JP6161279B2 - 認証装置、撮像装置、認証方法およびプログラム - Google Patents

認証装置、撮像装置、認証方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、認証装置撮像装置、認証方法およびプログラムに関する。
取り込まれた個人の認証要素データ(人物の顔、声、指紋など)を予め記憶された認証要素データ(辞書データ)と比較してこれを識別する個人認証手法は知られている。例えば、デジタルカメラでは被写体が映っている領域を特定し、予め登録された顔画像と比較し、一致しているか否かを判定する。この判定結果を用いてフォーカス等の制御に用いる。
また個人認証とは別に、顔画像をよりきれいに見せるため、顔の器官(目、鼻、口)や肌を加工する技術が知られている。例えば、特許文献1には、目を加工(補正)する画像処理方法が開示されている。特許文献2は、Local Binary Pattern(LBP)から特徴情報を生成する方法を開示している。
特開2007−157176号公報 特開2009−086926号公報
ところで、顔画像を用いた個人認証手法において、顔画像に加工を行う場合、加工による特徴の変化が個人認証に大きな影響を与える。
本発明は、画像加工による認証精度の低下を防ぐことが可能な認証装置を提供することを目的とする。
本発明の認証装置および撮像装置は、画像において被写体を検出する被写体検出手段と、予め定められた複数の加工処理方法から加工処理方法を選択する選択手段と、前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の少なくとも一部を前記選択した画像処理方法に基づいて加工する画像処理を施す画像加工処理手段と、前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶手段と、前記画像加工処理手段による加工と同様の加工を前記辞書データ記憶手段の前記辞書データに行う辞書データ加工処理手段と、前記被写体検出手段によって検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定手段と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明の認証装置および撮像装置は、画像において被写体を検出する被写体検出手段と、前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理手段と、前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶手段と、前記画像加工処理手段による加工に対応する加工を前記辞書データ記憶手段の前記辞書データに行う辞書データ加工処理手段と、前記被写体検出手段によって検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定手段と、を有し、前記辞書データ加工処理手段は、前記画像加工処理手段による加工が所定の加工であれば、前記辞書データを加工しないことを特徴とする。
さらに、本発明の認証装置および撮像装置は、画像において被写体を検出する被写体検出手段と、前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理手段と、前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶手段と、前記画像加工処理手段による加工に対応する加工を前記辞書データ記憶手段の前記辞書データに行う辞書データ加工処理手段と、前記被写体検出手段によって検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定手段と、を有し、前記辞書データ加工処理手段は、前記画像加工処理手段による加工処理の度合いが閾値以上である場合に前記辞書データを加工することを特徴とする。
さらに、本発明の認証装置および撮像装置は、画像において被写体を検出する被写体検出手段と、前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理手段と、前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶手段と、前記画像加工処理手段による加工に対応する加工を前記辞書データ記憶手段の前記辞書データに行う辞書データ加工処理手段と、前記被写体検出手段によって検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定手段と、を有し、前記辞書データは一または複数の分類情報を含み、各分類情報は一または複数の前記被写体の情報を含み、前記認証判定手段による認証は分類情報ごとに行われ、前記辞書データ加工処理手段は、前記画像加工処理手段による加工の種類に応じて、加工後の辞書データを加工前の辞書データとは異なる分類情報で管理するか、同じ分類情報で管理するかを決定することを特徴とする。
さらに、本発明の認証方法は、画像において被写体を検出する被写体検出ステップと、前記被写体検出ステップにおいて検出された前記被写体の少なくとも一部を、複数の加工処理方法の中からユーザによって選択された1つ以上の加工処理方法に基づいて加工する画像処理を施す画像加工処理ステップと、前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶ステップと、前記1つ以上の加工処理方法に基づいて必要と判断された加工を前記辞書データ記憶ステップにて登録された前記辞書データに行う辞書データ加工処理ステップと、前記被写体検出ステップにて検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定ステップと、を有することを特徴とする。
さらに、本発明の認証方法は、画像において被写体を検出する被写体検出ステップと、前記被写体検出ステップにおいて検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理ステップと、前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶ステップと、前記画像加工処理ステップによる加工に対応する加工を前記辞書データ記憶ステップにて登録された前記辞書データに行う辞書データ加工処理ステップと、前記被写体検出ステップにて検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定ステップと、を有し、前記辞書データ加工処理ステップは、前記画像加工処理ステップによる加工が所定の加工であれば、前記辞書データを加工しないことを特徴とする。
さらに、本発明の認証方法は、画像において被写体を検出する被写体検出ステップと、前記被写体検出ステップにおいて検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理ステップと、前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶ステップと、前記画像加工処理ステップによる加工に対応する加工を前記辞書データ記憶ステップにて登録された前記辞書データに行う辞書データ加工処理ステップと、前記被写体検出ステップにて検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定ステップと、を有し、前記辞書データ加工処理ステップは、前記画像加工処理ステップによる加工処理の度合いが閾値以上である場合に前記辞書データを加工することを特徴とする。
さらに、本発明の認証方法は、画像において被写体を検出する被写体検出ステップと、前記被写体検出手段において検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理ステップと、前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶ステップと、前記画像加工処理ステップによる加工に対応する加工を前記辞書データ記憶ステップにて登録された前記辞書データに行う辞書データ加工処理ステップと、前記被写体検出ステップにて検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定ステップと、を有し、前記辞書データは一または複数の分類情報を含み、各分類情報は一または複数の前記被写体の情報を含み、前記認証判定ステップにおける認証は分類情報ごとに行われ、前記辞書データ加工処理ステップは、前記画像加工処理ステップによる加工の種類に応じて、加工後の辞書データを加工前の辞書データとは異なる分類情報で管理するか、同じ分類情報で管理するかを決定することを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータで実行可能なプログラムは、上記認証方法が記述されていることを特徴とする。
本発明によれば、画像加工による認証精度の低下を防ぐことが可能な認証装置および撮像装置を提供することができる。
本実施形態のデジタルカメラ(個人認証装置)のブロック図である。 図1に示すデジタルカメラで実行される辞書データ記憶処理方法を示すフローチャートである。 図2に示す辞書データ記憶処理方法を説明するための図である。 図1に示すデジタルカメラで実行される加工画像の辞書データ記憶処理方法を示すフローチャートである。 図4に示す被写体の加工処理の一例を説明するための図と、被写体の加工前の特徴情報と加工後の特徴情報を説明する図である。 図4のS409における辞書データの加工処理方法を示すフローチャートである。 図4のS410の加工辞書データの追加登録方法を説明するためのフローチャートである。 加工辞書データの追加記憶された状態を示す図である。 加工辞書データの削除方法を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態の個人認証装置を適用可能なデジタルカメラ(撮像装置)100のブロック図である。なお、撮像装置の種類はデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、タブレット端末、PDA、ゲーム機など限定されない。
図1において、103はフォーカスレンズを含む撮影レンズ、101は絞り機能を備えるシャッター、122は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像部(撮像手段)である。123はA/D変換器であり、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器123は、撮像部122から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。102はバリアであり、撮影レンズ103を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部122を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
124は画像処理部であり、A/D変換器123からのデータ、又は、メモリ制御部115からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部124では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部150が露光制御、焦点検出制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部124では、更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
A/D変換器123からの出力データは、画像処理部124及びメモリ制御部115を介して、或いは、メモリ制御部115を介してメモリ132に直接書き込まれる。メモリ132は、撮像部122によって得られ、A/D変換器123によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部128に表示するための画像データを格納する。メモリ132は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。メモリ132は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
113はD/A変換器であり、メモリ132に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部128に供給する。こうして、メモリ132に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器113を介して表示部128により表示される。表示部128は、LCD等の表示器上に、D/A変換器113からのアナログ信号に応じた表示を行う。
不揮発性メモリ156は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えば、EEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ156には、システム制御部150の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
150はシステム制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。不揮発性メモリ156に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。152はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ152には、システム制御部150の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ156から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部150はメモリ132、D/A変換器113、表示部128等を制御することにより表示制御も行う。
モード切替スイッチ160、シャッターボタン161、第一シャッタースイッチ162、第二シャッタースイッチ163、操作部170はシステム制御部150に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ160は、システム制御部150の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。
第一シャッタースイッチ162は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン161の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第一シャッタースイッチ信号SW1を発生する。シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ163は、シャッターボタン161の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部150は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部122からの信号読み出しから記録媒体104に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。システム制御部150は、マイクロコンピュータ(プロセッサ)から構成される制御手段である。
操作部170の各操作部材は、表示部128に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部128に表示される。利用者は、表示部128に表示されたメニュー画面と、4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
180は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部180は、その検出結果及びシステム制御部150の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体104を含む各部へ供給する。
130は電源部であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。118はメモリカードやハードディスク等の記録媒体104とのインターフェースである。記録媒体104は、メモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。172は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。
デジタルカメラ100では、中央1点AFや顔AFを用いた撮影が可能である。中央1点AFとは撮影画面内の中央位置1点に対してAFを行うことである。顔AFとは顔検出機能によって検出された撮影画面内の顔に対してAFを行うことである。
190は画像において顔(被写体)を検出する顔検出部(被写体検出手段)である。顔検出部190は、画像データに含まれる被写体から、目、口等のエッジを検出して人物の顔の特徴部分を検出する。すなわち、顔が占める画像データの領域(顔位置と顔の大きさ)、顔の確からしさ(顔信頼度)から、その画像領域のデータを顔画像データとして検出する顔検出処理や識別処理を実行する。なお、被写体は顔に限定されず、指紋、上半身、体全体であってもよい。
191は特徴情報抽出処理部(特徴情報抽出処理手段)であり、顔検出部190で検出された顔画像データから、個人認証の際に用いる特徴情報を抽出する。個人認証のために必要な特徴情報は、特許文献2に開示されているように、顔領域より、目、鼻、口の器官を中心とする小領域を設定し、設定された小領域に対して、Local Binary Pattern(LBP)を計算することによって得られる。
192は被写体(登場人物)に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶部(辞書データ記憶手段)であり、照合に用いるデータを記憶する。「辞書データ」とは、特徴情報抽出処理部191で算出される特徴情報である。
193は類似度算出処理部であり、顔検出部190で検出された顔画像データから特徴情報抽出処理部191にて抽出された特徴情報と、辞書データ記憶部192に記憶されている辞書データをパターンマッチングで比較する。そして、検出された顔画像データと辞書データ記憶部の顔画像データの類似度を算出する。
194は認証判定部(認証判定手段)である。認証判定部194では、類似度算出処理部193で算出された類似度と既定の認証用閾値とを比較し、類似度が閾値以上のときに顔検出部190で検出された顔画像が辞書データ記憶部192に記憶された人物であると識別、即ち、個人認証成功の判定を行う。言い換えれば、認証判定部194は、顔検出部190によって検出される任意の画像の顔と辞書データ加工処理部197によって加工される辞書データに基づいて、任意の画像の被写体が辞書データに登録されているかどうかを判定する。
195は分類情報設定部である。分類情報設定部195では、辞書データ記憶部に特徴情報を記憶させる際に、前もって辞書データ記憶部に記憶された同一人物の特徴情報を類似度算出処理部193で算出した類似度と、予め設定した分類用の閾値を比較する。類似度が閾値以上のときに辞書データ記憶部に記憶させる特徴情報に辞書データ記憶部192に記憶された特徴情報と同一の分類情報を関連付け、類似度が閾値未満のときは、辞書データ記憶部に記憶させる特徴情報に新規の分類情報を関連付ける。
196は画像加工処理部(画像加工処理手段)である。画像加工処理部196は、顔検出部190で検出された器官の位置情報に基づいて、顔領域の少なくとも一部を、目の拡大処理、美肌処理等によって加工する画像処理(以下、「加工処理」と呼ぶ)を施す。加工する被写体の一部は、顔の輪郭、皺、目、鼻、体形など限定されない。
197は辞書データ加工処理部(辞書データ加工処理手段)であり、画像加工処理部196による被写体の顔領域の加工と同様の加工を辞書データに登録された被写体について行って辞書データ記憶部192に追加で登録する。辞書データ加工処理部197は、辞書データが画像の場合は画像加工処理部196と同様の処理を行い、辞書データが特徴情報の場合は顔画像が加工処理されるのと等価な変換処理を特徴情報に施す。
なお、図1に示して説明した構成は、個人認証装置の一例であり、これに限定されるものではない。
図2は、本実施形態の個人認証装置によって実行される辞書データ記憶処理方法のフローチャートである。図2において、「S」はステップの略であり、図2に示す方法はコンピュータに各ステップの機能を実現させるプログラムとして具現化可能であるが、これは他のフローチャートでも同様である。図3は、本実施形態の辞書データ記憶処理方法を説明するための図である。各ステップを実行する処理主体は、「処理部」と記載されていない限り、システム制御部150である。
処理の開始後に、ユーザにより静止画記録モードと再生モードが選択される(S201)。静止画記録モードが選択された場合は、顔画像登録モードを設定し(S202)、顔写真を撮影する(S203)。再生モードが選択された場合は、記録媒体104に記憶された画像データより顔画像を選択する(S204)。
次に、S203またはS204の後で、顔検出部190により、S204で選択した画像データ、若しくはS203で撮影した画像データに含まれる顔に顔検出処理が実行される(S205)。検出された顔は辞書データ記憶部192に記憶させる顔(ここでは、図3(a)の左上に示す「顔300」とする)であり、辞書データ390に記憶させる。辞書データ390は一または複数の分類情報381〜384を含み、各分類情報は一または複数の特徴情報311〜341を含む。顔300は特徴情報301を有する。図3(a)の右側は辞書データ390を示している。
次に、S205で検出した顔300の画像データから特徴情報抽出処理部191で辞書データに用いる特徴情報301を抽出する(S206)。
次に、ユーザは辞書データ記憶部192に記憶されている特徴情報のうち、顔300と同一人物がいるか否かを判断する(S207)。この際、顔300と同一人物の特徴情報が記憶されていないと選択された場合は新規登録となり(S207のYes)、どの人物かを特定する情報とその人物の顔を分類する情報とを持った新規の分類情報を特徴情報301に関連付ける(S208)。その後、特徴情報301と、特徴情報に関連付けられた新規の分類情報を辞書データ記憶部192に記憶し、処理を終了する。
新規の分類情報に関連付けした場合の処理終了後の辞書データを図3(b)に示す。図3(b)では、新規の分類情報に関連付けしたため、人物307として新しく分類情報385が追加されて記憶されている。
一方、顔300と同一人物の特徴情報が記憶されている場合は(S207のNo)、追加登録とし、ユーザにより同一人物である人物305が辞書データ記憶部192に記憶されている人物から選択される(S209)。S209以降は、顔300の特徴情報301を、同一人物に関する既存の特徴情報に分類するか、新規な特徴情報に分類するかを決定するフローである。
次に、選択された人物305の顔から抽出した特徴情報を1つ選択する(S210)。図3(a)では、辞書データ390に記憶されている人物305の特徴情報である特徴情報311、特徴情報321、特徴情報331の中から特徴情報311を選択したとする。
次に、選択した特徴情報311と特徴情報抽出処理部191で算出した顔300の特徴情報301の類似度算出処理部193により類似度391を算出する(S211)。
次に、辞書データ記憶部192に記憶された人物305の顔から抽出した全ての特徴情報と顔300の特徴情報301により各類似度を算出するまで、S210、S211を繰り返す(S212のNoのループ)。図3(a)では、顔300の特徴情報301と人物305の特徴情報である特徴情報321及び、特徴情報331の各類似度を算出するまで繰り返す。
次に、人物305の全ての特徴情報で類似度が算出されると(S212のYes)、S211で算出した各類似度の中から最も高い類似度を選択し、また、最も高い類似度の算出に利用した特徴情報も選択する(S213)。
次に、分類情報設定部195において、S213で選択した類似度と分類用の閾値の比較を行う(S214)。類似度が分類用の閾値以上である場合には(S214のYes)、選択した特徴情報と同一の分類情報を特徴情報301に関連付ける(S215)。類似度が分類用の閾値以下の場合には(S214のNo)、選択された人物305の新規の分類情報を特徴情報301に関連付ける(S216)。
その後、特徴情報301と、特徴情報に関連付けられた分類情報を辞書データ記憶部192に記憶し、処理を終了する。図3(a)における、類似度391が最も高い類似度として選択され分類用の閾値を越えた場合、分類情報381を特徴情報301に関連付け、辞書データ390に記憶する。類似度392が最も高い類似度として選択され、閾値を越えた場合は分類情報382を特徴情報301に関連付け、辞書データ390に記憶する。類似度393についても同様である。
図3(c)に類似度391が最も高い類似度として選択され分類用の閾値を越えた場合の処理終了後の辞書データを示す。図3(c)では、類似度391が分類用の閾値を越えた場合なので、類似度391の算出に利用した特徴情報311に関連付けされた分類情報381が特徴情報301に関連付けされて、記憶されている。
図3(d)では、類似度391が最も高い類似度として選択され分類用の閾値を超えなかった場合の処理終了後の辞書データを示す。全ての類似度が閾値を超えなかったので、選択された同一人物である人物305の新規の分類情報として分類情報386が特徴情報301に関連付けされて、記憶されている。
分類情報は、認証単位を決定する情報である。即ち、認証判定部194による認証は分類情報ごとに(より詳しくは各分類情報に含まれる被写体の特徴情報ごとに)なされる。認証には、(1)本人を本人として認証すること、(2)他人を本人として認証しないこと、の2つの側面が含まれる。図3(c)(および後述する図8(a))に示すように、1つの分類情報に含まれる被写体(の特徴情報)の情報量を増やすと、その分類情報を使用した場合に、本人を本人として認証する可能性は高くなるが、同時に他人を本人として認証する可能性も高くなる。図3(d)(および後述する図8(b))に示すように、分類情報の数を増やすと、各分類情報を使用した場合に、本人を本人として認証する可能性は低いが、他人を本人として認証する誤認証の可能性も低いままである。つまり、ある被写体の特徴情報を既存の分類情報に含めるか、新しい分類情報に含めるかは、上記2つの側面の効果を上げるというトレードオフの関係から決定されるものである。
図4は、本実施形態の個人認証装置において、画像加工処理を行う際の個人認証辞書データの追加登録方法を示すフローチャートである。
処理の開始後に、ユーザにより静止画記録モードまたは再生モードが選択される(S401)。静止画記録モードが選択された場合は撮像部122より画像データを取得し(402)、再生モードが選択された場合は記録媒体104に記憶された画像データから画像データを選択する(S403)。その後、顔検出部190が、S402若しくはS403で取得した画像データに顔検出を行う(S404)。
次に、顔領域が検出されたか否かの判定を行う(S405)。顔領域が検出されなかった場合(S405のNo)、S401に戻り、再度、撮像部122または記録媒体104から画像データを取得する。顔領域が検出された場合(S405のYes)、顔領域の位置、サイズ及び、顔の器官(目、鼻、口)の位置情報を検出された顔数の分だけ取得し、顔検出に成功した結果を示す顔枠を表示部128に表示する。
次に、検出された顔領域から加工を行いたい顔がユーザにより選択され(S406)、選択された顔に行う少なくとも1つ以上の加工処理がユーザにより選択される(S407)。加工処理の度合いもユーザが選択してもよい。その後、S407で選択された加工処理をS406で選択された顔領域に対して実行する(S408)。
次に、S407で選択された加工処理に基づいて辞書データ記録部193に登録された辞書データに後述する加工処理を行い(S409)、辞書データ記録部193に加工処理を施した辞書データを追加で記録する(S410)。
次に、画像データにS406で選択した顔以外に加工処理を行いたい顔があるか否かがユーザにより判断される(S411)。加工処理を行いたい顔が更にある場合は(S411のYes)、S406に戻り、加工処理を行いたい顔がない場合は(S411のNo)処理を終了する。
図5(a)は、加工処理として細顔と目の拡大処理を行った場合を説明する図である。顔画像501は加工処理前の画像、顔画像502は加工処理後の画像である。顔画像501には細顔処理と目の拡大処理が施され、顔画像502は顔画像501と比較し細顔になっており、また目が拡大されている。
顔画像501の画像データをK(x,y)、細顔処理後の顔画像502の画像データをHK(kx,ky)とすると、細顔処理は次式で表現される。
kx=a・x(但し、aは1より小さい数) (1)
ky=y (2)
また、顔画像501の目の画像データがE(x,y)、目の拡大処理後の顔画像502の目の画像データがKE(kx,ky)とすると、目の拡大処理は次式で表現される。
kx=b・x(但し、bは1より大きい数) (3)
ky=c・y(但し、cは1より大きい数) (4)
なお、この加工処理は一実施形態にすぎず加工処理の対象、処理内容は限定されない。
図5(b)は加工前の特徴情報601〜614と加工後の特徴情報621〜634の位置情報を示す図である。加工前後では特徴情報の位置がずれている。特徴情報601〜614や特徴情報621〜634は、ある固定の大きさ、傾きに正規化された後の顔画像上の座標P(x,y)で表される。特徴情報601〜614は座標P1〜P14、特徴情報621〜634は座標KP1〜KP14である。個人認証に用いる辞書データが加工前の特徴情報601〜614のみの場合、加工処理が静止画撮影用のライブビュー表示画像や再生画像に施された上で個人認証を行うと認証精度が低下する。なお、これらの特徴情報は一実施形態に過ぎず、個人認証方法は限定されない。
次に、本実施形態の個人認証装置による辞書データの加工処理について説明する。顔画像501の特徴情報がPK(x,y)、細顔処理後の顔画像502の特徴情報がPHK(kx,ky)とすると、細顔処理後の特徴情報は数式1、2で表現される。また、顔画像501の目の特徴情報がPE(x,y)、目の拡大処理後の顔画像502の目の画像データがPKE(kx,ky)とすると、目の拡大処理後の特徴情報は数式3、4で表現される。
特徴情報の加工処理を行った辞書データを個人認証に使用すると、加工処理が静止画撮影用のライブビュー表示画像や再生画像に施された場合でも認証精度を維持することができる。なお、特徴情報の加工処理は一実施形態に過ぎず、加工処理の対象、処理内容は限定されない。辞書データは顔画像データのような画像データでもよく、辞書データの加工処理は本画像の加工処理と同様の加工処理を行い、辞書データを作成してもよい。
図6は、図4のS409における辞書データの加工処理方法のフローチャートである。
まず、辞書加工対象の初期化が行われ、最初は“”(なし)である(S601)。次に、加工種類を示す番号Nの初期化が行われ、N=1とされる(S602)。次に、加工処理(N)がユーザに選択されているかどうかが判断される(S603)。図4のS407でユーザが行った画像の加工処理の選択と加工処理の度合いは、システムメモリ152や不揮発性メモリ156あるいは不図示のメモリに保存される、表1に示す管理表で管理される。
加工処理(N)がユーザによって選択されている場合には(S603のYes)、加工処理(N)が新規辞書作成対象であるかどうかが判断される(S604)。表2のような加工の種類ごとに新規辞書データの作成判断のための管理表が、システムメモリ152や不揮発性メモリ156あるいは不図示のメモリに保存されて管理されている。
本実施形態のS604は表2を使用して新規辞書データの作成対象か否かを判断する。表2では、例えば、「髪の色」の新規辞書データが「不要」となっている。つまり、髪の色を変更する加工を行った場合でも辞書データの加工は不要であるということである。辞書データ加工処理部197は、原則として、画像加工処理部196による加工と同様の加工を、辞書データに対して行うが、その加工が個人認証に影響しない所定の加工であれば辞書データを変更しないこととしている。これにより、省電力化、辞書データの容量増加の防止や認証時間の増加防止を図ることができる。
表2で管理される新規辞書作成の判断や、加工度合いの閾値は、加工の種類ごとに加工処理内容の特徴に応じて個人認証に適正となるよう予め決まっている。加工処理(N)が新規辞書作成対象の場合は(S604のYes)、表2を参照して加工処理(N)の度合いが閾値以上であるかどうかが判断される(S605)。閾値以上の場合は(S605のYes)、加工対象(N)を辞書加工対象に追加する(S606)。
S606の後で、あるいは、加工対象(N)がユーザに選択されていない場合(S603のNo)、新規辞書作成対象ではない場合(S604のNo)、若しくは、その度合いが閾値未満である場合(S605のNo)、S607が行われる。S607では、Nが最後か否かが判断され、最後でない場合には(S707のNo)、Nを1増やし(S708)、S703に戻り、最後の場合には(S707のYes)、辞書加工対象が“”(なし)かどうかが判別される(S609)。辞書加工対象が無い場合は(S609のYes)新たな辞書データは作成せずに終了し、辞書加工対象が1つでもあった場合は辞書加工対象の内容に従って前述したように加工処理を行う(S610)。
図7は、図4のS410における加工した辞書データの追加登録方法を示すフローチャートである。S701では、「辞書加工対象」に「分類情報は新規」が1つでも含まれているかどうかを判断する。表3は加工の種類ごとに分類情報の扱いが「新規」であるか「通常」であるかを管理する管理表であり、S701はこれに基づいて判断される。表3は、システムメモリ152や不揮発性メモリ156あるいは不図示のメモリに保存される。表3において、「新規」とするか「通常」とするかの基準は、上述したトレードオフの関係に基づいて決定されたものである。
表3で管理されている分類情報の取り扱いは、加工の種類ごとに「新規」か「通常」か、加工処理の特徴に応じて個人認証に適正となるように、予め決まっている。「辞書加工対象」に、1つも分類情報の扱いが「新規」が含まれていない場合、加工辞書データは、「通常」と同じ分類情報に追加記憶される(S702)。また、1つでも「新規」が含まれている場合、加工辞書データを新規の分類情報として追加記憶する(S703)。
図8(a)は、図7のS702において「通常」と同じ分類情報に加工辞書データが追加記憶された状態を示す図である。
801は人物「Aさん」の加工前の辞書データ、分類情報(1)802は人物「Aさん」に属する辞書データの分類情報、特徴情報803、804は人物「Aさん」801に登録された特徴情報である。
811は人物「Aさん」の加工後の辞書データ、分類情報(1)812は人物「Aさん」に属する辞書データの分類情報、特徴情報813、814は人物「Aさん」801に加工前に登録された特徴情報である。また、特徴情報815、816は加工処理によって新規生成された新規辞書データである。このように、図7のS702の場合、新規辞書データ815、816は、「通常」と同じ分類情報、即ち、加工前の特徴情報の属する分類情報(1)812に追加記憶する。
図8(b)は、図7のS703において「新規」の分類情報として加工辞書データが追加記憶された状態を示す図である。
851は人物「Aさん」の加工前の辞書データ、分類情報(1)852は人物「Aさん」に属する辞書データの分類情報、特徴情報853、854は人物「Aさん」851に登録された特徴情報である。
861は人物「Aさん」の加工後の辞書データを示す。分類情報(1)862は人物「Aさん」に属する辞書データの分類情報であり、特徴情報863、864は人物「Aさん」1311に加工前に登録された特徴情報である。分類情報(2)872は人物「Aさん」に属する辞書データとして新規に追加された分類情報であり、特徴情報873、874は加工処理によって新規生成された新規辞書データである。
このように、図7のS703の場合、人物「Aさん」861に属する新規の分類情報として「通常」の分類情報(1)862とは別の分類情報(2)872が追加され、この分類情報(2)872に、新規辞書データ873、874を追加記憶する。
以上、被写体の画像処理に合わせて、これに適した辞書データを生成することにより、個人認証の精度低下を防ぐことができる。
図9は、辞書データ加工処理部197による加工辞書データの削除方法を示すフローチャートである。S901では、加工辞書データが個人認証に成功した人物に使用されたかを判別する。個人認証で認証された人物に使用された場合は(S901のYes)処理が終了し、認証に使用されていない場合は(S901のNo)、加工辞書データを辞書データ記憶部から削除する(S902)。
本処理フローは、辞書データが一定量を超えた場合、装置の電源を切る時、装置の動作モードを切り替える時、ある一定の時間が経過した時、ライブビュー画像に写っている全ての人物の認証を終了した時などのタイミングで実施されることが考えられる。もちろんこれらのタイミングは例示に過ぎず、これらに限定されない。本処理フローは、辞書データの中で認証に使用されたデータ以外のデータを削除するので、辞書データの記憶領域の圧迫を無くし、さらに個人認証の処理時間の増大を防ぐことができる。
本実施形態のソフトウェアのプログラムコードは、それを格納したコンピュータ可読媒体を介して、あるいは、ネットワークを介して、個人認証システムや個人認証装置に供給されてもよい。このようなコンピュータ可読媒体は、各種のディスクや半導体メモリ等を含む。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することで、本実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実施形態の機能を実現する処理の一部または全部を行ってもよい。更に、プログラムコードは、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれて実施されてもよい。したがって、書込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ってもよい。
更に、本実施形態の認証装置は、人物以外の動物その他の生物を認証してもよい。また、クラウドコンピューティングなどインターネットに接続されたコンピュータが認証を行ってもよい。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
個人認証装置は、デジタルカメラやデジタルビデオ等の撮像装置に適用可能である。
190…顔検出部(被写体検出手段)、192…辞書データ記憶部(辞書データ記憶手段)、194…認証判定部(認証判定手段)、196…画像加工処理部(画像加工処理手段)、197…辞書データ加工処理部(辞書データ加工処理手段)、390…辞書データ

Claims (14)

  1. 画像において被写体を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の少なくとも一部を、複数の加工処理方法の中からユーザによって選択された1つ以上の加工処理方法に基づいて加工する画像処理を施す画像加工処理手段と、
    前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶手段と、
    前記1つ以上の加工処理方法に基づいて必要と判断された加工を前記辞書データ記憶手段の前記辞書データに行う辞書データ加工処理手段と、
    前記被写体検出手段によって検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定手段と、
    を有することを特徴とする認証装置。
  2. 画像において被写体を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理手段と、
    前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶手段と、
    前記画像加工処理手段による加工に対応する加工を前記辞書データ記憶手段の前記辞書データに行う辞書データ加工処理手段と、
    前記被写体検出手段によって検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定手段と、
    を有し、
    前記辞書データ加工処理手段は、前記画像加工処理手段による加工が所定の加工であれば、前記辞書データを加工しないことを特徴とする認証装置。
  3. 画像において被写体を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理手段と、
    前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶手段と、
    前記画像加工処理手段による加工に対応する加工を前記辞書データ記憶手段の前記辞書データに行う辞書データ加工処理手段と、
    前記被写体検出手段によって検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定手段と、
    を有し、
    前記辞書データ加工処理手段は、前記画像加工処理手段による加工処理の度合いが閾値以上である場合に前記辞書データを加工することを特徴とする認証装置。
  4. 画像において被写体を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理手段と、
    前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶手段と、
    前記画像加工処理手段による加工に対応する加工を前記辞書データ記憶手段の前記辞書データに行う辞書データ加工処理手段と、
    前記被写体検出手段によって検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定手段と、
    を有し、
    前記辞書データは一または複数の分類情報を含み、各分類情報は一または複数の前記被写体の情報を含み、前記認証判定手段による認証は分類情報ごとに行われ、
    前記辞書データ加工処理手段は、前記画像加工処理手段による加工の種類に応じて、加工後の辞書データを加工前の辞書データとは異なる分類情報で管理するか、同じ分類情報で管理するかを決定することを特徴とする認証装置。
  5. 前記画像加工処理手段による加工の種類に応じて、加工後の辞書データを加工前の辞書データとは異なる分類情報で管理するか、同じ分類情報で管理するかを決定する表を保存したメモリを更に有し、前記辞書データ加工処理手段は前記メモリに保存された前記表を参照することを特徴とする請求項に記載の認証装置。
  6. 前記辞書データは、前記被写体検出手段によって検出された前記被写体の画像であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の認証装置。
  7. 前記被写体の特徴を表す特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段を更に有し、
    前記辞書データは、前記被写体の画像から前記特徴情報抽出手段によって抽出された前記特徴情報であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の認証装置。
  8. 前記辞書データ加工処理手段は、前記辞書データの中で認証に使用されデータ以外のデータを前記辞書データ記憶手段から消去することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の認証装置。
  9. 前記画像を撮像する撮像手段と、
    請求項1乃至8のうちいずれか1項の認証装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 画像において被写体を検出する被写体検出ステップと、
    前記被写体検出ステップにおいて検出された前記被写体の少なくとも一部を、複数の加工処理方法の中からユーザによって選択された1つ以上の加工処理方法に基づいて加工する画像処理を施す画像加工処理ステップと、
    前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶ステップと、
    前記1つ以上の加工処理方法に基づいて必要と判断された加工を前記辞書データ記憶ステップにて登録された前記辞書データに行う辞書データ加工処理ステップと、
    前記被写体検出ステップにて検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定ステップと、
    を有することを特徴とする認証方法。
  11. 画像において被写体を検出する被写体検出ステップと、
    前記被写体検出ステップにおいて検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理ステップと、
    前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶ステップと、
    前記画像加工処理ステップによる加工に対応する加工を前記辞書データ記憶ステップにて登録された前記辞書データに行う辞書データ加工処理ステップと、
    前記被写体検出ステップにて検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定ステップと、
    を有し、
    前記辞書データ加工処理ステップは、前記画像加工処理ステップによる加工が所定の加工であれば、前記辞書データを加工しないことを特徴とする認証方法。
  12. 画像において被写体を検出する被写体検出ステップと、
    前記被写体検出ステップにおいて検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理ステップと、
    前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶ステップと、
    前記画像加工処理ステップによる加工に対応する加工を前記辞書データ記憶ステップにて登録された前記辞書データに行う辞書データ加工処理ステップと、
    前記被写体検出ステップにて検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定ステップと、
    を有し、
    前記辞書データ加工処理ステップは、前記画像加工処理ステップによる加工処理の度合いが閾値以上である場合に前記辞書データを加工することを特徴とする認証方法。
  13. 画像において被写体を検出する被写体検出ステップと、
    前記被写体検出手段において検出された前記被写体の少なくとも一部を加工する画像処理を施す画像加工処理ステップと、
    前記被写体に固有の情報を辞書データとして登録する辞書データ記憶ステップと、
    前記画像加工処理ステップによる加工に対応する加工を前記辞書データ記憶ステップにて登録された前記辞書データに行う辞書データ加工処理ステップと、
    前記被写体検出ステップにて検出される任意の画像の被写体が前記辞書データに登録されているかどうかを判定する認証判定ステップと、
    を有し、
    前記辞書データは一または複数の分類情報を含み、各分類情報は一または複数の前記被写体の情報を含み、前記認証判定ステップにおける認証は分類情報ごとに行われ、
    前記辞書データ加工処理ステップは、前記画像加工処理ステップによる加工の種類に応じて、加工後の辞書データを加工前の辞書データとは異なる分類情報で管理するか、同じ分類情報で管理するかを決定することを特徴とする認証方法。
  14. 請求項10乃至13のいずれか1項に記載の認証方法が記述されたコンピュータで実行可能なプログラム。
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