JP6167679B2 - データ受け渡しシステム、データ受け渡し方法及びデータ処理装置 - Google Patents

データ受け渡しシステム、データ受け渡し方法及びデータ処理装置 Download PDF

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Description

この発明は、第1のデータ処理装置に保存されているファイル等のデータを、タッチパネルのタッチ操作により第2のデータ処理装置にコピーまたは移動等により受け渡すことができるデータ受け渡しシステム、データ受け渡し方法及びデータ処理装置に関する。
スマートフォン、タブレット端末、画像処理装置等、データの保存、閲覧等が可能なデータ処理装置の操作パネルとして、昨今では、マルチタッチ操作可能なタッチパネルを備えたものが使用されるようになっている。
このようなデータ処理装置に保存されているデータを、タッチパネルの操作により簡単に他のデータ処理装置にコピーまたは移動等により受け渡すことができる技術が既に提案されている(例えば特許文献1及び2)。
この技術によれば、一方のデータ処理装置で、表示部に表示されたデータまたはデータを示すオブジェクトに対してタッチパネル上で所定領域までのドラッグ操作を含む「つまむ」操作というタッチ操作を行い、他方のファイル処理装置のタッチパネル上で「はなす」操作というタッチ操作を行うと、前記データまたはデータを示すオブジェクトに対応するデータが一方のデータ処理装置から他方のデータ処理装置へコピーまたは移動され、データの受け渡しを簡単に行うことができる、というものである。
特開2012−168597号公報 特開2013−20412号公報
上記のように従来のデータ受け渡しシステムを使用した場合、第1のデータ処理装置側で複数回データまたはデータを示すオブジェクトに対して「つまむ」操作を行うと、受け渡し予定のデータが複数個存在することになる。この状態で、ユーザーが第2のデータ処理装置で「はなす」操作を行うとこれら複数個のデータの全てが第2のデータ処理装置に受け渡されてしまう。
しかし、データの全てが第2のデータ処理装置に受け渡されるのでは、本来意図していないデータが受け渡される恐れがあり、また場合によっては情報流出の恐れもある。
なお、第2のデータ処理装置で「はなす」操作をする際に、受け渡し予定のデータのリストを表示し、ユーザーが望むデータのみを選択することにより、上記の問題を解決できるが、ユーザーの選択操作という別の操作が必要となるため、操作性が低下してしまうという別の問題がある。
しかも、表示したリスト上にはデータ名等が表示されることになり、他のユーザーにデータを受け渡す場合には、不必要な情報を見られてしまうという機密上の問題もある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、第1のデータ処理装置で受け渡しの操作を行ったデータの内、特定のものだけを第2のデータ処理装置に受け渡すことができ、しかもデータ名等をリスト表示してユーザーに選択させる必要のないデータ受け渡しシステム、データ受け渡し方法及びデータ処理装置の提供を課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。
(1)相互に接続可能な第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置とを備えたデータ受け渡しシステムであって、前記第1のデータ処理装置は、1個または複数個のデータを記憶するデータ記憶手段と、前記各データまたはデータを示すオブジェクトを表示可能な表示手段と、タッチパネルと、前記データまたはデータを示すオブジェクトに対して行われる前記タッチパネルの第1のタッチ操作を検出する検出手段と、前記検出手段により前記第1のタッチ操作が検出されたときは、第1のタッチ操作が行われたデータまたはデータを示すオブジェクトに対応するデータを外部記憶装置に転送する転送手段と、前記外部記憶装置に転送されたデータ毎に該データを抽出するための抽出用情報を記憶する抽出用情報記憶手段と、前記第2のデータ処理装置からデータ取得要求を抽出条件と共に受信する受信手段と、前記受信した抽出条件に該当するデータを、前記抽出用情報記憶手段に記憶されている前記外部記憶装置へ転送されたデータの抽出用情報に基づいて抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたデータを取得するためのデータ取得用情報を前記第2のデータ処理装置に送信する送信手段と、を備え、前記第2のデータ処理装置は、表示手段と、タッチパネルと、前記タッチパネルの第2のタッチ操作を検出する検出手段と、前記検出手段により前記第2のタッチ操作が検出されたときは、受け渡し元の前記第1のデータ処理装置に対して、予め設定された抽出条件と共にデータの取得要求を送信する送信手段と、前記第1のデータ処理装置から前記データ取得用情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信したデータ取得用情報に基づいて前記外部記憶装置からデータを取得するデータ取得手段と、を備えたことを特徴とするデータ受け渡しシステム。
(2)前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置で前記第1の操作が行われた時間に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作前一定時間内に行われたデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(3)前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置での前記第1の操作が行われた場所に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作が行われた場所と同一または一定範囲内の場所で行われたデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(4)前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置での前記第1の操作時の指の本数に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時の指の本数が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時の指の本数と同じデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(5)前記データの抽出用情報はデータの種類に関する情報であり、前記抽出条件は、前記データの種類が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時に開かれているアプリケーションでの処理が可能な種類のデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(6)前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置で前記第1の操作が行われた時間に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時の時間が新しいものから順に、前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時の指の移動量に応じて決定される範囲までのデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(7)前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置で前記第1の操作が行われた時間に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時の時間が新しいものから順に、前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時の指の速度に応じて決定される範囲までのデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(8)前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置での前記第1の操作時のネットワーク環境に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時のネットワーク環境が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時のネットワーク環境と同一のデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(9)前記データの抽出用情報はデータの権限に関する情報であり、前記抽出条件は、前記権限が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作を行ったユーザーの権限で参照可能な範囲内のデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(10)前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置で前記第1の操作が行われた時間に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時の時間が新しいものから順に、前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時の指と前記タッチパネルとの接触時間に応じて決定される範囲までのデータの抽出である前項1に記載のデータ受け渡しシステム。
(11)相互に接続可能な第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置とを備えたデータ取得システムで実行されるデータ受け渡し方法であって、前記第1のデータ処理装置は、データ記憶手段に記憶された1個または複数個のデータまたはデータを示すオブジェクトを表示手段に表示する表示ステップと、前記表示されたデータまたはデータを示すオブジェクトに対して行われるタッチパネルの第1のタッチ操作を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて前記第1のタッチ操作が検出されたときは、第1のタッチ操作が行われたデータまたはデータを示すオブジェクトに対応するデータを外部記憶装置に転送する転送ステップと、前記外部記憶装置に転送されたデータ毎に該データを抽出するための抽出用情報を抽出用情報記憶手段に記憶するステップと、前記第2のデータ処理装置からデータ取得要求を抽出条件と共に受信する受信ステップと、前記受信した抽出条件に該当するデータを、前記抽出用情報記憶手段に記憶されている前記外部記憶装置へ転送されたデータの抽出用情報に基づいて抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにおいて抽出されたデータを取得するためのデータ取得用情報を前記第2のデータ処理装置に送信する送信ステップと、を実行し、前記第2のデータ処理装置は、タッチパネルの第2のタッチ操作を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて前記第2のタッチ操作が検出されたときは、受け渡し元の前記第1のデータ処理装置に対して、予め設定された抽出条件と共にデータの取得要求を送信する送信ステップと、前記第1のデータ処理装置から前記データ取得用情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信したデータ取得用情報に基づいて前記外部記憶装置からデータを取得するデータ取得ステップと、を実行することを特徴とするデータ受け渡し方法。
(12)前項1〜10のいずれかに記載のデータ受け渡しシステムにおいて、第1のデータ処理装置として用いられるデータ処理装置。
(13)前求項1〜10のいずれかに記載のデータ受け渡しシステムにおいて、第2のデータ処理装置として用いられるデータ処理装置。
(14)1個または複数個のデータを記憶するデータ記憶手段と、前記各データまたはデータを示すオブジェクトを表示可能な表示手段と、タッチパネルと、前記データまたはデータを示すオブジェクトに対して行われる前記タッチパネルの第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作を検出する検出手段と、前記検出手段により前記第1のタッチ操作が検出されたときは、第1のタッチ操作が行われたデータまたはデータを示すオブジェクトに対応するデータを外部記憶装置に転送する転送手段と、前記外部記憶装置に転送されたデータ毎に該データを抽出するための抽出用情報を記憶する抽出用情報記憶手段と、前記検出手段により前記第2のタッチ操作が検出されたときは、予め設定された抽出条件に該当するデータを、前記抽出用情報記憶手段に記憶されている前記外部記憶装置へ転送されたデータの抽出用情報に基づいて抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたデータを取得するためのデータ取得用情報に基づいて前記データを取得するデータ取得手段と、を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
前項(1)に記載の発明によれば、データまたはデータを示すオブジェクトに対してユーザーがタッチパネル上で第1のタッチ操作を行うと、この第1のタッチ操作が検出され、データまたはデータを示すオブジェクトに対応するデータが外部記憶装置に転送される。また、転送されたデータ毎に該データを抽出するための抽出用情報が記憶される。一方、データの受け渡し先の第2のデータ処理装置で、ユーザーがタッチパネル上で第2のタッチ操作を行うと、この第2のタッチ操作が検出され、第1のタッチ操作が行われた前記第1のデータ処理装置に対して、予め設定された抽出条件と共にデータの取得要求が送信される。
第2のデータ処理装置から抽出条件とデータの取得要求を受信した第1のデータ処理装置は、受信した抽出条件に該当するデータを、外部記憶装置へ転送されたデータの抽出用情報に基づいて抽出するとともに、抽出されたデータを取得するためのデータ取得用情報を第2のデータ処理装置に送信する。
このデータ取得用情報を受信した第2のデータ処理装置は、データ取得用情報に基づいて外部記憶装置からデータを取得する。これにより、データの受け渡しが完了する。
このように、第1のデータ処理装置は、外部記憶装置へ転送されたデータの中から、第2のデータ処理装置から送信された抽出条件に該当するデータのみを抽出し、そのデータを取得するための情報を、第2のデータ処理装置に送信するから、第2のデータ処理装置により取得されるデータ、つまり第1のデータ処理装置から受け渡されるデータは、予め設定された抽出条件に該当するデータのみとなる。このため、第1のデータ処理装置でユーザーが複数個のデータに対して受け渡す操作を行ったとしても、それらのデータの中から抽出条件に該当する特定のものだけを第2のデータ処理装置に受け渡すことができる。しかもデータ名等をリスト表示してユーザーに選択させる必要はないから、選択操作は不要であると共に、他のユーザーに不必要なデータ名等の情報を知られる恐れがなく、データの機密性を確保できる。
前項(2)に記載の発明によれば、第1のデータ処理装置における第1の操作が、第2のデータ処理装置における第2の操作前一定時間内に行われたデータのみを受け渡すことができるから、第1の操作から既に長時間が経過して不要と思われるデータが受け渡されるのを防止できる。
前項(3)に記載の発明によれば、第1のデータ処理装置における第1の操作が、第2のデータ処理装置における第2の操作が行われた場所と同一または一定範囲内の場所で行われたデータのみを受け渡すことができる。
前項(4)に記載の発明によれば、第1のデータ処理装置における第1の操作時の指の本数が、第2のデータ処理装置における第2の操作時の指の本数と同じデータのみを受け渡すことができる。
前項(5)に記載の発明によれば、第2のデータ処理装置における第2の操作時に開かれているアプリケーションでの処理が可能な種類のデータのみを受け渡すことができる。
前項(6)に記載の発明によれば、第1のデータ処理装置における第1の操作時の時間が新しいものから順に、第2のデータ処理装置における第2の操作時の指の移動量に応じて決定される範囲までのデータのみを受け渡すことができる。
前項(7)に記載の発明によれば、第1のデータ処理装置における第1の操作時の時間が新しいものから順に、第2のデータ処理装置における第2の操作時の指の速度に応じて決定される範囲までのデータのみを受け渡すことができる。
前項(8)に記載の発明によれば、第1のデータ処理装置における第1の操作時のネットワーク環境が、第2のデータ処理装置における第2の操作時のネットワーク環境と同じデータのみを受け渡すことができる。
前項(9)に記載の発明によれば、第2のデータ処理装置における第2の操作を行ったユーザーの権限で参照可能な範囲内のデータのみを受け渡すことができる。
前項(10)に記載の発明によれば、第1のデータ処理装置における第1の操作時の時間が新しいものから順に、第2のデータ処理装置における第2の操作時の指とタッチパネルとの接触時間に応じて決定される範囲までのデータのみを受け渡すことができる。
前項(11)に記載の発明によれば、予め設定された抽出条件に該当するデータのみを、第2のデータ処理装置へ受け渡すことができる。
前項(12)に記載の発明によれば、予め設定された抽出条件に該当するデータのみを、第2のデータ処理装置へ受け渡すことができる第1のデータ処理装置となし得る。
前項(13)に記載の発明によれば、予め設定された抽出条件に該当するデータのみを取得できる第2のデータ処理装置となし得る。
前項(14)に記載の発明によれば、予め設定された抽出条件に該当するデータのみを取得できるデータ処理装置となし得る。
この発明の一実施形態に係るデータ受け渡しシステムを示す概略構成図である。 第1のデータ処理装置及び第2のデータ処理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 「つまむ」操作および「はなす(離す)」操作を説明するための図である。 第1の情報処理端末1の動作を示すフローチャートである。 ファイル毎に記憶されたファイル保存先情報と抽出用情報の記憶テーブルを示す図である。 第2の情報処理端末1の動作を示すフローチャートである。 第2の操作を行った指の移動量と第1のデータ処理装置で選択されるファイルの個数との関係を示すテーブルである。 第2の操作を行った指の速度と第1のデータ処理装置で選択されるファイルの個数との関係を示すテーブルである。 第2の操作を行ったときの指とタッチパネルとの接触時間と第1のデータ処理装置で選択されるファイルの個数との関係を示すテーブルである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るデータ受け渡しシステムを示す概略構成図である。
このデータ受け渡しシステムは、ユーザーAが所有する第1のデータ処理装置としての第1の情報処理端末1と、ユーザBが所有する第2のデータ処理装置としての第2の情報処理端末2を備え、これらは無線LANのアクセスポイント(AP)3を介してインターネット4上のクラウドコンピュータからなるファイルサーバー5に接続されている。なお、この実施形態では、受け渡されるデータが文書ファイル等のファイルである場合を説明する。また、図1では、普段のオフィスにおいてユーザーAが自己の情報処理端末1を使用し、商談先の会議室に移動したときに、ユーザーAの情報処理端末1に保存されているファイルを、ユーザーBの情報処理端末2に受け渡す場合を示している。
前記情報処理端末1、2としてこの実施形態では、可搬可能なスマートフォン、タブレット端末、電子ぺーバーなどが使用されるが、これらに限定されることはない。
さらに、この実施形態では、各情報処理端末1、2にはそれぞれ人体通信モジュール61、62が備えられている。これらの人体通信モジュール61、62は、ユーザーの人体を通信経路に使用して、情報処理端末1、2間で通信を行うためのインターフェースであり、この人体通信モジュール61、62により、ユーザーが情報処理端末1、2のいずれにも接触しているときに、人体を介して情報処理端末1、2間でのデータの送受信が可能となっている。
図2は、第1の情報処理端末1及び第2の情報処理端末2の主要部の構成を示すブロック図である。
第1の情報処理端末1は、ファイル制御部11と、記憶部12と、表示操作/制御部13と、接続部14と、表示部15と、タッチパネル16を備えている。
ファイル制御部11は、第1の情報処理端末1の全体を統括的に制御する。例えば、この実施形態では、記憶部12に記憶されたファイルのうち、第1の操作である「つまむ」操作がなされたファイルをファイルサーバー5に送信したり、ファイルサーバー5から通知されたファイルの保存場所情報を記憶部12に記憶したり、第2の情報処理端末2からの抽出条件に基づいて、抽出条件に該当するファイルを抽出したり、第2の情報処理端末2との間での人体通信によりデータの送受信を行う、等の各種の制御を実行する。
記憶部12は例えばハードディスクドライブからなり、1個または複数個のファイルを記憶する他、「つまむ」操作がなされたファイル毎に、抽出用情報(後述)やファイルサーバー5から通知された保存場所情報を記憶したり、その他のアプリケーションやデータ等を記憶する。
表示操作/制御部13は、表示部15の表示を制御したり、タッチパネル16のタッチ操作の種類やタッチした指の本数等を検出する。
接続部14は、第1の情報処理端末1をインターネット4に接続したり、人体通信モジュール61、62を介して第2の情報処理端末2と人体通信を行うインターフェースである。
表示部15は例えば液晶等からなり、各種の画面やメッセージ等を表示する。また、タッチパネル16はマルチタッチが可能であり、タッチ操作がなされたときは表示操作/制御部13はタッチ操作の内容、例えば第1の操作である「つまむ」操作や第2の操作である「はなす」操作を検出できるようになっている。また、タッチ操作時の指の移動量や移動速度、指とタッチパネル26との接触時間などを検出できるようになっている。
一方、第2の情報処理端末2は、ファイル制御部21と、記憶部22と、表示操作/制御部23と、接続部24と、表示部25と、タッチパネル26を備えている。
ファイル制御部21は、第2の情報処理端末2の全体を統括的に制御する。例えば、この実施形態では、タッチパネル26上で第2の操作である「はなす」操作がなされたときに、予め設定された抽出条件をファイル取得要求と共に第1の情報処理端末1に送信したり、第1の情報処理端末1から通知されたファイルの保存場所情報にアクセスしてファイルを取得したり、第1の情報処理端末1との間での人体通信を行って、「つまむ」操作が行われた第1の情報処理端末1を特定する、等の各種の制御を実行する。
記憶部22は例えばハードディスクドライブからなり、取得した1個または複数個のファイルやその他のデータ、アプリケーション等を記憶する。
表示操作/制御部23は、表示部25の表示を制御したり、タッチパネル26のタッチ操作の種類やタッチした指の本数等を検出する。
接続部24は、第2の情報処理端末2をインターネット4に接続したり、人体通信モジュール62、61を介して第1の情報処理端末1と人体通信を行うインターフェースである。
表示部25は例えば液晶等からなり、各種の画面やメッセージ等を表示する。また、タッチパネル26はマルチタッチが可能であり、ユーザーによってタッチ操作がなされたときは、表示操作/制御部13はタッチ操作の内容、例えば第1の操作である「つまむ」操作や第2の操作である「はなす」操作を検出できるようになっている。また、タッチ操作を行ったときの指の移動量や移動速度、指とタッチパネル26との接触時間などを検出できるようになっている。
ここで、上述の「つまむ」操作および「はなす(離す)」操作について説明する。
図3(A)は、「つまむ」操作を説明するための図である。
図3(A)において、「つまむ」操作とは、例えば2本の指を用いてタッチパネル16(26)上の2点P1,P2を指定し、続いて、その位置から直線状または略直線状に指を近づけ、近づいた位置である2点P’1、P’2で2本の指をタッチパネル16(26)から離す操作を指す。
表示操作/制御部13(23)は、タッチパネル16(26)上の2点P1,P2が同時に指示され、さらに、それぞれの位置から連続して直線状または略直線状に位置が変化し、元の2点間の間隔よりも短い間隔である2点P’1、P’2で両指定がほぼ同時に解除されたことが検出されると、「つまむ」操作がなされたと判定する。
図3(B)は、「はなす」操作を説明するための図である。
図3(B)において、「はなす」操作とは、例えば2本の指等を用いてタッチパネル16(26)上の2点Q1,Q2を指定し、続いて、その位置から直線状または略直線状に指を遠ざけ、ある程度離れた位置であるQ’1、Q’2で2本の指をタッチパネル16(26)から離す操作を指す。
表示操作/制御部13(23)は、タッチパネル16(26)上の2点Q1,Q2が同時に指示され、さらに、それぞれの位置から連続して直線状または略直線状に位置が変化し、元の2点間の間隔よりも長い間隔である2点Q’1、Q’2で両指定がほぼ同時に解除されたことが検出されると、「はなす」操作がなされたと判定する。
なお、「つまむ」操作及び「はなす」操作は2本の指に限定されることはなく、3本以上の指をタッチした状態で操作を行っても良い。
次に、図1に示したファイル受け渡しシステムの動作を、図4の第1の情報処理端末1の動作を示すフローチャート、及び図6の第2の情報処理端末2の動作を示すフローチャートを参照して説明する。
この例では、図1に示すように、ユーザーAが所有し普段のオフィスで使用している第1の情報処理端末1を持参して、商談先の会議室に移動し、そこでユーザーAの第1の情報処理端末1に存在しているファイルを、第1の情報処理端末1からユーザーBが所持する第2の情報処理端末2に受け渡すものとする。
ユーザーAの操作に基づいて、第1の情報処理端末1は図4のステップS01で、ファイルまたはファイルを示すオブジェクトを画面上に表示したのち、ステップS02でユーザーAによるタッチ操作を待つ(ステップS02でNO)。ファイルを示すオブジェクトは、アイコンであっても良いしファイル名であっても良い。
タッチ操作があると(ステップS02でYES)、表示操作/制御部13は、それがファイルに対する「つまむ」操作かどうかを判断する。ファイルに対する「つまむ」操作でなければ(ステップS03でNO)、ステップS10で、ファイル制御部11はタッチ操作に応じた処理を実行する。
ファイルまたはファイルアイコンに対する「つまむ」操作であれば(ステップS03でYES)、ステップS04で、ファイル制御部11はそのファイルまたはファイルアイコンに対応するファイルを特定し、インターネット4上のファイルサーバー5に転送する。
ファイルサーバー5はこのファイルを所定の保存先に保存すると共に、ファイルの保存先を示す保存先情報を第1の情報処理端末1に通知する。
第1の情報処理端末1はステップS05で、ファイル保存先情報を受信したのち、これをファイル毎に記憶部12に記憶する。同時に、ファイルを抽出するための各ファイルの抽出用情報をファイル毎に記憶する。
前記抽出用情報は、第2の情報処理端末2から送信される抽出条件に従って受け渡すファイルを抽出するための情報である。
図5に、ファイル毎に記憶されたファイル保存先情報と抽出用情報の記憶テーブルを示す。図5の例では、各ファイルの名称(ファイル種類の識別子を含む)と関連付けて、ファイルサーバー5におけるファイルの保存先のURL(Uniform Resource Locator)が記憶されている。さらに、各ファイルの名称及びファイルの保存先URLと関連付けて、「Time」、「Location」、「yubi」、「IP」、「Owner/grp」、「permission」の項目で示される抽出用情報が記憶されている。
「Time」は「つまむ」操作が行われた時間を示す情報である。「Location」は「つまむ」操作が行われた場所を示す情報であり、緯度(N)と経度(E)により場所が示されている。この実施形態では、第1及び第2の情報処理端末1、2はGPS機能を有しており、このGPS機能により操作が行われた場所を容易に検出できるものとなされている。
「yubi」はユーザーが「つまむ」操作を行ったときにタッチパネル16にタッチした指の本数を示している。また「IP」はIPアドレス情報であり、「つまむ」操作を行ったときのネットワーク環境を示している。
「Owner/grp」はファイルの権限者または権限グループの情報を示し、「permission」は上記権限者または権限グループに対する制限情報、例えばファイルを参照可能か否かの権限等を数字で示している。これらの権限者または権限グループや制限情報は、各ファイル毎に予め設定されている。
図4に戻って、第1の情報処理端末1はステップS07で、受け渡し先の第2の情報処理端末2からファイルの取得要求が抽出条件と共に送信されてきたかどうかを判断する。送信されていなければ(ステップS07でNO)、送信を待つ。送信されてきた場合(ステップS07でYES)、ステップS08で、抽出条件を解析し、抽出条件に該当する抽出用情報を有するファイルを抽出した後、ステップS09で、抽出したファイルのファイル保存先情報を第2の情報処理端末2に送信する。
第2の情報処理端末2から送信される抽出条件はユーザー等の操作によりあるいはデフォルトで予め設定されている。また、予め設定された複数の抽出条件からユーザーが選択しても良い。
こうして、第1の情報処理端末1で「つまむ」操作を行ったユーザーAは、第1の情報処理端末1を保持した状態で、受け渡し先であるユーザーBが所有する第2の情報処理端末2のタッチパネル26上で、「はなす」操作を実行する。
第2の情報処理端末2は、図6のステップS21で、ファイルの処理が可能なアプリケーションを開き、タッチパネル26上でタッチ操作がなされるのを待つ(ステップS21でNO)。操作があると(ステップS21でYES)、ステップS22でその操作が「はなす」操作かどうかを判定する。「はなす」操作でなければ(ステップS22でNO)、ステップS27で、タッチ操作に応じた処理を実行する。
「はなす」操作であれば(ステップS22でYES)、ステップS23で、現在自装置と人体通信で接続されている携帯情報端末を検索して、受け渡し元を特定する。この実施形態では、ユーザーAが自身の第1の情報処理端末1を所持し、第2の情報処理端末2にタッチ操作していることから、第1の情報処理端末1と第2の情報処理端末2との間で、人体通信モジュール61、62及びユーザーAの人体を介して通信が行われ、第1の情報処理端末1を受け渡し元として特定する。
次いで、第2の情報処理端末2はステップS24で、同じく人体通信により第1の情報処理端末1に対して、ファイル取得要求と抽出条件を送信したのち、ステップS25で、第1の情報処理端末1からファイル保存先情報を受信するのを待つ(ステップS25でNO)。受信すると(ステップS25でYES)、ステップS26で、受信したファイル保存先情報で示されるファイルサーバー5のファイル保存先にアクセスして、ファイルを取得する。
第1の情報処理端末1から受信したファイル保存先情報は、前述したように、第2の情報処理端末2が第1の情報処理端末1に送信した抽出条件に該当するファイルのみの保存先情報であるから、第1の情報処理端末1で「つまむ」操作が行われたファイルのうち抽出条件に該当する特定のファイルのみを、ファイルサーバー5から取得して、受け渡すことができる。しかもファイル名等を第2の情報処理端末2にリスト表示して、受け渡すファイルをユーザーに選択させる必要はないから、他のユーザーB等に不必要なファイル名等の情報を知られる恐れがなく、ファイルの機密性を確保できる。
抽出条件の具体例について説明すると、例えば、抽出条件が、「つまむ」操作が第2の情報処理端末2における「はなす」操作前一定時間内に行われたファイルの抽出である場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、図5の記憶テーブルの抽出用情報の中の「Time」の項目を参照する。そして、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、抽出条件に含まれて通知された「はなす」操作が行われた時刻を基準として、第2の情報処理端末2から指定された一定時間(例えば5分)以内のファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。この例では、「つまむ」操作から既に長時間が経過して不要になっていると思われるファイルが第2の情報処理端末2に受け渡されるのを防止できる。
また、抽出条件は、第1の情報処理端末1における「つまむ」操作が第2の情報処理端末2における「はなす」操作が行われた場所と同一または一定範囲内の場所で行われたファイルの抽出であっても良い。この場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、図5の記憶テーブルの抽出用情報の中の「Location」の項目を参照する。そして、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、抽出条件に含まれて通知された「はなす」操作が行われた場所と同じ場所または一定範囲内の場所で「つまむ」操作が行われているファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。
また、抽出条件は、第1の情報処理端末1における「つまむ」操作がなされたときの指の本数が、第2の情報処理端末2における「はなす」操作が行われたときの指の本数と同じファイルの抽出であっても良い。この場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、図5の記憶テーブルの抽出用情報の中の「yubi」の項目を参照する。そして、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、抽出条件に含まれて通知された「はなす」操作が行われたときの指の本数と同じ本数の指で「つまむ」操作が行われているファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。
また、抽出条件は、第1の情報処理端末1における「つまむ」操作がなされたファイルの種類が、第2の情報処理端末2において「はなす」操作が行われたときに開かれているアプリケーションでの処理が可能な種類のファイル(例えばpdfファイル等)の抽出であっても良い。この場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、図5の記憶テーブルの抽出用情報の中の「Name」の項目を参照する。そして、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、抽出条件に含まれて第2の情報処理端末2から通知されたファイル種類と同じ種類のファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。抽出されたファイルが複数個存在する場合は、第2の情報処理端末2がそれらのファイル名等をリスト表示して、ユーザーに選択させても良い。
また、抽出条件は、第1の情報処理端末1における「つまむ」操作がなされたときのネットワーク環境が、第2の情報処理端末2において「はなす」操作が行われたときのネットワーク環境と同一のファイルの抽出であっても良い。この場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、図5の記憶テーブルの抽出用情報の中の「IP」の項目を参照する。そして、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、抽出条件に含まれて通知された第2の情報処理端末2のネットワーク環境(IPアドレス情報)と同じネットワーク環境のファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。
また、抽出条件は、第2の情報処理端末2において「はなす」操作を行ったユーザーの権限で参照可能な範囲内のファイルの抽出であっても良い。この場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、図5の記憶テーブルの抽出用情報の中の「Owner/grp」及び「permission」の項目を参照する。そして、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、抽出条件に含まれて通知された「はなす」操作を行ったユーザーまたはグループと同じユーザーまたはグループのファイルで、かつ参照が許可されているファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。
また、抽出条件として、第1の情報処理端末1における「つかむ」操作時の時間が新しいものから順に、第2の情報処理端末2において「はなす」操作が行われたときの指の移動量に応じて決定される範囲までのファイルを抽出するという条件を設定しても良い。
例えば、指の移動量と選択個数との関係を予め図7のテーブルのように設定しておく。図7の例では、指の移動量(図7では「間隔」と記している)が1cm以下の場合は選択するファイル数は1個、1cmを超え2cm以下の場合は2個、2cmを超え3cm以下の場合は3個、3cmを超える場合は全てという設定がなされている。
この設定が第1の情報処理端末1に記憶されている場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、新しいものから順に、抽出条件に含まれて通知された指の移動量に対応する個数のファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。なお、図7に示したテーブルを第2の情報処理端末2が保持している場合、第2の情報処理端末2が指の移動量ではなく抽出個数を第1の情報処理端末1に通知しても良い。
また、抽出条件として、第1の情報処理端末1における「つかむ」操作時の時間が新しいものから順に、第2の情報処理端末2において「はなす」操作が行われたときの指の移動速度に応じて決定される範囲までのファイルを抽出するという条件を設定しても良い。
例えば、指の移動速度と選択個数との関係を予め図8のテーブルのように設定しておく。図8の例では、指の速度が1cm/s以下の場合は選択するファイル数は1個、1cm/sを超え2cm/s以下の場合は2個、2cm/sを超え3cm/s以下の場合は3個、3cm/sを超える場合は全てという設定がなされている。
この設定が第1の情報処理端末1に記憶されている場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、新しいものから順に、抽出条件に含まれて通知された指の移動量に対応する個数のファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。なお、図8に示したテーブルを第2の情報処理端末2が保持している場合、第2の情報処理端末2が指の移動速度ではなく抽出個数を第1の情報処理端末1に通知しても良い。
また、抽出条件として、第1の情報処理端末1における「つかむ」操作時の時間が新しいものから順に、第2の情報処理端末2において「はなす」操作が行われたときの指とタッチパネル26との接触時間に応じて決定される範囲までのファイルを抽出するという条件を設定しても良い。
例えば、指とタッチパネル26の接触時間と選択個数との関係を予め図9のテーブルのように設定しておく。図9の例では、接触時間が1s以下の場合は選択するファイル数は1個、1sを超え2s以下の場合は2個、2sを超え3s以下の場合は3個、3sを超える場合は全てという設定がなされている。
この設定が第1の情報処理端末1に記憶されている場合、この抽出条件を受信した第1の情報処理端末1は、既に「つまむ」操作が行われファイルサーバー5に保存されているファイルの中から、新しいものから順に、抽出条件に含まれて通知された接触時間に対応する個数のファイルを抽出する。そして、抽出したファイルの保存場所情報を、第2の情報処理端末2に送信する。なお、図9に示したテーブルを第2の情報処理端末2が保持している場合、第2の情報処理端末2が接触時間ではなく抽出個数を第1の情報処理端末1に通知しても良い。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。
例えば、第1の情報処理端末1と第2の情報処理端末2が別の装置である場合を示したが、一つの情報処理端末において、「つまむ」操作と「はなす」操作を行うことにより、抽出条件に該当するファイルのみを抽出する構成であっても良い。
また、人体通信機能を用いて受け渡し元の第1の情報処理端末1を特定するとともに、第1の情報処理端末1と第2の処理端末2の間でファイル取得要求、抽出条件、ファイル保存場所情報等のデータの送受信を行うものとしたが、人体通信を使用することなく、ユーザーが第2の情報処理端末2からネットワークを介して第1の情報処理端末1に接続し、データの送受信を行っても良い。
また、データ処理装置が情報処理端末1、2である場合を例示したが、データ処理装置は多機能デジタル複合機であるMFP等の画像処理装置であっても良く、画像処理装置の操作パネル上で「つかむ」操作や「はなす」操作を行うことで、前述した情報処理端末1、2の場合と同様の機能を発揮させることができる。
1、2 情報処理端末
11、21 ファイル制御部
12、22 記憶部
13、23 表示操作/制御部
14、24 接続部
15、25 表示部
16、26 タッチパネル
61、62 人体通信モジュール
5 ファイルサーバー

Claims (14)

  1. 相互に接続可能な第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置とを備えたデータ受け渡しシステムであって、
    前記第1のデータ処理装置は、
    1個または複数個のデータを記憶するデータ記憶手段と、
    前記各データまたはデータを示すオブジェクトを表示可能な表示手段と、
    タッチパネルと、
    前記データまたはデータを示すオブジェクトに対して行われる前記タッチパネルの第1のタッチ操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記第1のタッチ操作が検出されたときは、第1のタッチ操作が行われたデータまたはデータを示すオブジェクトに対応するデータを外部記憶装置に転送する転送手段と、
    前記外部記憶装置に転送されたデータ毎に該データを抽出するための抽出用情報を記憶する抽出用情報記憶手段と、
    前記第2のデータ処理装置からデータ取得要求を抽出条件と共に受信する受信手段と、
    前記受信した抽出条件に該当するデータを、前記抽出用情報記憶手段に記憶されている前記外部記憶装置へ転送されたデータの抽出用情報に基づいて抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出されたデータを取得するためのデータ取得用情報を前記第2のデータ処理装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記第2のデータ処理装置は、
    表示手段と、
    タッチパネルと、
    前記タッチパネルの第2のタッチ操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記第2のタッチ操作が検出されたときは、受け渡し元の前記第1のデータ処理装置に対して、予め設定された抽出条件と共にデータの取得要求を送信する送信手段と、
    前記第1のデータ処理装置から前記データ取得用情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したデータ取得用情報に基づいて前記外部記憶装置からデータを取得するデータ取得手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ受け渡しシステム。
  2. 前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置で前記第1の操作が行われた時間に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作前一定時間内に行われたデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  3. 前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置での前記第1の操作が行われた場所に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作が行われた場所と同一または一定範囲内の場所で行われたデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  4. 前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置での前記第1の操作時の指の本数に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時の指の本数が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時の指の本数と同じデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  5. 前記データの抽出用情報はデータの種類に関する情報であり、前記抽出条件は、前記データの種類が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時に開かれているアプリケーションでの処理が可能な種類のデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  6. 前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置で前記第1の操作が行われた時間に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時の時間が新しいものから順に、前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時の指の移動量に応じて決定される範囲までのデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  7. 前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置で前記第1の操作が行われた時間に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時の時間が新しいものから順に、前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時の指の速度に応じて決定される範囲までのデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  8. 前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置での前記第1の操作時のネットワーク環境に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時のネットワーク環境が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時のネットワーク環境と同一のデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  9. 前記データの抽出用情報はデータの権限に関する情報であり、前記抽出条件は、前記権限が前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作を行ったユーザーの権限で参照可能な範囲内のデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  10. 前記データの抽出用情報は、前記第1のデータ処理装置で前記第1の操作が行われた時間に関する情報であり、前記抽出条件は、前記第1の操作時の時間が新しいものから順に、前記第2のデータ処理装置における前記第2の操作時の指と前記タッチパネルとの接触時間に応じて決定される範囲までのデータの抽出である請求項1に記載のデータ受け渡しシステム。
  11. 相互に接続可能な第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置とを備えたデータ取得システムで実行されるデータ受け渡し方法であって、
    前記第1のデータ処理装置は、
    データ記憶手段に記憶された1個または複数個のデータまたはデータを示すオブジェクトを表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示されたデータまたはデータを示すオブジェクトに対して行われるタッチパネルの第1のタッチ操作を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて前記第1のタッチ操作が検出されたときは、第1のタッチ操作が行われたデータまたはデータを示すオブジェクトに対応するデータを外部記憶装置に転送する転送ステップと、
    前記外部記憶装置に転送されたデータ毎に該データを抽出するための抽出用情報を抽出用情報記憶手段に記憶するステップと、
    前記第2のデータ処理装置からデータ取得要求を抽出条件と共に受信する受信ステップと、
    前記受信した抽出条件に該当するデータを、前記抽出用情報記憶手段に記憶されている前記外部記憶装置へ転送されたデータの抽出用情報に基づいて抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにおいて抽出されたデータを取得するためのデータ取得用情報を前記第2のデータ処理装置に送信する送信ステップと、
    を実行し、
    前記第2のデータ処理装置は、
    タッチパネルの第2のタッチ操作を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて前記第2のタッチ操作が検出されたときは、受け渡し元の前記第1のデータ処理装置に対して、予め設定された抽出条件と共にデータの取得要求を送信する送信ステップと、
    前記第1のデータ処理装置から前記データ取得用情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信したデータ取得用情報に基づいて前記外部記憶装置からデータを取得するデータ取得ステップと、
    を実行することを特徴とするデータ受け渡し方法。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載のデータ受け渡しシステムにおいて、第1のデータ処理装置として用いられるデータ処理装置。
  13. 請求項1〜10のいずれかに記載のデータ受け渡しシステムにおいて、第2のデータ処理装置として用いられるデータ処理装置。
  14. 1個または複数個のデータを記憶するデータ記憶手段と、
    前記各データまたはデータを示すオブジェクトを表示可能な表示手段と、
    タッチパネルと、
    前記データまたはデータを示すオブジェクトに対して行われる前記タッチパネルの第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記第1のタッチ操作が検出されたときは、第1のタッチ操作が行われたデータまたはデータを示すオブジェクトに対応するデータを外部記憶装置に転送する転送手段と、
    前記外部記憶装置に転送されたデータ毎に該データを抽出するための抽出用情報を記憶する抽出用情報記憶手段と、
    前記検出手段により前記第2のタッチ操作が検出されたときは、予め設定された抽出条件に該当するデータを、前記抽出用情報記憶手段に記憶されている前記外部記憶装置へ転送されたデータの抽出用情報に基づいて抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出されたデータを取得するためのデータ取得用情報に基づいて前記データを取得するデータ取得手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
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