JP6168555B2 - 超音波診断装置及び超音波システム - Google Patents

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Description

本発明は、機械的振動が付与されることによって発生した弾性波の伝播速度が算出される測定対象の超音波画像が表示される超音波診断装置及び超音波システムに関する。
人体などの弾性の測定対象の表面に対して、機械的振動を与えて前記測定対象に生じた弾性波を超音波によって計測し、弾性を算出する弾性測定装置が特許文献1に開示されている。この特許文献1では、超音波プローブによって測定対象に機械的振動が与えられる。また、この機械的振動によって生じた弾性波を計測するための超音波の送受信が、前記超音波プローブによって行なわれている。
特許第4451309号公報
しかし、上記特許文献1では、測定対象においてどの位置の弾性を計測しているのかを確認することはできない。従って、弾性の計測が、適切な位置においてされていない場合がある。例えば、肝臓の組織の弾性を計測しようとしているにもかかわらず、肝臓以外の領域に伝播した弾性波を計測している可能性もある。また、肝臓に弾性波が伝播していても、肝臓の組織ではなく、血管を伝播する弾性波が計測されていることもありうる。従って、適切な位置で弾性波を計測することが容易である超音波診断装置及び超音波システムが望まれている。
上述の課題を解決するためになされた一の観点の発明は、三次元空間における測定対象であって、振動付与具により機械的振動が付与されることによって発生した弾性波の伝播速度が算出される測定対象の超音波画像が表示される表示部と、前記測定対象において前記振動付与具から前記弾性波の伝播方向に延びる直線の前記三次元空間における位置情報と、前記三次元空間における前記超音波画像の位置情報とに基づいて、前記超音波画像に前記直線の位置を示すインジケータを表示させる表示画像制御部と、を備えることを特徴とする超音波診断装置である。
他の観点の発明は、三次元空間における測定対象において振動付与具により機械的振動が付与されることによって発生した弾性波の伝播速度を算出するための超音波を前記測定対象に対して送信する超音波プローブと、前記測定対象の一断面についての超音波画像が表示される表示部と、前記測定対象において、前記振動付与具から前記弾性波の伝播方向に延びる直線の前記三次元空間における位置情報と、前記三次元空間における前記超音波画像の位置情報とに基づいて、前記一断面に前記直線が含まれると、弾性波の伝播速度を算出するための超音波が送信されるよう前記超音波プローブを制御する制御部と、を備えることを特徴とする超音波診断装置である。
上記一の観点の発明によれば、前記振動付与具から前記弾性波の伝播方向に延びる直線の位置を示すインジケータが、測定対象の超音波画像に表示されるので、前記弾性波が伝播する位置を容易に確認することができる。従って、適切な位置で弾性波を計測することが容易である。
上記他の観点の発明によれば、表示部に表示された超音波画像の断面に、前記振動付与具から延びる直線が含まれると、弾性波の伝播速度を算出するための超音波が送信されるよう前記超音波プローブが制御される。従って、弾性波の計測に適した断面の超音波画像を表示させれば、適切な位置で弾性波を計測することが容易である。また、前記断面に直線が含まれると前記超音波が送信されるよう前記超音波プローブが制御されるので、弾性波の計測を自動的に行なうことができる。
本発明の第一実施形態における超音波診断装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 振動付与機能付超音波プローブが測定対象の体表面に当接した状態を示す図である。 エコーデータ処理部の構成を示すブロック図である。 表示制御部の構成を示すブロック図である。 Bモード画像にインジケータが表示された表示部を示す図である。 第一実施形態の超音波診断装置の作用を示すフローチャートである。 振動付与機能付超音波プローブから延びる直線を説明する図である。 Bモード画像及びインジケータとともに、伝播速度及び弾性値が表示された表示部を示す図である。 第一実施形態の変形例における超音波診断装置の作用を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態における超音波システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 第二実施形態におけるエコーデータ処理部の構成を示すブロック図である。 第二実施形態において、伝播速度及び弾性値が表示された計測装置の表示部を示す図である。 第二実施形態の変形例における超音波システムの作用を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態における超音波診断装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 第三実施形態の超音波診断装置の作用を示すフローチャートである。 本発明の第四実施形態における超音波システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 第四実施形態の超音波システムの作用を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
先ず、第一実施形態について、図1〜図8に基づいて説明する。図1に示す超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信処理部3、エコーデータ処理部4、表示制御部5、表示部6、操作部7、制御部8、記憶部9、振動付与機能付超音波プローブ10を備える。
前記超音波プローブ2は、アレイ(array)状に配置された複数の超音波振動子(図示省略)を有して構成され、この超音波振動子によって測定対象に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信する。このエコー信号に基づいて、後述するように超音波画像が作成される。前記超音波プローブ2は、本発明における第一の超音波プローブの実施の形態の一例である。
前記超音波プローブ2には、例えばホール素子で構成される前記第一磁気センサ11が設けられている。この第一磁気センサ11により、例えば磁気発生コイルで構成される磁気発生部12から発生する磁気が検出されるようになっている。前記第一磁気センサ11における検出信号は、前記表示制御部5へ入力されるようになっている。
前記磁気発生部12から発生する磁気により、三次元空間における座標系が形成される。この座標系は、本発明において、三次元空間に形成された座標系の実施の形態の一例である。
前記振動付与機能付超音波プローブ10は、円柱形状のプローブ本体部10aとこのプローブ本体部10aに設けられた凸部10bとを有する。この凸部10bは、図2に示すように、測定対象の表面Sと当接して、この表面Sに対し、機械的振動を付与する。前記凸部10bは、前記プローブ本体部10aに対して軸方向に往復運動するようになっている。前記凸部10bが軸方向に動くことにより、機械的振動が付与される。前記突部10bによる機械的振動の付与は、前記制御部8によって制御される。
前記凸部10b内には、超音波振動子(図示省略)が設けられている。この超音波振動子によって測定対象に対し超音波が送信され、そのエコー信号が受信される。このエコー信号に基づいて、後述するように、前記凸部10bによる機械的振動によって測定対象内に発生した弾性波が計測される。前記振動付与機能付超音波プローブ10は、本発明における第二の超音波プローブの実施の形態の一例であり、本発明における振動付与具の実施の形態の一例である。
前記振動付与機能付超音波プローブ10には、例えばホール素子で構成される第二磁気センサ13が設けられている。この第二磁気センサ13により、前記磁気発生部11から発生する磁気が検出されるようになっている。前記第二磁気センサ13における検出信号は、前記表示制御部5へ入力される。
前記送受信処理部3は、前記超音波プローブ2及び前記振動付与機能付超音波プローブ10から超音波を送信するための電気信号を、前記制御部8からの制御信号に基づいて前記超音波プローブ2及び振動付与機能付超音波プローブ10に供給する。また、前記送受信処理部3は、前記超音波プローブ2で受信したエコー信号について、A/D変換、整相加算処理等の信号処理を行ない、信号処理後のエコーデータを前記エコーデータ処理部4へ出力する。また、前記送受信処理部3は、前記振動付与機能付超音波プローブ10で受信したエコー信号について、A/D変換等の信号処理を行なう。
前記エコーデータ処理部4は、図3に示すように、Bモードデータ作成部41、伝播速度算出部42及び弾性値算出部43を有する。前記Bモードデータ作成部41は、前記超音波プローブ2で受信されたエコー信号を、前記送受信処理部3において処理して得られたエコーデータに対し、対数圧縮処理、包絡線検波処理等のBモード処理を行ってBモードデータを作成する。
また、前記伝播速度算出部42は、前記振動付与機能付超音波プローブ10で受信されたエコー信号を、前記送受信処理部3において処理して得られたエコーデータに基づいて、前記弾性波の伝播速度を算出する。前記伝播速度算出部42は、本発明における伝播速度算出部の実施の形態の一例である。前記弾性値算出部43は、前記弾性波の伝播速度に基づいて、弾性値を算出する。詳細は後述する。
前記表示制御部5は、図4に示すようにBモード画像データ作成部51、第一位置特定部52、第二位置特定部53及び表示画像制御部54を有している。前記Bモード画像データ作成部51は、前記エコーデータ処理部4から入力された前記Bモードデータを、スキャンコンバータ(Scan Converter)によって走査変換してBモード画像データを作成する。
前記第一位置特定部52は、前記第一磁気センサ11からの磁気検出信号に基づいて、前記磁気発生部12を原点とする三次元空間の座標系における前記超音波プローブ2の位置及び向きの情報(以下、「プローブ位置情報」と云う)を算出する。さらに、前記第一位置特定部52は、前記プローブ位置情報に基づいてエコー信号の前記三次元空間の座標系における位置情報(座標)、すなわち前記超音波プローブ2によって形成される超音波の走査面の前記三次元空間の座標系における位置及び向きを特定する。これにより、前記三次元空間の座標系におけるBモード画像の位置が特定される。前記第一位置特定部52は、本発明における第一位置特定部の実施の形態の一例である。
前記第二位置特定部53は、前記第二磁気センサ13からの磁気検出信号に基づいて、前記振動付与機能付超音波プローブ10から前記弾性波の伝播方向に延びる直線の位置を、前記三次元空間における座標系において特定する。詳細は後述する。前記第二位置特定部53は、本発明における第二位置特定部の実施の形態の一例である。
前記表示画像制御部54は、前記Bモード画像データに基づくBモード画像を前記表示部6に表示させる。また、前記表示画像制御部54は、図5に示すように、前記表示部6に表示されたBモード画像BIに、前記振動付与機能付超音波プローブ10から前記弾性波の伝播方向に延びる直線の位置を示すインジケータInを表示させる。前記表示画像制御部54は、前記第一位置特定部52で得られた位置情報及び前記第二位置特定部53で得られた位置情報に基づいて、前記インジケータInの表示処理を行なう。前記表示画像制御部54は、本発明における表示画像制御部の実施の形態の一例である。前記Bモード画像BIは、本発明における超音波画像の実施の形態の一例である。また、前記インジケータInは、本発明におけるインジケータの実施の形態の一例である。
前記表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。前記表示部6は、本発明における表示部の実施の形態の一例である。前記操作部7は、操作者が指示や情報を入力するためのキーボード及びポインティングデバイス(図示省略)などを含んで構成されている。
前記制御部8は、例えばCPU(Central Processing Unit)で構成される。この制御部8は、前記記憶部9に記憶された制御プログラムを読み出し、前記超音波診断装置1の各部における機能を実行させる。
前記記憶部9は、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)や、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリ(Memory)である。
さて、本例の超音波診断装置1を用いて弾性を測定する場合の作用について図6のフローチャートに基づいて説明する。例えば、弾性の測定対象は、前記三次元空間の座標系における人体である。先ず、ステップS1では、前記超音波プローブ2によって人体に対して三次元の領域において超音波の送受信を行ない、エコー信号が取得される。そして、このエコー信号に基づいて、前記Bモードデータ作成部41がBモードデータを作成する。また、このBモードデータに基づいて、前記Bモード画像データ作成部51がBモード画像データを作成してもよい。さらに、このBモード画像データに基づくBモード画像が前記表示部6に表示されてもよい。
前記三次元領域についての前記Bモードデータ及び前記Bモード画像データの少なくとも一方は、前記記憶部9に記憶される。また、前記三次元空間の座標系における前記Bモードデータ及び前記Bモード画像データの位置情報が、前記第一位置特定部52により特定され、この位置情報も、前記記憶部9に記憶される。
ステップS1において、ボリュームデータ(volume data)である前記Bモードデータ又は前記Bモード画像データの取得が完了すると、ステップS2へ移行する。このステップS2では、操作者は、前記超音波プローブ2に代えて、前記振動付与機能付超音波プローブ10を人体に当接させる。また、前記表示画像制御部54は、前記振動付与機能付超音波プローブ10から弾性波の伝播方向に延びる直線lを含む所定断面についてのBモード画像BIを、前記Bモードデータ又は前記Bモード画像データに基づいて前記表示部6に表示させる。前記Bモード画像BIは、例えば操作者が前記操作部7において入力を行なうことにより表示される。
前記直線lは、図7に示すように、前記振動付与機能付超音波プローブ10の凸部10bから弾性波の伝播方向に延びる仮想的な直線である。前記表示画像制御部54は、前記第二位置特定部53によって特定される前記直線lの位置情報と、前記記憶部9に記憶された前記ボリュームデータの位置情報とに基づいて、前記ボリュームデータにおける前記直線lの位置を特定し、この直線lを含む所定断面を特定する。前記直線lを含む断面は、例えばボリュームデータにおいて、超音波の走査面と平行な方向など、予め決められた方向の断面であってもよい。
ただし、ボリュームデータが取得された時における人体及び前記磁気発生部12の位置関係と、前記インジケータInを有するBモード画像BIが表示される時における人体及び前記磁気発生部12の位置関係とは、同一になっているものとする。これにより、予め取得されたボリュームデータに基づくBモード画像BIに表示される前記インジケータInが、人体における実際の前記直線lの位置を示すことになる。
また、このステップS2において、前記表示画像制御部54は、前記図5に示すように、前記Bモード画像BIに、前記直線lを示すインジケータInを表示させる。
次に、ステップS3では、前記制御部8は、前記操作部7において、操作者により、弾性の計測を開始する入力があったか否かを判定する。操作者は、前記表示部6に表示された前記インジケータIn及び背景のBモード画像BIを見て、前記インジケータInが、弾性波及び弾性の測定に適した位置になっていると判断した場合、弾性の計測を開始する入力を行なう。例えば、肝臓の組織の弾性を測定する場合、前記インジケータInが、背景のBモード画像BIに表示された肝臓内に位置しており、なおかつ肝臓の組織を通っている場合、操作者は、前記インジケータInが測定に適した位置であると判断する。一方、例えば前記インジケータInが肝臓内に位置していない場合、又は前記インジケータInが肝臓内に位置していても肝臓内の血管など組織ではない部分を通っている場合、操作者は前記インジケータInが測定に適した位置ではないと判断する。ただし、上記判断の基準は一例であり、これに限られるものではない。
前記ステップS3において、前記弾性の計測を開始する入力があったと判断された場合、ステップS4の処理へ移行して、弾性の計測が開始される。一方、前記ステップS3において、前記弾性の計測を開始する入力がないと判断された場合、ステップS2へ戻る(ステップS3において「NO」)。このステップS2では、操作者が前記振動付与機能付超音波プローブ10の向きや位置を変えることにより、前記表示画像制御部54は、新たな断面のBモード画像を、前記ボリュームデータに基づいて表示させる。測定に適した画像が表示されるまで、ステップS2,S3の処理が繰り返される。
ステップS4では、前記制御部8は、前記振動付与機能付超音波プローブ10に対し、人体に機械的振動を付与するための制御信号を出力する。これにより、前記凸部10bが体表面を押圧し、人体内に振動が伝わって弾性波が伝播する。
前記制御部8は、前記機械的振動を付与するための制御信号を出力した後、前記弾性波を計測するための超音波を前記振動付与機能付超音波プローブ10から送信させるための制御信号を、前記送受信処理部3に対して出力する。これにより、前記振動付与機能付超音波プローブ10により、弾性波を計測するための超音波が人体に対して送信され、そのエコー信号が受信される。
次に、ステップS5では、前記振動付与機能付超音波プローブ10によって受信されたエコー信号に基づいて、前記伝播速度算出部42が、前記弾性波の伝播速度V(m/sec)を算出する。また、前記弾性値算出部43は、前記伝播速度Vに基づいて、下記(式1)によって弾性値E(kPa)を算出する。
E=3ρV ・・・(式1)
上記(式1)において、ρは測定対象Tの密度である。また、前記弾性値Eは、弾性率である。
図8に示すように、前記伝播速度V及び前記弾性値Eは、前記表示部6の表示欄Cに表示される。ただし、弾性値E又は伝播速度Vのいずれかのみが、前記表示部6に表示されてもよい。
次に、ステップS6では、前記表示部6に表示された画像のうち、前記Bモード画像BI、前記インジケータIn及び前記表示欄Cを含む部分の画像が、前記記憶部9に記憶される。
本例によれば、前記Bモード画像BIに、前記インジケータInが表示されるので、前記弾性波が伝播する位置を容易に確認することができる。従って、弾性波の伝播速度の計測及び弾性の計測に適した位置を容易に特定することができるので、適切な位置で計測することが容易である。
また、前記Bモード画像BI、前記インジケータIn及び前記表示欄Cを含む部分の画像が、前記記憶部9に記憶されるので、計測終了後に、前記Bモード画像BI、前記インジケータIn及び前記表示欄Cを含む部分の画像を再表示させることができる。従って、例えば後日、伝播速度や弾性値が表示された時に、それがどの部分の計測値であるかを容易に知ることができる。
次に、第一実施形態の変形例について説明する。この変形例では、図9に示すフローチャートに沿った処理が行われる。具体的に説明する。先ずステップS11は、上述のステップS1と同一の処理であり、説明を省略する。
次に、ステップS12では、操作者は、前記ステップS11で取得されたボリュームデータに基づいて、所定断面についてのBモード画像BIを表示させる。前記所定断面は、弾性の計測に適した断面である。
次に、ステップS13では、上述のステップS2と同様に、操作者は、前記振動付与機能付超音波プローブ10を人体に当接させる。
次に、ステップS14では、前記表示画像制御部54は、前記振動付与機能付超音波プローブ10から弾性波の伝播方向に延びる直線lが、前記ステップS12で表示されたBモード画像BIの断面に含まれるか否かを判定する。前記表示画像制御部54は、前記第二位置特定部53によって特定される前記直線lの位置情報と、前記Bモード画像BIの断面の位置情報とに基づいて、前記判定を行なう。前記Bモード画像BIの断面の位置情報は、前記記憶部9に記憶された前記ボリュームデータの位置情報に基づいて特定される。
前記ステップS14において、前記直線lがBモード画像BIの断面に含まれていないと判定された場合(ステップS14において「NO」)、ステップS13の処理へ戻り、操作者はBモード画像の断面上に前記直線lが含まれるよう、前記振動付与機能付超音波プローブ10の向きや位置を調節する。
一方、ステップS14において、前記直線lがBモード画像BIの断面に含まれると判定された場合(ステップS14において「YES」)、ステップS15の処理へ移行する。このステップS15では、前記表示画像制御部54は、前記Bモード画像BIに前記直線lを示すインジケータInを表示させる。また、前記表示画像制御部54は、前記直線lがBモード画像BIの断面に含まれることを示す信号を前記制御部8へ出力する。
このステップS15において前記インジケータInが表示された後に、例えば、操作者が、前記Bモード画像BIが血管を含んでおり、前記インジケータInが血管内を通っていると認めた場合、前記インジケータInが血管を通らないように、前記振動付与機能付超音波プローブ10の位置又は向きを調節してもよい。
次に、ステップS16では、前記表示画像制御部54からの信号が入力された前記制御部8は、上述のステップS4と同様に、前記振動付与機能付超音波プローブ10に対し、人体に機械的振動を付与するための制御信号を出力する。これにより、前記凸部10bが人体に機械的振動を付与する。また、前記制御部8は、前記機械的振動を付与するための制御信号を出力した後、弾性波を計測するための超音波を前記振動付与機能付超音波プローブ10から送信させるための制御信号を、前記送受信処理部3に対して出力する。これにより、前記振動付与機能付超音波プローブ10により、弾性波を計測するための超音波が人体に対して送信され、そのエコー信号が受信される。
ステップS17,S18の処理は、それぞれ上述のステップS5,S6と同一の処理であり、説明を省略する。
この変形例では、弾性の計測に適した断面のBモード画像BIが表示され、このBモード画像BIの断面に、前記振動付与機能付超音波プローブ10から延びる直線lが含まれる場合に、前記インジケータInが表示されるので、前記弾性波が伝播する位置を容易に確認することができる。
また、前記断面は、弾性の計測に適した断面なので、この断面に前記直線が含まれるように、前記振動付与機能付超音波プローブ10の位置及び向きを調節することにより、計測に適した位置に弾性波を発生させることができる。従って、適切な位置における計測が可能である。また、前記断面に直線lが含まれれば、前記制御部8からの制御信号が前記振動付与機能付超音波プローブ10に出力され、自動的に計測が開始されるので、操作者が前記操作部7において計測開始の入力をする必要がない。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について説明する。ただし、上記第一実施形態と同一事項については説明を省略する。
この第二実施形態では、図10に示す超音波システム500により、上記第一実施形態の作用を実現する。前記超音波システム500は、超音波診断装置20と計測装置100とを有する。
本例では、前記超音波診断装置20ではなく、前記計測装置100が、前記振動付与機能付超音波プローブ10を有している。この振動付与機能付超音波プローブ10は、計測装置本体101と接続されている。
前記計測装置本体101は、送受信処理部102、振動付与制御部103、伝播速度算出部104、弾性値算出部105、操作部106及び表示部107を有している。前記送受信処理部102は、前記振動付与機能付超音波プローブ10から、弾性波を計測するための超音波を送信させる。前記振動付与制御部103は、前記振動付与機能付超音波プローブ10の凸部10bによる機械的振動の付与を制御する。
前記伝播速度算出部104は、前記振動付与機能付超音波プローブ10で受信した超音波のエコー信号がA/D変換された後のデータに基づいて、前記弾性波の伝播速度を算出する。前記弾性値算出部105は、第一実施形態の前記弾性値算出部43と同様にして、前記弾性波の伝播速度に基づいて弾性値を算出する。
前記操作部106は、操作者が指示や情報を入力するためのキーボード及びポインティングデバイス(図示省略)などを含んで構成されている。また、前記表示部107は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。
一方、前記超音波診断装置20は、前記振動付与機能付超音波プローブ10を備えていない点を除き、前記第一実施形態の超音波診断装置1と基本的には同一の構成になっている。ただし、図11に示すように、前記エコーデータ処理部4は、前記Bモードデータ作成部41を有しているものの、前記伝播速度算出部42及び前記弾性値算出部43を有していない。
本例の超音波システム500においても、上記第一実施形態の前記図6のフローチャートに従った処理が行われる。ただし、前記図6のステップS3においては、前記超音波診断装置20の表示部6に表示されたBモード画像BI及びインジケータInを見た操作者が、前記インジケータInが弾性波及び弾性の測定に適した位置になっていると判断した場合、前記計測装置100の操作部106において、弾性の計測を開始する入力を行なう。これにより、前記ステップS4において、前記計測装置100の前記振動付与機能付超音波プローブ10によって人体に機械的振動が付与され、弾性波を計測するための超音波が前記振動付与機能付超音波プローブ10から送信される。そして、前記計測装置100の前記伝播速度算出部104及び前記弾性値算出部105により、前記ステップS5及び前記ステップS6の処理が行われる。ただし、前記ステップS5において算出された前記伝播速度V及び前記弾性値Eは、前記超音波診断装置20ではなく、例えば図12に示すように、前記計測装置100の表示部107に表示される。また、前記超音波診断装置20の表示部6に前記伝播速度V及び前記弾性値Eは表示されないので、前記ステップS6において前記記憶部9に記憶されるのは、前記インジケータInが表示されたBモード画像BIである。
本例の超音波システム500によっても、第一実施形態の超音波診断装置1と同様の効果を得ることができる。
次に、第二実施形態の変形例について説明する。この変形例では、図13に示すフローチャートに沿った処理が行われる。この図13に示すフローチャートは、図9に示すフローチャートと基本的には同一であるが、ステップS15′,S16′,S17′,S18′の処理が、図9のステップS15,S16,S17,S18とは異なっている。ステップS15′では、前記インジケータInの表示が行われるが、前記表示画像制御部54は、前記直線lがBモード画像BIの断面に含まれることを示す信号を前記制御部8へ出力しない。
前記ステップS15′において、前記超音波診断装置20の表示部6に表示されたBモード画像BIに、前記インジケータInが表示されると、ステップS16′では、前記操作者は、前記計測装置100の操作部106において、弾性の計測を開始する入力を行なう。前記ステップS16′では、前記ステップS16とは異なり、前記制御部8は前記振動付与機能付超音波プローブ10に対して制御信号を出力しない。前記操作部106において前記入力が行われると、前記計測装置100の前記振動付与機能付超音波プローブ10によって人体に機械的振動が付与され、弾性波計測の超音波が前記振動付与機能付超音波プローブ10から送信される。
前記ステップS17′では、前記伝搬速度算出部104によって伝搬速度Vが算出され、前記弾性値算出部105により弾性値が算出される。そして、前記伝播速度V及び前記弾性値Eは、前記超音波診断装置20ではなく、前記計測装置100の表示部107に表示される。従って、超音波診断装置20の表示部6には、前記伝播速度V及び前記弾性値Eが表示されないので、前記ステップS18′では、前記記憶部9に、前記インジケータInが表示されたBモード画像BIが記憶される。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態について説明する。ただし、上記第一、第二実施形態と同一事項については説明を省略する。
図14に示すように、本例の超音波診断装置30は、振動付与機能付超音波プローブ10の代わりに、振動付与具14を備えている点を除き、第一実施形態の超音波診断装置1と基本的には同一の構成になっている。前記エコーデータ処理部4の構成及び前記表示制御部5の構成も、図3及び図4に示す構成である。ただし、前記送受信処理部3は、前記制御部8の制御信号に基づいて、前記超音波プローブ2から、Bモード画像を作成するための超音波のほか、弾性波の計測を行なうための超音波を送信するための電気信号を、前記超音波プローブ2に供給する。前記超音波プローブ2は、本発明における超音波プローブの実施の形態の一例である。
前記振動付与具14は、前記振動付与機能付超音波プローブ10と同様に、円柱形状の本体部14aとこの本体部14aに設けられた凸部14bとを有する。この凸部14bは、前記凸部10bと同様にして、測定対象の表面に対して機械的振動を付与する。この凸部14bによる機械的振動の付与は、前記制御部8によって制御される。前記振動付与具14は、本発明における振動付与具の実施の形態の一例である。
前記振動付与具14には、前記第二磁気センサ13が設けられている。本例では、前記第二位置特定部53は、前記第二磁気センサ13からの磁気検出信号に基づいて、前記振動付与機能付超音波プローブ10から前記弾性波の伝播方向に延びる直線lの位置を、前記三次元空間における座標系において特定する。前記直線lは、前記振動付与具14の凸部14bから弾性波の伝播方向に延びる直線である。
さて、本例の超音波診断装置30を用いて弾性を測定する場合の作用について図15のフローチャートに基づいて説明する。先ず、ステップS21では、操作者は、人体に当接させた前記超音波プローブ2によって超音波の送受信を開始する。これにより、前記表示部6にリアルタイムのBモード画像BIが表示される。
操作者は、所定の断面について超音波の送受信を行なう。所定の断面は、弾性波及び弾性の測定に適した断面である。操作者は、前記Bモード画像BIを見ながら、このような断面のBモード画像を表示させる。
次に、ステップS22では、操作者は、超音波の送受信を行なっている前記超音波プローブ2を人体に当接させた状態で、前記振動付与具14を人体に当接させる。
次に、ステップS23では、前記表示画像制御部54は、前記振動付与具14から弾性波の伝播方向に延びる直線lが、前記ステップS21で表示されたBモード画像BIの断面に含まれるか否かを判定する。前記表示画像制御部54は、前記直線lの位置情報と前記Bモード画像BIの断面の位置情報とに基づいて、前記判定を行なう。前記直線lの位置情報は、前記第二位置特定部53によって特定される位置情報である。また、前記Bモード画像BIの断面の位置情報は、前記第一位置特定部52によって特定される位置情報である。
前記ステップS23において、前記直線lが前記Bモード画像BIの断面に含まれていないと判定された場合(ステップS23において「NO」)、ステップS22の処理へ戻り、操作者はBモード画像の断面上に前記直線lが含まれるよう、前記振動付与具14の向きや位置を調節する。
一方、ステップS23において、前記直線lがBモード画像BIの断面に含まれると判定された場合(ステップS23において「YES」)、ステップS24の処理へ移行する。このステップS24では、上述のステップS14と同様に、前記Bモード画像BIにおける前記インジケータInの表示と、前記表示画像制御部54から前記制御部8への信号出力が行われる。
次に、ステップS25では、前記表示画像制御部54からの信号が入力された前記制御部8は、上述のステップS4,S16と同様に、前記振動付与具14に対し、人体に機械的振動を付与するための制御信号を出力する。これにより、前記凸部14bが人体に機械的振動を付与する。また、前記制御部8は、前記機械的振動を付与するための制御信号を出力した後、弾性波を計測するための超音波を前記超音波プローブ2から送信させるための制御信号を、前記送受信処理部3に対して出力する。これにより、前記超音波プローブ2により、Bモード画像を作成するための超音波に代わって、弾性波を計測するための超音波が人体に対して送信され、そのエコー信号が受信される。
次に、ステップS26では、前記超音波プローブ2によって受信されたエコー信号に基づいて、前記伝播速度算出部42が、前記弾性波の伝播速度Vを算出する。また、この伝播速度Vに基づいて、上述のステップS5,S17と同様に、前記弾性算出部43が弾性値Eを算出する。
ステップS27の処理は、上述のステップS6,S18の処理と同一の処理であり、説明を省略する。
この第三実施形態では、第一実施形態の変形例と同様に、弾性の計測に適した断面のBモード画像BIが表示され、このBモード画像BIの断面に、前記振動付与具14から延びる直線lが含まれる場合に、前記インジケータInが表示されるので、前記弾性波が伝播する位置を容易に確認することができる。
また、リアルタイムのBモード画像の断面は、弾性の計測に適した断面なので、この断面に前記直線が含まれるように、前記振動付与具14の位置及び向きを調節することにより、第一実施形態の変形例と同様に、計測に適した位置に弾性波を発生させることができる。また、前記断面に直線lが含まれれば、前記制御部8からの制御信号が前記振動付与機能付超音波プローブ10に出力され、自動的に計測が開始されるので、操作者が前記操作部7において計測開始の入力をする必要がない。
(第四実施形態)
次に、第四実施形態について説明する。ただし、上記第一〜第三実施形態と同一事項については説明を省略する。
この第四実施形態では、図16に示す超音波システム500′により、上記第三実施形態の作用を実現する。前記超音波システム500′は、前記超音波診断装置60と振動装置200とを有する。
本例では、前記超音波診断装置60ではなく、前記振動装置200が、前記振動付与具14を有している。この振動付与具14は、振動装置本体201と接続されている。
前記振動装置本体201は、振動付与制御部202、操作部203を有している。前記振動付与制御部202は、前記振動付与具14の凸部14bによる機械的振動の付与を制御する。
前記操作部203は、上述の操作部106と同一であるので、説明を省略する。
一方、前記超音波診断装置60は、前記振動付与具14を備えていない点を除き、前記第三実施形態の超音波診断装置30と基本的には同一の構成になっている。前記エコーデータ処理部4の構成及び前記表示制御部5の構成も、図3及び図4に示す構成である。
本例の超音波システム500′においては、図17に示すフローチャートに従って処理が行われる。この図17に示すフローチャートは、図15に示すフローチャートと基本的には同一であるが、ステップS24′,S25′の処理が、図15のステップS24,S25とは異なっている。
前記ステップS24′について説明する。このステップS24′では、上述のステップS24と同様に、前記Bモード画像BIにおける前記インジケータInの表示と、前記表示画像制御部54から前記制御部8への信号出力が行われる。また、このステップS24′では、前記インジケータInが表示されると、操作者は、前記振動装置200の操作部203において、弾性の計測を開始する入力を行なう。
前記ステップS24′において、前記操作部203における入力が行われると、ステップS25′において、前記振動付与制御部202から制御信号が出力され、前記振動付与具14によって人体に機械的振動が付与される。また、前記表示画像制御部54からの信号が入力された前記制御部8は、弾性波を計測するための超音波を前記超音波プローブ2から送信させるための制御信号を、前記送受信処理部3に対して出力する。これにより、前記超音波プローブ2により、弾性波を計測するための超音波が人体に対して送信され、そのエコー信号が受信される。
本例の超音波システム500′によっても、第三実施形態の超音波診断装置30と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明を前記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、測定対象は人体に限られない。測定対象は、例えば動物であってもよい。
また、測定対象のボリュームデータが取得される時と、このボリュームデータに基づくBモード画像BIを表示して前記インジケータInを表示させる時とで、前記磁気発生部12に対する測定対象の位置が変わる場合、位置補正が行なわれてもよい。具体的に説明する。測定対象のボリュームデータが取得される時と、このボリュームデータに基づくBモード画像BIを表示して前記インジケータInを表示させる時に、測定対象に、前記磁気発生部12の磁気を検出する磁気センサが設けられる。そして、前記ボリュームデータの取得時に、前記磁気センサで検出される位置情報が記憶される。
前記インジケータInが表示される時には、前記測定対象に設けられた前記磁気センサで検出される位置情報と、記憶された位置情報とに基づいて、前記ボリュームデータにおける前記直線lの位置情報の位置補正が行なわれる。
また、測定対象に対して機械的振動を付与する振動付与具は、前記超音波プローブ2に設けられてもよい。
また、前記超音波プローブ2と前記振動付与機能付超音波プローブ10との位置関係が固定されていれば、前記振動付与機能付超音波プローブ10に前記第二磁気センサ13が設けられていなくてもよい。この場合、前記第二位置特定部53は、前記第一磁気センサ11の磁気検出信号に基づいて、前記振動付与機能付超音波プローブ10から延びる前記直線の位置を特定する。また、前記超音波プローブ2と前記振動付与具14との位置関係が特定されている場合も、前記振動付与具14に前記第二磁気センサ13が設けられていなくてもよい。この場合も、前記第二位置特定部53は、前記第一磁気センサ11の磁気検出信号に基づいて、前記振動付与具14から延びる前記直線の位置を特定する。
1,20,30,60 超音波診断装置
2 超音波プローブ
6 表示部
8 制御部
9 記憶部
10 振動付与機能付超音波プローブ
14 振動付与具
42 伝播速度算出部
43 弾性値算出部
52 第一位置特定部
53 第二位置特定部
54 表示画像制御部
100,200 計測装置
103 振動付与制御部
104 伝播速度算出部
105 弾性値算出部
500,500′ 超音波システム

Claims (14)

  1. 三次元空間における測定対象であって、振動付与具により機械的振動が付与されることによって発生した弾性波の伝播速度が算出される測定対象の超音波画像が表示される表示部と、
    前記測定対象において前記振動付与具から前記弾性波の伝播方向に延びる直線の前記三次元空間における位置情報と、前記三次元空間における前記超音波画像の位置情報とに基づいて、前記超音波画像に前記直線の位置を示すインジケータを表示させる表示画像制御部と、
    を備えることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記超音波画像を作成するための超音波の送受信を行なう第一の超音波プローブと、
    前記弾性波を計測するための超音波の送受信を行なう第二の超音波プローブと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記第二の超音波プローブは、前記振動付与具であることを特徴とする請求項2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記測定対象に対し、前記超音波画像を作成するための超音波の送受信を行なう超音波プローブを備え、該超音波プローブは、前記弾性波を計測するための超音波の送受信も行なうことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  5. 前記振動付与具を備えることを特徴とする請求項4に記載の超音波診断装置。
  6. 前記三次元空間に形成された座標系における前記超音波画像の位置を特定する第一位置特定部と、
    前記座標系における前記直線の位置を特定する第二位置特定部と、を備え、
    前記表示画像制御部は、前記第一位置特定部で得られた位置情報と前記第二位置特定部で得られた位置情報とに基づいて、前記超音波画像への前記インジケータの表示を行なう
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  7. 前記測定対象の三次元領域における超音波の送受信によって取得されたボリュームデータを記憶する記憶部を備え、
    前記表示画像制御部は、前記測定対象において前記振動付与具から前記弾性波の伝播方向に延びる直線を含む所定断面を、前記三次元空間における前記ボリュームデータの位置情報と前記三次元空間における前記直線の位置情報とに基づいて前記ボリュームデータにおいて特定し、前記所定断面の超音波画像を、前記ボリュームデータに基づいて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  8. 表示部には、前記測定対象の一断面についての超音波画像が表示され、
    前記表示画像制御部は、前記一断面に前記直線が含まれると、前記超音波画像に前記インジケータを表示させる
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  9. 三次元空間における測定対象において振動付与具により機械的振動が付与されることによって発生した弾性波の伝播速度を算出するための超音波を前記測定対象に対して送信する超音波プローブと、
    前記測定対象の一断面についての超音波画像が表示される表示部と、
    前記測定対象において、前記振動付与具から前記弾性波の伝播方向に延びる直線の前記三次元空間における位置情報と、前記三次元空間における前記超音波画像の位置情報とに基づいて、前記一断面に前記直線が含まれると、弾性波の伝播速度を算出するための超音波が送信されるよう前記超音波プローブを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする超音波診断装置。
  10. 前記測定対象に対して前記振動付与具によって機械的振動が付与されることによって前記測定対象に発生した弾性波の伝播速度を算出する伝播速度算出部を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  11. 前記伝播速度算出部によって算出された伝播速度に基づいて、前記測定対象の弾性値を算出する弾性値算出部を備えることを特徴とする請求項10に記載の超音波診断装置。
  12. 前記表示部に、前記超音波画像とともに、前記伝播速度及び前記弾性値のうち少なくとも一方の画像が表示され、
    前記表示部に表示された前記超音波画像と、前記伝播速度及び前記弾性値のうち少なくとも一方の画像とが記憶部に記憶される
    ことを特徴とする請求項11に記載の超音波診断装置。
  13. 請求項1に記載の超音波診断装置と、
    前記測定対象に対して機械的振動を付与し、なおかつ前記機械的振動が付与されることによって前記測定対象に発生した弾性波の伝播速度を算出するための超音波を前記測定対象に対して送信する超音波プローブと、前記測定対象に対して機械的振動が付与されることによって前記測定対象に発生した弾性波の伝播速度を算出する伝播速度算出部と、を有する計測装置と、
    を備えることを特徴とする超音波システム。
  14. 請求項1又は9に記載の超音波診断装置と、
    前記振動付与具と、該振動付与具を制御する振動付与具制御部と、を有する計測装置と、
    を備えることを特徴とする超音波システム。
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