JP6164787B1 - 検電器 - Google Patents

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【課題】コンデンサユニットの電極における本体部の端に立設する非平行部を設けて、所定の電界内における電極間での「取得電位差の増加」等の実現を図る。【解決手段】一対の電極2を有したコンデンサユニット1である。一対の電極2の両方は、互いに略平行な本体部3をそれぞれ備え、一対の電極2のうち少なくとも一方は、本体部3の端にもう一方の電極側へ立設し且つもう一方の電極とは略平行でない非平行部4も備えている。又、一対の電極2を保持するケーシング5は、一対の電極2それぞれの本体部3を保持する一対の本体側部6と、各本体側部6の端から立設し且つ一対の本体側部6間を連結する連結側部7を備え、一対の電極2のうち少なくとも一方がケーシング5の内面に導電素材を被覆して構成された被覆電極2’であっても良い。【選択図】図2

Description

本発明は、一対の電極を有したコンデンサユニット、及び、このコンデンサユニットを備え、当該コンデンサユニットからの電流を用いて、電路の通電を検査する検電器に関する。
従来、電気二重層コンデンサが知られている(特許文献1参照)。
このコンデンサは、電解液中に対向させて配した一対の分極性電極と、各分極性電極の外面に接続した一対の導電性電極を備えてなる電気二重層コンデンサであって、導電性電極と分極性電極を一体化した一対の電極ユニットを形成し、各電極ユニットを規制部材により定位置に保持してなる。
特開平5−159975号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたコンデンサは、一対の分極性電極の両方が平板状で(特許文献1の図1、2、4、7)、一対の分極性電極を平行に配しており(特許文献1の段落0016、0029)、例えば、既に発生している電界(高圧な電流が流れることで電路近傍に発生する電界など)内に位置させても、これら一対の分極性電極間に十分な電位差が生じず、この電位差を用いても LEDなどの素子を駆動させることが困難であった。
本発明は、このような点に鑑み、コンデンサユニットの電極における本体部の端に立設する非平行部を設けることで、所定の電界内における電極間の「取得電位差の増加」等を検電器で実現することを目的とする。
本発明に係る検電器10は、一対の電極2を有し、前記一対の電極2の両方は、互いに略平行な本体部3をそれぞれ備え、前記一対の電極2のうち一方のみ又は両方は、前記本体部3の端にもう一方の電極側へ立設し且つ前記もう一方の電極とは略平行でない非平行部4も備え、前記一対の電極2を保持するケーシング5を有したコンデンサユニット1を備えていて、このコンデンサユニット1からの電流を用いて、電路Rの通電を検査する検電器であって、当該検電器を前記電路Rの通電により生じる電界E内に位置させた際に、前記コンデンサユニット1の一対の電極2間の電位差による電流で点灯する発光部11を備え、前記コンデンサユニット1のケーシング5は、当該検電器のケーシング12を兼用し、前記電路Rは長手方向Lを有し、前記コンデンサユニット1からの電流を蓄電装置32に充電し、この蓄電装置32から放電する電流で前記発光部11を点灯させる充放電回路31を備え、この充放電回路31の基板33では、前記電路Rの長手方向Lと略平行な配線が、前記電路Rの長手方向Lと略平行でない配線より少ないことを第1の特徴とする。
尚、本発明における「もう一方の電極」とは、一方の電極2aの視点に立ってみれば「他方の電極2b」を意味し、他方の電極2bの視点に立ってみれば「一方の電極2a」を意味する。つまり、互いに対向する相手方の電極となる。
本発明に係る検電器10の第2の特徴は、第1の特徴に加えて、 前記コンデンサユニット1のケーシング5は、前記一対の電極2それぞれの本体部3を保持する一対の本体側部6と、これらの本体側部6それぞれの端から立設し且つ前記一対の本体側部6の間を連結する連結側部7を備え、前記一対の電極2のうち一方が前記ケーシング5の内面に導電素材を被覆して構成された被覆電極2’であり、且つ、前記一対の電極2のうち他方が金属プレート2”で構成され、又は、前記一対の電極2の両方が前記ケーシング5の内面に導電素材を被覆して構成された被覆電極2’であり、前記被覆電極2’が前記本体部3及び非平行部4を備えている場合には、前記本体部3が前記ケーシング5の本体側部6の内面に導電素材を被覆して構成され、前記非平行部4は前記ケーシング5の連結側部7の内面に被覆して構成され、前記被覆電極2’が前記本体部3のみを備えている場合には、前記本体部3が前記ケーシング5の本体側部6の内面のみに導電素材を被覆して構成されている点にある。
これらの特徴により、一対の電極2の両方に、互いに略平行な本体部3を設け、一対の電極2の少なくとも一方に、本体部3の端にもう一方の電極側へ立設し且つもう一方の電極とは略平行でない非平行部4を設けることで、特許文献1とは異なり、所定の電界E(例えば、後述する電路Rの通電により生じる電界Eなど)内でも、一対の電極2間の電位差を十分に生じ得るコンデンサユニットを実現できる(「取得電位差の増加」)。
又、一対の電極2を保持するケーシング5に、各電極2の本体部3を保持する一対の本体側部6と、各本体側部6の端から立設し且つ一対の本体側部6間を連結する連結側部7を設け、一対の電極2の少なくとも一方を、ケーシング5の内面に導電素材を被覆して構成された被覆電極2’とすることで、電極2を設けるために必要なスペースが導電素材の被覆厚だけで済み、ケーシング5とは別の金属プレート2”分が嵩張らないため、一対の電極2両方を金属プレート2”とした場合より、小型化が図れる。
本発明に係る検電器10の第の特徴は、第1又は2の特徴に加えて、前記一対の電極2のうち、一方は前記本体部3と非平行部4を備えた被覆電極2’であり、他方は前記本体部3のみを備えた金属プレート2”であり、前記一対の電極2のうち、一方の被覆電極2’は、他方の金属プレート2”より前記電路Rから遠くに位置し、前記一対の電極2のうち、一方の被覆電極2’の本体部3は、他方の金属プレート2”の本体部3と略同じ大きさ又はより大きい点にある。
これらの特徴により、電路Rの通電により生じる電界E内に位置させた一対の電極2間からの電流で点灯する発光部11を備え、コンデンサユニット1のケーシング5を、検電器10のケーシング12と兼用することで、特許文献1と比べて、非平行部4を有している分だけ、電路Rの通電により生じる電界E内における一対の電極2間の電位差が大きくなり、発光部11をより明るく点灯できるため、検電器10として、電路Rの通電を使用者に伝え易い。
これと同時に、検電器10のケーシング12と、コンデンサユニット1のケーシング5を別々に設ける必要がないため、小型化を実現できる。
又、一対の電極2の一方を本体部3と非平行部4を備えた被覆電極2’とし、他方を本体部3のみを備えた金属プレート2”とし、一方の被覆電極2’を他方の金属プレート2”より電路Rから遠ざけ、一方の被覆電極2’の本体部3を、他方の金属プレート2”の本体部3と略同じ大きさ又はより大きくすることで、電路Rから遠ざかるにつれて広がる電路Rの通電により生じる電界Eを、電路Rから遠い側にある被覆電極2’でより漏れなく捉えることが出来、小型化も図れる(更なる「取得電位差の増加」と「小型化」の両立)。
これと同時に、電路Rに近い側から金属プレート2”の電極2で検電器10を支えることとなり、検電器10を電路Rに確り固定し易くなる。
更に、充放電回路31の基板33で、電路Rの長手方向Lと略平行な配線を、電路Rの長手方向Lと略平行でない配線より少なくすることで、電路Rと、当該電路Rの長手方向Lと略平行な配線との間に生じる寄生容量を低減し、その影響を抑えることが出来る。
本発明に係る検電器によると、当該コンデンサユニットの電極における本体部の端に立設する非平行部を設けることで、所定の電界内における電極間の「取得電位差の増加」等を実現できる。
1実施形態に係るコンデンサユニットの電極、ケーシングを示す図面代用写真であり、(a)はコンデンサユニットのケーシングと電極(金属プレート)を示し、(b)はコンデンサユニットのケーシング内面と電極(被覆電極・金属プレート)を示す。 コンデンサユニットを示す断面概要図であり、(a)は第1実施形態のコンデンサユニットにおける図1(a)中のA矢視断面を示し、(b)は第2実施形態を示す。 第1実施形態のコンデンサユニットにおける図1(a)中のB矢視断面を示す。 1、2実施形態に係るコンデンサユニット、及び、本発明に係る検電器を示す回路概要図である。 検電器の基板レイアウトと電路の長手方向を例示する概要図であって、(a)は部品面のパターン図と電路と長手方向を示し、(b)は半田面のパターン図と電路の長手方向を示す。 検電器の構成部品を例示する分解斜視図である。 検電器の電路(ケーブル)への取付け状態を例示する概要斜視図であって、(a)は分解斜視図であり、(b)は正面斜視図であり、(c)は背面斜視図である。 検電器の電路(バスバー)への取付け状態を例示する概要斜視図であって、(a)は分解斜視図であり、(b)は正面斜視図であり、(c)は背面斜視図である。 検電器の電路(バスバー)への取付け状態を例示する図面代用写真である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態のコンデンサユニット1>
図1〜4、7、8には、第1実施形態に係るコンデンサユニット1が示されている。
このコンデンサユニット1は、一対の電極2を有し、これら一対の電極2を保持するケーシング5も有している。
<一対の電極2>
図1〜4、7、8(特に、図2(a))に示したように、一対の電極2(2a、2b)は、その両方が、互いに略平行な本体部3(3a、3b)をそれぞれ備えた導体である。
第1実施形態のコンデンサユニット1の場合、一対の電極2a、2bのうち一方の電極2aのみが、その本体部3(3a)の端にもう一方(他方)の電極2b側へ立設し且つもう一方(他方)の電極2bとは略平行でない非平行部4(4a)も備えており、この非平行部4が本体部3の両端に立設されている場合、電極2は、断面視で略コ字型(略C字型)であるとも言える。
一対の電極2の間の距離は、特に限定はないが、所定値(例えば、10mmなど)以上であっても良い。
一対の電極2の間には、後述のケーシング5(検電器10のケーシング12)に内蔵される充放電回路31や基板33等があるが、その他は、空洞(空気)であったり、比誘電率が1より大きい誘電体を挟んでいたり、比誘電率が1の状態(つまり、電極間が真空の状態)であるなど、何れの状態でも構わない。
一対の電極2間の静電容量は、特に制限はないが、例えば、0.005pF以上50000.000pF以下であったり、好ましくは0.01pF以上10000.00μF以下、更に好ましくは0.1pF以上1000.00pF以下(0.5pFや4pF、20pF、100pF、200pF、250pFなど)でも良い。
その他、一対の電極2は、同じ素材等であったり、その逆に、異なる素材であっても構わないが、それらの素材については後述する。
又、一対の電極2は、所定の電界E(後述する電路R(交流電路R’等)の通電により生じる電界Eなど)内に位置させた際に、当該一対の電極2間の電位差が生じる。
<電極2の本体部3>
特に、図2(a)に示したように、本体部3(3a、3b)は、一対の電極2(2a、2b)の両方に備えられ(電極2の一部であり)、互いに略平行な部分である。
ここで、「略平行」とは、例えば、平らな導体同士が略平行となる状態だけでなく、その他、側面視で、後述の変形例のように湾曲したり、波形やジグザクに屈曲している導体同士であっても、一対の導体において、対向する(向かい合う)任意の箇所、又は、互いに最も近接した任意の箇所で、その任意の箇所間の距離が略同じであるとも言える。
一対の本体部3a、3bは、互いに略平行であれば、その形状は特に限定がなく、例えば、何れもが略板状体や略直方体であったり、何れか一方が略板状体で、他方が略直方体であっても良い。
一対の本体部3a、3bは、平面視形状も、何れであっても良く、例えば、略矩形や略正方形であったり、略円形、略楕円形、三角形や六角形などであっても構わない。
その他、一対の本体部3a、3b同士は、同じ形状・大きさ、同じ厚み等であっても良く、その逆に、異なる形状・大きさ、異なる厚み等であっても構わない。
又、各本体部3a、3bは、それぞれ多少の凹凸が形成されていても良く、これら凸部の上面や凹部の底面が、もう一方の本体部3と略平行であれば構わない。
尚、各本体部3a、3bにおける凹凸の側面(外側面や内側面、端面など)は、もう一方の本体部3と略平行でないのであれば、当該本体部3の端に形成されていない場合でも、後述する非平行部4であるとも言える。
以下、その非平行部4について述べる。
<電極2の非平行部4>
特に、図2(a)に示したように、非平行部4(4a)は、第1実施形態においては、一対の電極2a、2bのうち一方(一方の電極2a)のみに備えられている(電極2aの一部である)。
非平行部4aは、一方の本体部3aの端にもう一方の電極2b側へ立設し且つもう一方の電極2bとは略平行でない。
ここで、「立設する」とは、本体部3aと当該非平行部4aは、1つの電極2aとして連続しつつ、本体部3a(の表面)と当該非平行部4a(の表面)間の角度が略0°(ゼロ度)ではない状態を言い、当然、もう一方の電極2bと当該非平行部4a(の延長)間の角度も略0°ではない状態(つまり、もう一方の電極2bとは略平行でない状態)となる。
尚、本体部3aと非平行部4a間の角度は、略0°ではなければ何れの値でも良いが、例えば、略90°であったり(つまり、非平行部4aは、本体部3a(やもう一方の電極2b)と略直交していたり)、その他、30°や45°、60°など所定の角度であっても良い。
非平行部4aの立設についても、その断面視で直線状であったり、その他、湾曲していても良い。
このような非平行部4は、本体部3aにおいて、少なくともその端に立設していれば良い。
詳解すれば、非平行部4aは、本体部3aにおける端のうち、何れか1つの一端にだけでも立設していれば良く、その他、例えば、本体部3aが略矩形や略正方形の略板状体等であれば、4つの端のうち、2つや3つ、又は、4つの端(周端)すべてに非平行部4aが立設していても構わない(図1(b)、図3参照)。
特に、図3に示すように、電路Rの長手方向Lに略直交する本体部3aの端(上下端)に、非平行部4が立設している場合には、例えば、電路Rが前後方向(図3中の符号Lで指示した両矢印のように、検電器10に近接したり離間する方向)に湾曲していたとしても、電路Rの通電により生じる電界Eを漏れなく捉え易くなる。
又、非平行部4aは、本体部3aが略円形や略楕円形の略板状体等であれば、周端のうち一部にだけ立設していれば良く、又は、周端すべてに非平行部4aが立設していても構わない。
非平行部4aは、その本体部3aの端だけでなく、本体部3aの中途部(端以外の部分)で形成(立設)されていても良い。
ここで、上述した本体部3の中途部にある凹凸の側面を、非平行部4aと捉えても良い。
<コンデンサユニット1のケーシング5、本体側部6、連結側部7>
図1〜4、7、8に示したように、コンデンサユニット1のケーシング(コンデンサケーシング)5は、一対の電極2a、2bを保持するもの(筐体)である。
ケーシング5は、一対の電極2a、2bそれぞれの本体部3a、3bを保持する一対の本体側部6(6a、6b)と、これらの本体側部6a、6bそれぞれの端から立設し且つ一対の本体側部6a、6bの間を連結する連結側部7を備えている。
ケーシング5は、上述の本体側部6a、6bや連結側部7を有するのであれば、何れの構成でも良いが、その形状は、略直方体や略立方体であったり、略円柱や、略楕円体、略三角柱、略六角柱であっても良い。
以下、ケーシング5は、略直方体として述べ、この場合、略直方体において、対向する最も大きい2つの面側が本体側部6a、6bであり、残り4つの面側が連結側部7であると言える。
ケーシング5は、後述する発光部11用の窓や、取付孔23等が設けられていても良い。
ケーシング5の素材も、所定の電界E内に位置させた際に、当該一対の電極2a、2b間の電位差が生じるのであれば、特に限定はないが、例えば、非導電性の合成樹脂製、木製、陶磁器製の素材であっても良い。
尚、ケーシング5は、一方の本体側部6aに(4つの)連結側部7が一体化している等の構成でも良く(図1(b)参照)、これら一方の本体側部6a及び連結側部7に対して、他方の本体側部6bを、所定数のネジ16等で留めたり(図6参照)、溝等に沿って嵌め込む構造であっても良い。
<被覆電極2’>
特に、図1(b)に示したように、被覆電極2’は、上述したケーシング5の内面に導電素材を被覆して構成され、一対の電極2a、2bのうち一方又は両方が、この被覆電極2’となる。
ここで、「導電素材」とは、銅やニッケル等の導電性の素材を含む導電塗料であったり、同じく銅やニッケル等の導電性の素材をメッキして形成される被膜などであっても良い。
被覆電極2’の厚さも、特に限定はないが、例えば、導電塗料の場合、その塗膜の厚さは、10μm以上50μm以下(20μm、30μm、40μmなど)であっても良い。
又、メッキの場合、被覆電極2’(被膜)の厚さは、銅メッキであれば、0.5μm以上3μm以下(例えば、0.8μmや1.2μm、1.5μm、2.0μmなど)であり、ニッケルメッキであれば、0.10μm以上0.40μm以下(0.25μmなど)であっても構わない。
このような被覆電極2’(2a’)が本体部3(3a)及び非平行部4(4a)の両方を備えている場合には、本体部3aは、ケーシング5の本体側部6aの内面に構成され、非平行部4aはケーシング5の連結側部7の内面に構成される。
ここで、連結側部7の内面に構成された非平行部4aは、当然に、もう一方の電極2bに接触しない範囲までにしか被覆されない。
つまり、被覆電極2a’は、その非平行部4aが、本体側部6aと連結側部7とに亘って、且つ、連結側部7においても、少なくとも一方の本体部6a寄りの部分に被覆して構成されれば良く、必ずしも連結側部7の内面全てに被覆されるものではない。
一方、被覆電極2a’が本体部3aのみを備えている場合には、上述したように、本体部3aは、ケーシング5の本体側部6aの内面のみに構成される。
尚、一対の電極2a、2bのうち一方の電極2aのみが、被覆電極2’であれば、他方の電極2bは、被覆電極2’以外のもの(後述する金属プレート2”)で構成される。
以下、この金属プレート2”について述べる。
<金属プレート2”>
特に、図1、図2(a)、図6等に示したように、金属プレート2”は、一対の電極2a、2bのうち、一方の電極2aが上述した被覆電極2’であった場合、他方の電極2bを構成する。
金属プレート2”(2b”)は、鉄、銅、アルミニウム、銀、金、ニクロム等の導電性の金属製である。
このような金属プレート2b”が本体部3(3b)及び非平行部4(4b)の両方を備えている場合には、1つの金属プレート2”の端等を折り曲げて非平行部4bとしたり、本体部3bに対して、非平行となるように溶接等により非平行部4bを接合して構成しても良い。
一方、金属プレート2b”が本体部3bのみを備えている場合には、当然に、その形状は、略板状体となる。
尚、金属プレート2b”には、後述する取付孔23等が設けられていても良い。
<第1実施形態のコンデンサユニット1の変形例>
1実施形態に係るコンデンサユニット1の変形例において第1実施形態と最も異なるのは、一対の電極2a、2bにおける本体部3(3a、3b)が、湾曲している点である。
詳解すれば、変形例は、例えば、後述するケーブルなど断面略円形状(又は断面略楕円形)等の電路Rを取り囲むように湾曲し、一対の本体部3a、3bは、断面視で電路Rをぐるっと取り囲むように、それぞれが略同心円上の円弧形状となっている。
このように一対の本体部3a、3bが湾曲している場合であっても、対向する(向かい合う)任意の箇所、又は、互いに最も近接した任意の箇所で、その任意の箇所間の距離が略同じであるとも言えることから、互いに略平行である。
このように、一対の本体部3a、3bが湾曲することで、電路Rから遠ざかるにつれて放射状に広がる所定の電界E(例えば、後述する電路Rの通電により生じる電界Eなど)を、より漏れなく捉えることが出来ると言える。
その他のコンデンサユニット1の構成、作用効果及び使用態様は、第1実施形態と同様である。
<第2実施形態のコンデンサユニット1>
図2(b)には、第2実施形態の変形例に係るコンデンサユニット1が示されている。
この第2実施形態において第1実施形態と最も異なるのは、非平行部4(4a、4b)が、一対の電極2a、2bの両方に備えられている(それぞれの電極2a、2bの一部である)点である。
このように、両方の電極2a、2bに非平行部4a、4bがあることで、例えば、電路Rから遠ざかるにつれて放射状に広がる所定の電界であっても、2つの電極2a、2bそれぞれに非平行部4a、4bが設けられている分だけ、より漏れなく捉えることが出来るとも言える。
その他のコンデンサユニット1の構成、作用効果及び使用態様は、第1実施形態やその変形例と同様である。
<検電器10>
図1〜9に示したように、検電器10は、第1、2実施形態等のコンデンサユニット1を備え、このコンデンサユニット1からの電流を用いて、電路Rの通電を検査するものである。
検電器10は、当該検電器10を電路Rの通電により生じる電界E内に位置させた際に、コンデンサユニット1の一対の電極2(2a、2b)間の電位差による電流で点灯する発光部11を備えている。
又、検電器10におけるコンデンサユニット1は、一対の電極2a、2bのうち、一方の電極2aは、本体部3と非平行部4を備えた被覆電極2’(2a’)であり、他方の電極2bは、本体部3のみを備えた金属プレート2”(2b”)であっても良い。
更に、検電器10におけるコンデンサユニット1は、一対の電極2a、2bのうち、一方の被覆電極2a’は、他方の金属プレート2b”より電路Rから遠くに位置していたり、一方の被覆電極2a’の本体部3aは、他方の金属プレート2b”の本体部3bと略同じ大きさ又はより大きくても良い。
<検電器10のケーシング12>
特に、図1、6に示したように、検電器10のケーシング(検電ケーシング)12は、上述したコンデンサユニット1のケーシング(コンデンサケーシング)5を兼用している。
詳解すれば、検電ケーシング12は、後述する充放電回路31が実装された基板33も内蔵しており、カバー(蓋、前面)13側と、基板33を支持するシャーシ14を有している。
これらのうち、カバー13が、上述した一方の被覆電極2a’を保持する一方の本体側部6aと4つの連結側部7であって、これら各側部6a、7が一体成形されている。
このカバー13(一方の本体側部6aと連結側部7)の内面に、導電素材が被覆されることで、一方の被覆電極2a’が保持(構成)されている(図1(b)参照)。
これに対して、シャーシ14は、上述した他方の金属プレート2”を、その背面側で保持しており、他方の本体側部6bとなっている。
又、基板33とシャーシ14や、シャーシ14と他方の金属プレート2”は、両面テープ15にて貼り付けられていても良く、シャーシ14とカバー13は、上述したように、所定数のネジ16によって留められても良い。
その他、検電器10は、コンデンサユニット1からの電流を充電・放電する充放電回路31を備えていたり、後述する電路Rが交流電路R’であれば、交流電流を直流電流に変換する整流器17を備えていても良い。
そこで、このような検電器10が通電の検査をする電路Rについて、まず詳解する。
<電路R(交流電路R’)、電界Eなど>
図2〜5、7〜9に示したように、電路Rは、長手方向Lを有した電流の通路、又は、電気回路であって、検電器10に導通されて、電流が流れているか(通電しているか)を検査されるものであって、銅、アルミニウム、銀、金、ニクロム等の導体や、この導体を絶縁物で覆ったケーブル、一般的な電線などを含む。
電路Rに流れる電流は、交流電流、直流電流の何れでも良く、交流電流が流れる電路を交流電路R’とし、直流電路が流れる電路を直流電路R”とする。
電路Rは、電流が流れるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、交流電路R’としては、太陽光発電プラント(太陽光発電所)の配電盤内において、所定の電圧(例えば、高圧であれば6600Vや22000Vなど、低圧であっても100V〜200Vなど)の三相ケーブル(そのうちの1本や2本)や、バスバーでも良い(図1、6、9参照)。
尚、図9に示したように、配電盤内は薄暗く、更にカバー越しであれば、交流電路R’の位置が確認しにくいが、検電器10の発光部11によって、使用者に容易に通電している状態を示せる。
その他の交流電路R’の例としては、商用電源として家屋、建物に設けられたコンセントやブレーカーをはじめ、送電設備などであっても良い。
一方、直流電路R”の例としては、太陽光発電プラントにおいて、多数の太陽電池パネルや、これらの太陽電池パネルを複数直列に繋げた多数の太陽電池ストリングや、これらの太陽電池ストリングを複数本纏める接続箱における直流ケーブルでも良い。
その他の直流電路R”の例としては、直流電流が流れる電化製品をはじめ、デスクトップ型やノート型などのコンピュータ、オフィス機器、各種端末などであっても良い。
以下では、電路Rは、交流電路R’(特に、6600Vや22000Vの三相ケーブル)であるとして述べる。
<検電器10におけるコンデンサユニット1の役割>
図4に示したように、検電器10において、コンデンサユニット1の役割は、その一対の電極2からの電流を、後述する充放電回路31への入力電流Xとすることである。
より具体的には、コンデンサユニット1の一方の被覆電極2a’と他方の金属プレート2b”は、それぞれが、充放電回路31への入力配線Xに接続されており、この一対の電極2(被覆電極2a’と金属プレート2b”)を、上述した電路R(交流電路R’等)の通電により生じる電界E内に位置させた際は、当該一対の電極2a’、2b”間に電位差が生じる。
従って、一対の電極2a’、2b”は、検電器10におけるゲートコンデンサ21(一対のゲート電極21a、21b)であるとも言える。
カバー13側のゲート電極21aである被覆電極2a’は、充放電回路31における一方の入力配線X’(Xa’)に、ゲート接触子(例えば、ポリウレタンフォームに導電布を巻付けたガスケットなど)18を介して接続されても良い。
又、シャーシ14側のゲート電極21bである金属プレート2”は、シャーシ14背面側に設けた凹部に、両面テープ15を介して取り付けられて、充放電回路31における他方の入力配線X’(Xb’)に、ゲート電極配線20を介して接続されても良い。
このゲート電極配線20は、充放電回路31の基板33における部品面(表面)33a側から貫通孔33cを通って半田面(裏面)33b側へ配線され、配線端子20aを介して、シャーシ14背面側の金属プレート2”に接続していても良い。
<整流器17>
図4に示されたように、整流器17は、交流電路R’から交流電流を直流電流に変換するものである(図4中においてはD1及びD2で表される)。
整流器17は、交流電路R’から交流電流を直流電流に変換できるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、2つのダイオード部材と組み合わさって1つの素子となったものを2つ用いても構わない。
<充放電回路31>
図4等に示したように、充放電回路31は、コンデンサユニット1(ゲートコンデンサ21)からの電流(入力電流X)を別の蓄電装置32に充電し、この蓄電装置蓄電装置32から放電する電流(出力電流Y)で、後述する発光部11を点灯させる回路である。
充放電回路31は、ゲートコンデンサ21からの電流を、蓄電装置32に充電・放電させるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、蓄電装置32を、ゲートコンデンサ21とは別のチャージコンデンサ32としても良い。
更に、充放電回路31は、このチャージコンデンサ32を複数有し、これら複数のチャージコンデンサ32を、充電時には直列に接続し、放電時には並列に接続する構成としても良い。
尚、チャージコンデンサ32の個数は、2つや3つ、4つ以上など、複数であれば、何れの値でも良い。
各チャージコンデンサ32の静電容量は、特に制限はないが、例えば、0.001μF以上10000.000μF以下であったり、好ましくは0.01μF以上5000.00μF以下、更に好ましくは0.1μF以上1000.00μF以下(2.2μFなど)でも良い。
更に、チャージコンデンサ32における電極間には、比誘電率が1より大きい誘電体を挟んでいたり、比誘電率が1の状態(つまり、電極間が真空の状態)であるなど、何れの状態でも構わない。
尚、各チャージコンデンサ32は、幾つかのコンデンサ部材が集まったものでも良い。
このような充放電回路31のチャージコンデンサ32など各素子や、当該各素子を結ぶ素子配線34、その他の素子(例えば、雷サージ保護素子など)は、上述した基板33の部品面(表面)33a側に配設される。
このように、充放電回路31の基板33では、素子配線34や上述したゲート電極配線20等が配設されているが、これらの配線20、34のうち、電路Rの長手方向Lと略平行な配線L’が、電路Rの長手方向Lと略平行でない配線(非平行配線)L”より少なくても良い。
ここで、「電路Rの長手方向Lと略平行な配線L’が、電路Rの長手方向Lと略平行でない配線L”より少ない」とは、充放電回路31の基板33における配線20、34のうち、電路Rの長手方向Lと略平行な配線の本数L’が、電路Rの長手方向Lと略平行でない配線L”の本数より少ない場合や、電路Rの長手方向Lと略平行な配線L’すべてを合計した総長さが、電路Rの長手方向Lと略平行でない配線L”すべてを合計した総長さより少ない(短い)場合、又は、その両方同時の場合など、何れの場合も含む。
尚、電路Rの長手方向Lと略平行でない配線L”には、平面視(又は正面視)で、電路Rの長手方向Lと略直交する配線La”や、電路Rの長手方向Lと斜めに交わる配線Lb”などを意味する。
<発光部11>
図4〜9に示されたように、発光部11は、充放電回路31(チャージコンデンサ32)から放電される出力電流Yで、電路R(交流電路R’等)が通電している状態を、光で表すものである(図4中においては、LED1で表される)。
発光部11は、交流電路R’等が通電している状態を光の点滅で表すなど、何れの構成であっても良く、上述した充放電回路31の出力配線Y’に接続されている。
発光部11は、具体的には、発光ダイオード(LED)や有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)、ネオンランプの他、発光するものであれば、ハロゲンランプ、白熱電球、蛍光ランプ(蛍光灯)、水銀ランプ(水銀灯)等の放電灯であっても良い。
以下は、発光部11が主に発光ダイオードであるとして述べる。
発光部11は、上述した充放電回路31によって、所定の発光周期Tで発光(点灯)する構成でも良く、この発光周期Tに対する発光部11の発光時間T’のデューティ比D(つまり、デューティ比D=(発光時間T’)÷(発光周期T))が、0.000001以上0.500000以下であっても良い。
尚、発光部11は、検電器10のケーシング(検電ケーシング)12に内蔵される際に、レンズ22を被せられていても良く、このレンズ22と検電ケーシング12のカバー13は、互いに両面テープ15で貼り付けられていても良い。
<検電器10の使用>
図7〜9等に示したように、検電器10の使用に際しては、電路Rの形態(ケーブルかバスバーかなど)に応じた固定手段にて、電路Rに取り付けても良い。
特に、図7で示したように、例えば、電路Rがケーブルである場合には、当該ケーブルにホースバンド等の固定手段25を用いてブラケット(ブラケット板金)24を取り付け、このブラケット24を介して、検電ケーシング12の背面側を、電路Rに近接・接近させた状態で、検電ケーシング12の一端部(下部)を貫通する取付孔23に対して、ボルト・ワッシャ等の固定手段25を用いて、電路Rに取り付けても良い。
又、特に、図8、9に示したように、例えば、電路Rが断面略矩形状等のバスバーである場合には、当該バスバーにネジ孔を設け、このネジ孔’を介して、検電ケーシング12の背面側を、電路Rに近接・接近させた状態で、検電ケーシング12の取付孔23に対して、固定手段25を用いて、電路Rに取り付けても良い。
その他、検電ケーシング12の一端部に溝26を形成し、この溝に沿わせる結束バンド(図1(a)参照)等の固定手段25を用いて、検電器10を電路Rに取り付けても良い。
<検電器10のその他の部材>
図4に示したように、検電器10は、上述した充放電回路31や、そのチャージコンデンサ32、素子配線34、ゲート電極配線20、発光部11、整流器17等の他に、抵抗部材や雷サージ保護素子などを有していても良く、以下に例示する。
図4中のR1やZ1は、雷保護用素子であって、まずR1の抵抗部材は、整流器17以降の回路に瞬時に高電圧が印加されるのを防止すると言え、Z1の雷サージ保護素子は、整流器17の内部抵抗で端子間の電圧が増加した際、アースへ電流を流し端子電圧の上昇を防止すると言える。
<その他>
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。コンデンサユニット1、検電器10等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
コンデンサユニット1又は検電器10は、その一対の電極2の少なくとも一方が非平行部4を備えるが、その各電極2に対して、断面視で、非平行部4は、本体部3の一端だけに(つまり、1つだけ)立設したり、本体部3の両端に(つまり、2つ)立設したり、更には、本体部3の両端又は一端に加えて、当該本体部3の中途部で1つ又は複数(つまり、合計で2つ又は3つ以上)立設しても良い。
コンデンサユニット1又は検電器10は、その一対の電極2a、2bのうち、両方が金属プレート2”であっても良い。
検電器10におけるコンデンサユニット1(ゲートコンデンサ21)は、一対の電極2a、2bの両方が、電路Rから略同じ距離に位置していても良く、一対の電極2a、2bそれぞれが、電路Rから異なる距離に位置している場合でも、上述とは逆に、電路Rから遠い位置にある一方の電極2aの方が、電路Rにより近い位置にある他方の電極2bより小さくても良い。
又、検電器10におけるゲートコンデンサ21は、一対の電極2a、2bの両方が、非平行部4を備えていても良い。
検電器10は、充放電回路31を備えていなくとも良く、ゲートコンデンサ21における一対の電極2間に生じた電位差による電流を、コンデンサ等に充電などすることなく、直接、発光部11に流して、当該発光部11を点灯させる構成であっても良い。
充放電回路31における蓄電装置32は、チャージコンデンサ32以外に、鉛蓄電池やリチウムイオン蓄電池、ニッケル・水素蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池などの蓄電池(バッテリ)32であっても良い。
充放電回路31は、複数のチャージコンデンサ32を、充電時には直接に接続し、放電時にては並列に接続する回路以外であっても良く、例えば、比較器を用いて、チャージコンデンサ32の充電電圧が所定値を越えたことを検出して、発光部11を点灯し、この発光部11の点灯でチャージコンデンサ32の充電電圧が所定値以下となると発光部11を消灯し、再度、チャージコンデンサ32の充電を待つ回路など、何れの構成であっても良い。
尚、比較器を用いた上述の回路の場合、そのチャージコンデンサ32の個数は、複数でなく、1つであっても良い。
検電器10の充放電回路31の基板33は、上述した取付孔23周辺の絶縁膜が除去されていても良い。
<碍子40>
図9に示したように、検電器10は、碍子40に取り付けられていても良い。
このとき、検電器10におけるゲートコンデンサ21(コンデンサユニット1)は、碍子40に内蔵されることとなり、そのゲート電極21a、21b間には、比誘電率が1より大きい誘電体(エポキシ樹脂やPET樹脂、ナイロン樹脂等の合成樹脂、石英ガラス、陶磁器などの素材)を挟むこととなる。
このように、ゲートコンデンサ21を碍子40に内蔵し、碍子40に検電器10を取り付けることで、交流電路R’において取り付けられる碍子と検電器を兼用でき、省スペース化が図れる。
碍子40は、電路R(交流電路R’等)と支持物の間を絶縁し、ゲートコンデンサ21を内蔵するものであれば、何れの構成でも良い。
尚、ゲートコンデンサ21は、そのゲート電極21a、21bのうち、低電位側(電路R側でない側)だけが、充放電回路31の高電位側(例えば、一方の入力配線Xa’)に接続されており、充放電回路31の低電位側(例えば、他方の入力配線Xb’)は接地(GNDに接地)されている。
検電器10は、通電の状態を検査(検電)する電路R(交流電路R’や直流電路R”)に後付け可能な構成としたり、又、電路Rの製造当初から取り付けていても良い。
検電器10は、一旦、電路Rに取り付けた後は、そのまま付けたままで、常に検電を行う構成としたり、検電する時だけ取り付ける構成としても良い。
又、電路Rが直流電路R”であれば、検電器10において、上述した整流器17は不要となる。
ンデンサユニットは、検電器をはじめ、太陽光発電における監視・制御装置の電源回路や、その他、従来では利用することができなかった、電路などからの無駄な又は邪魔な電界を、漏れなく捉えることが出来、例えば、ウェアラブルコンピューティング(身体装着可能なコンピュータを利用すること)の電力供給源などにも利用可能である。
又、本発明に係る検電器は、太陽光発電プラントをはじめ、送電設備や、各家庭用、オフィス、工場において、電路が交流か直流か、電位の高低、碍子の有無、取付位置も問わず、利用可能である。
1 コンデンサユニット
2 電極
2’ 被覆電極
2” 金属プレート
3 電極の本体部
4 電極の非平行部
5 (コンデンサユニットの)ケーシング
6 ケーシングの本体側部
7 ケーシングの連結側部
10 検電器
11 発光部
12 (検電器の)ケーシング
31 充放電回路
32 蓄電装置
33 充放電回路の基板
R 電路
L 電路の長手方向
E 電界

Claims (3)

  1. 一対の電極(2)を有し、前記一対の電極(2)の両方は、互いに略平行な本体部(3)をそれぞれ備え、前記一対の電極(2)のうち一方のみ又は両方は、前記本体部(3)の端にもう一方の電極側へ立設し且つ前記もう一方の電極とは略平行でない非平行部(4)も備え、前記一対の電極(2)を保持するケーシング(5)を有したコンデンサユニット(1)を備えていて、
    このコンデンサユニット(1)からの電流を用いて、電路(R)の通電を検査する検電器であって、
    当該検電器を前記電路(R)の通電により生じる電界(E)内に位置させた際に、前記コンデンサユニット(1)の一対の電極(2)間の電位差による電流で点灯する発光部(11)を備え、
    前記コンデンサユニット(1)のケーシング(5)は、当該検電器のケーシング(12)を兼用し、
    前記電路(R)は長手方向(L)を有し、
    前記コンデンサユニット(1)からの電流を蓄電装置(32)に充電し、この蓄電装置(32)から放電する電流で前記発光部(11)を点灯させる充放電回路(31)を備え、
    この充放電回路(31)の基板(33)では、前記電路(R)の長手方向(L)と略平行な配線が、前記電路(R)の長手方向(L)と略平行でない配線より少ないことを特徴とする検電器
  2. 前記コンデンサユニット(1)のケーシング(5)は、前記一対の電極(2)それぞれの本体部(3)を保持する一対の本体側部(6)と、これらの本体側部(6)それぞれの端から立設し且つ前記一対の本体側部(6)の間を連結する連結側部(7)を備え、
    前記一対の電極(2)のうち一方が前記ケーシング(5)の内面に導電素材を被覆して構成された被覆電極(2’)であり、且つ、前記一対の電極(2)のうち他方が金属プレート(2”)で構成され、又は、
    前記一対の電極(2)の両方が前記ケーシング(5)の内面に導電素材を被覆して構成された被覆電極(2’)であり、
    前記被覆電極(2’)が前記本体部(3)及び非平行部(4)を備えている場合には、前記本体部(3)が前記ケーシング(5)の本体側部(6)の内面に導電素材を被覆して構成され、前記非平行部(4)は前記ケーシング(5)の連結側部(7)の内面に被覆して構成され、
    前記被覆電極(2’)が前記本体部(3)のみを備えている場合には、前記本体部(3)が前記ケーシング(5)の本体側部(6)の内面のみに導電素材を被覆して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の検電器
  3. 前記一対の電極(2)のうち、一方は前記本体部(3)と非平行部(4)を備えた被覆電極(2’)であり、他方は前記本体部(3)のみを備えた金属プレート(2”)であり、
    前記一対の電極(2)のうち、一方の被覆電極(2’)は、他方の金属プレート(2”)より前記電路(R)から遠くに位置し、
    前記一対の電極(2)のうち、一方の被覆電極(2’)の本体部(3)は、他方の金属プレート(2”)の本体部(3)と略同じ大きさ又はより大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の検電器。
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