JP6166076B2 - 油性固形化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、みずみずしい使用感が得られ、化粧料表面の気泡が抑制され、高温安定性に優れる油性固形化粧料に関するものである。
従来、油性化粧料はエモリエント効果や保護効果が高い為、広く用いられている。特に口唇においては粘膜であることから、他の部位に比べて高い水分蒸散量を抑制するために、使用されることが多い。更に、その剤型に由来する「しっとり感」に加えて「みずみずしい使用感」を得る為、水を添加する技術が検討されてきた。例えば、油性基剤、水性基剤及び部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と低粘度シリコーン油とからなるシリコーンゲル組成物を含有して、さっぱりとした使用感と、経時安定性に優れた油性組成物を得る技術(特許文献1)や、部分架橋型ポリエーテルオルガノポリシロキサン重合物と固体油及び/又は半固体油と水性成分を含有する油性固形化粧料の技術(特許文献2)等が検討されてきた。
特開平03−115207号公報 特開平11−092335号公報
油性固形化粧料では、融点の高いワックスを含有して、高温安定性の確保や、すべりの良い感触を得ることができる。しかしながら、融点の高いワックスを含有する油性固形化粧料では、充填成型時の加熱溶解温度が高温になることから、化粧料中の水の蒸発や沸騰によって化粧料表面に気泡を生じ、化粧料の美観を損ねる場合があった。よって、水性成分を含有し、みずみずしい使用感が得られ、化粧料表面の気泡が抑制され、高温安定性に優れる油性固形化粧料の開発が望まれていた。
かかる実情に鑑み、本発明者は、鋭意検討した結果、融点が85℃以上のワックスと特定量の水を含有する油性固形化粧料が、抱水性を有する油性成分、及び部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物を含有することで、みずみずしい使用感が得られ、加熱溶融時の化粧料表面の気泡が抑制され、高温安定性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(a)融点が85℃以上のワックス
(b)抱水率が100質量%以上の油性成分
(c)部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物
(d)水 3〜20質量%
を含有することを特徴とする油性固形化粧料を提供するものである。
本発明の油性固形化粧料はみずみずしい使用感が得られ、加熱溶融時の化粧料表面の気泡が抑制され、高温安定性に優れる油性固形化粧料に関するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における油性固形化粧料とは、化粧料中で油剤が連続層を形成しているものであり、25℃において流動性を有しない固体であることをを意味する。
本発明に用いられる成分(a)の融点が85℃以上のワックスは、油性固形化粧料としての形状を保持し、高温で液状化しないための安定性を向上させ、すべりの良い感触によるみずみずしさを演出することができる。融点が85℃以上であれば特に限定されず、具体的には、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、セレシンワックス、オゾケライトワックス等の炭化水素類や、カルナウバワックス等のロウ類を挙げることができ、これら1種又は2種以上を含有することができる。これらの市販品としてはPERFORMALENE 655(融点95〜105℃、ニューフェーズテクノロジー社製)、CIREBELLE 109L(融点91〜96℃、CIREBELLE社製)、EPSワックス(融点90〜99℃、日本ナチュラルプロダクツ社製)等が挙げられる。
本発明に用いられる成分(a)の含有量は化粧料中1〜15質量%(以下単に「%」とする)が好ましく、2〜10%が更に好ましい。この範囲であれば高温安定性の向上とみずみずしい使用感が得られる。
本発明の油性固形化粧には成分(a)以外のワックスを含んでいても良いが、高温安定性の向上とみずみずしい使用感を得る観点から全ワックス中の50%以上が成分(a)のワックスであることが好ましい。
本発明に用いられる成分(b)の抱水率が100%以上の油性成分は下記抱水性試験にて、抱水率が100%以上である油剤であり、より好ましくは150%以上、更に好ましくは200%以上である。
(抱水率試験)
試験する油剤10gを200mlビーカーに秤り取り、50℃に加熱し、デスパミキサにて3000rpmで攪拌しながら50℃の水を徐々に、水が該油剤から排液してくるまで添加し、常温で一昼夜放置する。その後、分離した水を除去し、該油剤が抱水した水の量(質量g)を測定する。この数値を油剤量10gで除し、100倍して抱水率(質量%)とした。
上記に該当する成分としては、ラノリン、酢酸ラノリン、ヒドロキシラノリン等のラノリン誘導体、マカデミアンナッツ油脂肪酸フィトステリル、ステアリン酸硬化ヒマシ油、シア脂等の多価アルコール脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)等を挙げることができ、中でも、化粧料表面の気泡を抑制する効果から、ラノリン、酢酸ラノリン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)が特に好ましい。
本発明に用いられる成分(b)の含有量は化粧料中0.1〜30%が好ましく、1〜25%が更に好ましい。また、成分(b)と成分(d)の含有量の比(b)/(d)は0.1〜2が好ましい。この範囲であれば化粧料表面の気泡を抑制する効果に優れる。
本発明に用いられる成分(c)の部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は、(イ)Si−H基含有シロキサン化合物と、(ロ)分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含有する化合物とを付加反応させて得られる重合物であって、且つ分子中に少なくとも一つ以上のポリオキシアルキレン基を含有する重合物である。この重合体としては、特開平4−272932号公報、特開平5−140320号公報等に記載されているものが例示される。
すなわち、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は、例えば、次の(イ)、(ロ)を原料として製造することができる。(イ)のSi−H基含有シロキサン化合物としては、例えば、下記一般式(1)
R1R2SiO(4−a−b−c)/2 ・・・(1)
[式中、R1は同種又は異種の炭素数1〜18の非置換、又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基又はハロゲン化炭化水素基、R2は一般式C2nO(CO)(CO)R3〔ここにR3は水素原子又は炭素数1〜10の飽和脂肪族炭化水素基もしくは−(CO)−R4(R4は炭素数1〜5の飽和脂肪族炭化水素基)で示される基、dは2〜200の整数、eは0〜200の整数、d+eは3〜200の整数、nは2〜6をそれぞれ示す〕で示されるポリオキシアルキレン基、aは1.0≦a≦2.5、bは0.001≦b≦1.0、cは0.001≦c≦1.0をそれぞれ示す。]で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又は下記一般式(2)
R1SiO(4−f−g)/2 ・・・(2)
(式中、R1は上記と同じ、fは1.0≦f≦3.0、gは0.001≦g≦1.5をそれぞれ示す。)で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサンが挙げられる。
また、(ロ)の分子中に少なくとも2個のアルケニル基含有する化合物としては、例えば、下記一般式(3)
2m−1O(CO)(CO)2m−1・・・(3)
(式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ示す。)で表わされるポリオキシアルキレン及び/又は下記一般式(4)
R1R5SiO(4−j−k)/2・・・(4)
(式中、R1は前記に同じ、R5は末端に脂肪族不飽和基を有する炭素数2〜10の1価炭化水素基、jは1.0≦j≦3.0、kは0.001≦k≦1.5をそれぞれ示す。)で表わされるオルガノポリシロキサン及び/又は、α,ω−不飽和アルケンが挙げられる。
そして、本発明で使用する部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は、これら(イ)の一般式(1)で表される成分及び/又は一般式(2)で表される成分、並びに(ロ)の一般式(3)で表される成分及び/又は一般式(4)で表される成分及び/又はα,ω−不飽和アルケンを組合せて付加重合させて製造するが、このとき一般式(1)で表わされる成分及び/又は一般式(3)で表わされる成分を必須成分として重合させる。この他の点では特には限定されないが、みずみずしさやさっぱり感などの官能特性上、一般式(2)で表わされる成分と一般式(3)で表される成分を必須成分とする重合物が好ましい。
本発明で用いられる成分(c)の重合物の市販品としては、例えば、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物にシリコーン油を含有したものとしてKSG−210、炭化水素油やエステル油を含有したものとして、シリコン
KSG−310、KSG−320、KSG−330、KSG−340(いずれも信越化学工業(株)製)等が挙げられる。本発明で用いられる成分(c)の部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物の含有量は、特に限定はないが、効果の発現及び使用性において、0.01〜5質量%(以下、単に「%」とする)が好ましく、更に好ましくは0.1〜3%である。又、この部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は必要に応じて一種または二種以上用いることができる。
本発明における成分(d)は水であり、本発明品に3〜20%含有される。含有量が3%より少ないと使用時のみずみずしさに欠け、20%より多いと高温安定性を保つことが出来ない。
また、本発明においては、効果を妨げない限り水以外の水性成分を含んでいてもよい。水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、エチルアルコール、プロピルアルコール等の低級アルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アルギニン、グルタミン酸、水溶性ビタミン類等、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液、大麦醗酵液、小麦醗酵液、豆乳醗酵液等が挙げられる。これらの一種又は二種以上を用いることができる。
本発明の口唇化粧料は、上記の成分(a)〜(d)の他に、通常化粧料に使用される成
分、成分(a)、(b)以外の油剤、無機顔料、有機顔料及び色素等の粉体およびそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物、界面活性剤、繊維、紫外線吸収剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で含有することができる。
本発明に用いられる成分(a)、(b)以外の油剤としては、融点が85℃未満の固形状の油剤、ペースト状の油剤、液状の油剤のいずれのものでもよい。例えば、パラフィンワックス、セレシンワックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャトロプスワックス、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素系類、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリンワックス、キャンデリラ等の天然ロウ類、2−エチルヘキサン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、リンゴ酸ジイソステアアリル、等のエステル類、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
油ゲル化剤としては、通常、化粧料に用いられるものであれば何れでもよく、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、
油溶性の美容成分として、ビタミン類、植物油、油溶性植物抽出物等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2−ペンタジオール等を適宜用いることができる。
本発明の化粧料は、日焼け止め、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、口紅、リップクリーム、頬紅、アイシャドウ等の製品にて実施することができ、特に高いエモリエント効果が得られるため口紅、リップクリーム等に使用するものが好ましい。
油性固形化粧料の製造方法の一例としては、(a)〜(c)を加熱溶解し、そこに(d)を混合した後、溶融充填する方法が挙げられる。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜5及び比較例1〜5:油性固形リップクリーム
表1に示す組成の油性固形リップクリームを下記製造方法により調製した。また、下記評価方法及び評価基準により(イ)みずみずしい使用感、(ロ)化粧料表面の気泡の有無、(ハ)高温安定性について評価した。その結果を併せて表1に示した。
*1:パールリーム18(日油社製)
*2:シリコンKF−96(10CS)(信越化学工業社製)
*3:KSG−210(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分1〜15を100℃に加熱溶解する。
B:Aに成分16〜22を加え、均一に混合する。
C:Bを脱泡後実施例1〜5及び比較例2〜5については90℃に加熱、比較例1については80℃に加熱して直径約3cm、深さ約1cmの円筒状ジャー容器に流し込み、冷却後、油性固形リップクリームを得た。
〔評価方法〕
(イ)みずみずしい使用感
化粧料評価専門パネル20名が、表1に記載の実施例及び比較例の油性固形リップクリームを使用して、使用時にみずみずしさを感じるかどうかを評価して、各自が下記評価基準に従って5段階評価し、評点を付した。更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
非常に感じる :5点
感じる :4点
やや感じる :3点
あまり感じない :2点
まったく感じない :1点
(判定基準)
4.5以上 :◎
3.5以上〜4.5未満:○
1.5以上〜3.5未満:△
1.5未満 :×
(ロ)化粧料表面の気泡の有無
表1に記載の実施例及び比較例の油性固形リップクリームの表面を観察し、以下の評価基準に従って判定した。(化粧料の表面積は約7cm2である)
(判定基準)
化粧料表面に気泡が全く観察されない :○
化粧料表面の気泡が1〜5個観察される :△
化粧料表面の気泡が6個以上観察される :×
(ハ)高温安定性
表1に記載の実施例及び比較例の油性固形リップクリームを45℃の恒温槽内に垂直に立てて1週間静置後の状態を観察し、以下の評価基準に従って判定した。
(判定基準)
変化なし :○
発汗などわずかに変化が認められる :△
液状化など明らかに変化が認められる :×
表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜5の油性固形リップクリームは、の全ての項目に優れたものであった。
一方、成分(a)を含有しない比較例1は45℃で一部液状化し、流れ出しており高温安定性に問題があった。また成分(b)を含有しない比較例2は、表面に気泡が確認され美観を損なうものであった。これに対して、成分(c)を含有しない比較例3は水が化粧料中に安定に存在しておらず、表面に気泡が確認される上、45℃においても水が分離して流れ出すなど美観や高温安定性に劣っていた。また、成分(d)の含有量が多い比較例4では使用感は非常にみずみずしいものの、表面に気泡が確認され、45℃においてさらに気泡の状態が悪化しており、美観や高温安定性に劣っていた。
実施例6:スティック口紅
(成分) (%)
1.(エチレン/プロピレンコポリマー)(融点95℃) 4
2.フィッシャートロプシュワックス(融点90℃) 4
3.トリメリト酸エステル*4 15
4.トリイソステアリン酸ジグリセリル 15
5.重質流動イソパラフィン 15
6.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/
セチル/ステアリル/ベヘニル)(抱水率260%) 10
7.ワセリン 5
8.部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物*3 2
9.ジメチコン*2 4
10.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 0.1
11.リンゴ酸ジイソステアリル 残量
12.赤202号 0.4
13.酸化チタン 0.3
14.黄色4号 0.25
15.酸化チタン被覆ガラス末*5 1
16.精製水 5
17.ジプロピレングリコール 1
18.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
19.大豆醗酵液 1
20.ローズマリー抽出液 0.1
*4:LIPONATE TDTM(リポケミカルズ社製)
*5:メタシャインMT1080RR(日本板ガラス社製)
(製造方法)
A:成分1〜11を100℃に加熱溶解する。
B:Aに成分12〜15を加え、分散する。
C:Bに成分16〜20を加え、均一に混合する。
D:Cを脱泡後90℃に加熱してスティック容器に流し込み、冷却後、スティック口紅を得た。
本発明の実施例6のスティック口紅は、「みずみずしい使用感」、「化粧料表面の気泡」、「高温安定性」の全ての項目に優れたものであった。
実施例7:油性固形コンシーラー
(成分) (%)
1.ポリエチレンワックス(融点92℃) 5
2.ミツロウ(融点63℃) 8
3.ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/
フィトステリル)(抱水率220%) 10
4.PEG−10水添ひまし油 0.5
5.トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 残量
6.大豆レシチン 0.5
7.アスタキサンチン 0.001
8.パラアミノ安息香酸2−エチルヘキシル 1
9.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3
10.部分架橋型ラウリルポリエーテル変性オルガノ
ポリシロキサン重合物*6 2
11.窒化ホウ素 2
12.シリコーン処理酸化チタン 18
13.シリコーン処理ベンガラ 1.5
14.シリコーン処理黄酸化鉄 3
15.シリコーン処理黒酸化鉄 0.8
16.シリコーン処理セリサイト 3
17.雲母チタン *7
18.メタクリル酸メチルクロスポリマー(粒径6μm) 3
19.BHT 0.01
20.メチルパラベン 0.2
21.精製水 8
22.1,3−ブチレングリコール 2
23.塩化ナトリウム 0.1
24.ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5
25.キサンタンガム 0.02
26.香料 適量
*6:KSG−310(信越化学工業社製)
*7:TIMIRON STARLUSTER MP−115(メルク社製)

(製造方法)
A:成分1〜10を100℃に加熱溶解する。
B:Aに成分11〜19を加え、分散する。
C:Bに成分20〜26を加え、均一に混合する。
D:Cを脱泡後90℃に加熱して金皿に流し込み、冷却後、油性固形コンシーラーを得た。
本発明の実施例7のコンシーラーは、「みずみずしい使用感」、「化粧料表面の気泡」、「高温安定性」の全ての項目に優れたものであった。

Claims (6)

  1. 次の成分(a)〜(d);
    (a)融点が85℃以上のワックス
    (b)抱水率が100%以上の油性成分
    (c)部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物
    (d)水 3〜20%
    を含有することを特徴とする油性固形化粧料。
  2. 前記成分(a)を化粧料中1〜15質量%含有することを特徴とする請求項1に記載の油性固形化粧料。
  3. 前記成分(b)を化粧料中0.1〜30質量%含有することを特徴とする請求項1または2に記載の油性固形化粧料。
  4. 前記成分(b)の抱水率が100%以上の油性成分がラノリン、酢酸ラノリン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油性固形化粧料。
  5. 前記成分(a)の融点以上に温度を上げて溶融充填し、冷却固化することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の油性固形化粧料。
  6. 前記油性固形化粧料が口唇用化粧料であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の油性固形化粧料。

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