JP6161163B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、携帯電話において、本体部に対し装着部材を着脱可能にロックする機構が開示されている。これによれば、確実にロックされ、落下等の衝撃においては外れない機構となっている。
このように、本体部と着脱部とを着脱可能にする機構については、携帯電話等を中心に考案されている。
また、可動部が多い電子機器の場合、何某かのデバイスを装着することにより機能追加を行なうと、可動範囲が犠牲になるという問題もある。
前記フレーム状部材は、前記回動により前記筐体が当該フレーム状部材の枠形状の外に出た状態となり、この状態で前記撮像部を動作させて撮像する場合には、当該枠形状をグリップとして保持可能な形状であり、外部からの操作を検出して前記撮像部を制御する制御信号を前記筐体内部の回路部へ送るための操作部を備えたことを特徴とする。
(実施形態)
図1は本発明を適用した電子機器の一実施形態の構成としてカメラを示すもので、1はレンズブロック、2は表示ブロック、3はフレームブロック、4は撮影レンズ、5は表示部、6はシャッターボタン、7はラッチ部である。
すなわち、レンズブロック1に対して、第1ヒンジ部を介して表示ブロック2が回転可能に結合されるとともに、第2ヒンジ部を介してフレームブロック3が回転可能に結合されている。
また、図1(c)に示すように、レンズブロック1に対し表示ブロック2が第1ヒンジ部の回転軸線を中心に回転する。
まず、図1(a)に示すように、フレームブロック3でレンズブロック1及び表示ブロック2の周囲を覆った状態では通常のカメラスタイルで撮影ができる。
また、図1(d)に示すように、フレームブロック3を開いて三脚スタンドのように立てて撮影できる。
なお、フレームブロック3のコ字型フレーム形状を活かして壁面などのフックに掛けて撮影できる。
そのとき、レンズブロック1と反対側において、表示ブロック2とフレームブロック3のグラつきを防ぐために、第1ヒンジ部の回転軸線の延長線上に位置するラッチ部7が設けられている。
また、その他のコントロールキーを親指で操作する際、その操作中に指で表示ブロック2や表示部5の画面を押し込んだときでも、表示ブロック2のグラつきを防ぐことができる。
従って、三つのブロックにより構成されるカメラ筐体として良好な外観が得られる。
また、フレームブロック端部部材9は、レンズブロック1に対し第2ヒンジ部を介して回転可能に接続される
そして、グリップフレーム81の外周にはFPC(フレキシブル回路基板)83が重ねられ、そのFPC83を挟んでグリップフレーム81の両端部にネジ止め固定するFPC押え84が設けられている。
さらに、FPC押え84にも、グリップフレーム81の切り欠き溝81aに対応する切り欠き溝84aが形成されている。
そして、ヒンジ軸11の外周に、円筒状のカシメ部品12が回転自在に装着される。
さらに、FPC押え14と固定部材19との間に圧縮コイルバネ15を介装して、ヒンジ軸11及びカシメ部品12の基端部のフランジがレンズブロック1内部に組み込まれる(図6参照)。
そして、グリップケース92には、樹脂部品による押しボタン93が組み付けられている。すなわち、押しボタン93は、グリップケース92の内部にネジ止め固定されて、グリップケース92に形成した窓部92aに配置されている。
なお、導電体16・17は、FPC13の電極パターンの対をなす接点(図略)にそれぞれ接続状態となっている。
これにより、最外形部は金属部品と接触しているため、GNDとして使用し、導電体16を信号線としての使用が可能となる。なお、この場合は3重構造となる。
その他、何種類かの作製方法が考えられる。
そして、ヒンジ軸11は、FPC押え14と固定部材19との間の圧縮コイルバネ15により突出方向に付勢されている。
従って、ヒンジ可動部91の外側には、図5(a)に示すように、ヒンジ軸11の先端が突出状態にある。
そして、図5(d)に示すように、グリップフレーム81をヒンジ可動部91のスライドガイド部の最奥までスライドさせると、グリップフレーム81先端の丸孔81bにおいて、圧縮コイルバネ15の付勢によりヒンジ軸11の先端が突出してロック状態となる。
そして、グリップフレーム81のFPC83の接点86とヒンジ軸11の導電体16は同心円のため、フレームブロック3が回転しても常に接している。
また、ヒンジ軸11内周の導電体17は円環状のため、グリップフレーム81のFPC83の接点87は回転中もヒンジ軸11内周の導電体17と常に接している。
これにより、グリップフレーム81先端の丸孔81bに対するヒンジ軸11先端のロックが解除されて、グリップフレーム81、すなわち、フレームブロック本体部材8を抜くことができる。
以上により、カメラとしての商品価値を向上させることができる。
以上の実施形態においては、カメラとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、カメラを備える携帯電話など他の電子機器であってもよい。
また、実施形態では、レンズブロックにフレームブロックを回転可能に結合したが、表示ブロックにフレームブロックを回転可能に結合してもよい。
また、各ブロックの形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
第1ブロックと、
前記第1ブロックに回転可能に結合される第2ブロックと、
前記第1ブロック及び第2ブロックを部分的に覆い、且つ前記第1ブロックに回転可能に結合される第3ブロックと、を備える筐体構造であって、
前記第3ブロックは、前記第1ブロックに対し回転可能に接続される端部部材と、前記端部部材に対し着脱可能に接続される本体部材とからなり、前記本体部材の内部に、前記第1ブロック内部の回路基板に導通可能な回路が設けられていることを特徴とする筐体構造。
<請求項2>
前記第3ブロックは、前記本体部材内部の前記回路が、前記端部部材の前記第1ブロックに対する回転可能な接続箇所で前記回路基板に電気的接続され、
前記第1ブロックは、前記端部部材に対する回転可能な接続箇所の内部に、前記回路基板と前記本体部材の前記回路とを電気的に導通させるための導通部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の筐体構造。
<請求項3>
前記本体部材内部の前記回路が、前記端部部材の前記第1ブロックに対する回転可能な接続箇所において、前記回路基板に対し、前記導通部材を前記第1ブロックから突出方向に付勢する弾性部材の付勢力により電気的接続状態に保持されることを特徴とする請求項2に記載の筐体構造。
<請求項4>
前記端部部材には、前記本体部材を外す際に操作される押しボタンが設けられ、
前記押しボタンが操作されると、前記弾性部材が圧縮変形して前記端部部材から前記本体部材を取り外し可能な状態となることを特徴とする請求項3に記載の筐体構造。
<請求項5>
前記押しボタンには、前記弾性部材を圧縮変形させる突起が設けられ、
前記本体部材内部の前記回路を実装する基板には、前記突起を通すための溝が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の筐体構造。
<請求項6>
請求項1から5のいずれか一項に記載の筐体構造を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項7>
前記第1ブロックに撮影レンズが設けられ、
前記第2ブロックに表示部及びシャッターボタンが設けられて、
前記第3ブロックが前記第1ブロック及び第2ブロックの周囲を囲むフレーム形状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
11 ヒンジ軸
12 カシメ部品
13 回路基板
14 基板押え
15 弾性部材
16 導通部材
17 導通部材
18 非導通部材
19 固定部材
19a ピン
2 第2ブロック
3 第3ブロック
31 ズームキー
32 キー
33 接点
4 撮影レンズ
5 表示部
6 シャッターボタン
7 ラッチ部
8 第3ブロック本体部材
81 グリップフレーム
81a 溝
81b 孔
81c 斜面
82 グリップケース
83 回路基板
83a 溝
84 基板押え
84a 溝
85 電極パターン
86 接点
87 接点
9 第3ブロック端部部材
91 ヒンジ可動部
92 グリップケース
93 押しボタン
93a 突起
Claims (4)
- 撮像部を備えた筐体と、前記筐体を部分的に覆い且つ前記撮像部の撮像方向に対し直交する方向を回転軸として回動可能になるように前記筐体に結合されるフレーム状部材と、を有する電子機器であって、
前記フレーム状部材は、前記回動により前記筐体が当該フレーム状部材の枠形状の外に出た状態となり、この状態で前記撮像部を動作させて撮像する場合には、当該枠形状をグリップとして保持可能な形状であり、外部からの操作を検出して前記撮像部を制御する制御信号を前記筐体内部の回路部へ送るための操作部を備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記フレーム状部材の内部に、前記回路部を有する回路基板に導通可能な回路が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記フレーム状部材は、内部の回路が、前記筐体と回転可能な結合箇所を経由して前記回路基板に電気的接続され、
前記筐体は、前記回転可能な結合箇所の内部に、前記回路基板と前記フレーム状部材の前記回路とを電気的に導通させるための導通部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の電子機器。 - 前記筐体は前記撮像部を備えるブロックと表示部を備えるブロックとを含むとともに、これらのブロックは前記筐体の前記フレーム状部材に対する回転方向と前記撮像部の撮像方向とに直交する方向を回転する方向として結合されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の電子機器。
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