JP6164613B2 - 秤 - Google Patents
秤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6164613B2 JP6164613B2 JP2014011696A JP2014011696A JP6164613B2 JP 6164613 B2 JP6164613 B2 JP 6164613B2 JP 2014011696 A JP2014011696 A JP 2014011696A JP 2014011696 A JP2014011696 A JP 2014011696A JP 6164613 B2 JP6164613 B2 JP 6164613B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- hole
- valve
- battery chamber
- scale
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
このような秤では、秤本体の外部に、被測定物を載せる計量皿が設けられ、計量皿の支持体を通して伝達される変位が秤本体に内蔵されたセンサによって測定されることにより、計量が行われる。
したがって、計量時には、計量皿および秤支持体が変位する必要があるため、秤支持体は、秤本体に形成された孔部に進退可能に挿通されている。
このような秤を防水構造とするために、筐体同士や、筐体と蓋部材との間には、Oリングなどのパッキンが設けられている。
秤支持体を挿通するための孔部には、秤支持体の移動の障害とならないように、例えばゴムなどの軟質の弾性部材で形成された蛇腹状のシール部材が設けられている(例えば、特許文献1の「ダイヤフラム8」、特許文献2の「ダイヤフラム14」参照)。
また、このような秤の防水構造において、秤本体の内圧を一定に保つため、水や塵埃の侵入を防止し、通気は可能となる防水防塵フィルターを設けることが知られている(例えば、特許文献1の「防水防塵通気性部材31」、特許文献2の「防水防塵フィルター3」参照)。
蛇腹状のシール部材は、秤支持体の動作の支障とならないように、軟質の素材で形成されているが、秤本体の内圧が大気圧に対して相対的に変化すると、シール部材の張力が変化する。このため、秤支持体の移動時の移動抵抗が変化し、測定誤差の原因となる。
このため、特許文献1、2では、防水防塵フィルターを設けることによって、防水、防塵に支障がない程度の通気性を持たせている。これにより、秤本体の内圧が大気圧と平衡するため、蛇腹状のシール部材の張力が低減される。
しかし、防水防塵フィルターの通気量は少ないため、秤本体の内圧が変動すると、大気圧と平衡するのにある程度の時間が掛かるという問題がある。
したがって、秤本体の内圧が急激に増大した場合、すぐに測定を行うと、蛇腹状のシール部材の張力が増大した状態になっているため測定誤差が大きくなってしまう。
例えば、バッテリーで駆動される秤では、バッテリー交換を行うために測定者がバッテリー室の蓋を開閉操作する場合がある。バッテリー室は、一般的に秤本体の内部と連通されているため、バッテリー室と蓋との間にもパッキンが設けられている。
さらに、バッテリー室の蓋は、開閉操作を容易にするため、例えば、バネやスナップフィットによって付勢された係合部によって着脱を行う機構が採用されていることが多い。
発明者が実験したところでは、このような機構によって蓋の着脱を行う場合、蓋が閉じられる直前に、付勢された係合部が係合相手と動的に係合するため、蓋が急速に移動してバッテリー室側に当たる。このとき、蓋の移動とともに周囲の空気が巻き込まれて、蓋が閉止された直後に秤本体の内圧が上昇する。
このような原因による動的な内圧上昇は、防水防塵フィルターの通気性能では、相当な時間放置しないと解消できない。このため、蓋を閉じてからただちに精密測定を行う場合には無視できない測定誤差を発生させるという問題がある。
図1は、本発明の実施形態の秤の構成を示す模式的な斜視図である。図2は、本発明の実施形態の秤の模式的な縦断面図である。図3は、図2におけるA視の裏面図である。図4は、図3におけるB−B断面図である。図5は、図4におけるC−C断面図である。図6は、図5におけるD部の部分拡大図である。
被測定物51は、計量皿2の上に直接的に載置してもよいが、図1に示すように、上皿50を介して載置し、上皿50とともに計量を行うことが可能である。上皿50の裏面側の中心部には、上皿50を計量皿2上に載置するため、下方に延ばされた筒状の支持脚部50aが設けられている。なお、上皿は、上記のような形態に限らず、計量皿2の上面側と側面側に覆いかぶさる箱型のような形態をなすもの、その他の形態でもよい。
上皿50を用いて被測定物51を計量する場合、被測定物51を除去した上皿50のみの重量を計量して、上皿50の重量を被測定物51および上皿50の重量から差し引くことにより、被測定物51の重量が求められる。このため、上皿50も秤1における被測定物になっている。
被測定物51の種類、態様は、その重量が秤1の計量可能範囲にあって、計量皿2上または上皿50上に載置可能な物体であれば、特に限定されない。
本実施形態では、図2に示すように、上側の中心部に固定ねじ2cを取り付けるための凹部2aが形成されており、裏面側には、凹部2aの外側を囲んで、突出された凸部2bが形成されている。
本実施形態では、凹部2aは、上皿50を載置する際に上皿50の支持脚部50aを受ける受け面にもなっている。
凸部2bの突出方向の先端は、計量皿2の上面と平行な平面に整列されており、平板からなる計量皿固定板4に当接されている。
計量皿2は、凹部2aを貫通して計量皿固定板4の中心部に螺合された固定ねじ2cにより、計量皿固定板4と一体に固定されている。
第1筐体5の概略構成は、計量皿固定板4の下方において計量皿固定板4と対向する平面視矩形状の天面部5cと、天面部5cの外縁の一辺から外方に向かって斜め下方に延びる前面部5fと、前面部5fを除く天面部5cの外縁部から下方に延びる側面部5dとを備える。
前面部5fには、板厚方向に貫通する矩形状の開口5aが設けられている。
ただし、開口5aは、光透過性を有するガラスまたは合成樹脂の板材からなる透明板5bが嵌め込まれることにより密封されている。
透明板5bの裏面側には、計量結果を表示する表示部12が配置されている。
表示部12は、例えば、液晶パネルやLED表示素子などの表示体を備える電装基板からなる。
なお、上記では、光透過性を有するガラスまたは合成樹脂の板材からなる透明板5bを開口5aに嵌め込まれることにより密封するものとしたが、開口5aよりも大きな面積を有する板材で構成する透明板を開口5aに貼り付けることにより密封するものとしても良い。例えば、開口5aよりも大きな面積を有するメンブレンスイッチに透明部分を設け、前面部5fに貼り付けることにより密封されるものでも良い。
第2筐体6の概略構成は、第1筐体5の天面部5cおよび前面部5fに対向する平面視略矩形状の底面部6aと、底面部6aの外縁の各辺から上方に延びる側面部6cと、底面部6aの中心部において上方に向かって陥没された台状の支持台部6bとを備える。
底面部6aは、図3に示すように、支持台部6bを囲む略矩形状の範囲に形成され、四隅に、秤1を下方から支えるため、例えば、ゴム足などからなる脚部22が固定されている。
図2に示すように、側面部6cの先端部は、第2筐体6の開口の全周にわたって、第1筐体5の前面部5f、側面部5dの先端部と対向する形状に形成されている。
第2筐体6は、側面部6cの先端部と、第1筐体5の前面部5f、側面部5dとの間に、例えば、Oリングなどからなるパッキン8を挟んだ状態で、第1筐体5の下方に配置され、図示略のねじ部材によって固定されている。
このため、互いに固定された第2筐体6および第1筐体5の側面は、全周にわたって隙間なく配置されたパッキン8によって密閉されている。
支持台部6bにおいて、ロードセル11の配置位置の側方には、図3に示すように、秤1を駆動するバッテリー17を収容するため、支持台部6bの下方から上方に陥没して設けられたバッテリー室6Aが形成されている。
バッテリー17は、例えば、電池などの交換可能な電源であり、本実施形態では、一例として、4本の単三型の乾電池または充電池が直列接続されている。
バッテリー室6Aの詳細については後述する。
ロードセル11からの電気信号は、配線13aを介して、底面部6a上に配置された演算部13に送出され、演算部13によって、計量皿2に被測定物51が載っていないときのロードセル11からの出力値(いわゆるゼロ点)と被測定物51が載っているときの出力値との差に基づいて被測定物51の重量が演算される。
演算部13で換算された数値は、配線13bを介して接続された表示部12に送出され、表示部12上に表示される。
ロードセル11、演算部13、および表示部12は、図示略の配線によってバッテリー17と電気的に接続されている。これにより、ロードセル11、演算部13、および表示部12には、動作に必要な電力がこれら配線を通してバッテリー17から供給される。
計量皿支持体9は、ロードセル11に固定されたセンサ押圧部9aと、センサ押圧部9aの上方に延ばされた支持軸部9bとを備える。
支持軸部9bは、秤本体3の内側から計量皿支持体挿通孔5eに挿通され、天面部5cの上方に突出されている。
支持軸部9bは、先端部が計量皿固定板4の下面に突き当てられた状態で、固定ねじ10によって固定されている。
支持軸部9bと計量皿支持体挿通孔5eとの間の隙間は、仕切膜7によって密閉されている。
また、仕切膜7は、径方向に沿う断面では、山部と谷部とを有する蛇腹折りされた形状を有している。
計量皿支持体9が鉛直方向に変位すると、支持軸部9bが計量皿支持体挿通孔5eに対して鉛直方向に移動する場合、支持軸部9bとともに仕切膜7の内周部が移動する。このため、仕切膜7は、支持軸部9bの移動に追従して変形していく。
ただし、仕切膜7は、軟質で伸縮性を有し、しかも径方向に沿って蛇腹折りされた構造を有するため、軽荷重で変形し、仕切膜7の変形による支持軸部9bへの反力は小さい。
図3に示すように、バッテリー室6Aは、裏面視略矩形状の開口部(開口)を有し、この開口部が、バッテリー室カバー14(蓋部材)によって開閉可能に覆われている。
図4、5に示すように、バッテリー室6Aは、バッテリー室カバー14を着脱可能に収容するカバー装着穴部6iと、カバー装着穴部6iの穴底部の内部側であって平面視においてバッテリー室カバー14の外形よりも内側の領域にバッテリー17を収容するバッテリー収容穴部6g(孔部)とを備える。
パッキン18は、例えば、ゴムやエラストマーなどからなる軟質の弾性部材で構成され、カバー装着穴部6iの穴底部(後述する蓋受け面6f)よりもわずかに突出するように設けられている。
以下、バッテリー室カバー14の構成を説明する場合、特に断らない限りは、バッテリー室カバー14を閉じた時の位置関係に基づいて説明する。
内蓋部14Bの概略構成は、バッテリー室6Aの開口部を閉止する平面視矩形状の蓋面部14dと、蓋面部14dの外縁から第2筐体6の外側に向かって延ばされた第1側面部14w(図4参照)、第2側面部14x(図4参照)、第3側面部14y(図5参照)、および第4側面部14z(図5参照)とを備える。
これら第1側面部14w、第2側面部14x、第3側面部14y、および第4側面部14zの先端部で囲まれる開口には、外蓋部14Aが固定されている。このため、バッテリー室カバー14の内側には、外蓋部14Aと内蓋部14Bとで囲まれた蓋内空間S14が形成されている。
貫通孔14r、14g、凹部14q、および操作突起部14fは、装着時にパッキン18で囲まれる領域に形成されている。
特に、貫通孔14r、および凹部14qは、バッテリー収容穴部6gの上方となる位置に形成され、バッテリー室カバー14の装着時にバッテリー収容穴部6g内のバッテリー配置空間S6gと連通している。
凹部14qの底面には、防水防塵フィルター16を通した通気流路を形成する貫通孔14bが貫通して設けられている。
また、内蓋部14Bに装着された外蓋部14Aにおいて、貫通孔14bと重なる領域には、外蓋部14Aの板厚方向に貫通する貫通孔14cが設けられている。
操作突起部14fの突出方向の先端部には、第3側面部14yに向かって側方に突出する突起からなり、後述する棒状体32dと係合する係合部14h(弁体操作部)が形成されている。係合部14hの突出量は、平面視において貫通孔14gの内側に収まる範囲になっている。
第1側面部14wは、図4に示すように、バッテリー室カバー14の装着時に、第2筐体6と係合するため側方に突出された差し込み突起14aを備える。
第2側面部14xは、バッテリー室カバー14の装着時の固定と、固定解除とを行うため、後述する係合部材15の係合爪部15bが側方から進退可能に挿入される係合穴14kが設けられている。
ただし、係合穴14kは、第2側面部14xにおける開口部を形成しているが、奥側(図示左側)は閉じられており、蓋内空間S14とは連通されていない。
係合穴14kの蓋面部14d側には、第1側面部14wから第2側面部14xに向かう方向において蓋面部14dから外蓋部14A側に(図示上側に)傾斜する傾斜面14iが設けられた係止爪部14eが形成されている。
軟質内カバー14Cは、例えば、ゴムやエラストマーなどの軟質で伸縮性を有する膜状の弾性部材からなり、貫通孔14rを通した気体の流入量に応じて、蓋内空間S14の範囲で変形することが可能である。
カバー装着穴部6iの深さは、バッテリー室カバー14の厚さと略等しい深さになっている。
カバー装着穴部6iの内周面は、バッテリー室カバー14の装着時に、第1側面部14w、第2側面部14x、第3側面部14y、および第4側面部14zとそれぞれ対向する第1内周面6w、第2内周面6x、第3内周面6y、および第4内周面6zからなる。
差し込み凹部6eは、バッテリー室カバー14の差し込み突起14aが係止されてバッテリー室カバー14が蓋受け面6fと略平行になった状態で、蓋受け面6fから突出されたパッキン18が平坦面14pと密着する位置に形成する。
係合爪部15bは、その先端部15cの近傍において、基端側から先端部15cに向かうにつれて、蓋受け面6fに近づく方向に傾斜する傾斜面15eを有している。
係合部材15は、装着時のバッテリー室カバー14の係合穴14kと対向する位置に開口されたガイド孔6rに進退可能に挿通されている。
開閉操作部15aが最も第2内周面6x寄りに移動した場合(図4参照)には、係合爪部15bが第2内周面6xから突出し係合穴14kに係合する。
このような係合状態では、第2側面部14x側のバッテリー室カバー14の厚さ方向の位置が規制され、蓋受け面6fから突出されたパッキン18がバッテリー室カバー14の平坦面14pと密着するようになっている。
開閉操作部15aが最も第2内周面6xから離れる方向に移動した場合には、係合爪部15bの先端部15cが、ガイド孔6rの内部に退避する。
バッテリー収容穴部6gは、製造上の都合等によって貫通孔が設けられている。本実施形態では、一例として、バネ電極21を装着するための貫通孔6hが設けられている。
このため、バッテリー配置空間S6gと、秤本体3の内部空間Sとは、貫通孔6hを介して連通している。
カバー装着穴部6iにバッテリー室カバー14が装着されると、パッキン18で囲まれた範囲内に開口するバッテリー収容穴部6gは、バッテリー室カバー14がパッキン18と密着することにより、外部に対して液密に閉止される。これにより、秤本体3の内部空間Sから貫通孔6hを通ってバッテリー配置空間S6gに到る通気路も、バッテリー室カバー14によって閉止されることになる。
バッテリー室カバー14は、秤本体3に着脱可能に設けられ、装着時に孔部の開口を液密に閉止する蓋部材を構成している。
パッキン18は、蓋部材であるバッテリー室カバー14による密閉範囲を区画する部材になっており、パッキン18の内側が密閉範囲になっている。
本実施形態では、連通流路Cは、カバー装着穴部6iの底部に形成された、突起挿入穴部6j、伝動部挿入孔6k、貫通孔6n、および弁座部流路6mと、伝動部挿入孔6kおよび弁座部流路6mの下方に配置された弁体収容部31によって形成された弁体収容穴31aとからなる。
伝動部挿入孔6kは、突起挿入穴部6jの穴底において突起挿入穴部6jに挿入された操作突起部14fの係合部14hよりも第3内周面6y寄りの位置に開口された貫通孔である。
伝動部挿入孔6kは、後述する弁体部32の棒状体32dが、挿通可能かつ第3内周面6y寄りに撓み変形可能な大きさを有する。
貫通孔6nの開口の大きさは通気可能な適宜の大きさを採用することができる。
本実施形態では、弁座6Mは、弁体部32の外周に装着されたOリング33を摺動可能に内嵌する円筒状の孔部からなる。
弁座部流路6mと貫通孔6nとの境界部には、後述する弁体部32の弁体先端部32cを係止するため、弁座部流路6mの内部に段をなして突出された弁体係止部6sが設けられている。
このような構成により、連通流路Cは、パッキン18を間に挟んで断面が略U字状の流路を形成している。連通流路Cは、バッテリー室カバー14の未装着時においては、突起挿入穴部6jおよび貫通孔6nを通して外部に連通されている。
弁体付勢バネ34の種類は、特に限定されないが、本実施形態では、一例として、圧縮コイルバネを採用している。
弁体本体32aは、弁座部流路6mよりも小径の略円筒状部材であり、軸方向の先端に弁体係止部6sに係止可能な弁体先端部32cが設けられている。弁体本体32aは、円筒形状でもよいが、例えば、通気弁30の開状態における通気性を増大させる等の目的で弁体先端部32cの方から軸方向の中間部までスリットを設けることも可能である。図6では一例として、弁体本体32aがこのようなスリットを有する場合の形状を示している。
弁体本体32aにおいて弁体先端部32cと反対側の端部は、板状部によって閉じられている。
Oリング33は、弁座6Mに摺動可能に内嵌するためのシール部材であり、弁体先端部32cと反対側の弁体本体32aの端部の外周部に固定されている。弁体本体32aにスリットが設けられている場合には、Oリング33は、スリットが形成されていない外周部の領域に設けられる。
バネ受け部32bは、弁体付勢バネ34からの付勢力を受ける部位であり、Oリング33を挟んで弁体本体32aと反対側に設けられている。本実施形態では、弁体付勢バネ34の端部を内側に収容する円筒状の突起部からなる。
連結部32gの延出方向の端部には、伝動部挿入孔6kの内部に挿通される棒状体32dと、棒状体32dと反対側において、弁座部流路6mの中心軸線Oに平行に延ばされた棒状のガイド部32fとが設けられている。
棒状体32dは、伝動部挿入孔6kの開口の大きさより細く、可撓性を有し、中心軸線Oに交差する方向に撓み変形可能な棒状に設けられ、伝動部挿入孔6k内で、第3内周面6yから遠い側の伝動部挿入孔6kの内周面に近接する位置で、伝動部挿入孔6kの内周面に沿って延ばされている。
棒状体32dの先端部には、近接する伝動部挿入孔6kの内周面の外側(第3内周面6yから遠ざかる側)に突出する突起部32e(伝動部)が設けられている。
突起部32eの突出量は、伝動部挿入孔6k内で棒状体32dがたわんだ状態で、伝動部挿入孔6k内を挿通できる程度の突出量になっている。
弁体収容穴31aおよびガイド部挿通穴31bの底面である底面部31e、31fは、それぞれ、突起部32eが伝動部挿入孔6kの内周面に引き込まれる位置で、バネ受け部32bとガイド部32fの突出方向の端部との間に隙間ができる位置に形成されている。
底面部31eは、弁体付勢バネ34を配置する受け部を兼ねており、底面部31eとバネ受け部32bの間には、中心軸線Oに沿って圧縮された弁体付勢バネ34が装着されている。
このため、弁体部32は、中心軸線Oに沿って進退する際、弁体先端部32cが弁体係止部6sに近づくと、Oリング33が弁座6Mと嵌合して弁座部流路6mが閉止される。
また、Oリング33が弁体収容穴31aに移動すると、Oリング33は、内周面31cとの嵌合状態を保って移動する。このとき、弁座部流路6mは、Oリング33による閉止が解除されるため、弁体収容穴31aと連通し、さらにスリット31dを通して、伝動部挿入孔6k、および突起挿入穴部6jとも連通する。
図7(a)、(b)、(c)は、本発明の実施形態の秤の蓋部材の開閉動作を示す動作説明図である。図8は、本発明の実施形態の秤の蓋部材の開閉動作における通気弁の動作を示す動作説明図である。図9は、図8に続く通気弁の動作を示す動作説明図である。図10は、図9に続く通気弁の動作を示す動作説明図である。
計量皿2は、載せられた被測定物51等の被測定物の重量に応じて荷重を受け、この荷重に応じてロードセル11が変形することにより、鉛直方向に変位する。
ロードセル11は、変形に伴うひずみの大きさを電気信号として、演算部13に送出する。
演算部13では、ロードセル11から送出された電気信号を被測定物の重量に換算する演算を行い、演算結果を表示部12に表示する。
このようにして被測定物の重量が測定される。
秤1においては、計量皿2の変位に連動して移動する計量皿支持体9の支持軸部9bに仕切膜7が接続されることで、支持軸部9bと計量皿支持体挿通孔5eとの間の開口が密閉されている。
また、秤本体3における孔部であるバッテリー収容穴部6gは、防水防塵フィルター16を有するバッテリー室カバー14によって液密に閉止されている。
このため、秤1は防水構造を有している。
このように秤本体3に内圧変動が生じると、計量皿支持体9の変位に誤差が生じて、被測定物の計量にも測定誤差が生じることになる。
しかし、このような作業は、秤1の使用者のだれしもが容易に行える作業ではない。
そこで、本実施形態の秤1は、使用者が容易にバッテリー17の交換を行うことができるように、係合部材15を用いた開閉機構を備えるとともに、バッテリー室カバー14を閉じる際に、秤本体3の内圧変動を確実に抑制することができるように通気弁30を設けている。
開閉操作部15aから手を離すと、図7(a)に示すように、係合部材15は、バネ19によって第2内周面6x側に付勢されるため、先端部15cが、第2内周面6xから突出する。
このように、バッテリー室カバー14を取り外したら、バッテリー収容穴部6gのバッテリー17(図7(a)、(b)、(c)では図示略)を適宜交換し、交換後に、バッテリー室カバー14を閉じる操作を行う。
バッテリー室カバー14を閉じる操作による動作は、本実施形態では、バッテリー室カバー14がバッテリー収容穴部6gを閉止終える前の「第1操作状態」と、バッテリー室カバー14が閉止された後の「第2操作状態」とに分けて述べることができる。
この状態で、図示矢印のように、差し込み突起14aを回転支点として、バッテリー室カバー14の第2側面部14xの方を下側に移動して、バッテリー室カバー14を寝かせていく。
このとき、平坦面14pは、第2内周面6x側の一部しかパッキン18と当接しないため、バッテリー収容穴部6gは上方に対して開放されている。このため、閉じる操作は第1操作状態にある。
また、棒状体32dは、伝動部挿入孔6kに挿通され、突起部32eが突起挿入穴部6jの上部の開口の近傍に位置している。
ただし、バッテリー室カバー14は、パッキン18の全周とは密着していないため、突起挿入穴部6jおよび貫通孔6nの上方のカバー装着穴部6i内に、第4流路C4が形成されている。
第1流路C1と第2流路C2とは、第4流路C4を通して連通している。
第4流路C4は、バッテリー配置空間S6gとも連通している。
一方、バッテリー室カバー14の第3側面部14y等の各側面部は、第3内周面6y等のカバー装着穴部6iの各内周面との間の隙間を有しており、これらの隙間によって外部に連通する第3流路C3が形成されている。
これにより、係合爪部15bは、係合穴14kに進入していく。
このようにして、バッテリー室カバー14は、蓋受け面6fにむかって加速されつつ移動して、パッキン18に当たる。
これにより、パッキン18の内側に開口するバッテリー収容穴部6gは、バッテリー室カバー14によって液密に閉止される。
このため、作業者は、バッテリー室カバー14をカバー装着穴部6iに斜め方向に差し込んで、蓋受け面6fに向かって閉じていくだけの簡単な操作で、バッテリー室カバー14を閉じることができる。
図8に示すように、操作突起部14fの係合部14hが棒状体32dの突起部32eと当接した時点では、上述したように、通気弁30によって連通流路Cが閉止されている。しかし、この状態からバッテリー室カバー14を押し下げていくと、係合部14hと突起部32eとが係合しているため、操作突起部14fの変位と連動して、棒状体32dが押し下げられていく。これにより、弁体部32全体が、弁体付勢バネ34の付勢力に抗して押し下げられていく。
本実施形態では、弁座6Mは、弁座部流路6mの下端部に設けられており、弁体部32は、平坦面14pから突出した操作突起部14fによって棒状体32dが下方に押圧されるにつれて下降する。このため、操作突起部14fと棒状体32dとの長さを適宜設定しておくことにより、バッテリー室カバー14がパッキン18に当接する前に、Oリング33が弁座6Mの下方に移動して、連通流路Cが開放される。すなわち、通気弁30は、第1操作状態において連通流路Cを開放することができる。
このとき、本実施形態では、操作突起部14fの係合部14hと棒状体32dの突起部32eとは、係合状態を保っており、弁体部32の全体は、弁体収容穴31a内に下降した状態である。
このため、Oリング33が弁座6Mから離間して通気弁30は開放状態にあり、連通流路Cは開放されている。ただし、バッテリー室カバー14がパッキン18と密着する結果、突起挿入穴部6jおよび貫通孔6nの上方に形成されていた第4流路C4は消失している。
このため、内部空間Sは、バッテリー配置空間S6g、第1流路C1および第2流路C2からなる連通流路C、並びに第3流路C3を通して外部と連通している。
したがって、バッテリー室カバー14が閉じられても、内部空間Sと外部との通気は、自由である。これにより、バッテリー室カバー14がパッキン18に当たる直前に加速される結果、外部の空気を巻き込んでも、内部空間Sにおける空気の増分は、同等量が第3流路C3から排出される。したがって、内部空間Sの内圧変動が抑制され、例えば、仕切膜7が外側に膨張して、張力が増大することはない。
このため、バッテリー室カバー14がパッキン18と全面的に当接してから、わずかに遅れて、係合部14hと突起部32eとの係合が外れる。これにより、図10に示すように、弁体部32は、弁体付勢バネ34によって付勢されて、上方に移動する。棒状体32dの上方には、逃げ孔ともなる貫通孔14gが形成されているため、棒状体32dの先端部と蓋面部14dとが接触することはない。
このとき、突起部32eと伝動部挿入孔6kの内周面との摩擦力と、弁体本体32aの周囲に塗布された図示略の粘性抵抗体であるグリスとによって、これらが存在しない場合に比べて上昇速度が減速される。
Oリング33が弁座6Mまで移動すると、通気弁30が閉止状態になる。
これにより、内部空間Sは、内圧変動を起こすことなく、液密に封止される。
そして、バッテリー室カバー14の操作突起部14fは、一定時間経過後の第2操作状態において、棒状体32dの突起部32eとの係合を解除して、第1操作状態で留め置かれた弁体部32を弁座6Mが閉じる位置まで移動できる状態にしている。
次に、本実施形態の第1変形例の秤について説明する。
図11は、本発明の実施形態の第1変形例の秤の主要部の構成を示す模式的な縦断面図である。
以下、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。
弁体部42は、弁体部32における弁体本体32aに代えて、弁体本体42aを備える点が異なる。
弁体本体42aの側面には、弁体先端部32cの方から軸方向の中間部まで延びて弁体本体42aの径方向に貫通するスリット42hと、弁体本体42aの弁体先端部32cと反対側の端部において、周方向に連続する円筒面からなる筒状部42iとが形成されている。
筒状部42iは、弁体先端部32cが弁体係止部6sの当接する位置において、Oリング取り付け溝46tに固定されたOリング43が全周にわたって外嵌する位置に設けられている。
このため、弁体部42は、中心軸線Oに沿って進退する際、弁体先端部32cが弁体係止部6sに近づくと、Oリング43が弁体本体42aの筒状部42iと嵌合して弁座部流路6mが閉止される。
また、弁体部42が、弁体係止部6sから遠ざかり、スリット42hがOリング43と交差する位置関係になると、第1流路C1と第2流路C2とが、スリット42hを通して連通する。このため、弁座部流路6mは、Oリング43による閉止が解除されるため、弁体収容穴31aと連通し、さらにスリット31dを通して、伝動部挿入孔6k、および突起挿入穴部6jとも連通する。
変形例では、一例として、弁体本体42aの外周部に図示略のグリスを粘性抵抗体として塗布している。
図12は、本発明の実施形態の第1変形例の秤の蓋部材の開閉動作における通気弁の動作を示す動作説明図である。図13は、図12に続く通気弁の動作を示す動作説明図である。図14は、図13に続く通気弁の動作を示す動作説明図である。
このとき、平坦面14pは、第2内周面6x側の一部しかパッキン18と当接しないため、バッテリー収容穴部6gは上方に対して開放されている。このため、閉じる操作は第1操作状態にある。
また、棒状体32dは、伝動部挿入孔6kに挿通され、突起部32eが突起挿入穴部6jの上部の開口の近傍に位置している。
ただし、バッテリー室カバー14は、パッキン18の全周とは密着していないため、突起挿入穴部6jおよび貫通孔6nの上方のカバー装着穴部6i内に、第4流路C4が形成されている。
第1流路C1と第2流路C2とは、第4流路C4を通して連通している。
第4流路C4は、バッテリー配置空間S6gとも連通している。
一方、バッテリー室カバー14の第3側面部14y等の各側面部は、第3内周面6y等のカバー装着穴部6iの各内周面との間の隙間を有しており、これらの隙間によって外部に連通する第3流路C3が形成されている。
さらにバッテリー室カバー14を寝かせていくと、図7(c)に示すように、係合部材15の先端部15cが係止爪部14eの先端部を乗り越える。このため、係合部材15は、図示矢印Uの方向と反対方向に作用するバネ19の弾性復元力によって図示矢印Vの方向に付勢されて、矢印Vの方向に急峻に移動し、係合爪部15bは、係合穴14kに進入していく。
このとき、バッテリー室カバー14は、蓋受け面6fにむかって加速されつつ移動して、パッキン18に当たる。
これにより、パッキン18の内側に開口するバッテリー収容穴部6gは、上記実施形態と同様にして、バッテリー室カバー14によって液密に閉止される。
図12に示すように、操作突起部14fの係合部14hが棒状体32dの突起部32eと当接した時点では、上述したように、通気弁40によって連通流路Cが閉止されている。しかし、この状態からバッテリー室カバー14を押し下げていくと、係合部14hと突起部32eとが係合しているため、操作突起部14fの変位と連動して、棒状体32dが押し下げられていく。これにより、弁体部42全体が、弁体付勢バネ34の付勢力に抗して押し下げられていく。
このとき、本変形例では、操作突起部14fの係合部14hと棒状体32dの突起部32eとは、係合状態を保っており、弁体部42の全体は、弁体収容穴31a内に下降した状態である。
このため、Oリング43がスリット42hと交差する位置関係にあって、通気弁40は開放状態にあり、連通流路Cは開放されている。ただし、バッテリー室カバー14がパッキン18と密着する結果、突起挿入穴部6jおよび貫通孔6nの上方に形成されていた第4流路C4は消失している。
このため、内部空間Sは、バッテリー配置空間S6g、第1流路C1および第2流路C2からなる連通流路C、並びに第3流路C3を通して外部と連通している。
したがって、バッテリー室カバー14が閉じられても、内部空間Sと外部との通気は、自由である。これにより、バッテリー室カバー14がパッキン18に当たる直前に加速される結果、外部の空気を巻き込んでも、内部空間Sにおける空気の増分は、同等量が第3流路C3から排出される。したがって、内部空間Sの内圧変動が抑制され、例えば、仕切膜7が外側に膨張して、張力が増大することはない。
このため、バッテリー室カバー14がパッキン18と全面的に当接してから、わずかに遅れて、係合部14hと突起部32eとの係合が外れる。これにより、図13に示すように、弁体部42は、弁体付勢バネ34によって付勢されて、上方に移動する。棒状体32dの上方には、逃げ孔ともなる貫通孔14gが形成されているため、棒状体32dの先端部と蓋面部14dとが接触することはない。
このとき、突起部32eと伝動部挿入孔6kの内周面との摩擦力と、弁体本体42aの周囲に塗布された図示略のグリスとによって、これらが存在しない場合に比べて上昇速度が減速される。
弁体本体42aの筒状部42iが、Oリング43と嵌合する位置まで移動すると、通気弁40が閉止状態になる。
これにより、内部空間Sは、内圧変動を起こすことなく、液密に封止される。
例えば、バネ受け部32bと底面部31eとの間の弁体付勢バネ34の周囲に粘性抵抗体を充填したり、ガイド部挿通穴31bの内部に粘性抵抗体を充填したりすることも可能である。
また、粘性抵抗体は、グリスなどの流動体には限定されず、反発弾性の低い発砲ゴムなども可能である。
また、弁体と連通流路等の摩擦抵抗のみで、連通流路が開放される時間を適正に調節できれば、粘性抵抗体等を備えない構成とすることもできる。
2 計量皿
3 秤本体
5 第1筐体
5c 天面部
5e 計量皿支持体挿通孔
6 第2筐体
6A バッテリー室
6b 支持台部
6f 蓋受け面
6g バッテリー収容穴部(孔部)
6h 貫通孔(連通流路)
6i カバー装着穴部
6j 突起挿入穴部
6k 伝動部挿入孔(連通流路)
6m 弁座部流路(連通流路)
6M 弁座
6n 貫通孔(連通流路)
7 仕切膜
8、18 パッキン
9 計量皿支持体
9b 支持軸部
11 ロードセル
14 バッテリー室カバー(蓋部材)
14f 操作突起部(弁体操作部)
14h 係合部(弁体操作部)
14p 平坦面
15 係合部材
15a 開閉操作部
16 防水防塵フィルター
17 バッテリー
30、40 通気弁
31 弁体収容部
31a 弁体収容穴(連通流路)
31c 内周面
32、42 弁体部(弁体)
32a、42a 弁体本体
32d 棒状体(伝動部)
32e 突起部(伝動部)
33 Oリング
34 弁体付勢バネ(弾性部材)
42h スリット
42i 筒状部
43 Oリング(弁座)
50 上皿(被測定物)
51 被測定物
C 連通流路
C1 第1流路
C2 第2流路
C3 第3流路
C4 第4流路
O 中心軸線
S 内部空間
S14 蓋内空間
S6g バッテリー配置空間
Claims (4)
- 被測定物の重量を測定する秤であって、
外部に連通可能な開口を有する孔部が設けられた秤本体と、
該秤本体に着脱可能に設けられ、装着時に前記孔部の開口を液密に閉止する蓋部材と、
該蓋部材による密閉範囲の外側となる前記秤本体の部位と前記孔部との間に形成され、前記蓋部材の装着時に前記孔部と前記秤本体の外部とを連通可能とする連通流路と、
該連通流路内で、前記蓋部材の装着操作に連動して移動可能に設けられ、前記蓋部材が前記孔部の開口を閉止し終える前の第1操作状態において前記連通流路を開放し、前記孔部の開口が閉止された後の第2操作状態になってから、前記第1操作状態で開放された前記連通流路を閉止する通気弁と、
を備える、秤。 - 前記通気弁は、
前記連通流路と連通された弁座と、
該弁座を開閉する弁体と、
該弁体を前記弁座が閉じる方向に付勢する弾性部材と、
前記弁体に設けられるとともに、前記蓋部材と係合可能に設けられ、係合時に前記蓋部材の装着操作に連動して動く伝動部と、
を備え、
前記蓋部材は、
前記第1操作状態では、前記伝動部に係合して前記連通流路が開放される位置に前記弁体を留め置き、前記第2操作状態では、前記伝動部との係合を解除して、前記第1操作状態で留め置かれた前記弁体を前記弁座が閉じる位置まで移動できる状態にする弁体操作部
を備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の秤。 - 前記弁体操作部は、
前記伝動部と係合する係合部が、前記蓋部材の装着操作に連動して、前記通気弁の開閉時における前記弁体の移動方向に沿って進退するように設けられ、
前記伝動部は、
前記弁体操作部の進退方向に沿う方向に前記弁体から延ばされ、前記進退方向と交差する方向に弾性変形可能な棒状体と、
該棒状体の先端部において前記弁体操作部と係合可能、かつ前記進退方向に交差する方向に前記棒状体から突出された突起部と、
を有し、
前記第1操作状態では、前記弁体操作部の係合部が、前記伝動部の前記棒状体の先端部と係合された状態で前記棒状体側に進出されるとともに、前記棒状体が前記突起部の突出方向と反対側にたわんでいき、
前記第2操作状態では、前記棒状体のたわみ量が前記突起部の突出量を超えることにより、前記弁体操作部の前記係合部と前記棒状体の先端部との係合が解除されて、前記弾性部材で付勢された前記弁体が、前記弁座を閉じる位置まで移動する
ことを特徴とする、請求項2に記載の秤。 - 前記通気弁は、
前記弁座が閉じる方向に.前記弁体が移動する際に、該弁体または前記伝動部に粘性抵抗を生じさせる粘性抵抗体が設けられている
ことを特徴とする、請求項2または3に記載の秤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014011696A JP6164613B2 (ja) | 2014-01-24 | 2014-01-24 | 秤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014011696A JP6164613B2 (ja) | 2014-01-24 | 2014-01-24 | 秤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015138009A JP2015138009A (ja) | 2015-07-30 |
JP6164613B2 true JP6164613B2 (ja) | 2017-07-19 |
Family
ID=53769086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014011696A Active JP6164613B2 (ja) | 2014-01-24 | 2014-01-24 | 秤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6164613B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102192340B1 (ko) * | 2019-01-07 | 2020-12-17 | 한성계기 (주) | 방수형 전자저울 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10149606C2 (de) * | 2001-10-09 | 2003-12-24 | Mettler Toledo Gmbh | Labyrinthdichtung mit lösbarem Ringelement und Waage |
DE10253601B4 (de) * | 2002-11-15 | 2013-11-07 | Mettler-Toledo Ag | Wägemodul mit Vorrichtung zur Staubentfernung |
JP4753681B2 (ja) * | 2005-10-13 | 2011-08-24 | 株式会社タニタ | 防水秤 |
JP4958503B2 (ja) * | 2006-09-04 | 2012-06-20 | 大和製衡株式会社 | 組合せ計量器 |
-
2014
- 2014-01-24 JP JP2014011696A patent/JP6164613B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015138009A (ja) | 2015-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5557256A (en) | Tire pressure loss indicating device | |
US11517219B2 (en) | Biological information measurement apparatus | |
JP6164613B2 (ja) | 秤 | |
JP2004156937A (ja) | ダイヤフラム型荷重検出センサーおよび荷重検出ユニット並びにこれらを利用した電子秤 | |
WO2009091116A1 (en) | Pressure sensor and device for preventing air inflow into the pressure sensor | |
CN102460158B (zh) | 用于体液测量条的盒子和体液测量装置 | |
CN100563563C (zh) | 体液成分测定装置 | |
JP4753681B2 (ja) | 防水秤 | |
CN111982381B (zh) | 一种用于气体微环境中气压检测和调节的装置 | |
JP2021023818A (ja) | 生理信号モニタリング装置 | |
KR20180129619A (ko) | 스마트용기 및 그에 사용되는 측정모듈 | |
US10048149B2 (en) | Relative pressure sensor | |
CN107610974B (zh) | 一种风压开关 | |
US2411796A (en) | Pressure actuated electrical switch | |
US11060936B2 (en) | Physical quantity measuring device | |
CN110426303B (zh) | 直线往复式摩擦磨损试验的湿度腔装置 | |
JP2005283328A (ja) | はかり装置 | |
JP2014106153A (ja) | 電子秤の防水構造 | |
US8776607B2 (en) | Electrical property measuring apparatus for pressure sensor and measuring method thereof | |
EP2036744B1 (en) | Tire pressure monitoring device with LED warning light turned on by mechanical pressure switch | |
JP6531493B2 (ja) | 電子機器 | |
CN215832933U (zh) | 一种仪表检测用的标准漏孔 | |
JP2018173300A (ja) | 測長器、および測長システム | |
US20060270925A1 (en) | Tonometer apparatus | |
JP5724270B2 (ja) | 生体情報計測装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170516 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6164613 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |