JP6165976B2 - 移動可能な家具部品の減衰装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は移動可能な家具部品(可動家具部品)のための減衰装置に関する。移動可能な家具部品は、少なくとも2つのハウジング部(housing portion、筐体部)を含み、2つのハウジング部の間に少なくとも1つの封止リングが配置されているダンパーハウジング(damper housing)を備えており、2つのハウジング部のうち1つは封止リングを保持するための、対の形状部(counterpart shape)を有する。本発明はさらに、本発明に従った、少なくとも1つの減衰装置に適合する家具取付具(furniture fitting)、および、その製造方法に関する。
例えば、オーストリア特許出願A 1180/2012号(特許文献1)のような特定の種類の減衰装置は、従来技術から知られている。本発明によって達成されるべき技術的目的に関して、封止リングを保持するための対の形状部が、生産技術における境界条件に関する従来技術に準じて最適化されるという点で関連性がある。このことは、対の形状部はスロットの形態であるという事実において、明らかである。
しかし、現在では、この構成の対の形状部に封止リングを適合させることには、一連の不都合な点に悩まされていることが判明している。第1に、一方で、封止リングは、異なる場所での対の形状部に対して異なる隙間(clearance、間隔)を含むことから、取付け作業は最適な方法で実施されない。続いて、この異なる隙間は、ダンパーハウジングの少なくとも2つのハウジング部の間の、封止の完全性に関する問題を引き起こす。さらに、封止リングで摩耗現象が促進される可能性がある。
オーストリア特許出願A 1180/2012号
したがって、本発明の目的は、従来技術において発生する、先に述べた不都合な点を回避するとともに、例えば家具取付具に使用可能な、改善された減衰装置を提供することである。同時に、本発明は、本発明に従って、従来技術を上回るように改善された減衰装置の製造方法を提供するものである。
この目的は、独立請求項1、9および12の特徴によって達成される。
このように、本発明の基本的な概念は、対の形状部の断面が、円形とは異なる外形を有し、且つ全て(exclusively)が正の曲率である外形を有することを提供する。このことは特に、封止リングが、円形とは異なる引き延ばされた形状(stretched shape)である場合に、対の形状部が封止リングの形状にとりわけ適合可能であるとする大きな利点を有する。このように、封止リングと対の形状部との間の隙間を回避し、それにより、さらなる結果として、取付けが容易となり、封止の完全性が改善される。さらに、隙間によって発生する摩耗現象は皆無となる。
曲率という用語が明確に定義されていることは指摘されるべきであろう。すなわち、曲線の曲率は、ある点が左から右へと移動するときに曲線のある点における接線(tangent)の方向がどれだけ大きく変化するか、ということを特定する。正の曲率は、点が左から右へ移動するときに、接線が反時計回りの方向に回転する場合に含まれる。また、正の曲率は凸(convex)という用語でも述べることができる。本件において、基準系(reference system)は封止リングであり、すなわち、封止リングから見ると、または封止リングに関連して(in relation to)見ると、対の形状部の断面が円形とは異なり且つ全て正の曲率を有している外形を有する。
対の形状部の設計構成に関する当業者に必要な条件として、それ故、曲率に関する符号(sign)が変更されないことが提供される。このことは可能な形状の数を著しく制限する。例えば、実質的に楕円形または長円形の形状は、原則として考慮することができる。本発明に関して、対の形状部の外形が、少なくとも1つの対称軸を有し、好適には、厳密に2つの対称軸を有する点で、とりわけ有利な効果があることが証明されている。代替的に、またはそれに対して補足的に、対の形状部の外形は、第1の曲率半径の2つの凸を有してもよく、当該2つの凸は、第1の曲率半径とは異なる、第2の曲率半径の2つの凸を介して接続される。
さらに、ダンパー内部に関して、最大寸法(largest extent、最大長さ)の方向の、対の形状部の外形が、最小寸法(smallest extent最小長さ)の方向に対して、1.5倍から2.5倍の間(1.5倍以上2.5倍以下)である場合、好適には、約2倍の大きさである場合に、有利であることが証明されている。
本発明の有利な効果は、外形寸法において比較的小さな外形寸法の減衰装置の封止を含む場合、すなわち、対の形状部の外形が、最大寸法の方向に7.5mmから10.5mmの間、好適には約9mmの大きさである場合に、特に利点がある。
封止リングの材料に関しては、実質的にニトリルゴム(略称:NBR)を含むことが有利な効果をもたらすことが証明されている。この材料は油に対する高レベルの耐性、良好な経時特性、および低い摩損率を有する。
封止リングを取り付けるための対の形状部は、封止基底部(sealing seat)として参照されてもよい。少なくとも1つの溝状部分、および/または少なくとも1つの誘導路(guide path、案内軌道)を有することにより、技術的に簡素な仕様で提供されることができる。
本明細書の導入部にて既に述べたとおり、本発明に準じた減衰装置は動作を減衰するための家具取付具に使用されることに、とりわけ適している。その点において、家具取付具は、例えば家具ヒンジであってもよく、既知の方法による家具ヒンジは、少なくとも1つの接合レバーを介してヒンジアームに結合されるヒンジカップを有し、減衰装置はこのヒンジカップ内、またはヒンジカップ上に配置される。
さらに、少なくとも1つのピストンを備える少なくとも1つの流体チャンバ(fluid chamber、流動体の室)が、ダンパーハウジング内に提供される。少なくとも1つのピストンは、流体チャンバ内に、移動可能に、好適には直線状に、取り付けられる。同時に、減衰のストローク(stroke、一工程の動き)の間にピストンを移動させる駆動装置が(本発明の好適な構成に準じて)提供されている。その場合、ヒンジカップに移動可能に取り付けられた作動要素(actuating element)が、接合レバーによって作動可能であり、且つ、ピストンを移動させるために、作動要素が駆動装置に対して動的に連結されることが好適である。
先述のとおり、本発明に従った減衰装置の製造方法もまた、保護の対象であることが主張される。当該方法は以下のステップを含む。すなわち、
−少なくとも1つの環状の封止リングを提供するステップと、
−引張装置を使って、全て正の曲率である、円形とは異なる形状に引き延ばすステップと、
−引き延ばされた封止リングを、当該封止リングの引き延ばされた形状に一致する断面の外形を有する対の形状部に取り付けるステップであって、対の形状部はダンパーハウジングの第1のハウジング部に配置されるステップと、
−第1のハウジング部を第2のハウジング部に組み合わせ、封止リングは2つのハウジング部の間に配置されるステップ。
封止リングの引き延ばされた形状、および対の形状部に一致する外形は、この場合、例えば、シミュレーションプログラム、または単に試してみることにより、確認することが可能である。上記は当然、引張装置の形状に依存する。
本発明のさらなる詳細および有効な効果は図面に図示される例により、実施形態を参照し、具体的な記述を用いて、ここに、より完全に述べられる。
図1は、家具物品の概略的に図示された透視図である。 図2は、家具ヒンジの概略的に図示された透視図である。 図3は、好適な実施形態に準じた減衰装置の、概略的な分解図である。 図4aは、2つのうち1つの作動位置における減衰装置の断面図である。 図4bは、2つのうち別の1つの作動位置における減衰装置の断面図である。 図5aは、環状の封止リングの概略図の、透視図および側面図である。 図5bは、封止リングを引き延ばすための引張装置の、2つの概略的に図示された作動位置の1つであり、透視図で示されている。 図5cは、封止リングを引き延ばすための引張装置の、2つの概略的に図示された作動位置の別の1つであり、透視図で示されている。 図5dは、引き延ばされた封止リングの、概略的に図示された透視図および側面図である。 図5eは、引き延ばされた封止リングを含む、減衰装置の第1のハウジング部の概略的に図示された透視図である。 図6aは、封止リングを除いた第1のハウジング部の、概略的に図示された側面図である。 図6bは、封止リングを含む第1のハウジング部の、概略的に図示された側面図である。 図7aは、封止リングおよび対の形状部を組み合わせた、概略的に図示された断面図である。 図7bは、封止リングおよび対の形状部を組み合わせた、概略的に図示された断面図であり、従来技術を図示している。
図1はキャビネットの形態の家具物品36を示している。家具物品36は、家具のカーカス(caecass、骨組み部分)37、および、家具用ヒンジ(蝶番)の形態をした2つの家具取付具19を使用して家具カーカス37に旋回可能に結合された、家具扉の形態をした移動可能な家具部品2を備える。
図2から、このような家具用ヒンジ19が、接合レバー21を使用してヒンジアーム22に接続されたヒンジカップ20を有していることが、見られる。この配置(arrangement)において、ヒンジアーム22は、例えばネジを使用して、家具のカーカス37に離脱可能に結合されてもよい。さらに、ヒンジカップ20は、ヒンジカップ20および、例えばネジの形態の固定手段に配置されたフランジ25を使用して、家具扉2に結合されてもよい。ヒンジカップ20の側方に配置されているのは、本発明の好適な実施形態に準じた減衰装置である。この図は駆動シャフト18の前部のみを、減衰装置の一部として示しており、駆動シャフト18がヒンジカップ20に対して移動可能に取り付けられた作動要素23に動的に連結されており、作動要素23が家具ヒンジ19の閉鎖動作における最終動作の間、結合レバー21によって駆動されることができる。
ヒンジカップ20上に配置された減衰装置1の詳細な構造は、図3に見ることができる。2つのハウジング部3および4を含むダンパーハウジングが提供され、その間に封止リング5が配置され、第1のハウジング部3は、封止リングを取り付けるための誘導路の形態をした対の形状部6を有することを特徴とする。ダンパーハウジングに提供されているのは、流体チャンバ15に対して直線状(linear)に、かつ移動可能に取り付けられたピストン16を有する流体チャンバ15である。さらに、減衰のストロークの間にピストン16を移動させる駆動装置が存在し、駆動装置は当接部17および駆動シャフト18を含み、駆動装置は上記の作動要素23(図2を参照)の動作を、流体チャンバ15の中のピストン16の動作に変換する。減衰の動作はこのように発生される。戻りバネ(return spring)28は、減衰のストロークが発生した後、ピストン16が再度開始位置へと戻るようにする。更なる封止部(further seal)27は第1のハウジング部3および駆動シャフト18の間に配置される。駆動シャフト18の縦軸方向の隙間は、カバー26によってさらに防止される。
図4aおよび図4bは、2つの作動位置における減衰装置1の断面図を示している。図4aに示される作動位置で、ピストン16は減衰のストロークの開始位置にある。図示される実施形態では、ピストン16は2つの分離した構成となっており、内部ピストンおよび、内部ピストンに配設されたスリーブを含む。ピストン16を作動するために、この配置は移動可能に取り付けられたレバーアーム付きの駆動部17を有し、レバーアームはピストン16のハウジング部と連携している。駆動部17は、駆動シャフト18を経由して図2に示される作動要素23に動的に連結され、その結果、作動要素23の回転は駆動部17の回転を発生させる。したがって、減衰のストロークにおいて、駆動部17は回転軸18の周りで旋回し、この場合、駆動部17のレバーアームはピストンを流体チャンバ15へと付勢する(urge)。この場合の最大到達位置が、図4bに示されている。減衰のストロークが発生した後、ピストン16は再度戻りバネ28の力により、次の減衰のストロークを目的とした準備位置(readiness position)に戻ることができる。
減衰装置の製造方法が、連続する図5aから図5eを参照して、概略的に図示されている。方法の第1のステップでは、環状の封止リング5が提供される。封止リングは、弾性材料からなり、好適にはニトリルゴムを含む。続いて、封止リング5が、引張装置24を使用して、円形ではない形状でかつ全て正の曲率である形状(図5bおよび5c参照)に引き延ばされる。引張装置24は、例えば2つの半円筒形部品29および30を備え、それらは、第1の作動位置では、完全な円筒形を形成するために互いに補完し合う(図5b参照)とともに、第2の作動位置では、互いに間隔を空ける(図5c参照)。引張装置24によって引っ張り実行された後の、封止リング5の引き延ばされた形状は、図5dで示される。形状の詳細は、図7aを参照してさらに詳述される。方法の第3のステップでは、引き延ばされた封止リング5は、その断面が封止リング5の引き伸ばされた形状に一致する外形を有する、封止リング5は、対の形状部6に取り付けられ、対の形状部6はダンパーハウジングの第1のハウジング部3に配置される(図5e参照)。最後に、第1のハウジング部3は第2のハウジング部に嵌め込まれ、より具体的には、封止リング5は2つのハウジング部の間に配設される。
図6aおよび図6bは、ダンパーハウジングの第1のハウジング部3の正面図であり、より具体的には、図6aでは封止リング5が付されず、図6bでは封止リング5が付されている。
対の形状部6および封止リング5のこの配置をより分かりやすく図示するために、図7aでは、図6bと比較して、他の全ての構成要素が省略されている。この種の図からは、封止リング5が取り付けられる対の形状部6は、円形とは異なる外形の断面を有し、かつ全て正の曲率の外形であることを、明確に見ることができる。
事実を明確に図示するために、封止リング5に対して、または封止リング5から見て、この配置は正の曲率を含み、点32を通る接線31が対の形状部6の下部に示されている。この点32と、関連する接線31が左から右に移動すると(矢印33参照)、接線31は反時計回りの方向に回転し、より具体的には、対の形状部6の外形の任意の点で回転し、すなわち、対の形状部6の断面の外形は、全て正の曲率となる。
図7aに示される、対の形状部6の実施形態において、対の形状部6の外形は、2つの対称軸7および8を有する。さらに、対の形状部6の外形は、第1の曲率半径の、互いに向かい合った2つの凸9および10に細分されてもよい。2つの凸9および10は、その間に配設され、第1の曲率半径とは異なる第2の曲率半径を有する、2つの凸11および12を介して連結される。最終的に、図示される実施形態では、その最大寸法13の方向の、対の形状部6の外形は、最小寸法14の方向の約2倍の大きさである。図は、絶対的には明らかに実寸であるが、最大寸法の方向の対の形状部6の外形は、実際のところ、約9mmの寸法である。
図7aに見られるように、封止リング5は、正確に嵌合する関係で、対の形状部6に対して負荷をかける。すなわち、本明細書の冒頭で述べた問題を引き起こす隙間が存在しない。対照的に、図7bは、封止リング5は、スロットの形態の対の形状部34に使用されている。拡大部に見られるように、封止リング5は、対の形状部34の直線部分で、顕著な隙間35を含んでいる。
最後に、反対の2方向に引き離される環状の封止リングは、当然のことながら、限られた状況において、直線部分を有することは指摘されるべきであろう。どういう場合にこの限られた状況に至るかは、封止リングの材料特性に極めて大きく依存する。
本発明の封止リングの引き延ばされた形状は、完全な円形と、直線部分を含む限られた状況において至る形状との間の、中間領域で確立されるものである。

Claims (11)

  1. 移動可能な家具部品(2)のための減衰装置(1)であって、
    少なくとも2つのハウジング部(3、4)を含み、それらの間に少なくとも1つの封止リング(5)が配置された、ダンパーハウジングを備えており、前記2つのハウジング部のうち1つ(3)が前記封止リング(5)を取り付けるための対の形状部(6)を有しており、前記対の形状部(6)の断面が、円形とは異なる外形を有し、且つ全てが正の曲率の外形を有しており、
    前記対の形状部(6)の前記外形が、第1の曲率半径の2つの凸部(9、10)を有しており、前記第1の曲率半径とは異なる第2の曲率半径を有する2つの凸部(11、12)を介して連結されていることを特徴とする減衰装置(1)。
  2. 前記対の形状部(6)の前記外形が少なくとも1つの対称軸(7、8)を有していることを特徴とする請求項1に記載の減衰装置(1)。
  3. 最大寸法(13)の方向の前記対の形状部(6)の前記外形が、最小寸法(14)の方向の1.5倍から2.5倍の間の大きさであることを特徴とする請求項1又は2に記載の減衰装置(1)。
  4. 大寸法の方向(13)の前記対の形状部(6)の前記外形が、7.5mmから10.5mmの間の寸法であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の減衰装置(1)。
  5. 前記封止リング(5)がニトリルゴムを含むことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の減衰装置(1)。
  6. 前記対の形状(6)は少なくとも1つの溝状部分、および/または少なくとも1つの誘導路を有することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の減衰装置(1)。
  7. 移動可能に取り付けられた少なくとも1つのピストン(16)を中に備えている、少なくとも1つの流体チャンバ(15)が、前記ダンパーハウジング内に提供されており、且つ減衰のストロークの間に前記ピストン(16)を移動させる駆動装置(17、18)が提供されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の減衰装置(1)。
  8. 請求項1からのいずれかに記載の、家具用ヒンジ(19)の動作を減衰する少なくとも1つの減衰装置(1)を有することを特徴とする家具用ヒンジ(19)。
  9. 前記家具用ヒンジ(19)が少なくとも1つの接合レバー(21)を介してヒンジアーム(22)に結合されるヒンジカップ(20)を有しており、前記減衰装置(1)が前記ヒンジカップ(20)内、または前記ヒンジカップ(20)上に配置されていることを特徴とする請求項に記載の家具用ヒンジ(19)。
  10. 移動可能に取り付けられた少なくとも1つのピストン(16)を中に備えている少なくとも1つの流体チャンバ(15)が、前記ダンパーハウジング内に提供されており、且つ前記減衰のストロークの間に前記ピストン(16)を移動させる駆動装置(17、18)が提供されている、家具用ヒンジ(19)であって、前記ヒンジカップ(20)に移動可能に取り付けられた作動要素(23)が、前記接合レバー(21)によって作動可能であり、且つ前記ピストン(16)を移動させるために前記作動要素(23)が前記駆動装置(17、18)に対して動的に連結されていることを特徴とする請求項に記載の家具用ヒンジ(19)
  11. 請求項1から8のいずれかに1つに記載の減衰装置(1)の製造方法であって、
    少なくとも1つの環状の封止リング(5)を提供するステップと、
    引張装置(24)によって、全てが正の曲率であり、円形とは異なる形状に前記封止リング(5)を引き延ばすステップと、
    引き延ばされた前記封止リング(5)を、前記封止リング(5)の引き延ばされた形状に一致する断面の外形を有している対の形状部(6)に取り付けるステップであって、前記対の形状部(6)はダンパーハウジングの第1のハウジング部(3)に取り付けられているステップと、
    前記第1のハウジング部(3)を第2のハウジング部(4)に組み合わせるステップであって、前記封止リング(5)は前記2つのハウジング部(3、4)の間に配置されるステップと、
    を含む方法。
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