JP6161493B2 - 太陽エネルギー利用システム - Google Patents

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Description

本発明は、建物の傾斜屋根などに設置される太陽光発電モジュールなどの太陽エネルギー利用装置を用いたシステムに関するものである。
従来、太陽エネルギー利用装置として太陽光発電を行うための太陽光発電モジュールや、温水を作るための太陽熱集熱モジュールが屋根上に設置されている。これらの太陽エネルギー利用装置の建物屋根や壁などへの設置は近年より注目を集めており、関連する技術も公開されている。
例えば、特許文献1では、太陽電池モジュールと、太陽光・熱ハイブリッドモジュールといった二つの種類のモジュールを複数配置する構造について開示している。
特開2001−32478号公報
ところで、近年の太陽光発電モジュールの普及が広まる中、この太陽光発電モジュールと太陽熱集熱モジュールの二種類のモジュールを屋根に設置し、電気と温水の両方を作製するシステムが提案されている。
太陽熱集熱モジュールは、太陽光発電モジュールと比較してより以前から広く用いられているものであるが、太陽光発電モジュールと同時に屋根上などに設置する場合には、可能な限り効率のよい集熱を実現することが課題となる。
すなわち、単純に太陽光発電モジュールと、太陽熱集熱モジュールを無造作に並べて配置するのではなく、太陽熱集熱モジュールの集熱効率に鑑みた設置構造が求められるものである。
本発明は以上の問題に鑑み、太陽光発電モジュールと太陽熱集熱モジュールの二種類のモジュールを設置する場合において、太陽熱集熱モジュールの集熱効率を考慮した新規な太陽エネルギー利用システムを提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
本発明は、太陽光発電モジュールが低位置側、太陽熱集熱モジュールが高位置側となるように並設され、前記太陽光発電モジュールの周囲で温度が高められた空気の熱を、前記太陽熱集熱モジュールにて集熱する、太陽エネルギー利用システムであって、前記太陽熱集熱モジュールの集熱ユニットは、前記集熱ユニットの上方に配置される透光性を有する板材と、前記集熱ユニットの外周部を取り囲むように配置される四周枠状の支持フレームと、によって囲まれる空間内に配置され、前記太陽光発電モジュール及び前記太陽熱集熱モジュールは、横桟部材により支持され、前記横桟部材と屋根材の間には隙間が設けられ、前記太陽光発電モジュールの下方と、前記太陽熱集熱モジュールの下方に連続する通気層が形成される、太陽エネルギー利用システムである
本発明において、前記横桟部材は、当該横桟部材と直交する方向に設けられた縦桟部材に支持される。
本発明において、太陽光発電モジュールは、太陽熱集熱モジュールの集熱ユニットの支持フレームと同構造の支持フレームに支持される。
本発明において、通気層には、低位置側の前記太陽光発電モジュールから高位置側の前記太陽熱集熱モジュールに向かう配列方向に伸びる壁部が配置される
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、太陽熱集熱モジュールの集熱効率を高めることができる。また、太陽光発電モジュールの周囲の熱が太陽熱集熱モジュールにて集熱されて逃がされるため、太陽光発電モジュールの周囲の温度低下をもたらすことができ、太陽光発電モジュールの発電効率を高めることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明においては、太陽光発電モジュールの下方の通気層の空気が、対流によって太陽熱集熱モジュールの下方へと移動し、この移動した空気によって太陽熱集熱モジュールの裏面側から太陽熱集熱モジュールを暖めることができる。このようにして、太陽熱集熱モジュールの表面側に直接的に与えられる日射熱に加え、太陽熱集熱モジュールの裏面側についても温められることから、太陽熱集熱モジュールについて高い集熱効率を実現できることになる。
また、請求項3に記載の発明においては、集熱ユニットの表面側にてひとたび集熱された熱は、上方へと再放出され難くなることから、集熱ユニット(太陽熱集熱モジュール)における受熱の効率を高くできる。
また、請求項4に記載の発明においては、太陽光発電モジュールの下方において温度上昇した空気を、横方向に逃がすことなく効果的に太陽熱集熱モジュールの下方に送り込むことができ、太陽熱集熱モジュールの集熱効率をより確実に向上させることができる。
本発明の一実施形態の全体概要を示す図。 通気層を流れる空気について説明する図。 (A)は図2のA−A線断面図である。(B)は図2のA−A線断面図における通気層について説明する図である。 (A)は図2のB−B線断面図である。(B)は図2のC−C線断面図である。 (A)は縦桟部材を用いた実施例について示す図である。(B)は縦桟部材を用いた実施例における通気層について説明する図である。 (A)は縦桟部材を用いた実施例における通気層について説明する図である。(B)は縦桟部材を用いた実施例における通気層について説明する図である。
図1は、本発明の一実施形態の全体概要を示すものである。
図1及び図2に示すごとく、本発明は、建物の屋根1の上に太陽エネルギー利用システム2が設置されるものについて適用されるものであり、太陽エネルギー利用システム2を構成する太陽エネルギー利用装置として、複数の太陽光発電モジュール3と複数の太陽熱集熱モジュール5が配置されている。
本実施形態では、4行×5列のレイアウトにおいて、屋根の傾斜の高いほうを水上側(棟側)、低いほうを水下側(軒側)とした場合に、最も水上側の行の左から2列目と3列目の計2つ升の部位に太陽熱集熱モジュール5が設置され、それ以外の升目の部位に太陽光発電モジュール3が設置されている。
図3(A)は、図2のA−A線断面について示すものであり、屋根材4の傾斜における水下側に太陽光発電モジュール3が配置され、太陽光発電モジュール3の水上側に太陽熱集熱モジュール5が配置されている。太陽光発電モジュール3と太陽熱集熱モジュール5は、互いに個別に機能するものであり、個別に稼動をさせながらメンテナンスの実施も可能とするなど、メンテナンス性に優れた構成となっている。
図3(A)に示すごとく、本実施形態では、傾斜面を構成する屋根材4の上面に固定金具11,11が複数箇所に配置され、この固定金具11,11の上に横桟部材12,12が配置されている。固定金具11は、横桟部材12の長手方向の複数箇所に点在して配置されるものであり、横桟部材12が長尺で構成される場合においても、横桟部材12の下面12dと屋根材4の表面4aの間には、高さH1の隙間17が確保されるようになっている。
水下側における二つの横桟部材12,12の間には、四本の長尺材を枠組みしてなる四周枠状の支持フレーム13が架設されており、この支持フレーム13に太陽光発電モジュール3が支持固定される。太陽光発電モジュール3は支持フレーム13の上部に設置され、太陽光発電モジュール3の表面3a(上面)にて屋根面が構成される。
水上側における二つの横桟部材12,12の間には、四本の長尺材を枠組みしてなる四周枠状の支持フレーム14が構成され、この支持フレーム14で囲まれる空間内に太陽熱集熱モジュール5の集熱ユニット6が収容される。
集熱ユニット6は支持フレーム14の上下方向中途部に設置され、集熱ユニット6の内部を流れる不凍液(冷媒)が日射Nに伴う周囲の熱を集熱(吸熱)し、集熱した不凍液と水とを図示せぬ貯湯タンクにて熱交換させることで温水が作製される。なお、太陽熱集熱モジュール5は、集熱ユニット6内で水が循環し熱交換が行なわれる構成であってもよい。また、水上側の支持フレーム14は、水上側の支持フレーム13と同一の構成としてもよい。また、横桟部材12,12の間には、太陽光発電モジュール3であっても、太陽熱集熱モジュール5であっても、どちらでも設置できるようになっている。
また、集熱ユニット6の上方の位置において、板状のガラス16が支持フレーム14に支持されており、ガラス16の表面16a(上面)にて屋根面が構成される。なお、ガラスを用いるほか、透光性を有する板材(例えば透光性樹脂)であって、断熱、防風の機能を有する板材を用いてもよい。
そして、以上の構成により、集熱ユニット6の上方には、ガラス16と、四周枠を構成する支持フレーム14の縦壁面14aによって囲まれた空気の抜け難い空気層22が形成される。これにより、集熱ユニット6の表面側6aにてひとたび集熱された熱は、空気層22に留まって上方へと再放出され難くなり、集熱ユニット6(太陽熱集熱モジュール5)における受熱の効率を高いものとすることができる。
集熱ユニット6の下方には、支持フレーム14の剛性を強化するための構造材18が設けられている。構造材18としては特に限定されるものではないが、例えば、鋼板や、パンチングメタルや、ブレースなどを利用することが考えられる。
以上の構成において、図3(B)に示すごとく、太陽光発電モジュール3と太陽熱集熱モジュール5の下方の隙間17には、連続した通気層19が形成されることとなっている。この通気層19は、水下側の温度が高い空気を水上側へと対流させる空気の層を構成するものである。
そして、太陽光発電モジュール3の下方の隙間17を通過する通気層19の空気は、日射Nを受けて高温となった太陽光発電モジュール3からの輻射熱33を集熱して温度上昇し、対流により水上側となる太陽熱集熱モジュール5の下方へと移動する。また、屋根材4が高温になっている場合には、通気層19の空気は屋根材4から放出される熱34を集熱し、通気層19の空気の温度がより上昇することになる。
さらに、太陽熱集熱モジュール5の下方を通過する高温の通気層19の空気の熱35は、集熱ユニット6の裏面側6bに伝わり集熱ユニット6にて集熱される。また、太陽熱集熱モジュール5の下方において屋根材4から放出される熱36も集熱ユニット6の裏側面6bに伝わり集熱される。
そして、集熱ユニット6の下方を通過する通気層19の空気は、対流によって水上側へと移動し、隙間17の外へと逃がされる。
以上のようにして、集熱ユニット6の表面側6aでの集熱に加え、集熱ユニット6の裏面側6bでの通気層19の集熱が行われることにより、集熱ユニット6の全体としての集熱効率(集熱容量)を高めることができる。
そして、このように集熱効率が高められることによって、集熱ユニット6の集熱面積を小さくしたとしても、従来と同等の熱量を得ることが可能となり、集熱ユニット6の軽量化、コンパクト化を図ることが可能となる。
また、集熱ユニット6の裏面側6b(屋根材4側)での集熱が行えるため、例えば、雲がよく出現する晴天日などで日射量が少ない場合であっても、より多くの集熱が可能となる。
さらに、太陽光発電モジュール3が太陽熱集熱モジュール5よりも水下側に配置されることから、太陽光発電モジュール3の裏面側6bの隙間17の熱を、対流により水上側へと逃がすことが可能となり、太陽光発電モジュール3の温度上昇を低減させることによる発電効率の向上が図られる。
ここで、図3(B)に示す本発明の配置構成とは逆に、水下側に太陽熱集熱モジュール5が配置され水上側に太陽光発電モジュール3が配置される場合には、太陽光発電モジュール3の下方の輻射熱33や、屋根材4から放出される熱34を集熱ユニット6での受熱に利用できなくなってしまう。
また、仮に図3(B)の配置構成とは逆に、水下側に太陽熱集熱モジュール5が配置され水上側に太陽光発電モジュール3が配置される場合には、通気層19の対流により、水下側の温まった空気が水上側へと移動することになるため、水上側に配置される太陽光発電モジュール3が暖められてしまい、本発明と比較して発電効率が低下するといったデメリットが生じることになる。
さらに、従来の太陽熱集熱モジュール5は、集熱ユニット6の表側面の熱を下方に限りなく逃がさないようにするために、集熱ユニット6の下方に断熱材が敷設される構造であった。このため、集熱ユニット6の裏側面にて熱交換をする構成とはなっておらず、本発明のような断熱材が無い構成としつつ集熱ユニット6の裏側面6bで集熱するという構造、思想とはかけ離れたものとなっている。
加えて、従来の太陽熱集熱モジュール5において、集熱ユニット6の下方に断熱材が配置される構成において、例えば、住人が引っ越しなどで不在の場合に、貯湯タンクの水が無くなってしまう情況が生じたとする。この場合、集熱ユニット6内に熱が篭ってしまう構造であると、熱を外部にうまく逃がすことができず、集熱ユニット6内を循環する不凍液を不必要に熱し続けてしまうことで、いわゆる「空焚き」の情況が生じてしまうことになる。そして、不凍液の沸点まで温度上昇してしまい、配管や機器を破損させてしまうことにもなる。
この点に関し、本発明の構成であれば、集熱ユニット6の下方に断熱材が配置されないため、太陽熱集熱モジュール5内に不必要に熱を篭らせてしまうこともなく、いわゆる「空焚き」や、これに伴う配管や機器の破損といった被害発生を防止することができる。
以上のようにして本発明を実施することができる。
即ち、図1乃至図3(A)(B)に示すごとく、太陽光発電モジュール3が低位置側、太陽熱集熱モジュール5が高位置側となるように並設され、太陽光発電モジュール3の周囲で温度が高められた空気の熱を、太陽熱集熱モジュール5にて集熱する、太陽エネルギー利用システムとする。
これにより、太陽熱集熱モジュール5の集熱効率を高めることができる。また、太陽光発電モジュール3の周囲の熱が太陽熱集熱モジュール5にて集熱されて逃がされるため、太陽光発電モジュール3の周囲の温度低下をもたらすことができ、太陽光発電モジュール3の発電効率を高めることが可能となる。
また、太陽光発電モジュール3の下方と、太陽熱集熱モジュール5の下方に連続する通気層19が形成される、こととする。
これにより、太陽光発電モジュール3の下方の通気層19の空気が、対流によって太陽熱集熱モジュール5の下方へと移動し、この移動した空気によって太陽熱集熱モジュール5の裏面側から太陽熱集熱モジュール5(集熱ユニット6)を暖めることができる。このようにして、太陽熱集熱モジュール5の表面側に直接的に与えられる日射熱に加え、太陽熱集熱モジュール5の裏面側についても温められることから、太陽熱集熱モジュール5について高い集熱効率を実現できることになる。
また、太陽熱集熱モジュール5の集熱ユニット6は、集熱ユニット6の上方に配置される透光性を有する板材(ガラス16)と、集熱ユニット6の外周部を取り囲むように配置される四周枠状の支持フレーム14の縦壁面14aと、によって囲まれる空間内に配置される、こととしている。
これにより、集熱ユニット6の表面側にてひとたび集熱された熱は、上方へと再放出され難くなることから、集熱ユニット6(太陽熱集熱モジュール5)における受熱の効率を高くできる。
さらに、図2及び図4(A)(B)に示すごとく、通気層19には、低位置側の太陽光発電モジュール3から高位置側の太陽熱集熱モジュール5に向かう配列方向Y(図2)に伸びる壁部(化粧板材26)が配置される、こととしている。
これにより、図2の流れFに示すように、太陽光発電モジュール3の下方において温度上昇した空気を、横方向Xに逃がすことなく効果的に太陽熱集熱モジュール5の下方に送り込むことができ、太陽熱集熱モジュール5の集熱効率をより確実に向上させることができる。
本実施形態では、図4(A)に示すように太陽光発電モジュール3の下方の隙間17において、太陽光発電モジュール3のケラバ側端部(幅方向端部(妻側))に、それぞれ化粧板材26が設けられ、通気層19の幅方向(横方向X)の両側の部位が化粧板材26によって閉じられた空間として構成される。
また、同様に、図4(B)に示すように太陽熱集熱モジュール5の下方の隙間17において、太陽熱集熱モジュール5のケラバ側端部(幅方向端部)に、それぞれ化粧板材26が設けられ、通気層19の幅方向(横方向X)の両側の部位が化粧板材26によって閉じられた空間として構成される。
なお、化粧板材26は、アルミや木材などからなる板材とするほか、ゴムなどの可撓性のあるシートにて構成してもよい。また、化粧板材26は、太陽光発電モジュール3と太陽熱集熱モジュール5の部位に跨って連続する一枚の板材で構成することとするほか、太陽光発電モジュール3と太陽熱集熱モジュール5の部位においてそれぞれ個別に配置されるものとしてもよい。
また、図2に示すように、点線領域M1で示される範囲に化粧板材26を配置することに加え、或いは、点線領域M1で示される範囲に化粧板材26を配置することに代えて、点線領域M2で示される範囲に化粧板材26を配置することとしてもよい。つまり、太陽光発電モジュール3の下方を通過して温度上昇した空気を、対流によって横方向に自由に逃がしてしまうのではなく、化粧板材26でガイドすることで効率よく太陽熱集熱モジュール5の下方へと案内させるものであれば、化粧板材26の配置については特に限定されるものではない。
また、以上の実施形態では、傾斜屋根面において低位置側に太陽光発電モジュール3を配置し、高位置側に太陽熱集熱モジュール5を配置して両者を並設する設置構造としたが、傾斜屋根面への設置のほかにも、例えば、略垂直な面を構成する壁面に二種類のモジュールを配置する構成において、壁面と各モジュールの間に通気層を確保することで、本発明を適用するといったことも可能である。
さらに、別の実施形態として、図5、及び、図6に示すように、屋根材4の上に横桟部材12と直交する方向に長尺の縦桟部材40を設けることとしてもよい。
この構成によれば、固定金具11(図3(A))の代わりに、縦桟部材40にて横桟部材12が支持されるとともに、化粧板材26(図4(A),(B))の代わりに、縦桟部材40の壁面42によって通気層19の幅方向(横方向X)の両側の部位が閉じられた空間となるように構成してもよい。
このような長尺の縦桟部材40によって横桟部材12を支持する構成においても、図3、図4の各図で示される構成と同様の効果を得ることができる。
本発明の構成は、建物の屋根などに設置される太陽光発電モジュールと太陽熱集熱モジュールを組み合わせて配置する場合において、広く適用することができる。
1 屋根
2 太陽エネルギー利用装置
3 太陽光発電モジュール
4 屋根材
5 太陽熱集熱モジュール
6 集熱ユニット
11 固定金具
12 横桟部材
13 支持フレーム
14 支持フレーム
16 ガラス
17 隙間
18 構造材
19 通気層
22 空気層
26 化粧板材
33 輻射熱

Claims (4)

  1. 太陽光発電モジュールが低位置側、太陽熱集熱モジュールが高位置側となるように並設され、前記太陽光発電モジュールの周囲で温度が高められた空気の熱を、前記太陽熱集熱モジュールにて集熱する、太陽エネルギー利用システムであって、
    前記太陽熱集熱モジュールの集熱ユニットは、前記集熱ユニットの上方に配置される透光性を有する板材と、前記集熱ユニットの外周部を取り囲むように配置される四周枠状の支持フレームと、によって囲まれる空間内に配置され、
    前記太陽光発電モジュール及び前記太陽熱集熱モジュールは、横桟部材により支持され、
    前記横桟部材と屋根材の間には隙間が設けられ、前記太陽光発電モジュールの下方と、前記太陽熱集熱モジュールの下方に連続する通気層が形成される、
    太陽エネルギー利用システム。
  2. 前記横桟部材は、前記横桟部材と直交する方向に設けられた縦桟部材に支持される請求項1に記載の太陽エネルギー利用システム。
  3. 前記太陽光発電モジュールは、前記太陽熱集熱モジュールの集熱ユニットの支持フレームと同構造の支持フレームに支持される請求項1又は2に記載の太陽エネルギー利用システム。
  4. 前記通気層には、低位置側の前記太陽光発電モジュールから高位置側の前記太陽熱集熱モジュールに向かう配列方向に伸びる壁部が配置される、
    ことを特徴とする請求項に記載の太陽エネルギー利用システム。
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