG Media Transport・Type Length Value)方式の場合)、および、EMM共通メッセージによって制御される。自動表示メッセージ制御部55は、自動表示メッセージを、EMM共通メッセージと、CASモジュール54の蓄積部542に蓄積されたEMM個別メッセージとから生成する。
メッセージ表示状態通知部56は、自動表示メッセージ制御部55から自動表示メッセージの表示状態を示す表示状態情報を取得し、アプリケーション実行部57に通知する。表示状態情報は、自動表示メッセージの表示又は非表示の状態を指し示す情報と、自動表示メッセージ表示領域を示す情報とを含む。自動表示メッセージ表示領域は、テレビ画面において自動表示メッセージを表示する領域である。自動表示メッセージ表示領域は、表示位置と表示領域の大きさにより示される。なお、表示位置は、画面上の座標により表してもよく、予め決められた表示位置のパターンのうちいずれのパターンであるかにより表してもよい。同様に、表示領域の大きさは、画面上の座標(例えば、表示領域が矩形の場合は、左上と右下の座標など)を用いて表してもよく、予め決められた大きさのパターンのうちいずれのパターンであるかにより表してもよい。なお、表示位置が固定である場合は、表示状態情報に表示位置の情報が含まれなくてもよく、表示領域の大きさが固定である場合は、表示状態情報に表示領域の大きさが含まれなくてもよい。また、表示状態情報は、定型文番号や定型文番号によって指示されるメッセージ内容を含んでいてもよい。
アプリケーション実行部57は、アプリケーションを実行する。アプリケーション実行部57は、例えば、BMLやHTML5で記述されたアプリケーションを実行するBMLブラウザやHTML5ブラウザである。アプリケーション実行部57により実行されるアプリケーションは、メッセージ表示状態通知部56から通知された表示状態情報に基づいて、アプリケーション動作を変化させる。
表示部58は、ディスプレイに、再生された番組の映像を表示するとともに、アプリケーション実行部57により実行されたアプリケーションが出力するデータ(以下、「アプリケーションの出力データ」とも記載する。)と、自動表示メッセージを重畳して表示する。このとき、表示部58は、自動表示メッセージが他の映像にオーバーレイするように、最上面プレーンに表示する。以下では、番組の映像が表示されるテレビ画面上の領域を番組表示領域、アプリケーションの出力データが表示されるテレビ画面上の領域をアプリ表示領域と記載する。なお、アプリケーションの出力データは、動画、静画、テキストなどを含み得る。
上記では送信装置3から映像信号、EMM共通メッセージ、EMM個別メッセージ、アプリケーションを、放送又は通信で送信している。しかし、送信装置3から映像信号及びEMM共通メッセージを放送により送信し、EMM個別メッセージ及びアプリケーションを、送信装置3又は送信装置3とは異なるコンピュータサーバなどの装置から通信により送信してもよい。なお、EMM個別メッセージとアプリケーションのいずれかのみを通信により送信してもよい。
図2は、受信装置5の動作を示すフロー図である。同図では、限定受信方式システム1がMPEG2−TS方式を用いる場合を示す。
受信装置5の映像再生部53は、デスクランブラ52によりデスクランブルされた映像信号を再生し、番組の映像データを表示部58に出力している。受信部51が放送信号から分離したEMM個別メッセージは、CASモジュール54に出力される(ステップS10)。EMM個別メッセージには、宛先となる受信装置5を示す情報と、定型文を示すポインタと、差分データが含まれる。CASモジュール54の処理部541は、自装置宛てのEMM個別メッセージにおける暗号化部分を復号する(ステップS20)。蓄積部542は、ステップS20において復号されたEMM個別メッセージを保存する(ステップS30)。
受信部51は、放送信号から分離したEMM共通メッセージ及びCATのCAサービス記述子(CA_service_descriptor)を自動表示メッセージ制御部55に出力する(ステップS40)。EMM共通メッセージは、複数の受信装置5に共通のメッセージである。EMM共通メッセージには、自動表示メッセージの定型文、推奨表示位置、ユーザ操作による自動表示メッセージ消去の可否、表示継続時間、表示回数などを対応付けた情報が含まれる。EMM共通メッセージが示す推奨表示位置、ユーザ操作による自動表示メッセージ消去の可否、表示継続時間、表示回数は、CAサービス記述子に加えて表示制御情報として用いられる。CAサービス記述子は、自動表示メッセージが運用中であるチャネルや、自動表示メッセージ表示までの猶予期間を示す。なお、自動表示メッセージの大きさは固定とする。
自動表示メッセージ制御部55は、CAサービス記述子の設定内容から現在選択されているチャネルの自動表示メッセージが運用中であると判断した場合、蓄積部542から自装置に表示すべきメッセージの定型文のポインタと差分データを読み出す。自動表示メッセージ制御部55は、ポインタが示す定型文をEMM共通メッセージから取得する。自動表示メッセージ制御部55は、取得した定型文に差分データを付加した自動表示メッセージを、定型文に対応した推奨表示位置に、予め決められた大きさで表示させる自動表示メッセージ表示データを生成する(ステップS50)。
自動表示メッセージ制御部55は、定型文に対応した表示継続時間、表示回数、ユーザ操作によるメッセージ消去の可否と、ユーザ操作によるメッセージ消去指示を受信したか否と基づいて、現在の時刻に、自動表示メッセージを表示させるか否かを判断する。自動表示メッセージ制御部55は、自動表示メッセージを表示させると判断した場合、自動表示メッセージ表示データを表示部58に出力する。表示部58は、最上面プレーンに自動表示メッセージ表示データを表示する(ステップS60)。これにより、表示部58は、テレビ画面に自動表示メッセージを重畳して表示する。
メッセージ表示状態通知部56は、自動表示メッセージ制御部55から自動表示メッセージの表示状態を示す情報を含んだ表示状態情報を取得し、アプリケーション実行部57に通知する(ステップS70)。アプリケーション実行部57が実行するアプリケーションは、表示状態情報が示す自動表示メッセージの表示状態に基づいて、動作を変化させる(ステップS80)。
アプリケーション実行部57が実行するアプリケーションは、表示状態情報に含まれる自動表示メッセージの表示状態の情報が非表示を示す場合、自動表示メッセージが非表示(オフ)の時の表示レイアウトに従ったアプリ表示領域に表示させる、アプリケーションの出力データを表示部58に出力する。なお、表示レイアウトは、テレビ画面における番組表示領域と、アプリ表示領域内の画像やテキストなどのデータの表示領域とを規定する。
一方、アプリケーション実行部57により実行されるアプリケーションは、表示状態情報に含まれる自動表示メッセージの表示状態の情報が表示中(オン)を示す場合、自動表示メッセージ表示領域の位置及び大きさに基づいて、表示レイアウトを変更させたり、表示するアプリケーションの出力データを変更したりする。表示レイアウトの変更には、番組表示領域やアプリ表示領域の位置や大きさの変更が含まれる。また、表示レイアウトを変更することによって、表示状態が非表示のときに表示させるアプリケーションの出力データの一部を表示させないようにしてもよく、表示状態が非表示のときに出力データを表示させるアプリケーションを他のアプリケーションに変更してもよい。アプリケーション実行部57により実行されるアプリケーションは、変更後の表示レイアウトに従ってアプリケーションの出力データを表示部58に出力する。
例えば、アプリケーションに予め、自動表示メッセージの表示位置及び大きさに対応付けて(大きさが決められている場合は表示位置に対応付けて、表示位置が決められているときは大きさに対応付けて)、使用する表示レイアウトを含めておく。アプリケーション実行部57により実行中のアプリケーションは、表示状態情報が示す自動表示メッセージの表示位置及び大きさの両方又は一方に対応した表示レイアウトを選択する。実行中のアプリケーションは、選択した表示レイアウトにより規定されるアプリ表示領域に、その表示領域に対応したアプリケーションの出力データを表示部58に出力する。
なお、表示レイアウトは、自動表示メッセージに対して、番組映像やアプリケーションの出力データが重ならないようにするものでもよく、自動表示メッセージに対して番組映像やアプリケーションの出力データの一部又は全てが隠れるように表示させるものでもよい。
また、アプリケーションの動作を表示状態情報に応じて変更する方法は、上記のように予め決められた表示レイアウトから選択する方法に限らず、任意とすることができる。例えば、自動表示メッセージが表示中の場合、自動表示メッセージ表示領域に対して番組表示領域やアプリ表示領域が重ならないように、あるいは、自動表示メッセージ表示領域に対して予め決められた割合だけ番組表示領域やアプリ表示領域と重なるように、番組表示領域やアプリ表示領域の大きさや位置を動的に変更してもよい。例えば、HTML5のアプリケーションは、HTML、JavaScript(登録商標)、CSS(カスケード・スタイル・シート)などを用いてコーディングされる。この場合、アプリケーションに埋め込まれたJavaScript(登録商標)に、表示状態情報に応じた動作の変更を記述しておく。動作の変更は、使用するCSSの変更や、表示領域のピクセルの移動、動作中のHTMLファイルを他のHTMLに変更することなどによって記述することができる。
図3は、表示レイアウトの切替例を示す図である。自動表示メッセージが非表示の場合、アプリケーションは、画面G1のように、テレビ画面の領域P1に番組映像を、領域P2、P3にアプリケーションの出力データを表示させる。
アプリケーションは、画面G1の表示中に、表示状態情報により、自動表示メッセージが表示中であり、自動表示メッセージ表示領域が領域P2であることを取得した場合、画面G2のように表示レイアウトを変更する。画面G2では、テレビ画面の領域P1に番組映像を、領域P3にアプリケーションの出力データを表示し、領域P2にアプリケーションの出力データを配置しないようにレイアウトを変更する。領域P3に表示するアプリケーションの出力データは、画面G1と画面G2とでは異なる。
アプリケーションは、画面G2の表示中に、表示状態情報により、自動表示メッセージが非表示であることを取得した場合、レイアウトを画面G1に戻し、領域P1に番組映像を、領域P2、P3にアプリケーションの出力データを表示する。
一方、アプリケーションは、画面G2(又は画面G1)の表示中に、表示状態情報により、自動表示メッセージが表示中であり、自動表示メッセージ表示領域が領域P1であることを取得した場合、画面G3のように表示レイアウトを変更する。画面G3では、テレビ画面の領域P4に番組映像を、領域P5にアプリケーションの出力データを表示し、領域P1にはアプリケーションの出力データを配置しないようにレイアウトを変更する。領域P5に表示するアプリケーションの出力データは、画面G2の領域P3で表示していたアプリケーションの出力データの一部である。
上述したように、本実施形態の受信装置5において、CASモジュール54は、EMM個別メッセージを蓄積し、自動表示メッセージ制御部55は、蓄積されたEMM個別メッセージとEMM共通メッセージとから自動表示メッセージを生成し、生成した自動表示メッセージの表示を制御する。メッセージ表示状態通知部56は、自動表示メッセージ制御部55から自動表示メッセージの表示状態の情報を得てアプリケーション実行部57に通知する。アプリケーション実行部57により実行されるアプリケーションは、通知された表示状態の情報に基づいてアプリケーションの表示領域を変更する、表示するアプリケーションの出力データを変更するなど、アプリケーションの動作を変化させる。
従来は、例えば、アプリケーションは、自動表示メッセージが表示されている時にはアプリケーションAの出力データを提示し、自動表示メッセージが非表示の時にはアプリケーションBの出力データを提示するなど、自動表示メッセージの表示状態に応じて、アプリケーションの振る舞いを変化させることはできなかった。
本実施形態によれば、受信装置5のアプリケーション実行部57は、メッセージ表示状態通知部56から取得した自動表示メッセージの表示状態の情報に基づいて、アプリケーションの表示を切り替えるなどして動作を変化させ、効果的な画面表示を実現できる。
なお、上述の受信装置5は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、受信装置5の一部の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1 限定受信方式システム
3 送信装置
5 受信装置
31 スクランブラ
32 EMM共通メッセージ生成部
33 EMM個別メッセージ生成部
34 アプリケーション生成部
51 受信部
52 デスクランブラ
53 映像再生部
54 CASモジュール
55 自動表示メッセージ制御部
56 メッセージ表示状態通知部
57 アプリケーション実行部
58 表示部

Claims (2)

  1. 番組の映像データと、自動表示メッセージと、前記自動表示メッセージの表示制御情報とを受信する受信部と、
    前記受信部により受信した前記映像データを再生する映像再生部と、
    前記受信部により受信した前記自動表示メッセージの表示状態を、受信した前記表示制御情報に従って制御するメッセージ表示制御部と、
    アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
    前記メッセージ表示制御部の制御による前記自動表示メッセージの表示状態を前記アプリケーション実行部に通知するメッセージ表示状態通知部と、
    前記映像再生部が再生した前記映像データと、前記アプリケーション実行部により実行された前記アプリケーションが出力するデータとを、前記表示状態に応じて前記アプリケーションが変化させたアプリケーション動作に従って画面に表示するとともに、前記メッセージ表示制御部により前記表示制御情報に従って表示状態が制御された前記自動表示メッセージを前記画面に表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 番組の映像データと、自動表示メッセージと、前記自動表示メッセージの表示制御情報とを受信し、前記映像データと、前記表示制御情報により表示状態が制御された前記自動表示メッセージとを画面に表示する受信装置が備えるコンピュータに、
    前記自動表示メッセージの表示状態を、前記表示状態によりアプリケーション動作を変化させるアプリケーションを実行してデータを前記画面に表示させるアプリケーション実行部へ通知するメッセージ表示状態通知手順、
    を実行させるためのプログラム。
JP2016233317A 2015-12-04 2016-11-30 受信装置、及びプログラム Active JP6171074B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015238054 2015-12-04
JP2015238054 2015-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017108398A JP2017108398A (ja) 2017-06-15
JP6171074B2 true JP6171074B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=59061035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016233317A Active JP6171074B2 (ja) 2015-12-04 2016-11-30 受信装置、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6171074B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114610A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Victor Co Of Japan Ltd デジタル放送受信機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017108398A (ja) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6447705B2 (ja) 送信装置、送信方法、およびプログラム
EP2676454A1 (en) Selection graphics overlay of matrix code
JPWO2014045893A1 (ja) 受信装置、および受信方法
US11265600B2 (en) Reception apparatus, reception method, transmission apparatus, and transmission method for flexible simulcast operation
JP6399726B1 (ja) テキストコンテンツ生成装置、送信装置、受信装置、およびプログラム
JP2012182779A (ja) 受信装置、放送システム及びプログラム
JP6700957B2 (ja) 字幕データ生成装置、およびプログラム
JP2012182776A (ja) 受信装置、放送システム及びプログラム
JP6171074B2 (ja) 受信装置、及びプログラム
JP5070070B2 (ja) 映像配信システムにおける送出装置、受信装置、送出方法、受信方法、プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP6285007B1 (ja) 送受信システム、送信装置、及び送受信方法
JP2013115630A (ja) 再生装置、再生方法及びプログラム
JP2017069683A (ja) 再生装置、再生方法およびプログラム
JP2010016755A (ja) デジタル放送受信装置
JPWO2010016129A1 (ja) データ放送システム、データ放送サーバ、およびデータ放送プログラム
JP6647131B2 (ja) 配信装置及びプログラム
US11606587B2 (en) Embeddable media playback interaction sharing
JP5938800B2 (ja) 映像受信装置および映像受信方法
JP7099920B2 (ja) 表示装置、システム、及び表示方法
JP2016225853A (ja) 放送番組選択システム、及び放送番組選択方法
WO2020125787A1 (zh) 接收装置及接收方法、发送装置及发送方法、以及收发系统及收发方法
JP2015226222A (ja) 受信装置、およびプログラム
JP2012175551A (ja) 映像配信システム,映像出力サーバ装置,映像出力装置及び映像出力方法
JP2016129426A (ja) 映像受信装置および映像受信方法
JP2016058961A (ja) 受信装置、広告提示方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161130

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161130

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6171074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250