JP6161030B2 - スパイラル管製造装置 - Google Patents

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Description

この発明は、空調用ダクトや排気管、排水管などに関し、特に、帯材を螺旋状に巻回して形成されているスパイラル管の製造装置に関する。
例えば空調用ダクトでは、帯状の金属板を螺旋状に巻回して円筒状に形成したスパイラルダクト(スパイラル管)が広く使用されている。また、このようなスパイラルダクトの製造において、はぜ折り加工や成形加工によって発生した傷を確実に補修することが可能、という製造装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−080310号公報
ところで、設置場所や用途などに応じてスパイラルダクトの径は様々であり、必要な強度や剛性を確保するために、径が大きい場合には板厚を厚くする必要があった。しかしながら、スパイラルダクトの板厚を厚くするとダクトの重量が増加し、搬送や取付作業等の負担が大きくなるばかりでなく、材料費もかさむことになる。
そこでこの発明は、板厚を薄くすることが可能なスパイラル管の製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、帯材の一方の側縁に第1のハゼを形成する第1のハゼ形成手段と、前記第1のハゼに係合する第2のハゼを前記帯材の他方の側縁に形成する第2のハゼ形成手段と、前記第1のハゼと第2のハゼとが形成された帯材を螺旋状に巻き、互いに隣接する前記第1のハゼと第2のハゼとを係合することで、軸心が真っ直ぐな円管部を形成する巻き成形手段と、を備え、前記巻き成形手段は、円環状で内周面に周方向に延びるリブ形成部が形成された成形冶具を備え、前記成形冶具の内面に沿って前記帯材を巻き、かつ、押圧部材で前記帯材を前記リブ形成部側に押圧して前記円管部に周方向に延びる凸状の補強リブを形成する、ことを特徴とするスパイラル管製造装置である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のスパイラル管製造装置において、長い帯状の被加工材を長手方向に所定の軌跡で切断して、前記帯材を形成する切断手段を備える、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載のスパイラル管製造装置において、前記第2のハゼ形成手段は、前記帯材の幅方向に移動自在となっている、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から3に記載のスパイラル管製造装置において、前記巻き成形手段は、内径が異なる複数の前記成形冶具を着脱自在に備える、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、帯材が螺旋状に巻かれて隣接する側縁が接続され、かつ、周方向に延びる補強リブが形成されているため、スパイラル管を薄板化して、軽量化や材料費の削減などを達成することが可能となる。例えば、スパイラル管の径が大きくなると、所定・所望の強度・剛性を得るにはスパイラル管(帯材)を厚板化しなければならないが、補強リブによってスパイラル管の強度・剛性が上がるため、スパイラル管を薄板化することができる。換言すれば、同じ板厚であっても、所定の強度・剛性を確保して大径のスパイラル管を製造することが可能となる。
また、請求項に記載の発明によれば、ハゼが形成された帯材が螺旋状に巻かれて円管部が形成されるとともに、補強リブが形成されるため、円管部と補強リブとを別の装置で形成する必要がなく、製造に要する労力や時間、費用を削減することができる。また、成形冶具の内面に沿って帯材を螺旋状に巻くため、帯材のスプリングバックによる変形が抑制され、より精度高く、かつ容易に帯材を螺旋状に巻くことができる。
請求項に記載の発明によれば、長い帯状の被加工材を長手方向に所定の軌跡で切断して帯材が形成されるため、製造するスパイラル管の径や長さ、必要強度などに応じた所定の帯材を形成して、所定・所望のスパイラル管を製造することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、第2のハゼ形成手段が帯材の幅方向に移動自在なため、製造するスパイラル管の大きさ・径に応じて被加工材の幅の大きさを変える場合でも、被加工材つまり帯材の幅の大きさに合わせて第2のハゼ形成手段を移動させることで、複数の大きさ・径のスパイラル管を製造することができる。すなわち、ひとつの本製造装置で、複数の大きさ・径のスパイラル管を製造することができ、設備費を著しく削減することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、内径が異なる成形冶具を着脱自在なため、製造するスパイラル管の大きさ・径に応じた内径の成形冶具を装着することで、複数の大きさ・径のスパイラル管を製造することができる。
この発明の実施の形態に係るスパイラル管を示す正面図である。 図1のスパイラル管の一部拡大図である。 図1のスパイラル管におけるダブルはぜとシングルはぜの係合状態と、補強リブとを示す断面図である。 この発明の実施の形態に係るスパイラル管製造装置を示す平面図の一部である。 図4の続きの平面図である。 この発明の実施の形態に係るスパイラル管製造装置を示す正面図の一部である。 図6の続きの正面図である。 図4〜7のスパイラル管製造装置によるコイル材の切断軌跡を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るスパイラル管1を示す正面図である。このスパイラル管1は、断面が円筒状の空調用ダクトであり、軸心が真っ直ぐな円管部11は、空気(流体)を直線的に距離L1だけ流すための管部であり、距離L1は、スパイラル管1が取り付けられる施工現場に応じた所望・任意の長さに設定されている。
また、円管部11には、周方向に延びる補強リブ12が形成されている。この補強リブ12は、図2、3に示すように、断面形状が管内側から管外側に突出した凸状・逆U字状で、円管部11の全長にわたって、所定の間隔で連続的(螺旋状)に形成されている。すなわち、後述する係合部13と係合部13との間に(係合部13に並列に)、複数の補強リブ12が形成されている。
このようなスパイラル管1は、両側縁が直線状の帯材2(図8)が、螺旋状に巻かれて互いに隣接する側縁と側縁とが接続されることで、軸心が真っ直ぐな円管部11が形成されている。この帯材2の長さL11は、スパイラル管1の筒径に基づいて、距離L1の円管部11が形成されるように設定されている。
このような帯材2の一方の側縁に、図3に示すようなダブルはぜ(第2のハゼ)2aが形成され、他方の側縁に、シングルはぜ(第1のハゼ)2bが形成されている。そして、帯材2が螺旋状に巻かれ、互いに隣接するダブルはぜ2aとシングルはぜ2bとが係合・接続されることで、円管部11が形成されている。ここで、図1〜3中の符号13は、ダブルはぜ2aとシングルはぜ2bとが係合・接続された係合部を示し、この係合部13は、スパイラル管1の強度・剛性を高める機能をも備えている。
このような構成のスパイラル管1によれば、帯材2が螺旋状に巻かれて円管部11が接続され、かつ、円管部11の全長にわたって、周方向に延びて螺旋状に係合部13と補強リブ12が形成されているため、スパイラル管1を薄板化して、軽量化や材料費の削減などを達成することが可能となる。例えば、スパイラル管1の径が大きくなると、所定・所望の強度・剛性を得るにはスパイラル管1(帯材2)を厚板化しなければならないが、補強リブ12によってスパイラル管1の強度・剛性が上がるため、スパイラル管1を薄板化することができる。換言すれば、同じ板厚であっても、所定の強度・剛性を確保して大径のスパイラル管1を製造することが可能となる。
次に、図4〜7は、スパイラル管1を製造するスパイラル管製造装置100を示す平面図と正面図であり、図4の矢印Aと図5の矢印Aとを合わせることで全体の平面図が構成され、図6の矢印Bと図7の矢印Bとを合わせることで全体の正面図が構成される。このスパイラル管製造装置100は、主として、カット形成ステージ101と巻き成形ステージ(巻き成形手段)102とを備えている。
カット形成ステージ101は、長い帯状のコイル材(被加工材)Mが設置されたアンコイラ103の下流側に設置され、外縁ローラユニット(第2のハゼ形成手段)104とカッタユニット(切断手段)105と内縁ローラユニット(第1のハゼ形成手段)106とを備えている。アンコイラ103は、コイル状に巻かれたコイル材Mを巻き出す装置であり、外縁ローラユニット104は、アンコイラ103から巻き出されたコイル材Mの両側縁にダブルはぜ(第2のハゼ)2aを形成するものである。
具体的には、コイル材Mの長手方向に沿って、複数の外縁ローラ141が配設され、各外縁ローラ141でコイル材Mの側縁を順次曲げて、図3に示すようなダブルはぜ2aを形成する。ここで、図3に示すダブルはぜ2aおよびシングルはぜ2bは、ダブルはぜ2aとシングルはぜ2bとが係合・接合された状態を示し、外縁ローラユニット104や内縁ローラユニット106で形成される形状とは、異なる。つまり、図3に示すような係合が可能な形状に、各ローラユニット104、106で形成される。
また、外縁ローラユニット104は、コイル材Mの幅方向、つまり後述するカット材(帯材)2の幅方向に移動自在となっている。すなわち、各外縁ローラ141が配設されたローラフレームが、コイル材Mの幅方向に移動・調整自在に配設され、第1の移動モータユニット142によって駆動されるようになっている。また、このような外縁ローラユニット104の移動・調整は、第1の制御盤111で制御され、コイル材Mの幅寸法、あるいは製造対象のスパイラル管1の管径などのパラメータを入力することで、入力されたパラメータに適合するように制御される。このように、製造対象のスパイラル管1に応じて、使用するコイル材Mの幅寸法、板厚が予め設定され、コイル材Mの幅寸法などを変えることで、所定のスパイラル管1が製造できるようになっている。
カッタユニット105は、コイル材Mを長手方向に所定の軌跡で切断して、2つのカット材(帯材)2を形成するものであり、外縁ローラユニット104の下流側に配設されている。すなわち、コイル材Mを切断するカッタが、コイル材Mの幅方向の任意の位置に配置可能となっている。そして、カッタの位置が設定された後に、コイル材Mが送られることでコイル材Mを直線状に切断する。このようなカッタの位置は、第1の制御盤111でプログラム制御され、製造対象のスパイラル管1の管径、長さあるいはコイル材Mの幅寸法などのパラメータを入力することで、入力されたパラメータに適合するように制御される。ここで、この実施の形態では、図8に示すように、コイル材Mの中央を切断する場合、つまり、同じ形状の2つの帯材2を形成して、同じ形状の2つのスパイラル管1を製造する場合について、主として説明する。また、図8中の二点鎖線が、カッタユニット105による切断軌跡である。
内縁ローラユニット106は、カット材2の切断縁にシングルはぜ(第1のハゼ)2bを形成するものであり、カッタユニット105の下流側に配設されている。具体的には、コイル材Mの長手方向に沿って、複数の内縁ローラ161が配設され、各内縁ローラ161でカット材2の切断縁(内縁)を順次曲げて、図3に示すようなシングルはぜ2bを形成する。また、外縁ローラユニット104と同様に、第2の移動モータユニット162によって、コイル材M・カット材2の幅方向に移動自在で、第1の制御盤111にコイル材Mの幅寸法などのパラメータを入力することで、入力されたパラメータに適合するように移動制御される。このように、この実施の形態では、内縁ローラユニット106も移動自在となっているが、カッタユニット105による切断の直後にシングルはぜ2bを形成することなどで、内縁ローラユニット106の位置を固定してもよい。
このようにして、外縁ローラユニット104でカット材2の外側縁(他方の側縁)にダブルはぜ2aを形成し、内縁ローラユニット106でカット材2の切断縁にシングルはぜ2bを形成する。ここで、ダブルはぜ2aをコイル材Mの状態で最初に形成しているが、結果的にカット材2の外側縁にダブルはぜ2aを形成すればよく、例えば、コイル材Mを切断してカット材2とした後に、カット材2の外側縁にダブルはぜ2aを形成してもよい。
また、外縁ローラユニット104と内縁ローラユニット106とは、2つのカット材2に対してそれぞれ設けられている。すなわち、コイル材Mの両側縁に対して、それぞれ外縁ローラユニット104が配設され、各カット材2の内縁(切断縁)に対して、それぞれ内縁ローラユニット106が配設されている。
ダブルはぜ2aとシングルはぜ2bとが形成されたカット材2は、それぞれガイドフィーダ107を介して巻き成形ステージ102に送られる。ここで、ガイドフィーダ107は、カット材2を巻き成形ステージ102に案内・ガイドするとともに、ダブルはぜ2aやシングルはぜ2bを整える機能を備えている。すなわち、カット形成ステージ101において、あるいはカット形成ステージ101後に、はぜ2a、2bが歪んだり、曲がったりする場合があり、このような変形したはぜ2a、2bを所定形状のガイド冶具に通すことで、正規の形状に整えるものである。
また、ガイドフィーダ107は、図5に示すように、コイル材M・カット材2の幅の大きさや送り角度などに応じて、水平方向に回動(首振り)自在となっている。このようなガイドフィーダ107とカット形成ステージ101との間は、カット材2への張力を調整するステージ・空間となっている。すなわち、カット形成ステージ101と巻き成形ステージ102とで、工程速度が異なる場合があり、この場合にカット材2に過剰な張力が加わることを防止するために、このステージでカット材2を弛ませた状態で、巻き成形ステージ102に送るものである。
巻き成形ステージ102は、カット形成ステージ101からのカット材2を螺旋状に巻いてスパイラル管1を成形するステージであり、複数の管径のスパイラル管1を成形できるようになっている。具体的には、図7に示すように、内径が異なる複数の円環状の成形冶具121を着脱自在に備え、フィーダで成形冶具121の内側にカット材2を送り込む。これにより、カット材2が成形冶具121の内面に沿って流れ、互いに隣接するダブルはぜ2aとシングルはぜ2bとが重なりながら、カット材2が螺旋状に巻かれていく。そして、ダブルはぜ2aとシングルはぜ2bとが重なった部分を冶具で押圧して、係合・接合していく。
このような巻回、係合を連続的に行うことで、円管部11つまりスパイラル管1を成形する。また、成形冶具121の周囲には、放射線状に複数の押さえアーム122が配設され、成形されてきたスパイラル管1を押さえアーム122で押さえながら、形を整えて保持する。そして、スパイラル管1が成形された後に、カット材2を切断してスパイラル管1を切り離すものである。
ここで、成形冶具121の内径は、製造対象のスパイラル管1の管径・外径と同寸法に設定されている。すなわち、特定の管径のスパイラル管1を製造する場合に、これに対応する所定の内径の成形冶具121を装着する。さらに、各押さえアーム122は、アーム支持123に着脱自在に配設され、配設位置を変えることで、管径が異なるスパイラル管1に対応できるようになっている。
さらに、成形冶具121の内周面には、断面が凹状で周方向に螺旋状に延びるリブ形成部が形成されている。そして、上記のようにして、カット材2が成形冶具121の内面に沿って螺旋状に巻かれていく際に、押圧部材(ローラ)でカット材2をリブ形成部側に押圧することで、カット材2がリブ形成部に沿って変形する。これにより、円管部11に、周方向に延びる上記のような補強リブ14が形成されるようになっている。このように、成形冶具121は、補強リブ14を形成するリブ形成手段を兼ねている。
このような巻き成形ステージ102が、2つのカット材2に対してそれぞれ設けられている。また、フィーダによるカット材2の成形冶具121への送り速度や、カット材2の切断タイミングなどは、第2の制御盤124で制御されるようになっている。すなわち、製造対象のスパイラル管1のタイプを第2の制御盤124に入力することで、入力されたタイプに適合するように送り速度や切断タイミングなどが自動制御される。
次に、このような構成のスパイラル管製造装置100の作用および、スパイラル管製造装置100によるスパイラル管製造方法について説明する。
まず、製造対象のスパイラル管1の管径に適合したコイル材Mをアンコイラ103にセットし、巻き成形ステージ102において所定の内径の成形冶具121を装着する。次に、第1の制御盤111にコイル材Mの幅寸法などを入力して、外縁ローラユニット104と内縁ローラユニット106とを所定の位置に移動させるとともに、カッタユニット105による切断位置・軌跡を設定する。さらに、第2の制御盤124にスパイラル管1のタイプを入力して、巻き成形ステージ102における送り速度や切断タイミングなどを調整する。
次に、スパイラル管製造装置100を稼働させると、アンコイラ103から巻き出されたコイルMがカット形成ステージ101に送られ、外縁ローラユニット104によってコイル材Mの両側縁にダブルはぜ2aが形成される(第2のハゼ形成ステップ)。続いて、カッタユニット105によって、コイル材Mが所定の形状・幅に切断されて(切断ステップ)、上記のような2つのカット材2が形成され、続く内縁ローラユニット106によって、各カット材2の切断縁にシングルはぜ2bが形成される(第1のハゼ形成ステップ)。
次に、各カット材2が、ガイドフィーダ107を介して巻き成形ステージ102に送られる。そして、巻き成形ステージ102において、上記のようにして、成形冶具121の内面に沿ってカット材2が螺旋状に巻かれ、ダブルはぜ2aとシングルはぜ2bとが係合・接合される(巻き成形ステップ)とともに、上記のような補強リブ14が形成されて(リブ形成ステップ)、円管部11さらにはスパイラル管1が成形される。このような工程を連続的に行うことで、スパイラル管1が連続的に製造されるものである。
以上のように、このスパイラル管製造装置100およびスパイラル管製造方法によれば、帯材2が螺旋状に巻かれて円管部11が形成されるとともに、補強リブ12が形成されるため、円管部11と補強リブ12とを別の装置、方法で形成する必要がなく、製造に要する労力や時間、費用を削減することができる。
また、外縁ローラユニット104と内縁ローラユニット106とを移動、調整するとともに、カッタユニット105による切断位置を所定の位置に設定し、巻き成形ステージ102における送り速度や切断タイミングなどを調整して、所定の内径の成形冶具121を装着することで、複数の管径のスパイラル管1を成形することができる。すなわち、ひとつの本製造装置100で、複数の大きさ・径のスパイラル管1を製造することができ、設備費を著しく削減することが可能となる。
さらに、外縁ローラユニット104と内縁ローラユニット106と巻き成形ステージ102とが、2つのカット材2に対してそれぞれ設けられているため、2つのカット材2を同時に加工して、2つのスパイラル管1を同時に製造することができる。この結果、生産性が向上し、しかも、上記のように、複数の大きさ・径のスパイラル管1を製造することができるため、稼働率、生産効率が著しく高いものとなる。
また、成形冶具121の内面に沿ってカット材2を螺旋状に巻くため、カット材2のスプリングバックによる変形が抑制され、より精度高く、かつ容易にカット材2を螺旋状に巻くことができる。
さらに、カッタをコイル材Mの幅方向の任意の位置に配置可能で、コイル材Mを任意の位置で切断可能なため、製造するスパイラル管1の径や長さ、必要強度などに応じた幅の帯材2を形成して、所定・所望のスパイラル管1を製造することが可能となる。すなわち、カッタをコイル材Mの中央からずらして配置すると、幅が広い帯材2と幅が狭い帯材2とが形成される。そして、例えば、同径の成形冶具121で各帯材2を巻くと、幅が広い帯材2では、係合部13の間隔が広く距離L1が長いスパイラル管1が製造され、幅が狭い帯材2では、係合部13の間隔が狭く距離L1が短いスパイラル管1が製造される。また、大径の成形冶具121で幅が広い帯材2を巻いて、大径で係合部13の間隔が広いスパイラル管1を製造し、小径の成形冶具121で幅が狭い帯材2を巻いて、小径で係合部13の間隔が狭いスパイラル管1を製造することで、外径および係合部13の間隔が異なるが距離L1が同じである、2つのスパイラル管1を製造することが可能になる。このように、外径や長さ(距離L1)、あるいは係合部13の間隔(強度・剛性)が異なる2タイプのスパイラル管1を、同時に製造することができるものである。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、カッタユニット105つまり切断ステップでコイル材Mを切断しているが、帯材2と同じ幅のコイル材Mやストリップ材(定尺材)を用いることで、これらを切断しないでそのまま帯材2として使用するようにしてもよい。
また、スパイラル管製造装置100において、成形冶具121がリブ形成手段を兼ねているが、成形冶具121でカット材2を螺旋状に巻く前に、カット材2に補強リブ14を形成してもよい。さらに、第1の制御盤111と第2の制御盤124とを別体としているが、一体的に設けてもよい。
この発明は、空調用ダクトに限らず、排気管や排水管など、その管にも適用可能である。
1 スパイラル管
11 円管部
12 補強リブ
2 帯材、カット材
2a ダブルはぜ(第2のハゼ、側縁)
2b シングルはぜ(第1のハゼ、側縁)
100 スパイラル管製造装置
101 カット形成ステージ
102 巻き成形ステージ(巻き成形手段)
103 アンコイラ
104 外縁ローラユニット(第2のハゼ形成手段)
105 カッタユニット(切断手段)
106 内縁ローラユニット(第1のハゼ形成手段)
107 ガイドフィーダ
121 成形冶具(リブ形成手段)
M コイル材(被加工材)

Claims (4)

  1. 帯材の一方の側縁に第1のハゼを形成する第1のハゼ形成手段と、
    前記第1のハゼに係合する第2のハゼを前記帯材の他方の側縁に形成する第2のハゼ形成手段と、
    前記第1のハゼと第2のハゼとが形成された帯材を螺旋状に巻き、互いに隣接する前記第1のハゼと第2のハゼとを係合することで、軸心が真っ直ぐな円管部を形成する巻き成形手段と、
    を備え、前記巻き成形手段は、円環状で内周面に周方向に延びるリブ形成部が形成された成形冶具を備え、前記成形冶具の内面に沿って前記帯材を巻き、かつ、押圧部材で前記帯材を前記リブ形成部側に押圧して前記円管部に周方向に延びる凸状の補強リブを形成する、ことを特徴とするスパイラル管製造装置。
  2. 長い帯状の被加工材を長手方向に所定の軌跡で切断して、前記帯材を形成する切断手段を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載のスパイラル管製造装置。
  3. 前記第2のハゼ形成手段は、前記帯材の幅方向に移動自在となっている、
    ことを特徴とする請求項またはのいずれか1項に記載のスパイラル管製造装置。
  4. 前記巻き成形手段は、内径が異なる複数の前記成形冶具を着脱自在に備える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスパイラル管製造装置。
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