JP6166959B2 - 食品粉付け装置及び粉付け方法 - Google Patents

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Description

本願発明は、食品粉付け装置及び粉付け方法に関するものである。
従来より、揚げ物等の具素材である目的食品の表面に、パン粉等の粉体を連続して付着させる食品用自動粉付け装置が提案されている(特許文献1、2参照)。
この種の食品用自動粉付け装置は、コンベアの移送面にパン粉等の食品用の粉体を載置して移送すると共に、投入箇所にて目的食品を前記中央領域にて粉体上に載置し、前記投入箇所の下流にて、前記目的食品の上方から、粉体の一部を上方に持ち上げる上昇用コンベアを設け、持ち上げた粉体を上方から振りかけるようにしたものである。具体的には、コンベアの上方に備えられた上方投入部から、高速コンベアに載置され移送される目的食品に対して粉体を落下させることにより、目的食品を粉体で覆うようにしたものである。
ところが、コンベア、特に高速コンベアに載置され移送される目的食品に対して粉体を落下させることにより、目的食品を粉体で覆うようにした場合、コンベアの移送速度が速くなるに従って落下地点を通過する目的食品の移動速度も速くなる。そのため、コンベアの移送速度が速くなればなるほど多量の粉体を上方から落下させなければならず、充分な量の粉体を目的食品に付着させることが困難になる場合があった。また、粉体を上方に持ち上げて落下させるため、粉体の循環経路が複雑となり、その分、粉体の崩れや変形が生ずる可能性が高くなるおそれがあるなどの課題があった。
特許第3499700号公報 特開2012−130284号公報
本発明は、主コンベアに載置された粉体によって、目的食品を覆うようにするという、異なる新たな方式による食品粉付け装置及び粉付け方法を提供せんとする。
本発明は、幅方向に中央領域と側部領域とを有する移送面を備えたコンベアを用い、前記中央領域と前記側部領域とにパン粉等の食品用の粉体を載置して移送すると共に、投入箇所にて目的食品を前記中央領域にて粉体上に載置し、前記目的食品に粉体を付着させる食品粉付け装置において次の手段を備えたものを提供する。
本発明の装置にあっては、前記投入箇所の下流に、前記移送面の上方に前記移送面と間隔を隔てて、振りかけ装置が配置される。前記振りかけ装置は、前記移送面の進行方向に対して逆方向に動く振りかけ用規制部を備えるものであり、この振りかけ用規制部は、少なくとも前記振りかけ用規制部と前記移送面との間の空間よりも高位置にある前記粉体を、前記移送面の上流に送って、前記目的食品の上に被せるものである。
これによって、前述のような、コンベアの上方に備えられた上方投入部を用いずとも、或いは上方投入部と併用して、粉体を目的食品の上に被せることができる。
前記振りかけ用規制部は、移送面の進行方向に対して逆方向に動ものであれよく、その動きは回転運動であってもよく、往復運動であってもよい。また、運動の方向は、円等の曲線運動や、直線運動であってもよい。
前記振りかけ用規制部は、前記移送面の進行方向に対して逆方向に回転するローラとして実施することができる。これによって、目的食品の前方の粉体を下流に送って前記目的食品の上に被せることができる。ローラは、筒状のものであってもよく、羽根を有するものであってもよく、前記移送面の進行方向に対して角度を有する回転軸によって回転するものであればよい。
前記振りかけ用規制部が、位置する前記移送面の幅を実質的に少なくする狭隘装置を備え、前記狭隘装置は、前記側部領域における前記粉体を前記中央領域に寄せるものとして実施することも有利である。狭隘装置によって移送面の幅が実質的に狭められることによって、側部領域の粉体が中央領域に寄せられ、目的食品を被せるのに充分な量の粉体を、中央領域に集めることができる。
狭隘装置は、例えば、移送面の両側部を持ち上げることによって、移送面の幅を少なくするものとして実施することができる。また、移送面の両側部上にガイド板を配置し、移送面を変形させずに、側部領域の粉体を中央領域に寄せるものとして実施することもできる。
前記投入箇所の上流に、前記粉体の量を調整する調整装置を設けることもできる。前記調整装置は、前記側部領域における前記粉体の量が、前記中央領域における前記粉体の量よりも多くなるように、調整するものであり、これによって、その下流の前記振りかけ用規制部によって目的食品上にかけられる粉体の量を増やすことができる。
前記調整装置は、前記移送面の上方に配置された調整ローラとして実施することができる。調整ローラは、前記中央領域の前記移送面の上方にのみ設けられるか、前記中央領域と前記側部領域との双方に設けられるものである場合には前記移送面と前記調整ローラとの間隔が前記側部領域よりも前記中央領域の方が小さいものであることによって、前記側部領域における前記粉体の量が、前記中央領域における前記粉体の量よりも多くなるように、調整することができる。
調整装置は、上記の調整ローラの他、移送面の上方に配置される邪魔板等のガイド体であってもよく、中央領域の上の粉体を側部領域に移動させることができるものであればよい。
前記振りかけ装置の下流には、前記移送面の上方に前記移送面と間隔を隔てて、押さえ装置を配置して実施することもできる。前記押さえ装置は、前記目的食品とその上に被せられた前記粉体とを上方から押さえることで、次工程(例えば油によるフライや加熱)や、次工程に至るまでの移送中に、目的食品から粉体が落ちてしまうことを抑制することができるものであるが、これを省略して実施することもできる。
また、本発明は、幅方向に中央領域と側部領域とを有する移送面を備えたコンベアを用い、前記中央領域と前記側部領域とにパン粉等の食品用の粉体を載置して移送すると共に、投入箇所にて目的食品を前記中央領域にて粉体上に載置し、前記目的食品に粉体を付着させる食品粉付け方法おいて、前記投入箇所の下流に、前記移送面の上方に前記移送面と間隔を隔てて、振りかけ用規制部を配置し、振りかけ用規制部を、前記移送面の進行方向に対して逆方向に動かすことにより、少なくとも前記振りかけ用規制部と前記移送面との間の空間よりも高位置にある前記粉体を、前記移送面の上流に送って、前記目的食品の上に被せる食品粉付け方法を提供するものである。
本発明は、コンベアの上方に備えられた上方投入部から粉体を落下させるずとも、或いは上方投入部からの粉体の落下と併用して、粉体を目的食品の上に被せることができる新たな方式による食品粉付け装置と、食品粉付け方法を提供することができたものである。
本発明は、上方投入部からの粉体の落下を方式を併用することを否定するものではないが、併用しない場合には、機械構造のシンプル化を図ることができる。その結果、洗浄時間等の短縮メンテナンス性の向上や、目的食品よりも上に配置される部品が少なくなることで、部品がコンベアの移送面上に脱落してしまう等のリスクを低減することができる。また、本発明の新たな方式による場合、粉体を上方から落下させるために用いる粉体を循環させる必要がないため、粉体の循環量の削減を図ることができる。その結果、装置の使用終了時における粉体の残量を削減することが可能となる。さらに、従来方式にあっては、粉体を上方に持ち上げて落下させるため、粉体の循環経路が複雑となり、その分、粉体の崩れや変形が生ずる可能性が高くなるおそれがあったが、本発明の新たな方式による場合、粉体を上方に持ち上げて落下させる必要がないため、粉体の循環経路を単純化することも可能となり、粉体の崩れや変形を抑制することができる。さらにまた、従来方式では、循環経路が、上粉用、下粉用と異なっている場合もあるのに対して、本発明の新方式では、コンベアの移送面上にある粉体を、目的食品の上に被せるようにする。そのため、目的食品に付着する粉体は、目的食品の下面側に付着させる粉体と、目的食品の上面側に付着させる粉体とは、共にコンベアの移送面上にある粉体となる。その結果、目的食品に付着する粉体の粒子の均一化を図ることができる。
(A)本発明の実施の形態に係る食品粉付け装置の平面図、(B)同側面図。 (A)同装置の上流側から振りかけローラを見た要部説明図、(B)同装置の振りかけローラの真下の粉体の状態を示す要部説明図。 同装置の振りかけローラを側面から見た要部説明図。 同装置の調整ローラの真下の粉体の状態を示す要部説明図。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
(概要)
まず、図1を主として参照しつつ、食品粉付け装置の概要を説明する。この食品粉付け装置は、主コンベア11と、主コンベア11の下流端13に配置された選別装置51と、選別装置51の下方に配置されたリターンコンベア55と、リターンコンベア55の終端と主コンベア11の上流端12との間に配置された戻し装置61とによって、粉体pの循環経路が構成されている。以下の説明では、主コンベア11については、粉体の移送経路の始まりを上流端12とし、終わりを下流端13とし、他の装置については、粉体の移送経路の始まりを始端とし、終わりを終端として説明する。
主コンベア11とリターンコンベア55には、その移送路がベルトによって構成されているベルトコンベアが用いられ、選別装置51については、その移送路がスプリングによって構成されているスプリングコンベア52が用いられ、戻し装置61については、その移送路がベルトによって構成されていると共に主コンベア11の上流端12の外周に沿って配置されたベルトコンベアが用いられているが、その具体的移送手段については、各部の目的を達成できる範囲で、適宜変更して実施することができる。
被移送物である目的食品wと粉体p(図2、図3参照)とは、主コンベア11の上流端12側から下流端13へと移送され、この主コンベア11において目的食品wの下面及び上面を含む全体に粉体pが被せられる。粉体pの付着した目的食品wと、余剰の粉体pとは、主コンベア11の下流端13から選別装置51のスプリングコンベア52に載り移り、粉体pの付着した目的食品wはスプリングコンベア52の終端から食品粉付け装置外に排出され、フライヤーや冷凍装置や包装装置等の次工程に送られる。余剰の粉体pは、リターンコンベア55の上流端に載せられて、下流端へ移送され、戻し装置61によって,主コンベア11の上流端12に戻される。
(主コンベア11について)
主コンベア11は、布や合成樹脂やその複合体等の可撓性を有するベルト17を用いており、このベルト17が上流端12と下流端13とのスプロケット間に環状に配置されている。この例では主コンベア11は1本のものを用いているが、複数本のコンベアを用いるようにしてもよい。また、図示は省略するが、必要に応じてガイドローラやベルト受け板等を配置して実施できることも、通常のベルトコンベアと同様である。このベルトの往路が粉体pと目的食品wの移送面14となり、復路は往路の下方に位置している。主コンベア11は、上流端12が高く下流端13が低くなるように、傾斜して配置されているが、水平でもよく、逆向きに傾斜するものであってもよい。
前述のように、この主コンベア11の目的食品wと粉体pとが移送されるが、粉体pは、上流端12から下流端13まで移送されるもので、移送面14の左右方向(移送方向と交わる方向)の中央領域15のみならず左右の側部領域16を含む移送面14の全域に載置されて移送される(図4参照)。目的食品wは、上流端12寄りにおいて、移送面14の中央領域15及び既にその上に載置されている粉体pの上に、上方から投入コンベア65によって自動的に、或いは手動にて、投入される。目的食品wには卵液や水で薄く練った小麦粉等の液状物の中を潜らせるなどして、粉体p(この例ではパン粉)の付着性を高めておくことが望ましい。
(狭隘装置41について)
この主コンベア11の移送面14は、その移送方向の中央付近において、左右方向の幅が、狭隘装置41によって狭められている。この例では、図2、図3に示すように、狭隘装置41は、複数の狭隘ローラ42によって構成されている。狭隘ローラ42は、上下方向に回転軸を有する筒状のローラである。なお、この狭隘ローラ42は自転させる必要はないが、適宜駆動装置によって自転するものであってもよい。
狭隘ローラ42は、ベルト17の左右両側の裏面に配置されており、側部領域16のある左右両側を上方に持ち上げ、ベルト17を断面略U字状に変形させる。これによって、移送面14の左右の幅が狭められると共に、側部領域16上に載置されていた粉体pが中央領域15に寄せられ、目的食品wの上に被せられる。なお、各狭隘ローラ42は、下端寄りにおいては、下方に向かうに従い徐々に径が広がるように形成されており、これによって、ベルト17を円滑に曲げるようにしている。また、図の例では、狭隘ローラ42の回転軸は全て垂直に配置されているが、徐々にベルト17を断面略U字状に変形させるために、複数の狭隘ローラ42のうち、上流側の狭隘ローラ42では傾斜させ、下流へ向かうに従って徐々に垂直となるようにすることもできる。
この狭隘装置41は、狭隘ローラ42によって構成されるものの他、移送面14の左右幅を狭めることができる他の手段によって構成することもできる。例えば、規制板をベルト17の裏面に配置して、ベルト17の左右両側を持ち上げるようにしてもよいが、ベルト17との摩擦が大きくなり過ぎないように構成することが望ましい。また、ベルト17は平面状態のままで動かす一方、移送面14の側部領域16の上に、案内板や案内コンベアを配置して、側部領域16上の被移送物(即ち粉体p)を中央領域15側に寄せるものを例示できる。ただ、このような手段の場合には、寄せられた粉体pの内、目的食品wの上に被さる粉体pの量が、図示の例よりも少なくなる可能性があるため、図示の例のようにベルト17の側部を持ち上げるようにする方が有利である。
(振りかけ装置21について)
振りかけ装置21は、移送面14の進行方向に対して逆方向、即ち上流方向に動く振りかけ用規制部によって、この振りかけ用規制部と移送面14との間の空間よりも高位置にある粉体pを、上流側に送って、目的食品wの上に被せるものである。
この例では、振りかけ用規制部は、振りかけローラ22によって構成されている。振りかけローラ22は、左右方向に回転軸を有するローラであり、狭隘装置41によって狭められた移送面14より僅かに小さな同じ幅を有するものであり、前述の略U字状に湾曲されたベルト17の中に上方から入り込んでいる。この振りかけローラ22の下端は、目的食品wの少し上方に位置しており、この下端側に位置する表面が上流に移動するように後方に回転する。この後方への移動によって、振りかけローラ22の下端よりも上方の粉体pを後方に移動させて、目的食品wに被せる。特に、この振りかけローラ22は、回転体であるため、単に後方に水平移動するものに比して、斜め上方に向けて粉体pを跳ね飛ばすように移動させることができる。例えば、砂地でスリップしている自動車のタイヤが、砂を斜め上方に跳ね上げるように、粉体pが上流側に向けて上方に移動して、目的食品wに被せることができる。このように、粉体pを斜め上方に跳ね上げるように移動させるには、パン粉を用いた場合には、振りかけローラ22の回転周速度、10m/min〜60m/min程度が好ましい。また、移送面14の中央領域から振りかけローラ22までの間隔は、目的食品wの高さ(厚み)の約1.5〜2.5倍の距離が好ましい。これらの数値は、粉体pや目的食品wの種類、形状、大きさによっても変化し、また、本装置による処理後の目的食品wの調理方法や加工方法によっても変化するものであり、本発明はこれらの数値に限定して理解されるべきではない。
この振りかけローラ22は、上下方向に固定したものであってもよいが、目的食品wの大きさに合わせて上下に位置調整可能とすることが望ましい。また、運転中に上下方向に不動であってもよいが、運転中に上下方向に動くものであってもよい。例えば目的食品wの上では、振りかけローラ22を上昇させ、目的食品wのない箇所では振りかけローラ22を降下させるように動かしてもよい。振りかけローラ22は、その表面が円滑な筒状でもよいが、凹凸を形成してもよい。また、羽根状の突板を設けるようにしてもよい。
振りかけ装置21は、振りかけローラ22に代えて、短いベルトコンベアを用いるようにしてもよい。また、バー材等の移動板を、下流側から上流側に移動させるようにしてもよい。その場合、移動板を上流側から下流側に戻す際には、移動板を上方に持ち上げるようにしてもよい。具体的には、リンク機構などによって、移動板を移動させるようにしてもよい。
(押さえ装置31について)
押さえ装置31は、図1に示すように、振りかけ装置21の下流に配置され、移送面14の進行方向に対して順方向、即ち下流方向に動く押さえ部材によって、目的食品w上の粉体pを押さえて、粉体pを目的食品wに付着させるものである。
この例では、押さえ部材は、押さえローラ32によって構成されている。押さえローラ32は、左右方向に回転軸を有するローラであり、狭隘装置41によって狭められた移送面14より僅かに小さな同じ幅を有するものであり、前述の略U字状に湾曲されたベルト17の中に上方から入り込んでいる。この押さえローラ32の下端は、目的食品wの少し上方に位置しており、この下端側に位置する表面が下流に移動するように前方に回転する。この前方への移動によって、目的食品wに粉体pを押さえつけながら、下流へ送る。移送面14からの距離は、前述の振りかけローラ22からの距離と等しいか、僅かに小さいことが好ましい。なお、押さえローラ32の回転周速度は、ベルト17の移動速度と一致させておくことが望ましいが、不一致であっても実施することができ、また、積極的に回転させずに単に回転可能にしておいて、従動するものであってもよい。
この押さえローラ32の回転軸は、上下方向に不動であってもよいが、目的食品wの大きさに合わせて上下に位置調整可能とすることが望ましい。また、運転中に上下方向に不動であってもよいが、運転中に上下方向に可動であってもよく、前述の振りかけローラ22と同様な動きをなすものであってもよい。押さえローラ32は、その表面が円滑な筒状でもよいが、凹凸を形成してもよい。
押さえ装置31は、押さえローラ32に代えて、短いベルトコンベアを用いるようにしてもよい。また、昇降する押さえ板等として実施して、目的食品w及び粉体pを上から押さえつけるようにしてもよい。その場合、押さえ板を移送面14の移動速度と同調させて下流側に移動させながら押さえつけるようにすることが好ましい。このような移動の場合には、押さえ板を上方に持ち上げるようにして、上流に戻すようすればよい。具体的には、リンク機構などによって、押さえ板を移動させるようにしてもよい。
前述の狭隘装置41は振りかけ装置21と押さえ装置31との区間に設けられており、主コンベア11の下流端13では、ベルト17はフラットな状態に戻されて、スプロケットによって折り返して復路に移行する。なお、主コンベア11は適宜のスプロケットを駆動させてベルト17を送るようにしてあり、その駆動するスプロケットの位置は上流端12であってもよく下流端13であってもよい。
(選別装置51等について)
粉体pの付着が完了した目的食品wは、さらに下流に送られて、選別装置51によって、粉体pの付着した目的食品wと、余剰の粉体pとが選別される。この選別装置51には、回転するスプリングが複数本配置したスプリングコンベア52が用いられて、スプリングの回転で目的食品wと粉体pとを始端から終端へ送りながら、余剰の粉体pを下方に落下させるものとして実施されている。なお、この選別装置51は、メッシュコンベアや篩い部材を振動させるもの等の他の形式のものに変更して実施することもできる。
選別装置51の下方には、ベルトコンベア等のリターンコンベア55の始端が配置されており、落下した余剰の粉体pを主コンベア11の上流端12方向に戻すようにしている。
選別装置51とリターンコンベア55との間には、篩い装置53を配置して、選別装置51から落下した余剰の粉体pを篩い分けして、固まってしまって大きな粒となった粉体pを、経路外に排出するようにしてもよい。
また、図示は省略するが、新たな粉体pの供給装置を、経路中の適宜箇所に設けるようにしてもよい。
リターンコンベア55の終端には戻し装置61が配置されている。この例では、戻しコンベア62を主コンベア11の上流端12の外側に沿うように、湾曲させて配置し、粉体pを、上流端12のベルト17と、戻しコンベア62のベルトとの間に挟むようにして、上流端12の上面に戻すようにしている。なお、戻し装置61は、リターンコンベア55の終端に運ばれてきた粉体pを、主コンベア11の上流端12に持ち上げて戻すものであればよく、バケットコンベアなどの他の形式のものに変更して実施することも可能である。
(調整装置45について)
この実施の形態では、上流端12と振りかけ装置21との間の狭隘装置41のない区間に、調整装置45を配置している(図1、図4参照)。この調整装置45は、移送面14上の粉体pの量を、中央領域15では少なく、側部領域16では多くすることによって、振りかけ装置21による粉体pの被せる量を多くするために設けられているものであり、省略して実施することもできる。この例では、調整装置45として調整ローラ46を用いて実施している。この調整ローラ46は、軸方向の中央部47の径を左右の側部48の径よりも大きくした筒状のローラであり、特に自転させる必要はないが、自転するものであってもよい。調整ローラ46はフラットな移送面14の上方に配置されており、調整ローラ46の下を通過する粉体pを、中央領域15では少なく、側部領域16では多くするように調整している。その結果、中央領域15に載置される目的食品wの下側には、比較的少量の粉体pが配置され、左右両側の側部領域16には比較的多くの量の粉体pが配置される。これによって、狭隘装置41にて中央に寄せられ、目的食品wの上に被せられる粉体pの量を多くすることができ、目的食品wの上側により多くの量の粉体pを被せることができる。この実施の形態では、調整ローラ45の作用によって、粉体pがベルト17からこぼれることがないように、両側に規制板49を配置している。
なお、調整装置45は、種々変更して実施することができ、例えば、中央領域15の上方のみにローラを配置して、側部領域16の上方には配置しないものとして実施することもできる。また、ローラに代えて、板状の調整板を移送面14の上に配置してもよい。
(変更例)
本発明は、主コンベア11上にある粉体pを上流へ送って、目的食品wに被せるようにしているため、従来の上昇用コンベアを設けて持ち上げた粉体を上方から振りかけるようにするものとは異なる新たな形式の粉体pの粉付け装置を提供したものである。但し、従来の形式の振りかけ方法を併用して実施することも可能である。また、本発明はその本質を変更しない限り、前述したように、種々変更して実施することができる。
w 目的食品
p 粉体
11 主コンベア
12 上流端
13 下流端
14 移送面
15 中央領域
16 側部領域
17 ベルト
21 振りかけ装置
22 振りかけローラ
31 押さえ装置
32 押さえローラ
41 狭隘装置
42 狭隘ローラ
45 調整装置
46 調整ローラ
47 中央部
48 側部
49 規制板
51 選別装置
52 スプリングコンベア
53 篩い装置
55 リターンコンベア
61 戻し装置
62 戻しコンベア
65 投入コンベア

Claims (7)

  1. 幅方向に中央領域と側部領域とを有する移送面を備えたコンベアを用い、前記中央領域と前記側部領域とに食品用の粉体を載置して上流から下流へ移送すると共に、投入箇所にて目的食品を前記中央領域にて粉体上に載置し、前記目的食品に粉体を付着させる食品粉付け装置において、
    前記投入箇所の下流にて前記移送面と間隔を隔てて前記移送面の上方に配置された振りかけ装置と、前記振り装置が位置する前記移送面の幅を実質的に少なくする狭隘装置とを備え、
    前記振りかけ装置は、前記移送面の進行方向に対して逆方向に回転する振りかけローラを備え、
    前記振りかけローラは、前記目的食品が載置された前記中央領域の上方に配置され、
    前記狭隘装置は、前記側部領域における前記粉体を前記中央領域に寄せるものであり、
    前記振りかけローラは、前記狭隘装置により前記中央領域に寄せられた前記粉体を連続的に斜め上方に向けて上流方向へ移動させ、前記目的食品の上に被せるよう構成されたことを特徴とする食品粉付け装置。
  2. 前記振りかけローラの回転周速度が、10m/min〜60m/minあることを特徴とする請求項1に記載の食品粉付け装置。
  3. 前記移送面の前記中央領域から前記振りかけローラまでの間隔は、前記目的食品の厚みの1.5〜2.5倍であることを特徴とする請求項1または2に記載の食品粉付け装置。
  4. 前記投入箇所の上流に前記粉体の量を調整する調整装置が備えられ、
    前記調整装置は、前記側部領域における前記粉体の量が、前記中央領域における前記粉体の量よりも多くなるように、調整するものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の食品粉付け装置。
  5. 前記投入箇所の上流に前記粉体の量を調整する調整装置を備え
    前記調整装置は、前記移送面の上方に配置された調整ローラを備え、
    前記調整ローラは、前記中央領域の前記移送面の上方にのみ設けられるか、前記中央領域と前記側部領域との双方に設けられるものである場合には前記移送面と前記調整ローラとの間隔が前記側部領域よりも前記中央領域の方が小さいものであることによって、
    前記側部領域における前記粉体の量が、前記中央領域における前記粉体の量よりも多くなるように、調整するものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の食品粉付け装置。
  6. 前記振りかけ装置の下流に、前記移送面の上方に前記移送面と間隔を隔てて、押さえ装置が配置され、
    前記押さえ装置は、前記目的食品とその上に被せられた前記粉体とを上方から押さえるものであることをことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の食品粉付け装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の食品粉付け装置を用いて、前記粉体としてのパン粉を前記目的食品に付着させる食品粉付け方法であって、
    前記振りかけローラを、その回転周速度が10m/min〜60m/minで前記移送面の進行方向に対して逆方向に回転させ、
    少なくとも前記振りかけローラと前記移送面との間の空間よりも高位置にある前記粉体を、前記移送面の上流に送って、前記目的食品の上に被せることを特徴とする食品粉付け方法。
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