JP6168935B2 - 系統安定化装置 - Google Patents
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Description
(b)前記系統情報により複数の前記端末装置の正常又は不良を判定すると共に、前記中央装置の正常又は不良を判定する自動監視部。
(c)前記自動監視部の判定結果に基づいて、各系列内における正常な事故検出用の端末装置の数を算出する算出部。
(d)両系列の前記中央装置間で相互に交信し、第1の系列における正常な事故検出用の端末装置の数と第2の系列における正常な事故検出用の端末装置の数を比較する比較部。
(e)両系列の前記中央装置が正常で、且つ第1の系列の正常な事故検出用の端末装置の数が第2の系列の正常な事故検出用の端末装置の数以上のとき第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、両系列の前記中央装置が正常の場合で、且つ第2の系列の正常な事故検出用の端末装置の数が第1の系列の正常な事故検出用の端末装置の数より多いとき第2の系列の制御演算結果を出力許可とする出力切換部。
(構成)
図1に示すように、中央装置2A,2Bの出力切換部7A,7Bには算出部9A,9Bと比較部10A,10Bが設けられている。なお、図1において、符号1401A,1401Bはノット回路、1402A,1402B、1407Bはオア回路、1403A,1403B、1404A,1404B、1405B、1406Bはアンド回路を示している。
中央装置2A,2Bでは、入力部5A,5Bが、端末装置3A,3Bから送信される系統情報及び不良情報を入力する。演算部4A,4Bは複数の端末装置3A,3Bからの系統情報を入力部5A,5Bから入力し、系統安定化のための制御演算を行う。この制御演算結果が制御指令となる。
上述のような出力切換部7A,7Bの出力のケース、すなわち第1の実施形態における系列の選択結果の例について、図2のロジックテーブルを用いて説明する。本実施形態による特徴的なケースとは、従来の方式ではA,B両系とも制御指令を出力しなかったNo.4〜9という6つのケースである。
上記のような第1の実施形態によれば、自系列の状態についての情報を、正常な端末装置3A,3Bの数という情報にして系列間で受け渡すことにより、A,B両系で端末装置3A,3Bに不良や故障が発生しても、より正常な端末装置3A,3Bの数が多い方の系列で運用を継続することが可能となり、システム全体の停止に至ることがない。したがって、端末装置3A,3Bが多数存在しても、システム停止のリスクが高まることがなく、稼働率が向上する。
(構成)
図3を参照して、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態が上記第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態における算出部9A,9Bに代えて、算出部11A,11Bを有する点にある。第2の実施形態の算出部11A,11Bは、自動監視部6A,6Bの判定結果から、正常な事故検出端末装置の数を算出し、算出結果を比較部10A,10Bに出力する部分である。
第2の実施形態では、自動監視部6A,6Bの判定結果から、算出部11A,11Bが、正常な事故検出端末装置の数を算出する。そして、この算出結果をA,B両系間で受け渡して、比較部10A,10Bが算出部11A,11Bの算出結果を比較する。
このような第2の実施形態によれば、A,B両系の端末装置3A,3Bに不良や故障が発生しても、正常な事故検出端末装置が多い方の系で安定化制御を行うことができ、運用を継続することが可能となる。したがって、第1の実施形態と同じく、システム停止のリスクを低減することができ、稼働率が向上する。しかも、事故検出は安定化制御を起動する条件であり、第2の実施形態では、安定化制御対象となる想定事故ケースを、より広く検出することが可能となるため、実際に安定化制御対象の系統事故発生時に安定化制御が実施されないケースを減らすことができる。
(構成)
図4を参照して、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の特徴は、第1の実施形態における算出部9A,9Bに代えて、検出可能な系統事故箇所数の算出部21A,21Bを有することにある。
このような第3の実施形態において、中央装置2A,2Bの出力切換部7A,7Bでは、自動監視部6A,6Bの判定結果から、算出部21A,21Bが検出可能な系統事故箇所数を算出して、算出結果をA,B両系間で受け渡す。そして、A,B両系の比較部10A,10Bが算出部21A,21Bの算出結果を比較する。
以上の第3の実施形態によれば、A,B両系の端末装置3A,3Bに不良や故障が発生しても、中央装置2A,2Bが正常であれば、検出可能な系統事故箇所数が多い方の系列で制御指令の出力が可能であり、運用を継続することができる。したがって、第1の実施形態と同じく、システム停止のリスクを低減することができ、稼働率が向上する。
(構成)
図5を参照して第4の実施形態について説明する。第4の実施形態が前記第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態の算出部9A,9Bの代わりに、正常な制御端末装置の数を算出する算出部12A,12Bを有することである。なお、第4の実施形態の比較部10A,10Bは、A系における正常な制御端末装置の数と、B系における正常な制御端末装置の数とを比較する。
第4の実施形態において、中央装置2A,2Bの出力切換部7A,7Bでは、自動監視部6A,6Bの判定結果から、算出部12A,12Bが正常な制御端末装置の数を算出して、算出結果をA,B両系間で受け渡す。そして、この算出結果をA,B両系間で受け渡して、比較部10A,10Bが算出部12A,12Bの算出結果を比較する。
このような第4の実施形態においては、中央装置2A,2Bが正常であれば、A,B両系の端末装置3A,3Bに不良や故障が発生しても、正常な制御端末装置の数が多い方の系列で、制御指令を出力することが可能になる。しかも、第4の実施形態では、制御端末装置の数が多い系列を利用するため、より多くの制御量を容易に確保することができ、安定化制御を行ううえで有利である。したがって、A,B両系の端末装置3A,3Bに不良や故障が発生しても、系統事故発生により安定化制御を実施した際に、より多くのケースで系統の安定運転の維持を図ることができる。
(構成)
図6に示すように、第5の実施形態では、第1の実施形態における算出部9A,9Bに代えて、制御可能量の算出部22A,22Bを有する点が特徴である。算出部22A,22Bは自動監視部6A,6Bの判定結果による各制御端末装置の装置状態と、各制御端末装置の制御対象の容量から、系列内での制御可能量を算出し、これを比較部10A,10Bに出力する。第5の実施形態における比較部10A,10Bでの比較対象は、A系及びB系における制御可能量である。
第5の実施形態においては、自動監視部6A,6Bの判定結果から、算出部22A,22Bが各系における制御可能量を算出して、算出結果をA,B両系間で受け渡す。そして、A,B両系の比較部10A,10Bが算出部22A,22Bの算出結果を比較する。
以上の第5の実施形態では、中央装置2A,2Bが正常であれば、A,B両系で端末装置3A,3Bに不良や故障が発生しても、制御可能量が多い系列で制御指令を出力することが可能であるため、安定化のための必要制御量に対して不足制御になる最悪の事態を回避できる可能性がある。通常、制御端末装置は、装置ごとに制御対象の数や容量トータルが異なる。つまり、第5の実施形態によれば、単に、正常な制御端末装置の数を比較するのではなく、制御端末装置における制御可能な制御量のトータルを比較して系列を選択する。これにより、第5の実施形態においては上記第4の実施形態に比べて制御可能量の多い方の系列で、制御量の面で裕度を持った安定化制御を実施できる。
(構成)
図7を参照して第6の実施形態について説明する。第6の実施形態の特徴は、正常な事故検出端末装置の数を算出する算出部11A,11Bと、正常な制御端末装置の数を算出する算出部12A,12Bの両方を有することである。
以上のような第6の実施形態において、中央装置2A,2Bの出力切換部7A,7Bでは、自動監視部6A,6Bの判定結果から、算出部11A,11Bが正常な事故検出端末装置の数を算出し、算出部12A,12Bが正常な制御端末装置の数を算出する。そして、これらの算出結果をA,B両系間で受け渡して、比較部10A,10Bが算出結果を比較する。
第6の実施形態の系列選択処理について図8のフローチャートを参照して説明する。まず算出部11A,11Bが正常な事故検出端末装置の数を算出し(S101)、算出部12A,12Bが正常な制御端末装置の数を算出し(S102)、これらの数をA,B両系間で受け渡す。
以上のような第6の実施形態では、まず、正常な事故検出端末装置の数を比較し、この数に違いがあれば、正常な事故検出端末装置の数の多い方の系列を選択して、より広く事故検出可能な系列で安定化制御を実施する。そして、事故検出端末装置の数が同数であれば、つまり事故検出の広さに関する条件が同等であれば、制御端末装置の数を比較し、正常な制御端末装置の数の多い方の系列を選択して、より多くの制御可能量を有する系列で、安定化制御を実施することができる。
(構成)
図9に示すように、第7の実施形態は、前記第6の実施形態と同じく、2つの算出部を有している。第7の実施形態が有する2つの算出部とは、検出可能な系統事故箇所数の算出部21A,21Bと、制御可能量の算出部22A,22Bである。
以上のような第7の実施形態において、中央装置2A,2Bの出力切換部7A,7Bでは、自動監視部6A,6Bの判定結果から、算出部21A,21Bが検出可能な系統事故箇所数を算出し、算出部22A,22Bが制御可能量を算出する。そして、これらの算出結果をA,B両系間で受け渡して、比較部10A,10Bが算出結果を比較する。
第7の実施形態の系列選択処理について図10のフローチャートを参照して説明する。まず算出部11A,11Bが各系列における検出可能な系統事故箇所数を算出し(S201)、算出部21A,21Bが各系列における制御可能量を算出し(S202)、これらの数をA,B両系間で受け渡す。
以上のような第7の実施形態では、中央装置2A,2Bが正常で、A,B両系で系統事故箇所数がA,B両系で等しい場合に、制御可能量を比較して、系列を選択することができる。すなわち、検出可能な系統事故箇所数がA,B両系で等しければ、A系の制御可能量がB系以上のときはA系の演算結果を選択し、B系の制御可能量の数がA系よりも多い場合はB系の演算結果を選択する。
(構成)
図11を参照して第8の実施形態について説明する。第8の実施形態では、優先順位テーブル13A,13Bが設けられている。優先順位テーブル13A,13Bは端末装置3A,3Bの優先順位の整定値を格納するものである。
以上のような第8の実施形態において、中央装置2A,2Bの出力切換部7A,7Bでは、自動監視部6A,6Bの判定結果をA,B両系間で受け渡す。優先順位判定部15A,15Bは、優先順位テーブル13A,13Bにしたがって、優先順位の高い端末装置3A,3Bが正常である系列を優先して選択する。
ここで、優先順位判定部15A,15Bの判定処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。まず、最優先の優先順位1から処理を開始するためiに1を代入し(S301)、優先順位iが優先順位の最大値を超えていないかどうかを確認する(S302)。
第8の実施形態における系列の選択結果の例について、図13を参照して説明する。図13の(a)は優先順位テーブルの例、図13の(b)は優先順位テーブルが(a)の場合の選択結果の例である。図13の(a)に示すように、端末装置1は優先順位1、端末装置2,3は共に優先順位2、端末装置4は優先順位3、端末装置5は優先順位4である。
以上のような第8の実施形態では、使用可能な端末装置の内訳に応じて、運用者が端末装置3A,3Bに関しての優先順位を適宜設定することが可能であり、設定した優先順位に沿って系列を選択することができる。端末装置3A,3Bによって、機能、事故検出箇所や制御対象の数、制御量トータルには違いがある。
(構成)
図14を参照して第9の実施形態について説明する。第9の実施形態は、上記第1の実施形態と前記第8の実施形態とを組み合わせた実施形態であり、正常な端末装置3A,3Bの数を算出する算出部9A,9Bと、優先順位テーブル13A,13Bと、優先順位判定部15A,15Bを有する点に特徴がある。
以上のような第9の実施形態において、中央装置2A,2Bの出力切換部7A,7Bでは、自動監視部6A,6Bの判定結果から、算出部9A,9Bが正常な端末装置数を算出して、算出結果をA,B両系間で受け渡す。自動監視部6A,6BがA,B両系の中央装置2A,2Bは共に正常であると判定し、且つ比較部10A,10Bの比較結果が、A系における正常な端末装置3Aの数がB系における正常な端末装置3Bの数以上のとき、出力切換部7A,7Bでは、A系の演算部4Aの制御指令を出力許可とする。
上記の第9の実施形態では、第1の実施形態及び第8の実施形態の持つ効果を併せ持つ。すなわち、A,B両系で何れかの端末装置3A,3Bに不良が発生し、且つ正常な端末装置3A,3Bの数が同じ場合、運用者が端末装置3A,3Bに任意の設定しておいた優先順位にしたがって、より制御効果が得られる系列で安定化制御を実施できる。
図示はしないが、第9の実施形態の変形例として、第9の実施形態における算出部9A,9Bに代えて、第2〜第7の実施形態に示した算出部を用いてもよい。例えば、算出部9A,9Bに代えて、前記第3の実施形態に示した検出可能な系統事故箇所数の算出部21A,21Bを採用した場合、検出可能な系統事故箇所数がB系よりもA系が多ければ、A系の演算結果を選択する。一方、検出可能な系統事故箇所数がA系よりもB系が多ければ、B系の演算結果を選択する。
算出部9A,9Bに代えて、前記第5の実施形態に示した制御可能量の算出部22A,22Bを採用した場合では、制御可能量がB系よりもA系が多ければ、A系の演算結果を選択する。一方、制御可能量がA系よりもB系が多ければ、B系の演算結果を選択する。
(構成)
図15を参照して第10の実施形態について説明する。第10の実施形態の基本的な構成は前記第1の実施形態のそれと同一であり、異なる点は、第10の実施形態では、中央装置2A,2Bの出力切換部7Aが、ノット回路1413A、アンド回路1414A、1415A、オア回路1416Aを有する点である。
第10の実施形態の各部の機能は、第1の実施形態と同じであるため、ここでは説明を省略し、出力切換部7Aにおける第10の実施形態の特徴的な作用について説明する。出力切換部7Aにおいて、A系のアンド回路1414Aは、A,B両系の中央装置2A,2Bが正常で、且つ他系の正常な端末装置3A,3Bの数が自系の正常な端末装置3A,3Bの数より多いとき条件成立して出力=「1」となる。
第10の実施形態によれば、B系選択時にA,B両系からB系の演算結果による制御指令を出力することが可能となる。これにより、中央装置が正常である限り、中央装置から端末装置への制御指令送信ルートが2ルート確保できるため、システムの信頼性がいっそう向上する。
なお、上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図するものではなく、その他の様々な形態で実施されることが可能である。また、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことも可能である。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
2A,2B…中央装置
3A,3B…端末装置
4A,4B…演算部
5A,5B…入力部
6A,6B…自動監視部
7A,7B…出力切換部
8A,8B…出力部
9A,9B…正常な端末装置数の算出部
10A,10B…比較部
11A,11B…正常な事故検出端末装置数の算出部
12A,12B…正常な制御端末装置数の算出部
13A,13B…優先順位テーブル
15A,15B…優先順位判定部
21A,21B…検出可能な系統事故箇所の数の算出部
22A,22B…制御可能量の算出部
Claims (8)
- 系統情報を基に電力の安定供給を行うための安定化の制御演算をする中央装置と、複数の端末装置とをそれぞれ2系列構成として、前記端末装置は、実際に系統事故が発生したことを検出する端末装置と、前記中央装置の制御演算結果に従い系統事故発生時に電源あるいは負荷を遮断制御する端末装置とを含み、系統情報あるいは当該端末装置の不良情報を出力するように構成した系統安定化装置において、
前記系統情報により複数の前記端末装置の正常又は不良を判定すると共に、前記中央装置の正常又は不良を判定する自動監視部と、
前記自動監視部の判定結果に基づいて、各系列内における正常な事故検出用の端末装置の数を算出する算出部と、
両系列の前記中央装置間で相互に交信し、第1の系列における正常な事故検出用の端末装置の数と第2の系列における正常な事故検出用の端末装置の数を比較する比較部と、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ第1の系列の正常な事故検出用の端末装置の数が第2の系列の正常な事故検出用の端末装置の数以上のとき第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、両系列の前記中央装置が正常の場合で、且つ第2の系列の正常な事故検出用の端末装置の数が第1の系列の正常な事故検出用の端末装置の数より多いとき第2の系列の制御演算結果を出力許可とする出力切換部とを、
各系列にそれぞれ備えたことを特徴とする系統安定化装置。 - 系統情報を基に電力の安定供給を行うための安定化の制御演算をする中央装置と、複数の端末装置とをそれぞれ2系列構成として、前記端末装置は、実際に系統事故が発生したことを検出する端末装置と、前記中央装置の制御演算結果に従い系統事故発生時に電源あるいは負荷を遮断制御する端末装置とを含み、系統情報あるいは当該端末装置の不良情報を出力するように構成した系統安定化装置において、
前記系統情報により複数の前記端末装置の正常又は不良を判定すると共に、前記中央装置の正常又は不良を判定する自動監視部と、
前記自動監視部の判定結果に基づいて、各系列内における検出可能な系統事故箇所の数を算出する算出部と、
両系列の前記中央装置間で相互に交信し、第1の系列における検出可能な系統事故箇所の数と第2の系列における検出可能な系統事故箇所の数を比較する比較部と、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ第1の系列の検出可能な系統事故箇所の数が第2の系列の検出可能な系統事故箇所の数以上のとき第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、両系列の前記中央装置が正常の場合で、且つ第2の系列の検出可能な系統事故箇所の数が第1の系列の検出可能な系統事故箇所の数より多いとき第2の系列の制御演算結果を出力許可とする出力切換部とを、
各系列にそれぞれ備えたことを特徴とする系統安定化装置。 - 系統情報を基に電力の安定供給を行うための安定化の制御演算をする中央装置と、複数の端末装置とをそれぞれ2系列構成として、前記端末装置は、実際に系統事故が発生したことを検出する端末装置と、前記中央装置の制御演算結果に従い系統事故発生時に電源あるいは負荷を遮断制御する端末装置とを含み、系統情報あるいは当該端末装置の不良情報を出力するように構成した系統安定化装置において、
前記系統情報により複数の前記端末装置の正常又は不良を判定すると共に、前記中央装置の正常又は不良を判定する自動監視部と、
前記自動監視部の判定結果に基づいて、各系列内における正常な制御用の端末装置の数を算出する算出部と、
両系列の前記中央装置間で相互に交信し、第1の系列における正常な制御用の端末装置の数と第2の系列における正常な制御用の端末装置の数を比較する比較部と、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ第1の系列の正常な制御用の端末装置の数が第2の系列の正常な制御用の端末装置の数以上のとき第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、両系列の中央装置が正常の場合で、且つ第2の系列の正常な制御用の端末装置の数が第1の系列の正常な制御用の端末装置の数より多いとき第2の系列の制御演算結果を出力許可とする出力切換部とを、
各系列にそれぞれ備えたことを特徴とする系統安定化装置。 - 系統情報を基に電力の安定供給を行うための安定化の制御演算をする中央装置と、複数の端末装置とをそれぞれ2系列構成として、前記端末装置は、実際に系統事故が発生したことを検出する端末装置と、前記中央装置の制御演算結果に従い系統事故発生時に電源あるいは負荷を遮断制御する端末装置とを含み、系統情報あるいは当該端末装置の不良情報を出力するように構成した系統安定化装置において、
前記系統情報により複数の前記端末装置の正常又は不良を判定すると共に、前記中央装置の正常又は不良を判定する自動監視部と、
前記自動監視部の判定結果に基づいて、各系列内において制御可能な制御対象の制御可能量を算出する算出部と、
両系列の前記中央装置間で相互に交信し、第1の系列における前記制御可能量と第2の系列における前記制御可能量を比較する比較部と、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ第1の系列の前記制御可能量が第2の系列の前記制御可能量以上のとき第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、両系列の前記中央装置が正常の場合で第2の系列の前記制御可能量が第1の系列の前記制御可能量より多いとき第2の系列の制御演算結果を出力許可とする出力切換部とを、
各系列にそれぞれ備えたことを特徴とする系統安定化装置。 - 前記算出部は、種類ごとの正常な端末装置の数を算出し、
前記比較部は、両系列における種類ごとの正常な端末装置の数同士を比較し、
前記出力切換部は、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ両系列における正常な事故検出用の端末装置の数が同じ場合で、第1の系列の正常な制御用の端末装置の数が第2の系列の正常な制御用の端末装置の数以上のとき、第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ両系列の正常な事故検出用の端末装置の数が同じ場合で、第2の系列の正常な制御用の端末装置の数が第1の系列の正常な制御用の端末装置の数より多いとき、第2の系列の制御演算結果を出力許可とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の系統安定化装置。 - 前記算出部は、両系列内の検出可能な系統事故箇所の数及び両系列内の制御可能量を算出し、
前記比較部は、両系列内の検出可能な系統事故箇所の数同士及び両系列内の制御可能量同士を比較し、
前記出力切換部は、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ両系列内の検出可能な系統事故箇所の数が同じ場合で、第1の系列の制御可能量が第2の系列の制御可能量以上のとき、第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ両系列内の検出可能な系統事故箇所の数が同じ場合で、第2の系列の制御可能量が第1の系列の制御可能量より多いとき、第2の系列の制御演算結果を出力許可とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の系統安定化装置。 - 系統情報を基に電力の安定供給を行うための安定化の制御演算をする中央装置と、複数の端末装置とをそれぞれ2系列構成として、前記端末装置は、実際に系統事故が発生したことを検出する端末装置と、前記中央装置の制御演算結果に従い系統事故発生時に電源あるいは負荷を遮断制御する端末装置とを含み、系統情報あるいは当該端末装置の不良情報を出力するように構成した系統安定化装置において、
前記系統情報により複数の前記端末装置の正常又は不良を判定すると共に、前記中央装置の正常又は不良を判定する自動監視部と、
前記端末装置について優先順位を設定する優先順位設定部と、
前記自動監視部の判定結果及び前記優先順位設定部の設定した優先順位に基づいて、各系列内において正常な端末装置の中で優先順位の高い高優先の端末装置の数を算出する算出部と、
両系列の前記中央装置間で相互に交信し、第1の系列における前記高優先の端末装置の数と第2の系列における前記高優先の端末装置の数を比較する比較部と、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ第1の系列の前記高優先の端末装置の数が第2の系列の前記高優先の端末装置の数以上のとき第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、両系列の前記中央装置が正常の場合で第2の系列の前記高優先の端末装置の数が第1の系列の前記高優先の端末装置の数より多いとき第2の系列の制御演算結果を出力許可とする出力切換部とを、
各系列にそれぞれ備えたことを特徴とする系統安定化装置。 - 前記算出部は、種類ごとの正常な端末装置の数を算出し、
前記比較部は、両系列における種類ごとの正常な端末装置の数を比較し、
前記出力切換部は、
両系列の前記中央装置が正常で、且つ両系列の正常な同種類の端末装置数が同じ場合で、第1の系列の前記高優先の端末装置の数が第2の系列の前記高優先の端末装置の数以上のとき第1の系列の制御演算結果を出力許可とし、両系列の前記中央装置が正常で、且つ両系列の正常な同種類の端末装置数が同じ場合で、第2の系列の前記高優先の端末装置の数が第1の系列の前記高優先の端末装置の数より多いとき第2の系列の制御演算結果を出力許可とすることを特徴とする請求項7に記載の系統安定化装置。
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JP2015056924A (ja) | 2015-03-23 |
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