JP6167813B2 - 自動変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される自動変速機に関し、プラネタリ(遊星歯車)ギヤセット及び摩擦締結要素を備えた有段式の自動変速機に関するものである。
近年、有段式の自動変速機の技術分野において、車両の燃費向上を目的として自動変速機の多段化の研究開発が行われている。
特許文献1では、プラネタリギヤセットを追加して自動変速機を多段化した技術が提案されている。そして、特許文献1によれば、摩擦締結要素の追加による多段化に比べて、各変速段において解放状態(非締結状態:油圧が供給されていない状態)にある摩擦締結要素が少なくなる為、この解放状態にある摩擦締結要素に起因するフリクションロスを低減しつつ多段化を行うことができる。
しかし、特許文献1では、プラネタリギヤセットの追加により自動変速機が軸方向に大型化している為、自動変速機の車両への搭載性が悪化するおそれがある。特に、自動変速機を、軸方向が車両の車幅方向と同一となるように車両に搭載する場合に車両への搭載性が悪化する。
また、特許文献2には、プラネタリギヤセットを内外周に重ねて配設する技術が開示されている。この特許文献2に開示の技術によれば、プラネタリギヤセットを追加した場合であっても自動変速機の軸方向寸法が増大するのを抑制することができるため、上述の特許文献1の問題を解決することができる。
特開2009-174626号公報 米国特許出願公開第2012/0295754号明細書(図9)
特許文献2の技術によれば、プラネタリギヤセットを内外周に重ねて配設(以下、複数段プラネタリギヤセットと記載)することにより自動変速機の軸方向寸法が増大するのを防止できる。しかしながら、特許文献2に開示されているように、複数段プラネタリギヤセット軸方向一方側に、同複数段ギヤセットの最内周側のサンギヤと連絡されたブレーキを、同複数段ギヤセットの最外周側のリングギヤに連絡された出力部を間に挟んで配置する場合には、ブレーキとサンギヤとを連絡する連絡部材を、サンギヤから出力部を超えてブレーキまで延設する必要があるため、上述のブレーキの連絡部材の軸方向寸法が増大する。
この対策として、上述のブレーキを複数段プラネタリギヤセットの軸方向他方側(出力部とは反対側)に配設位置を変更することが考えられるが、ブレーキが複数段プラネタリギヤセットの最内周側にあるサンギヤと連絡されているため、この最内周側にあるサンギヤからミションケースに設置されたブレーキまで径方向に連絡部材を配設する際に、他の連絡部材(例えば、特許文献2の540、546の部材)と干渉する新たな問題が生じる。
本発明は、上述の課題に対してなされたものであって、その目的は、フリクションロス増大を防止するためにプラネタリギヤセットを追加した自動変速機において、自動変速機の軸方向寸法の増大を防止するとともに、各構成部品間を連絡するための連絡部材同士が干渉するのを防止することにある。
本発明は、この課題に対して、多段化の際に追加したプラネタリギヤセットを内外周に重ねて配設する複数段プラネタリギヤセットとすることで自動変速機の軸方向寸法の増大を防止し、更に、複数段プラネタリギヤセットの軸方向一方側に出力部、軸方向他方側にブレーキを配置することで該ブレーキと複数段プラネタリギヤセットを連絡するための連絡部材の軸方向寸法の増大を防止しながら、連絡部材同士が干渉するのを防止すべく、動力伝達要素の配置を工夫したものである。
本願に関わる第1の発明は、入力軸と、該入力軸の同心軸上に配設され、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3要素をそれぞれ備えた2つのプラネタリギヤセットを有する変速機構と、出力部と、を備えた自動変速機であって、変速機構は、2つのプラネタリギヤセットを内外周に重ねて構成された内周側プラネタリギヤセット及び外周側プラネタリギヤセットを備えた複数段プラネタリギヤセットと、ブレーキと、を備え、複数段プラネタリギヤセットの軸方向一方側に前記出力部を配設する一方、軸方向他方側に前記ブレーキを配設し、更に、前記出力部は外周側プラネタリギヤセットのリングギヤに連絡される一方、前記ブレーキは外周側プラネタリギヤセットのキャリアに連絡されており、更に、前記自動変速機は、第1サンギヤ、第1キャリア及び第1リングギヤを備えると共に、シングルピ二オンタイプで構成される第1プラネタリギヤセットと、 第2サンギヤ、第2キャリア及び第2リングギヤを備えると共に、ダブルピ二オンタイプで構成される第2プラネタリギヤセットと、第3サンギヤ、第3キャリア及び第3リングギヤを備えると共に、シングルピ二オンタイプで構成される第3プラネタリギヤセットと、第4サンギヤ、第4キャリア及び第4リングギヤを備えると共に、ダブルピ二オンタイプで構成される第4プラネタリギヤセットと、第1及び第2ブレーキと、第1、第2及び第3クラッチと、 前記入力軸と常時連絡された前記第1キャリア及び前記第2サンギヤと、前記出力部と常時連絡された前記第1リングギヤ及び前記第4リングギヤと、前記第1サンギヤと前記第3サンギヤとを断接する前記第1クラッチと、前記第3サンギヤと前記第3リングギヤとを断接する第2クラッチと、 前記第2キャリアと前記第3サンギヤとを断接する第3クラッチと、前記第2キャリアを制止する第1ブレーキと、前記第4キャリアを制止する第2ブレーキと、常時連絡される前記第3キャリアと前記第2リングギヤと、常時連絡される前記第3リングギヤと前記第4サンギヤと、を有し、前記複数段プラネタリギヤセットの前記外周側プラネタリギヤセットは第4プラネタリギヤセット、前記複数段プラネタリギヤセットの前記内周側プラネタリギヤセットは第3プラネタリギヤセット、前記外周側プラネタリギヤセットのキャリアよりも内周側に配設された要素と連絡された前記クラッチは前記第3クラッチ、 前記外周側プラネタリギヤセットのキャリアに連絡された前記ブレーキは前記第2ブレーキでそれぞれ構成されている、ことを特徴とするものである。
第1の発明によれば、外周側プラネタリギヤセットのリングギヤに出力部、同セットのキャリアにブレーキが連絡されている。そして、出力部は外周側プラネタリギヤセットの軸方向一方側に、ブレーキは外周側プラネタリギヤセットの軸方向他方側に配置される。
ここで、外周側プラネタリギヤセットのキャリアからミッションケースに設置されたブレーキまでを連絡する連絡部材を径方向に配設する場合に、同セットのリングギヤと連絡された連絡部材と干渉が問題となるが、第1の発明では、同セットのリングギヤに連絡された連絡部材が、キャリアとブレーキと連絡する連絡部材が配設されるキャリアの軸方向他方側ではなく、軸方向一方側に伸びるように配設されているため、双方の連絡部材が干渉するのを防止できる。
これにより、複数段プラネタリギヤセットの軸方向他方側にブレーキが配設できるため、複数段プラネタリギヤセットの軸方向一方側にブレーキが配設されることによって、複数段プラネタリギヤセットとブレーキとを連絡する連絡部材の軸方向寸法が増大するのを防止できる。 更に、第1の発明によれば、第2ブレーキが連絡されている第4プラネタリギヤセットの第4キャリアよりも外周側に位置する第4リングギヤと連絡された出力部が、第2ブレーキが配設されている複数段プラネタリギヤセット(第3及び第4プラネタリギヤセット)の軸方向他方側ではなく軸方向一方側に配置されているため、複数段プラネタリギヤセット(第3及び第4プラネタリギヤセット)の軸方向他方側において、第4プラネタリギヤセットの第4キャリアと第2ブレーキとを連絡するための連絡部材を径方向に伸ばす際に干渉する他の連絡部材が存在しない。第1の発明によれば、第4プラネタリギヤセットの第4リングギヤに出力部、同セットの第4キャリアに第2ブレーキが連絡されている。そして、出力部は第4プラネタリギヤセットの軸方向一方側に、第2ブレーキは第4プラネタリギヤセットの軸方向他方側に配置される。 ここで、第4プラネタリギヤセットの第4キャリアからミッションケースに設置された第2ブレーキまでを連絡する連絡部材を径方向に配設する場合に、同セットの第4リングギヤと連絡された連絡部材と干渉が問題となるが、第4の発明では、同セットの第4リングギヤに連絡された連絡部材が、第4キャリアと第2ブレーキと連絡する連絡部材が配設される第4キャリアの軸方向他方側ではなく、軸方向一方側に伸びるように配設されているため、双方の連絡部材が干渉するのを防止できる。 これにより、複数段プラネタリギヤセット(第3及び第4プラネタリギヤセット)の軸方向他方側に第2ブレーキが配設できるため、複数段プラネタリギヤセット(第3及び第4プラネタリギヤセット)の軸方向一方側に第2ブレーキが配設されることによって、複数段プラネタリギヤセット(第3及び第4プラネタリギヤセット)と第2ブレーキとを連絡する連絡部材の軸方向寸法が増大するのを防止できる。
本願に関わる第2の発明は、第1の発明において、変速機構は、外周側プラネタリギヤセットのキャリアよりも内周側に配設された要素と連絡されたクラッチと、を備え、複数段プラネタリギヤセットの軸方向他方側に、クラッチとブレーキとが、内外周に重ねて配設されている、ことを特徴とするものである。
第2の発明によれば、複数段プラネタリギヤセットの軸方向他方側において、クラッチとブレーキとが内外周に重ねて配設されているため、クラッチとブレーキとが内外周に重ねて配設されていないものよりも、クラッチ及びブレーキを複数段プラネタリギヤセットにより近接させて配置することができる。
これにより、複数段プラネタリギヤセットと、ブレーキ及びクラッチとをそれぞれ連絡するための連絡部材の軸方向寸法の増大を防止できる。
本願に関わる第3の発明は、第1又は第2の発明において、出力部を支持すると共に径方向に伸びる支持壁が、複数段プラネタリギヤセットの軸方向一方側において出力部に隣接して配設されている、ことを特徴とするものである。
第3の発明によれば、複数段プラネタリギヤセットの軸方向一方側において前記出力部に隣接して支持壁が配置される。
これにより、複数段プラネタリギヤセットの軸方向一方側に支持壁が配設される場合であっても、ブレーキが複数段プラネタリギヤセットの軸方向他方側に配設されているため、複数段プラネタリギヤセットとクラッチとを連絡するための連絡部材の軸方向寸法が増大するのを防止できる。
本願に関わる第の発明は、第1〜のうちいずれか1つの発明において、自動変速機は、その軸方向が車両の車幅方向となるように、車両に搭載されている、ことを特徴とするものである。
の発明によれば、複数のプラネタリギヤセットを内外周に重ねて複数段プラネタリギヤセットとすることができる。
これにより、自動変速機の軸方向が車両の車幅方向となるように車両に搭載される場合の車載性の悪化を抑制することができる。
本願発明によれば、フリクションロス増大を防止するためにプラネタリギヤセットを追加した自動変速機において、自動変速機の軸方向寸法の増大の防止及び、各構成部品間を連絡するための連絡部材同士が干渉するのを防止することができる。
本発明の実施形態に係る自動変速機の骨子図である。 摩擦締結要素の締結の組合せと変速段との関係を示す表である。 本発明の実施形態に係る自動変速機の骨子図の変形例である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本願発明の実施の形態に係る自動変速機の構成を示す骨子図であって、この自動変速機1は、フロントエンジンフロントドライブ車に搭載されるものである。
自動変速機1は、動力源P(例えば、エンジン)にその一方端が連絡された入力軸2と、この入力軸2と同心軸上に配設された出力部(出力ギヤ)3と、入力軸2と出力部3との間で変速を行う変速機構4と、カウンタドライブ機構6及びデファレンシャル機構7を有しており、これらの自動変速機1の構成部品はミッションケース5内に収容されている。
カウンタドライブ機構6は、カウンタドライブ軸6a上に固設された第1カウンタギヤ6b、第2カウンタギヤ6cを有しており、第1カウンタギヤ6bが出力部3と噛合っている。
また、デファレンシャル機構7は、第2カウンタギヤ6cと噛合うデフリングギヤ7a、左右の車輪を駆動するための車軸7bを有している。
出力部3から出力された駆動力は、カウンタ機構6、デファレンシャル機構7を介して図示しない車輪に伝達されるようになっている。
次に、変速機構4について詳細に説明する。変速機構4は、入力軸2の同心軸上に配設される複数部品で構成されており、プラネタリギヤセットとして第1プラネタリギヤセット10、第2プラネタリギヤセット20、第3プラネタリギヤセット30、第4プラネタリギヤセット40、を有し、更に摩擦締結要素として第1クラッチ50、第2クラッチ60、第3クラッチ70、第1ブレーキ80、第2ブレーキ90を備えている。
また、動力源Pから反動力源側に向かって順に、第1プラネタリギヤセット10、第1クラッチ50、第2クラッチ60、出力部3、第3及び第4プラネタリギヤセット30・40、第2ブレーキ90、第3クラッチ70、第2プラネタリギヤセット20、第1ブレーキ80が配設されている。
シングルピ二オン型プラネタリギヤセットで構成される第1プラネタリギヤセット10は、第1サンギヤ11、第1キャリア12、第1リングギヤ13を有しており、第1キャリア12が入力軸2と、第1リングギヤ13が出力部3とそれぞれ、クラッチ等を介さずに常時連絡されている。
ダブルピ二オン型プラネタリギヤセットで構成される第2プラネタリギヤセット20は、第2サンギヤ21、第2キャリア22、第2リングギヤ23を有しており、第2サンギヤ21は第1キャリア12と共に入力軸2とクラッチ等を介さずに常時連絡されている。
シングルピ二オン型プラネタリギヤセットで構成される第3プラネタリギヤセット30は、第3サンギヤ31、第3キャリア32、第3リングギヤ33を有しており、第3キャリア32が第2リングギヤ23とクラッチ等を介さずに常時連絡されている。
ダブルピ二オン型プラネタリギヤセットで構成される第4プラネタリギヤセット40は、第4サンギヤ41、第4キャリア42、第4リングギヤ43を有しており、第4リングギヤ43は出力部3とクラッチ等を介さずに常時連絡されている。
また、図1に図示されているように、本実施形態では、出力部3と第1リングギヤ13及び第4リングギヤ43とを連絡するための部材として出力連絡部材材3aを備えている。また、この出力連絡部材3aは、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向一方側(動力源P側)において、ミッションケース5から径方向に伸びるように形成された支持壁5aに、軸受けを介して支持されている。
第1クラッチ50は第1サンギヤ11と第3サンギヤ31との間、第2クラッチ60は第3サンギヤ31と、第3リングギヤ33及び第4サンギヤ41との間、第3クラッチ70は第2キャリア22と第3サンギヤ31との間をそれぞれ断接するクラッチである。
第1ブレーキ80は第2キャリア22とミッションケース5との間、第2ブレーキ90は第4キャリア42とミッションケース5との間をそれぞれ断接するブレーキである。そして、第1ブレーキ80が締結されると第2キャリア22とミッションケース5が連絡されるため、第2キャリア22が制止される(回転していない状態とされる)。また同様に、第2ブレーキ90が締結されると第4キャリア42とミッションケース5が連絡されるため、第4キャリア42が制止される(回転していない状態とされる)。
更に、本実施形態では、第3サンギヤ31と第3クラッチ70とを連絡するための部材としてクラッチ連絡部材70a、第4キャリア42と第2ブレーキ90とを連絡するための部材としてブレーキ連絡部材90aを備えている。
尚、本実施形態に係る各摩擦締結要素(クラッチ・ブレーキ)は油圧制御タイプであり、図示しない油圧制御機構により締結及び解放が制御されるようになっている。
次に、各変速段における各摩擦締結要素(クラッチ・ブレーキ)の締結状態について、図2を用いて説明する。
後退速は、車両を後進させる際に使用される後進用変速段であって、第1クラッチ50、第1ブレーキ80、第2ブレーキ90が締結される。
1速は、主に車両の発進時に使用される前進用変速段であって、第2クラッチ60、第1ブレーキ80、第2ブレーキ90の締結が行われる。また、1速のギヤ比は前進変速段の中で最も大きい値(本実施形態では、4.800)に設定されている。
2速は、主に低車速における車両走行の際に使用される前進変速段であって、第3クラッチ70、第1ブレーキ80、第2ブレーキ90の締結が行われる。また、2速のギヤ比は前進変速段の中で1速に次いで大きい値(本実施形態では、3.573)に設定されている。
3速は、主に低〜中車速における車両走行の際に使用される前進変速段であって、第2クラッチ60、第3クラッチ70、第2ブレーキ90の締結が行われる。また、3速のギヤ比は第2速に次いで大きい値(本実施形態では、2.400)に設定されている。
4速は、主に中車速における車両走行の際に使用される前進変速段であって、第1クラッチ50、第3クラッチ70、第2ブレーキ90の締結が行われる。また、4速のギヤ比は3速に次いで大きい値(本実施形態では、1.790)に設定されている。
5速は、主に中車速における車両走行の際に使用される前進変速段であって、第1クラッチ50、第2クラッチ60、第2ブレーキ90の締結が行われる。また、5速のギヤ比は第4速に次いで大きい値(本実施形態では、1.412)に設定されている。
6速は、主に中〜高車速における車両走行の際に使用される前進変速段であって、第1クラッチ50、第2クラッチ60、第3クラッチ70の締結が行われる。また、6速のギヤ比は第5速に次いで大きい値(本実施形態では、1.000)に設定されている直結変速段(変速機構4への入力回転数と出力回転数とが同速)である。
7速は、主に高車速における車両走行の際に使用される前進変速段であって、第1クラッチ50、第2クラッチ60、第1ブレーキ80の締結が行われる。また、7速のギヤ比は第6速に次いで大きい値(本実施形態では、0.828)に設定されるオーバードライブ(変速機構4への入力回転数よりも出力回転数が低い)の変速段である。
8速は、主に高車速における車両走行の際に使用される前進変速段であって、第1クラッチ50、第3クラッチ70、第1ブレーキ80の締結が行われる。また、8速のギヤ比は前進変速段の中で最も低い値(本実施形態では、0.706)に設定されるオーバードライブ(変速機構4への入力回転数よりも出力回転数が低い)の変速段である。この8速が、本実施形態における最高速の前進変速段となる。
本実施形態の自動変速機1は、シングルピ二オン型プラネタリギヤセットが2つ、ダブルピ二オン型プラネタリギヤセットが2つ、クラッチが3つ、ブレーキが2つで構成され、前進最高変速段が8速である点において特許文献1と同じであるが、特許文献1の直結変速段が5速であるのに対して、本実施形態の自動変速機は、特許文献1よりも1段高速側の6速に直結変速段が設定されている点で相違する。その理由について、次に説明する。
特許文献1の自動変速機では、自動変速機への入力回転数(タービン回転数)と出力回転数が同速に設定される直結変速段が5速に設定されているので、6速以上の変速段がオーバードライブ(自動変速機の入力回転数よりも出力回転数が高い回転数となる)となっている。一般的に、各変速段間のギヤ比の差(ギヤステップ)は、急激な駆動力の変動を防止する観点から所定の範囲内に設定される為、特許文献1の自動変速機のオーバードライブの変速段(特に最高変速段)のギヤ比が比較的高速側に設定されることになる。
その結果、特許文献1の自動変速機を車格に対して比較的小排気量のエンジンに適用した場合には、オーバードライブの変速段(特に最高変速段)において車両駆動力が不足する走行シーンが発生する。これに対して、デファレンシャル機構のファイナルギヤ比を低速側に変更することで、車両駆動力を不足するのを防止することができるが、その結果、デファレンシャル機構(デフリングギヤ)が大型化し、その結果として自動変速機が大型化する問題がある。
そこで、摩擦締結要素を更に追加することで、直結段を高速側に変更することが考えられるが、上述した様に摩擦締結要素を追加してしまうと各変速段において解放される摩擦締結要素の数が増加してしまう為、フリクションロスが増大する問題が残る。
この問題に対して、本実施形態の自動変速機1は、特許文献1よりも1段高速側の6速に直結変速段が設定することにより、特に最高変速段において車両駆動力が不足する走行シーンの発生を防止しつつ、デファレンシャル機構7を大型化及び摩擦締結要素の追加によるフリクションロス増大を防止している。
次に、図1に戻って、複数段プラネタリギヤセット100の周辺構造について説明する。
本実施形態では、出力部3の反動力源側に第3及び第4プラネタリギヤセット30・40が内外周に重ねて配設されることで、複数段プラネタリギヤセット100が構成されている。ここで、複数段プラネタリギヤセット100を構成するにあたり、その内周側に第3プラネタリギヤセット30を、その外周側に第4プラネタリギヤセット40を配設しているのは、第3リングギヤ33と第4サンギヤとの間に差回転が無いためである。
つまり、第1プラネタリギヤセット10と第2プラネタリギヤセットを内外周に重ねて複数段プラネタリギヤセットを構成する場合には、内周側に配設されたプラネタリギヤセットのリングギヤと外周側に配設されたプラネタリギヤセットのサンギヤとの間に差回転が発生するため、双方のプラネタリギヤセットを径方向に離間させる必要があり、結果として複数段プラネタリギヤセットの径方向寸法が増大する。以上のことから、本実施形態では、複数段プラネタリギヤセット100を第3及び第4プラネタリギヤセット30・40で構成している。
第3プラネタリギヤセット30が特許請求の範囲の内周側プラネタリギヤセット、第4プラネタリギヤセット40が特許請求の範囲の外周側プラネタリギヤセットに相当する。
また、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向一方側(動力源P側)には、出力部3が配設されている。そのため、出力部3と第4リングギヤ43とを連絡する出力連絡部3aが、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向一方側(動力源P側)に配設されることになる。
更に、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向他方側(反動力源側)には、第4キャリア42とミッションケース5とを断接する第2ブレーキ90が、配設されている。そのため、ブレーキ連絡部材42aは複数段プラネタリギヤセット100の軸方向他方側に(反駆動源側)に配置されることになる。
従って、外周側プラネタリギヤセット100(第4プラネタリギヤセット40)のリングギヤ(第4リングギヤ43)に出力部3、同セット40のキャリア(第4キャリア42)にブレーキ(第2ブレーキ90)が連絡されている。そして、出力部3は外周側プラネタリギヤセット(第4プラネタリギヤセット40)の軸方向一方側(動力源P側)に、ブレーキ(第2ブレーキ90)は外周側プラネタリギヤセット(第4プラネタリギヤセット40)の軸方向他方側(反動力源側)に配置される。
ここで、外周側プラネタリギヤセット(第4プラネタリギヤセット40)のキャリア(第4キャリア42)からミッションケース5に設置されたブレーキ(第2ブレーキ)までを連絡する連絡部材(ブレーキ連絡部材90a)を径方向に配設する場合に、同セットのリングギヤ(第4リングギヤ43)と連絡された連絡部材(出力連絡部材3a)と干渉が問題となるが、自動変速機1では、同セットのリングギヤ(第4リングギヤ43)に連絡された連絡部材(出力連絡部材3a)が、キャリア(第4キャリア43)とブレーキ(第2ブレーキ90)と連絡する連絡部材(ブレーキ連絡部材90a)が配設されるキャリア(第4キャリア42)の軸方向他方側(反動力源側)ではなく、軸方向一方側(動力源P側)に伸びるように配設されているため、双方の連絡部材(出力連絡部材3a、ブレーキ連絡部材90a)が干渉するのを防止できる。
これにより、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向他方側(反動力源側)に第2ブレーキ90が配設できるため、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向一方側(動力源P側)に第2ブレーキ90が配設されることによって、複数段プラネタリギヤセット100の第4キャリア32と第2ブレーキ90とを連絡するブレーキ連絡部材90aの軸方向寸法が増大するのを防止できる。
また、本実施形態の自動変速機1は、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向一方側(動力源P側)において、出力部3を支持するための支持壁5aが、該出力部3に隣接配置されている。
本実施形態では、第3クラッチ70及び第2ブレーキ90が、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向他方側(反動力源側)に配設されているため、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向一方側(動力源P側)に支持壁5aが配設される場合であっても、複数段プラネタリギヤセット100と第3クラッチ70及び第2ブレーキ90とを連絡するための連絡部材(クラッチ連絡部材70aブレーキ連絡部材90a)の軸方向寸法が増大するのを防止できる。
さらに、本実施形態の自動変速機1は、第1サンギヤ11、第1キャリア12及び第1リングギヤ13を備えると共に、シングルピ二オンタイプで構成される第1プラネタリギヤセット10と、第2サンギヤ21、第2キャリア22及び第2リングギヤ23を備えると共に、ダブルピ二オンタイプで構成される第2プラネタリギヤセット20と、第3サンギヤ31、第3キャリア32及び第3リングギヤ33を備えると共に、シングルピ二オンタイプで構成される第3プラネタリギヤセット30と、第4サンギヤ41、第4キャリア42及び第4リングギヤ43を備えると共に、ダブルピ二オンタイプで構成される第4プラネタリギヤセット40と、第1及び第2ブレーキ(80及び90)と、第1、第2及び第3クラッチ(50、60及び70)と、入力軸2と常時連絡された第1キャリア12及び第2サンギヤ21と、出力部3と常時連絡された第1リングギヤ13及び第4リングギヤ43と、第1サンギヤ11と第3サンギヤ31とを断接する第1クラッチ50と、第3サンギヤ31と第3リングギヤ33とを断接する第2クラッチ60と、第2キャリア22と第3サンギヤ31とを断接する第3クラッチ70と、第2キャリア22を制止する第1ブレーキ80と、第4キャリア42を制止する第2ブレーキ90と、常時連絡される第3キャリア32と第2リングギヤ23と、常時連絡される第3リングギヤ33と第4サンギヤ41と、を有し、複数段プラネタリギヤセット100の外周側プラネタリギヤセットは第4プラネタリギヤセット40、複数段プラネタリギヤセット100の内周側プラネタリギヤセットは第3プラネタリギヤセット30、外周側プラネタリギヤセットのキャリアよりも内周側の要素に連絡されたクラッチは第3クラッチ70、外周側プラネタリギヤセットのキャリアに連絡されたブレーキは第2ブレーキ90でそれぞれ構成されている。
従って、第4プラネタリギヤセット40の第4リングギヤ43に出力部3、同セット40の第4キャリア42に第2ブレーキ90が連絡されている。そして、出力部3は第4プラネタリギヤセット40の軸方向一方側(動力源P側)に、第2ブレーキ90は第4プラネタリギヤセット40の軸方向他方側(反動力源側)に配置される。
ここで、第4プラネタリギヤセット40の第4キャリア42からミッションケース5に設置された第2ブレーキ90までを連絡するブレーキ連絡部材90aを径方向に配設する場合に、同セットの第4リングギヤ43と連絡された出力連絡部材3aと干渉が問題となるが、自動変速機1では、同セットの第4リングギヤ43に連絡された出力連絡部材3aが、第4キャリア43と第2ブレーキ90と連絡するブレーキ連絡部材90aが配設される第4キャリア42の軸方向他方側(反動力源側)ではなく、軸方向一方側(動力源P側)に伸びるように配設されているため、出力連絡部材3aとブレーキ連絡部材90aとが干渉するのを防止できる。
これにより、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向他方側(反動力源側)に第2ブレーキ90が配設できるため、複数段プラネタリギヤセット100の軸方向一方側(動力源P側)に第2ブレーキ90が配設されることによって、複数段プラネタリギヤセット100(第4プラネタリギヤセット40)と第2ブレーキ90とを連絡するブレーキ連絡部材90aの軸方向寸法が増大するのを防止できる。
また、本実施形態では、自動変速機1はその軸方向が車両の車幅方向となるように車両に搭載されている。プラネタリギヤセットが内外周に重ねて(複数段プラネタリギヤセット100)自動変速機内に配設される為、自動変速機1の全長(軸方向寸法)を短縮することができる。これにより、自動変速機1の軸方向が車両の車幅方向となるように車両に搭載される場合の車両への搭載性が悪化するのを防止することができる。
次に、変形例について図3を用いて説明する。なお、図3の各部位の符号は、図1の各部位との対応関係を示す為に、図1の各部位の符号と対応させている。
図3に示す変形例の自動変速機1は、第2ブレーキ90と連絡された第4キャリア42よりも内周側の要素である第3サンギヤ31に連絡された第3クラッチ70が、複数段プラネタリギヤセット100(第3プラネタリギヤセット30)の軸方向他方側(反動力源側)において、第2ブレーキ90と内外周に重ねて配置されている。
複数段プラネタリギヤセット100の軸方向他方側(反動力源側)において、第3クラッチ70と第2ブレーキ90とが内外周に重ねて配設されているため、第3クラッチ70と第2ブレーキ90とが内外周に重ねて配設されていないものよりも、第3クラッチ70及び第2ブレーキ90を複数段プラネタリギヤセット100により近接させて配置することができる。
これにより、複数段プラネタリギヤセット100と、第3クラッチ70及び第2ブレーキ90とをそれぞれ連絡するための連絡部材(クラッチ連絡部材70a、ブレーキ連絡部材90a)の軸方向寸法の増大を防止できる。
なお、本実施形態では、自動変速機1は、フロントエンジンフロントドライブ車に搭載されるものとして説明したが、車両後方に設けられたエンジンルーム内に、自動変速機1の軸方向が車幅方向となるように車両に搭載されるようにしてもよく、自動変速機1の軸方向が車両前後方向となるように車両に搭載されるようにしても良い。
本実施形態では、外周側プラネタリギヤセット(第4プラネタリギヤセット40)のキャリア42よりも内周側の要素として内周側プラネタリギヤセット(第3プラネタリギヤセット30)のサンギヤ31をクラッチ(第3クラッチ70)と連絡するように構成したが、内周側プラネタリギヤセットのリングギヤ、キャリア、或いは外周側プラネタリギヤセットのサンギヤをクラッチと連絡するようにしても良い。
また、本実施形態では、最高前進変速段が8速の自動変速機を例に説明をしたが、最高前進変速段が8速よりも低い変速段若しくは8速よりも高い変速段に設定された自動変速機1に適用しても良い。
本実施形態では、動力源Pとしてエンジンを説明したがモータであっても良いし、エンジンとモータの両方を動力源としても良い。
また、本実施形態では、複数段プラネタリギヤセット100の動力源側に、出力部3とその他のプラネタリギヤセット(第1プラネタリギヤセット10)を配設する例について説明したが、複数段プラネタリギヤセット100の反動力源側に出力部3及びその他のプラネタリギヤセット(第1プラネタリギヤセット10)を配設しても良い。
本発明は、フリクションロスの増大を防止するためにプラネタリギヤセットを追加した自動変速機において、自動変速機の軸方向寸法の増大、各構成部品間を連絡するための連絡部材同士が干渉するのを防止する場合に有用である。
1 自動変速機
2 入力軸
3 出力部
3a 出力連絡部材
4 変速機構
5 ミッションケース
5a 支持壁
6 セカンダリ機構
7 デファレンシャル機構
10 第1プラネタリギヤセット(その他のプラネタリギヤセット)
11 第1サンギヤ
12 第1キャリア
13 第1リングギヤ
20 第2プラネタリギヤセット
21 第2サンギヤ
22 第2キャリア
23 第3リングギヤ
30 第3プラネタリギヤセット(内周側プラネタリギヤセット)
31 第3ンギヤ
32 第3キャリア
33 第3リングギヤ
40 第4プラネタリギヤセット(外周側プラネタリギヤセット)
41 第4サンギヤ
42 第4キャリア
43 第4リングギヤ
50 第1クラッチ
60 第2クラッチ
70 第3クラッチ(クラッチ)
70a クラッチ連絡部材
80 第1ブレーキ
90 第2ブレーキ(ブレーキ)
90a ブレーキ連絡部材
100 複数段プラネタリギヤセット
P 動力源

Claims (4)

  1. 入力軸と、
    該入力軸の同心軸上に配設され、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3要素をそれぞれ備えた2つのプラネタリギヤセットを有する変速機構と、
    出力部と、
    を備えた自動変速機であって、
    前記変速機構は、
    前記2つのプラネタリギヤセットを内外周に重ねて構成された内周側プラネタリギヤセット及び外周側プラネタリギヤセットを備えた複数段プラネタリギヤセットと、
    ブレーキと、を備え、
    前記複数段プラネタリギヤセットの軸方向一方側に前記出力部を配設する一方、軸方向他方側に前記ブレーキを配設し、更に、
    前記出力部は前記外周側プラネタリギヤセットのリングギヤに連絡される一方、前記ブレーキは前記外周側プラネタリギヤセットのキャリアに連絡されており、更に、
    前記自動変速機は、
    第1サンギヤ、第1キャリア及び第1リングギヤを備えると共に、シングルピ二オンタイプで構成される第1プラネタリギヤセットと、
    第2サンギヤ、第2キャリア及び第2リングギヤを備えると共に、ダブルピ二オンタイプで構成される第2プラネタリギヤセットと、
    第3サンギヤ、第3キャリア及び第3リングギヤを備えると共に、シングルピ二オンタイプで構成される第3プラネタリギヤセットと、
    第4サンギヤ、第4キャリア及び第4リングギヤを備えると共に、ダブルピ二オンタイプで構成される第4プラネタリギヤセットと、
    第1及び第2ブレーキと、
    第1、第2及び第3クラッチと、
    前記入力軸と常時連絡された前記第1キャリア及び前記第2サンギヤと、
    前記出力部と常時連絡された前記第1リングギヤ及び前記第4リングギヤと、
    前記第1サンギヤと前記第3サンギヤとを断接する前記第1クラッチと、
    前記第3サンギヤと前記第3リングギヤとを断接する第2クラッチと、
    前記第2キャリアと前記第3サンギヤとを断接する第3クラッチと、
    前記第2キャリアを制止する第1ブレーキと、
    前記第4キャリアを制止する第2ブレーキと、
    常時連絡される前記第3キャリアと前記第2リングギヤと、
    常時連絡される前記第3リングギヤと前記第4サンギヤと、を有し、
    前記複数段プラネタリギヤセットの前記外周側プラネタリギヤセットは第4プラネタリギヤセット、前記複数段プラネタリギヤセットの前記内周側プラネタリギヤセットは第3プラネタリギヤセット、
    前記外周側プラネタリギヤセットのキャリアよりも内周側に配設された要素と連絡された前記クラッチは前記第3クラッチ、
    前記外周側プラネタリギヤセットのキャリアに連絡された前記ブレーキは前記第2ブレーキでそれぞれ構成されている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  2. 前記変速機構は、
    前記外周側プラネタリギヤセットのキャリアよりも内周側に配設された要素と連絡されたクラッチと、を備え、
    前記複数段プラネタリギヤセットの軸方向他方側に、前記クラッチと前記ブレーキとが、内外周に重ねて配設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
  3. 前記出力部を支持すると共に径方向に伸びる支持壁が、前記複数段プラネタリギヤセットの軸方向一方側において前記出力部に隣接して配設されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機。
  4. 前記自動変速機は、その軸方向が車両の車幅方向となるように、前記車両に搭載されている、
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の自動変速機。
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